JPH0522298A - ポーリング制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被監視装置のアラーム情報をポーリングによ
り収集する監視装置において、被監視装置で障害が発生
しポーリングに対して応答が返せなくなった場合、ポー
リング周期の遅れを少なく抑える。 【構成】 監視装置は被監視装置にポーリングを送信し
て、応答としてアラーム情報を受信する。被監視装置で
障害が発生し、ポーリングに対する応答が無くなった場
合、監視装置の内部に保持されている各被監視装置のア
ラーム情報にタイム・アウト障害を設定する。監視装置
はポーリングを行う前にこのタイム・アウト障害の発生
の有無を調べて、発生している被監視装置に対しては、
正常な被監視装置に比して少なくポーリング再送回数を
設定する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、通信システムの構成装
置を監視する監視装置に関し、特に被監視装置からアラ
ーム情報を収集する際に用いるポーリング通信方式に関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来の技術では、被監視装置で障害が発
生し監視装置からのポーリングに対して応答を返せなく
なった場合、監視装置はこの被監視装置に対して毎回一
定回数のポーリング再送を行ってタイム・アウト障害を
検出した後、次の被監視装置へポーリングの送信を行う
ようになっていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】この従来の技術では、
障害が発生し応答が返せなくなった被監視装置に対して
も、監視装置は毎回一定回数のポーリング再送を行うた
めに、全被監視装置に対するポーリングの周期が長くな
り、新たに発生したアラーム情報の収集が遅れるという
問題点があった。

【０００４】本発明の目的は、上記の問題点を解決し、
ポーリング周期の遅れを少なくすることができるポーリ
ング制御方式を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、複数の被監視
装置に対し順次ポーリング送信し、アラーム情報を収集
する監視装置におけるポーリング制御方式であって、被
監視装置に障害が発生してポーリングに対してから応答
が返せなくなった場合、タイム・アウト障害と判断する
までに再送すべきポーリング回数を被監視装置毎に設定
し、既にタイム・アウト障害が検出されている被監視装
置に対しては、タイム・アウト障害が検出されていない
正常な被監視装置より少ないポーリングの再送回数でタ
イム・アウト障害を検出することを特徴とする。

【０００６】

【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。

【０００７】図１はｎ個の被監視装置を監視する監視装
置の構成図である。監視装置は、被監視装置１〜ｎにポ
ーリングを送信し、アラーム情報を収集する。この監視
装置は、タイム・アウト障害が検出されている被監視装
置に対してポーリングの再送を行う回数と、タイム・ア
ウト障害が検出されていない正常な被監視装置に対して
ポーリングの再送を行う回数を別々に設定できる機能を
備えている。

【０００８】被監視装置１〜ｎは、監視装置からポーリ
ングを受信すると、アラーム情報を返す。

【０００９】監視装置は各被監視装置１〜ｎに対してポ
ーリングを行い、被監視装置から応答が無い場合、監視
装置内部で保持している各被監視装置のアラーム情報に
タイム・アウト障害を設定する。また、タイム・アウト
障害が発生していた被監視装置２が正常に応答を返すよ
うになった場合、その被監視装置のアラーム情報におい
てタイム・アウト障害を解除する。

【００１０】図２のフローチャートを参照して、本発明
のポーリング制御方式をさらに詳細に説明する。

【００１１】監視装置はポーリングを送信する被監視装
置のアラーム情報を調べても（ステップＳ１）、もしタ
イム・アウト障害が設定されていればポーリング再送回
数をＮ回に設定し（ステップＳ２）、タイム・アウト障
害が設定されていない場合はポーリング再送回数をＭ回
に設定する（ステップＳ３）。ここでＮ回はＭ回より少
ない回数を選ぶようにする。ポーリングを行った結果
（ステップＳ４）、被監視装置から応答があり（ステッ
プＳ５）、その被監視装置のアラーム情報にタイム・ア
ウト障害が設定されている場合（ステップＳ６）、その
被監視装置のアラーム情報においてタイム・アウト障害
を解除する（ステップＳ７）。一方、ポーリングに対し
て被監視装置から応答が無く（ステップＳ５）、上記で
設定されているポーリング再送回数のポーリングを再送
しても応答が無かった場合（ステップＳ８）、その被監
視装置のアラーム情報にタイム・アウト障害を設定する
（ステップＳ９）。

【００１２】以上の操作を全被監視装置に対して繰り返
し行う。

【００１３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明はタイム・
アウト障害が検出されている被監視装置とタイム・アウ
ト障害が検出されていない被監視装置に対して、別にポ
ーリングの再送回数を設定し、タイム・アウト障害が検
出されている被監視装置のポーリング再送回数を、タイ
ム・アウト障害が検出れていない被監視装置に対するポ
ーリング再送回数に比較して少なく設定することによ
り、障害の発生している被監視装置にポーリングの再送
を行うことによるポーリング周期の遅れを少なくするこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を説明するための図である。

【図２】図１の実施例を説明するフローチャートであ
る。

【符号の説明】

１，２，…，ｎ 被監視装置

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】複数の被監視装置に対し順次ポーリング送
   信し、アラーム情報を収集する監視装置におけるポーリ
   ング制御方式であって、 被監視装置に障害が発生してポーリングに対してから応
   答が返せなくなった場合、タイム・アウト障害と判断す
   るまでに再送すべきポーリング回数を被監視装置毎に設
   定し、既にタイム・アウト障害が検出されている被監視
   装置に対しては、タイム・アウト障害が検出されていな
   い正常な被監視装置より少ないポーリングの再送回数で
   タイム・アウト障害を検出することを特徴とするポーリ
   ング制御方式。