JPH11196556A - 磁石モータ - Google Patents
磁石モータInfo
- Publication number
- JPH11196556A JPH11196556A JP9366835A JP36683597A JPH11196556A JP H11196556 A JPH11196556 A JP H11196556A JP 9366835 A JP9366835 A JP 9366835A JP 36683597 A JP36683597 A JP 36683597A JP H11196556 A JPH11196556 A JP H11196556A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet motor
- magnetic flux
- permanent magnets
- iron core
- circumferential direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
- Brushless Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 円筒状コア３にその周方向に所定の間隔を隔
てて設けられた複数のスロット４を通して巻線５を巻き
付けてなるステータ１と、鉄芯６にその周方向に所定の
間隔を隔てて複数の永久磁石7a、7b、7c、7dをその磁極
が周方向に向かうように埋設してなるロータ２を具備す
る磁石モータにおいて、そのトルク脈動巾を低減する。 【解決手段】 鉄芯６にその径方向に向かうスリット11
a 、11b 、11c 、11d を各永久磁石7a、7b、7c、7dの中
間に位置するように形成した。
てて設けられた複数のスロット４を通して巻線５を巻き
付けてなるステータ１と、鉄芯６にその周方向に所定の
間隔を隔てて複数の永久磁石7a、7b、7c、7dをその磁極
が周方向に向かうように埋設してなるロータ２を具備す
る磁石モータにおいて、そのトルク脈動巾を低減する。 【解決手段】 鉄芯６にその径方向に向かうスリット11
a 、11b 、11c 、11d を各永久磁石7a、7b、7c、7dの中
間に位置するように形成した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は磁石モータに関す
る。
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の磁石モータの１例が図６に示さ
れ、(A) は(B) のＡ−Ａ線に沿う縦断面図、(B) は(A)
のＢ−Ｂ線に沿う横断面図である。
れ、(A) は(B) のＡ−Ａ線に沿う縦断面図、(B) は(A)
のＢ−Ｂ線に沿う横断面図である。
【０００３】磁石モータ10はステータ１とロータ２とか
らなる。ステータ１は薄肉の磁性鋼板を多数積層してな
る円筒状コア３にその周方向に所定の間隔を隔てて設け
られた複数のスロット４を通して多数の巻線５を巻き付
けることによって構成されている。
らなる。ステータ１は薄肉の磁性鋼板を多数積層してな
る円筒状コア３にその周方向に所定の間隔を隔てて設け
られた複数のスロット４を通して多数の巻線５を巻き付
けることによって構成されている。
【０００４】ロータ２は薄肉の磁性鋼板を多数積層して
なる鉄芯６を具え、この鉄芯６にはその周方向に所定の
間隔を隔てて断面長方形の複数（図には４個）の永久磁
石7a、7b、7c、7dがその磁極が周方向に向かうように埋
設されている。そして、鉄芯６の中央に埋設された非磁
性材からなるハブ９の中心には回転軸８が貫通固定され
ている。
なる鉄芯６を具え、この鉄芯６にはその周方向に所定の
間隔を隔てて断面長方形の複数（図には４個）の永久磁
石7a、7b、7c、7dがその磁極が周方向に向かうように埋
設されている。そして、鉄芯６の中央に埋設された非磁
性材からなるハブ９の中心には回転軸８が貫通固定され
ている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の磁石モータ
においては、図７に示すように、ステータ１の巻線5a、
5b、5cに電流を流すと、各巻線5a、5b、5cのまわりに磁
束Φs が発生し、この磁束Φs は図示のように磁気抵抗
の高いギャップ10を殆ど通らずにその大部分はロータ２
の鉄芯６を通る。一方、永久磁石7a、7bから発生した磁
束Φm は図示の経路を通って流れる。
においては、図７に示すように、ステータ１の巻線5a、
5b、5cに電流を流すと、各巻線5a、5b、5cのまわりに磁
束Φs が発生し、この磁束Φs は図示のように磁気抵抗
の高いギャップ10を殆ど通らずにその大部分はロータ２
の鉄芯６を通る。一方、永久磁石7a、7bから発生した磁
束Φm は図示の経路を通って流れる。
【０００６】ギャップ10のＡ点からＢ点までの磁束Φs
及び磁束Φm の分布は図８に示すようになり、これらの
合成磁束分布Φs ＋Φm はＡ点付近で少なく、Ｂ点付近
で多くなるので、一極当りの磁束分布に偏りが生じ、こ
の結果、磁石モータのトルク脈動巾が大きくなるという
問題があった。
及び磁束Φm の分布は図８に示すようになり、これらの
合成磁束分布Φs ＋Φm はＡ点付近で少なく、Ｂ点付近
で多くなるので、一極当りの磁束分布に偏りが生じ、こ
の結果、磁石モータのトルク脈動巾が大きくなるという
問題があった。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、円筒状コアにその周方向に所定の間隔を隔てて
設けられた複数のスロットを通して巻線を巻き付けてな
るステータと、鉄芯にその周方向に所定の間隔を隔てて
複数の永久磁石をその磁極が周方向に向かうように埋設
してなるロータを具備する磁石モータにおいて、上記鉄
芯にその径方向に向かうスリットを周方向に隣接する上
記各永久磁石の中間に位置するように形成したことを特
徴とする磁石モータにある。
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、円筒状コアにその周方向に所定の間隔を隔てて
設けられた複数のスロットを通して巻線を巻き付けてな
るステータと、鉄芯にその周方向に所定の間隔を隔てて
複数の永久磁石をその磁極が周方向に向かうように埋設
してなるロータを具備する磁石モータにおいて、上記鉄
芯にその径方向に向かうスリットを周方向に隣接する上
記各永久磁石の中間に位置するように形成したことを特
徴とする磁石モータにある。
【０００８】他の特徴とするところは、上記鉄芯にその
中央に固定された回転軸と上記各永久磁石の内周端との
間に位置するように第２のスリットを形成したことにあ
る。
中央に固定された回転軸と上記各永久磁石の内周端との
間に位置するように第２のスリットを形成したことにあ
る。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明の第１の実施形態が図１に
示されている。ロータ２の鉄芯６にはその径方向に向か
うスリット11a 、11b 、11c 、11d が永久磁石7a、7b、
7c、7dの中間に位置するように形成されている。他の構
成は図６に示す従来のものと同様であり、対応する部材
には同じ符号を付してその説明を省略する。
示されている。ロータ２の鉄芯６にはその径方向に向か
うスリット11a 、11b 、11c 、11d が永久磁石7a、7b、
7c、7dの中間に位置するように形成されている。他の構
成は図６に示す従来のものと同様であり、対応する部材
には同じ符号を付してその説明を省略する。
【００１０】しかして、図２に示すように、ステータ１
の巻線5a、5b、5cに電流を流すと、これら巻線5a、5b、
5cのまわりに磁束Φs が発生し、この磁束Φs は磁気抵
抗の高いスリット11a を避けて通る。一方、永久磁石7
a、7bから発生した磁束Φm は図示の経路を通って流れ
る。
の巻線5a、5b、5cに電流を流すと、これら巻線5a、5b、
5cのまわりに磁束Φs が発生し、この磁束Φs は磁気抵
抗の高いスリット11a を避けて通る。一方、永久磁石7
a、7bから発生した磁束Φm は図示の経路を通って流れ
る。
【００１１】かくして、ギャップ10のＡ点からＢ点まで
の磁束Φs 及び磁束Φm の分布は図３に示すようにな
り、これらの合成磁束分布Φs ＋Φm は図７に示す従来
のものに比しなだらかになるので、磁石モータのトルク
脈動巾を低減できる。
の磁束Φs 及び磁束Φm の分布は図３に示すようにな
り、これらの合成磁束分布Φs ＋Φm は図７に示す従来
のものに比しなだらかになるので、磁石モータのトルク
脈動巾を低減できる。
【００１２】本発明の第２の実施形態が図４に示されて
いる。この第２の実施形態においては、鉄芯６の中央に
回転軸８が直接貫通固定されている。そして、各極20a
、20b 、20c 、20d は微小間隙を隔てて平行に配置さ
れた一対の永久磁石21、22からなり、これら一対の永久
磁石21、22はその磁極が周方向に向かうように鉄芯６に
埋設されている。
いる。この第２の実施形態においては、鉄芯６の中央に
回転軸８が直接貫通固定されている。そして、各極20a
、20b 、20c 、20d は微小間隙を隔てて平行に配置さ
れた一対の永久磁石21、22からなり、これら一対の永久
磁石21、22はその磁極が周方向に向かうように鉄芯６に
埋設されている。
【００１３】各極20a 、20b 、20c 、20d の中間位置に
は径方向に向かう第１のスリット11a 、11b 、11c 、11
d が形成され、かつ、永久磁石21と22との間隙の内周
側、即ち、各極20a 、20b 、20c 、20d の内周端と回転
軸８との間に位置するように第２のスリット12a 、12b
、12c 、12d が形成されている。他の構成は図６に示
す従来のものと同様であり、対応する部材には同じ符号
を付してその説明を省略する。
は径方向に向かう第１のスリット11a 、11b 、11c 、11
d が形成され、かつ、永久磁石21と22との間隙の内周
側、即ち、各極20a 、20b 、20c 、20d の内周端と回転
軸８との間に位置するように第２のスリット12a 、12b
、12c 、12d が形成されている。他の構成は図６に示
す従来のものと同様であり、対応する部材には同じ符号
を付してその説明を省略する。
【００１４】しかして、巻線5a、5b、5cに電流を流した
ときに発生する磁束Φs は図５に示す経路を経て流れ、
極20a 、20b から発生した磁束Φm は図５に示す経路を
経て流れる。
ときに発生する磁束Φs は図５に示す経路を経て流れ、
極20a 、20b から発生した磁束Φm は図５に示す経路を
経て流れる。
【００１５】そして、極20a 、20b の内周側から発生し
た磁束Φr は第２のスリット12a 、12b によって遮られ
るので、これら極20a 、20b の内周端と回転軸８との間
の鉄芯６中を流れることなくステータ１のコア３を通る
ので、磁石モータの性能を向上しうる。
た磁束Φr は第２のスリット12a 、12b によって遮られ
るので、これら極20a 、20b の内周端と回転軸８との間
の鉄芯６中を流れることなくステータ１のコア３を通る
ので、磁石モータの性能を向上しうる。
【００１６】
【発明の効果】本発明においては、鉄芯にその径方向に
向かうスリットを周方向に隣接する各永久磁石の中間に
位置するように形成したため、ステータの巻線に通電す
ることによって発生した磁束はスリットを避けて流れ
る。従って、この磁束と永久磁石から発生した磁束との
合成磁束分布が従来のものに比し滑らかになるので、磁
石モータのトルク脈動を低減できる。
向かうスリットを周方向に隣接する各永久磁石の中間に
位置するように形成したため、ステータの巻線に通電す
ることによって発生した磁束はスリットを避けて流れ
る。従って、この磁束と永久磁石から発生した磁束との
合成磁束分布が従来のものに比し滑らかになるので、磁
石モータのトルク脈動を低減できる。
【００１７】鉄芯にその中央に固定された回転軸と各永
久磁石の内周端との間に位置するように第２のスリット
を形成すれば、各永久磁石の内周側から発生した磁束は
永久磁石の内周端と回転軸との間の鉄芯中を通ることな
くステータのコアを通るので、磁石モータの性能を向上
しうる。
久磁石の内周端との間に位置するように第２のスリット
を形成すれば、各永久磁石の内周側から発生した磁束は
永久磁石の内周端と回転軸との間の鉄芯中を通ることな
くステータのコアを通るので、磁石モータの性能を向上
しうる。
【図１】本発明の第１の実施形態を示す磁石モータの横
断面図である。
断面図である。
【図２】上記第１の実施形態における磁束の経路を示す
図である。
図である。
【図３】上記第１の実施形態における合成磁束分布を示
す図である。
す図である。
【図４】本発明の第２の実施形態を示す磁石モータの横
断面図である。
断面図である。
【図５】上記第２の実施形態における磁束の経路を示す
図である。
図である。
【図６】従来の磁石モータを示し、(A) は(B) のＡ−Ａ
線に沿う縦断面図、(B) は(A)のＢ−Ｂ線に沿う横断面
図である。
線に沿う縦断面図、(B) は(A)のＢ−Ｂ線に沿う横断面
図である。
【図７】従来の磁石モータにおける磁束の経路を示す図
である。
である。
【図８】従来の磁石モータにおける合成磁束分布を示す
図である。
図である。
１ ステータ ３ コア ４ スロット ５ 巻線 ２ ロータ ６ 鉄芯 7a〜7d 永久磁石 11a 〜11d スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星野 昭広 東京都千代田区丸の内二丁目５番１号 三 菱重工業株式会社内 (72)発明者 磯辺 真一 東京都千代田区丸の内二丁目５番１号 三 菱重工業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 円筒状コアにその周方向に所定の間隔を
隔てて設けられた複数のスロットを通して巻線を巻き付
けてなるステータと、鉄芯にその周方向に所定の間隔を
隔てて複数の永久磁石をその磁極が周方向に向かうよう
に埋設してなるロータを具備する磁石モータにおいて、 上記鉄芯にその径方向に向かうスリットを周方向に隣接
する上記各永久磁石の中間に位置するように形成したこ
とを特徴とする磁石モータ。 - 【請求項２】 上記鉄芯にその中央に固定された回転軸
と上記各永久磁石の内周端との間に位置するように第２
のスリットを形成したことを特徴とする請求項１記載の
磁石モータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9366835A JPH11196556A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 磁石モータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9366835A JPH11196556A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 磁石モータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11196556A true JPH11196556A (ja) | 1999-07-21 |
Family
ID=18487800
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9366835A Withdrawn JPH11196556A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 磁石モータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11196556A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010094001A (ja) * | 2008-10-10 | 2010-04-22 | Asmo Co Ltd | 回転電機のロータ構造 |
| JP2011217602A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Valeo Equipments Electriques Moteur | 永久磁石を備える、磁束収束タイプの同期回転電気機械 |
| US20120038237A1 (en) * | 2010-08-10 | 2012-02-16 | Yue Li | Brushless motor |
| JP2012085445A (ja) * | 2010-10-12 | 2012-04-26 | Asmo Co Ltd | モータ |
| US20130140932A1 (en) * | 2011-12-02 | 2013-06-06 | General Electric Company | Rotor core for an electric machine |
| JP2013183574A (ja) * | 2012-03-02 | 2013-09-12 | Aichi Elec Co | 回転子および電動機 |
-
1997
- 1997-12-26 JP JP9366835A patent/JPH11196556A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010094001A (ja) * | 2008-10-10 | 2010-04-22 | Asmo Co Ltd | 回転電機のロータ構造 |
| JP2011217602A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Valeo Equipments Electriques Moteur | 永久磁石を備える、磁束収束タイプの同期回転電気機械 |
| US20120038237A1 (en) * | 2010-08-10 | 2012-02-16 | Yue Li | Brushless motor |
| US9083226B2 (en) * | 2010-08-10 | 2015-07-14 | Johnson Electric S.A. | Brushless motor |
| JP2012085445A (ja) * | 2010-10-12 | 2012-04-26 | Asmo Co Ltd | モータ |
| US20130140932A1 (en) * | 2011-12-02 | 2013-06-06 | General Electric Company | Rotor core for an electric machine |
| US8987971B2 (en) | 2011-12-02 | 2015-03-24 | General Electric Company | Rotor core for an electric machine |
| JP2013183574A (ja) * | 2012-03-02 | 2013-09-12 | Aichi Elec Co | 回転子および電動機 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050301 |