JPH04125827U - 水和反応熱用流動物収納容器 - Google Patents
水和反応熱用流動物収納容器Info
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- JPH04125827U JPH04125827U JP6638690U JP6638690U JPH04125827U JP H04125827 U JPH04125827 U JP H04125827U JP 6638690 U JP6638690 U JP 6638690U JP 6638690 U JP6638690 U JP 6638690U JP H04125827 U JPH04125827 U JP H04125827U
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- Cookers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は水和反応熱およびそれによって発生す
る水蒸気の双方によって加熱するに適する流動物
収納容器に関するものである。
る水蒸気の双方によって加熱するに適する流動物
収納容器に関するものである。
現在、弁当等の固形食品の加熱においては、
水と発熱剤との水和反応熱によって発生する水蒸
気により蒸し加熱を行う容器が提供されている。
気により蒸し加熱を行う容器が提供されている。
すなわち、下方から上昇する水蒸気を透過させる
ため、弁当の容器の底面には多数の蒸気透過孔が
形成されている。近年、この水と発熱剤(特に酸
化カルシウム)との水和反応熱を利用して携帯流
動物食品の加熱を行う試みが提案されている。
ため、弁当の容器の底面には多数の蒸気透過孔が
形成されている。近年、この水と発熱剤(特に酸
化カルシウム)との水和反応熱を利用して携帯流
動物食品の加熱を行う試みが提案されている。
(考案が解決しようとする課題)
ところで、この種流動物食品の場合、上記固形
食品と同様の収納容器を使用することができず、 すなわち容器の底部に蒸気透過孔を設けることが
できないため、水蒸気は容器内容物と直接接触せ
ず、容器の周囲に沿って上昇するので、この種水
和反応熱を利用した効率的加熱方法のネックとな
る。
食品と同様の収納容器を使用することができず、 すなわち容器の底部に蒸気透過孔を設けることが
できないため、水蒸気は容器内容物と直接接触せ
ず、容器の周囲に沿って上昇するので、この種水
和反応熱を利用した効率的加熱方法のネックとな
る。
そこで、本考案は水和反応熱を積極的に利用し
て流動物の効率的な加熱を行うことのできる収納
容器を提供することを課題とする。
て流動物の効率的な加熱を行うことのできる収納
容器を提供することを課題とする。
(課題を解決するための手段)
本考案は、水と発熱剤との水和反応熱により水
蒸気を発生させる加熱エンジン装置上に載置して、 外容器内に収納される上部開放口を有する被加熱
流動物を収納する容器であって、 アルミ容器からなり、その開放口周囲に外方に
広がるフランジ部またはカール部を備え、該フラ
ンジ部またはカール部近傍に適宜間隔をおいて、 複数の水蒸気透過孔を穿設してなることを要旨と
する水和反応熱用流動物収納容器にある。
蒸気を発生させる加熱エンジン装置上に載置して、 外容器内に収納される上部開放口を有する被加熱
流動物を収納する容器であって、 アルミ容器からなり、その開放口周囲に外方に
広がるフランジ部またはカール部を備え、該フラ
ンジ部またはカール部近傍に適宜間隔をおいて、 複数の水蒸気透過孔を穿設してなることを要旨と
する水和反応熱用流動物収納容器にある。
(作用)
本考案においては、流動物容器は水と発熱剤と
の水和反応熱により水蒸気を発生させる加熱エン
ジン装置上に載置され、それとともに外容器内に
収納されるので、上記加熱エンジン装置からの直
熱がアルミ容器を介して内容物に伝達される。ま
た、その開放口周囲に外方に広がるフランジ部ま
たはカール部を設けて外容器の内壁に密着させる
ので、アルミ容器外壁と外容器内壁との間を通過
する水蒸気を一旦滞留させ、水蒸気熱がアルミ容
器外壁を介して内容物に伝達される。しかも該フ
ランジ部またはカール部近傍に適宜間隔をおいて、 複数の水蒸気透過孔を穿設してあるので、対流す
る水蒸気は透過孔を通過して、上部開放口からア
ルミ容器内に侵入し、内容物と接触して加熱する
ことになる。
の水和反応熱により水蒸気を発生させる加熱エン
ジン装置上に載置され、それとともに外容器内に
収納されるので、上記加熱エンジン装置からの直
熱がアルミ容器を介して内容物に伝達される。ま
た、その開放口周囲に外方に広がるフランジ部ま
たはカール部を設けて外容器の内壁に密着させる
ので、アルミ容器外壁と外容器内壁との間を通過
する水蒸気を一旦滞留させ、水蒸気熱がアルミ容
器外壁を介して内容物に伝達される。しかも該フ
ランジ部またはカール部近傍に適宜間隔をおいて、 複数の水蒸気透過孔を穿設してあるので、対流す
る水蒸気は透過孔を通過して、上部開放口からア
ルミ容器内に侵入し、内容物と接触して加熱する
ことになる。
以下、本考案を添付図面に示す具体例に基づき、
詳細に説明する。
(実施例)
第1図は本考案に係る携帯加熱装置の分解斜視
図で、第2図はそのエンジン装置の分解斜視図で
ある。
図で、第2図はそのエンジン装置の分解斜視図で
ある。
図面において、1は水和反応熱により発熱可能
なエンジン装置で、偏平な耐熱性トレー10と、 その中に塩化マグネシウムまたは塩化カルシウム
を5〜30重量%含有した水を収納した袋11と
この水と水和反応する発熱剤として酸化カルシウ
ム粒剤を収納した袋12とを重ねて収納する。こ
の袋は開裂しやすく、かつ熱により収縮する性質
を有する合成樹脂フィルム、例えばポリエチレン
シートから形成される。
なエンジン装置で、偏平な耐熱性トレー10と、 その中に塩化マグネシウムまたは塩化カルシウム
を5〜30重量%含有した水を収納した袋11と
この水と水和反応する発熱剤として酸化カルシウ
ム粒剤を収納した袋12とを重ねて収納する。こ
の袋は開裂しやすく、かつ熱により収縮する性質
を有する合成樹脂フィルム、例えばポリエチレン
シートから形成される。
上記収納に当たっては、箱状に折り畳み形成し
た台紙13の裏面に一端14aを固定された開裂
用糸手段14を張り設け、その上に上記水袋11
と発熱剤袋12とを載せ、その袋の切り込み11
c、12cを有する端部11a、12aをホチキ
ス等で台紙14の立ち上がり端部13aに固定す
る。そして、上記糸手段14を切り込み11c、 12cに食い込ませ、発熱剤袋12の上面を通っ
て反対側のトレー10の糸引き出し溝10a側に
回し、最後にフィルターとして不織布15をトレ
ー10の開口周囲フランジ10bに張りつけて封
鎖し、上記糸手段14の自由端14bをトレー外
に取り出すようにする。
た台紙13の裏面に一端14aを固定された開裂
用糸手段14を張り設け、その上に上記水袋11
と発熱剤袋12とを載せ、その袋の切り込み11
c、12cを有する端部11a、12aをホチキ
ス等で台紙14の立ち上がり端部13aに固定す
る。そして、上記糸手段14を切り込み11c、 12cに食い込ませ、発熱剤袋12の上面を通っ
て反対側のトレー10の糸引き出し溝10a側に
回し、最後にフィルターとして不織布15をトレ
ー10の開口周囲フランジ10bに張りつけて封
鎖し、上記糸手段14の自由端14bをトレー外
に取り出すようにする。
2は自動販売時にはレトルトパックを収納し、
これを開封するときは内容物Wを収納し、加熱す
るための容器であり、かつまた食器を兼ねる上部
が開口されたアルミ容器であって、上記エンジン
装置1のフィルター15上に載置され、フィルタ
ー15を介してエンジン装置1の開口面から伝達
される水和反応熱を受け、そこに収納されたレト
ルトパック内容物を加熱することができるように
なっている。このアルミ容器の開放口20の周囲
には外方に広がるフランジ部21を設け、そのフ
ランジ部21に一定間隔で複数の蒸気透過孔21
aを穿設してなる。また、第3図に示すように、 開放口20の周囲にカール部22を設ける場合は
カール部近傍に複数の蒸気透過孔22aを穿設し
てもよい。
るための容器であり、かつまた食器を兼ねる上部
が開口されたアルミ容器であって、上記エンジン
装置1のフィルター15上に載置され、フィルタ
ー15を介してエンジン装置1の開口面から伝達
される水和反応熱を受け、そこに収納されたレト
ルトパック内容物を加熱することができるように
なっている。このアルミ容器の開放口20の周囲
には外方に広がるフランジ部21を設け、そのフ
ランジ部21に一定間隔で複数の蒸気透過孔21
aを穿設してなる。また、第3図に示すように、 開放口20の周囲にカール部22を設ける場合は
カール部近傍に複数の蒸気透過孔22aを穿設し
てもよい。
3は上記エンジン装置1およびアルミ容器2を
収納するパック容器であり、断熱性の高いボール
紙で、内面にはアルミラミネート処理を施し、高
温にも耐えるようになっている。また、上面開放
口31は二枚の開放口31に相当する面積を有し、 対向して取りつけられた一対の折り重なる保温用
蓋片32、33によって封鎖可能で、蓋片32の
先端舌片32aは蓋片33を折り畳んだ時の折り
畳み線に沿って形成した挿入穴33aに挿入され
て封鎖状態を保持するようになっている。
収納するパック容器であり、断熱性の高いボール
紙で、内面にはアルミラミネート処理を施し、高
温にも耐えるようになっている。また、上面開放
口31は二枚の開放口31に相当する面積を有し、 対向して取りつけられた一対の折り重なる保温用
蓋片32、33によって封鎖可能で、蓋片32の
先端舌片32aは蓋片33を折り畳んだ時の折り
畳み線に沿って形成した挿入穴33aに挿入され
て封鎖状態を保持するようになっている。
他方、隣接する側面では短尺のフラップ34、
35が内折り可能となっており、上記蓋片32、
33の支持をする。また、フラップ35はその中
央に下方への切り込み36を有し、上記内装する
エンジン装置1の糸手段14の自由端14bが取
り出されるようになっており、取り出し後は接着
テープ37により切込み36を接続している。
央に下方への切り込み36を有し、上記内装する
エンジン装置1の糸手段14の自由端14bが取
り出されるようになっており、取り出し後は接着
テープ37により切込み36を接続している。
上記構成においては、パック容器3内にエンジ
ン装置1およびレトルト食品を収納したアルミ容
器2を詰め、蓋をして包装され(シュリンク包装
であってよい)、自動販売機に収納して販売され
る。自動販売機から適宜取り出された上記パック
容器3は包装を解除し、レトルト食品を開封して
アルミ容器2内に内容物Wを入れ、再び蓋をして
糸手段の自由端14bを引っ張ると、上記エンジ
ン装置内の水袋と発熱剤袋が開封されて水和反応
を起こす。この水和反応により発熱が起こり、水
蒸気を発生させる。第5図に示すように、上記加
熱エンジン装置1上にはアルミ容器2が載置され
ているので、上記加熱エンジン装置1からの直熱
がアルミ容器2を介して内容物Wに伝達される。
ン装置1およびレトルト食品を収納したアルミ容
器2を詰め、蓋をして包装され(シュリンク包装
であってよい)、自動販売機に収納して販売され
る。自動販売機から適宜取り出された上記パック
容器3は包装を解除し、レトルト食品を開封して
アルミ容器2内に内容物Wを入れ、再び蓋をして
糸手段の自由端14bを引っ張ると、上記エンジ
ン装置内の水袋と発熱剤袋が開封されて水和反応
を起こす。この水和反応により発熱が起こり、水
蒸気を発生させる。第5図に示すように、上記加
熱エンジン装置1上にはアルミ容器2が載置され
ているので、上記加熱エンジン装置1からの直熱
がアルミ容器2を介して内容物Wに伝達される。
また、その開放口周囲に外方に広がるフランジ部
21またはカール部22は外容器3の内壁に密着
しているので、アルミ容器外壁と外容器内壁との
間Sを通過する水蒸気を一旦滞留させ、水蒸気熱
がアルミ容器外壁を介して内容物に伝達される。
21またはカール部22は外容器3の内壁に密着
しているので、アルミ容器外壁と外容器内壁との
間Sを通過する水蒸気を一旦滞留させ、水蒸気熱
がアルミ容器外壁を介して内容物に伝達される。
しかも該フランジ部21またはカール部22近傍
に適宜間隔をおいて、複数の水蒸気透過孔21a、 22aを穿設してあるので、対流する水蒸気は透
過孔21a、22aを通過して、上部開放口20
からアルミ容器2内に侵入し、内容物Wと接触し
て蒸気加熱することになる。
に適宜間隔をおいて、複数の水蒸気透過孔21a、 22aを穿設してあるので、対流する水蒸気は透
過孔21a、22aを通過して、上部開放口20
からアルミ容器2内に侵入し、内容物Wと接触し
て蒸気加熱することになる。
さらに、パック容器内の熱は内部に蓄積される
ため、保温される。
ため、保温される。
(考案の効果)
以上の説明で明らかなように、本考案によれば、
流動物収納容器をアルミ容器とし、その開放口周
囲にフランジ部またはカール部を設けて外容器内
壁に密着させ、しかもそのフランジ部またはカー
ル部近傍に蒸気透過孔を設けて水蒸気を上方に対
流可能としたので、水和反応熱の直熱はアルミ容
器底部を介して伝熱され、水蒸気熱は一旦アルミ
容器外壁を介して伝熱され、さらに対流して内容
物と接触加熱させるので、水和反応による熱吸収
効率を著しく向上させることができる。
囲にフランジ部またはカール部を設けて外容器内
壁に密着させ、しかもそのフランジ部またはカー
ル部近傍に蒸気透過孔を設けて水蒸気を上方に対
流可能としたので、水和反応熱の直熱はアルミ容
器底部を介して伝熱され、水蒸気熱は一旦アルミ
容器外壁を介して伝熱され、さらに対流して内容
物と接触加熱させるので、水和反応による熱吸収
効率を著しく向上させることができる。
第1図は本考案に係る携帯加熱装置の分解斜視
図で、第2図はそのエンジン装置の分解斜視図
で、第3図および第4図はアルミ容器の変形例を
示す斜視図で、第5図は本考案の作動説明図であ
る。 1……エンジン装置、2……アルミ容器、3…
…パック容器、21……フランジ部、22……カ
ール部、21a、22a……蒸気透過孔。
図で、第2図はそのエンジン装置の分解斜視図
で、第3図および第4図はアルミ容器の変形例を
示す斜視図で、第5図は本考案の作動説明図であ
る。 1……エンジン装置、2……アルミ容器、3…
…パック容器、21……フランジ部、22……カ
ール部、21a、22a……蒸気透過孔。
補正 平4.7.2
図面の簡単な説明を次のように補正する。 明細書第10頁5行目に「第3図A〜C」とある
は、「第3図A〜D」と補正する。
図面の簡単な説明を次のように補正する。 明細書第10頁5行目に「第3図A〜C」とある
は、「第3図A〜D」と補正する。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 水と発熱剤との水和反応熱により水蒸気を発生
させる加熱エンジン装置上に載置して、外容器内
に収納される上部開放口を有する被加熱流動物を
収納する容器であつて、 アルミ容器からなり、その開放口周囲に外方に
広がるフランジ部またはカール部を備え、該フラ
ンジ部またはカール部近傍に適宜間隔をおいて、 複数の水蒸気透過孔を穿設してなることを特徴と
する水和反応熱用流動物収納容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6638690U JPH04125827U (ja) | 1990-06-23 | 1990-06-23 | 水和反応熱用流動物収納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6638690U JPH04125827U (ja) | 1990-06-23 | 1990-06-23 | 水和反応熱用流動物収納容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04125827U true JPH04125827U (ja) | 1992-11-17 |
Family
ID=31930284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6638690U Pending JPH04125827U (ja) | 1990-06-23 | 1990-06-23 | 水和反応熱用流動物収納容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04125827U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6324649A (ja) * | 1986-07-17 | 1988-02-02 | Toshiba Corp | 半導体集積回路用リ−ドフレ−ム |
JPS6330739A (ja) * | 1986-07-24 | 1988-02-09 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光フアイバの後方散乱測定方法 |
-
1990
- 1990-06-23 JP JP6638690U patent/JPH04125827U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6324649A (ja) * | 1986-07-17 | 1988-02-02 | Toshiba Corp | 半導体集積回路用リ−ドフレ−ム |
JPS6330739A (ja) * | 1986-07-24 | 1988-02-09 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光フアイバの後方散乱測定方法 |
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