JPH0422742Y2 - - Google Patents

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JPH0422742Y2
JPH0422742Y2 JP19347987U JP19347987U JPH0422742Y2 JP H0422742 Y2 JPH0422742 Y2 JP H0422742Y2 JP 19347987 U JP19347987 U JP 19347987U JP 19347987 U JP19347987 U JP 19347987U JP H0422742 Y2 JPH0422742 Y2 JP H0422742Y2
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JP
Japan
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heat
composition
moxibustion
wrapping material
exothermic
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JP19347987U
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JPH0198638U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 「考案の目的」 本考案は温熱灸材の考案に係り、簡易且つ的確
に温灸効果を得しめることのできる灸材を提供し
ようとするものである。
(産業上の利用分野) 温熱効果を与える灸材。
(従来の技術) 人体に温熱効果を与える灸は古くから採用され
て来たもので、艾材に対し線香などで着火するも
のである。
この古くからの灸は艾と線香を準備し、線香に
着火し、この線香を以て艾に点火することとなる
のでその操作が煩雑であり、一般的には他人によ
つて点火しなければならない。特に他人の手を煩
わすことが必要で、このため成程「つぼ」などと
称される施療点が問題とされるとしても施用者の
真に欲する患部ポンイトに的確に施療できない傾
向がある。
このような不利を避けるため例えば実公昭59−
140730号には艾材と発熱組成物とを包蔵した温熱
灸具が提案されている。
(考案が解決しようとする問題点) 然し上記したような発熱組成物を用いる従来の
ものにおいて灸としては瞬間的に65〜70℃程度の
高温に達すると共に又急速に発熱を終了し温度低
下することが必要であり、このような急速発熱を
得るには発熱組成物を収容する包材の通気性が大
であつて且つ発熱組成物が洩出しないことが必要
であり、一方発熱が急速に終了するためには該発
熱組成物の量が少量であることを必要とし、これ
らの関係を共に的確に所定温度値となることが要
請され、斯うした条件を何れも満足させることは
容易でない。即ち包材として通気性を大とすると
粉状物が洩れる可能性が大となり、又発熱組成物
の量が少くなると温度値ないし発熱時間に対する
影響が大きく顕われることとなるからである。更
に上記のような少量の粉末状発熱組成物は適切に
集合していることが必要で、分散状態であると前
記したような微妙で且つ精度の高い発熱関係を有
効に得難いこととなる。
従つて単に粉状のままではこの集合性が確保で
きないことから打錠機などによつて錠体に成形す
ることが行われているが、この錠体成形自体水分
を採用し得ないことから相当の工夫を必要とす
る。しかもこのようにして密実に打錠し結合され
たものはその内部に空気(酸素)が進入し難いの
で前記のように短時間内で発熱し且つ冷却する作
用が技術的に困難とならざるを得ない。
なお上記のような錠体を収容する被包材として
はフイルムが用いられるが、このフイルムに通気
性を得しめるための穿孔加工が必要で、加工が煩
雑であり、特に錠体を収容すべく凹入した部分の
側面に対する穿孔が困難であるからこの点におい
ても施用時における上述したような急速短時間内
発熱作用が困難とならざるを得ない。
「考案の構成」 (問題点を解決するための手段) 予め熱収縮させ、これを伸長状態として収容部
を凹入成型した不織布による被包材を用い、該被
包材における前記収容部に発熱組成物を収容し上
記伸長状態を解放して収容された発熱組成物と共
に収縮せしめ、該被包材の底面に剥離紙の接着さ
れた接着層を貼着し、これを非通気性収容袋中に
密封したことを特徴とする温熱灸材。
(作用) 予め熱収縮させたものを伸長状態として収容部
を凹入成型した不織布による被包材を用い、その
収容部に発熱組成物を収容し、その伸長状態を加
熱などによつて解放すると発熱組成物が収容部内
において収縮せしめられ、錠体でなくても集合状
態で被包される。
上記のような不織布は粉状発熱組成物を洩出す
ることなく、しかも好ましい通気性を有し、該発
熱組成物が粉状のままで密実となつていないこと
と相侯つて急速発熱、冷却を有効に得しめ、灸材
として適切に作用する。
剥離紙を除去することにより接着層で人体の任
意の位置に添着される。
非通気性収容袋中に密封されることにより、需
要者が開封するまで前記したような発熱反応が進
行することを阻止し、開封施用後に上述したよう
な発熱作用が的確に進行せしめられる。
(実施例) 上記したような本考案によるものの具体的な実
施態様を添附図面に示すものについて説明する
と、本考案においては第1,2図のように例えば
ポリエステル系の熱成形可能な不織布の如き熱収
縮可能な通気性熱成形フイルムによる被包材1を
用い、これを伸長状態として収容部3を凹入成形
したものとして準備し、このような被包材1にお
ける前記収容部11に発熱組成物2を収容し、又
剥離紙5の添着された両面接着材4をその底面に
貼着した状態で被包材1の上記伸長状態を加熱な
どによつて解放し、その収縮により前記発熱組成
物2を集合させ、これを非通気性収容袋6中に密
封したものである。
第3図には本考案によるもう1つの実施態様が
示され、即ち通気性熱成形フイルムによる被包材
1については前記した第1,2図のものと同じで
あるが、前記のような両面接着材4に代えてラミ
ネートフイルム7に粘着層8を形成したものを採
用し、この粘着層8に剥離紙5を添着したもので
ある。
その使用に当つては非通気性収容袋6を破棄し
て第2図に示すように接着されたものを取出して
から剥離紙5を除去し、接着材4または粘着層8
によつて適用部位に接着する。前記のように収容
袋6を除去することにより発熱反応がスタートし
上記接着以後に65〜70℃に達して急速に降温す
る。なお発熱組成物2の配合関係を選ぶことによ
り45〜55℃のような比較的低温状態としても形成
することができ、この場合においては前記65〜70
℃の場合より長目の時間に亘つて加熱させるよう
にすることができる。
「考案の効果」 以上説明したような本考案によるときは熱収縮
作用によつて発熱組成物を集合被包し得ることか
ら打錠などを必要とせず、不織布の如きにおける
適度の通気性と単なる集合状態である発熱組成物
の組織とにより適切な急速発熱による昇温および
降温が有効に得られて好ましい施灸が行われるも
のであり、その構成も比較的簡易で低コストに目
的の製品が得られるなどの効果を有しており、実
用上その効果の大きい考案である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の技術的内容を示すものであつ
て、第1図は本案品の斜面図、第2図はその灸材
についての断面図、第3図はその別の実施態様に
ついての断面図である。 然してこれらの図面において、1は被包材、2
は発熱組成物、3は収容部、4は両面接着材、5
は剥離紙、6は非通気性収容袋、7はラミネート
フイルム、8は粘着層を示すものである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 予め熱収縮させ、これを伸長状態として収容部
    を凹入成型した不織布による被包材を用い、該被
    包材における前記収容部に発熱組成物を収容し上
    記伸長状態を解放して収容された発熱組成物と共
    に収縮せしめ、該被包材の底面に剥離紙の接着さ
    れた接着層を貼着し、これを非通気性収容体中に
    密封したことを特徴とする温熱灸材。
JP19347987U 1987-12-22 1987-12-22 Expired JPH0422742Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19347987U JPH0422742Y2 (ja) 1987-12-22 1987-12-22

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JP19347987U JPH0422742Y2 (ja) 1987-12-22 1987-12-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0198638U JPH0198638U (ja) 1989-06-30
JPH0422742Y2 true JPH0422742Y2 (ja) 1992-05-26

Family

ID=31484266

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JP19347987U Expired JPH0422742Y2 (ja) 1987-12-22 1987-12-22

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JPH0198638U (ja) 1989-06-30

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