JPH0523018A - 移植機の苗供給装置 - Google Patents
移植機の苗供給装置Info
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- JPH0523018A JPH0523018A JP3202512A JP20251291A JPH0523018A JP H0523018 A JPH0523018 A JP H0523018A JP 3202512 A JP3202512 A JP 3202512A JP 20251291 A JP20251291 A JP 20251291A JP H0523018 A JPH0523018 A JP H0523018A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 農作物の移植栽培で、個々の苗に分離可能に
整然と連結した整列苗を自動的に分離して移植する移植
機において、植付部接地輪の加重を安定したものとし、
苗の植付状態が一定な移植機を提供する。 【構成】 機枠1に苗供給装置Sを設け、植付装置50は
機枠1に上下方向に移動自在に係止し、植付装置50は植
付部接地輪56により圃面Eの凹凸に追従させ、苗供給装
置Sと植付装置50の間に伸縮自在な一対の苗転送ベルト
47,48を設け、苗転送ベルト47,48が苗供給装置Sから
の苗Paを挾持移送して植付装置50に供給する。
整然と連結した整列苗を自動的に分離して移植する移植
機において、植付部接地輪の加重を安定したものとし、
苗の植付状態が一定な移植機を提供する。 【構成】 機枠1に苗供給装置Sを設け、植付装置50は
機枠1に上下方向に移動自在に係止し、植付装置50は植
付部接地輪56により圃面Eの凹凸に追従させ、苗供給装
置Sと植付装置50の間に伸縮自在な一対の苗転送ベルト
47,48を設け、苗転送ベルト47,48が苗供給装置Sから
の苗Paを挾持移送して植付装置50に供給する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、農作物の移植栽培で、
個々の苗に分離可能に整然と連結した紙筒育苗容器によ
る紙筒苗のような整列苗を使用する移植機において、整
列苗から個々の苗に分離し植付装置に苗を供給する苗供
給装置に関する。
個々の苗に分離可能に整然と連結した紙筒育苗容器によ
る紙筒苗のような整列苗を使用する移植機において、整
列苗から個々の苗に分離し植付装置に苗を供給する苗供
給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】整列苗を個々の苗に分離し植付装置に順
次苗を供給する苗供給装置において、植付装置と苗供給
装置は一体に設けられ、植付装置がその苗植付部近傍に
設けた植付部接地輪により圃面の凹凸に追従して上下動
すると苗供給装置も共に上下動していた。
次苗を供給する苗供給装置において、植付装置と苗供給
装置は一体に設けられ、植付装置がその苗植付部近傍に
設けた植付部接地輪により圃面の凹凸に追従して上下動
すると苗供給装置も共に上下動していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術の苗供
給装置では、一度に多量の整列苗を植え付けようとして
苗供給装置に載せると、重い整列苗の荷重が植付部接地
輪に加わり、また植付が進んで整列苗が少なくなると植
付部接地輪の加重は軽くなり、苗の植付状態が一定しな
いことがあった。
給装置では、一度に多量の整列苗を植え付けようとして
苗供給装置に載せると、重い整列苗の荷重が植付部接地
輪に加わり、また植付が進んで整列苗が少なくなると植
付部接地輪の加重は軽くなり、苗の植付状態が一定しな
いことがあった。
【0004】また、苗供給装置に載せた整列苗が往復移
動して個々の苗に分離する装置は、本発明者らが先に特
願平2−198329号として提案した。植付装置と一
体の苗供給装置に載せた重い整列苗が往復移動すると、
植付部接地輪の加重は刻々変化することになり、苗の植
付状態が安定しない。
動して個々の苗に分離する装置は、本発明者らが先に特
願平2−198329号として提案した。植付装置と一
体の苗供給装置に載せた重い整列苗が往復移動すると、
植付部接地輪の加重は刻々変化することになり、苗の植
付状態が安定しない。
【0005】本発明は、以上のような問題点を解決し、
植付部接地輪の加重を安定したものとし、苗の植付状態
が一定な移植機を提供し、移植栽培を飛躍的に広げるこ
とを目的とする。
植付部接地輪の加重を安定したものとし、苗の植付状態
が一定な移植機を提供し、移植栽培を飛躍的に広げるこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の移植機
の苗供給装置は、整列苗Pを個々の苗Paに分離し植付装
置50に順次苗Paを供給する苗供給装置Sにおいて、機枠
1に整列苗Pを載せて個々の苗Paに分離し転送する苗供
給装置Sを設け、植付装置50は機枠1に上下方向に移動
自在に係止し、植付装置50はその苗植付部U近傍に設け
た植付部接地輪56により圃面Eの凹凸に追従させ、苗供
給装置Sと植付装置50の間に伸縮自在な一対の苗転送ベ
ルト47,48を設け、苗転送ベルト47,48が苗供給装置S
からの苗Paを挾持移送して植付装置50に供給するもので
ある。
の苗供給装置は、整列苗Pを個々の苗Paに分離し植付装
置50に順次苗Paを供給する苗供給装置Sにおいて、機枠
1に整列苗Pを載せて個々の苗Paに分離し転送する苗供
給装置Sを設け、植付装置50は機枠1に上下方向に移動
自在に係止し、植付装置50はその苗植付部U近傍に設け
た植付部接地輪56により圃面Eの凹凸に追従させ、苗供
給装置Sと植付装置50の間に伸縮自在な一対の苗転送ベ
ルト47,48を設け、苗転送ベルト47,48が苗供給装置S
からの苗Paを挾持移送して植付装置50に供給するもので
ある。
【0007】請求項2の発明の移植機の苗供給装置は、
苗供給装置Sに載せた整列苗Pが往復移動する請求項1
記載のものである。
苗供給装置Sに載せた整列苗Pが往復移動する請求項1
記載のものである。
【0008】
【作 用】請求項1の発明では、機枠1に整列苗Pを
載せて個々の苗Paに分離し転送する苗供給装置Sを設
け、植付装置50は機枠1に上下方向に移動自在に係止
し、植付装置50はその苗植付部U近傍に設けた植付部接
地輪56により圃面Eの凹凸に追従させるから、植付装置
50の植付部接地輪56には整列苗Pの荷重が加わらずに圃
面Eの凹凸に追従する。
載せて個々の苗Paに分離し転送する苗供給装置Sを設
け、植付装置50は機枠1に上下方向に移動自在に係止
し、植付装置50はその苗植付部U近傍に設けた植付部接
地輪56により圃面Eの凹凸に追従させるから、植付装置
50の植付部接地輪56には整列苗Pの荷重が加わらずに圃
面Eの凹凸に追従する。
【0009】また、苗供給装置Sと植付装置50の間に伸
縮自在な一対の苗転送ベルト47,48を設け、苗転送ベル
ト47,48が苗供給装置Sからの苗Paを挾持移送して植付
装置50に供給するから、植付装置50が植付部接地輪56に
より圃面Eの凹凸に追従して、苗供給装置Sと植付装置
50の距離が変わっても苗供給装置Sから苗Paを植付装置
50に落下させることなく供給できる。
縮自在な一対の苗転送ベルト47,48を設け、苗転送ベル
ト47,48が苗供給装置Sからの苗Paを挾持移送して植付
装置50に供給するから、植付装置50が植付部接地輪56に
より圃面Eの凹凸に追従して、苗供給装置Sと植付装置
50の距離が変わっても苗供給装置Sから苗Paを植付装置
50に落下させることなく供給できる。
【0010】請求項2の発明では、苗供給装置Sに載せ
た整列苗Pが往復移動しても、植付装置50は機枠1に上
下方向に移動自在に係止し、植付装置50はその苗植付部
U近傍に設けた植付部接地輪56により圃面Eの凹凸に追
従させるから、植付装置50の植付部接地輪56には整列苗
Pの移動する荷重が加わらずに圃面Eの凹凸に追従す
る。
た整列苗Pが往復移動しても、植付装置50は機枠1に上
下方向に移動自在に係止し、植付装置50はその苗植付部
U近傍に設けた植付部接地輪56により圃面Eの凹凸に追
従させるから、植付装置50の植付部接地輪56には整列苗
Pの移動する荷重が加わらずに圃面Eの凹凸に追従す
る。
【0011】
【実 施 例】以下、本発明の一実施例を図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0012】個々の苗Paに分離可能に整然と連結した整
列苗Pとして、紙筒育苗容器による紙筒苗を示してい
る。この紙筒育苗容器は、展開すると六角柱状の上下が
開口した紙筒を、整然と水溶性糊で貼り合わせたもので
ある。この紙筒中に培土を詰めて播種して育苗すると苗
が生長して紙筒苗の整列苗Pとなり、水溶性糊は灌水に
より徐々に溶けて無くなり、紙筒は腐敗の進行により徐
々に互いに結合し、移植時には適度の連結強度を保つよ
うになっている。紙筒苗の整列苗Pは平面視で長方形を
成しており、その長辺に沿って紙筒が一列状に並んでい
る。
列苗Pとして、紙筒育苗容器による紙筒苗を示してい
る。この紙筒育苗容器は、展開すると六角柱状の上下が
開口した紙筒を、整然と水溶性糊で貼り合わせたもので
ある。この紙筒中に培土を詰めて播種して育苗すると苗
が生長して紙筒苗の整列苗Pとなり、水溶性糊は灌水に
より徐々に溶けて無くなり、紙筒は腐敗の進行により徐
々に互いに結合し、移植時には適度の連結強度を保つよ
うになっている。紙筒苗の整列苗Pは平面視で長方形を
成しており、その長辺に沿って紙筒が一列状に並んでい
る。
【0013】つぎに、この整列苗Pを個々の苗Paに分離
して本圃に移植する移植機について説明する。実施例と
して示すのは2畦用の甜菜苗の移植機である。
して本圃に移植する移植機について説明する。実施例と
して示すのは2畦用の甜菜苗の移植機である。
【0014】第1図において、1は機枠であり、機枠1
は大略その前部の進行方向Dに直交する水平方向のパイ
プと、その両端から後方に伸びた一対のパイプからな
る。機枠1の前端には一対のロァーリンクピン2を設
け、ロァーリンクピン2の中央上方にはトップリンクピ
ン孔3を設け、それらにより図示しないトラクターに連
結する。トラクターの進行により機枠1は図示D方向に
牽引されて進行する。
は大略その前部の進行方向Dに直交する水平方向のパイ
プと、その両端から後方に伸びた一対のパイプからな
る。機枠1の前端には一対のロァーリンクピン2を設
け、ロァーリンクピン2の中央上方にはトップリンクピ
ン孔3を設け、それらにより図示しないトラクターに連
結する。トラクターの進行により機枠1は図示D方向に
牽引されて進行する。
【0015】機枠1の前部上方には進行方向Dに直交す
る水平方向に前枠5を設け、後部上方には同じく後枠6
を設ける。また、機枠1の中央部には進行方向Dに直交
する水平方向に中央枠4を設ける。前枠5から後枠6上
の左右各々には、進行方向Dに長く平行に二対のレール
枠7を設ける。
る水平方向に前枠5を設け、後部上方には同じく後枠6
を設ける。また、機枠1の中央部には進行方向Dに直交
する水平方向に中央枠4を設ける。前枠5から後枠6上
の左右各々には、進行方向Dに長く平行に二対のレール
枠7を設ける。
【0016】機枠1の後部左右にはゲージ輪ヨーク8を
設け、ゲージ輪ヨーク8には一対のゲージ輪9を圃面E
に接地して進行方向Dに自由に回転するよう取り付け、
機枠1上の荷重をゲージ輪9と図示しないトラクターで
支持する。
設け、ゲージ輪ヨーク8には一対のゲージ輪9を圃面E
に接地して進行方向Dに自由に回転するよう取り付け、
機枠1上の荷重をゲージ輪9と図示しないトラクターで
支持する。
【0017】前記中央枠4上とレール枠7上には、移植
機の進行方向Dに左右対称に苗供給装置Sを設ける。
機の進行方向Dに左右対称に苗供給装置Sを設ける。
【0018】レール枠7上には、苗供給装置Sとしての
横移動機構10および縦移動機構20を設ける。
横移動機構10および縦移動機構20を設ける。
【0019】横移動機構10は、レール枠7上に沿って長
く設けた二対のレール11と、レール11に沿って往復移動
可能な一対の横移動機構枠12と、横移動機構枠12の下方
で一対のレール11の間にレール11と平行に設けた一対の
軸16とからなる。
く設けた二対のレール11と、レール11に沿って往復移動
可能な一対の横移動機構枠12と、横移動機構枠12の下方
で一対のレール11の間にレール11と平行に設けた一対の
軸16とからなる。
【0020】横移動機構枠12は一対のレール11間に設
け、横移動機構枠12のレール11に対応する四方の下面に
はガイドローラーヨークを設け、ガイドローラーヨーク
にはレール11の長手方向に回転するガイドローラー14を
設け、ガイドローラー14はその中心とガイドローラーヨ
ークに通してはめ込んだピンにより自由に回転するよう
係止される。また、軸16には田植機等で公知の往溝と復
溝とが無端交叉状に形成した円筒カムが刻まれており、
横移動機構枠12に設けた図示しない突起と噛み合ってい
て、軸16が回転することにより横移動機構枠12が連続的
に往復移動するようになっている。
け、横移動機構枠12のレール11に対応する四方の下面に
はガイドローラーヨークを設け、ガイドローラーヨーク
にはレール11の長手方向に回転するガイドローラー14を
設け、ガイドローラー14はその中心とガイドローラーヨ
ークに通してはめ込んだピンにより自由に回転するよう
係止される。また、軸16には田植機等で公知の往溝と復
溝とが無端交叉状に形成した円筒カムが刻まれており、
横移動機構枠12に設けた図示しない突起と噛み合ってい
て、軸16が回転することにより横移動機構枠12が連続的
に往復移動するようになっている。
【0021】横移動機構10の横移動機構枠12には、移植
機の進行方向Dと直交する方向に移動する縦移動機構20
を設ける。そして、縦移動機構20上には整列苗Pを載せ
て横移動機構10の移動端で横移動機構10の移動方向と直
交する方向に間欠的に移動させる。
機の進行方向Dと直交する方向に移動する縦移動機構20
を設ける。そして、縦移動機構20上には整列苗Pを載せ
て横移動機構10の移動端で横移動機構10の移動方向と直
交する方向に間欠的に移動させる。
【0022】縦移動機構20には、横移動機構枠12内に横
移動機構10の移動方向に長く同一高さで平行に軸21,23
を設け、軸21,23にはそれぞれプーリー22,24をはめ込
み、プーリー22,24の間にはベルト25を掛け渡す。そし
て、プーリー22には、横移動機構枠12が横方向に移動
し、その移動端でのみ軸16の回転が伝導されるように
し、横移動機構10の移動端で整列苗Pの苗列の一列分だ
けベルト25を移動させるように軸21を回転させる。
移動機構10の移動方向に長く同一高さで平行に軸21,23
を設け、軸21,23にはそれぞれプーリー22,24をはめ込
み、プーリー22,24の間にはベルト25を掛け渡す。そし
て、プーリー22には、横移動機構枠12が横方向に移動
し、その移動端でのみ軸16の回転が伝導されるように
し、横移動機構10の移動端で整列苗Pの苗列の一列分だ
けベルト25を移動させるように軸21を回転させる。
【0023】レール枠7の外方の中央部上方には苗供給
装置Sとしての左右一対の分離部枠30を設け、分離部枠
30から下方に一対の軸を設け、その軸に一対の回転体と
しての弾性体のローラー31をはめ込んで設ける。ローラ
ー31は円筒形のスポンジ体で、ローラー31はベルト25に
載せられた整列苗Pの側面に接当する位置とし、一対の
ローラー31は個々の苗Paの紙筒直径より狭い間隔とし、
一対のローラー31は互いの対向面が整列苗Pより遠ざか
る方向に回転させる。
装置Sとしての左右一対の分離部枠30を設け、分離部枠
30から下方に一対の軸を設け、その軸に一対の回転体と
しての弾性体のローラー31をはめ込んで設ける。ローラ
ー31は円筒形のスポンジ体で、ローラー31はベルト25に
載せられた整列苗Pの側面に接当する位置とし、一対の
ローラー31は個々の苗Paの紙筒直径より狭い間隔とし、
一対のローラー31は互いの対向面が整列苗Pより遠ざか
る方向に回転させる。
【0024】また、横移動機構10により整列苗Pが近付
いてくる側のローラー31より遠ざかる側のローラー31を
やや縦移動機構20の移動方向の反対方向に位置させ、先
ず分離される苗Paに近付いてくる側のローラー31が接当
し、続いて遠ざかる側のローラー31が接当する。さら
に、ローラー31は、横移動機構枠12が横方向に移動しそ
の移動端で整列苗Pの移動方向が変わるため、横移動機
構10の移動端で位置を進退させる。そして、整列苗Pの
側面が回転する一対のローラー31に順次接当することに
より連続して個々の苗Paに分離され、分離された個々の
苗Paはローラー31に挾まれて整列苗Pの反対側に立垂状
態のまま繰り出す。
いてくる側のローラー31より遠ざかる側のローラー31を
やや縦移動機構20の移動方向の反対方向に位置させ、先
ず分離される苗Paに近付いてくる側のローラー31が接当
し、続いて遠ざかる側のローラー31が接当する。さら
に、ローラー31は、横移動機構枠12が横方向に移動しそ
の移動端で整列苗Pの移動方向が変わるため、横移動機
構10の移動端で位置を進退させる。そして、整列苗Pの
側面が回転する一対のローラー31に順次接当することに
より連続して個々の苗Paに分離され、分離された個々の
苗Paはローラー31に挾まれて整列苗Pの反対側に立垂状
態のまま繰り出す。
【0025】ローラー31の整列苗Pの反対側から外方
に、分離部枠30から下方に設けた軸により、一対の平ベ
ルト32を設ける。平ベルト32はローラー31から分離され
て繰り出された個々の苗Paを受取り、紙筒の中間部を挾
んで搬送し、整列苗Pの反対側に繰り出す。
に、分離部枠30から下方に設けた軸により、一対の平ベ
ルト32を設ける。平ベルト32はローラー31から分離され
て繰り出された個々の苗Paを受取り、紙筒の中間部を挾
んで搬送し、整列苗Pの反対側に繰り出す。
【0026】平ベルト32の搬送終端から後方に、分離部
枠30から下方に設けた軸により、一対の平ベルト33を設
ける。平ベルト33は平ベルト32の搬送終端から繰り出さ
れた個々の苗Paを受取り、紙筒の上部を挾んで搬送し、
進行方向Dの反対方向に繰り出す。
枠30から下方に設けた軸により、一対の平ベルト33を設
ける。平ベルト33は平ベルト32の搬送終端から繰り出さ
れた個々の苗Paを受取り、紙筒の上部を挾んで搬送し、
進行方向Dの反対方向に繰り出す。
【0027】レール枠7の下方で中央枠4上には苗供給
装置Sとしての左右一対の選別整列部枠34を設ける。選
別整列部枠34の外側上方で平ベルト33の搬送終端下方に
は弾性体の一対の転向円盤35を設け、転向円盤35は平ベ
ルト33の搬送終端から繰り出された個々の苗Paを受取
り、紙筒の下部を挾んで90度向きを変えて搬送し、後
端から下方向に倒置状態で繰り出す。
装置Sとしての左右一対の選別整列部枠34を設ける。選
別整列部枠34の外側上方で平ベルト33の搬送終端下方に
は弾性体の一対の転向円盤35を設け、転向円盤35は平ベ
ルト33の搬送終端から繰り出された個々の苗Paを受取
り、紙筒の下部を挾んで90度向きを変えて搬送し、後
端から下方向に倒置状態で繰り出す。
【0028】転向円盤35の後端の後方から下方に、選別
整列部枠34から後方に設けた軸により、一対の平ベルト
36を設ける。平ベルト36は転向円盤35の搬送終端から繰
り出された個々の苗Paを受取り、紙筒の中間部を挾んで
搬送し、下方に繰り出す。
整列部枠34から後方に設けた軸により、一対の平ベルト
36を設ける。平ベルト36は転向円盤35の搬送終端から繰
り出された個々の苗Paを受取り、紙筒の中間部を挾んで
搬送し、下方に繰り出す。
【0029】平ベルト36の搬送終端下方から水平に、選
別整列部枠34から後方に設けた軸により、同一高さに幅
広の平ベルト37,38を設け、平ベルト38の方が平ベルト
37より長くする。また、平ベルト38と同一搬送終端の平
ベルト39を設け、平ベルト39は平ベルト37の延長線上の
位置とし、平ベルト37の搬送終端と平ベルト39の搬送始
端の間は所定間隔に開けて何もない空所とする。平ベル
ト37,38は平ベルト36の搬送終端から繰り出された個々
の苗Paを受取り、平ベルト37は紙筒の上部を載せて搬送
し、平ベルト38は紙筒の下部を載せて搬送し、平ベルト
39は紙筒の上部を載せて搬送し、平ベルト38,39の搬送
終端から繰り出す。
別整列部枠34から後方に設けた軸により、同一高さに幅
広の平ベルト37,38を設け、平ベルト38の方が平ベルト
37より長くする。また、平ベルト38と同一搬送終端の平
ベルト39を設け、平ベルト39は平ベルト37の延長線上の
位置とし、平ベルト37の搬送終端と平ベルト39の搬送始
端の間は所定間隔に開けて何もない空所とする。平ベル
ト37,38は平ベルト36の搬送終端から繰り出された個々
の苗Paを受取り、平ベルト37は紙筒の上部を載せて搬送
し、平ベルト38は紙筒の下部を載せて搬送し、平ベルト
39は紙筒の上部を載せて搬送し、平ベルト38,39の搬送
終端から繰り出す。
【0030】平ベルト37,39の選別整列部枠34の反対側
には葉受ベルト枠40を設け、葉受ベルト枠40から選別整
列部枠34方向に設けた軸により、平ベルトである葉受ベ
ルト41と葉押えベルト42を設け、葉受ベルト41と葉押え
ベルト42の間に苗Paの葉部を挾んで搬送する。
には葉受ベルト枠40を設け、葉受ベルト枠40から選別整
列部枠34方向に設けた軸により、平ベルトである葉受ベ
ルト41と葉押えベルト42を設け、葉受ベルト41と葉押え
ベルト42の間に苗Paの葉部を挾んで搬送する。
【0031】ここで、葉部の有る良い苗Paは、平ベルト
37の搬送終端と平ベルト39の搬送始端の間の空所では、
紙筒の下部を平ベルト38に載せ、葉部を葉受ベルト41と
葉押えベルト42の間に挾んで搬送される。しかし、葉部
の無い欠株の苗Paは、葉部が葉受ベルト41と葉押えベル
ト42の間に挾まれないから、紙筒の下部を平ベルト38に
載せているだけであるため、平ベルト37の搬送終端と平
ベルト39の搬送始端の間の空所から落下して、系外に取
り除かれる。このことにより、葉部の有る良い苗Paと葉
部の無い欠株の苗Paが選別される。
37の搬送終端と平ベルト39の搬送始端の間の空所では、
紙筒の下部を平ベルト38に載せ、葉部を葉受ベルト41と
葉押えベルト42の間に挾んで搬送される。しかし、葉部
の無い欠株の苗Paは、葉部が葉受ベルト41と葉押えベル
ト42の間に挾まれないから、紙筒の下部を平ベルト38に
載せているだけであるため、平ベルト37の搬送終端と平
ベルト39の搬送始端の間の空所から落下して、系外に取
り除かれる。このことにより、葉部の有る良い苗Paと葉
部の無い欠株の苗Paが選別される。
【0032】平ベルト38,39の搬送終端から水平に、選
別整列部枠34から後方に設けた軸により、整列ベルト43
を設ける。整列ベルト43には、その苗Paの搬送方向に自
由に回転する多数のローラーを設ける。ローラーは紙筒
の長さよりやや短くし、複数の大径部と小径部を交互に
その長手方向に設け、列状に隣接するローラーの小径部
に隣の大径部が接しないようにはまり込む。そして、整
列ベルト43上面に受け渡された個々の苗Paの紙筒の中間
部をローラーの大径部に載せて搬送し、整列ベルト43の
搬送終端から繰り出す。
別整列部枠34から後方に設けた軸により、整列ベルト43
を設ける。整列ベルト43には、その苗Paの搬送方向に自
由に回転する多数のローラーを設ける。ローラーは紙筒
の長さよりやや短くし、複数の大径部と小径部を交互に
その長手方向に設け、列状に隣接するローラーの小径部
に隣の大径部が接しないようにはまり込む。そして、整
列ベルト43上面に受け渡された個々の苗Paの紙筒の中間
部をローラーの大径部に載せて搬送し、整列ベルト43の
搬送終端から繰り出す。
【0033】整列ベルト43の中央部上方には選別整列部
枠34から検出器44を設け、検出器44は整列ベルト43上の
苗Paの紙筒の有無を検出する。検出器44は、光電スイッ
チや超音波スイッチやイメージセンサ等であり、無接触
で苗Pa紙筒の有無を検出でき、その検出を電気信号で伝
達する。
枠34から検出器44を設け、検出器44は整列ベルト43上の
苗Paの紙筒の有無を検出する。検出器44は、光電スイッ
チや超音波スイッチやイメージセンサ等であり、無接触
で苗Pa紙筒の有無を検出でき、その検出を電気信号で伝
達する。
【0034】整列ベルト43の搬送終端の左右から中心方
向にほぼ水平に、選別整列部枠34から後方に設けた軸に
より一対の集積ベルト45を設ける。集積ベルト45上面に
受け渡された個々の苗Paの紙筒の上部と下部を載せて搬
送し、集積ベルト45の搬送終端から繰り出す。
向にほぼ水平に、選別整列部枠34から後方に設けた軸に
より一対の集積ベルト45を設ける。集積ベルト45上面に
受け渡された個々の苗Paの紙筒の上部と下部を載せて搬
送し、集積ベルト45の搬送終端から繰り出す。
【0035】集積ベルト45の搬送終端の上方には、選別
整列部枠34から後方に設けた軸により、その軸の先端部
にはめ込んでスポンジローラー46を設ける。そして、集
積ベルト45の終端部とスポンジローラー46との間で苗Pa
の紙筒を挾んで、整列ベルト43により押される苗Paを規
制して繰り出す。
整列部枠34から後方に設けた軸により、その軸の先端部
にはめ込んでスポンジローラー46を設ける。そして、集
積ベルト45の終端部とスポンジローラー46との間で苗Pa
の紙筒を挾んで、整列ベルト43により押される苗Paを規
制して繰り出す。
【0036】平ベルト38,39から整列ベルト43に受け渡
された苗Paは、欠株の苗Paが取り除かれて不揃な苗列と
なっているため、一定間隔の苗列としてから植付装置50
に受け渡さなくてはならない。整列ベルト43や検出器44
や集積ベルト45とスポンジローラー46は不揃な苗列の紙
筒部を密着させて整列させるものである。以下に、この
整列装置の作動について概略を説明する。
された苗Paは、欠株の苗Paが取り除かれて不揃な苗列と
なっているため、一定間隔の苗列としてから植付装置50
に受け渡さなくてはならない。整列ベルト43や検出器44
や集積ベルト45とスポンジローラー46は不揃な苗列の紙
筒部を密着させて整列させるものである。以下に、この
整列装置の作動について概略を説明する。
【0037】横移動機構10の移動速度や縦移動機構20の
移動速度から整列ベルト43の速度までは検出器44の苗Pa
の検出により連動して増減する。その速度の増減は、接
地輪9からの動力を増速用と減速用の2系統を設け、増
速用の駆動経路には電磁クラッチを設け、減速用の駆動
経路にはフリーホィールを設け、検出器44の検出信号に
より電磁クラッチを断接して行う。また、集積ベルト45
とスポンジローラー46および植付装置50の速度は検出器
44の苗Paの検出に影響されず、植付速度に連動する接地
輪からの動力を所定比率にて伝達する。
移動速度から整列ベルト43の速度までは検出器44の苗Pa
の検出により連動して増減する。その速度の増減は、接
地輪9からの動力を増速用と減速用の2系統を設け、増
速用の駆動経路には電磁クラッチを設け、減速用の駆動
経路にはフリーホィールを設け、検出器44の検出信号に
より電磁クラッチを断接して行う。また、集積ベルト45
とスポンジローラー46および植付装置50の速度は検出器
44の苗Paの検出に影響されず、植付速度に連動する接地
輪からの動力を所定比率にて伝達する。
【0038】検出器44の紙筒の検出信号にはディレイ
(遅延)タイマーを設け、増速状態の個々の苗Paの紙筒
の検出のように短時間の検出信号は無視して電磁クラッ
チを接続し増速を続ける。検出器44の下まで集積ベルト
45から密着整列している紙筒が達し、ディレイタイマー
の設定時間以上に検出器44の下に紙筒が留まると電磁ク
ラッチを切り減速する。
(遅延)タイマーを設け、増速状態の個々の苗Paの紙筒
の検出のように短時間の検出信号は無視して電磁クラッ
チを接続し増速を続ける。検出器44の下まで集積ベルト
45から密着整列している紙筒が達し、ディレイタイマー
の設定時間以上に検出器44の下に紙筒が留まると電磁ク
ラッチを切り減速する。
【0039】減速時には、整列ベルト43やその先の平ベ
ルト37,38,39などの速度は一体に遅くなり、集積ベル
ト45から密着し整列している整列ベルト43上の苗Paは、
集積ベルト45の速度で搬送され、整列ベルト43上の離間
している個々の苗Paはローラー自体の回行により搬送さ
れるから、個々の苗Paは集積ベルト45から密着し整列し
ている苗Paに徐々に密着する。
ルト37,38,39などの速度は一体に遅くなり、集積ベル
ト45から密着し整列している整列ベルト43上の苗Paは、
集積ベルト45の速度で搬送され、整列ベルト43上の離間
している個々の苗Paはローラー自体の回行により搬送さ
れるから、個々の苗Paは集積ベルト45から密着し整列し
ている苗Paに徐々に密着する。
【0040】集積ベルト45の搬送終端の前方から下方に
と下面から下方に、選別整列部枠34から後方に設けた軸
と後記植付装置50の苗転送ベルト枠52から後方に設けた
軸により、一対の苗転送ベルト47,48を設ける。苗転送
ベルト47,48はゴムのような伸縮自在な弾性体で形成さ
れており、その裏面中央には回行方向に凸条を設けてプ
ーリの凹溝とかみ合わせ、選別整列部枠34と苗転送ベル
ト枠52の距離が変わっても苗転送ベルト47,48の伸縮に
より正常に回行する。
と下面から下方に、選別整列部枠34から後方に設けた軸
と後記植付装置50の苗転送ベルト枠52から後方に設けた
軸により、一対の苗転送ベルト47,48を設ける。苗転送
ベルト47,48はゴムのような伸縮自在な弾性体で形成さ
れており、その裏面中央には回行方向に凸条を設けてプ
ーリの凹溝とかみ合わせ、選別整列部枠34と苗転送ベル
ト枠52の距離が変わっても苗転送ベルト47,48の伸縮に
より正常に回行する。
【0041】苗転送ベルト47,48は互いの対向面が個々
の苗Paの紙筒直径より狭い間隔とし、その表面には多数
の弾性突起を設け、弾性突起の間隔を個々の苗Paの紙筒
直径より狭い間隔として突起の先端部で苗Paの紙筒部を
保持させ、苗転送ベルト47,48は互いの対向面が下方向
に進むよう回転させる。そして、苗転送ベルト47,48は
集積ベルト45の搬送終端とスポンジローラー46から繰り
出された個々の苗Paを受取り、紙筒の中間部を挾んで搬
送し、下方の植付装置50に繰り出す。
の苗Paの紙筒直径より狭い間隔とし、その表面には多数
の弾性突起を設け、弾性突起の間隔を個々の苗Paの紙筒
直径より狭い間隔として突起の先端部で苗Paの紙筒部を
保持させ、苗転送ベルト47,48は互いの対向面が下方向
に進むよう回転させる。そして、苗転送ベルト47,48は
集積ベルト45の搬送終端とスポンジローラー46から繰り
出された個々の苗Paを受取り、紙筒の中間部を挾んで搬
送し、下方の植付装置50に繰り出す。
【0042】苗供給装置Sの下方には左右一対の植付装
置50を設ける。植付装置50には機枠1の前部下方から後
方に長く植付部枠51を設け、植付部枠51は上下方向に回
動自在に機枠1にその前部で取り付けられ、その後部が
上下方向に移動自在に係止されている。植付部枠51の中
間部上には苗転送ベルト枠52を設け、植付部枠51の前方
下方にはローリングコルター53およびオープナー54を設
ける。ローリングコルター53およびオープナー54は圃面
Eに植え溝を開溝する。
置50を設ける。植付装置50には機枠1の前部下方から後
方に長く植付部枠51を設け、植付部枠51は上下方向に回
動自在に機枠1にその前部で取り付けられ、その後部が
上下方向に移動自在に係止されている。植付部枠51の中
間部上には苗転送ベルト枠52を設け、植付部枠51の前方
下方にはローリングコルター53およびオープナー54を設
ける。ローリングコルター53およびオープナー54は圃面
Eに植え溝を開溝する。
【0043】植付部枠51内の前記一対の苗転送ベルト4
7,48の搬送終端後方には一対のゴム円盤55を設ける。
ゴム円盤55はその円の中心を軸芯として平行に所定間隔
に設け、進行方向Dに直交する水平方向を軸芯とし、そ
の下端が進行方向Dの反対方向に進むよう回転させる。
また、ゴム円盤55の前端から下端の1/4周には、その
外側の外周付近に接当してゴム円盤55が外方に広がらな
いよう規制する多数のローラー57を設け、その間のゴム
円盤55の外周付近は個々の苗Paの紙筒直径より狭い間隔
とし、その他の間はゴム円盤55を外方に押し広げる。そ
して、ゴム円盤55は苗転送ベルト47,48の搬送終端から
繰り出された個々の苗Paを受取り、紙筒の上部を挾んで
90度向きを変えて搬送し、下端の苗植付部Uからオー
プナー54が圃面Eに開溝した植え溝内に後方に繰り出
す。
7,48の搬送終端後方には一対のゴム円盤55を設ける。
ゴム円盤55はその円の中心を軸芯として平行に所定間隔
に設け、進行方向Dに直交する水平方向を軸芯とし、そ
の下端が進行方向Dの反対方向に進むよう回転させる。
また、ゴム円盤55の前端から下端の1/4周には、その
外側の外周付近に接当してゴム円盤55が外方に広がらな
いよう規制する多数のローラー57を設け、その間のゴム
円盤55の外周付近は個々の苗Paの紙筒直径より狭い間隔
とし、その他の間はゴム円盤55を外方に押し広げる。そ
して、ゴム円盤55は苗転送ベルト47,48の搬送終端から
繰り出された個々の苗Paを受取り、紙筒の上部を挾んで
90度向きを変えて搬送し、下端の苗植付部Uからオー
プナー54が圃面Eに開溝した植え溝内に後方に繰り出
す。
【0044】植付部枠51外のゴム円盤55のやや後方には
一対の植付部接地輪56を設ける。植付部接地輪56は後方
視で上方が開いて逆ハの字状を成し、また平面視で前方
もやや開いて逆ハの字状を成しいて、植付部接地輪56の
間隔が狭い下周で圃面Eの苗植付部U近傍に接地してい
る。そして、植付装置50は所定加重の植付部接地輪56に
より圃面Eの凹凸に追従し、植付部接地輪56はゴム円盤
55が下周にて保持している苗Paの植え溝を潰して植え付
ける。
一対の植付部接地輪56を設ける。植付部接地輪56は後方
視で上方が開いて逆ハの字状を成し、また平面視で前方
もやや開いて逆ハの字状を成しいて、植付部接地輪56の
間隔が狭い下周で圃面Eの苗植付部U近傍に接地してい
る。そして、植付装置50は所定加重の植付部接地輪56に
より圃面Eの凹凸に追従し、植付部接地輪56はゴム円盤
55が下周にて保持している苗Paの植え溝を潰して植え付
ける。
【0045】つぎに、作動を説明する。
【0046】苗分離装置の横移動機構10は所定のその移
動端とし、整列苗Pを横移動機構10上の縦移動機構20と
してのベルト25上に移植機の中央側から供給して載せ、
その整列苗Pの前端がローラー31に接する位置まで送り
込む。
動端とし、整列苗Pを横移動機構10上の縦移動機構20と
してのベルト25上に移植機の中央側から供給して載せ、
その整列苗Pの前端がローラー31に接する位置まで送り
込む。
【0047】トラクターの進行により接地輪としてのゲ
ージ輪9が回転すると適宜な手段により軸16などが回転
し、横移動機構枠12が移植機の進行方向Dと平行な方向
に移動しローラー31や平ベルト32などが回転する。この
ことにより、整列苗Pの最前列は順次一対のローラー31
の前端に接する。分離される苗Paは後続する苗列とロー
ラー31との間に挾まれて転動され、転がりながら動かさ
れることにより、順次分離される苗Paの次の苗や後続す
る苗列との連結部を剥されて無理なく分離される。
ージ輪9が回転すると適宜な手段により軸16などが回転
し、横移動機構枠12が移植機の進行方向Dと平行な方向
に移動しローラー31や平ベルト32などが回転する。この
ことにより、整列苗Pの最前列は順次一対のローラー31
の前端に接する。分離される苗Paは後続する苗列とロー
ラー31との間に挾まれて転動され、転がりながら動かさ
れることにより、順次分離される苗Paの次の苗や後続す
る苗列との連結部を剥されて無理なく分離される。
【0048】このとき、横移動機構10により横移動機構
枠12上の重い整列苗Pが移植機の進行方向Dと平行な方
向に移動し、機枠1には整列苗Pの移動する荷重が加わ
る。しかし、機枠1上の荷重をゲージ輪9と図示しない
トラクターで支持するから、植付装置50の植付部接地輪
56には整列苗Pの移動する荷重が加わらずに圃面Eの凹
凸に追従し、苗の植付状態が安定する。
枠12上の重い整列苗Pが移植機の進行方向Dと平行な方
向に移動し、機枠1には整列苗Pの移動する荷重が加わ
る。しかし、機枠1上の荷重をゲージ輪9と図示しない
トラクターで支持するから、植付装置50の植付部接地輪
56には整列苗Pの移動する荷重が加わらずに圃面Eの凹
凸に追従し、苗の植付状態が安定する。
【0049】ローラー31により分離された苗Paは、続い
てローラー31の間から挾まれて繰り出され整列苗Pから
離される。ローラー31により繰り出された苗Paは、その
まま直ちに平ベルト32に受渡され、受渡された苗Paは平
ベルト32に挾まれてより遠くに繰り出される。平ベルト
32から繰り出された苗Paは、平ベルト33や転向円盤35や
平ベルト36により搬送され、平ベルト37,38に受け渡さ
れる。
てローラー31の間から挾まれて繰り出され整列苗Pから
離される。ローラー31により繰り出された苗Paは、その
まま直ちに平ベルト32に受渡され、受渡された苗Paは平
ベルト32に挾まれてより遠くに繰り出される。平ベルト
32から繰り出された苗Paは、平ベルト33や転向円盤35や
平ベルト36により搬送され、平ベルト37,38に受け渡さ
れる。
【0050】整列苗Pの最前列の分離が全て終り、横移
動機構10が移動端に達すると、縦移動機構20により整列
苗Pは苗列の一列分だけ移植機の進行方向Dと直交し中
心から外側方向に移動し、同時に一対のローラー31の位
置が進退して、横移動機構10は今までと反対方向に整列
苗Pを横移動させて次の列の分離が開始される。さら
に、反対側の移動端でも同様に縦移動機構20が整列苗P
を間欠移動させ、連続的に個々の苗Paに分離される。
動機構10が移動端に達すると、縦移動機構20により整列
苗Pは苗列の一列分だけ移植機の進行方向Dと直交し中
心から外側方向に移動し、同時に一対のローラー31の位
置が進退して、横移動機構10は今までと反対方向に整列
苗Pを横移動させて次の列の分離が開始される。さら
に、反対側の移動端でも同様に縦移動機構20が整列苗P
を間欠移動させ、連続的に個々の苗Paに分離される。
【0051】このとき、植付が進んで整列苗Pが少なく
なりその荷重が減少したり、整列苗Pを補充してその荷
重が増加しても、整列苗Pを載せた苗供給装置Sは機枠
1に設けられ、植付装置50は機枠1に上下方向に移動自
在に係止されているから、植付装置50の植付部接地輪56
には整列苗Pの荷重の増減の影響が無く圃面Eの凹凸に
追従し、苗の植付状態が一定する。
なりその荷重が減少したり、整列苗Pを補充してその荷
重が増加しても、整列苗Pを載せた苗供給装置Sは機枠
1に設けられ、植付装置50は機枠1に上下方向に移動自
在に係止されているから、植付装置50の植付部接地輪56
には整列苗Pの荷重の増減の影響が無く圃面Eの凹凸に
追従し、苗の植付状態が一定する。
【0052】平ベルト37,38に受け渡された個々の苗Pa
は、平ベルト37,38,39と葉受ベルト41と葉押えベルト
42とにより欠株の苗Paが取り除かれ、不揃な苗列となっ
て整列ベルト43に受け渡される。そして、整列ベルト43
に受け渡された苗Paは、整列ベルト43のローラーや検出
器44とその信号により制御される増減速機構や集積ベル
ト45とスポンジローラー46により、紙筒部を密着させて
整列されて一対の苗転送ベルト47,48に受け渡される。
は、平ベルト37,38,39と葉受ベルト41と葉押えベルト
42とにより欠株の苗Paが取り除かれ、不揃な苗列となっ
て整列ベルト43に受け渡される。そして、整列ベルト43
に受け渡された苗Paは、整列ベルト43のローラーや検出
器44とその信号により制御される増減速機構や集積ベル
ト45とスポンジローラー46により、紙筒部を密着させて
整列されて一対の苗転送ベルト47,48に受け渡される。
【0053】一対の苗転送ベルト47,48に受け渡された
個々の苗Paは所定距離に間隔を開けて搬送され、苗転送
ベルト47,48の搬送終端でゴム円盤55の前端に受け渡さ
れる。
個々の苗Paは所定距離に間隔を開けて搬送され、苗転送
ベルト47,48の搬送終端でゴム円盤55の前端に受け渡さ
れる。
【0054】このとき、伸縮自在な一対の苗転送ベルト
47,48により集積ベルト45とスポンジローラー46からの
苗Paを挾持移送してゴム円盤55に供給するから、植付装
置50が植付部接地輪56により圃面Eの凹凸に追従して、
選別整列部枠34と苗転送ベルト枠52の距離が変わっても
苗供給装置Sから苗Paを植付装置50に落下させることな
く供給できる。
47,48により集積ベルト45とスポンジローラー46からの
苗Paを挾持移送してゴム円盤55に供給するから、植付装
置50が植付部接地輪56により圃面Eの凹凸に追従して、
選別整列部枠34と苗転送ベルト枠52の距離が変わっても
苗供給装置Sから苗Paを植付装置50に落下させることな
く供給できる。
【0055】ゴム円盤55はその下端でオープナー54が圃
面Eに開溝した植え溝内に受け渡された個々の苗Paを繰
り出し、植付部接地輪56により圃面Eに植え付けられ
る。
面Eに開溝した植え溝内に受け渡された個々の苗Paを繰
り出し、植付部接地輪56により圃面Eに植え付けられ
る。
【0056】以上の実施例では、整列苗Pとして紙筒育
苗容器による紙筒苗のものを示したが、土壌そのものを
所定形状に固めたものや、育苗培地そのものが整然と連
結している無機物繊維や高分子化合物によるものや、個
々の苗Paに分離可能に連結されているものや、個々の苗
Paは連結されておらずに整然と並べられているものでも
良い。
苗容器による紙筒苗のものを示したが、土壌そのものを
所定形状に固めたものや、育苗培地そのものが整然と連
結している無機物繊維や高分子化合物によるものや、個
々の苗Paに分離可能に連結されているものや、個々の苗
Paは連結されておらずに整然と並べられているものでも
良い。
【0057】また、一対の苗転送ベルト47,48がゴムの
ような伸縮自在な弾性体で形成されてベルト自体が伸縮
する例を示したが、ベルト自体は伸縮せずに別に設けた
自在な緊張装置により伸縮自在に張るようにしても良
い。
ような伸縮自在な弾性体で形成されてベルト自体が伸縮
する例を示したが、ベルト自体は伸縮せずに別に設けた
自在な緊張装置により伸縮自在に張るようにしても良
い。
【0058】また、一対の苗転送ベルト47,48の表面に
多数の弾性突起を設けその先端部で苗Paの紙筒部を保持
させる例を示したが、ベルトの表面にスポンジ体を貼着
したり、その表面に凹凸を設けても良い。
多数の弾性突起を設けその先端部で苗Paの紙筒部を保持
させる例を示したが、ベルトの表面にスポンジ体を貼着
したり、その表面に凹凸を設けても良い。
【0059】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、機枠に整列苗
を載せて個々の苗に分離し転送する苗供給装置を設け、
植付装置は機枠に上下方向に移動自在に係止し、植付装
置はその苗植付部近傍に設けた植付部接地輪により圃面
の凹凸に追従させ、植付装置の植付部接地輪には整列苗
の荷重が加わらずに追従するから、植付部接地輪には整
列苗の荷重の増減の影響が無いので所定の加重で圃面の
凹凸に追従し、苗の植付状態が一定する。
を載せて個々の苗に分離し転送する苗供給装置を設け、
植付装置は機枠に上下方向に移動自在に係止し、植付装
置はその苗植付部近傍に設けた植付部接地輪により圃面
の凹凸に追従させ、植付装置の植付部接地輪には整列苗
の荷重が加わらずに追従するから、植付部接地輪には整
列苗の荷重の増減の影響が無いので所定の加重で圃面の
凹凸に追従し、苗の植付状態が一定する。
【0060】また、苗供給装置と植付装置の間に伸縮自
在な一対の苗転送ベルトを設け、苗転送ベルトが苗供給
装置からの苗を挾持移送して植付装置に供給し、植付装
置が植付部接地輪により圃面の凹凸に追従して、苗供給
装置と植付装置の距離が変わっても苗供給装置から苗を
植付装置に落下させることなく挾持して供給できるか
ら、植付装置への苗供給が安定する。
在な一対の苗転送ベルトを設け、苗転送ベルトが苗供給
装置からの苗を挾持移送して植付装置に供給し、植付装
置が植付部接地輪により圃面の凹凸に追従して、苗供給
装置と植付装置の距離が変わっても苗供給装置から苗を
植付装置に落下させることなく挾持して供給できるか
ら、植付装置への苗供給が安定する。
【0061】請求項2の発明によれば、苗供給装置に載
せた整列苗が往復移動しても、植付装置は機枠に上下方
向に移動自在に係止し、植付装置はその苗植付部近傍に
設けた植付部接地輪により圃面の凹凸に追従させ、植付
装置の植付部接地輪には整列苗の移動する荷重が加わら
ないので所定の加重で圃面の凹凸に追従し、苗の植付状
態が一定する。
せた整列苗が往復移動しても、植付装置は機枠に上下方
向に移動自在に係止し、植付装置はその苗植付部近傍に
設けた植付部接地輪により圃面の凹凸に追従させ、植付
装置の植付部接地輪には整列苗の移動する荷重が加わら
ないので所定の加重で圃面の凹凸に追従し、苗の植付状
態が一定する。
【図1】移植機の苗供給装置の一実施例を示す側面図で
ある。
ある。
【図2】その平面図である。
【図3】その背面図である。
【図4】図1の作動状態を示す平面図である。
【図5】図1の一部を切り欠いた部分側面図である。
【図6】図3の一部を切り欠いた部分背面図である。
【図7】図3の一部を切り欠いた苗供給装置の部分背面
図である。
図である。
【図8】図2の一部を切り欠いた苗供給装置の部分平面
図である。
図である。
1 機枠
47,48 苗転送ベルト
50 植付装置
56 植付部接地輪
P 整列苗
Pa 苗
S 苗供給装置
U 苗植付部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年7月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】横移動機構枠12は一対のレール11上に設
け、横移動機構枠12のレール11に対応する四方の下面に
はレール11の長手方向に回転するガイドローラー14を設
け、ガイドローラー14はその中心に通してはめ込んだピ
ンにより自由に回転するよう横移動機構枠12に係止され
る。また、軸16には田植機等で公知の往溝と復溝とが無
端交叉状に形成した円筒カムが刻まれており、横移動機
構枠12に設けた図示しない突起と噛み合っていて、軸16
が回転することにより横移動機構枠12がレール11の長手
方向に連続的に往復移動するようになっている。
け、横移動機構枠12のレール11に対応する四方の下面に
はレール11の長手方向に回転するガイドローラー14を設
け、ガイドローラー14はその中心に通してはめ込んだピ
ンにより自由に回転するよう横移動機構枠12に係止され
る。また、軸16には田植機等で公知の往溝と復溝とが無
端交叉状に形成した円筒カムが刻まれており、横移動機
構枠12に設けた図示しない突起と噛み合っていて、軸16
が回転することにより横移動機構枠12がレール11の長手
方向に連続的に往復移動するようになっている。
Claims (2)
- 【請求項1】 整列苗を個々の苗に分離し植付装置に順
次苗を供給する苗供給装置において、機枠に整列苗を載
せて個々の苗に分離し転送する苗供給装置を設け、植付
装置は機枠に上下方向に移動自在に係止し、植付装置は
その苗植付部近傍に設けた植付部接地輪により圃面の凹
凸に追従させ、苗供給装置と植付装置の間に伸縮自在な
一対の苗転送ベルトを設け、苗転送ベルトが苗供給装置
からの苗を挾持移送して植付装置に供給する移植機の苗
供給装置。 - 【請求項2】 苗供給装置に載せた整列苗が往復移動す
る請求項1記載の移植機の苗供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20251291A JP2860186B2 (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | 移植機の苗供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20251291A JP2860186B2 (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | 移植機の苗供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0523018A true JPH0523018A (ja) | 1993-02-02 |
JP2860186B2 JP2860186B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=16458716
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20251291A Expired - Fee Related JP2860186B2 (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | 移植機の苗供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2860186B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115462221A (zh) * | 2021-09-17 | 2022-12-13 | 山东农业大学 | 夹持状态下蒜种的调向装置及调向方法 |
-
1991
- 1991-07-16 JP JP20251291A patent/JP2860186B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115462221A (zh) * | 2021-09-17 | 2022-12-13 | 山东农业大学 | 夹持状态下蒜种的调向装置及调向方法 |
CN115462221B (zh) * | 2021-09-17 | 2023-10-31 | 山东农业大学 | 夹持状态下蒜种的调向装置及调向方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2860186B2 (ja) | 1999-02-24 |
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