JPH05219726A - チョッパ回路 - Google Patents

チョッパ回路

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JPH05219726A
JPH05219726A JP2027192A JP2027192A JPH05219726A JP H05219726 A JPH05219726 A JP H05219726A JP 2027192 A JP2027192 A JP 2027192A JP 2027192 A JP2027192 A JP 2027192A JP H05219726 A JPH05219726 A JP H05219726A
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JP
Japan
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choke coil
winding
chopper circuit
voltage
current
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Pending
Application number
JP2027192A
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English (en)
Inventor
Masaaki Isa
正明 井佐
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TDK Lambda Corp
Original Assignee
TDK Lambda Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チョークコイルの形状の小形化を図り、しか
も、チョークコイルに大きな直流電流を流すことを可能
にする。 【構成】 チョークコイル6Aのコア4に主巻線5と別
巻線19とを巻回し、この別巻線19を直流出力電圧Voの
電圧ライン間に挿入接続する。このとき、チョークコイ
ル6Aに巻回された別巻線19に直流電流I2が供給され
ると、主巻線5を流れる直流電流I1により生じる磁界
は打消され、主巻線5に大きな直流電流I1が流れ込ん
でもチョークコイル6Aの飽和が回避される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有芯型チョークコイル
とスイッチング素子とを備えたチョッパ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にチョッパ回路は、例えば特開昭6
4−60261号公報等に開示されるように、入力電圧
をスイッチング素子によりスイッチングして有芯型チョ
ークコイルに印加し、このチョークコイルに蓄積された
エネルギーにより直流電圧を出力するとともに、チョー
クコイルに対して電流の連続性を維持するためにダイオ
ードを介して出力両端にコンデンサを接続することで、
入力力率を改善したものが公知である。
【0003】こうした従来公知の力率を改善するための
チョッパ回路は、スイッチング電源装置に用いられてい
る。すなわち、図3に示すように、商用電源1の両端に
は入力端子+V1,−V1を介して整流回路2が接続さ
れ、前記交流電源電圧を整流して力率改善用の昇圧型チ
ョッパ回路3に供給する。このチョッパ回路3は、整流
回路2の電源供給ラインに挿入接続されコア4に巻線5
を巻回してなる有芯型チョークコイル6と、このチョー
クコイル6に蓄えられるエネルギーを制御するMOS型
FETからなるスイッチング素子7と、一次側と二次側
とを絶縁するトランス8の一次巻線とチョークコイル6
との間に挿入接続されるダイオード9と、平滑コンデン
サ10とにより構成され、チョッパ回路3から出力される
直流入力電圧Viを前記トランス8とMOS型FET11
とからなるインバータに供給することにより、トランス
8の二次巻線に誘起された電圧を整流平滑回路12により
整流平滑して、出力端子+V2,−V2間に直流出力電
圧Voを供給するように構成される。そして、前記直流
出力電圧Voは抵抗13,14により分圧されて出力検出電
圧としてパルス制御回路15に供給され、パルス制御回路
15はこの出力検出電圧のレベルに応じて、出力電圧Vo
が一定となるように駆動信号をFET11に供給する。
【0004】一方、直流入力電圧Viは抵抗16,17によ
り分圧され、この分圧された入力検出電圧に基づいてパ
ルス幅制御回路18を制御する。すなわち、スイッチング
素子7がオンのときには、整流回路2からの直流電流I
1によってチョークコイル6にエネルギーが蓄えられ、
スイッチング素子7がオフのときには、チョークコイル
6に蓄えられたエネルギーを整流回路2から供給される
電圧に重畳させてチョッパ回路3より出力する。そし
て、パルス幅制御回路18は直流入力電圧Viの変化を抵
抗16,17を介して検知し、交流電源からの電圧波形と電
流波形とを近ずけて、入力力率を改善するようにスイッ
チング素子7を介してチョークコイル6に蓄えられるエ
ネルギーを制御するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術におい
て、チョッパ回路3のチョークコイル6は同一方向の直
流電流I1が流れ込んでいるため、チョークコイル6は
常に磁化された状態になっている。つまり、電源動作時
におけるチョークコイル6の磁気ヒステリシス曲線A
は、図4に示すように磁化力(H)が強く磁束密度
(B)の上限の飽和点A´付近で変化するため、直流電
流I1が多少増加しただけでチョークコイル6の飽和が
起こり、大きな直流電流Iを扱うことが不可能である。
しかも、チョークコイル6が強く磁化されるため、大き
なチョークコイル6が必要であり、電源装置の小形化並
びに軽量化の妨げとなっていた。
【0006】そこで本発明は前記問題点を解決して、チ
ョークコイルの形状の小形化を図るとともに、このチョ
ークコイルに大きな直流電流を流すことの可能なチョッ
パ回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は有芯型チョーク
コイルと、このチョークコイルに蓄えられるエネルギー
を制御するスイッチング素子とを有し、前記チョークコ
イルに蓄積されたエネルギーにより直流電圧を出力する
チョッパ回路において、前記チョークコイルに別の巻線
を巻回し、この別巻線に前記チョークコイルの主巻線を
流れる電流による磁界を打消す電流を供給するように構
成したものである。
【0008】
【作用】上記構成により、チョークコイルに巻回された
別巻線に電流が供給されると、主巻線を流れる電流によ
り生じる磁界は打消され、主巻線に大きな直流電流が流
れ込んでもチョークコイルの飽和が回避される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。なお、前記図3と同一部分には同一符号を
付し、同一箇所の詳細な説明は省略する。
【0010】図1は本発明の一実施例を示し、同図にお
いてチョッパ回路3Aのチョークコイル6Aは、コア4
に巻回され整流回路2の電源供給ラインに挿入接続され
た主巻線5と、この主巻線5と同一の極性でコア4に巻
回された別巻線19とにより構成され、また、この別巻線
19は直流出力電圧Voの電圧ライン間に挿入接続され、
主巻線5に流れる直流電流I1の向きと逆方向の電流I
2が供給されるように構成した点以外は図3と同一であ
る。
【0011】次に上記構成に付き、その作用を説明す
る。
【0012】電源を投入すると商用電源1からの交流電
源電圧が整流回路2に供給され、この整流された直流電
圧がチョッパ回路3Aに印加される。チョッパ回路3A
においては、スイッチング素子7がオンのとき、整流回
路2からの直流電流I1をチョークコイル6Aのエネル
ギーとして蓄え、一方、スイッチング素子7がオフのと
き、チョークコイル6Aに蓄えられたエネルギーを整流
回路2からの出力電圧に重畳させてトランス8の一次巻
線及び平滑コンデンサ10に供給し、これによってトラン
ス8の二次巻線より整流平滑回路12を介して直流出力電
圧Voを出力する。
【0013】チョークコイル6Aの主巻線5を流れる直
流電流I1の波形は、図2に示すように、スイッチング
素子7のオン,オフに応じて増加,減少を繰り返しなが
ら矢印方向の向きに流れる。また、同時にチョークコイ
ル6Aの別巻線19には、整流平滑回路12から矢印の向き
に流れる直流電流I2が供給される。このとき、主巻線
5及び別巻線19の巻数n1,n2と、前記図2に示す直
流電流I1の平均値IAVE と、直流電流I2との関係
が、IAVE ×n1=I2×n2、すなわち、I2=(n
1/n2)×IAVE となるように設定すれば、主巻線5
を流れる直流電流I1により生じる磁界は、別巻線19を
流れる直流電流I2によって打消される。そして、図4
に示すように、チョークコイル6Aの磁気ヒステリシス
曲線Cは、従来例におけるチョークコイル6の磁気ヒス
テリシス曲線Aに比べて磁化力(H)が弱いために原点
付近に移動し、主巻線5に大きな直流電流I1が流れ込
んでもチョークコイル6Aの飽和は回避される。
【0014】以上のように上記実施例においては、チョ
ークコイル6Aに別巻線19を巻回し、この別巻線19に直
流電流I2を供給することによって、主巻線5を流れる
直流電流I1により生じる磁界は打消されるため、チョ
ークコイル6Aの磁気ヒステリシス曲線Cを大きく設定
することが可能になり、チョークコイル6Aの飽和を起
こすことなく、従来例に比べてはるかに大きな直流電流
I1を流すことが可能となる。
【0015】しかも、チョークコイル6に対する磁化力
が弱くなるため、チョークコイル6の形状を小さくする
ことができ、電源装置の小形化並びに軽量化を図ること
が可能となる。
【0016】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形
実施が可能である。例えば、チョッパ回路は各種タイプ
のものに適応することができ、また、スイッチング素子
はMOS型FETに限らず、トランジスタ等を用いるこ
とも可能である。さらに、実施例中においては、インバ
ータの出力側より別巻線に電流を供給するように構成し
たが、インバータの入力側より別巻線に電流を供給する
ようにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明は有芯型チョークコイルと、この
チョークコイルに蓄えられるエネルギーを制御するスイ
ッチング素子とを有し、前記チョークコイルに蓄積され
たエネルギーにより直流電圧を出力するチョッパ回路に
おいて、前記チョークコイルに別の巻線を巻回し、この
別巻線に前記チョークコイルの主巻線を流れる電流によ
る磁界を打消す電流を供給するように構成したものであ
り、チョークコイルの形状の小形化を図るとともに、こ
のチョークコイルに大きな直流電流を流すことの可能な
チョッパ回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】主巻線を流れる直流電流の波形図である。
【図3】従来例を示す回路図である。
【図4】チョークコイルの磁気ヒステリシス曲線を示す
特性図である。
【符号の説明】
5 別巻線 6A チョークコイル 7 スイッチング素子 19 主巻線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有芯型チョークコイルと、このチョーク
    コイルに蓄えられるエネルギーを制御するスイッチング
    素子とを有し、前記チョークコイルに蓄積されたエネル
    ギーにより直流電圧を出力するチョッパ回路において、
    前記チョークコイルに別の巻線を巻回し、この別巻線に
    前記チョークコイルの主巻線を流れる電流による磁界を
    打消す電流を供給するように構成したことを特徴とする
    チョッパ回路。
JP2027192A 1992-02-05 1992-02-05 チョッパ回路 Pending JPH05219726A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020030939A (ja) * 2018-08-22 2020-02-27 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 X線高電圧装置、電源装置、およびx線撮影装置
JP2020174466A (ja) * 2019-04-10 2020-10-22 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 X線高電圧装置および力率改善回路

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US10863609B2 (en) 2018-08-22 2020-12-08 Canon Medical Systems Corporation X-ray high voltage apparatus, power supply apparatus, and X-ray imaging apparatus
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Effective date: 20020701