JPH0521954Y2 - - Google Patents

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JPH0521954Y2
JPH0521954Y2 JP12751786U JP12751786U JPH0521954Y2 JP H0521954 Y2 JPH0521954 Y2 JP H0521954Y2 JP 12751786 U JP12751786 U JP 12751786U JP 12751786 U JP12751786 U JP 12751786U JP H0521954 Y2 JPH0521954 Y2 JP H0521954Y2
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JP
Japan
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coil
phase
slot
coils
insulating piece
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JP12751786U
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本案は1つのコイル辺と、2つのコイル辺をそ
れぞれ収納するスロツトをそなえた回転電機の鉄
心に3相同心巻コイルを巻装したときのコイルエ
ンドの絶縁装置に関するものである。
(従来の技術と問題点) 回転電機の固定子コイルは鉄心スロツトから導
出されたコイルエンド部分が、つぎのスロツトに
向けて屈曲されるが、このコイルエンド部分で他
相のコイルと交さする部分には、絶縁を強化する
ためコイルエンド相互間に相間絶縁紙を挿入して
いる。
同心巻コイルにおいても同様にコイルエンドの
相間に相間絶縁紙を挿入するが、同相のコイル全
部が鉄心スロツトの上側あるいは下側にそろえて
巻装され、相ごとに平滑な層をなす場合は、相間
絶縁紙の挿入が簡単であるが、1相1極分のコイ
ル辺が上コイルと下コイルに別れる場合は、コイ
ルエンドでの他相コイルエンドとの重なりが複雑
になり、相間絶縁紙の挿入が面倒で、コイルエン
ドの重なり部からずれて絶縁性能を十分に保持で
きないおそれがあつた。
たとえば、第4図は3相4極48スロツトの同心
巻コイルの配置を示す展開図の一部で口出線は省
略してある。
このコイルは、まずU相の1極分のコイルU1
がスロツト11〜22,12〜21,13〜20
に巻装されるが、スロツト12,13および2
0,21には後でV相、W相のコイル辺が挿入さ
れるため、コイルU11,U12のコイル辺は下コイ
ル(スロツトの底側で点線で示す)になり、スロ
ツト11,12には他相コイルが入らないため1
つのコイル辺のみでスロツトが浅くコイルU13
上コイル(開口側)になる。U相の他のコイルが
巻装されたのち、V相コイルがU相コイルに重ね
て巻装されるが、スロツト15,26では上コイ
ル、スロツト16,17のコイル辺は下コイル、
スロツト24,25ではコイルV11,V12が上コ
イルになる。さらにW相コイルのコイルエンドが
U相およびV相のコイルエンドに重なり、たとえ
ばスロツト19に挿入されたコイルW13のコイル
エンドはU相、V相の上コイルの上に重なつてお
り、コイルエンドの重なりが複雑になる。
このように、同心巻であつても、コイルエンド
が相数に応じた層で配置されず、1相1極分のコ
イルに上コイルと下コイルが混合し、異相の上コ
イル同志が重なつて交さするため、相間絶縁紙の
挿入が困難になり、また、挿入した絶縁紙を脱落
しないように、コイルエンドにひもで結びつける
ときに絶縁紙がずれて鉄心端面との間に隙間がで
き、この部分の異相コイル間の絶縁補強ができな
かつた。
(問題点を解決するための手段) 本案はこのような点にかんがみ、スロツトの段
間絶縁片をコイルエンドの重なり部まで延長させ
るとともに、上コイルだけを挿入するスロツトに
は一方端をスロツトに差し込みコイルエンドに沿
つて他相のコイルエンドと重なる部分までを蔽う
補強絶縁片を設け、鉄心端面とコイルエンドの相
間絶縁紙との隙間の絶縁を保持させるようにして
いる。
(実施例) 第1図は本案によるコイルエンドの一部を示
し、第2図は−線にそつてスロツトに挿入さ
れたコイル配置を示しており、いずれも、第4図
のコイル配置によるものである。
1は鉄心で、スロツト21の下側およびスロツ
ト22の上側にU相コイルU12およびU13、スロ
ツト23の上側および24,25の下側に他のU
相コイルU23およびU22,U21が挿入され、スロツ
ト24,25,26の上側にV相コイルV11
V12,V13が挿入され、そのコイルエンドは矢印
の方向に曲げられており、V相コイルは先に挿入
されたU相のコイルエンドとは反対方向に曲げら
れる。またスロツト21の上側にW相のコイル
W11が挿入され、コイルエンドはV相と交さして
U相と同じ方向に曲げられる。2はU相とV相の
コイルエンド相互間に挿入した相間絶縁紙、3は
結束用のひも、4はスロツト内の段間絶縁片で、
スロツト端からさらに延長した突出部5をそなえ
ている。6は可撓性をもつた補強絶縁片で一方端
の両側を切り欠いで突片61をそなえスロツトに
挿入しやすくしている。7はウエツジでスロツト
絶縁は示されていない。
(作用) たとえば、スロツト23,24,25に挿入さ
れたU相コイルとスロツト24,25,26に挿
入されたV相コイルのコイルエンド相互間には相
間絶縁紙2が挿入されるが、コイルU23のコイル
エンドがV相コイルV11,コイルV12,コイルV13
と上コイル同志で重なり、このためコイルU23
コイルエンドは下コイル側に押しつけられ、相間
絶縁紙2がスロツト23,24間で無理に屈曲さ
れ鉄心端面との間に隙間を生じる。
この隙間のU相コイルとV相コイル間には段間
絶縁4の突出部5が延長介在され、また、前記コ
イルU23のスロツト23には補強絶縁片6の突片
61を挿入して、補強絶縁片6がコイルU23の相
間絶縁紙側を蔽い空隙内で他相コイルV11と重な
つたときの絶縁を保持させる。
なお、スロツト23,24,25以外のコイル
についても同様であり、補強絶縁片6は、コイル
V13のようにコイルU21の上に重なる場合はコイ
ルの下面に設けられる。
(本考案の効果) このように、本案は3相同心巻コイルのコイル
エンドに、相間絶縁紙を挿入したものにおいて、
上下に2つのコイル辺を収納したスロツトの段間
絶縁片を延長した突出部と、1つのコイル辺を収
納したスロツトに一方端を挿入し、コイルエンド
にそつて他のコイルエンドと重なる部分までを蔽
う補強絶縁片とを設けて、この突出部および補強
絶縁片が前記相間絶縁紙と重なるようにしてある
から、相間絶縁紙と鉄心端面との間の相間絶縁を
十分に保持することができ、相間絶縁紙の挿入を
鉄心端まで完全に行う必要をなくして作業を簡単
にすることができ、絶縁の信頼性を向上させ得る
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案の実施例を示すコイルエンドの一
部上面図、第2図はA−A線にそつてコイル配置
の状態を示す説明図、第3図は補強絶縁片の例を
示す斜視図、第4図は3相同心巻コイルの巻線展
開図の一部である。 1は鉄心、2は相間絶縁紙、4は段間絶縁片、
5は突出部、6は補強絶縁片、21〜26はスロ
ツトである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1つのコイル辺を収納するスロツトと、段間絶
    縁片をはさんで上下に2つのコイル辺を収納する
    スロツトとを有する鉄心に巻装された3相同心巻
    コイルにおいて、前記段間絶縁片が上下コイルの
    コイルエンドの重なり部分まで延長した突出部を
    そなえ、1つのコイル辺を収納したスロツトに一
    方端を挿入し、このコイル辺のコイルエンドにそ
    つて他のコイルエンドと重なり合う部分までを蔽
    う補強絶縁片と、コイルエンドの相間に挿入し前
    記段間絶縁片の突出部および補強絶縁片と重なる
    相間絶縁紙を設けたことを特徴とする3相同心巻
    コイルの絶縁装置。
JP12751786U 1986-08-20 1986-08-20 Expired - Lifetime JPH0521954Y2 (ja)

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JP12751786U JPH0521954Y2 (ja) 1986-08-20 1986-08-20

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JPS6333347U JPS6333347U (ja) 1988-03-03
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JP5944713B2 (ja) * 2012-03-27 2016-07-05 株式会社荏原製作所 固定子の製造方法
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