JP2001304260A - 流体軸受装置及びこの流体軸受装置を用いた研削盤の砥石軸装置 - Google Patents
流体軸受装置及びこの流体軸受装置を用いた研削盤の砥石軸装置Info
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Abstract
装置10において、軸受の剛性を保ちつつ、軸受の発熱
を防止する。 【解決手段】 流体軸受装置10の軸受部材2には、回
転軸20に負荷力が作用したり高剛性が必要な方向に動
圧を発生するU字形状の静圧ポケット4を設け、その他
の方向には四角形状の静圧ポケット6を設ける。U字形
状の静圧ポケット4により必要とする剛性を保ち、回転
軸20に作用する負荷力を支持する。一方、四角形状の
静圧ポケット6は面積が大きいために回転軸20が冷え
た潤滑油と接する機会が多くなり発熱が防止される。
Description
どの回転軸、特に高速回転する回転軸を軸受潤滑油等の
加圧流体を介して支持する流体軸受装置及びこの流体軸
受装置を用いた研削盤の砥石軸装置に関するものであ
る。
の軸受隙間を有した軸受部材の内周面に軸受ポケットと
ランド部を設け、この軸受ポケットと回転軸との間の軸
受隙間に供給される加圧流体の流体圧(静圧)とランド部
と回転軸との間に発生する流体圧(動圧)により回転軸が
支持されている。
の内周面にU字形状を呈する軸受ポケットを等間隔・同
方向に複数個設けたものがある。これはU字形状の軸受
ポケットにより発生する静圧とU字形状の軸受ポケット
に囲まれたランド部に発生する動圧とで回転軸を支持し
ている。
装置において、例えば最近の工作機械のように主軸が高
速化されると回転軸によるせん断トルクが上昇し、動圧
発生ランド部においては流体摩擦により潤滑油に大量の
発熱が生じる。それにより回転軸、軸受ともに熱膨張し
局所的に軸受隙間が狭小化する。すると更にせん断トル
クは上昇し、潤滑油の発熱量も増大し軸受隙間が更に狭
小化する悪循環が起き、これにより最終的には回転軸と
軸受が金属接触し劣化・焼付等に至る原因となる。特に
軸受中央部分は潤滑油の循環が悪くなるため軸受性能の
劣化・焼付等が顕著となる。
くしたり潤滑油粘度を低くすることなどが考えられる
が、そのようにすると要求される軸受剛性が達成できな
い。更に軸受隙間を大きくすると軸受隙間の3乗に比例
して潤滑油の消費量が増大する為に油供給装置が大型化
し、動力損失も大きくなる。また排出油を回収するタン
クも大型化してしまうため実用化は困難となる。
の大きい、例えば動圧発生ランド部を持たない四角形の
軸受ポケットを用いて静圧のみで回転軸を支持しようと
すると、軸受剛性が低下する。
されたものであり、その目的は軸受隙間を大きくした
り、潤滑油粘性度を低くすることなく回転軸と軸受の熱
膨張を抑え、且つ軸受剛性の高い流体軸受装置を提供す
ることにある。
めの手段は請求項1に記載の流体軸受装置である。請求
項1に記載の発明は、回転軸と、回転軸を回転可能に軸
承する軸受部材と、軸受部材の内周面に複数個設けた静
圧ポケットと、静圧ポケットに流体を供給する供給孔
と、軸受部材の内周面に形成され、静圧ポケットに供給
された流体を回転軸と軸受部材との軸受隙間を介して排
出する環状のドレン溝とを有した流体軸受装置におい
て、軸受部材の内周面に設けた複数の静圧ポケットは、
少なくとも一つの第1静圧ポケットと、第1静圧ポケッ
トよりも面積が大きい第2静圧ポケットからなることを
技術的特徴とする。
の発明における第1静圧ポケットの好適な配置として、
軸受部材の回転軸に負荷力が作用する方向に設けること
を技術的特徴とする。
に記載の発明における各静圧ポケットの好適な形状とし
て第1静圧ポケットをU字形状に、第2静圧ポケットを
四角形状にすることを技術的特徴とする。
4又は5に記載の研削盤の砥石軸装置である。請求項4
に記載の発明は、一端に砥石を設けた回転軸と、前記回
転軸の他端に設けられ前記回転軸を回転させる駆動装置
と、前記回転軸の一端の前記砥石側を支持する流体軸受
装置と、前記回転軸の他端の前記駆動装置側を支持する
流体軸受装置とを備えた研削盤の砥石軸装置において、
前記各流体軸受装置は、前記回転軸を回転可能に軸承す
る軸受部材と、前記軸受部材の内周面に複数個設けた静
圧ポケットと、前記静圧ポケットに流体を供給する供給
孔と、前記軸受部材の内周面に形成され、前記静圧ポケ
ットに供給された流体を前記回転軸と前記軸受部材との
軸受隙間を介して排出する環状のドレン溝とを有してお
り、前記回転軸の一端の砥石側を支持する前記流体軸受
装置の前記静圧ポケットは、前記砥石による加工反力が
前記回転軸に作用する方向に設けられた少なくとも一つ
の第1静圧ポケットと、前記第1静圧ポケットよりも面
積が大きい第2静圧ポケットから構成され、前記回転軸
の他端の駆動装置側を支持する流体軸受装置の前記静圧
ポケットは同じ面積の静圧ポケットで構成されているこ
とを技術的特徴とする。
端にプーリを設けた回転軸と、前記回転軸を回転させる
駆動装置と、前記駆動装置と前記プーリの間に掛け渡さ
れ前記回転軸に動力を伝達する駆動ベルトと、前記回転
軸の一端の砥石側を支持する流体軸受装置と、前記回転
の他端のプーリ側を支持する流体軸受装置とを備えた研
削盤の砥石軸装置において、前記各流体軸受装置は、前
記回転軸を回転可能に軸承する軸受部材と、前記軸受部
材の内周面に複数個設けた静圧ポケットと、前記静圧ポ
ケットに流体を供給する供給孔と、前記軸受部材の内周
面に形成され、前記静圧ポケットに供給された流体を前
記回転軸と前記軸受部材との軸受隙間を介して排出する
環状のドレン溝とを有しており、前記回転軸の一端の砥
石側を支持する前記流体軸受装置の前記静圧ポケット
は、前記砥石による加工反力が前記回転軸に作用する方
向に設けられた少なくとも一つの第1静圧ポケットと、
前記第1静圧ポケットよりも面積が大きい第2静圧ポケ
ットから構成され、前記回転軸の他端の前記プーリ側を
支持する前記流体軸受装置の前記静圧ポケットは、前記
駆動ベルトの張力が前記回転軸に作用する方向に設けら
れた少なくとも一つの第1静圧ポケットと、前記第1静
圧ポケットよりも面積が大きい第2静圧ポケットから構
成されていることを技術的特徴とする。
に記載の発明における各静圧ポケットの好適な形状とし
て第1静圧ポケットをU字形状に、第2静圧ポケットを
四角形状にすることを技術的特徴とする。
について図を参照して説明する。図1は本発明を具体化
した実施態様に係る流体軸受装置10を備えた研削盤の
砥石軸30を示している。主軸駆動用モータ21が回転
軸20を介して砥石24を回転させるように構成されて
おり、この回転軸20は複数の静圧ポケットを持つ静圧
流体軸受の流体圧により回転可能に軸承されている。
20の外周面には軸受面3を有する円筒状の軸受部材2
が軸受ハウジング1の内周面に圧入、焼き嵌め等により
嵌着一体化されて構成されている。そして軸受部材2の
内周面には静圧ポケット4,6が4ヶ所配設されてい
る。
に基づいて説明する。ここで、研削加工中のワーク25
と砥石24の間には図3の矢印の方向に加工(研削)反力
Fが生じ、その加工(研削)反力Fは回転軸20に作用
し、図2の静圧流体軸受内の回転軸20に加工(研削)反
力Fが矢印の方向に加わるものとする。
る。軸受部材2の加工(研削)反力Fを受ける方向(B矢
視)の内周面には図4(a)に示すようにU字形状の静圧
ポケット(第1静圧ポケット)4が形成され、U字形状の
静圧ポケット4内には潤滑油を供給する供給孔8が開口
されている。U字状に囲まれた部分には軸受面3と同一
内周面高さを有した動圧を発生させる動圧発生ランド部
7が形成されている。
にはU字形状の静圧ポケット4の軸方向の両端に環状の
ドレン溝13が凹設されている。このドレン溝13は軸
受部材2と軸受ハウジング1に形成された排出路5に連
通しておりドレン溝13に流入した潤滑油を図略の油槽
に回収するようにしている。
る。軸受部材2の加工(研削)反力Fを受けない方向の内
周面には図5(a)に示す様に四角形状の静圧ポケット
(第2静圧ポケット)6が配設され、その廻りには四角形
状の静圧ポケット6と同様に静圧を発生させるランド部
16が形成されている。四角形状の静圧ポケット6の中
央部には潤滑油を供給する供給孔8が開口されている。
(研削)反力Fは作用しないので、軸受の上下方向の静圧
ポケットもC矢視と同様四角形状(第2静圧ポケット)を
している。図5(b)はこれら四角形状の静圧ポケット
6、ランド部16の形成状態を分り易くするための斜視
図である。四角形状の静圧ポケット6の潤滑油の排出方
法はU字形状の静圧ポケット4と構成は同じである。
用を説明する。潤滑油は潤滑油供給ポンプ23から軸受
ハウジング1の潤滑油供給路12を通って軸受部材2の
外周の環状溝9から絞り作用をなす連通孔11を経て静
圧ポケット4,6に供給される。静圧ポケット4,6内に
充満した潤滑油を軸受隙間に強制的に供給することによ
って潤滑流体膜を形成し静圧が発生する。この静圧によ
り回転軸20は静圧支持される。
の間の軸受隙間では、U字形状の静圧ポケット4から流
入される潤滑油によりU字形状の静圧ポケット4と同一
の静圧が発生する。また回転軸20に加工(研削)反力F
が作用し図2において点線に示した様に中心軸が偏心さ
れると、図2に示すように回転軸20の外径と動圧発生
ランド部7の内径との相異により軸受隙間が偏心した側
に次第に狭くなる楔状隙間Pが作られる。この楔状隙間
Pに潤滑油が回転軸20の表面につれ廻りを起こして引
き込まれることにより動圧が発生し回転軸20が動圧支
持される。
ない方向に配設されている四角形状の静圧ポケット6は
U字形状の静圧ポケット4の様に動圧を発生させる動圧
発生ランド部7を有しない。そのため軸受中央部は四角
形状の静圧ポケット6により冷たい潤滑油に接する機会
が多くなることから冷却効率が上がり、回転軸20・軸
受部材2の熱膨張による軸受隙間の狭小化が防止され
る。
力Fが作用する方向にU字形状の静圧ポケット4を、加
工(研削)反力Fが作用しない方向に四角形状の静圧ポケ
ット6を混合して配設するようにしたので、U字形状の
静圧ポケット4により回転軸20に負荷力が作用する方
向の剛性が保たれ、四角形状の静圧ポケットにより回転
軸20・軸受部材2の熱膨張が抑制される。その結果回
転軸20・軸受部材2の接触機会はなくなり金属接触に
よる劣化・焼付等は回避され、軸受中央部分において潤
滑油の循環が損なわれることはない。
す。図6は図1に示した研削盤の砥石軸30と同じよう
に主軸駆動用モータ21がダイレクトに回転軸20を回
す方式であるが、この研削盤の砥石軸31には主軸駆動
用モータ21側にも流体軸受10bが設けられている。
このような回転軸20において砥石24側の流体軸受1
0は加工(研削)反力Fが作用する方向にU字形状の静圧
ポケット4、加工(研削)反力F作用しない方向は四角形
状の静圧ポケット6が配設された混合軸受であるが、主
軸駆動用モータ21側に取付けられた流体軸受10bは
回転軸に作用する負荷力が小さいため、四角形状の静圧
ポケット6しか配設されていない。従って砥石24側の
流体軸受10は軸受の剛性を損なわず、且つ回転軸及び
軸受部材の発熱抑制・熱膨張防止に効果がある。一方、
主軸駆動用モータ21側に取付けられた流体軸受10b
は回転軸及び軸受部材の発熱抑制・熱膨張防止に効果が
ある。
動ベルト22を介して回転軸20を回すベルト駆動方式
の研削盤の砥石軸32を示した図で、砥石24側に流体
軸受10が、駆動ベルト22側に流体軸受10aが設け
られている。砥石24側の流体軸受10は図2と同様な
形で回転軸20に加工(研削)反力Fが作用する方向にU
字形状の静圧ポケット4が、他の方向には四角形状の静
圧ポケット6が配設されている。
作中の駆動ベルト22から発生するベルト張力F2が作
用する。従って駆動ベルト22側の流体軸受10a内に
はベルト張力F2が回転軸20に作用する方向にU字形
状の静圧ポケット4が、ベルト張力F2が作用しない方
向には複数の四角形状の静圧ポケット6が配設されてい
る。そのため、設けられた流体軸受装置10,10aは
剛性を損なわず且つ回転軸及び軸受部材の発熱が抑制さ
れ、熱膨張を防止することが出来る。
2の内周面には図4に示したU字形状の静圧ポケット4
を用いていたが、図8に示した中央の動圧発生ランド部
7を囲むようなロの字形状の静圧ポケット15を用いて
も同様な効果が得られる。
4,6が5ヶ所配設されている図を示している。図9
(a)は回転軸20に加工(研削)反力Fが作用する方向に
U字形状の静圧ポケット4が1ヶ所設けられたものであ
り、一方、図9(b)は回転軸20に加工(研削)反力Fが
作用する方向にU字形状の静圧ポケット4が2ヶ所配設
されたものを示している。
積の異なる第1静圧ポケットと第2静圧ポケットとを備
えているので、軸受面積の小さい第1静圧ポケットによ
り軸受の高剛性が保たれ、軸受面積の大きい第2静圧ポ
ケットにより回転軸及び軸受部材の発熱が抑制され、熱
膨張を防止することが出来る。これにより軸受の高剛性
と発熱防止の両立が可能となる。
の回転軸に負荷力が作用する方向に第1静圧ポケットが
設けられているので、回転軸に負荷力が作用したり高剛
性が必要な方向の剛性を損なわず、且つ回転軸及び軸受
部材の発熱が抑制され、熱膨張を防止することが出来
る。
ポケットをU字形状にしたので、円周方向に連続した
(円周方向の長さが長い)動圧発生ランド部を形成するこ
とが出来、これにより更に大きな動圧効果が得られるの
で剛性をより高くする事が出来る。また第2静圧ポケッ
トは動圧発生ランド部を有しない四角形状にしたので、
流体摩擦による潤滑油の高熱化が抑えられ、また静圧ポ
ケットの面積が大きいために回転軸が冷えた潤滑油と接
する機会が多くなるため、回転軸及び軸受部材の発熱抑
制・熱膨張防止に更に効果がある。
加工中に発生する加工(研削)反力が回転軸に作用した場
合でも、砥石側の軸受は加工反力が作用する方向の第1
静圧ポケットと第1静圧ポケットよりも面積が大きい第
2静圧ポケットを配設した混合軸受であるので、砥石に
よる加工反力に対する剛性を損なわず、且つ砥石軸の高
速回転に対して回転軸及び軸受部材の発熱抑制・熱膨張
防止に効果がある。また駆動装置側の軸受は回転軸に作
用する加工反力の影響をほとんど受けないので、砥石側
の軸受のように静圧ポケットの面積を異ならせる必要が
ない。よって比較的大きな面積で同じ形状の静圧ポケッ
トを配設することができ、そのため回転軸及び軸受部材
の発熱抑制・熱膨張防止に効果がある。
加工中に発生する加工反力が回転軸に作用した場合で
も、砥石側の軸受は加工反力が作用する方向の第1静圧
ポケットと第1静圧ポケットよりも面積が大きい第2静
圧ポケットを配設した混合軸受であるので、砥石による
加工反力に対する剛性を損なわず、且つ砥石軸の高速回
転に対して回転軸及び軸受部材の発熱抑制・熱膨張防止
に効果がある。また回転軸に作用する駆動ベルトの張力
に対しても、プーリ側の軸受はベルトの張力が作用する
方向の第1静圧ポケットと第1静圧ポケットよりも面積
が大きい第2静圧ポケットを配設した混合軸受であるの
でベルトの張力に対する剛性を損なわず、且つ砥石軸の
高速回転に対して回転軸及び軸受部材の発熱抑制・熱膨
張防止に効果がある。
ポケットをU字形状にしたので、円周方向に連続した
(円周方向の長さが長い)動圧発生ランド部を形成するこ
とが出来、これにより更に大きな動圧効果が得られるの
で加工反力やベルトの張力に対する剛性をより高くする
事が出来る。また第2静圧ポケットは動圧発生ランド部
を有しない四角形状にしたので、流体摩擦による潤滑油
の高熱化が抑えられ、また静圧ポケットの面積が大きい
ために回転軸が冷えた潤滑油と接する機会が多くなるた
め、砥石軸の高速回転に対して回転軸及び軸受部材の発
熱抑制・熱膨張防止に効果がある。
えた研削盤の砥石軸を示す図である。
る。
(a)の斜視図である。
(a)の斜視図である。
えた研削盤の砥石軸を示す図である。
えた研削盤の砥石軸を示す図である。
の実施例を示す図である。
の配設実施例を示す図である。
4 静圧ポケット、5 排出路、 6 静圧ポケッ
ト、 7 動圧発生ランド部、 8 供給孔 9 環状溝、 10 流体軸受装置、 11 連通孔、
12 潤滑油供給路、13 ドレン溝、 20 回転
軸、 23 潤滑油供給ポンプ、 24 砥石、25
ワーク、 30 砥石軸
Claims (6)
- 【請求項1】回転軸と、前記回転軸を回転可能に軸承す
る軸受部材と、前記軸受部材の内周面に複数個設けた静
圧ポケットと、前記静圧ポケットに流体を供給する供給
孔と、前記軸受部材の内周面に形成され、前記静圧ポケ
ットに供給された流体を前記回転軸と前記軸受部材との
軸受隙間を介して排出する環状のドレン溝とを有した流
体軸受装置において、前記軸受部材の内周面に設けた前
記複数の静圧ポケットは、少なくとも一つの第1静圧ポ
ケットと、前記第1静圧ポケットよりも面積が大きい第
2静圧ポケットからなることを特徴とする流体軸受装
置。 - 【請求項2】請求項1に記載の流体軸受装置において、
前記軸受部材の前記回転軸に負荷力が作用する方向に前
記第1静圧ポケットが設けられることを特徴とする流体
軸受装置。 - 【請求項3】請求項1又は2に記載の流体軸受装置にお
いて、前記第1静圧ポケットはU字形状で、前記第2静
圧ポケットは四角形状であることを特徴とする流体軸受
装置。 - 【請求項4】一端に砥石を設けた回転軸と、前記回転軸
の他端に設けられ前記回転軸を回転させる駆動装置と、
前記回転軸の一端の前記砥石側を支持する流体軸受装置
と、前記回転軸の他端の前記駆動装置側を支持する流体
軸受装置とを備えた研削盤の砥石軸装置において、 前記各流体軸受装置は、前記回転軸を回転可能に軸承す
る軸受部材と、前記軸受部材の内周面に複数個設けた静
圧ポケットと、前記静圧ポケットに流体を供給する供給
孔と、前記軸受部材の内周面に形成され、前記静圧ポケ
ットに供給された流体を前記回転軸と前記軸受部材との
軸受隙間を介して排出する環状のドレン溝とを有してお
り、 前記回転軸の一端の砥石側を支持する前記流体軸受装置
の前記静圧ポケットは、前記砥石による加工反力が前記
回転軸に作用する方向に設けられた少なくとも一つの第
1静圧ポケットと、前記第1静圧ポケットよりも面積が
大きい第2静圧ポケットから構成され、 前記回転軸の他端の駆動装置側を支持する流体軸受装置
の前記静圧ポケットは同じ面積の静圧ポケットで構成さ
れていることを特徴とする研削盤の砥石軸装置。 - 【請求項5】一端に砥石を他端にプーリを設けた回転軸
と、前記回転軸を回転させる駆動装置と、前記駆動装置
と前記プーリの間に掛け渡され前記回転軸に動力を伝達
する駆動ベルトと、前記回転軸の一端の砥石側を支持す
る流体軸受装置と、前記回転軸の他端のプーリ側を支持
する流体軸受装置とを備えた研削盤の砥石軸装置におい
て、 前記各流体軸受装置は、前記回転軸を回転可能に軸承す
る軸受部材と、前記軸受部材の内周面に複数個設けた静
圧ポケットと、前記静圧ポケットに流体を供給する供給
孔と、前記軸受部材の内周面に形成され、前記静圧ポケ
ットに供給された流体を前記回転軸と前記軸受部材との
軸受隙間を介して排出する環状のドレン溝とを有してお
り、 前記回転軸の一端の砥石側を支持する前記流体軸受装置
の前記静圧ポケットは、前記砥石による加工反力が前記
回転軸に作用する方向に設けられた少なくとも一つの第
1静圧ポケットと、前記第1静圧ポケットよりも面積が
大きい第2静圧ポケットから構成され、 前記回転軸の他端の前記プーリ側を支持する前記流体軸
受装置の前記静圧ポケットは、前記駆動ベルトの張力が
前記回転軸に作用する方向に設けられた少なくとも一つ
の第1静圧ポケットと、前記第1静圧ポケットよりも面
積が大きい第2静圧ポケットから構成されていることを
特徴とする研削盤の砥石軸装置。 - 【請求項6】請求項4又は5に記載の研削盤の砥石軸装
置において、前記第1静圧ポケットはU字形状で、前記
第2静圧ポケットは四角形状であることを特徴とする研
削盤の砥石軸装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000127529A JP2001304260A (ja) | 2000-04-27 | 2000-04-27 | 流体軸受装置及びこの流体軸受装置を用いた研削盤の砥石軸装置 |
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ID=18637113
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