JPS5913303Y2 - 過給機のスラスト軸受 - Google Patents
過給機のスラスト軸受Info
- Publication number
- JPS5913303Y2 JPS5913303Y2 JP1979006684U JP668479U JPS5913303Y2 JP S5913303 Y2 JPS5913303 Y2 JP S5913303Y2 JP 1979006684 U JP1979006684 U JP 1979006684U JP 668479 U JP668479 U JP 668479U JP S5913303 Y2 JPS5913303 Y2 JP S5913303Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thrust
- oil supply
- metal
- collar
- thrust bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C17/00—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
- F16C17/04—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for axial load only
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2360/00—Engines or pumps
- F16C2360/23—Gas turbine engines
- F16C2360/24—Turbochargers
Landscapes
- Supercharger (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は過給機のスラスト軸受に関するものである。
過給機のスラスト軸受は、一般的にケーシング側に固定
されたスラストメタルと、このスラストメタルの両側に
対向するように回転軸に固定されたスラストカラーとを
備え、このスラストカラーとスラストメタルとの対向す
る隙間に、潤滑油を供給して、回転軸方向に交互に作用
するスラスト力を受は止めるものである。
されたスラストメタルと、このスラストメタルの両側に
対向するように回転軸に固定されたスラストカラーとを
備え、このスラストカラーとスラストメタルとの対向す
る隙間に、潤滑油を供給して、回転軸方向に交互に作用
するスラスト力を受は止めるものである。
この種のスラスト軸受においては、前述したスラストカ
ラーとスラストメタルとの隙間に、潤滑油膜を有効に形
成させるために、例えば米国特許第3494679号に
示されるように、スラストメタルのスラストカラーに対
向する面に、傾斜面を有するパッドを形成したもの、ま
た米国特許第3993370号に示されるように、スラ
ストメタルのスラストカラーに対向する面に、放射状の
溝を設けたものがある。
ラーとスラストメタルとの隙間に、潤滑油膜を有効に形
成させるために、例えば米国特許第3494679号に
示されるように、スラストメタルのスラストカラーに対
向する面に、傾斜面を有するパッドを形成したもの、ま
た米国特許第3993370号に示されるように、スラ
ストメタルのスラストカラーに対向する面に、放射状の
溝を設けたものがある。
前者の構造はパッドの傾斜面によるくさび効果によって
スラストメタルとスラストカラーとの隙間に存在する潤
滑油の油圧力を上昇させるものであるが、スラストメタ
ルの寸法が小さい場合にはパッドを精度よく加工するこ
とが非常に難しい。
スラストメタルとスラストカラーとの隙間に存在する潤
滑油の油圧力を上昇させるものであるが、スラストメタ
ルの寸法が小さい場合にはパッドを精度よく加工するこ
とが非常に難しい。
また後者の構造のものは比較的構造が簡単であるが、ス
ラストメタルとスラストカラーとの隙間に高い圧力を持
った潤滑油膜を生起させることができないなどの欠点が
ある。
ラストメタルとスラストカラーとの隙間に高い圧力を持
った潤滑油膜を生起させることができないなどの欠点が
ある。
本考案は上記の事柄にもとづいてなされたもので、構造
が簡単であり、しかも十分なスラスト軸受作用を発揮す
る過給機のスラスト軸受を提供することを目的とするも
ので゛ある。
が簡単であり、しかも十分なスラスト軸受作用を発揮す
る過給機のスラスト軸受を提供することを目的とするも
ので゛ある。
本考案の特徴とするところは、ケーシング側に固定され
たスラストメタルと、このスラストメタルの両側に対向
するように回転軸に固定されたスラストカラーとの隙間
に、潤滑油を供給するようにした過給機のスラスト軸受
において、前記スラストメタルのスラストカラーに対向
する部分に少なくとも3個以上の給油ポケットを設け、
この給油ポケットをスラストメタルに設けた給油孔に連
通したものである。
たスラストメタルと、このスラストメタルの両側に対向
するように回転軸に固定されたスラストカラーとの隙間
に、潤滑油を供給するようにした過給機のスラスト軸受
において、前記スラストメタルのスラストカラーに対向
する部分に少なくとも3個以上の給油ポケットを設け、
この給油ポケットをスラストメタルに設けた給油孔に連
通したものである。
以下本考案の実施例を図面について説明する。
図面は本考案のスラスト軸受の一例を備えた過給機を示
すもので、図において、1は中間ケーシング、2はブロ
ア羽根車のバックケーシング、3は回転軸で、この回転
軸3は中間ケーシング1の軸受4によって回転可能に支
持されている。
すもので、図において、1は中間ケーシング、2はブロ
ア羽根車のバックケーシング、3は回転軸で、この回転
軸3は中間ケーシング1の軸受4によって回転可能に支
持されている。
この回転軸3の一方の軸端にはブロア羽根車5が固定さ
れ、他方の軸端にはタービン羽根車(図示せず)が固定
されている。
れ、他方の軸端にはタービン羽根車(図示せず)が固定
されている。
バックケーシング2における回転軸貫通部にはバックケ
ーシング2に設けた環状の筒体6と、この筒体6の内周
面6aに狭い隙間をもって接近するように回転軸3に設
けたねしシール7とによってシール部が形成されている
。
ーシング2に設けた環状の筒体6と、この筒体6の内周
面6aに狭い隙間をもって接近するように回転軸3に設
けたねしシール7とによってシール部が形成されている
。
このシール部におけるねじシール7の内部側端面7aは
スラストカラーの働きも兼ねている。
スラストカラーの働きも兼ねている。
8はボルト9によって中間ケーシング1に固定されたス
ラストメタルで、このスラストメタル8の一方のスラス
ト軸受面8aには前述したねじシール7の端面7aが、
また他方のスラスト軸受面8bには回転軸3に設けたス
ラストカラー10がそれぞれ狭い隙間をもって対向して
いる。
ラストメタルで、このスラストメタル8の一方のスラス
ト軸受面8aには前述したねじシール7の端面7aが、
また他方のスラスト軸受面8bには回転軸3に設けたス
ラストカラー10がそれぞれ狭い隙間をもって対向して
いる。
これらのスラスト軸受面8a、8bには第2図および第
3図に示すようにそれぞれその円周方向に間隙をもって
少なくとも3個の給油ポケット11が設けられている。
3図に示すようにそれぞれその円周方向に間隙をもって
少なくとも3個の給油ポケット11が設けられている。
この給油ポケット11はスラストメタル8に設けた給油
孔12、環状溝13および中間ケーシング1に設けた給
油孔14によって潤滑油供給源に通じている。
孔12、環状溝13および中間ケーシング1に設けた給
油孔14によって潤滑油供給源に通じている。
給油ポケット11および給油孔12はドリル加工作業に
より容易に加工することができる。
より容易に加工することができる。
15はバックケーシング2に形成した油溜室、16は中
間ケーシング1に形成した排油孔である。
間ケーシング1に形成した排油孔である。
次に上述した本考案のスラスト軸受の一例の動作を説明
する。
する。
潤滑油供給源からの潤滑油は給油孔14、環状溝13お
よび給油孔12を通って給油ポケット11に供給され、
スラストメタル8とスラストカラー10およびねじシー
ル7の端面7aとの隙間に流入したのち、油溜室15を
通って排油孔16に排出される。
よび給油孔12を通って給油ポケット11に供給され、
スラストメタル8とスラストカラー10およびねじシー
ル7の端面7aとの隙間に流入したのち、油溜室15を
通って排油孔16に排出される。
この際、潤滑油の給油圧力が給油ポケット11の面積全
体に作用し、この対向面であるスラストカラー10およ
びねじシール7の端面7aに静圧力を与えると共に、給
油ポケット11間のスラストメタル8とスラストカラー
10およびねじシール7の端面との隙間においてスラス
トカラー10の回転によって潤滑油の動圧力が発生する
。
体に作用し、この対向面であるスラストカラー10およ
びねじシール7の端面7aに静圧力を与えると共に、給
油ポケット11間のスラストメタル8とスラストカラー
10およびねじシール7の端面との隙間においてスラス
トカラー10の回転によって潤滑油の動圧力が発生する
。
この動圧力と静圧力とによって、過給機の駆動によって
生ずるスラスト力を受けることかで゛きる。
生ずるスラスト力を受けることかで゛きる。
また回転軸3に曲り振動などが生ずると、スラストカラ
ー10およびねじシール7の端面7aがスラストメタル
8に接触することになるが、このような場合には給油ポ
ケット11の給油圧による復元力が作用してスラストメ
タル8とスラストカラー10およびねじシール7の端面
7aとの接触を防ぐことができる。
ー10およびねじシール7の端面7aがスラストメタル
8に接触することになるが、このような場合には給油ポ
ケット11の給油圧による復元力が作用してスラストメ
タル8とスラストカラー10およびねじシール7の端面
7aとの接触を防ぐことができる。
なお、上述の実施例においては、スラストメタル8の軸
受面8a、8bにそれぞれ3個の給油ポケツI・11を
設けたが、3個以上設けることも可能である。
受面8a、8bにそれぞれ3個の給油ポケツI・11を
設けたが、3個以上設けることも可能である。
また本考案は、スラスト軸受を構成するスラストメタル
8が、第4図に示すように、回転軸挿入用の切欠き部8
Cを備えたものについても同様に実施することも可能で
ある。
8が、第4図に示すように、回転軸挿入用の切欠き部8
Cを備えたものについても同様に実施することも可能で
ある。
この第4図において第2図と同符号のものは同一部分を
示す。
示す。
以上詳述したように、本考案はスラストメタルのスラス
トカラーに対向する部分に、給油ポケットを円周方向に
間隔をもって設け、この給油ポケットによって、スラス
トメタルとスラストカラーとの隙間に静圧力を発生する
と共に、スラストカラーの回転による動圧力を形成し、
これらの圧力によって、スラストメタルに対してスラス
トカラーを外方に押圧せしめる力を与えるように構成し
たので、過給機の駆動によって生ずるスラスト力を十分
に受止めることができる。
トカラーに対向する部分に、給油ポケットを円周方向に
間隔をもって設け、この給油ポケットによって、スラス
トメタルとスラストカラーとの隙間に静圧力を発生する
と共に、スラストカラーの回転による動圧力を形成し、
これらの圧力によって、スラストメタルに対してスラス
トカラーを外方に押圧せしめる力を与えるように構成し
たので、過給機の駆動によって生ずるスラスト力を十分
に受止めることができる。
また本考案の装置は高い加工精度が必要でなく、加工作
業が容易であるので、特に過給機を量産する場合には生
産速度を早くすることができるとともに、製作コストも
低く抑えることができ、その生産性を著しく高めること
ができる。
業が容易であるので、特に過給機を量産する場合には生
産速度を早くすることができるとともに、製作コストも
低く抑えることができ、その生産性を著しく高めること
ができる。
第1図は本考案の装置の一例を備えた過給機の縦断面図
、第2図は第1図のII−II線矢視図、第3図は第2
図のIII−III線矢視図、第4図は本考案のスラス
ト軸受を構成するスラストメタルの他側を示す図である
。 1・・・・・・中間ケーシング、3・・・・・・回転軸
、7a・・・・・・スラストカラーも兼ねるねじシール
7の端面、8・・・・・・スラストメタル、8a、8b
・・・・・・スラスト軸受面、10・・・・・・スラス
トカラー、11・・・・・・給油ボケツト、 12゜ 14・・・・・・給油孔、 13・・・・・・環状状溝。
、第2図は第1図のII−II線矢視図、第3図は第2
図のIII−III線矢視図、第4図は本考案のスラス
ト軸受を構成するスラストメタルの他側を示す図である
。 1・・・・・・中間ケーシング、3・・・・・・回転軸
、7a・・・・・・スラストカラーも兼ねるねじシール
7の端面、8・・・・・・スラストメタル、8a、8b
・・・・・・スラスト軸受面、10・・・・・・スラス
トカラー、11・・・・・・給油ボケツト、 12゜ 14・・・・・・給油孔、 13・・・・・・環状状溝。
Claims (1)
- ケーシング側に固定されたスラストメタルと、このスラ
ストメタルの両側に対向するように回転軸に固定された
スラストカラーとの隙間に、潤滑油を供給するようにし
た過給機のスラスト軸受において、前記スラストメタル
のスラストカラーに対向する部分に、その周方向に間隙
をもって複数個の給油ポケットを設け、これらの給油ポ
ケットをスラストメタルに設けた給油孔に連通したこと
を特徴とする過給機のスラスト軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979006684U JPS5913303Y2 (ja) | 1979-01-24 | 1979-01-24 | 過給機のスラスト軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979006684U JPS5913303Y2 (ja) | 1979-01-24 | 1979-01-24 | 過給機のスラスト軸受 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55108221U JPS55108221U (ja) | 1980-07-29 |
JPS5913303Y2 true JPS5913303Y2 (ja) | 1984-04-20 |
Family
ID=28813715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979006684U Expired JPS5913303Y2 (ja) | 1979-01-24 | 1979-01-24 | 過給機のスラスト軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5913303Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0723551Y2 (ja) * | 1988-02-04 | 1995-05-31 | 石川島播磨重工業株式会社 | 過給機用スラストメタル |
JP4821764B2 (ja) * | 2007-11-13 | 2011-11-24 | 株式会社Ihi | 過給機 |
JP2009127437A (ja) * | 2007-11-20 | 2009-06-11 | Ihi Corp | 過給機 |
-
1979
- 1979-01-24 JP JP1979006684U patent/JPS5913303Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55108221U (ja) | 1980-07-29 |
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