JP3860268B2 - 隈取線輪型誘導電動機の固定子 - Google Patents
隈取線輪型誘導電動機の固定子 Download PDFInfo
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、隈取線輪型誘導電動機の固定子に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来の電動機の固定子について、図２に示す隈取線輪型誘導電動機に基づき説明する。なお、近年、隈取線輪型誘導電動機はその信頼性の良さ、使いやすさによりファンモータに広く使用されている。
【０００３】
図２において、鉄板を積層した固定子鉄心１と、前記固定子鉄心１に配置された隈取線輪２と、前記固定子鉄心１のスロット内に配置された絶縁性を有するスロット絶縁紙３と、固定子鉄心１にスロット絶縁紙３を介して巻線機ノズルにより巻装された巻線４とにより構成されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の電動機の固定子では、巻線時のスロット絶縁紙と巻線機ノズルとのひっかかりが生じていた。
【０００５】
本発明は上記従来の問題点を解決する隈取線輪型誘導電動機を提供することを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、スロット絶縁紙の角部に面取りを施し、巻線作業の容易化を図ったものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】
上記課題を解決するために本発明は、透磁性を有する鉄板を積層した固定子鉄心と、前記固定子鉄心に配置された隈取線輪と、前記固定子鉄心のスロット内に配置された絶縁性を有するスロット絶縁紙と、前記固定子鉄心に前記スロット絶縁紙を介して巻装された巻線により構成された隈取線輪型誘導電動機の固定子において、前記スロット絶縁紙はその角部に面取りを施したことを特徴としたものであり、巻線作業の容易化を図ったものである。
【０００８】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図面を参照して説明する。各図面において、巻線のスロット間を渡る部分は、見やすくするために破線にて示している。
【０００９】
（実施例１）
図１は、透磁性を有する鉄板を積層した固定子鉄心１と、前記固定子鉄心１に配置された隈取線輪２と、前記固定子鉄心１のスロット内に配置された絶縁性を有するスロット絶縁紙３と固定子鉄心１にスロット絶縁紙３を介して巻線機ノズルによりスロット開口部から巻装された巻線４とにより構成され、前記スロット絶縁紙３のスロット開口部方向の寸法を長くしかつ四隅に面取りを施している。
【００１０】
面取りの形状は、Ｒ状又はＣ状に巻線機ノズルとの関係で最適に決められる。
【００１１】
【発明の効果】
本件出願に係る発明によれば、隈取線輪型誘導電動機の固定子の構造を工夫することにより、スロット開口部の絶縁距離が大きくとれ、かつ巻線時のスロット絶縁紙と巻線機ノズルとのひっかかりを防ぐことにより、巻線作業性に優れかつ品質面に優れた隈取線輪型誘導電動機を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 （ａ）本発明の他の実施例における隈取線輪型誘導電動機の固定子の平面図
（ｂ）本発明の他の実施例における隈取線輪型誘導電動機の固定子の側面図
【図２】 （ａ）従来の隈取線輪型誘導電動機の固定子の平面図
（ｂ）従来の隈取線輪型誘導電動機の固定子の側面図
【符号の説明】
１ 固定子鉄心
２ 隈取線輪
３ スロット絶縁紙
４ 巻線
【発明の属する技術分野】
本発明は、隈取線輪型誘導電動機の固定子に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来の電動機の固定子について、図２に示す隈取線輪型誘導電動機に基づき説明する。なお、近年、隈取線輪型誘導電動機はその信頼性の良さ、使いやすさによりファンモータに広く使用されている。
【０００３】
図２において、鉄板を積層した固定子鉄心１と、前記固定子鉄心１に配置された隈取線輪２と、前記固定子鉄心１のスロット内に配置された絶縁性を有するスロット絶縁紙３と、固定子鉄心１にスロット絶縁紙３を介して巻線機ノズルにより巻装された巻線４とにより構成されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の電動機の固定子では、巻線時のスロット絶縁紙と巻線機ノズルとのひっかかりが生じていた。
【０００５】
本発明は上記従来の問題点を解決する隈取線輪型誘導電動機を提供することを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、スロット絶縁紙の角部に面取りを施し、巻線作業の容易化を図ったものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】
上記課題を解決するために本発明は、透磁性を有する鉄板を積層した固定子鉄心と、前記固定子鉄心に配置された隈取線輪と、前記固定子鉄心のスロット内に配置された絶縁性を有するスロット絶縁紙と、前記固定子鉄心に前記スロット絶縁紙を介して巻装された巻線により構成された隈取線輪型誘導電動機の固定子において、前記スロット絶縁紙はその角部に面取りを施したことを特徴としたものであり、巻線作業の容易化を図ったものである。
【０００８】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図面を参照して説明する。各図面において、巻線のスロット間を渡る部分は、見やすくするために破線にて示している。
【０００９】
（実施例１）
図１は、透磁性を有する鉄板を積層した固定子鉄心１と、前記固定子鉄心１に配置された隈取線輪２と、前記固定子鉄心１のスロット内に配置された絶縁性を有するスロット絶縁紙３と固定子鉄心１にスロット絶縁紙３を介して巻線機ノズルによりスロット開口部から巻装された巻線４とにより構成され、前記スロット絶縁紙３のスロット開口部方向の寸法を長くしかつ四隅に面取りを施している。
【００１０】
面取りの形状は、Ｒ状又はＣ状に巻線機ノズルとの関係で最適に決められる。
【００１１】
【発明の効果】
本件出願に係る発明によれば、隈取線輪型誘導電動機の固定子の構造を工夫することにより、スロット開口部の絶縁距離が大きくとれ、かつ巻線時のスロット絶縁紙と巻線機ノズルとのひっかかりを防ぐことにより、巻線作業性に優れかつ品質面に優れた隈取線輪型誘導電動機を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 （ａ）本発明の他の実施例における隈取線輪型誘導電動機の固定子の平面図
（ｂ）本発明の他の実施例における隈取線輪型誘導電動機の固定子の側面図
【図２】 （ａ）従来の隈取線輪型誘導電動機の固定子の平面図
（ｂ）従来の隈取線輪型誘導電動機の固定子の側面図
【符号の説明】
１ 固定子鉄心
２ 隈取線輪
３ スロット絶縁紙
４ 巻線
Claims (1)
- 透磁性を有する鉄板を積層した固定子鉄心と、前記固定子鉄心に配置された隈取線輪と、前記固定子鉄心に設けた複数のスロットと、前記スロット内に配置された絶縁性を有するスロット絶縁紙と、前記スロット絶縁紙を介して前記固定子鉄心の前記スロット間に巻装された巻線とを有する隈取線輪型誘導電動機の固定子において、前記スロット絶縁紙のスロット開口部方向の寸法を長くし、かつこのスロット絶縁紙の角部の四隅に面取りを施したことを特徴とする隈取線輪型誘導電動機の固定子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30767396A JP3860268B2 (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 隈取線輪型誘導電動機の固定子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30767396A JP3860268B2 (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 隈取線輪型誘導電動機の固定子 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004289778A Division JP2005013000A (ja) | 2004-10-01 | 2004-10-01 | 隈取線輪型誘導電動機の固定子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10150749A JPH10150749A (ja) | 1998-06-02 |
| JP3860268B2 true JP3860268B2 (ja) | 2006-12-20 |
Family
ID=17971871
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30767396A Expired - Lifetime JP3860268B2 (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 隈取線輪型誘導電動機の固定子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3860268B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110336390A (zh) * | 2019-07-08 | 2019-10-15 | 江门市路思拓电机电器有限公司 | 一种新型的低功率高效率罩极电机 |
-
1996
- 1996-11-19 JP JP30767396A patent/JP3860268B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10150749A (ja) | 1998-06-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040803 |
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| RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20050620 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060724 |
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