JPH05221374A - 電動スクータ - Google Patents

電動スクータ

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Publication number
JPH05221374A
JPH05221374A JP2687892A JP2687892A JPH05221374A JP H05221374 A JPH05221374 A JP H05221374A JP 2687892 A JP2687892 A JP 2687892A JP 2687892 A JP2687892 A JP 2687892A JP H05221374 A JPH05221374 A JP H05221374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
electric motor
case
bosses
boss
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2687892A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kurata
光次 倉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP2687892A priority Critical patent/JPH05221374A/ja
Publication of JPH05221374A publication Critical patent/JPH05221374A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電動モータをエンジンケースの中心側に配置す
ることを可能とし、エンジン幅を狭くしてもエンジン支
持用ボスの剛性および強度を確保することができる電動
スクータを提供することにある。 【構成】車体フレーム1の中央下部に上下方向スイング
自在に連結され後部に支持する後輪11を電動モータ2
1で駆動するユニットスイングエンジン8を有するスク
ータにおいて、前記ユニットスイングエンジン8のエン
ジンケース9の前方側面16に電動モータ21を装着
し、エンジンケース9に対をなすエンジン支持用ボス5
6,57の一方を設け、エンジン支持用ボス56,57
の他方を電動モータ21の外周に設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電動スクータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】スクータ型の車両は従来からガソリンを
動力源とし、これを燃焼させて動力に変える内燃機関を
用い、その動力で車両を走行させるものであった。しか
しガソリンを燃料とする内燃機関では、振動や騒音対策
が不可欠であると共に機関の冷却や排ガス等による熱に
対しての対策を講じなければならず、その上排ガスが排
出されるので大気汚染の問題がつきまとい、その対策が
難かしい。さらに付帯機器として燃料タンクやキャブレ
タ、エアクリーナ、マフラ等を多種必要とするなどの指
摘がなされ、燃料のガソリンの資源にも限界があるなど
の種々の問題点を抱えている。
【0003】そこでバッテリにより電動モータを駆動
し、そのモータにより後輪を回転して走行する電動式と
すれば、前述の公害問題は生じず、付帯機器も少なく、
熱対策も不要となって大変好ましいが、スクータ型車両
でユニットスイングエンジンを備えるものには未だ電動
式のものは提供されていない。
【0004】このようなユニットスイングエンジンタイ
プの車両の場合、エンジン懸架用ボスまたはセンタスタ
ンド取付用ボス等のエンジン支持用ボスはエンジンケー
スに対をなして設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なユニットスイングエンジンのエンジンケースに電動モ
ータを搭載し、かつ電動モータをなるべく車両の中心側
に配置してエンジン幅を狭くしようとすると、エンジン
支持用ボス、例えばエンジン懸架用ボスが左右に分割さ
れたエンジンケースに1個ずつ設けられている場合、エ
ンジン幅を狭くするためには左右のエンジン懸架ボスの
ボス間隔が狭くなり、剛性および強度上不利となる。こ
れはセンタスタンド取付用ボスの場合も同じことが言え
る。このセンタスタンド取付用ボスは車体フレームに設
けることもできるが、エンジン懸架位置をエンジンケー
スの前方下部とした場合には設けることができなくな
る。また前記のように間隔の狭いボスの剛性を上げるに
は補強が必要となり、そのため重量が増大し、コストア
ップおよびレイアウトが複雑になるという問題がある。
【0006】この発明は、上述した事情を考慮してなさ
れたもので、電動モータをエンジンケースの中心側に配
置することを可能とし、エンジン幅を狭くしてもエンジ
ン支持用ボスの剛性および強度を確保することができる
電動スクータを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明に係る電動スクータは、車体フレームの中
央下部に上下方向スイング自在に連結され後部に支持す
る後輪を電動モータで駆動するユニットスイングエンジ
ンを有するスクータにおいて、前記ユニットスイングエ
ンジンのエンジンケースの前方側面に電動モータを装着
し、エンジンケースに対をなすエンジン支持用ボスの一
方を設け、エンジン支持用ボスの他方を電動モータの外
周に設けたものである。
【0008】
【作用】エンジン支持用ボスの一方をエンジンケース
に、他方を電動モータの外周に設けているので、エンジ
ン幅を狭くしてもボス間隔が大きくなり、剛性、強度と
も確保される。
【0009】
【実施例】以下この発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。
【0010】スクータは、図1に概略の側面を示すよう
に、車体フレーム1の前部に前輪2のステアリングシャ
フトが軸支されてその上部にハンドル3が取り付けら
れ、車体フレーム1の後方上部にはシート4が設けら
れ、シート下部にヘルメット5等の物品収納室6が設け
られている。
【0011】車体フレーム1の中央下部には、図1およ
び図2に示すように、電動パワーユニットを構成するユ
ニットスイングエンジン8のエンジンケース9が軸10
により上下方向にスイング自在に連結される。このエン
ジンケース9の後部に後輪11が軸支され、後部側のエ
ンジンケース9と車体フレーム1とがクッションユニッ
ト12で連結される。
【0012】エンジンケース9は図3に示すように、2
分割可能に組み立てられたケース半体9a,9bを備
え、このケース半体9a,9bで囲まれた中央空間に液
密のチェーン室15が形成される。一方のケース半体9
aには外側方に複数の取付面16,17が前後方向にセ
パレートして段状に形成される。各取付面16,17の
周りに、取付ボス18,19が周方向に適宜間隔をおい
て一体に形成され、各取付面16,17は取付ボス1
8,19のボス面より低い後退位置に設けられる。
【0013】前方の取付面17がジェネレータ20取付
用として、後方の取付面16が電動モータ21取付用と
してそれぞれ構成され、電動モータ21は後方のモータ
取付面16に外側から着脱可能に固定される。電動モー
タ21はモータカバー22の外周面にモータ取付ボス2
3が一体に突設され、補強リブ24で補強される。電動
モータ21はモータ取付ボス23をケース半体9aのモ
ータ取付ボス18に位置合せし、ボルト締め等により締
着される。
【0014】一方、ジェネレータ20はそのカバー外周
面にジェネレータ取付ボス25が一体に突設され、補強
リブ26で補強される。ジェネレータ20はその取付ボ
ス25をケース半体9aの取付ボス19に位置合せし、
ボルト締め等により外側から着脱自在に締着される。
【0015】また、電動モータ21のモータ出力軸30
はケース半体9a,9b間に形成されるチェーン室15
を貫いて反対側のケース半体9bから外側方に突出して
おり、その突出部にVベルト変速機構31のドライブV
プーリ32aが装着される。ドライブVプーリ32aは
ケース半体9bにベアリング34により回転自在に支持
される一方、チェーン室15のモータ出力軸30にドラ
イブスプロケット35が軸装される。このスプロケット
35はジェネレータ20のシャフト36に設けられたド
リブンスプロケット37とチェーン38で連結され、チ
ェーンドライブ機構40を構成している。チェーンドラ
イブ機構40に代えて他の動力伝達機構でもよい。ジェ
ネレータ20は例えば6Vあるいは12V用で電動モー
タ21の駆動により回動せしめられて発電に供される。
ジェネレータ20は電動モータ用バッテリ41とは別回
路に構成されてウィンカ、ホーン、ライト用の電力を得
るようになっている。
【0016】またエンジンケース9の他方のケース半体
9bは図3に示すように本体ケースとして後方に延設さ
れる。本体ケース9bの中間部は後輪11を案内するた
めの湾曲ガイド部43を有する一方、その後部は後輪1
1側に膨出した膨出支持部44を構成し、この膨出支持
部44に後輪11を支持するリヤアクスル45が回転自
在に支持される。
【0017】本体ケース9bの膨出支持部44の開口側
はミッションカバー47で外側から覆設され、内部に液
密のギヤ室48が形成される。このギヤ室48にはリヤ
アクスル45に駆動力を伝達するミッションギヤ49が
収納される。
【0018】ミッションカバー47を取り付けた本体ケ
ース9bは外側からベルト室カバー50で覆われ、内部
にベルト室51を構成している。このベルト室51内に
動力伝達機構を構成するVベルト変速機構31やこのV
ベルト変速機構31からの駆動力をミッションギヤ49
に伝達するため、クラッチ作用を行なう遠心クラッチ機
構53が収容される。
【0019】ところで、ユニットスイングエンジン8お
よび電動モータ21には図1および図2に示すようにエ
ンジン支持用ボス55,56が設けられており、このエ
ンジン支持用ボス55,56の一方がユニットスイング
エンジン9側に、他方は電動モータ21側に、車幅方向
に間隔をおき、対をなして設けられる。
【0020】エンジン支持用ボス55,56は、エンジ
ン懸架用ボス60a,60bやセンタスタンド取付用ボ
ス61a,61bから構成される。エンジン懸架用ボス
60a,60bやセンタスタンド取付用ボス61a,6
1bはその使用目的に適する位置および大きさに応じて
適宜個別に設けられる。エンジン懸架用ボス60a,6
0bをユニットスイングエンジン8の前下方側に設ける
場合には、このエンジン懸架用ボス60a,60bとセ
ンタスタンド用ボス61a,61bとを共通位置に一体
成形してもよい。
【0021】次に作用を説明する。
【0022】電動モータ21を駆動すると、その出力軸
30に設けられたVベルト変速機構31のドライブプー
リ32aが回転駆動され、その駆動力が、Vベルト変速
機構31のドリブンプーリ32bから遠心クラッチ機構
53、ミッションギヤ49を経てリヤアクスル45に伝
達されてリヤアクスル45を回動させ、後輪11を駆動
し、車両を走行させるようになっている。
【0023】この電動パワーユニットであるユニットス
イングエンジン8において、エンジン支持用ボス55,
56をエンジン懸架用ボス60a,60bとセンタスタ
ンド用ボス61a,61bと共用させる場合には、図2
に示すようにエンジン支持用ボス55,56が配置され
る。そして、対をなすエンジン懸架用ボス60a,60
bを介してユニットスイングエンジン8が車体フレーム
1の中央下部に懸架される。対をなすセンタスタンド取
付用ボス61a,61bには、センタスタンド63の上
端が軸支される。
【0024】そして、エンジン懸架用ボス60a,60
bをユニットスイングエンジン8の前下方に形成する代
りに、図1に鎖線で示すようにユニットスイングエンジ
ン8の前上方に一体成形させた場合には、対をなすエン
ジン懸架用ボス65a,65bは図4に示すように一方
がエンジンケース9に、他方が電動モータ21に車幅方
向に適宜間隔をおいて一体に設けられる。この場合、対
をなすセンタスタンド取付用ボス66a,66bは図5
に示すように一方がエンジンケース9の前方下部に、他
方が電動モータ21の下部にそれぞれ一体成形される。
このように、対をなすエンジン支持用ボスの一方はエン
ジンケース9に、他方は電動モータ21にそれぞれ設け
られる。
【0025】また、図6は電動パワーユニットであるユ
ニットスイングエンジンの他の実施例を示すものであ
る。
【0026】この実施例に示されたユニットスイングエ
ンジン8Aは、電動モータ21の外形形状を、図3に示
すユニットスイングエンジン8と異にしたものである。
他の構成は実質的に異ならないので同一符号を付して説
明を省略する。
【0027】この実施例に示されたユニットスイングエ
ンジン8Aは、電動モータ21のモータカバー22の取
付側に、縮径する取付段部67を形成し、取付段部67
の後側がエンジンケース9のケース半体9aとほぼ面一
となるようにしたものである。取付段部67の車幅方向
の長さLは後輪11脱着時に電動モータ21を取り外さ
なくても、後輪11をリヤアクスル45から抜き取れる
長さ以上に設定される。
【0028】電動モータ21のモータカバー22に取付
段部67を設け、取付段部67の後面側がエンジンケー
ス9のケース半体9aと面一となるようにしたので、電
動モータ21をエンジンケース9に装着したまま、後輪
11を容易に脱着させることができる。
【0029】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、電動モ
ータをエンジンケースの前方側面に装着し、エンジン支
持用ボスの一方をエンジンケースに、他方を電動モータ
の外周面に設けるようにしたので、電動モータを装着し
てもエンジンケースの幅を大きくせず電動モータを中心
側に寄せて重量バランスを大きく崩すことなくエンジン
支持用ボス間の間隔を充分に大きくとることができ、こ
のボス部の剛性を確保でき、補強の必要もない。またエ
ンジン懸架用ボスとセンタスタンド取付用ボス、または
エンジン懸架用ボスとモータ取付ボス、センタスタンド
取付用ボスとモータ取付ボスを互いに近接させて補強し
合せることもできる。これにより軽量、コンパクトなユ
ニットスイングエンジンを電動式にすることができ、電
動モータの取付スペースもデッドスペース利用となるの
で無駄がなく、製造についても従来と変らないのでコス
トアップもないなどの効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る電動スクータの一実施例を示す
側面図。
【図2】図1に示した電動スクータの平面図。
【図3】電動スクータに取り付けられるユニットスイン
グエンジンの水平断面図。
【図4】この発明に係る電動スクータの他の実施例を示
す平面図。
【図5】図4に示す電動スクータのセンタスタンド用ボ
スの配置関係を示す平面図。
【図6】ユニットスイングエンジンの他の例を示す水平
断面図。
【符号の説明】
1 車体フレーム 6 物品収納室 8,18A ユニットスイングエンジン 9 エンジンケース 9a,9b ケース半体 11 後輪 16,17 取付面 18,19 取付ボス 20 ジェネレータ 21 電動モータ 22 モータカバー 23 モータ取付ボス 30 モータ出力軸 31 Vベルト変速機構(動力伝達機構) 40 チェーンドライブ機構 45 リヤアクスル 47 ミッションカバー 49 ミッションギヤ 50 ベルト室カバー 53 遠心クラッチ機構 55,56 エンジン支持用ボス 60a,60b,65a,65b エンジン懸架用ボス 61a,61b,66a,66b センタスタンド取付
用ボス 63 センタスタンド 67 取付段部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームの中央下部に上下方向スイ
    ング自在に連結され後部に支持する後輪を電動モータで
    駆動するユニットスイングエンジンを有するスクータに
    おいて、前記ユニットスイングエンジンのエンジンケー
    スの前方側面に電動モータを装着し、エンジンケースに
    対をなすエンジン支持用ボスの一方を設け、エンジン支
    持用ボスの他方を電動モータの外周に設けたことを特徴
    とする電動スクータ。
JP2687892A 1992-02-13 1992-02-13 電動スクータ Pending JPH05221374A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2687892A JPH05221374A (ja) 1992-02-13 1992-02-13 電動スクータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2687892A JPH05221374A (ja) 1992-02-13 1992-02-13 電動スクータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05221374A true JPH05221374A (ja) 1993-08-31

Family

ID=12205554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2687892A Pending JPH05221374A (ja) 1992-02-13 1992-02-13 電動スクータ

Country Status (1)

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JP (1) JPH05221374A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008220108A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Mitsuba Corp 電気自動車用駆動装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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