JPH0644311Y2 - 可飽和リアクトルを含む整流回路 - Google Patents

可飽和リアクトルを含む整流回路

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JPH0644311Y2
JPH0644311Y2 JP8936588U JP8936588U JPH0644311Y2 JP H0644311 Y2 JPH0644311 Y2 JP H0644311Y2 JP 8936588 U JP8936588 U JP 8936588U JP 8936588 U JP8936588 U JP 8936588U JP H0644311 Y2 JPH0644311 Y2 JP H0644311Y2
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JP
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saturable reactor
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rectifier circuit
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JP8936588U
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Inventor
正明 井佐
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ネミツク・ラムダ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、電源装置における可飽和リアクトルを含む整
流回路に関する。
(従来の技術) 近年、電源装置において、可飽和リアクトルを用いた磁
気増幅器を使用することが多くなっている。第3図は可
飽和リアクトルを用いた電源装置の従来例を示してお
り、一次側の巻線に入力電源1を接続したトランス2の
二次側の巻線には可飽和リアクトル3が接続され、この
可飽和リアクトル3の他端には整流ダイオードD1および
ダイオードD2とチョークコイルLと平滑コンデンサCと
からなる整流・平滑回路4が接続され、出力端子5,6か
ら所定の直流電圧が出力されるよう構成されている。ま
た、出力端子5,6間には定電圧制御回路7が設けられ、
出力電圧を一定に保つようダイオードD3を介して可飽和
リアクトル3に流れる電流を制御している。このよう
に、二次側の巻線と出力端子5間に可飽和リアクトル3
を接続するものとしては例えば、実開昭62-188988号公
報に開示されている。
(考案が解決しようとする課題) 前記従来技術においては可飽和リアクトル3が出力ライ
ンに設けられているので、負荷電流に比例した出力電流
が可飽和リアクトル3に流れるため、出力を大きくしよ
うとすると銅損により大きなコアサイズの可飽和リアク
トル3を使用しなければならない。また、出力電圧が高
い場合出力のタップ電圧×時間も大きくなるため使用磁
束が大きくなり鉄損が生じ、これがやはり大電力を制御
する場合にコアサイズを大きくする要因となっていた。
そこで、本考案は、前記問題点に基づいて成されたもの
であり、出力の大きさにかかわらず小型の可飽和リアク
トルを用いることができる可飽和リアクトルを含む整流
回路を提供することを目的とするものである。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案は、トランスの二次側を第1の巻線と第2の巻線
に分割し、第1の巻線と整流・平滑回路との間にスイッ
チング素子を設け、第2の巻線に前記スイッチング素子
を飽和時にオンさせる可飽和リアクトルを接続したもの
である。
(作用) 第2の巻線に所定の電圧が誘起され可飽和リアクトルが
飽和することにより、スイッチング素子がオンして第1
の巻線に誘起された電圧が整流・平滑回路により直流電
圧に変換されて出力される。この際、出力電流は可飽和
リアクトルに流れず、可飽和リアクトルはスイッチング
素子をオン制御するに必要な信号を出力すれば良いので
コアサイズを小型化できる。
(実施例) 以下、図面に基づいて本考案の一実施例を詳述する。第
1図において、11は入力電源であり、トランス12の一次
側の巻線13に供給される。トランス12の二次側は共通の
出力端子を有する第1の巻線14と第2の巻線15とに分割
されている。そして、トランス12の二次側には第1の巻
線14と第2の巻線15とに各々パルス電圧VS1とVS2が誘起
される。第1の巻線14にはスイッチング素子としてのFE
T16,及び整流ダイオード17とダイオード18とチョークコ
イル19とコンデンサ20とから成る整流・平滑回路21が接
続され、パルス電圧を直流電圧に変換して出力端子22,2
3から出力する。一方、第2の巻線15には可飽和リアク
トル24が接続され、この可飽和リアクトル24の他端はダ
イオード25を介してFET16のゲートに接続されている。
また、前記出力端子22,23間には定電圧制御回路26が設
けられ、出力電圧VDを一定に保持するよう制御電流及び
可飽和リアクトル24をリセットさせるリセット電流をダ
イオード27を介して可飽和リアクトル24へ供給する。ま
た、FET16のゲート・ソース間には抵抗28が接続されて
いる。
以上のように構成される本考案を第2図の波形図を基に
説明する。入力電源11をトランス12の一次側巻線13に加
えることにより、二次側の第1の巻線14及び第2の巻線
15には各々VS1及びVS2のパルス電圧が誘起される。そし
て、このパルス電圧VS1,VS2のオン期間の立ち上がり時
に可飽和リアクトル24に微小な電流ILが流れ、これによ
り可飽和リアクトル24の両端には電圧VLが発生する。こ
の電流ILは徐々に増加し可飽和リアクトル24が飽和する
と、可飽和リアクトル24のインピーダンスがゼロにな
り、電圧VLもゼロになるとともに、電流ILは大幅に増加
してFET16のゲートに流れ、このFET16をオンさせる。こ
れにより、第1の巻線14に誘起されたパルス電圧VS1
整流ダイオード17及び整流・平滑回路21に供給され、コ
ンデンサ20に電圧が充電され、出力端子22,23に直流電
圧VDが得られる。一方、パルス電圧VS1,VS2のオン期間
の立ち下がり時に定電圧制御回路26は可飽和リアクトル
24にリセット電流を与え可飽和リアクトル24をリセット
るとともに、FET16のゲート・ソース間の電圧VGSを抵抗
28によって自由放電することにより、次のオン期間を待
機することになる。また、定電圧制御回路26は例えば出
力電圧VDが所定より大きくなると可飽和リアクトル24に
制御電流を流して可飽和リアクトル24が飽和する前の電
流ILの増加を抑えるようにして可飽和リアクトル24の飽
和期間を短くして出力電圧VDを一定に保持している。こ
のようにして、可飽和リアクトル24を出力端子22への出
力ラインとは別のラインに設け、この可飽和リアクトル
24により出力ラインに設けられたFET16のオン、オフを
制御させることにより、可飽和リアクトル24には出力電
流が流れずFET16をオンさせるゲート電流を流すだけで
良く、負荷すなわち出力の大きさに対応して可飽和リア
クトル24のコアサイズを変える必要がない。従って、可
飽和リアクトル24はFET16をオンさせるゲート電流を流
すだけの小型のもので良く、電源装置を小型化できる。
尚、第2の巻線15にはFET16をオンさせるに必要な電圧
が誘起されれば良く、可飽和リアクトルにかかる電圧×
時間積が小さくなり、コアサイズを小さくできる。
以上、本考案の一実施例について詳述したが、本考案の
要旨の範囲内で適宜変形できる。例えば、スイッチング
素子としてはFETの他にトランジスタ等も使用できる。
[考案の効果] 以上詳述したように本考案によればトランスの二次側巻
線を分割して設けられる第1の巻線及び第2の巻線と、
この第1の巻線と第1の巻線に誘起される電圧を直流電
圧に変換する整流・平滑回路との間に設けられるスイッ
チング素子と、前記第2の巻線に設けられ飽和時に前記
スイッチング素子をオンさせる可飽和リアクトルとを備
えたことにより、出力の大きさにかかわらず小型の可飽
和リアクトルを用いることができる可飽和リアクトルを
含む整流回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す回路図、第2図は要部
の波形図、第3図は従来例を示す回路図である。 12……トランス 14……第1の巻線 15……第2の巻線 16……FET(スイッチング素子) 21……整流・平滑回路 24……可飽和リアクトル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トランスの二次側巻線を分割して設けられ
    る第1の巻線及び第2の巻線と、この第1の巻線と第1
    の巻線に誘起される電圧を直流電圧に変換する整流・平
    滑回路との間に設けられるスイッチング素子と、前記第
    2の巻線に設けられ飽和時に前記スイッチング素子をオ
    ンさせる可飽和リアクトルとを備えたことを特徴とする
    可飽和リアクトルを含む整流回路。
JP8936588U 1988-07-05 1988-07-05 可飽和リアクトルを含む整流回路 Expired - Lifetime JPH0644311Y2 (ja)

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JPH0210793U JPH0210793U (ja) 1990-01-23
JPH0644311Y2 true JPH0644311Y2 (ja) 1994-11-14

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