JPH05229213A - 伝票印字形式登録方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝票の形式をプログラム等で利用する場合、
伝票形式の情報を登録しておく必要がある。その登録す
る時間の短縮と作業の簡素化を目的とする。 【構成】 印字させたい印字箇所を黒塗りした登録用伝
票２を作成しておいて、登録形式読取装置３で読み取
り、伝票形式情報を得る。その際印字箇所の直線性を考
慮して伝票形式解析手段４で補正を行う。補正情報に基
づいた伝票形式を伝票形式データ登録手段が伝票形式デ
ータ画面表示装置７に表示させ、表示画面上で伝票形式
データ修正手段８により修正する。修正された情報を伝
票印字形式として伝票形式データファイル５に登録し、
伝票印字手段１０により印字伝票１１を印字出力する。 【効果】 手作業による伝票形式の計測が不要になる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は計算機システムにおい
て、伝票及び帳表印字を行う上で伝票形式を外部記憶装
置へ登録する方式に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来は、伝票形式に関しては、手書き又
は印刷等により作成された伝票形式を手作業で計測して
合わせながら、プログラマーがプログラム上で記述した
り、伝票データ登録者が画像表示装置上にデータを表示
する方式によって伝票形式のデータを入力して、登録を
行っていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このような従来の方式
で登録すべき伝票の枚数が多くなる場合、伝票データ登
録者の伝票形式データの入力作業が多数回必要となり、
登録された伝票形式データが正しいかどうかのテストも
多数回に及ぶので、作業量及び作業時間が多くかかり伝
票データ登録者に対する負担が極めて大になるという問
題点があった。

【０００４】本発明は上述の問題点に鑑みて、伝票形式
データの登録、確認テストの時間を短縮して、登録者の
作業量を削減できる伝票印字形式登録方式を提供するこ
とを目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の伝票印字形式登
録方式は、伝票上で印字させる印字箇所を予め指定した
登録用伝票を読み取って、印字箇所のデータ及び伝票上
に予め印刷された印刷箇所のデータを含む登録伝票デー
タを得て、登録伝票データを登録する手段と、登録伝票
データ中の印字箇所のデータを、印字箇所の伝票上の特
性に基づいて印字箇所の直線的な位置関係に並ぶように
補正する手段と、登録伝票データに基づいた伝票形式で
表示させ、表示画面に基づいて登録伝票データを修正す
る手段を有する。

【０００６】

【作用】上記の構成によれば、伝票を出力する際に印字
させる印字箇所を、予め指定作成した登録用伝票を、登
録する手段によって読み取り、指定した印字箇所とその
他の伝票上の印刷部分のデータとを登録伝票データとし
て登録する。この登録伝票データは、補正する手段によ
って、印字箇所が本来在るべき直線並びなら、直線位置
関係に並ぶように、寸法データの誤差を補正して位置確
認を行い、修正する手段によって、登録伝票データを一
度表示装置に伝票形式で表示させ、修正の必要な部分の
修正を加えたのち最終的な登録伝票データとして登録す
るので、登録伝票データを伝票の形式データとする、伝
票データの明細を印字した伝票を出力する際の登録者の
作業量を削減できる。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。

【０００８】図１は、本発明の一実施例による伝票印字
形式登録方式の構成図である。

【０００９】図１において、伝票読取装置３は登録用伝
票２から伝票形式データをイメージデータとして読み込
み、伝票形式解析手段４が印字項目の位置確定の解析を
行って、伝票形式データファイル５に登録する。伝票形
式データ登録手段６は、データを伝票形式データ画面表
示装置７へ表示し、伝票形式データ修正手段８により登
録者は必要な修正を行って再び伝票形式データファイル
５に登録伝票データとして登録する。明細データファイ
ル１２の内容を印字出力する際は、伝票印字指示手段９
の指示により、伝票印字手段１０から印字伝票１１を出
力する。

【００１０】図２は、図１に示す登録用伝票の一例を示
す図であり、１は伝票用紙、２は伝票用紙１から作成す
る登録用伝票である。

【００１１】つぎに動作について説明する。

【００１２】伝票印字形式を登録する場合には、図２に
示す様に既存及び手書き、印刷等で作成された伝票用紙
１に、出力時に印字させたい印字箇所を黒塗りした登録
用伝票２を予め作成する。

【００１３】登録用伝票２を図１に示すように、伝票形
式読取装置３で読み取る。この伝票読取装置３は登録用
伝票２上に黒塗りされている印字箇所に対するデータ
と、手書き又は印刷等で表示されている罫線や文字に対
するデータとを伝票形式解析手段４に送る。この送られ
てきたデータに基づき伝票形式解析手段４は、伝票形式
上において印字項目位置の確定のための解析を行うと共
に、登録用伝票２の作成時には人手により印字項目の黒
塗りを行っているので、離れた黒塗り部分が一直線上に
並ばないことがあり、それらを読み取ったデータに誤差
が生まれるので、本来の印字項目は一直線上に並ぶこと
を考慮して印字位置に対するデータの補正を行う。これ
らの補正されたデータは一担伝票形式データファイル５
に登録される。

【００１４】伝票形式データ登録手段６は、一担登録さ
れた伝票形式データを伝票形式データ画面表示装置７に
表示して、伝票形式データ登録者にデータの正当性を確
認させる。伝票形式データ登録者は、印字項目と明細デ
ータ項目との対処や印字文字の編集、印字位置の修正等
を伝票形式データ修正手段８により行う。これにより伝
票形式データ登録手段６は、伝票形式データ修正手段８
により修正されたデータを伝票形式データファイル５に
再登録する。再登録された伝票形式データに基づいて明
細データファイル１２の内容を印字する場合は、伝票印
字指示手段９により印字指示を行うと、伝票印字手段１
０は伝票形式データファイル５より展開した伝票形式の
登録伝票データに基づいて、登録伝票データの指定印字
箇所に明細データファイル１２の伝票の明細データを印
字伝票１１として印字を行い出力する。

【００１５】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、伝
票形式を伝票読込装置により、伝票形式データとして格
納する為、手作業による伝票形式の計測が不要になり伝
票登録者の作業量が削減できる効果があり、伝票形式解
析時に印字項目の印字位置の自動補正を行う為、伝票形
式データ登録者が伝票形式データの登録及び修正を行う
時、位置合わせや補正の必要がなくなり、作業削減がで
きる効果があり、伝票形式データを一元的に管理でき
て、同様の形式の伝票や帳表を登録する必要がなくな
り、作業の二重化を防止できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例による伝票印字形式登録方式
の構成図である。

【図２】図１に示す登録用伝票の一例を示す図である。

【符号の説明】

１ 伝票用紙 ２ 登録用伝票 ３ 伝票形式読取装置 ４ 伝票形式解析手段 ５ 伝票形式データファイル ６ 伝票形式データ登録手段 ７ 伝票形式データ画面表示装置 ８ 伝票形式データ修正手段 ９ 伝票印字指示手段 １０ 伝票印字手段 １１ 印字伝票 １２ 明細データファイル

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 伝票上で印字させる印字箇所を予め指定
   した登録用伝票を読み取って、印字箇所のデータ及び伝
   票上に予め印刷された印刷箇所のデータを含む登録伝票
   データを得て、前記登録伝票データを登録する手段を有
   することを特徴とする伝票印字形式登録方式。
2. 【請求項２】 前記登録伝票データ中の印字箇所のデー
   タを、前記印字箇所の伝票上の特性に基づいて補正する
   手段を有することを特徴とする請求項１に記載の伝票印
   字形式登録方式。
3. 【請求項３】 前記特性が、前記印字箇所の直線的な位
   置関係に並ぶ事であることを特徴とする請求項２に記載
   の伝票印字形式登録方式。
4. 【請求項４】 前記登録伝票データに基づいた伝票形式
   で表示を行い、該表示画面に基づいて、前記登録伝票デ
   ータを修正する手段を有することを特徴とする請求項１
   又は２に記載の伝票印字形式登録方式。