JPS585135Y2 - 流体滑り軸受 - Google Patents

流体滑り軸受

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JPS585135Y2
JPS585135Y2 JP8541277U JP8541277U JPS585135Y2 JP S585135 Y2 JPS585135 Y2 JP S585135Y2 JP 8541277 U JP8541277 U JP 8541277U JP 8541277 U JP8541277 U JP 8541277U JP S585135 Y2 JPS585135 Y2 JP S585135Y2
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JP
Japan
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bearing
gap
notch
axial direction
fluid
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Expired
Application number
JP8541277U
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English (en)
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JPS5412658U (ja
Inventor
小沢豊
川上孝
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Publication date
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Priority to JP8541277U priority Critical patent/JPS585135Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 多段ポンプ等の回転機械において、その軸方向に流体圧
力差を有する部分に設け・られる滑り軸受の代表的なも
のとして、例えば第1図に図示されるものがあるが、こ
の種の軸受では、潤滑流体が例え、ば水め\ような低粘
性のもの:である場合、軸受の負荷能力・および剛性が
・不足する傾向があり、軸と、軸受の接触が避けがたく
、□その結果軸受が著しく摩耗する欠点があった。
て”□゛゛・本案は前記したよう彦欠点を除去じた
流体滑り軸受の改良に係り、軸方向に流体圧力差を有す
′る部分に設けられる軸受において、高圧側に″向って
開口する軸方向断面コ字形状の切欠を設けた□外部軸受
と、該切欠の半径方向お・よび軸方向に指向する内壁面
とそれぞれ所定間隙を存して同切欠内に遊嵌された内部
軸受とを有し、:前記両軸受間の周面側の間隙は軸方向
での低圧側に向って狭く形成するとともに□、前記両軸
受間め内端面間隙に複数の鋼球を□設けて逐ることを特
徴とするもので、その目的とすル処は、多段系ンプ等の
□自転機械において、その軸方向に流体圧力差を有する
部分に設けられ高い軸受剛性と良好な減衰性能とを発揮
する流体滑り軸受を供する点にある。
本案は前記した如く軸方向に流体圧力差のある部分に設
□けb”hる軸受において、高圧側に向って開口する軸
方向断面コ堂形状の切欠を設けた外部軸受ど、□該切欠
の半標芳向゛訃よび軸方向に指向する内壁面とそれぞれ
所定向隙を存して同切欠内に遊嵌された内部軸受と”・
を有゛シ、′前記両軸受間の周面側の間隙□ば軸方向で
の<m′EE*’av=向って狭くなる段差を形成する
:′と:ともに゛、細社両輔受間の山端部間隙に複数の
鋼球を設け′□でなるため′J前記軸受の一側の高圧側
を他側め低圧側に比べて高圧に維持し、前記内部軸受と
軸どめ間隙およ□び前記外部軸受と前記内部軸受とめ間
隙に羊れ卆れ流体を介在させた状態において、前記軸を
回転させると、前記内部軸受と軸との間隙内の流体膜で
はミ従来の流体滑り軸受と同様寿作動原理が働き、前記
軸は所定の負Nf5”力の範鋤内で支持される。
渣た前記回転中の軸に半径方向め衝撃力が加わった場合
に、前記外部軸受と゛内部軸受□との間隙内す流体膜は
絞られそ圧カ力量増太し、そ′の1圧力王昇により前記
細撃力は減衰されて吸収″され゛る。
この時、前記両軸受間の軸方向に指向した間隙は軸受の
低圧側に向って狭く形成されてhる゛ため、軸受丙ニお
ける高圧側寄りの流体膜圧力が着1′<高くなり、−軸
方向に沿って均一の間隙の流体滑り軸受に比べて軸受剛
性は極めて高くなる。
さらに前記両軸受間の半径方向に指向した間隙に複数の
球を介装したため、前記内部軸受が殆んど半径方向には
拘束されず容易に移動でき、前記した流体絞り膜効果が
十分に発揮される。
以下本案を第2図ないし第3図に図示の実施例について
説明すると、1は回転軸で、該回転軸1に所定の間隙3
を介して内部軸受2が嵌合され、該内部軸受2の外形は
該軸受2の軸受中心と同心状の略短円筒状に形成されて
いる。
またハウジング6に着脱自在に取付けられる外部軸受7
には、高圧側に向って開口する軸方向断面コ字形状の切
欠8を設け、該切欠8の軸方向の内壁面には低圧側が狭
く(小半径)になる段部が形成され、前記内部軸受2の
外周面4と、前記切欠8の軸受方向の内壁面9間に比較
的に広巾の間隙12および同内壁面10間に狭巾の間隙
13を設け、前記内部軸受2の内側端面5に対し切欠8
の底面11は間隙14を存するように設定されている。
さらに前記内部軸受2の内側端面5と前記外部軸受7の
切欠の底面11とには、保持器15にて周方向に沿い等
間隔に配置された複数個の鋼球16が、嵌合しうる円周
方向溝17が形成され、間隙14内に鋼球16が設けら
れている。
さらに1次前記内部軸受2の内側端面5の端部に切欠8
の底面11に隣接した溝18が形成され、該溝18に対
応し切欠8の底面11に設けられたピン19が溝18内
に挿入されている。
しかして、前記軸1と内部軸受2との間隙3は軸径の1
/ 250〜1 / 1000 Q程度であり、lた
内部軸受2の外周面4と外部軸受7の、切欠8の軸方向
内壁面9′間の軸方向に指向した局面間隙12はこれと
同程度あるいはこれよ・り小さくさらに、内部軸受2と
外部軸受7との内側端面5と底面11間の半径方向に指
向した端面間隙14はこれらに比べて極めて大きく設定
されている。
渣た、外周面4と内壁面1.0・間の軸方向に指向した
低圧側の周面間隙13は、高圧側の前記周面間隙12の
略半分に相当している。
第2図ないし第3図に図示の、実施例は前記したように
構成されているので、高圧側(左側)の圧力P1は低圧
側(右側)の圧力P2に比べて高1くなっており、前記
各間隙3,12,13.14に流体が介在された状態で
軸1が回転すると、軸1と内部軸受2との間隙3内の流
体膜には、そ9滑り速度と軸の偏心に応じて流体動力学
的に圧力が発生し、その結果、負荷能力が生じ、前記流
体膜は剛性と減衰を保持する。
また内部軸受2と外部軸受7との軸方向に指向した局面
間隙12.13では、第4図に図示されるように、平行
面間で面に直角な方向の相対速度■があると、面内で第
5図に図示のような放物線状の圧力分布をした圧力が発
生する流体絞り膜効果による減衰が行なわれる。
さらに軸受内の左右側に軸方向の圧力差があり、前記軸
受の高圧側の周面間隙12と前記軸受の低圧側の周面間
隙13゛の境界部に段差があるため、第6図に図示され
るように、内部軸受2と外部軸受7とが同心状態の場合
には、軸方向に沿った圧力分布は第8図に図示される状
態となる。
この時、流体が高圧側(図示左)の軸受端面から周面間
隙12内に加速される際に粘性抵抗により’Pi1 だ
け動圧が降下し、また高圧側の軸受端面から段差に至る
周面間隙12の領域Xを通過する際に粘性抵抗により1
Pt1だけ圧力が降下する。
さらに周面間隙12とそれより低圧側の周面間隙13と
の境の段差にて加速され周面間隙13に流入する際に動
圧がJ P 12 だけ降下し−1さらにまた周面間隙
13の領域Yを通過する際、に粘性抵抗によりAPt2
だけ圧力が降下し、かくして Pi −P2 =APi1+A Pも、+J +Pi2
+ J’ PX3なる関係が成立する。
しかして、内、部軸受2が軸1とともに半径方向に変位
して、第7図に図示されるように偏心した場合には、偏
心した側とその逆側とでは周面間隙12.13が異なる
ため、軸方向流速が両者で異なり、第9図に図示される
ように、偏心、側では一点鎖線、逆側では破線で示され
るような圧力分布となり、この両者の圧力差の積分に相
当する力が偏心方向と逆方向に生へ流体膜は大きな剛性
を持つこととなる。
。さらに内部軸受2の内側端面5と外部軸受7の切
欠8の底面11とに、は鋼球16が介装されているため
、軸受両側の圧力差P1−P2に、より内部軸受2に外
部軸受I側への大きなスラストが作用しても、両者の間
の半径方向摩擦力が小さいため、内部軸受2と外部軸受
、7との相対的半径方向移動は殆んど拘束されず、内部
軸受2は軽快に半径方向へ移動でき、前記した軸受剛性
作用は円滑に遂行される。
従って第2図ないし第3図に図示の実施例では、軸1の
振動が抑制されるとともに、軸1と内部軸受2との接触
が未然に防止される。
前記した実施例では、外部軸受7の切欠8の内壁面9,
10に段差が付けられたが、内部軸受2の外周面4に段
差を付け、両者の周面間隙の低圧側が狭くなるようにし
てもよい。
また前記段差を全周に亘って設けずに、周方向に部分的
に一定間隔毎に設けてもよい。
さらに段差を付けず、内部軸受の外周面および外部軸受
の内壁面のいずれか一方または両方を、頂角の極めて小
さな円錐面に形成し、両者間の間隙を軸受の高圧側から
低圧側に向って漸次狭くしてもよい。
さらに捷た前記実施例では、内部軸受2の外形を同軸受
2の軸受中心と同心の短円筒状に形成したが、同軸受2
の軸受中心と中心が異った短円筒状に形成してもよく、
シかも内部軸受2の内側端面5を頂角が直角に近い円錐
面に形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の流体滑り軸受の縦断側面図、第2図は本
案に係る流体滑り軸受の一実施例を図示した縦断側面図
、第3図は第2図の■−■矢視図、第4図は前記実施例
における流体絞り膜効果の原理を図示した斜面図、第5
図はその圧力分布を示した説明図、第6図および第7図
は周面間隙において段差を設けたことによる剛性向上を
図示した説明図、第8図および第9図はその圧力分布を
図示した説明図である。 1・・・・・・軸、2・・・・・・内部軸受、3・・・
・・・間隙、4・・・・・・外周面、5・・・・・・内
側端面、6・・−・・・ハウジング、7・・・・・・外
部軸受、8・・・・・・切欠、9・・・・・・高圧側の
内壁面、10・・・・・・低圧側の内壁面、11・・・
・・・底面、12・・・・・・高圧側の周面間隙、13
・・・・・・低圧側の周面間隙、14・・・・・・間隙
、15・・・・・・保持器、16・・・・・・鋼球、1
7・・・・・・円周方向溝、18・・・・・・溝、19
・・・・・・ピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 軸方向に流体圧力差を有する□部分に設けられる軸受に
    おいてき高圧側に向って開口する軸方向断面コ字形状の
    切欠を設けた外部軸受と、該切欠の半径方向および軸方
    向に指向す、る内壁面とそれぞれ所定間辣を存して同切
    欠内に遊嵌された内部軸受とを有し、前記両軸受間の周
    面′側の間隙は軸方向の低圧側に向って狭く形成すると
    ともに、前記両軸受間の内端面間隙に複数の鋼球を設け
    てなるどとを特徴とする流体滑9り軸受。 ゛
JP8541277U 1977-06-30 1977-06-30 流体滑り軸受 Expired JPS585135Y2 (ja)

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JP8541277U JPS585135Y2 (ja) 1977-06-30 1977-06-30 流体滑り軸受

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JP8541277U JPS585135Y2 (ja) 1977-06-30 1977-06-30 流体滑り軸受

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Publication Number Publication Date
JPS5412658U JPS5412658U (ja) 1979-01-26
JPS585135Y2 true JPS585135Y2 (ja) 1983-01-28

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ID=29009020

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JP8541277U Expired JPS585135Y2 (ja) 1977-06-30 1977-06-30 流体滑り軸受

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JPH0691717B2 (ja) * 1986-09-26 1994-11-14 株式会社荏原製作所 電動機械

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JPS5412658U (ja) 1979-01-26

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