JP3195881B2 - 光電式分離型煙感知器および受信装置 - Google Patents

光電式分離型煙感知器および受信装置

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JP3195881B2
JP3195881B2 JP23086494A JP23086494A JP3195881B2 JP 3195881 B2 JP3195881 B2 JP 3195881B2 JP 23086494 A JP23086494 A JP 23086494A JP 23086494 A JP23086494 A JP 23086494A JP 3195881 B2 JP3195881 B2 JP 3195881B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、煙検知用の送光器と受
光器が分離した光電式分離型煙感知器および該光電式分
離型煙感知器からの各種情報を受け取る受信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、光電式分離型煙感知器の受光器
は、火災や障害を検出したときに受信機に火災信号や障
害信号を送出すると共に、前記信号を受け取る受信装
置、例えば光電式分離型煙感知器の動作試験を行う試験
器にも火災信号、障害信号を送出して、火災、障害であ
ることを表示していた。
【0003】すなわち、図10に示すように、受光器3
が火災を検出すると受信機6に火災信号線29A、コモ
ン線29Bを介して火災信号を送出すると共に、火災ス
イッチ5をオンとして火災信号を試験器1に送出する。
この場合、受信機6の電源端子7,8から電源が試験器
1の電源端子9,10に供給されており、電源端子9は
火災スイッチ5の端子11,12のうち一方の端子11
に接続されている。したがって、試験器1は、受光器3
から火災信号を受信すると、火災用のLED13を点灯
させて火災であることを表示する。
【0004】また、受光器3が障害を検出すると受信機
6に障害信号線29Cを介して障害信号を送出すると共
に、障害スイッチ14をオンにして、障害信号を試験器
1に送出する。この場合にも、障害スイッチ14の端子
15,16のうちの一方の端子15には電源端子9を介
して電源が供給されている。したがって、試験器1は受
光器3から障害信号を受信すると、障害用のLED17
を点灯させて障害であることを表示する。
【0005】また、光電式分離型煙感知器の動作試験を
行うには、試験器1内に設けられたテストスイッチ2を
オンにすると、試験信号が光電式分離型煙感知器の受光
器3のテスト端子4に送られる。受光器3はテスト端子
4を介して試験信号を試験器1から受信すると、疑似的
に火災状態とし、火災スイッチ5をオンとして火災信号
を試験器1に送出する。試験器1は受光器3から火災信
号を受信すると、火災用のLED13を点灯させて、受
光器3が正常に作動したことを表示する。
【0006】また、試験器1内に設けられたモニタジャ
ック18を接続すると、モニタジャック18は端子1
9,20を介して受光器3に接続され、現在の受光器の
受光量に感知器カバーの表面の汚れなどによる受光量の
変化分を補償した値である補償受光量が試験器1に送ら
れ、モニタされるようになっている。試験器1と受光器
3は電源線21、火災信号線22、障害信号線23、グ
ランド線24、テスト信号線25およびモニタ信号線2
6を介して接続されている。
【0007】また、試験器1と受信機6は電源線27,
28を介して接続されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の光電式分離型煙感知器および受信装置にあっ
ては、受光器で定期的に感知器表面などの汚れによる受
光量の変化を監視し、その都度受光量を補償して現在の
受光量を初期値に合わすように補償割合を算出し、その
後は現在の受光量と補償割合を掛けて初期値に合わせて
いるが、受光器からは現在の受光量と補償割合を掛けた
補償受光量だけを受信装置に送出して受信装置内のモニ
タジャック(図10では試験器1内のモニタジャック1
8)で補償受光量をモニタできたため、受信装置では現
在どれだけ感知器カバーの表面の汚れなどによる補償の
割合をしているか解らず、どの程度感知器カバーの表面
が汚れているか判明できなかった。
【0009】また、補償受光量だけでなく、他の多くの
状態情報を送るには情報毎の信号線が必要となる。本発
明は、このような従来の問題に鑑みてなされたものであ
って、多くの各種状態情報を一本の信号線で受信装置に
送り、また、受光器の状況をより明確に認識することが
できる光電式分離型煙感知器および受信装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明は、発光素子53を有する送光器42
と受光素子54を有する受光器31を分離して配置しそ
の間の煙による光の減衰を検出するとともに、受光器3
1から各種状態情報を受信装置30に送出する光電式分
離型煙感知器において、受光器31に、各種状態情報を
シリアル伝送で出力するデータ出力手段118と、デー
タ出力手段118からのデータを受信装置30に出力す
る状態信号出力手段85,86を設けたことを特徴とす
る。
【0011】また、各種状態情報は現在受光量、補償割
合、感度、初期値であることを特徴とする。更に、本発
明は発光素子53を有する送光器42と受光素子54を
有する受光器31を分離して配置しその間の煙による光
の減衰を検出する光電式分離型煙感知器の受光器31か
ら各種状態情報を受け取る受信装置30において、各種
状態情報を順次解析するデータ解析手段113を設けた
ことを特徴とする。
【0012】更に、データ解析手段113で解析したデ
ータを表示する表示手段116を設けたことを特徴とす
る。更に、データ解析手段113で解析したデータを記
憶しておく記憶手段115を設けたことを特徴とする。
更に、記憶手段115で記憶したデータを外部に出力す
る出力手段117を設けたことを特徴とする。
【0013】更に、受信装置30は光電式分離型煙感知
器の動作試験を行う試験器であることを特徴とする。
【0014】
【作用】このような構成を備えた本発明の光電式分離型
煙感知器および受信装置30によれば、受光器31に設
けたデータ出力手段118により各種状態情報を状態信
号出力手段85,86を介して受信装置30にシリアル
伝送し、受信装置30では各種状態情報をデータ解析手
段121により解析して表示するようにしたため、従来
のように補償受光量だけではなく、現在受光量、補償割
合、感度、初期値を得ることができ、受光器31の状況
をより明確に知ることができる。
【0015】また、各種状態情報毎に信号線を必要とせ
ず、一本の信号線で済むため、構成が簡単となり、コス
トを低減することができる。また、現在の受光量と補償
割合から現在の補償受光量、感度と初期値からしきい値
がわかるので、これらを表示手段116に表示すること
ができる。また、データ解析手段113で解析したデー
タを記憶手段115に記憶し、過去のデータと現在のデ
ータを比較することもできる。
【0016】さらに、記憶手段115に記憶したデータ
を出力手段117から外部に取り出して、外部から受光
器31の状況を知ることもできる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、本実施例では受信装置を試験器として説明
する。図2〜図9は本発明の一実施例を示す図である。
図2は本発明の一実施例に係る全体構成図である。
【0018】図2において、31は光電式分離型煙感知
器の受光器であり、受光器31は送光器制御線40,4
1を介して光電式分離型煙感知器の送光器42に接続さ
れている。また、受光器31は、火災信号線43、共通
線44および障害信号線45を介して受信機46と接続
されている。
【0019】47は受光器31内に設けられた定電圧電
流制限回路であり、定電圧電流制限回路47は、受信機
46より電源の供給を受けて、一定電圧を生成するとと
もに電流制限を行い、一定電圧を各部に供給する。48
は送光器42の発光動作を制御する発光制御回路であ
り、発光制御回路48は定電圧電流制限回路47よりダ
イオード49を介して一定電圧の供給を受けるととも
に、制御部50の指示により発光制御信号を送光器制御
線41を介して送光器42に送出する。
【0020】51は送光器42内に設けられた発光制御
検出回路であり、発光制御検出回路51は受光器31か
らの発光制御信号を検出して発光駆動回路52を作動す
る。すなわち、発光制御検出回路51は発光制御回路4
8による発光制御信号となる一定間隔の電源断を検出
し、発光駆動回路52を作動する。したがって、LED
よりなる発光素子53は、発光駆動回路52により駆動
され、レンズを介して近赤外光を受光器31の受光素子
54に対してパルス的に発光する。
【0021】55は送光器42内に設けられた光軸確認
灯駆動回路であり、光軸確認灯駆動回路55は発光制御
検出回路51からの発光制御信号と送光器42のカバー
の開閉を検出するカバー開閉検出スイッチ70からの開
検出信号(オフ信号)により作動して、LEDよりなる
光軸確認灯56を駆動し、点滅させる。37は受光器3
1内に設けられたディップスイッチよりなる距離選択ス
イッチであり、距離選択スイッチ37は監視距離に応じ
て設定され規定感度を示す信号を感度入力回路57を介
して制御部50に出力する。制御部50は各種の調整が
終了し、カバーを閉じた後の受光出力である初期値と感
度設定に基づいてしきい値(火災レベル)を演算し、基
準信号としてRAM32に格納する。
【0022】制御部50はこの基準信号と、受光信号を
比較し、受光信号が基準信号より小さいときは、火災と
判断して火災信号を火災信号出力回路71に出力する。
36は受光器31内に設けられたカバー開閉検出スイッ
チであり、カバー開閉検出スイッチ36はカバーの開を
検出すると開検出信号(オフ信号)を、またカバーの閉
を検出すると、閉検出信号(オン信号)をカバー開閉入
力回路58を介して制御部50に出力するとともに、発
振回路59にも出力する。
【0023】発振回路59は、カバー開閉検出スイッチ
36からの開検出信号と前記定電圧電流制限回路47か
らの一定電圧の供給を受けて5Vの電圧を生成する5V
定電圧回路60からの5Vの電圧に基づいて発振動作を
行い、発振出力を光軸確認灯制御回路61に与える。光
軸確認灯制御回路61は発振回路59からの発振出力と
カバー開閉入力回路58からの開検出信号に基づいて前
記光軸確認灯33を点滅させる。
【0024】監視時には、制御部50が、火災を検出
(例えば、減光率70%以上が所定時間継続)すると、
火災信号出力回路71に出力を行うことで火災信号が受
信機46に送られる。この状態で、遮断による障害を検
出(例えば減光率90%以上が所定時間以上継続)して
も、制御部50は、火災を検出していることで、障害信
号は出力しないようにしている。
【0025】障害信号出力遮断回路62は、火災信号出
力回路71からの出力により、制御部50からの障害信
号をカットする。基本的には、制御部50は、火災時、
障害信号を出力しないようになっているため必要ない
が、万が一誤って出力されたときにも、障害信号が受信
機46へ出力されないようにするために設けてある。制
御部50が、遮断による障害を検出(例えば減光率90
%以上が所定時間以上継続)すると、障害信号出力回路
63に出力を行うことで、受信機46に障害信号が送ら
れる。
【0026】遮断による障害を検出したとき、または正
常監視ができない状態であることを検出したときは、障
害信号が制御部50から出力され、この障害信号により
障害表示灯35は障害の発生を点滅して表示し、障害信
号出力回路63は障害信号線45を介して受信機46に
障害信号を送る。一方、火災信号出力回路71は、制御
部50からの火災信号を検出すると、ダイオード64を
介して前記火災表示灯34を点灯させるとともに火災信
号線43を介して受信機46に火災信号を送出する。
【0027】54は受光器31内に設けられたフォトダ
イオードよりなる受光素子であり、受光素子54は送光
器42の発光素子53よりパルス的に発光された近赤外
光を受光する。受光素子54と可変抵抗72が光電変換
回路65を構成している。受光信号は光電変換回路65
により電気信号に変換され、増幅回路66で増幅され
る。受光量調整つまみを回すことにより、可変抵抗72
の抵抗値を変えることで光電変換電圧を可変し光電変換
電圧を増減する。増幅回路66で増幅されたアナログ電
気信号は、ピークホールド回路73で保持された後に受
光量入力回路74を経て制御部50に入る。制御部50
はICにより構成され、A/D変換器68を内蔵してい
る。前記アナログ電気信号は、A/D変換器68により
デジタル値に変換される。
【0028】制御部50には、モニタ表示手段としての
LED38を駆動する駆動テーブル69が設けられ、制
御部50は駆動テーブル69の内容を参照して、LED
38をそれぞれ駆動する。75は試験器であり、試験器
75は、試験信号を受光器31に送出し、疑似的に火災
状態として光電式分離型煙感知器の動作試験を行い、さ
らに受光部31から各種情報および各種状態情報を常時
受けとる。各種情報は、火災信号と障害信号であり、各
種状態情報は、現在受光量、補償割合、感度(減光
率)、初期値である。
【0029】試験器75は、近くの交流電源から電源供
給を受けるが、受信機46から受けるようにしても良
い。また、試験器75は、各種情報を受信する信号線7
6、各種状態情報を受信する信号線77、試験信号を送
信するテスト信号線78、およびグランド線79を介し
て受光器31に接続されている。各種情報、すなわち、
火災信号と障害信号の受光器31から試験器75への伝
送には、一本の信号線76で済み、専用の信号線を必要
としない。
【0030】また、各種状態情報の受光器31から試験
器75への伝送にも状態情報毎の信号線を必要とせず、
一本の信号線77で済むようにしている。試験器75か
らの試験信号は、テスト入力検出手段としてのテスト入
力検出回路80,81を介して制御部50に入り、制御
部50で判別される。制御部50は試験信号を判別する
と、疑似的に火災状態をつくり出し、火災信号を受信機
46に送出する。
【0031】また、制御部50には、パルス生成手段と
してのパルス生成部82が設けられ、パルス生成部82
は、各種情報毎にパルス幅が異なるパルスを生成する。
例えば、パルス生成部82は火災信号を示すときは10
msのパルスを生成し、障害信号を示すときは5msの
パルスを生成する。パルス生成部82で生成されたパル
ス幅が異なるパルスは、移報出力手段としての移報出力
回路83,84を介して試験器75に送出される。
【0032】また、制御部50にはデータ出力手段とし
てのデータ出力部118が設けられデータ出力部118
は、各種状態情報を試験器75に送出する。すなわち、
データ出力部118は各種状態情報をデジタル信号で1
情報ずつシリアル伝送で順次試験器75に送出し、全情
報を送ると、また繰り返し1つめの情報に戻って送る。
【0033】データは、例えば1200bpsの転送速
度で試験器75に送られ、送信するタイミングは、図3
に示すように、約3秒間(矢印A、参照)に1回A/D
変換コマンドに同期して送られる。データ転送のパルス
幅は、例えば8.33ms(矢印B、参照)である。1
つのデータは、図4に示すように、スタートビット、デ
ータ(8ビット)、パリティビットの10ビットからな
り、5種類のデータ(ブロック)を1種類(ブロック)
毎に送信する。すなわち、1フレームは、1ブロック:
スタートデータ、2ブロック:現在受光量、3ブロッ
ク:補償割合、4ブロック:感度、5ブロック:初期値
により構成される。
【0034】パリティビットは、偶数パリティとなるよ
うに設定されている。各種状態情報が順次送られるた
め、どれがスタートデータであるかを認識するために、
スタートデータのパリティビットをくるわせて試験器7
5に送る。スタートデータを認識することができれば、
その後は、順番が決められたデータ(現在受光量、補償
割合、感度、初期値)が送られてくることが解っている
ため、順番に各種状態情報を知ることができる。
【0035】また、制御部50には図5に示すような感
度テーブル119が設けられ、制御部50はA/D変換
器68で変換されたA/D変換値を読み取り、図5に示
す感度テーブル119により感度を判定する。すなわ
ち、感度入力回路57は、基準抵抗と直列に接続した感
度設定用抵抗を有し、距離選択スイッチ37で感度設定
用抵抗を切り換えて、分圧し、一方、制御部50は分圧
した値をA/D変換器68でA/D変換した値を読み取
り感度テーブル119により感度を判定する。
【0036】なお、移報出力回路83、テスト入力検出
回路81および状態信号出力回路85は、グランド線4
4Aおよび共通線44を介して受信機46に接続され、
受信機46より電源の供給を受ける。移報出力回路8
4、テスト入力検出回路80、状態信号出力回路86
は、試験器75より電源の供給を受ける。次に、図6は
受光器31の制御部50と試験器75との接続部の例を
示す。
【0037】図6において、試験器75からの試験信号
は、受光器31の端子TEAに入力し、ツェナダイオー
ド87、抵抗88を経てホトカプラ89を通り、制御部
50に入力する。ホトカプラ89の発光ダイオード90
はテスト入力検出回路80を構成し、フォトトランジス
タ91はテスト入力検出回路81を構成している。
【0038】制御部50から送出される各種情報を示す
パルスは、抵抗92、ホトカプラ93を経て、インバー
タ94で反転された後に端子S1Aを介して試験器75
に送出される。ホトカプラ93の発光ダイオード95は
移報出力回路83を構成し、フォトトランジスタ96は
移報出力回路84を構成している。制御部50から送出
される各種状態情報を示すデータは、抵抗97、ホトカ
プラ98を経てインバータ99で反転された後に端子S
2Aを介して試験器75に送出される。ホトカプラ98
の発光ダイオード100は状態信号出力回路85を構成
し、フォトトランジスタ101は状態信号出力回路86
を構成している。
【0039】次に、図7は試験器75の内部構成図であ
る。図7において、I+,Icは交流電源が入力される
端子であり、入力端子I+,Icを介して入力した交流
電源は、ツェナダイオード102、ダイオード103を
経て整流回路104で整流された後に、12V定電圧回
路105で12Vの定電圧が生成され、各部に供給され
るとともに、5V定電圧回路106で5Vの定電圧が生
成されて、各部に供給される。
【0040】107はノンロック型のテストスイッチで
あり、火災テスト時に接点aに接続すると、12Vの試
験信号が端子TEBより受光器31に送出される。11
9は例えば15Vで導通するツェナダイオードであり、
15V以上の試験信号を受光器31側に送出しないよう
にしている。テストスイッチ107が接点bに接続され
ると、5Vの電源が受光器31側に供給される。なお、
通常はテストスイッチ107はb側に接続されている。
【0041】S1Bは各種情報を示すパルス幅が異なる
パルスが入力する端子であり、端子S1Bを介して入力
するパルスはパルス幅判定手段としてのパルス幅判定回
路108によりそのパルス幅が判定される。入力するパ
ルスの電圧は例えば15Vで導通するツェナダイオード
109により、15Vを越えないようにしている。パル
ス幅判定回路108は、入力するパルスのパルス幅を判
定し、例えばパルス幅が10msのときは各種情報が火
災信号であると判定し、また、パルス幅が5msのとき
は各種情報が障害信号であると判定する。
【0042】パルス幅判定回路108は、パルスが火災
信号であると判定したときは、表示手段としての赤の火
災灯110を点灯させ、パルスが障害信号であると判定
したときは表示手段としての黄の障害灯111を点灯さ
せる。112はパルス幅判定回路108に設けられた復
旧手段としてのリセットスイッチであり、リセットスイ
ッチ112はノンロック型のスイッチにより構成されて
いる。リセットスイッチ112を所定時間、例えば3秒
押し続けると、パルス幅判定回路108は復旧し、火災
灯110および障害灯111は消灯する。
【0043】S2Bは各種状態情報を示すデータが入力
する端子であり、端子S2Bを介して入力するデータは
データ解析手段としてのデータ解析部113により順次
解析される。114は例えば15Vで導通するツェナダ
イオードであり、ツェナダイオード114により入力す
る電圧が15Vを越えないようにしている。また、デー
タ解析部113には図5に示すような感度テーブル12
0が設けられ、受信したA/D変換値により感度テーブ
ル120を用いて感度に変換する。
【0044】データ解析部113で解析されたデータ
は、一時記憶手段としてのメモリ部115に記憶される
とともに、表示部116に表示される。また、メモリ部
115に記憶されたデータは、出力手段としての出力端
子117から外部に取り出せるようにしている。118
は電話ジャックであり、電話ジャック118を接続する
ことにより、試験器75側と受信機46側が通話するこ
とができるようにしている。
【0045】次に、図8は試験器75の正面図である。
図8において、116は前記表示部であり、表示部11
6には受光量、補償割合、補償受光量、火災レベル、初
期値がそれぞれ表示され、また、前記火災灯110およ
び前記障害灯111がそれぞれ点灯するようになってい
る。なお、107は前記テストスイッチである。
【0046】各種状態情報は、わかりやすく表示するた
めに、例えば単位を%で表示する。現在の受光量を10
0%、補償割合を−1%とすると、補償受光量は99%
で表わすことができる。また、初期値を100%とし、
他の値を初期値と比較して%で表示することができる。
次に、動作を説明する。
【0047】受光器31のデータ出力部118は、絶え
ず約3秒に1回5種類のデータ、すなわち、スタートデ
ータ、現在受光量、補償割合、感度、初期値を1種類毎
に送信する。各種状態情報は、現在受光量、補償割合、
感度、初期値よりなり、これらの各種状態情報を順次3
秒毎に試験器75に送ることにより、受光器31の状況
を知らせる。
【0048】まず、スタートデータはパリティビットを
狂わせばよく、どんな送り方でも良い。ここでは、デー
タビットを全て1としている。そのため、スタートデー
タはスタートビットからパリティビットまで全て1にな
る。次に、現在受光量は、受光器31が受けた受光量を
A/D変換器68でA/D変換した値をそのまま送って
いる。
【0049】次に、補償割合は、−50〜50%までを
補償する。また、データビットは8ビットからなるので
0〜255までの値を送ることができる。したがって、
図9に示すように、補償割合が0%のときデータビット
は100とし、補償割合が−50%のときデータビット
は50、補償割合が+50%のときデータビットは15
0として、試験器75のデータ解析部113に送ってい
る。したがって、データビットは50から150の範囲
で送られることになる。なお、データビット0〜49、
データビット151〜255は未使用となる。
【0050】次に、感度は、距離選択スイッチ37によ
って感度入力回路57内に設けられた感度設定用抵抗を
切り換え、分圧し、分圧した値をA/D変換器68でA
/D変換し、そのA/D変換値を送っている。すなわ
ち、感度設定用抵抗を感度入力回路57に設け、感度設
定用抵抗を基準抵抗と直列に接続し、距離選択スイッチ
37により、感度設定用抵抗を切り換え、分圧した値を
A/D変換してそのA/D変換値を感度として制御部5
0に送っている。
【0051】制御部50はA/D変換値を読み取り、図
5に示すような感度テーブル119により感度を判定す
る。例えば、感度入力回路57で分圧され、A/D変換
されたA/D変換値が35であれば、感度が15%であ
ると制御部50は判定する。また、A/D変換値が00
〜31のときは、調整状態であると制御部50は判定す
る。
【0052】制御部50のデータ出力部118が試験器
75に送る感度の値は、A/D変換器68で変換したA
/D変換値がそのまま送られ、感度テーブル119から
得られた感度ではない。したがって、試験器75にも受
光器31に設けたものと同じような感度テーブル120
を持っており、試験器75内の感度テーブル120によ
り試験器75が感度を知ることができる。
【0053】なお、データ出力部118が感度テーブル
119から求めた感度の値を試験器75に送るようにし
て良く、試験器75はその感度を読み取って表示するよ
うにしても良い。次に、初期値は、現在受光量のように
直接値を送る。こうして、データ出力部118は、5種
類のデータを1種類ごとに送信し、これを繰り返して行
う。
【0054】次に、前記各種情報はデータ出力部118
により出力され、状態信号出力部85,86を経て試験
器75に入る。試験器75に入力した各種状態情報はデ
ータ解析部113により、データを順次読み取り、解析
を行う。データ解析部113は、送られてきた感度のA
/D変換値については、感度テーブル120を用いて、
感度に変換する。
【0055】データ解析部113により読み取られ、解
析されたデータは、表示部116に表示される。データ
をA/D変換値で表示すると、わかりにくいので、図8
に示すように、%を単位にして表示すると、わかりやす
くなる。例えば、現在受光量は99%、補償割合は1
%、補償受光量は99%、火災レベルは70%、初期値
は100%と表示される。すなわち、初期値を100%
としたときの他の値が比較して表示される。
【0056】また、データ解析部113により解析され
たデータはメモリ部115に記憶される。したがって、
過去のデータと現在のデータを比較することができる。
また、メモリ部115内に記憶されたデータは、出力端
子117から外部に取り出すことができ、外部で受光器
31の状況を知ることができる。このように、制御部5
0のデータ出力部118より各種状態情報を出力し、試
験器75のデータ解析部113で解析するようにしたた
め、従来のように、補償受光量だけでなく、各種状態情
報として現在受光量、補償割合、感度、初期値を得るこ
とができるので、受光器31の状況を明確に知ることが
できる。したがって、素子の汚れがひどいときは、早期
に交換することができる。
【0057】また、各種状態情報ごとに信号線を必要と
せず、一本の信号線で済むので、構成が簡単となり、コ
ストを低減することができる。なお、本実施例では受光
器から各種状態情報を試験器に送出するとしたが、各種
状態情報を解析して表示する受信機などの表示装置、警
報装置であればどの機器も本発明を適用できる。
【0058】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、受光器のデータ出力手段により各種状態情報を1情
報ずつシリアル伝送し、受信装置のデータ解析手段では
送られてきた各種状態情報を解析するようにしたため、
受光量の状況をより明確に知ることができる。また、信
号線も一本の信号線で済むため、構成が簡単となり、コ
ストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の一実施例に係る全体構成図
【図3】データの送信方法の説明図
【図4】データの構成図
【図5】感度テーブルを示す図
【図6】受光器の制御部と試験器の接続部の例を示す図
【図7】試験器の内部構成図
【図8】試験器の正面図
【図9】補償割合とデータビットの値の関係を示す図
【図10】従来例を示す図
【符号の説明】
30:受信装置 31:受光器 32:RAM 33,56:光軸確認灯 34:火災表示灯 35:障害表示灯 36,70:カバー開閉検出スイッチ 37:距離選択スイッチ 38:LED 40,41:送光器制御線 42:送光器 43:火災信号線 44:共通線 44A:グランド線 45:障害信号線 46:受信機 47:定電圧電流制限回路 48:発光制御回路 49,64:ダイオード 50:制御部 51:発光制御検出回路 52:発光駆動回路 53:発光素子 54:受光素子 55:光軸確認灯駆動回路 57:感度入力回路 58:カバー開閉入力回路 59:発振回路 60:5V定電圧回路 61:光軸確認灯制御回路 62:障害信号出力遮断回路 63:障害信号出力回路 65:光電変換回路 66:増幅回路 68:A/D変換器 69:駆動テーブル 71:火災信号検出回路 72:可変抵抗 73:ピークホールド回路 74:受光量入力回路 75:試験器 76,77:信号線 78:テスト信号線 79:グランド線 80,81:テスト入力検出回路(テスト入力検出手
段) 82:パルス生成部 83,84:移報出力回路 85,86:状態信号出力回路(状態信号出力手段) 87:ツェナダイオード 88,92,97:抵抗 89,93,98:ホトカプラ 90,95,100:発光ダイオード 91,96,101:フォトトランジスタ 94,99:インバータ 102,109,114,119:ツェナダイオード 103:ダイオード 104:整流回路 105:12V定電圧回路 106:5V定電圧回路 107:テストスイッチ 108:パルス幅判定回路 110:火災灯 111:障害灯 112:リセットスイッチ 113:データ解析部(データ解析手段) 115:メモリ部(記憶手段) 116:表示部(表示手段) 117:出力端子(出力手段) 118:データ出力部(データ出力手段) 119,120:感度テーブル
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 17/00 - 17/12 G01N 21/53 G01N 21/59

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光素子を有する送光器と受光素子を有す
    る受光器を分離して配置しその間の煙による光の減衰を
    検出するとともに、前記受光器から各種状態情報を受信
    装置に送出する光電式分離型煙感知器において、 前記受光器に、前記各種状態情報をシリアル伝送で出力
    するデータ出力手段と、 該データ出力手段からのデータを前記受信装置に出力す
    る状態信号出力手段を設けたことを特徴とする光電式分
    離型煙感知器。
  2. 【請求項2】前記各種状態情報は現在受光量、補償割
    合、感度、初期値であることを特徴とする請求項1記載
    の光電式分離型煙感知器。
  3. 【請求項3】発光素子を有する送光器と受光素子を有す
    る受光器を分離して配置しその間の煙による光の減衰を
    検出する光電式分離型煙感知器の前記受光器から各種状
    態情報を受け取る受信装置において、 前記各種状態情報を順次解析するデータ解析手段を設け
    たことを特徴とする受信装置。
  4. 【請求項4】前記データ解析手段で解析したデータを表
    示する表示手段を設けたことを特徴とする請求項3記載
    の受信装置。
  5. 【請求項5】前記データ解析手段で解析したデータを記
    憶しておく記憶手段を設けたことを特徴とする請求項3
    記載の受信装置。
  6. 【請求項6】前記記憶手段に記憶したデータを外部に出
    力する出力手段を設けたことを特徴とする請求項5記載
    の受信装置。
  7. 【請求項7】前記受信装置は前記光電式分離型煙感知器
    の動作試験を行う試験器であることを特徴とする請求項
    1〜6記載の受信装置。
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AU30548/95A AU702941B2 (en) 1994-09-27 1995-09-11 Projected beam-type smoke detector and receiving unit
US08/529,269 US5751216A (en) 1994-09-27 1995-09-15 Projected beam-type smoke detector and receiving unit
GB9819638A GB2326474A (en) 1994-09-27 1995-09-22 Projected beam type smoke detector and receiving unit
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