JPS6240149Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6240149Y2 JPS6240149Y2 JP14032381U JP14032381U JPS6240149Y2 JP S6240149 Y2 JPS6240149 Y2 JP S6240149Y2 JP 14032381 U JP14032381 U JP 14032381U JP 14032381 U JP14032381 U JP 14032381U JP S6240149 Y2 JPS6240149 Y2 JP S6240149Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- rotating shaft
- static pressure
- pump
- bearing metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229910000897 Babbitt (metal) Inorganic materials 0.000 claims description 17
- 230000003068 static effect Effects 0.000 claims description 16
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 14
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 2
- 230000002706 hydrostatic effect Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はベーンポンプ等各種ポンプにおける回
転軸の軸受装置に関するものである。
転軸の軸受装置に関するものである。
従来、ベーンポンプにおけるロータの回転軸は
軸受メタル又は転り軸受により支持されているた
め、無負荷運転時にはそれ程問題はないものの、
回路負荷の増大に応じて吐出圧が高くなり負荷条
件がきつくなると摩擦が大きくなつて軸受面の偏
摩耗が増大し、耐久性に支障をきたすこととな
る。
軸受メタル又は転り軸受により支持されているた
め、無負荷運転時にはそれ程問題はないものの、
回路負荷の増大に応じて吐出圧が高くなり負荷条
件がきつくなると摩擦が大きくなつて軸受面の偏
摩耗が増大し、耐久性に支障をきたすこととな
る。
本考案は、かゝる問題に対処するため、ロータ
の回転軸をポンプ自体が吐出する圧力流体を活用
した流体軸受により軸承して、軸受面の摩耗を軽
減し得る軸受装置を案出したもので、以下にその
実施例を図面を参照して説明する。
の回転軸をポンプ自体が吐出する圧力流体を活用
した流体軸受により軸承して、軸受面の摩耗を軽
減し得る軸受装置を案出したもので、以下にその
実施例を図面を参照して説明する。
第1図および第2図は本考案を公知のベーンポ
ンプに適用した例を示していて、このベーンポン
プを構成するハウジング10の内孔11内には回
転軸20の内端に固着したロータ14とこれを包
囲するカムリング16がその両端面に一対のサイ
ドプレート12,13を液密的に組付けて収納さ
れている。この構成のベーンポンプにおいては、
ロータ14に放射状に組付けた多数のベーン15
がロータ14の回転によつてカムリング16の内
周面に摺接しながら回転することにより各ベーン
間に形成されるベーン室が膨脹収縮し、吸入口1
7から流入した作動流体が吸入圧縮されて吐出室
18に吐出し、この吐出流体が流量調整弁19を
介して外部の流体回路に流出する。
ンプに適用した例を示していて、このベーンポン
プを構成するハウジング10の内孔11内には回
転軸20の内端に固着したロータ14とこれを包
囲するカムリング16がその両端面に一対のサイ
ドプレート12,13を液密的に組付けて収納さ
れている。この構成のベーンポンプにおいては、
ロータ14に放射状に組付けた多数のベーン15
がロータ14の回転によつてカムリング16の内
周面に摺接しながら回転することにより各ベーン
間に形成されるベーン室が膨脹収縮し、吸入口1
7から流入した作動流体が吸入圧縮されて吐出室
18に吐出し、この吐出流体が流量調整弁19を
介して外部の流体回路に流出する。
かゝる構成のベーンポンプにおいて、回転軸2
0はハウジング10の軸受孔11aに嵌合固定し
た軸受メタル30によつて軸支され、また軸受孔
11aの外端部はサークリツプ21により固定し
たオイルシール22によつて密封されている。軸
受メタル30はその内周壁面に回転軸20を包囲
する4ケの静圧ポケツト31を形成してなり、各
静圧ポケツト31の軸方向の両側に位置する軸受
メタル30の両ランド部30a,30aと回転軸
20の外周面間には微少の環状隙間が形成されて
いる。また、軸受メタル30の周壁には各静圧ポ
ケツト31に開口する半径方向の絞り孔32が設
けられ、これら絞り孔32は環状溝33を介して
供給孔34に連通し、さらに供給孔34は吐出室
18に開口している。なお、供給孔34の内部に
はダンピングオリフイス35aを設けた絞り部材
35が嵌合固定されている。また、軸受メタル3
0の両側に形成した一対の空所R1,R2はそれぞ
れ排出通路36を通して吸入口17に連通してい
る。
0はハウジング10の軸受孔11aに嵌合固定し
た軸受メタル30によつて軸支され、また軸受孔
11aの外端部はサークリツプ21により固定し
たオイルシール22によつて密封されている。軸
受メタル30はその内周壁面に回転軸20を包囲
する4ケの静圧ポケツト31を形成してなり、各
静圧ポケツト31の軸方向の両側に位置する軸受
メタル30の両ランド部30a,30aと回転軸
20の外周面間には微少の環状隙間が形成されて
いる。また、軸受メタル30の周壁には各静圧ポ
ケツト31に開口する半径方向の絞り孔32が設
けられ、これら絞り孔32は環状溝33を介して
供給孔34に連通し、さらに供給孔34は吐出室
18に開口している。なお、供給孔34の内部に
はダンピングオリフイス35aを設けた絞り部材
35が嵌合固定されている。また、軸受メタル3
0の両側に形成した一対の空所R1,R2はそれぞ
れ排出通路36を通して吸入口17に連通してい
る。
上記した構成の軸受装置においては、ロータ1
4の回転によつて吐出室18に吐出する圧力流体
が供給孔34に設けたオリフイス35aと各絞り
孔32を通して各静圧ポケツト31内に流入し、
余剰の流体が軸受メタル30の両ランド部30
a,30aと回転軸20間の隙間を通して両空所
R1,R2に流出し、さらに排出通路36を通して
吸入口17に還流する。これにより、軸受メタル
30は吐出室18から各静圧ポケツト31に付与
される圧力流体によつて流体軸受として機能し、
またオリフイス35aは吐出室18内の圧力変動
の影響を防ぐ役目を果す。
4の回転によつて吐出室18に吐出する圧力流体
が供給孔34に設けたオリフイス35aと各絞り
孔32を通して各静圧ポケツト31内に流入し、
余剰の流体が軸受メタル30の両ランド部30
a,30aと回転軸20間の隙間を通して両空所
R1,R2に流出し、さらに排出通路36を通して
吸入口17に還流する。これにより、軸受メタル
30は吐出室18から各静圧ポケツト31に付与
される圧力流体によつて流体軸受として機能し、
またオリフイス35aは吐出室18内の圧力変動
の影響を防ぐ役目を果す。
したがつて、この軸受装置においては、吐出室
18に連通している流体回路の負荷が増大したと
き、それに応じて増大する吐出室18内の吐出圧
が上記の各静圧ポケツト31に付与され、これに
より圧力流体により回転軸20の静圧軸受効果が
高まつて、回路負荷の増大にもかかわらず軸受メ
タル30の両ランド部30a,30aに何等の摩
耗を生じさせることなく回転軸20を軸承するこ
とができる。なお、上記ベーンポンプの無負荷運
転時においては回転軸20が軸受メタル30の両
ランド部30a,30aにて軸承されるが、軸受
面に動圧ランド部を付設すれば、無負荷運転時に
も回転軸20の高速回転によつて発生する動圧効
果により摩擦摩耗を生じることなく回転軸20を
軸承することができる。
18に連通している流体回路の負荷が増大したと
き、それに応じて増大する吐出室18内の吐出圧
が上記の各静圧ポケツト31に付与され、これに
より圧力流体により回転軸20の静圧軸受効果が
高まつて、回路負荷の増大にもかかわらず軸受メ
タル30の両ランド部30a,30aに何等の摩
耗を生じさせることなく回転軸20を軸承するこ
とができる。なお、上記ベーンポンプの無負荷運
転時においては回転軸20が軸受メタル30の両
ランド部30a,30aにて軸承されるが、軸受
面に動圧ランド部を付設すれば、無負荷運転時に
も回転軸20の高速回転によつて発生する動圧効
果により摩擦摩耗を生じることなく回転軸20を
軸承することができる。
以上詳述したとおり、本考案においては、軸受
メタル30の内周壁面に回転軸20の周囲を包囲
する静圧ポケツト31を形成し、該静圧ポケツト
31を絞り部35a,32を介して当該ポンプの
吐出室18に連通させ、かつ軸受メタル30の両
端部にて前記静圧ポケツトから流出する圧力流体
を前記ポンプの吸入通路に還流させるようにし
て、前記軸受メタル30が流体軸受として機能す
るようにしたことにその構成上の特徴があり、こ
れにより回路負荷の増大による過酷な負荷条件の
下にてもそれに伴つて静圧効果が増大して負荷能
力が増し、しかも摩耗を生じることなく回転軸2
0を円滑に軸承することができる。なお、上記実
施例においては、前記静圧ポケツトとして4ケの
静圧ポケツト31を軸受メタル30の内周壁面に
設けた例について説明したが、この静圧ポケツト
の個数、形状等は適宜変更して実施し得ることは
勿論のこと、前記絞り部として設けたオリフイス
35aは必要に応じて設けられるものである。
メタル30の内周壁面に回転軸20の周囲を包囲
する静圧ポケツト31を形成し、該静圧ポケツト
31を絞り部35a,32を介して当該ポンプの
吐出室18に連通させ、かつ軸受メタル30の両
端部にて前記静圧ポケツトから流出する圧力流体
を前記ポンプの吸入通路に還流させるようにし
て、前記軸受メタル30が流体軸受として機能す
るようにしたことにその構成上の特徴があり、こ
れにより回路負荷の増大による過酷な負荷条件の
下にてもそれに伴つて静圧効果が増大して負荷能
力が増し、しかも摩耗を生じることなく回転軸2
0を円滑に軸承することができる。なお、上記実
施例においては、前記静圧ポケツトとして4ケの
静圧ポケツト31を軸受メタル30の内周壁面に
設けた例について説明したが、この静圧ポケツト
の個数、形状等は適宜変更して実施し得ることは
勿論のこと、前記絞り部として設けたオリフイス
35aは必要に応じて設けられるものである。
第1図は本考案を実施したベーンポンプの断面
図、第2図は第1図の−線における断面図で
ある。 符号の説明、18……吐出室、20……回転
軸、30……軸受メタル、30a……ランド部、
31……静圧ポケツト、32……絞り孔、34…
…供給孔、35a……ダンピングオリフイス、3
6……排出通路。
図、第2図は第1図の−線における断面図で
ある。 符号の説明、18……吐出室、20……回転
軸、30……軸受メタル、30a……ランド部、
31……静圧ポケツト、32……絞り孔、34…
…供給孔、35a……ダンピングオリフイス、3
6……排出通路。
Claims (1)
- ベーンポンプ等ポンプの回転軸を軸支する軸受
メタルにおいて、該軸受メタルの内周壁面に前記
回転軸の周囲を包囲する静圧ポケツトを形成し、
該静圧ポケツトを絞り部を介して前記ポンプの吐
出室に連通させ、かつ前記軸受メタルの両端部に
て前記静圧ポケツトから流出する圧力流体を前記
ポンプの吸入通路に還流させるように構成したポ
ンプにおける回転軸の軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14032381U JPS5845997U (ja) | 1981-09-21 | 1981-09-21 | ポンプにおける回転軸の軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14032381U JPS5845997U (ja) | 1981-09-21 | 1981-09-21 | ポンプにおける回転軸の軸受装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5845997U JPS5845997U (ja) | 1983-03-28 |
JPS6240149Y2 true JPS6240149Y2 (ja) | 1987-10-14 |
Family
ID=29933487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14032381U Granted JPS5845997U (ja) | 1981-09-21 | 1981-09-21 | ポンプにおける回転軸の軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5845997U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2525602Y2 (ja) * | 1989-08-30 | 1997-02-12 | 株式会社ユニシアジェックス | ベーンポンプ |
-
1981
- 1981-09-21 JP JP14032381U patent/JPS5845997U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5845997U (ja) | 1983-03-28 |
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