JPS6322333Y2 - - Google Patents

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JPS6322333Y2
JPS6322333Y2 JP1983061505U JP6150583U JPS6322333Y2 JP S6322333 Y2 JPS6322333 Y2 JP S6322333Y2 JP 1983061505 U JP1983061505 U JP 1983061505U JP 6150583 U JP6150583 U JP 6150583U JP S6322333 Y2 JPS6322333 Y2 JP S6322333Y2
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JP
Japan
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bearing
pressure
rotating shaft
pressure fluid
circular land
Prior art date
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JP1983061505U
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English (en)
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JPS59168020U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、軸受周囲の高圧流体によつて潤滑さ
れるポンプ等の回転機械における回転軸の軸受装
置に関するものである。
(従来の技術、問題点) 一般に、前記軸受装置においては、軸受周囲の
高圧流体の圧力が軸受内部のキヤビテーシヨン発
生圧力に対して非常に高い場合に、後述するよう
に軸受流体圧の特性によつて不安定(自励)振動
が発生し勝ちである。
第1図、第2図によつて前記軸受装置の従来例
を説明すると、図中1は回転軸、2は回転軸1の
ジヤーナル部分を支持した軸受、3は軸受2を固
設したケーシング、4は軸受隙間であつて、軸受
周囲の高圧流体によつて潤滑されかつその流体圧
力Paが軸受隙間4内におけるキヤビテーシヨン
発生圧力Pcに対しあまり高くない場合は、回転
軸1に荷重Wが作用すると、軸受隙間4内の中央
断面部分における圧力分布が第7図に示す曲線
のようになつて、回転軸1の軸芯OJの偏心方向
が第9図に示すようになり軸芯OJの軌跡が第1
0図に示すような曲線′になるため、軸、軸受
系の諸条件から決る一定値までは外乱に対して不
安定になることはないが、前記流体圧力Paが前
記キヤビテーシヨン発生圧力Pcよりも遥かに高
い場合には、軸受隙間4内の中央断面部分におけ
る圧力分布が第7図に示す曲線のようになつ
て、回転軸1の偏心方向位置Bを境にして周囲圧
よりも高い圧力の部分と低い圧力の部分が発生し
偏心方向位置Bに関して点対称になり、作用荷重
Wと流体膜反力が釣合うために、回転軸1の軸芯
OJが第8図に示すように荷重Wの作用方向に対
し90゜進んだ方向に偏心eするため、回転軸1の
回転進み方向に反力が発生し外乱に対し常に不安
定になり振動を生じる欠点がある。
(問題点を解決するための手段) 本案は、従来の軸受装置における前記のような
欠点を解消する考案に係り、軸受周囲の高圧流体
によつて潤滑される回転軸の軸受装置によつて、
前記回転軸を支持した軸受内面側の真円形状ラン
ド部の軸方向中央部に、周方向に指向されかつ前
記回転軸の回転方向に向つて次第に浅く形成され
た湾曲底面を有する複数の窪み部を周方向に配列
し、該窪み部群の両側に前記真円形状ランド部を
残置するとともに、各前記窪み部を連通路を介し
て軸受周囲の前記高圧流体に連通した点に特徴を
有するものであつて、軸受内面側のランド部の内
部に高圧領域を形成することにより、軸受隙間の
内部のキヤビテーシヨン発生圧力を効率よく高め
て前記のうな欠点を解消した軸受装置を供する点
にある。
(作用、効果) 本案は、前記のような構成になつており、軸受
内面側の真円形状ランド部における軸方向中央部
に設け周方向に指向されて配列された複数の窪み
部内に、連通路を介して軸受周囲の高圧流体が流
入し、回転軸の回転方向に向つて次第に浅く形成
された前記窪み部の湾曲底面によるくさび膜効果
の作用によつて前記流入高圧流体に動圧が生じさ
らに高圧になつて、前記真円形状ランド部の内部
に高圧領域が形成されるとともに、前記高圧領域
の影響によつて前記真円形状ランド部の両側にお
ける低圧力部分の発生が低減されかつ効果的に動
圧ランド部に形成されて、軸受内にて最低圧とな
る内部を高圧領域にすることによつてキヤビテー
シヨン発生圧力を極めて効率よく高めて軸受周囲
の高圧流体の圧力との差を著しく少なくすること
ができ、外乱に対する安定性が大幅に改善され軸
受性能が著しく向上される。
(実施例) 以下、本案の実施例を図示について説明する。
第3図、第4図の本案の一実施例を示してお
り、図中1は回転軸、12は軸受、3は軸受12
を固設したケーシングであつて、軸受12の内面
側は軸受中心OBを有する真円形状ランド部14
に形成され、前記真円形状ランド部14と回転軸
1のジヤーナル部との間に軸受隙間4aが形成さ
れており、さらに、真円形状ランド部14の内部
即ち中央部分には、周方向に配列された複数(図
では4個)の窪み部15が定間隔にて設けられて
いる。
さらに、前記各窪み部15は、周方向に指向さ
れているとともに、真円形状ランド部14と異な
る曲率半径および中心により回転軸1の回転方向
に向つて次第に浅く形成された湾曲底面15aを
有し、前記湾曲底面15aを形成する曲率半径の
始点つまり中心は、第4図に示すOA1.OA2.OA3
OA4になつている。
また、前記各窪み部15における始端側つまり
湾曲底面15aの深い側から軸受12の外周面に
達する穴16をそれぞれに設けるとともに、前記
各穴16に連絡した周方向溝17をケーシング3
側に設け、さらに、周方向溝17から軸受12の
両側つまり両側の軸受周囲に連通した溝18,1
8を設け、前記穴16、溝17,18,18によ
つて、前記各窪み部15が軸受周囲に連通した連
通路を構成し、軸受周囲の高圧流体が前記連通路
を介して各窪み部15内に流入するようになつて
いる。
次に、第5図、第6図に本案の第2実施例を示
しており、回転軸1、ケーシング3、軸受22に
設けた真円形状ランド部14と窪み部15、およ
び軸受隙間4aは、前記第1実施例の場合と同様
な構成になつており、該実施例においては、各窪
み部15における始端側つまり最深部側から軸受
22の両側に貫通した穴20,20をそれぞれに
軸受22内に設けて、該穴20,20によつて各
窪み部15を軸受22の両側に連通させた連通路
に構成している。
第3図ないし第6図に示した本案の第1実施例
および第2実施例は、前記のような構成になつて
いるので、軸受周囲に圧力Paの高圧流体が存在
する状態にて回転軸1が矢示方向に回転される
と、軸受12,22内面側の真円形状ランド部1
4の内部(中央部)に設け周方向に指向されると
ともに周方向に配列された複数の窪み部15内
に、前記連通路を介し軸受12,22両側の軸受
周囲の高圧流体が流入し、回転軸1の回転方向に
向つて次第に浅く形成された各窪み部15内の湾
曲底面15aによるくさび膜効果の作用によつて
前記流入高圧流体に動圧が生じさらに高圧とな
り、真円形状ランド部14の内部に軸受周囲の高
圧流体の圧力よりも高い高圧領域が形成されると
ともに、前記高圧領域の影響によつて真円形状ラ
ンド部14の両側部分における低圧力部分の発生
が著しく低減され、軸受内にて最低圧となる内部
を高圧領域にすることによつてキヤビテーシヨン
発生圧力を極めて効率よく高めて、軸受周囲の高
圧流体の圧力との差を著しく少なくすることがで
き、外乱に対する安定性が大幅に改善され軸受性
能が著しく向上される。
即ち、前記実施例によれば、回転軸1の軸芯
OJの軌跡が第10図に示す曲線′のようになる
とともに、作用荷重Wと偏心e量との関係が第1
1図に示すように従来装置の特性″に対し該実
施例では特性″となり著しく改善されており、
この特性は、真円形状ランド部14、窪み部15
の形状等の設計によつてさらに高められる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の軸受装置の縦断機構図、第2図
は第1図のイ−イ部分の断面図、第3図は本案の
第1実施例を示す縦断面図、第4図は第3図のロ
−ロ部分の断面図、第5図は本案の第2実施例を
示す縦断面図、第6図は第5図のハ−ハ部分の断
面図、第7図は軸受内部の圧力分布図、第8図は
従来装置における回転軸の偏心状態図、第9図は
本実施例における回転軸の偏心状態図、第10図
は軸芯の軌跡比較図、第11図は回転軸の荷重と
偏心量の関係を示す比較図である。 1……回転軸、3……ケーシング、12,22
……軸受、14……真円形状ランド部、15……
窪み部、15……湾曲底面、16,17,18,
20……連通路(穴、溝)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸受周囲の高圧流体によつて潤滑される回転軸
    の軸受装置において、前記回転軸を支持した軸受
    内面側の真円形状ランド部の軸方向中央部に、周
    方向に指向しかつ前記回転軸の回転方向に向つて
    次第に浅くなる彎曲底面を有する複数の窪み部を
    周方向に配列し、該窪み部群の両側に前記真円形
    状ランド部を残置するとともに、前記各窪み部を
    連通路を介して軸受周囲の前記高圧流体に連通し
    たことを特徴とする軸受装置。
JP6150583U 1983-04-26 1983-04-26 軸受装置 Granted JPS59168020U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6150583U JPS59168020U (ja) 1983-04-26 1983-04-26 軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6150583U JPS59168020U (ja) 1983-04-26 1983-04-26 軸受装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59168020U JPS59168020U (ja) 1984-11-10
JPS6322333Y2 true JPS6322333Y2 (ja) 1988-06-20

Family

ID=30191717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6150583U Granted JPS59168020U (ja) 1983-04-26 1983-04-26 軸受装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3258123B1 (en) * 2015-02-10 2018-09-05 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Floating bush bearing device and supercharger provided with same

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5435546A (en) * 1977-08-23 1979-03-15 Koyo Seiko Co Ltd Fluid bearing

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JPS5435546A (en) * 1977-08-23 1979-03-15 Koyo Seiko Co Ltd Fluid bearing

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JPS59168020U (ja) 1984-11-10

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