JPH0522843U - 静圧軸受装置 - Google Patents

静圧軸受装置

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JPH0522843U
JPH0522843U JP7976191U JP7976191U JPH0522843U JP H0522843 U JPH0522843 U JP H0522843U JP 7976191 U JP7976191 U JP 7976191U JP 7976191 U JP7976191 U JP 7976191U JP H0522843 U JPH0522843 U JP H0522843U
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JP
Japan
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bearing
oil
rotating shaft
land
land portion
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Pending
Application number
JP7976191U
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English (en)
Inventor
利幸 齊藤
伸充 堀
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Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Publication date
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  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、油等の流体を潤滑油として使用する
静圧軸受において、停電等により油の供給が停止して
も、回転軸とランド部間と、回転軸と凹部間に回転軸の
回転によって動圧が発生して回転軸をラジアル軸承し、
かつ摩擦損失を低減し、軸受の低消費動力化を図った静
圧軸受装置を提供する。 【構成】軸受本体1の内周面に、周方向と軸方向とのラ
ンド部2a,2bにより仕切られて周方向に向けて凹設
した複数のU字状の軸受ポケット3aで囲まれているラ
ンド部に油溜めの凹部6を設けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回転軸を液圧によってラジアル軸承する静圧軸受装置に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
この種の静圧軸受装置には図2で示すように、軸受本体1の内周面に、周方向 のランド部2aと軸方向のランド部2bとによって升型に仕切られて凹設された 複数の軸受ポケット3を周方向に配置し、この軸受ポケット3に油を供給するノ ズル4が開設された構造のもの(以下従来技術1という)あるいは図3で示すよ うに、軸受本体1の内周面に、周方向のランド部2aと軸方向のランド部2bと により仕切られて周方向に向けて凹設配置した複数のU字状の軸受ポケット3a と、この軸受ポケット3a内に開設された油供給用のノズル4とからなる構造の もの(以下従来技術2という)が公知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術1及び2において、停電等で油の供給が止まった際には、回転軸 とランド部2a,2bとの間に存在する潤滑液の動圧で回転軸を支持するが、従 来技術1においてはランド部2a,2bの面積が小さいため、この動圧が小さく 、ランド部2a,2bと回転軸の間で油膜切れをおこし、軸受の焼き付きが発生 する。従来技術2では、U字状の軸受ポケット3aで囲まれた部位もランド部2 cとなり、この大きな面積のランド部2cによって動圧を大きくしているため、 従来技術1のような不具合の発生が解消されているが、ランド部の面積が大きい ために、回転軸とランド部との摩擦損失が大であり、消費動力が大きくなる問題 がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記従来の問題点を解決するために成されたものであり、その特徴と する構成は、回転軸を液圧によってラジアル軸承する静圧軸受装置において、軸 受本体の内周面に、周方向と軸方向とのランド部により仕切られて周方向に向け てした静圧発生部となる複数のU字状の軸受ポケットと、このU字状の軸受ポケ ットで囲まれているランド部に凹設した凹部とを備えたものである。
【0005】
【作用】
上記の構成により、U字状の軸受ポケットで囲まれているランド部に凹設した 凹部に油が溜まり、停電してもしばらくの間、回転軸は回転し、凹部の油の圧力 が逃げないため、回転軸と凹部間並びに回転軸とランド部との間の動圧によって 回転軸をラジアル軸承する。また、ランド部の面積が従来のU字状の軸受ポケッ ト構造に比較すると小さくなり、摩擦損失を低減し消費動力を低減する。
【0006】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1において、1は軸受本体 であり、5は前記軸受本体1に液圧によってラジアル軸承された回転軸である。 この軸受本体1の内周面には、周方向のランド部2aと軸方向のランド部2bと によって複数のU字状の軸受ポケット3aが周方向に向けて凹設され、このU字 状の軸受ポケット3a内には油を供給するノズル4が開口されている。
【0007】 前記U字状の軸受ポケット3aの両側には環状の油溝7が凹設されている。
【0008】 さらに、前記U字状の軸受ポケット3aで囲まれているランド部には凹部6が 凹設されている。この凹部6は油溜まりとしての役目を持ち、凹部6と回転軸5 間に回転軸5の回転によって動圧が発生する比較的浅いものである。
【0009】 本考案は上記の通りの構造であるから、ノズル4を介して油がU字状の軸受 ポケット3aに供給され、回転軸5を静圧軸承すると共に、前記U字状の軸受ポ ケット3aに供給される油は回転軸5とランド部2a,2bとの間で油膜を形成 して潤滑作用をする。
【0010】 前記油膜を形成する油の一部はU字状の軸受ポケット3aの内周囲側のランド 部2a,2bを乗り越えてU字状の軸受ポケット3aで囲まれている凹部6に溜 められ、回転軸5の潤滑油として使用される。
【0011】 また、前記油膜を形成する油の一部はU字状の軸受ポケット3aの外側のラン ド部2aを乗り越えて環状の油溝7に入り図略の排出穴より排出される。
【0012】
【考案の効果】
以上のように本考案によると、U字状の軸受ポケットで囲まれている部位に凹 部を設け、これを油溜めとした構成であるから、停電等により軸受ポケットへの 油の供給が停止しても、しばらくの間、回転軸が回転し、凹部の油の圧力が逃げ ないため、回転軸と凹部間並びに回転軸とランド部間に動圧が発生し、この動圧 によって回転軸が回転可能に軸承されるため、軸受の焼き付きが防止される。ま た、従来ではU字状の軸受ポケットで囲まれている部位が大きい面積のランド部 が形成されていたが、この部位に前記油溜めの凹部を形成したことによりランド 部の面積が小さくなり、これにより摩擦損失が低減され、軸受の低消費動力化が 図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の断面図
【図2】従来構造の断面図
【図3】従来の他の構造の断面図
【符号の説明】
1 軸受本体 2a、2b、2c ランド部 3a U字状の軸受ポケット 4 ノズル 5 回転軸 6 凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を液圧によってラジアル軸承する
    静圧軸受装置において、軸受本体の内周面に、周方向と
    軸方向とのランド部により仕切られて周方向に向けて凹
    設した静圧発生部となる複数のU字状の軸受ポケット
    と、このU字状の軸受ポケットで囲まれているランド部
    に凹設した凹部とを備えたことを特徴とする静圧軸受装
    置。
JP7976191U 1991-09-06 1991-09-06 静圧軸受装置 Pending JPH0522843U (ja)

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JP7976191U JPH0522843U (ja) 1991-09-06 1991-09-06 静圧軸受装置

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JPH0522843U true JPH0522843U (ja) 1993-03-26

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001304260A (ja) * 2000-04-27 2001-10-31 Toyoda Mach Works Ltd 流体軸受装置及びこの流体軸受装置を用いた研削盤の砥石軸装置
JP2006114852A (ja) * 2004-10-18 2006-04-27 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板保持装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001304260A (ja) * 2000-04-27 2001-10-31 Toyoda Mach Works Ltd 流体軸受装置及びこの流体軸受装置を用いた研削盤の砥石軸装置
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JP4594031B2 (ja) * 2004-10-18 2010-12-08 大日本スクリーン製造株式会社 基板保持装置

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