JPH05221959A - N−フエニルチオ尿素誘導体およびそれらの薬学的使用 - Google Patents

N−フエニルチオ尿素誘導体およびそれらの薬学的使用

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JPH05221959A
JPH05221959A JP4192818A JP19281892A JPH05221959A JP H05221959 A JPH05221959 A JP H05221959A JP 4192818 A JP4192818 A JP 4192818A JP 19281892 A JP19281892 A JP 19281892A JP H05221959 A JPH05221959 A JP H05221959A
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JP
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carbon atoms
alkyl
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alkoxy
hydrogen
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JP4192818A
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Gary Mark Coppola
ゲイリイ・マーク・コツポラ
Robert Edson Ii Damon
ロバート・エドソン・ダモン・ザセカンド
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Sandoz AG
Original Assignee
Sandoz AG
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Publication date
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/16Amides, e.g. hydroxamic acids
    • A61K31/17Amides, e.g. hydroxamic acids having the group >N—C(O)—N< or >N—C(S)—N<, e.g. urea, thiourea, carmustine
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/10Drugs for disorders of the cardiovascular system for treating ischaemic or atherosclerotic diseases, e.g. antianginal drugs, coronary vasodilators, drugs for myocardial infarction, retinopathy, cerebrovascula insufficiency, renal arteriosclerosis
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C335/00Thioureas, i.e. compounds containing any of the groups, the nitrogen atoms not being part of nitro or nitroso groups
    • C07C335/04Derivatives of thiourea
    • C07C335/16Derivatives of thiourea having nitrogen atoms of thiourea groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of a carbon skeleton

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 N−フェニルチオ尿素誘導体およびそれらの
薬学的使用。 【構成】 アテローム性動脈硬化症の治療における、適
宜遊離形態もしくは塩形態の、一般式I これらの置換を有する化合物の使用。また上記のサブグ
ループから選択される化合物から成る薬学的組成物、及
びそれらの化合物のサブグループ。本化合物の具体例に
はN−(5−クロロ−2−メチルフェニル)−N´−プ
ロピルチオ尿素がある。これら化合物は例えばイソチオ
シアネートとアミンとを反応させるか或は尿素をチオ尿
素に変換することによって製造され得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、N−フェニルチオ尿素誘導体お
よびそれらの薬学的使用に関する。本発明は、アテロー
ム性動脈硬化症に対する予防もしくは治癒治療におけ
る、適宜遊離形態もしくは塩形態の、式I
【0002】
【化9】
【0003】〔式中、R1は、水素;1〜22個の炭素
原子を有するアルキル;1または2個の炭素原子を有す
るアルキルで任意に単置換されているか或は独立して二
置換されていてもよい3〜6個の炭素原子を有するシク
ロアルキル;シクロアルキル中に3〜6個の炭素原子を
有しそしてアルキレン部分中に1〜3個の炭素原子を有
するシクロアルキルアルキルまたは全部で7〜9個の炭
素原子を有するフェニルアルキル;アルキレン部分中に
2〜4個の炭素原子を有し、アルコキシ部分中に1〜3
個の炭素原子を有し、そして1位以外にヒドロキシ、ア
ルコキシまたはメルカプト部分が付いている、ヒドロキ
シアルキル、アルコキシアルキルまたはメルカプトアル
キル;−CR789または−CH2CR789(式
中、R7およびR8は、各々独立して、水素、メチルまた
はエチルであるか、或は一緒に3〜5個の炭素原子を有
する分枝していないアルキレンであり、そしてR9は、
カルボキシ、全部で2〜4個の炭素原子を有するアルコ
キシカルボニル、またはカルバモイルである);3〜2
2個の炭素原子を有するアルケニル(ここで、二重結合
は1位以外に在る)、或は5〜22個の炭素原子を有す
るアルカジエニルまたは7〜22個の炭素原子を有する
アルカトリエニル(ここで、各々の二重結合は1位以外
に在り、そしていかなる炭素原子も2つの二重結合部分
を構成していない)であり、そしてR2は、水素である
か、或は―NR12は、1〜4個の炭素原子を有するア
ルキルで任意に単置換、二置換または三置換されていて
もよいか、或はアルキル部分中に独立して1〜3個の炭
素原子を有するヒドロキシメチルまたはジアルキルアミ
ノメチルで単置換されていてもよい、ピロリジノ、ピペ
リジノ、ヘキサメチレンイミノまたはモルホリノ;2番
目の窒素原子が、1〜4個の炭素原子を有するアルキ
ル、5または6個の炭素原子を有するシクロアルキル、
全部で7〜9個の炭素原子を有するフェニルアルキル、
フェニル、ホルミル、または全部で2〜4個の炭素原子
を有するアルキルカルボニルで置換されているピペラジ
ノ;3−アザスピロ〔5.5〕ウンデシ−3−イル;或
は3,4−ベンゾピペリジノであり、R3は、水素;或
は1〜3個の炭素原子を有するアルキルであり、R
4は、水素;1〜4個の炭素原子を有するアルキル;1
〜3個の炭素原子を有するアルコキシ;原子番号が9〜
35のハロゲン;トリフルオロメチル;シアノ;アルキ
ル部分に独立して1〜3個の炭素原子を有するジアルキ
ルアミノ;ニトロ;フェニル;或はベンジルであり、R
5は、水素;1〜4個の炭素原子を有するアルキル;1
〜3個の炭素原子を有するアルコキシ;原子番号が9ま
たは17のハロゲン;或はトリフルオロメチルであり、
6は、水素;1〜3個の炭素原子を有するアルキル;
或は1〜3個の炭素原子を有するアルコキシであるが、
但し、 i) R4およびR5の両方がトリフルオロメチルである
場合、これらは互いにオルソではなく; ii) R1がヒドロキシアルキルでありそしてR4、R
5およびR6の各々が水素およびアルキルから選択される
場合、R4、R5およびR6の少なくとも2つがアルキル
であり; iii) R1がアルキルでありそしてR4がフェニルで
ある場合、R5およびR6はアルコキシ以外であり;そし
て iv) −NR12がN′−アルキルピペラジノであり
4およびR5の1つがクロロである場合、R4およびR5
の他方およびR6の両方共アルコキシ以外である; ことを条件とする〕を有する化合物の使用に関する。
【0004】この式から明らかなように、式Iの化合物
は、窒素部分に対してオルソに在るフェニル環上の両方
の位置が置換されていない。
【0005】式Iの化合物は、遊離形態、例えば塩基で
あるか、或は塩形態、例えばアニオン系または酸付加塩
形態〔ここでは、これらの形態が適宜存在している〕で
あってもよい。好適な酸付加塩形態は、薬学的に許容さ
れる酸付加塩形態であり、好適なアニオン塩形態は、薬
学的に許容されるカチオンとの塩である。これに包含さ
れるものは、有機酸との塩、例えばメタンスルホン酸
塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−
トルエンスルホン酸塩、酢酸塩およびプロピオン酸塩、
並びに無機酸との塩、例えば塩酸塩および硫酸塩であ
る。
【0006】R1は、好適には、アルキル、シクロアル
キル、シクロアルキルアルキル、アルコキシアルキル、
アルケニル、或は上で定義した基−CR789または
−CH2CR789である。R2およびR3は、好適には
水素である。R4は、好適にはハロゲン、アルキルまた
はベンジルであり、特にハロゲンまたはアルキルであ
り、特別にはハロゲンである。これは、好適には5位に
在る。R5は、好適には水素、アルキルまたはアルコキ
シ、特にアルキルである。これは、好適には2位に在
る。R6は、好適には水素またはアルコキシ、特に水素
である。これが水素以外である場合、これは好適には4
位に在る。R7およびR8は、好適にはメチルまたはエチ
ルであり、特にメチルである。R9は、好適にはアルコ
キシカルボニルまたはカルバモイルである。
【0007】式Iを有する化合物のいくつかは1個以上
の不斉中心を有する。従って、上記化合物の各々には2
個以上のエナンチオマーが存在している。可能な異性体
およびラセミ体の全てが本発明の範囲内に入る。これら
の化合物は、好適には不斉中心を有していない。
【0008】1〜22個の炭素原子を有するアルキル
は、好適には1〜8、特に3〜5、特別には3または4
個の炭素原子を有するものである。これが4個以上の炭
素原子を有する場合、これは、好適には窒素原子に付い
ている炭素原子以外の位置で好適に分枝している。これ
は、好適にはプロピルまたはイソプロピルであるか、或
は4〜22個の炭素原子を有しそして窒素原子に付いて
いる炭素原子以外の位置で分枝しているものである。こ
れは、特にプロピル、イソプロピルまたは2−メチルプ
ロピルである。これは、特別には2−メチルプロピルで
ある。
【0009】シクロアルキルは、好適には3〜5個、特
に3または5個の炭素原子を有するものである。これ
は、好適には置換されていない。シクロアルキルアルキ
ルは、好適にはアルキレン部分に1個の炭素原子を有し
そしてシクロアルキル部分に好適には3〜5個、特に3
個の炭素原子を有するものである。フェニルアルキル
は、好適にはベンジルである。ヒドロキシアルキル、ア
ルコキシアルキルまたはメルカプトアルキルのアルキレ
ン部分は、好適には2または3個の炭素原子を有するも
のであり、これは好適には分枝していない。
【0010】置換基または置換基の一部としてのアルコ
キシは、好適にはメトキシである。分枝していないアル
キレンは、便利に3個の炭素原子を有するものである。
アルコキシカルボニルは、好適にはメトキシカルボニル
である。アルケニルは、好適には3〜18個の炭素原子
を有するものである。アルカジエニルおよびアルカトリ
エニルは、好適には7〜18個の炭素原子を有するもの
である。
【0011】1〜4個または1〜3個の炭素原子を有す
るアルキルは、好適にはメチルまたはエチル、特にメチ
ルである。ジアルキルアミノまたはジアルキルアミノメ
チルのアルキル部分は、好適にはメチルである。アルキ
ルカルボニルは、好適にはアセチルである。ハロゲン
は、好適には塩素である。
【0012】式Iを有する化合物のサブグループ(化合
物Ip)において、R4はベンジル以外であり、そして
5は、4個の炭素原子を有するアルキル以外である。
【0013】式Iを有する化合物の更に一層のサブグル
ープにおいて、R1はフェニルアルキル以外である。更
に一層のサブグループにおいて、R9はカルボキシ以外
である。更に一層のサブグループにおいて、R4、R5
よびR6の窒素部分に対するオルソ位は、ハロゲン以外
である。更に一層のサブグループにおいて、R4、R5
よびR6は、2個以上の炭素原子を有するアルキル以外
である。更に一層のサブグループにおいて、R1は水素
以外である。更に一層のサブグループにおいて、R3
水素である。更に一層のサブグループにおいて、R1
よびR2は、窒素原子と一緒になって環状構造を形成し
ていない。更に一層のサブグループにおいて、R1は、
プロピル、イソプロピルまたは2−メチルプロピルであ
り、R2、R3およびR6は水素であり、R4は5−ハロで
あり、そしてR5は2−アルキルである。更に一層のサ
ブグループにおいて、R1は8〜22個の炭素原子を有
するアルキルである。
【0014】式Iを有する化合物の更に一層のサブグル
ープは、 ―R1が、上で定義した任意に置換されていてもよいシ
クロアルキルであり; ―R1が、上で定義したシクロアルキルアルキルまたは
フェニルアルキルであり; ―R1が、上で定義した−CR789または−CH2
789であり; ―R1が、好適には5〜22個の炭素原子を有する、上
で定義したアルケニルであり; ―R1が、上で定義したアルカジエニルまたはアルカト
リエニルであり; ―NR12が、上で定義した環状部分であり;および/
または ―R3が、1〜3個の炭素原子を有するアルキルであ
る; 化合物である。
【0015】式Iを有する化合物の更に一層のサブグル
ープは、適宜遊離形態もしくは塩形態の、式Is
【0016】
【化10】
【0017】〔式中、R1sは、水素;1〜6個の炭素原
子を有するアルキル;メチルで任意に単置換されていて
もよい3〜6個の炭素原子を有するシクロアルキル;シ
クロプロピルメチル;7または8個の炭素原子を有する
フェニルアルキル;1位以外にヒドロキシ、メトキシま
たはメルカプト部分が付いている、2〜4個の炭素原子
を有するヒドロキシアルキル、メトキシエチルまたはメ
ルカプトエチル;−CR7s8s9sまたは−CH2CR
7s8s9s(式中、R7sおよびR8sは、各々独立して、
水素またはメチルであるか、或は一緒に3〜5個の炭素
原子を有する分枝していないアルキレンであり、そして
9sは、カルボキシ、メトキシカルボニル、またはカル
バモイルである);3〜18個の炭素原子を有するアル
ケニル(ここで、二重結合は1位以外に在る)、或は5
〜18個の炭素原子を有するアルカジエニルまたは7〜
18個の炭素原子を有するアルカトリエニル(ここで、
各々の二重結合は1位以外に在り、そしていかなる炭素
原子も2つの二重結合部分を構成していない)であり、
そしてR2sは、水素であるか、或は―NR1s2sは、任
意にメチルまたはエチルで単置換または二置換されてい
てもよいか、或はヒドロキシメチルまたはジメチルアミ
ノメチルで単置換されていてもよい、ピロリジノ、ピペ
リジノ、ヘキサメチレンイミノまたはモルホリノ;2番
目の窒素原子が、1〜3個の炭素原子を有するアルキ
ル、シクロヘキシル、ベンジル、2−フェニルエチル、
フェニル、ホルミル、またはアセチルで置換されている
ピペラジノ;3−アザスピロ〔5.5〕ウンデシ−3−
イル;或は3,4−ベンゾピペリジノであり、R3sは、
水素;またはメチルであり、R4sは、水素;1〜4個の
炭素原子を有するアルキル;メトキシ;原子番号が9〜
35のハロゲン;トリフルオロメチル;シアノ;ジメチ
ルアミノ;ニトロ;フェニル;或はベンジルであり、R
5sは、水素;1〜4個の炭素原子を有するアルキル;メ
トキシ;原子番号が9または17のハロゲン;或はトリ
フルオロメチルであり、そしてR6sは、水素;1〜3個
の炭素原子を有するアルキル;或はメトキシであるが、
但し、 i) R4sおよびR5sの両方がトリフルオロメチルであ
る場合、これらは互いにオルソではなく; ii) R1sがヒドロキシアルキルでありそしてR4s
よびR5sの各々が水素およびアルキルから選択される場
合、R4s、R5sおよびR6sの少なくとも2つはアルキル
であり; iii) R1sがアルキルでありそしてR4sがフェニル
である場合、R5sおよびR6sはメトキシ以外であり;そ
して iv) −NR1s2sがN′−アルキルピペラジノであ
りR4sおよびR5sの1つがクロロである場合、R4sおよ
びR5sの他方およびR6sの両方共メトキシ以外である; ことを条件とする〕を有する化合物である。
【0018】式Iを有する化合物の多く、例えばRohm a
nd Haasの米国特許番号3,950,537の実施例99の化合
物、例えばその中の化合物Mは、それらの治療上の使用
と同様、本質的に公知であるが、アテローム性動脈硬化
症の治療に関するそれらの使用は新規である。
【0019】更に、式Iを有する化合物のサブグループ
に関しては、いかなる治療学的使用も全く知られていな
い。従って本発明はまた、薬学的に許容される担体もし
くは希釈剤と一緒に、適宜遊離形態もしくは塩形態の、
式Ia
【0020】
【化11】
【0021】〔式中、R1aは、水素;3〜22個の炭素
原子を有するアルキル;1または2個の炭素原子を有す
るアルキルで任意に単置換されているか或は独立して二
置換されていてもよい3〜6個の炭素原子を有するシク
ロアルキル;シクロアルキル中に3〜6個の炭素原子を
有しそしてアルキレン部分中に1〜3個の炭素原子を有
するシクロアルキルアルキル;アルキレン部分中に2〜
4個の炭素原子を有し、アルコキシ部分中に1〜3個の
炭素原子を有し、そして1位以外にアルコキシまたはメ
ルカプト部分が付いている、アルコキシアルキルまたは
メルカプトアルキル;−CR7a8a9aまたは−CH2
CR7a8a9a(式中、R7aおよびR8aは、各々独立し
て、水素、メチルまたはエチルであるか、或は一緒に3
〜5個の炭素原子を有する分枝していないアルキレンで
あり、そしてR9aは、全部で2〜4個の炭素原子を有す
るアルコキシカルボニル、またはカルバモイルであ
る);4〜22個の炭素原子を有するアルケニル(ここ
で、二重結合は1位以外に在る)、或は5〜22個の炭
素原子を有するアルカジエニルまたは7〜22個の炭素
原子を有するアルカトリエニル(ここで、各々の二重結
合は1位以外に在り、そしていかなる炭素原子も2つの
二重結合部分を構成していない)であり、R3aは、水
素、或は1〜3個の炭素原子を有するアルキルであり、
4aおよびR5aの1つは、1〜4個の炭素原子を有する
アルキル;1〜3個の炭素原子を有するアルコキシ;原
子番号が9〜35のハロゲン;トリフルオロメチル;シ
アノ;アルキル部分に独立して1〜3個の炭素原子を有
するジアルキルアミノ;ニトロ;フェニル;或はベンジ
ルであり、R4aおよびR5aの他方は、1〜4個の炭素原
子を有するアルキル;1〜3個の炭素原子を有するアル
コキシ;或はトリフルオロメチルであるが、但し、 i) R4aおよびR5aの両方がトリフルオロメチルであ
る場合、これらは互いにオルソではなく;そして ii) R1aがアルキルでありそしてR4aおよびR5a
1つがフェニルである場合、R4aおよびR5aの他方はア
ルコキシ以外である; ことを条件とする〕を有する化合物から成る薬学的組成
物にも関する。
【0022】式Iaを有する化合物のサブグループにお
いて、R1aは水素以外である。更に一層のサブグループ
において、R4aおよびR5aは両方共アルコキシ以外であ
る。更に一層のサブグループにおいて、R1aは、これが
4個以上の炭素原子を有する分枝アルキルである場合、
窒素原子に付いている炭素原子以外の位置で分枝してい
る。更に一層のサブグループにおいて、R1aは、これが
アルキルである場合、プロピルまたはイソプロピルであ
るか、或は窒素原子に付いている炭素原子以外の位置で
分枝している4〜22個の炭素原子を有するアルキルで
ある。更に一層のサブグループにおいて、R1aは、これ
がアルキルである場合、プロピル、イソプロピルまたは
2−メチルプロピルである。更に一層のサブグループに
おいて、R4aおよびR5aは、これらがアルキルである場
合、メチルであり、そして更に一層のサブグループにお
いて、これらはベンジル以外である。
【0023】式Iaを有する化合物の好適な群は、薬学
的に許容される担体もしくは希釈剤と一緒に、適宜遊離
形態もしくは塩形態の、式Ia′
【0024】
【化12】
【0025】〔式中、R1a′は、プロピルまたはイソプ
ロピル、或は窒素原子に付いている炭素原子以外の位置
で分枝している4〜22個の炭素原子を有するアルキ
ル;1または2個の炭素原子を有するアルキルで任意に
単置換されているか或は独立して二置換されていてもよ
い3〜6個の炭素原子を有するシクロアルキル;シクロ
アルキル中に3〜6個の炭素原子を有しそしてアルキレ
ン部分中に1〜3個の炭素原子を有するシクロアルキル
アルキル;アルキレン部分中に2〜4個の炭素原子を有
し、アルコキシ部分中に1〜3個の炭素原子を有し、そ
して1位以外にアルコキシまたはメルカプト部分が付い
ている、アルコキシアルキルまたはメルカプトアルキ
ル;−CR7a8a9aまたは−CH2CR7a8a
9a(式中、R7a、R8aおよびR9aは、上で定義したのと
同じである);4〜22個の炭素原子を有するアルケニ
ル(ここで、二重結合は1位以外に在る)、或は5〜2
2個の炭素原子を有するアルカジエニルまたは7〜22
個の炭素原子を有するアルカトリエニル(ここで、各々
の二重結合は1位以外に在り、そしていかなる炭素原子
も2つの二重結合部分を構成していない)であり、R3a
は、上で定義したのと同じであり、R4a′およびR5a
の1つは、メチル;1〜3個の炭素原子を有するアルコ
キシ;原子番号が9〜35のハロゲン;トリフルオロメ
チル;シアノ;アルキル部分に独立して1〜3個の炭素
原子を有するジアルキルアミノ;ニトロ;フェニル;或
はベンジルであり、R4a′およびR5a′の他方は、メチ
ル;1〜3個の炭素原子を有するアルコキシ;或はトリ
フルオロメチルであるが、但し、 i) R4a′およびR5a′の両方がトリフルオロメチル
である場合、これらは互いにオルソではなく; ii) R1a′がアルキルでありそしてR4a′およびR
5a′の1つがフェニルである場合、R4a′およびR5a
の他方はアルコキシ以外であり;そして iii) R4a′およびR5a′は、両方共アルコキシ以
外である; ことを条件とする〕を有する化合物である。
【0026】式Ia′を有する化合物のサブグループに
おいて、R1a′はプロピル、イソプロピルまたは2−メ
チルプロピルである。
【0027】式Iaを有する化合物のいくつか、例えば
Hoechstの米国特許番号4,234,513の実施例27
と同様実施例29の化合物、そして例えばG.N. Vassile
vおよびL.K. Iliev著、 Comptes Rendus Acad. bulg. Sc
i.22(5)(1969)563-566の化合物10
と同様実施例30の化合物、は公知であるが、それらの
治療学的使用は新規である。
【0028】更に、式Iaを有する化合物の特別なサブ
グループは本質的に新規である。従って本発明はまた、
式Iaa
【0029】
【化13】
【0030】〔式中、R1aaは、プロピル、イソプロピ
ルまたは2−メチルプロピルであり;R4aaは、原子番
号が9〜35のハロゲンであり;そしてR5aaは、1〜
4個の炭素原子を有するアルキルである〕を有する化合
物にも関する。
【0031】R1aaは、好適にはプロピルまたは2−メ
チルプロピルである。R4aaは、好適には塩素である。
5aaは、好適にはメチル、エチル、イソプロピルまた
はt−ブチルであり、好ましくはメチル、エチルまたは
イソプロピルであり、特にメチルである。
【0032】式Iaaを有する化合物のサブグループに
おいて、R1aaは、プロピルまたは2−メチルプロピル
であり、そしてR5aaは、1〜3個の炭素原子を有する
アルキルであり、より詳細には、R1aaは、プロピルで
あり、R4aaは、フルオロまたはクロロであり、そして
5aaは、メチルまたはエチルであり、更に詳細には、
5aaは、メチルであり、更に詳細には、R1aaは、2−
メチルプロピルである。式Iを有する化合物の一部は公
知であり、そしてそうでないものは、式Iを有する公知
化合物と同様にして合成され得る。例えば、式Iを有す
る化合物は、 a)式I′
【0033】
【化14】
【0034】〔式中、これらの置換基は上で定義したの
と同じである〕を有する化合物の製造に関し、式II
【0035】
【化15】
【0036】を有する相当する化合物と、式III
【0037】
【化16】 R12NH III を有する相当する化合物とを反応させるか、或は b)式I″
【0038】
【化17】
【0039】〔式中、R3′は1〜3個の炭素原子を有
するアルキルであり、そして残りの置換基は、上で定義
したのと同じである〕を有する化合物の製造に関し、式
IV
【0040】
【化18】
【0041】を有する相当する化合物中のオクソ部分
を、適当にチオノ部分に変換した後、得られる適宜遊離
形態もしくは塩形態の式Iを有する化合物を回収する、
ことから成る、方法で得ることができる。
【0042】従って、式Iaaを有する化合物は、式I
Ia
【0043】
【化19】
【0044】〔式中、R4aaおよびR5aaは、上で定義し
たのと同じである〕を有する相当する化合物と、式II
Ia
【0045】
【化20】 R1aaNH2 IIIa 〔式中、R1aaは、上で定義したのと同じである〕を有
する相当する化合物とを、反応させることから成る方法
によって得られる。式Iを有する化合物の製造に関する
上記方法は通常の様式で行われ得る。
【0046】変法a)は、イソチオシアネートとアミン
との反応である。この温度は、好適には約10〜約40
℃、好ましくは約20〜約30℃である。無水の不活性
有機溶媒、例えばハロゲン化低級アルカン、例えば塩化
メチレンか、或は(C2-3)アルカン酸C1-3アルキル、
例えば酢酸エチル、が便利に用いられる。
【0047】変法b)は、相当するチオ尿素への尿素変
換である。これは、好適にはLawessonの試薬(2,4−
ビス−4−メトキシフェニル−1,3−ジチア−2,4
−ジホスフェタン−2,4−ジスルフィド)を用いて行
われる。式VIの化合物1モル当たり好適には約0.5
〜約1モル、特に約0.6〜約0.85モルのLawesson
の試薬が用いられる。この温度は、好適には約50℃〜
還流温度、好ましくは約100℃〜約110℃、特に約
110℃である。無水の不活性有機溶媒が便利に用いら
れ、好適には炭化水素、例えばベンゼン、トルエンまた
はキシレン、特にトルエンである。
【0048】式Iを有する化合物を単離した後、望まし
くは通常の様式で反応混合物から精製してもよい。
【0049】遊離形態の化合物を塩形態に変換してもよ
く、ここでは適宜通常の様式で行われ、その逆の変換を
行ってもよい。
【0050】1個以上の不斉中心を有する化合物は、光
学的に純粋な出発材料を用いて光学的に純粋な形態で得
るか、或は通常の技術、例えばジアステレオ異性体塩混
合物を生成させることによって、2種の光学的活性を示
す異性体に分離させてもよく、ここでは、塩形成も可能
であり、そして次に例えば分別結晶化またはカラムクロ
マトグラフィーによる分離を行うことも可能である。
【0051】本文中にその製造を記述していないものに
関しては、出発材料として用いた化合物が公知である
か、或は例えば実施例に記述した如き公知化合物から出
発した公知方法によって製造できる。
【0052】
【実施例】以下に示す実施例は本発明を説明するもので
ある。全ての温度は摂氏度である。MP=融点;OR=
旋光〔α〕D 20。200MHzでNMRスペクトルを測
定。
【0053】実施例1N−(5−クロロ−2−メチル
フェニル)−N′−プロピルチオ尿素 〔式I:R1=n−プロピル;R2、R3、R6=H;R4
=5−クロロ;R5=2−メチル〕 〔式Iaa:R1aa=n−プロピル;R4aa=クロロ;R
5aa=メチル〕 〔変法a);イソチオシアネートとアミンとの反応〕窒
素下15℃で撹拌している酢酸エチル700mL中39
0gの5−クロロ−2−メチルフェニルイソチオシアネ
ート(式IIの化合物)から成る溶液に、40分間かけ
て、163gのn−プロピルアミン(式IIIの化合
物)を、この温度を25〜30℃に維持するような速度
で滴下する。この添加が終了したら直ちに、この反応混
合物を25〜30℃で5分間撹拌し、2.1リットルの
n−ヘプタンを加えた後、この混合物を20分間かけて
0℃に冷却する。得られる白色懸濁液を0℃で1時間撹
拌し、そして固体を真空濾過で集め、250mLの冷
(5℃)n−ヘプタンで2回洗浄した後、25トール、
40℃で約18時間、一定重量になるまで乾燥する。表
題の化合物が得られる(白色固体;MP97〜98
℃)。
【0054】実施例2N−(5−クロロ−2−メチル
フェニル)−N′−2−メチルプロピルチオ尿素 〔式I:R1=2−メチルプロピル;R2、R3、R6
H;R4=5−クロロ;R5=2−メチル〕 〔式Iaa:R1aa=2−メチルプロピル;R4aa=クロ
ロ;R5aa=メチル〕 〔変法a)〕20〜25℃で撹拌している塩化メチレン
150mL中10.0gのイソブチルアミン(式III
の化合物)から成る溶液に、25mLの塩化メチレン中
25.0gの5−クロロ−2−メチルフェニルイソチオ
シアネート(式IIの化合物)から成る溶液を滴下した
後、この反応混合物を20〜25℃で2時間撹拌する。
塩化メチレンを留出させた後、この蒸留が進行するにつ
れて、メチル−t−ブチルエーテルを徐々に加える。こ
の得られるメチルt−ブチルエーテル溶液を20〜25
℃に冷却し、そしてこの得られる固体を濾過で集め、メ
チルt−ブチルエーテルで洗浄した後、一定重量になる
まで真空乾燥する。表題の化合物が得られる(MP11
6.5〜117.5℃)。
【0055】実施例3N−(5−クロロ−2−メチル
フェニル)−N−メチル−N′−プロピルチオ尿素 〔式I:R1=n−プロピル;R2、R6=H;R3=メチ
ル;R4=5−クロロ;R5=2−メチル〕 〔式Ia:R1a=n−プロピル;R3a、R5a=メチル;
4a=クロロ〕 〔変法b);変換〕以下に示すように製造した粗N−
(5−クロロ−2−メチルフェニル)−N−メチル−
N′−プロピル尿素(式IVの化合物)1.8gおよび
トルエン20mL中2.5gのLawesson試薬から成る混
合物を、110℃で24時間撹拌し、トルエンを減圧下
で蒸発させた後、ワックス状の固体残留物を最小量の塩
化メチレンに溶解し、そして230−400メッシュの
ASTMシリカゲルカラムを用いたフラッシュクロマト
グラフィーにかける。薄層クロマトグラフィーで測定し
て比較的純粋な生成物を含んでいる画分を一緒にした
後、減圧下で蒸発させて油状物が得られ、これは放置す
ると結晶化する。この結晶をn−ペンタンと一緒にすり
潰すことで、表題の化合物(MP83〜86℃)が得ら
れる。該フラッシュクロマトグラフィーにより、より低
い純度を有する画分から同様にして、より低い純度の第
二収穫物が得られる(MP82〜84℃)。
【0056】この出発材料は、下記のようにして得られ
る: a) 20〜25℃で撹拌している塩化メチレン70m
L中4.3gの5−クロロ−2−メチルフェニルイソシ
アネートから成る溶液に、1.5gのn−プロピルアミ
ンをゆっくりと加え、そして激しい反応がおさまった
後、この反応混合物を20〜25℃で10分間撹拌す
る。この得られる固体を濾過で集めた後、塩化メチレン
で洗浄する。N−(5−クロロ−2−メチルフェニル)
−N−メチル−N′−プロピル尿素が得られる(MP1
82〜184℃)。
【0057】b) 60%の水素化ナトリウム/ミネラ
ルオイルの600mgをn−ペンタンで洗浄し、この水
素化ナトリウムを、20〜25℃で撹拌しているN,N
−ジメチルホルムアミド25mL中2.7gの、上記段
階a)で得られる生成物の溶液に加え、この混合物を2
0〜25℃で1.5時間撹拌し、1.8gのヨウ化メチ
ルをゆっくりと加え、そしてこの反応混合物を20〜2
5℃で24時間撹拌した後、水の中に注ぎ込む。この混
合物をメチルt−ブチルエーテルで2回抽出し、そして
このエーテル抽出物を一緒にし、無水硫酸ナトリウム上
で乾燥した後、減圧下で蒸発させることにより、油状物
が得られる。この油状物を、溶離剤として60%の混合
ヘキサン/酢酸エチルを用いたシリカゲルカラム使用Wa
tersHPLCで分別する。N−(5−クロロ−2−メチ
ルフェニル)−N−メチル−N′−プロピル尿素が得ら
れる(ワックス状固体)。
【0058】
【表1】
【0059】
【表2】
【0060】
【表3】
【0061】
【表4】
【0062】
【表5】
【0063】
【表6】
【0064】
【表7】
【0065】
【表8】
【0066】適宜遊離形態か或は薬学的許容塩形態の式
Iを有する化合物は、興味ある薬学的活性を有してい
る。薬剤としての使用に関してこれらを識別する。
【0067】特に、これらは、血液血清高密度リポ蛋白
〔HDL;HDL−コレステロールおよびアポリポ蛋白
A−I(Apo A-I)〕レベルを上昇させる。これらの
化合物の多くは、血液血清全トリグリセリドレベルを低
下させる追加的利点を有している。
【0068】上記活性を、通常の分析方法、例えば下記
のようにして測定する: a)試験A:インビボHDLコレステロール試験:体重
が200〜225gのオスSprague-Dawleyラットを、1
ケージ当たり2匹づつケージに入れた後、7または8日
間、Purina製の、0.25%のコール酸と0.75%の
コレステロールを補充したPurina Rodent Chow Special
Mix 5001-Sと水を任意に与える。この補充した食
餌を与えた6匹のラットから成る群に、8日または21
日間、試験物質(この試験物質は、この食餌の0.00
5〜0.20%を構成している)の各々を投与した。食
餌投与前、試験物質投与前、そして終了時に、体重およ
び食物消費に関するデータを記録する。この試験物質の
典型的な用量は4〜200mg/kg/日である。
【0069】終了時、これらのラットに麻酔をかけ、全
採血でと殺し、この血液を集め、凝固させながら氷上に
保存し、遠心分離した後、血清を分離する。一定分量
を、塩化ナトリウム溶液で密度1.06g/mLに調整
した後、冷蔵して一晩保存する。残りの血清一定分量を
冷蔵し、そして保存のため冷凍した。
【0070】ミクロ超遠心分離(mUC)または高速蛋
白質液クロ(FPLC)技術でHDLを単離する。この
mUC方法は下記の通りである:1.06g/mLに密
度調整した血液血清の175μLを、20℃で2.5時
間、Beckmann 42.2 Ti ローター中42000rpm
で遠心分離する。この上部から95μLを分別し、80
μLを底に残す。France他著、 Laboratory Robotics an
d Automation 2(1990)155-173中に記述さ
れている技術で修飾したKieft他著、 J. LipidRes. 32
(1991)859-866の方法を用い、SuperoseR
(乾燥ビード直径が20〜40μmの、高度に架橋した
ビード状アガロース)ゲル浸透クロマトグラフィーでF
PLC分別を行う。このカラム緩衝液は、0.01%の
アジ化ナトリウムが入っているトリス緩衝食塩溶液〔即
ち、蒸留した脱イオン水(ddH2O)中の、0.05
Mのトリス(2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,
3−プロパンジオール)と0.15Mの塩化ナトリウ
ム〕である。200μLの血清を注入し、そして40個
の0.5mL画分を集める。
【0071】96個のウエルを有するミクロタイタープ
レートで用いるために修飾したところの、コレステロー
ルの酵素測定を行うためのSigma Diagnosticsキット、
操作番号352を用い、42.2 Tiローターの底部お
よびFPLC画分全体に対して、コレステロール分析を
行う。この再構成した試薬(水を添加した後)には、p
Hが6.5の緩衝液中に、300U/Lのコレステロー
ルオキシダーゼ、100U/Lのコレステロールエステ
ラーゼ、1000U/Lのペルオキシダーゼ(西洋わさ
び)、0.3ミリモル/Lの4−アミノアンチピリンお
よび30.0ミリモル/Lのp−ヒドロキシベンゼンス
ルホン酸塩が入っている。この方法では、コレステロー
ルエステルを遊離コレステロールに加水分解するため、
コレステロールエステラーゼを用いる。遊離コレステロ
ールを酸化して、キノンイミン染料を生じさせるために
用いる過酸化水素を作り出す。この反応は定量的に生じ
るため、比色計で測定したこの染料の濃度は、上記サン
プルのコレステロール含有量に正比例している。もしコ
レステロール濃度が直線範囲外の読みを生じる場合、較
正物質、標準物質およびサンプルを食塩水で希釈しても
よい。較正物質、標準物質または試験物質の20μL
と、200μL一定分量の試薬とを、96個のウエルを
有するミクロタイタープレートの中で混合する。各々の
混合物を20〜25℃で25分間培養した後、比色ミク
ロタイター読み取り装置を用い、490、492または
500nmで吸収を測定する。
【0072】引算で上部コレステロール(即ちLDL−
コレステロール)を測定する。FatRed 7B染色を用い
たCorningユニバーサルアガロースゲル電気泳動法によ
り、ミクロ超遠心分離の量を測定する。
【0073】France他著、 J. Lipid Res. 30(198
9)1997-2004の非還元SDS−PAGE方法
で、FPLC画分のApo A-I含有量を分析する。Apo
A-Iが入っておりそして免疫活性を示すApo B蛋白
質が入っていない画分のコレステロール含有量を分析す
ることによって、HDL−コレステロールを定量する。
【0074】下記のようにミクロタイタープレート分析
用に修飾したBoehringer MannheimDiagnostics Reagent
setR Triglycerides-GBキット(カタログ番号8775
57)を用い、血液血清に対して全トリグリセリドを分
析する。これらの試薬は、記述されている方法に従って
調製する。100μLの処理溶液1と20μLの希釈血
液血清〔1:1の血液血清:食塩水(食塩水はddH2
O中0.15Mの塩化ナトリウムである)〕を、96個
のウエルを有するミクロタイタープレートの各々のウエ
ルに添加し、混合した後、20〜25℃で少なくとも5
分間培養する。100μLの処理溶液2を各々のウエル
に添加し、そしてこれらの内容物を混合し、20〜25
℃で少なくとも5分間培養した後、490、492また
は500nmで読み取る。この吸収を公知サンプルの吸
収に比較することで、血液血清dL当たりのmgで表し
た全トリグリセリド含有量を計算する。
【0075】HDL−コレステロールおよび全グリセリ
ド含有量に関して血液血清サンプルを測定するため、他
の通常の方法も使用できる。
【0076】b)試験B:Apo A-I試験:下記の如き
ラットApo A-I酵素結合抗体免疫吸着アッセイ(EL
ISA)で、試験Aの試験動物が有するApo A-I血液
血清レベルを測定する。
【0077】1. ラビット抗ラットApo A-I抗体の
産生および精製:ラット高密度リポ蛋白(HDL)を連
続超遠心分離しそして単離することにより、プールした
ラット血液血清から、ラットApo A-Iを精製する。脱
脂に続いて、ゲル濾過クロマトグラフィーにより、Apo
A-Iを他のHDL蛋白質から分離する。通常の免疫プ
ロトコルにより、一連の精製ラットApo A-I皮下注射
を行うことで、3匹のラビット(Pocono Rabbit Farms、
Candensis、 PA)中で抗血清を上昇させる。1年間繰り
返して採血した後、抗血清をプールし、一定分量を取り
出して、−20℃に凍結する。この粗血清を解凍し、臭
化シアン活性化SepharoseR Cl-4B(乾燥ビード直径
が60〜140μmのビード状アガロース)カラム(こ
れには、精製したヒトHDLが予め共有結合的に結合さ
せてある)にかけ、このカラムを食塩水で洗浄した後、
この精製抗体を、pHが3の1Mグリシン溶液で溶離さ
せる。トリス緩衝食塩溶液を用い、このグリシンを透析
で除去することで、精製ラビット抗ラットApo A-I抗
体の濃縮液が得られる。
【0078】2. 緩衝液、試薬および標準物質: ― 炭酸ナトリウム吸着用緩衝液:2.25gの炭酸ナ
トリウム、4.40gの重炭酸ナトリウムおよび0.1
5gのアジ化ナトリウムを1.4LのddH2Oに溶解
し、水酸化ナトリウムでこのpHを9.6に調整した
後、この緩衝液を、最終体積が1.5Lになるようにd
dH2Oで希釈する; ― pHが8の0.5Mトリス:1.0LのddH2
中60.55gのトリス・HCl(2−アミノ−2−ヒ
ドロキシメチル−1,3−プロパンジオール・塩酸)か
ら成る溶液のpHを、10Nの水酸化ナトリウム溶液で
8.0に調整する; ― 第二抗体用緩衝液:1.8LのddH2O中40g
のウシの血清アルブミン(BSA)Cohn Franction V
から成る溶液に、pHが8の0.5Mトリスを200m
L加え、0.2gのアジ化ナトリウムを加えた後、1
8.0gの塩化ナトリウムを加える; ― 基質用緩衝液:105.1gのジエタノールアミン
と500mLのddH2Oとに撹拌しながら0.1gの
アジ化ナトリウムを加え、10mLの0.5M塩化マグ
ネシウム・六水化物溶液を加え、このpHを12Nの塩
酸で9.8に調整した後、この溶液を、全体体積が1リ
ットルになるようにddH2Oで希釈する; ― 30xELISA洗浄用緩衝液:525.96gの
塩化ナトリウム、76.68gのトリス、6gのアジ化
ナトリウムおよび30mLのTweenR 20〔モノラウリ
ン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン〕を一緒に
し、このpHを12Nの塩酸で7.3に調整した後、こ
の溶液を、全体体積が2リットルになるようにddH2
Oで希釈する; ― 1xELISA洗浄用緩衝液:1体積の30xEL
ISA洗浄用緩衝液を、29体積のddH2Oで希釈す
る; ― サンプル希釈用緩衝液:886.34mLの第二抗
体用緩衝液と113.66mLのTweenR 20を充分に
混合することで、11.366v/v%のTweenR20溶
液が得られる; ― 標準物質希釈用緩衝液:(A)780mLの第二抗
体用緩衝液と220mLのTweenR 20とを充分に混合
することで、22v/v%のTweenR 20溶液が得られ
る。(B)890mLの第二抗体用緩衝液と110mL
のTweenR 20とを充分に混合することで、11v/v
%のTweenR 20溶液が得られる; ― ラット血清プールA:このラット血液血清給源を用
いて、各々の分析のための標準曲線を作成する。これ
を、精製Apo A-Iに対して目盛り付けし、そしてこれ
は、血液血清1dL当たり45±2.7mgのApo A-
Iを含有している; ― ラット血清プールB:分析変動を監視する目的で、
各々の分析の低内部標準物質としてこれを用い、そして
これは、血液血清1dL当たり40mgのApoA-Iを
含有している; ― ラット血清プールC:これは、参照化合物(ゲムフ
ィブロジル(gemfibrozil))で処理したラットから誘
導され、分析変動を監視するため、高内部標準物質とし
てこれを用い、そしてこれは、血液血清1dL当たり7
0mgのApo A-Iを含有している; 3. 操作:942μg/mL入っている凍結原料から
の精製ラットApo A-Iを、炭酸ナトリウム吸着用緩衝
液で希釈して、最終濃度の3.7μg/mLにする。こ
の溶液100μLを、96個のウエルを有するNuncポリ
スチレン製ミクロタイタープレート数枚のウエル各々に
加える。これらのプレート上にApo A-Iを4℃で48
時間吸着させる。1xELISA洗浄用緩衝液でプレー
トを洗浄した後、冷所中にまた第二抗体用緩衝液(20
0μL/ウエル)を一晩培養することによって、上記プ
レート上の非特異的部位をブロックした。分析用プレー
トを、この状態で使用時まで(3週間以内)保存する。
【0079】分析の当日、ELISAプレート(2枚の
プレート、プレート1枚当たり36個のラット血清サン
プル)を、1xELISA洗浄用緩衝液で4回洗浄す
る。この試験サンプルを加えるまで、各々のウエルの中
に100μLの1xELISA洗浄用緩衝液を入れたま
まにする。分析すべきラット血液血清サンプル各々の1
0μLを290μLのサンプル希釈用緩衝液と混合し
て、最終希釈度の1:30そして最終TweenR 20濃度
の11%にする。6個から成る内部標準ラット血清プー
ルBおよびCサンプルを同じく処理する。
【0080】2.0mLのラット血清プールAを等体積
の標準物質希釈用緩衝液Aと混合することで、1:2の
希釈度および11%のTweenR 20濃度が得られる。次
に、このサンプルを標準物質希釈用緩衝液Bで順次希釈
して、1:8、1:16、1:32、1:64および
1:128の希釈率が得られる。
【0081】非ELISAミクロタイタープレート中の
希釈標準物質およびサンプルを、52℃の加熱保温装置
中に2時間置く。20〜25℃に冷却した後、ELIS
A試験プレートから洗浄用緩衝液を除去する。ELIS
A試験プレートに、75μLの標準物質と試験サンプル
を移す。その後、精製ラビット抗ラットApo A-I抗体
溶液75μL(第二抗体用緩衝液で1:75に希釈)
を、各々のウエルに加える。各々のプレートを少しの間
振とうすることで、抗体とサンプルとの混合を確保し、
密封した後、20〜25℃で18時間保温する。この保
温後、各々のプレートを1xELISA洗浄用緩衝液で
4回洗浄する。次に、各々のウエルに、アルカリ性ホス
ファターゼ結合ヤギ抗ラビットIgG抗体100μL
(第二抗体用緩衝液で1:1000に希釈)を加える。
これを20〜25℃で3時間相互作用させる。各々のプ
レートを再び洗浄した後、吸引乾燥し、そして1mg/
mLのp−ニトロフェニル燐酸二ナトリウム、即ちサン
プル中のApo A-I量に反比例する色を生じる呈色物
質、が入っている基質用緩衝液を各々のウエルに加え
る。各々のプレートをELISA分光光度計で1〜3時
間監視する。Apo A-Iが入っていないウエル(最大の
色)の405nm光学密度が1.0に到達したら、この
ELISA読み取り装置で各々のプレートを読み取る。
【0082】濃度のログに対する光学密度として標準曲
線をプロットする。この曲線に未知物質を関係付け、そ
してApo A-I含有量をmg/dLで表す。
【0083】上記試験AおよびBにより、これらの化合
物は1日当たり約10mg/kg〜約200mg/kg
の範囲の用量で活性を示すことが示されている。
【0084】従って、これらの化合物は、血液血清の高
密度リポ蛋白(HDL;HDL−コレステロールおよび
アポリポ蛋白A−I)レベルを上昇させ、そしてこれら
の多くはまた、血液血清の全トリグリセリドレベルを低
下させ、従ってこれらはアテローム性動脈硬化症治療に
使用され得る、ことが示されている。
【0085】用いる正確な用量は、勿論、宿主、治療す
べき状態の特徴およびひどさ、投与形態、並びに使用す
る特別な活性物質、を含むいくつかの要因に依存してい
る。しかしながら、一般に、約400mg〜約2000
mgの範囲から成る1日の用量で満足できる結果が得ら
れることが示され、便利に、服用を分割して1日当たり
2〜4回投与される。
【0086】これらの化合物は、いかなる通常のルート
で投与されてもよく、特に腸内、好適には経口、例えば
錠剤もしくはカプセルの形態か、或は非経口、例えば無
菌注射用溶液または懸濁液の形態で投与され得る。
【0087】実施例1、2、4、95および96の化合
物が好適であり、特に実施例1、2および95の化合
物、特別には実施例2の化合物が好適である。
【0088】従って、例えば下記の活性が測定された:
【0089】
【表9】
【0090】従って、この使用において、実施例1およ
び2の化合物は、同様な投与形態のゲムフィブロジルで
通常用いられている用量、即ち経口で約400〜100
0mg/日、よりも低い用量で投与され得る、ことが示
されている。
【0091】適宜少なくとも1種の薬学的許容担体もし
くは希釈剤と一緒に、遊離形態もしくは薬学的許容塩形
態の式Iを有する化合物から成る薬学的組成物は、通常
の方法で製造されてもよい。これらは、例えば約100
mg〜約500mgの活性化合物が入っている単位用量
形態などで存在していてもよい。
【0092】従って、本発明は、アテローム性動脈硬化
症の治療が必要な患者に、適宜遊離形態もしくは薬学的
許容塩形態の式Iを有する化合物の治療有効量を投与す
ることから成る、アテローム性動脈硬化症の予防もしく
は治癒治療方法に関する。
【0093】本発明は更に、少なくとも1種の薬学的許
容担体もしくは希釈剤と適宜遊離形態もしくは塩形態の
式Iを有する化合物とを混合することから成る、アテロ
ーム性動脈硬化症に対する薬剤の製造方法に関する。
【0094】本発明は更に、アテローム性動脈硬化症に
対する薬剤製造のための適宜遊離形態もしくは塩形態の
式Iを有する化合物の使用から成る。
【0095】本発明はまた、少なくとも1種の薬学的許
容担体もしくは希釈剤と一緒の、適宜遊離形態もしくは
薬学的許容塩形態の式Iを有する化合物から成る、薬学
組成物に関する。
【0096】本発明は更に、薬剤として使用するため
の、特にアテローム性動脈硬化症の予防もしくは治癒治
療で用いるための、適宜遊離形態もしくは薬学的許容塩
形態の式Iを有する化合物から成る。
【0097】本発明の特徴および態様は以下のとうりで
ある。
【0098】1.アテローム性動脈硬化症に対する薬剤
製造用、適宜遊離形態もしくは塩形態の、式I
【0099】
【化21】
【0100】〔式中、R1は、水素;1〜22個の炭素
原子を有するアルキル;1または2個の炭素原子を有す
るアルキルで任意に単置換されているか或は独立して二
置換されていてもよい3〜6個の炭素原子を有するシク
ロアルキル;シクロアルキル中に3〜6個の炭素原子を
有しそしてアルキレン部分中に1〜3個の炭素原子を有
するシクロアルキルアルキルまたは全部で7〜9個の炭
素原子を有するフェニルアルキル;アルキレン部分中に
2〜4個の炭素原子を有し、アルコキシ部分中に1〜3
個の炭素原子を有し、そして1位以外にヒドロキシ、ア
ルコキシまたはメルカプト部分が付いている、ヒドロキ
シアルキル、アルコキシアルキルまたはメルカプトアル
キル;−CR789または−CH2CR789(式
中、R7およびR8は、各々独立して、水素、メチルまた
はエチルであるか、或は一緒に3〜5個の炭素原子を有
する分枝していないアルキレンであり、そしてR9は、
カルボキシ、全部で2〜4個の炭素原子を有するアルコ
キシカルボニル、またはカルバモイルである);3〜2
2個の炭素原子を有するアルケニル(ここで、二重結合
は1位以外に在る)、或は5〜22個の炭素原子を有す
るアルカジエニルまたは7〜22個の炭素原子を有する
アルカトリエニル(ここで、各々の二重結合は1位以外
に在り、そしていかなる炭素原子も2つの二重結合部分
を構成していない)であり、そしてR2は、水素である
か、或は ―NR12は、1〜4個の炭素原子を有するアルキルで
任意に単置換、二置換または三置換されていてもよい
か、或はアルキル部分中に独立して1〜3個の炭素原子
を有するヒドロキシメチルまたはジアルキルアミノメチ
ルで単置換されていてもよい、ピロリジノ、ピペリジ
ノ、ヘキサメチレンイミノまたはモルホリノ;2番目の
窒素原子が、1〜4個の炭素原子を有するアルキル、5
または6個の炭素原子を有するシクロアルキル、全部で
7〜9個の炭素原子を有するフェニルアルキル、フェニ
ル、ホルミル、または全部で2〜4個の炭素原子を有す
るアルキルカルボニルで置換されているピペラジノ;3
−アザスピロ〔5.5〕ウンデシ−3−イル;或は3,
4−ベンゾピペリジノであり、R3は、水素;或は1〜
3個の炭素原子を有するアルキルであり、R4は、水
素;1〜4個の炭素原子を有するアルキル;1〜3個の
炭素原子を有するアルコキシ;原子番号が9〜35のハ
ロゲン;トリフルオロメチル;シアノ;アルキル部分に
独立して1〜3個の炭素原子を有するジアルキルアミ
ノ;ニトロ;フェニル;或はベンジルであり、R5は、
水素;1〜4個の炭素原子を有するアルキル;1〜3個
の炭素原子を有するアルコキシ;原子番号が9または1
7のハロゲン;或はトリフルオロメチルであり、R
6は、水素;1〜3個の炭素原子を有するアルキル;或
は1〜3個の炭素原子を有するアルコキシであるが、但
し、 i) R4およびR5の両方がトリフルオロメチルである
場合、これらは互いにオルソではなく; ii) R1がヒドロキシアルキルでありそしてR4、R
5およびR6の各々が水素およびアルキルから選択される
場合、R4、R5およびR6の少なくとも2つはアルキル
であり; iii) R1がアルキルでありそしてR4がフェニルで
ある場合、R5およびR6はアルコキシ以外であり;そし
て iv) −NR12がN′−アルキルピペラジノであり
4およびR5の1つがクロロである場合、R4およびR5
の他方およびR6の両方共アルコキシ以外である; ことを条件とする〕を有する化合物の使用。
【0101】2. 薬学的に許容される担体もしくは希
釈剤と一緒に、適宜遊離形態もしくは塩形態の、式Ia
【0102】
【化22】
【0103】〔式中、R1aは、水素;3〜22個の炭素
原子を有するアルキル;1または2個の炭素原子を有す
るアルキルで任意に単置換されているか或は独立して二
置換されていてもよい3〜6個の炭素原子を有するシク
ロアルキル;シクロアルキル中に3〜6個の炭素原子を
有しそしてアルキレン部分中に1〜3個の炭素原子を有
するシクロアルキルアルキル;アルキレン部分中に2〜
4個の炭素原子を有し、アルコキシ部分中に1〜3個の
炭素原子を有し、そして1位以外にアルコキシまたはメ
ルカプト部分が付いている、アルコキシアルキルまたは
メルカプトアルキル;−CR7a8a9aまたは−CH2
CR7a8a9a(式中、R7aおよびR8aは、各々独立し
て、水素、メチルまたはエチルであるか、或は一緒に3
〜5個の炭素原子を有する分枝していないアルキレンで
あり、そしてR9aは、全部で2〜4個の炭素原子を有す
るアルコキシカルボニル、またはカルバモイルであ
る);4〜22個の炭素原子を有するアルケニル(ここ
で、二重結合は1位以外に在る)、或は5〜22個の炭
素原子を有するアルカジエニルまたは7〜22個の炭素
原子を有するアルカトリエニル(ここで、各々の二重結
合は1位以外に在り、そしていかなる炭素原子も2つの
二重結合部分を構成していない)であり、R3aは、水
素、或は1〜3個の炭素原子を有するアルキルであり、
4aおよびR5aの1つは、1〜4個の炭素原子を有する
アルキル;1〜3個の炭素原子を有するアルコキシ;原
子番号が9〜35のハロゲン;トリフルオロメチル;シ
アノ;アルキル部分に独立して1〜3個の炭素原子を有
するジアルキルアミノ;ニトロ;フェニル;或はベンジ
ルであり、R4aおよびR5aの他方は、1〜4個の炭素原
子を有するアルキル;1〜3個の炭素原子を有するアル
コキシ;或はトリフルオロメチルであるが、但し、 i) R4aおよびR5aの両方がトリフルオロメチルであ
る場合、これらは互いにオルソではなく;そして ii) R1aがアルキルでありそしてR4aおよびR5a
1つがフェニルである場合、R4aおよびR5aの他方はア
ルコキシ以外である; ことを条件とする〕を有する第1項で定義した式Iの化
合物から成る薬学的組成物。
【0104】3.式Iaa
【0105】
【化23】
【0106】〔式中、R1aaは、プロピル、イソプロピ
ルまたは2−メチルプロピルであり;R4aaは、原子番
号が9〜35のハロゲンであり;そしてR5aaは、1〜
4個の炭素原子を有するアルキルである〕を有する第1
項で定義した式Iの化合物。
【0107】4.N−(5−クロロ−2−メチルフェニ
ル)−N′−プロピルチオ尿素である第3項記載式Iの
化合物。
【0108】5.N−(5−クロロ−2−メチルフェニ
ル)−N′−2−メチルプロピルチオ尿素である第3項
記載式Iの化合物。
【0109】6.a)式I′
【0110】
【化24】
【0111】〔式中、これらの置換基は第1項で定義し
たのと同じである〕を有する化合物の製造に関しては、
式II
【0112】
【化25】
【0113】を有する相当する化合物と、式III
【0114】
【化26】 R12NH III を有する相当する化合物とを反応させるか、或は b)式I″
【0115】
【化27】
【0116】〔式中、R3′は1〜3個の炭素原子を有
するアルキルであり、そして残りの置換基は、第1項で
定義したのと同じである〕を有する化合物の製造に関し
ては、式IV
【0117】
【化28】
【0118】を有する相当する化合物中のオクソ部分
を、適当にチオノ部分に変換した後、得られる適宜遊離
形態もしくは塩形態の式Iを有する化合物を回収する、
ことから成る、第1項で定義した式Iを有する化合物の
製造方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 335/20 8619−4H C07D 295/10 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アテローム性動脈硬化症に対する薬剤製
    造用、適宜遊離形態もしくは塩形態の、式I 【化1】 〔式中、R1は、水素;1〜22個の炭素原子を有する
    アルキル;1または2個の炭素原子を有するアルキルで
    任意に単置換されているか或は独立して二置換されてい
    てもよい3〜6個の炭素原子を有するシクロアルキル;
    シクロアルキル中に3〜6個の炭素原子を有しそしてア
    ルキレン部分中に1〜3個の炭素原子を有するシクロア
    ルキルアルキルまたは全部で7〜9個の炭素原子を有す
    るフェニルアルキル;アルキレン部分中に2〜4個の炭
    素原子を有し、アルコキシ部分中に1〜3個の炭素原子
    を有し、そして1位以外にヒドロキシ、アルコキシまた
    はメルカプト部分が付いている、ヒドロキシアルキル、
    アルコキシアルキルまたはメルカプトアルキル;−CR
    789または−CH2CR789(式中、R7およびR
    8は、各々独立して、水素、メチルまたはエチルである
    か、或は一緒に3〜5個の炭素原子を有する分枝してい
    ないアルキレンであり、そしてR9は、カルボキシ、全
    部で2〜4個の炭素原子を有するアルコキシカルボニ
    ル、またはカルバモイルである);3〜22個の炭素原
    子を有するアルケニル(ここで、二重結合は1位以外に
    在る)、或は5〜22個の炭素原子を有するアルカジエ
    ニルまたは7〜22個の炭素原子を有するアルカトリエ
    ニル(ここで、各々の二重結合は1位以外に在り、そし
    ていかなる炭素原子も2つの二重結合部分を構成してい
    ない)であり、そしてR2は、水素であるか、或は―N
    12は、1〜4個の炭素原子を有するアルキルで任意
    に単置換、二置換または三置換されていてもよいか、或
    はアルキル部分中に独立して1〜3個の炭素原子を有す
    るヒドロキシメチルまたはジアルキルアミノメチルで単
    置換されていてもよい、ピロリジノ、ピペリジノ、ヘキ
    サメチレンイミノまたはモルホリノ;2番目の窒素原子
    が、1〜4個の炭素原子を有するアルキル、5または6
    個の炭素原子を有するシクロアルキル、全部で7〜9個
    の炭素原子を有するフェニルアルキル、フェニル、ホル
    ミル、または全部で2〜4個の炭素原子を有するアルキ
    ルカルボニルで置換されているピペラジノ;3−アザス
    ピロ〔5.5〕ウンデシ−3−イル;或は3,4−ベン
    ゾピペリジノであり、R3は、水素;或は1〜3個の炭
    素原子を有するアルキルであり、R4は、水素;1〜4
    個の炭素原子を有するアルキル;1〜3個の炭素原子を
    有するアルコキシ;原子番号が9〜35のハロゲン;ト
    リフルオロメチル;シアノ;アルキル部分に独立して1
    〜3個の炭素原子を有するジアルキルアミノ;ニトロ;
    フェニル;或はベンジルであり、R5は、水素;1〜4
    個の炭素原子を有するアルキル;1〜3個の炭素原子を
    有するアルコキシ;原子番号が9または17のハロゲ
    ン;或はトリフルオロメチルであり、R6は、水素;1
    〜3個の炭素原子を有するアルキル;或は1〜3個の炭
    素原子を有するアルコキシであるが、但し、 i) R4およびR5の両方がトリフルオロメチルである
    場合、これらは互いにオルソではなく; ii) R1がヒドロキシアルキルでありそしてR4、R
    5およびR6の各々が水素およびアルキルから選択される
    場合、R4、R5およびR6の少なくとも2つはアルキル
    であり; iii) R1がアルキルでありそしてR4がフェニルで
    ある場合、R5および R6はアルコキシ以外であり;そ
    して iv) −NR12がN′−アルキルピペラジノであり
    4およびR5の1つがクロロである場合、R4およびR5
    の他方およびR6の両方共アルコキシ以外である; ことを条件とする〕を有する化合物の使用。
  2. 【請求項2】 薬学的に許容される担体もしくは希釈剤
    と一緒に、適宜遊離形態もしくは塩形態の、式Ia 【化2】 〔式中、R1aは、水素;3〜22個の炭素原子を有する
    アルキル;1または2個の炭素原子を有するアルキルで
    任意に単置換されているか或は独立して二置換されてい
    てもよい3〜6個の炭素原子を有するシクロアルキル;
    シクロアルキル中に3〜6個の炭素原子を有しそしてア
    ルキレン部分中に1〜3個の炭素原子を有するシクロア
    ルキルアルキル;アルキレン部分中に2〜4個の炭素原
    子を有し、アルコキシ部分中に1〜3個の炭素原子を有
    し、そして1位以外にアルコキシまたはメルカプト部分
    が付いている、アルコキシアルキルまたはメルカプトア
    ルキル;−CR7a8a9aまたは−CH2CR7a8a
    9a(式中、R7aおよびR8aは、各々独立して、水素、メ
    チルまたはエチルであるか、或は一緒に3〜5個の炭素
    原子を有する分枝していないアルキレンであり、そして
    9aは、全部で2〜4個の炭素原子を有するアルコキシ
    カルボニル、またはカルバモイルである);4〜22個
    の炭素原子を有するアルケニル(ここで、二重結合は1
    位以外に在る)、或は5〜22個の炭素原子を有するア
    ルカジエニルまたは7〜22個の炭素原子を有するアル
    カトリエニル(ここで、各々の二重結合は1位以外に在
    り、そしていかなる炭素原子も2つの二重結合部分を構
    成していない)であり、R3aは、水素、或は1〜3個の
    炭素原子を有するアルキルであり、R4aおよびR5aの1
    つは、1〜4個の炭素原子を有するアルキル;1〜3個
    の炭素原子を有するアルコキシ;原子番号が9〜35の
    ハロゲン;トリフルオロメチル;シアノ;アルキル部分
    に独立して1〜3個の炭素原子を有するジアルキルアミ
    ノ;ニトロ;フェニル;或はベンジルであり、R4aおよ
    びR5aの他方は、1〜4個の炭素原子を有するアルキ
    ル;1〜3個の炭素原子を有するアルコキシ;或はトリ
    フルオロメチルであるが、但し、 i) R4aおよびR5aの両方がトリフルオロメチルであ
    る場合、これらは互いにオルソではなく;そして ii) R1aがアルキルでありそしてR4aおよびR5a
    1つがフェニルである場合、R4aおよびR5aの他方はア
    ルコキシ以外である; ことを条件とする〕を有する請求項1で定義した式Iの
    化合物から成る薬学的組成物。
  3. 【請求項3】 式Iaa 【化3】 〔式中、R1aaは、プロピル、イソプロピルまたは2−
    メチルプロピルであり;R4aaは、原子番号が9〜35
    のハロゲンであり;そしてR5aaは、1〜4個の炭素原
    子を有するアルキルである〕を有する請求項1で定義し
    た式Iの化合物。
  4. 【請求項4】 a)式I′ 【化4】 〔式中、これらの置換基は請求項1で定義したのと同じ
    である〕を有する化合物の製造に関しては、式II 【化5】 を有する相当する化合物と、式III 【化6】 R12NH III を有する相当する化合物とを反応させるか、或は b)式I″ 【化7】 〔式中、R3′は1〜3個の炭素原子を有するアルキル
    であり、そして残りの置換基は、請求項1で定義したの
    と同じである〕を有する化合物の製造に関しては、式I
    V 【化8】 を有する相当する化合物中のオクソ部分を、適当にチオ
    ノ部分に変換した後、得られる適宜遊離形態もしくは塩
    形態の式Iを有する化合物を回収する、ことから成る、
    請求項1で定義した式Iを有する化合物の製造方法。
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