JPH05220936A - オフセット印刷機の印刷稼動時インキ輪郭を設定調整する方法 - Google Patents
オフセット印刷機の印刷稼動時インキ輪郭を設定調整する方法Info
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- JPH05220936A JPH05220936A JP4229900A JP22990092A JPH05220936A JP H05220936 A JPH05220936 A JP H05220936A JP 4229900 A JP4229900 A JP 4229900A JP 22990092 A JP22990092 A JP 22990092A JP H05220936 A JPH05220936 A JP H05220936A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 本発明は、オフセット印刷機の印刷稼動時の
インキ輪郭を設定調整する方法に関する。まず最初に所
望のインキ輪郭とは逆方向のインキ輪郭が設定調整さ
れ、次にこの逆方向のインキ輪郭が、実際に所望される
インキ輪郭へ適合化される。
インキ輪郭を設定調整する方法に関する。まず最初に所
望のインキ輪郭とは逆方向のインキ輪郭が設定調整さ
れ、次にこの逆方向のインキ輪郭が、実際に所望される
インキ輪郭へ適合化される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、湿し装置とインキ装置
を有するオフセット印刷機の印刷稼動時のインキ輪郭を
設定調整する方法を対象とし、該インキ装置は、インキ
輪郭を設定調整するためのインキ調量装置を有し、この
場合、インキ装置と湿し装置の移しローラは、連続的に
または断続的に版胴への接触位置へ移動される形式の、
原出願ドイツ連邦共和国特許第Ｐ４０１３７４０．６号
公開公報に示された方法に関する。
を有するオフセット印刷機の印刷稼動時のインキ輪郭を
設定調整する方法を対象とし、該インキ装置は、インキ
輪郭を設定調整するためのインキ調量装置を有し、この
場合、インキ装置と湿し装置の移しローラは、連続的に
または断続的に版胴への接触位置へ移動される形式の、
原出願ドイツ連邦共和国特許第Ｐ４０１３７４０．６号
公開公報に示された方法に関する。
【０００２】
【従来技術】オフセット印刷機においては、湿し剤によ
り湿された版胴へ薄いインキ膜を供給することが必要と
される。この目的で、多数のローラの設けられたインキ
装置が用いられる。湿し剤供給は、同じくローラ装置を
有する湿し装置を用いて行われる。版胴の像に応じて、
相応に適合化されたインキならし配分（インキ輪郭）
が、良好な印刷製品を達成する目的で、オフセット印刷
機の印刷方向を横切る方向に必要とされる。そのためイ
ンキ装置は、インキ輪郭のゾーン毎の設定調整を行うイ
ンキ調量装置を有する。個々のゾーンの設定調整に依存
して、相応のインキ膜の厚さが形成される。インキ供給
はインキつぼからインキ移しローラを用いて行われる。
印刷機は、それぞれのゾーン毎に必要とされる、インキ
調量装置の設定調整を、像の所望インキ量に依存して行
うべき役割を有する。さらに本来の印刷に先行して、前
述のインキ膜をインキ装置において形成するいわゆる
“インキ移し開始”が行われる。前記の原特許の出願日
以前の公知技術によれば、変位可能な移しローラは“イ
ンキ移し開始”中は、版胴から離れた位置に置かれ、そ
の結果、版胴へのインキ着けはまだ行われなかった。
り湿された版胴へ薄いインキ膜を供給することが必要と
される。この目的で、多数のローラの設けられたインキ
装置が用いられる。湿し剤供給は、同じくローラ装置を
有する湿し装置を用いて行われる。版胴の像に応じて、
相応に適合化されたインキならし配分（インキ輪郭）
が、良好な印刷製品を達成する目的で、オフセット印刷
機の印刷方向を横切る方向に必要とされる。そのためイ
ンキ装置は、インキ輪郭のゾーン毎の設定調整を行うイ
ンキ調量装置を有する。個々のゾーンの設定調整に依存
して、相応のインキ膜の厚さが形成される。インキ供給
はインキつぼからインキ移しローラを用いて行われる。
印刷機は、それぞれのゾーン毎に必要とされる、インキ
調量装置の設定調整を、像の所望インキ量に依存して行
うべき役割を有する。さらに本来の印刷に先行して、前
述のインキ膜をインキ装置において形成するいわゆる
“インキ移し開始”が行われる。前記の原特許の出願日
以前の公知技術によれば、変位可能な移しローラは“イ
ンキ移し開始”中は、版胴から離れた位置に置かれ、そ
の結果、版胴へのインキ着けはまだ行われなかった。
【０００３】“インキ移し開始”は周方向へ分配される
ほかに、インキは、横切る分配ローラにより横方向へも
分配される。係合される移しローラを用いない横方向の
分配の公知の利点のほかに、“インキ移し開始”中にイ
ンキ調量装置により形成されたインキ輪郭がある程度は
再び均一化され、その結果、印刷開始時にインキ輪郭は
直ちには所望の様に用いることができない。この欠点を
除去する目的で前記の原出願により、インキ装置及び湿
し装置の回転する移しローラを版胴への接触位置へ移行
させることが提案されている。その結果、印刷ディスク
上の像が、インキの分配に対して、像に実質的に相応す
るインキ輪郭が形成するように支援する効果を有する。
インキ調量装置においてゾーン毎に設定調整されたイン
キ輪郭が、移しローラと版胴との相互作用及び反作用に
より、再び形成される。原出願のこの発明による構成に
より、従来は発生した損紙が著しく低減される。印刷稼
動時に適したインキ輪郭が迅速に達せられる。
ほかに、インキは、横切る分配ローラにより横方向へも
分配される。係合される移しローラを用いない横方向の
分配の公知の利点のほかに、“インキ移し開始”中にイ
ンキ調量装置により形成されたインキ輪郭がある程度は
再び均一化され、その結果、印刷開始時にインキ輪郭は
直ちには所望の様に用いることができない。この欠点を
除去する目的で前記の原出願により、インキ装置及び湿
し装置の回転する移しローラを版胴への接触位置へ移行
させることが提案されている。その結果、印刷ディスク
上の像が、インキの分配に対して、像に実質的に相応す
るインキ輪郭が形成するように支援する効果を有する。
インキ調量装置においてゾーン毎に設定調整されたイン
キ輪郭が、移しローラと版胴との相互作用及び反作用に
より、再び形成される。原出願のこの発明による構成に
より、従来は発生した損紙が著しく低減される。印刷稼
動時に適したインキ輪郭が迅速に達せられる。
【０００４】原出願による方法の場合に示されたこと
は、接触された移しローラの場合、及び所望の印刷稼動
時のインキ輪郭のために設定調整されたインキ調量装置
の場合、“インキ移し開始”に基づき所望のインキ輪郭
をはみ出すインキ配分がインキ装置において生じること
が示されている、即ち例えば、ゾーン毎のインキ膜の厚
さの、より高いまたはより低い最大値ないし最小値が設
定調整されてしまうことが示されている。例えばこのは
み出しの結果は、ゾーン毎のインキの面積濃度において
大きな差の存在する像として生じる。この限界事例にお
けるこの結果を制限する目的で、従来は印刷機により当
該のゾーン領域の中へパレットナイフを用いて手動でイ
ンキを、少なくとも印刷過程をスタート可能にする目的
で、さらに稼動過程の間中はそれほどの問題が生じない
ようにする目的で、供給している。しかしこの場合、イ
ンキと水とのバランスが、インキの供給されない像部分
が著しい障害を受ける。
は、接触された移しローラの場合、及び所望の印刷稼動
時のインキ輪郭のために設定調整されたインキ調量装置
の場合、“インキ移し開始”に基づき所望のインキ輪郭
をはみ出すインキ配分がインキ装置において生じること
が示されている、即ち例えば、ゾーン毎のインキ膜の厚
さの、より高いまたはより低い最大値ないし最小値が設
定調整されてしまうことが示されている。例えばこのは
み出しの結果は、ゾーン毎のインキの面積濃度において
大きな差の存在する像として生じる。この限界事例にお
けるこの結果を制限する目的で、従来は印刷機により当
該のゾーン領域の中へパレットナイフを用いて手動でイ
ンキを、少なくとも印刷過程をスタート可能にする目的
で、さらに稼動過程の間中はそれほどの問題が生じない
ようにする目的で、供給している。しかしこの場合、イ
ンキと水とのバランスが、インキの供給されない像部分
が著しい障害を受ける。
【０００５】
【発明の解決すべき問題点】本発明の課題は、印刷稼動
時に適したインキ輪郭にできるだけ迅速に達するように
して、以後の損紙の発生を回避することである。
時に適したインキ輪郭にできるだけ迅速に達するように
して、以後の損紙の発生を回避することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明により
次のようにして解決されている。即ち、第１ステップに
おいてインキ量供給を、このインキ量供給が所望の定常
印刷時のインキ輪郭とは逆方向の、即ち反対位相のイン
キ輪郭を形成するように制御し、次に、第２のステップ
においてインキ量供給を、この供給が所望の定常印刷時
のインキ輪郭に相応するように制御するように構成した
のである。
次のようにして解決されている。即ち、第１ステップに
おいてインキ量供給を、このインキ量供給が所望の定常
印刷時のインキ輪郭とは逆方向の、即ち反対位相のイン
キ輪郭を形成するように制御し、次に、第２のステップ
においてインキ量供給を、この供給が所望の定常印刷時
のインキ輪郭に相応するように制御するように構成した
のである。
【０００７】インキ輪郭の前述のはみ出しがまさに本発
明により利用される。まず最初にインキ調量装置の逆方
向の設定調整を行い、次にインキ移し開始中にインキ調
量エレメントを最適の印刷稼動状態へ適合化すると、印
刷稼動時の状態に著しく迅速にかつ以後の損紙発生がな
く達することが、明瞭に示された。印刷稼動時に対して
最適のインキと湿し剤のバランスが設定調整される。イ
ンキ装置全体において、実際に適したインキ勾配が、従
来は予定されていた損紙の経過なく、即ち複数枚の枚葉
紙を前もって印刷機により送って印刷することなく、形
成される。最適の印刷稼動時状態に迅速に達するように
したこの方法は、印刷過程を中断した後に印刷を開始す
る時に用いられる。例えば毎日新たに始動する時に、ゴ
ムブランケットのクリーニングの後に、または印刷対象
を変えた後に、用いられる。
明により利用される。まず最初にインキ調量装置の逆方
向の設定調整を行い、次にインキ移し開始中にインキ調
量エレメントを最適の印刷稼動状態へ適合化すると、印
刷稼動時の状態に著しく迅速にかつ以後の損紙発生がな
く達することが、明瞭に示された。印刷稼動時に対して
最適のインキと湿し剤のバランスが設定調整される。イ
ンキ装置全体において、実際に適したインキ勾配が、従
来は予定されていた損紙の経過なく、即ち複数枚の枚葉
紙を前もって印刷機により送って印刷することなく、形
成される。最適の印刷稼動時状態に迅速に達するように
したこの方法は、印刷過程を中断した後に印刷を開始す
る時に用いられる。例えば毎日新たに始動する時に、ゴ
ムブランケットのクリーニングの後に、または印刷対象
を変えた後に、用いられる。
【０００８】本発明の構成によれば、第２ステップにお
けるインキ量供給を、この供給がゾーン毎に同時に所望
の印刷稼動時の輪郭へ、所望の印刷稼動時の輪郭からの
逆方向のインキ輪郭の間隔には依存することなく、適合
化させる。
けるインキ量供給を、この供給がゾーン毎に同時に所望
の印刷稼動時の輪郭へ、所望の印刷稼動時の輪郭からの
逆方向のインキ輪郭の間隔には依存することなく、適合
化させる。
【０００９】逆方向のインキ輪郭の、及び実際に所望さ
れるインキ輪郭の極値の範囲において、インキ調量エレ
メントの設定調整の持続時間は、変位点（印刷装置のゾ
ーンの平均のプリセット）の範囲における前記の持続時
間よりも大きい。そのため制御装置が設けられており、
この制御装置が時間差を、最適な状態へのできるだけ迅
速な適合化が形成されるように、平均化する。
れるインキ輪郭の極値の範囲において、インキ調量エレ
メントの設定調整の持続時間は、変位点（印刷装置のゾ
ーンの平均のプリセット）の範囲における前記の持続時
間よりも大きい。そのため制御装置が設けられており、
この制御装置が時間差を、最適な状態へのできるだけ迅
速な適合化が形成されるように、平均化する。
【００１０】さらに本発明によれば、インキ量供給中
は、湿し剤の量を、印刷稼動時に供給される量よりも、
低減させる。
は、湿し剤の量を、印刷稼動時に供給される量よりも、
低減させる。
【００１１】本発明により湿し装置の制御を、インキ調
量装置と同調して━移しローラ及び中間ローラと同調し
て━最適の定常印刷状態が達成されるように、実施でき
る。
量装置と同調して━移しローラ及び中間ローラと同調し
て━最適の定常印刷状態が達成されるように、実施でき
る。
【００１２】本発明の構成により提案されていること
は、逆方向のインキ輪郭の設定調整を電子計算器及び制
御装置を介して行う。
は、逆方向のインキ輪郭の設定調整を電子計算器及び制
御装置を介して行う。
【００１３】例えば最適の定常印刷インキ輪郭は、ゾー
ン当りの面積占有率を求めるプレート読み取り装置を用
いて検出され、次にこのデータを用いて適切な逆方向イ
ンキ輪郭が求められ、次にインキ調量装置が相応に設定
調整される。印刷稼動時の輪郭は光ペンまたはキーボー
ドによっても前もって設定調整され、次に計算装置によ
り本発明のように実施される。
ン当りの面積占有率を求めるプレート読み取り装置を用
いて検出され、次にこのデータを用いて適切な逆方向イ
ンキ輪郭が求められ、次にインキ調量装置が相応に設定
調整される。印刷稼動時の輪郭は光ペンまたはキーボー
ドによっても前もって設定調整され、次に計算装置によ
り本発明のように実施される。
【００１４】
【発明の効果】本発明により得られる利点は例えば、著
しく迅速にかつ最適な印刷稼動時に達して、この場合ほ
んのわずかの量の損紙しか生じないことにある。逆方向
のインキ輪郭の利用によりインキと水との理想的なバラ
ンスが得られる。インキの出過ぎ及び乳化が回避され
る。例えば一層大きいインキ着けに対する印刷の仕事が
最適に前もって準備される。
しく迅速にかつ最適な印刷稼動時に達して、この場合ほ
んのわずかの量の損紙しか生じないことにある。逆方向
のインキ輪郭の利用によりインキと水との理想的なバラ
ンスが得られる。インキの出過ぎ及び乳化が回避され
る。例えば一層大きいインキ着けに対する印刷の仕事が
最適に前もって準備される。
【００１５】
【実施例】次に本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
る。
【００１６】図１は、インキ膜の厚さＦｚが複数個のゾ
ーンＺに対して記入されているグラフを示す。インキ膜
の厚さの輪郭が示されており、この場合、インキ移しロ
ーラにより設定調整されたインキストライプの幅が一定
に維持されている（例えば５０％）。このストライプ
に、図２に実線の曲線としてゾーンＺに対して記入され
ているインキ量ＶＦが、近似的に相応する。インキ量Ｖ
Ｆは移しローラの旋回角度ＦＤとゾーン開口Ｆｚとの積
に比例する。この曲線は印刷稼動状態の場合の所望のイ
ンキ量に相応する。この曲線は例えば２つの極大値と１
つの極小値を有する。極値の間の変位点を通って水平線
が引かれる。この水平線は、１つの印刷ユニットの全部
のゾーンにわたる平均のインキ消費に相応する。インキ
着けローラが版胴に接触されて、もしインキ調量装置が
次のように設定調整されると、即ち実線の曲線（連続印
刷過程に相応する）がゾーンのインキ量のために設定調
整されると、まず最初に、過剰調量または不足調量が
（点線の曲線に示されている様に）生じる。本発明はこ
の効果を利用する。この場合、著しく有利な結果が得ら
れる。まず最初にインキ調量装置が即ちゾーンへのイン
キ案内が、破線で示されている逆方向のインキ量配分が
形成されるように、設定調整される。次にこの設定調整
を以下の様に変化させる、即ち破線の曲線経過が実線の
曲線経過へ適合化されるように変化させる、即ち最適の
印刷稼動状態が、従ってインキと水との最適なバランス
が形成されるように、変化させる。逆方向曲線の、所望
の曲線への接近化は矢印で示されている。
ーンＺに対して記入されているグラフを示す。インキ膜
の厚さの輪郭が示されており、この場合、インキ移しロ
ーラにより設定調整されたインキストライプの幅が一定
に維持されている（例えば５０％）。このストライプ
に、図２に実線の曲線としてゾーンＺに対して記入され
ているインキ量ＶＦが、近似的に相応する。インキ量Ｖ
Ｆは移しローラの旋回角度ＦＤとゾーン開口Ｆｚとの積
に比例する。この曲線は印刷稼動状態の場合の所望のイ
ンキ量に相応する。この曲線は例えば２つの極大値と１
つの極小値を有する。極値の間の変位点を通って水平線
が引かれる。この水平線は、１つの印刷ユニットの全部
のゾーンにわたる平均のインキ消費に相応する。インキ
着けローラが版胴に接触されて、もしインキ調量装置が
次のように設定調整されると、即ち実線の曲線（連続印
刷過程に相応する）がゾーンのインキ量のために設定調
整されると、まず最初に、過剰調量または不足調量が
（点線の曲線に示されている様に）生じる。本発明はこ
の効果を利用する。この場合、著しく有利な結果が得ら
れる。まず最初にインキ調量装置が即ちゾーンへのイン
キ案内が、破線で示されている逆方向のインキ量配分が
形成されるように、設定調整される。次にこの設定調整
を以下の様に変化させる、即ち破線の曲線経過が実線の
曲線経過へ適合化されるように変化させる、即ち最適の
印刷稼動状態が、従ってインキと水との最適なバランス
が形成されるように、変化させる。逆方向曲線の、所望
の曲線への接近化は矢印で示されている。
【００１７】図３はフルトーン濃度Ｄｖの平均値を枚葉
紙の枚数Ｂｚの関数として示す。水平の線ａ及びｂは、
それぞれインキ着け過剰の及びインキ着け不足の場合の
損紙を示す。水平の線ａとｂの間に存在する曲線Ｉが、
最適の設定調整を示す。グラフに示されている様に、本
発明の方法により、著しくわずかな枚数の枚葉紙の後
に、破線Ｉが理想的な終値へ接近する。他方、逆方向の
制御を行わない場合のインキ膜の厚さの設定調整に相応
する実線の曲線ＩＩは、時間的に遅れて、はじめて最適
な状態に達する。そのため従来は予定の枚数の枚葉紙損
（約１００〜３００枚の枚葉紙）がいらなくなり、その
ため生産過程が著しくわずかな損紙（１０〜５０枚の枚
葉紙）でもってスタートできる。
紙の枚数Ｂｚの関数として示す。水平の線ａ及びｂは、
それぞれインキ着け過剰の及びインキ着け不足の場合の
損紙を示す。水平の線ａとｂの間に存在する曲線Ｉが、
最適の設定調整を示す。グラフに示されている様に、本
発明の方法により、著しくわずかな枚数の枚葉紙の後
に、破線Ｉが理想的な終値へ接近する。他方、逆方向の
制御を行わない場合のインキ膜の厚さの設定調整に相応
する実線の曲線ＩＩは、時間的に遅れて、はじめて最適
な状態に達する。そのため従来は予定の枚数の枚葉紙損
（約１００〜３００枚の枚葉紙）がいらなくなり、その
ため生産過程が著しくわずかな損紙（１０〜５０枚の枚
葉紙）でもってスタートできる。
【図１】インキの輪郭を示すグラフである。
【図２】種々異なるインキ量を示すグラフである。
【図３】インキ流入時のインキ膜の厚さを示すグラフで
ある。
ある。
【符号の説明】 Ｆｚ インキ膜の厚さ ＶＦ インキ量 ＦＤ インキ移しローラの回転角 Ｄｖ フルトーン濃度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ローベルト ミュラー ドイツ連邦共和国 メルレンバッハ プフ ァートヴィーゼンシュトラーセ ６ (72)発明者 ベルント ミュラー ドイツ連邦共和国 ヌスロッホ キルシュ ナー−シュトラーセ ９
Claims (4)
- 【請求項１】 湿し装置とインキ装置を有するオフセッ
ト印刷機の印刷稼動時のインキ輪郭を設定調整する方法
であって、該インキ装置は、インキ輪郭を設定調整する
ためのインキ調量装置を有し、この場合、インキ装置と
湿し装置の移しローラは、連続的にまたは断続的に版胴
への接触位置へ移動される形式の前記の方法において、 第１ステップにおいてインキ量供給を、このインキ量供
給が所望の印刷稼動時のインキ輪郭とは逆方向の、即ち
反対位相のインキ輪郭を形成するように制御し、次に第
２のステップにおいてインキ量供給を、この供給が所望
の定常印刷時のインキ輪郭に相応するように制御するこ
とを特徴とする、オフセット印刷機の印刷稼動時のイン
キ輪郭を設定調整する方法。 - 【請求項２】 第２ステップにおけるインキ量供給を、
この供給がゾーン毎に同時に所望の印刷稼動時の輪郭
へ、所望の印刷稼動時の輪郭からの逆方向のインキ輪郭
の間隔には依存することなく、適合化させる請求項１記
載の方法。 - 【請求項３】 インキ量供給中は、湿し剤の量を、印刷
稼動時に供給される量よりも、低減させる請求項１又は
２記載の方法。 - 【請求項４】 逆方向のインキ輪郭の設定調整を電子計
算器及び制御装置を介して行う請求項１から３までのい
ずれか１項記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4128537.9 | 1991-08-28 | ||
| DE4128537A DE4128537A1 (de) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | Verfahren zum einstellen eines fortdruckfarbprofils |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05220936A true JPH05220936A (ja) | 1993-08-31 |
| JP3073609B2 JP3073609B2 (ja) | 2000-08-07 |
Family
ID=6439323
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04229900A Expired - Fee Related JP3073609B2 (ja) | 1991-08-28 | 1992-08-28 | オフセット印刷機の定常印刷時のインキ分布を調整する方法 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0529257B1 (ja) |
| JP (1) | JP3073609B2 (ja) |
| AT (1) | ATE129193T1 (ja) |
| AU (1) | AU658428B2 (ja) |
| DE (2) | DE4128537A1 (ja) |
| ES (1) | ES2080388T3 (ja) |
Families Citing this family (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4429481C2 (de) * | 1993-12-02 | 1995-12-21 | Roland Man Druckmasch | Verfahren zum Zuführen von Druckfarbe bei einer Druckmaschine |
| EP0657288B1 (de) * | 1993-12-02 | 1997-04-09 | MAN Roland Druckmaschinen AG | Verfahren zum Zuführen von Druckfarbe bei einer Druckmaschine |
| DE4412601C2 (de) * | 1994-04-13 | 2003-06-18 | Heidelberger Druckmasch Ag | Verfahren zum Steuern oder Regeln einer Einfärbung in einem Farbwerk einer Offsetdruckmaschine |
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