JPH05225466A - 光電式分離型煙感知器 - Google Patents

光電式分離型煙感知器

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JPH05225466A
JPH05225466A JP4022690A JP2269092A JPH05225466A JP H05225466 A JPH05225466 A JP H05225466A JP 4022690 A JP4022690 A JP 4022690A JP 2269092 A JP2269092 A JP 2269092A JP H05225466 A JPH05225466 A JP H05225466A
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JP
Japan
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light
light receiving
circuit
test
fire
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Application number
JP4022690A
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English (en)
Inventor
Hidenori Miyamoto
英範 宮本
Nobuyuki Ichikawa
信行 市川
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Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 減光フィルタを用いることなく、信号線等を
追加することなく、動作試験を容易に行える光電式分離
型煙感知器を得ることを目的とする。 【構成】 試験スイッチ11又は12を操作して試験信
号を増幅度制御回路7,8,9,10に送出すると、増
幅度制御回路7,8,9,10は受光増幅回路6の増幅
度を低下させ、受光増幅回路6はその増幅度に応じて受
光出力を低下させて火災判定回路10に送出し、火災判
定回路10は、試験信号が入力されているときは動作が
正常かどうかを受光増幅回路6の受光出力に基づいて判
定し、その試験信号が断たれているときは火災が発生し
たかどうかを受光増幅回路6の受光出力に基づいて判定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送光部と受光部とが数
m〜数100mの煙監視距離を有して対向配置される光
電式分離型煙感知器に係わり、さらに詳しくは、その光
電式分離型煙感知器を動作試験するための回路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】所定の煙濃度で煙感知器が動作するか否
かを試験する動作試験は、感知器の設置時、定期点検時
に行われている。この種の動作試験には、一般的に加煙
試験器を用いているが、光電式分離型煙感知器の場合
は、その加煙試験器を使用することが困難のため、パン
チングメタル、金網等で構成される減光フィルタを用い
ている。この場合、対向配置されている送光部と受光部
との間の煙監視用光路(直径10cm前後)中に減光フィ
ルタを入れ、受光部に到達する光量を減光させてその受
光部が正常に動作するかどうかを検査している。
【0003】また、別の試験方法として、受光部に設け
られたマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」とい
う)の演算機能を利用したものがある。これは、現在の
受光出力から予め設定されている所定量を減算して、そ
の結果が火災判別値に達しているかどうか、或いは、そ
の受光出力に例えば0.8(20%の減光で火災と判断
する場合)を乗算して得られた値が火災判別値に達して
いるかどうかを判定するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
場合では、光電式分離型煙感知器は大空間の場所の火災
監視に用いられることが多く比較的高い所に設置される
ため、煙監視用光路中に減光フィルタを入れることが難
しく、場所によっては足場を組まなければ試験ができな
いという問題があった。
【0005】また、後者の場合では、マイコン内で受光
出力を数字的に処理しているだけで、増幅器、そのマイ
コンに内蔵されているアナログ・デジタル変換器等の機
能まで試験できなかった。このような方法による弊害を
避けるために、例えば、送光部に試験スイッチを設け、
その設定によって送光部の発光量を例えば20%低下さ
て動作試験を行う方法が考えられるが、この場合は、受
光部に試験中であることを知らせるための信号線、ま
た、送光部に発光量を制御するための信号線がそれぞれ
必要となるので、工事が面倒になると共に配線ミスとい
う危険が伴い、かつコスト高になるという問題が新たに
発生して余り好ましい考えとはいえなかった。
【0006】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたもので、減光フィルタを用いることなく、信号線
等を追加することなく、動作試験を容易に行える光電式
分離型煙感知器を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光電式分離
型煙感知器は、受光部に設けられ、操作されたとき試験
信号を送出する試験スイッチと、前記試験信号が入力さ
れたとき受光増幅回路の増幅度を低下させる増幅度制御
回路と、前記試験信号が入力されているときは動作が正
常かどうかを前記受光増幅回路の受光出力に基づいて判
定し、該試験信号が断たれているときは火災が発生した
かどうかを該受光増幅回路の受光出力に基づいて判定す
る火災判定回路とを備えたものである。
【0008】
【作用】本発明においては、試験スイッチを操作して試
験信号を増幅度制御回路に送出すると、増幅度制御回路
は受光増幅回路の増幅度を低下させるので、受光増幅回
路はその増幅度に応じて受光出力を低下させ火災判定回
路に送出する。火災判定回路は、試験信号が入力されて
いるときは動作が正常かどうかを受光増幅回路の受光出
力に基づいて判定し、その試験信号が断たれているとき
は火災が発生したかどうかを受光増幅回路の受光出力に
基づいて判定する。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すブロック図、
図2は動作試験時の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【0010】図1において、1は光電式分離型煙感知器
の送光部、2は送光部1に設けられた発光制御回路で、
後述する受光部4からの電源を充電するコンデンサ(図
示せず)、受光部4からの発光命令によってそのコンデ
ンサの充電電荷を放電する発光回路(図示せず)を有し
ている。3は例えば発光ダイオードからなり、発光制御
回路2の制御に基づいて近赤外光を発光する発光素子で
ある。
【0011】なお、送光部1に電源を供給する電源線と
発光命令を伝送する信号線とを別々に設けたことを例示
したが、発光命令(例えばパルス信号)を電源線にのせ
て伝送するようにしてもよい。
【0012】4は送光部1と煙監視距離を有して対向配
置された光電式分離型煙感知器の受光部、5は例えばフ
ォトダイオードからなり、発光素子3が発した光量に応
じて発光出力を送出する受光素子、6は発光出力を演算
増幅する受光増幅回路、7は受光増幅回路6の増幅度を
制御するアナログスイッチで、オフ状態のときは実際の
火災を監視しているときで、抵抗8のみを受光増幅回路
6の帰還抵抗とし、オン状態のときは動作試験のとき
で、抵抗8,9を並列にして受光増幅回路6の帰還抵抗
としている。このため、アナログスイッチ7がオン状態
のときは、オフ状態のときと比べ帰還抵抗が小さく、そ
れに伴い受光増幅回路6の増幅度も小さくなり、火災検
出時と同様の減光率が得られるようになっている。
【0013】10はマイコンで、入力される各信号のア
ナログ量をデジタル量に変換するアナログ・デジタル変
換器、処理に基づいたデジタル量をアナログ量に変換す
るデジタル・アナログ変換器、各信号を入力或いは出力
する入出力ポート等を有すると共に、送光部1と受光部
4との間の煙監視距離に応じた火災判別値F、火災検出
時に送出する自己アドレス(火災監視区域を知らせるた
めのもの)等が格納されているメモリを有し、通常は受
光増幅回路6で演算増幅された発光出力を読み込んで火
災の監視を行っているが、試験スイッチ11(又は1
2)のオンによる試験信号が入力されたときは、アナロ
グスイッチ7をオンにして動作試験を開始する。
【0014】前述した試験スイッチ11は受光部4の筐
体表面に設けられ、試験スイッチ12はその受光部4の
近辺に設置されている。なお、試験スイッチ11を火災
受信機17に設けて監視室から動作試験を行うようにし
てもよい。また、アナログスイッチ7と抵抗8,9と試
験信号の入力の有無を判断するマイコン10の一部とで
本発明の増幅度制御回路を構成している。
【0015】13は直並列変換器等を有し、火災受信機
17からの信号を受信する受信回路、14は並直列変換
器等を有し、マイコン10より送出された信号を火災受
信機17に送出する送信回路、15はマイコン10によ
って制御される正常灯で、通常は消灯しており、火災検
出時或いは動作試験中に送光部1及び受光部4が正常に
動作したときに点灯する、16は前記と同様にマイコン
10によって制御される異常灯で、前記と同様に通常は
消灯しているが、動作試験中に送光部1又は受光部4に
異常があったときに点灯する。なお、この時、マイコン
10は、火災受信機17に対し同じ内容の信号を送出し
てその旨をオペレータに知らせるようにしている。
【0016】前記のように構成された光電式分離型煙感
知器において動作試験時の動作を図2に基づいて説明す
る。送光部1が発している近赤外光の光量を受光部4が
検出して火災を監視しているときに、試験スイッチ11
(又は12)をオンにすると、受光部4のマイコン10
は、ステップ1において試験スイッチ11(又は12)
がオンされたことを確認し、このため、ステップ2に進
んでアナログスイッチ7をオンにする命令を出してその
スイッチ7をオンにし、試験中信号を送信回路14を介
して火災受信機17に送出し手動作試験中であることを
知らせる(S3)。この時、マイコン10は、アナログ
スイッチ7のオンによる受光増幅回路6の発光出力を読
込んで、火災監視時の受光出力を基に減光率Aを算出し
(S4,S5)、その減光率Aと火災判別値Fとを比較
する(S6)。比較の結果、減光率Aが火災判別値Fよ
り小さいときは、異常信号を異常灯16に送出して点灯
させると共にその内容の信号を火災受信機17に送出す
る(S7,S8)。この減光率Aは、火災発生時と同様
の値が得られるように、受光増幅回路6とその回路6の
帰還抵抗(抵抗8,9の並列回路)とで設定されたもの
で、このときに、その減光率Aが得られないということ
は送光部1、受光部4の受光素子5、受光増幅回路6等
のいずれかが異常であるため、異常信号を送出するよう
にしている。一方、減光率Aが火災判別値Fより大きい
ときは、火災信号を受光部4の正常灯15に送出して点
灯させると共に火災受信機17にその内容の信号を送出
して送光部1及び受光部4が正常に動作したことを知ら
せる(S9,S10)。
【0017】このどちらか一方の処理が終了したとき
は、ステップ1に戻って試験スイッチ11(又は12)
がオン状態かどうかを判定する。そのスイッチ11(又
は12)がオンのときは前述した一連の動作を繰り返し
(S2〜S10)、試験スイッチ11(又は12)がオ
フのときはアナログスイッチ7をオフにする(S1
1)。試験スイッチ11(又は12)は作業員により設
定されるため、その間、マイコン10はステップ1にお
いてステップ2を選択し動作試験の動作を繰り返す。ス
テップ1において試験スイッチ11(又は12)がオフ
になっているときは、試験が終了したとき又は火災監視
中なので、アナログスイッチ7をオフにセットし(S1
1)、試験中信号の送出停止をセットする(S12)。
この時、それまで試験中信号を送出中であれば送出が停
止される。そして、アナログスイッチ7がオフのときの
受光出力を入力して減光率Aを算出し(S13,1
4)、火災判別値Fと比較する(S15)。比較の結
果、減光率Aの方が大きいときは火災信号を受光部4の
正常灯15に送出して点灯させると共に火災受信機17
に送出して火災が発生したことを知らせるが(S9,S
10)、減光率Aの方が小さいときは正常灯15、異常
灯16を消灯にセットし(S16)、火災監視を継続す
る(S17)。
【0018】なお、前記の実施例では、光電式分離方煙
感知器の受光部4で動作試験の結果が正常か否かを判別
するようにしているが、正常か否かの判別は火災受信機
17や中継器等の受信部(図示せず)で行うようにして
もよい。この場合、受光部4は、アナログスイッチ7を
オンにしたときの受光出力(内蔵のアナログ・デジタル
変換器でデジタル信号化されている)を、試験結果を意
味する信号と共に前記受信部に送出するようにすればよ
い。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、動作試験
時、増幅度制御回路は、受光増幅回路の増幅度を低下さ
せて、受光出力の減光率が火災判別値以上になるように
したので、送光部の発光量、受光部の受光素子の受光出
力、受光増幅回路の動作、アナログ・デジタル変換器、
マイコンの信号処理等が正常か否かが知ることができ
る。また、受光部で動作試験を行えるようにしたので、
送光部に試験信号を送る必要がなく、その分、線路を省
略できると共に送光部の回路を簡素化できる。さらに、
受光部外からも受光部に試験信号を与えることができる
ようにしたので、送光部及び受光部が高所に設けられて
いても試験できると共に、火災受信機から定期的に試験
信号を与えて自動試験ができるという効果が得られてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】動作試験時の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 送光部 3 発光素子 4 受光部 5 受光素子 6 受光増幅回路 7 アナログスイッチ 8 抵抗 9 抵抗 10 マイコン 11 試験スイッチ 12 試験スイッチ 15 正常灯 16 異常灯

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を発光する送光部と、該送光部が発し
    た光の光量に基づいて受光出力を送出する受光素子及び
    受光素子の受光出力を所定の増幅度で増幅する受光増幅
    回路を有する受光部とからなる光電式分離型煙感知器に
    おいて、 前記受光部及び受光部外にそれぞれ設けられ、操作され
    たとき試験信号を送出する試験スイッチと、 前記試験信号が入力されたとき前記受光増幅回路の増幅
    度を低下させる増幅度制御回路と、 前記試験信号が入力されているときは動作が正常かどう
    かを前記受光増幅回路の受光出力に基づいて判定し、該
    試験信号が断たれているときは火災が発生したかどうか
    を該受光増幅回路の受光出力に基づいて判定する火災判
    定回路とを備えたことを特徴とする光電式分離型煙感知
    器。
JP4022690A 1992-02-07 1992-02-07 光電式分離型煙感知器 Pending JPH05225466A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2396943A (en) * 2003-01-03 2004-07-07 Apollo Fire Detectors Ltd Hazard detector

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2396943A (en) * 2003-01-03 2004-07-07 Apollo Fire Detectors Ltd Hazard detector
US7427925B2 (en) 2003-01-03 2008-09-23 Apollo Fire Detectors Limited Hazard detector

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