JP3409903B2 - 電動機 - Google Patents
電動機Info
- Publication number
- JP3409903B2 JP3409903B2 JP32061893A JP32061893A JP3409903B2 JP 3409903 B2 JP3409903 B2 JP 3409903B2 JP 32061893 A JP32061893 A JP 32061893A JP 32061893 A JP32061893 A JP 32061893A JP 3409903 B2 JP3409903 B2 JP 3409903B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- separator
- winding
- groove portion
- curved surface
- shape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動機に係り、詳しく
は固定子鉄心の構成と固定子巻線の絶縁、巻装方法に関
する。
は固定子鉄心の構成と固定子巻線の絶縁、巻装方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、図4に示すように電動機の固定子
鉄心の内側にスロットを形成し、外周側に沿って開口し
た外側巻線溝部と内周側に沿って1スロットずらして開
口した内側巻線溝部とを設け、各々の溝部にインシュレ
ータを設け、その上部の軸方向に外側巻線相と内側巻線
相の相間絶縁のためのセパレータを突出し、固定子巻線
を巻装してなる電動機において、前記セパレータの形状
を、略長方形を2個隣接し結合した曲面として構成して
いる。この場合、外側巻線の巻装を行う際にセパレータ
の形状が角のある構造のため巻線がセパレータの左右端
および中央部の角に引っ掛かり易く、巻線に傷がつき断
線不良の原因となっている問題が生じている。
鉄心の内側にスロットを形成し、外周側に沿って開口し
た外側巻線溝部と内周側に沿って1スロットずらして開
口した内側巻線溝部とを設け、各々の溝部にインシュレ
ータを設け、その上部の軸方向に外側巻線相と内側巻線
相の相間絶縁のためのセパレータを突出し、固定子巻線
を巻装してなる電動機において、前記セパレータの形状
を、略長方形を2個隣接し結合した曲面として構成して
いる。この場合、外側巻線の巻装を行う際にセパレータ
の形状が角のある構造のため巻線がセパレータの左右端
および中央部の角に引っ掛かり易く、巻線に傷がつき断
線不良の原因となっている問題が生じている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来の問題点に鑑みなされたもので、外側巻線相の巻装
時に巻線のセパレータへの引っ掛かりをなくし、巻線に
傷がつかず断線不良を防止し、信頼性を向上させるとと
もに、巻線の巻装作業効率を向上した電動機を提供する
ことにある。
従来の問題点に鑑みなされたもので、外側巻線相の巻装
時に巻線のセパレータへの引っ掛かりをなくし、巻線に
傷がつかず断線不良を防止し、信頼性を向上させるとと
もに、巻線の巻装作業効率を向上した電動機を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、固定子鉄心の内側にスロットを形成し、外周側に沿
って開口した外側巻線溝部と内周側に沿って1スロット
ずらして開口した内側巻線溝部とを設け、各々の溝部に
インシュレータを設け、その上部の軸方向に外側巻線相
と内側巻線相の相間絶縁のためのセパレータを突出し、
固定子巻線を巻装してなる電動機において、前記セパレ
ータの形状を、上向きに凸形の略半円形を2個隣接し結
合した曲面としてなるか、固定子鉄心と上向きに凸形の
略半円形を2個隣接し結合した曲面としてなる形状のセ
パレータとを一体樹脂成型してなるか、セパレータの形
状を略三角形を2個隣接し結合した曲面としてなるよう
に構成した。
に、固定子鉄心の内側にスロットを形成し、外周側に沿
って開口した外側巻線溝部と内周側に沿って1スロット
ずらして開口した内側巻線溝部とを設け、各々の溝部に
インシュレータを設け、その上部の軸方向に外側巻線相
と内側巻線相の相間絶縁のためのセパレータを突出し、
固定子巻線を巻装してなる電動機において、前記セパレ
ータの形状を、上向きに凸形の略半円形を2個隣接し結
合した曲面としてなるか、固定子鉄心と上向きに凸形の
略半円形を2個隣接し結合した曲面としてなる形状のセ
パレータとを一体樹脂成型してなるか、セパレータの形
状を略三角形を2個隣接し結合した曲面としてなるよう
に構成した。
【0005】
【作用】上記の構成によれば、セパレータの形状を、上
向きに凸形の略半円形を2個隣接し結合した曲面として
なるか、固定子鉄心と上向きに凸形の略半円形を2個隣
接し結合した曲面としてなる形状のセパレータとを一体
樹脂成型してなるか、セパレータの形状を略三角形を2
個隣接し結合した曲面としてなるように構成したので、
セパレータの両端およびセパレータの中央部に角がなく
なり、このため外側巻線相の巻装時に巻線のセパレータ
への引っ掛かりがなくなる。
向きに凸形の略半円形を2個隣接し結合した曲面として
なるか、固定子鉄心と上向きに凸形の略半円形を2個隣
接し結合した曲面としてなる形状のセパレータとを一体
樹脂成型してなるか、セパレータの形状を略三角形を2
個隣接し結合した曲面としてなるように構成したので、
セパレータの両端およびセパレータの中央部に角がなく
なり、このため外側巻線相の巻装時に巻線のセパレータ
への引っ掛かりがなくなる。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を添付図面を参照して詳細に
説明する。図1は本発明の形状のセパレータA2を設け
たインシュレータ5を固定子鉄心1に装着した斜視図
で、固定子鉄心1の継鉄部から突出した歯部により外周
側に沿って開口した外側巻線溝部3と内周側に沿って1
スロットずらして開口した内側巻線溝部4とを設け、各
々の溝部に巻線と固定子鉄心1とを絶縁するためのイン
シュレータ5を設けて、前記インシュレータの上部の軸
方向に外側巻線相と内側巻線相の相間絶縁のためのセパ
レータA2を突出し、前記セパレータの形状を、上向き
に凸形の略半円形を2個隣接し結合した曲面としてなる
ようにし、前記セパレータを外側巻線溝部3と内側巻線
溝部4の境界部で外側巻線の巻装箇所と隣接した箇所に
各外側巻線の個数に対応して樹脂成型してなるように構
成した。また、固定子鉄心と、上向きに凸形の略半円形
を2個隣接し結合した曲面としてなる形状のセパレータ
を設けたインシュレータとを一体樹脂成型してなるよう
し、固定子巻線を巻装して電動機を構成してもよい。図
2は図1のAーA’における断面図で、各々の巻線溝部
に巻線を巻装したときに固定子鉄心1と巻線との絶縁の
ため、外側巻線溝部および内側巻線溝部の軸方向に沿っ
てインシュレータを延伸し、各々装着または一体樹脂成
型して構成している。図3は本発明の他の形状のセパレ
ータB6を設けたインシュレータ5を固定子鉄心に装着
した斜視図で、セパレータB6の形状を略三角形を2個
隣接し結合した曲面としてなるようにし、前記セパレー
タB6を外側巻線溝部3と内側巻線溝部4の境界部で外
側巻線の巻装箇所と隣接した箇所に各外側巻線の個数に
対応して樹脂成型してなるように構成している。
説明する。図1は本発明の形状のセパレータA2を設け
たインシュレータ5を固定子鉄心1に装着した斜視図
で、固定子鉄心1の継鉄部から突出した歯部により外周
側に沿って開口した外側巻線溝部3と内周側に沿って1
スロットずらして開口した内側巻線溝部4とを設け、各
々の溝部に巻線と固定子鉄心1とを絶縁するためのイン
シュレータ5を設けて、前記インシュレータの上部の軸
方向に外側巻線相と内側巻線相の相間絶縁のためのセパ
レータA2を突出し、前記セパレータの形状を、上向き
に凸形の略半円形を2個隣接し結合した曲面としてなる
ようにし、前記セパレータを外側巻線溝部3と内側巻線
溝部4の境界部で外側巻線の巻装箇所と隣接した箇所に
各外側巻線の個数に対応して樹脂成型してなるように構
成した。また、固定子鉄心と、上向きに凸形の略半円形
を2個隣接し結合した曲面としてなる形状のセパレータ
を設けたインシュレータとを一体樹脂成型してなるよう
し、固定子巻線を巻装して電動機を構成してもよい。図
2は図1のAーA’における断面図で、各々の巻線溝部
に巻線を巻装したときに固定子鉄心1と巻線との絶縁の
ため、外側巻線溝部および内側巻線溝部の軸方向に沿っ
てインシュレータを延伸し、各々装着または一体樹脂成
型して構成している。図3は本発明の他の形状のセパレ
ータB6を設けたインシュレータ5を固定子鉄心に装着
した斜視図で、セパレータB6の形状を略三角形を2個
隣接し結合した曲面としてなるようにし、前記セパレー
タB6を外側巻線溝部3と内側巻線溝部4の境界部で外
側巻線の巻装箇所と隣接した箇所に各外側巻線の個数に
対応して樹脂成型してなるように構成している。
【0007】以上のように固定子鉄心1に密接して固定
子巻線を巻装することにより、外側巻線相と内側巻線相
の相間絶縁をセパレータAまたはBにより行い、外側巻
線の巻装の際にセパレータAまたはBの両端および中央
部において、セパレータAまたはBと巻線との引っ掛か
りをなくし、巻装工程の効率を向上することができる。
子巻線を巻装することにより、外側巻線相と内側巻線相
の相間絶縁をセパレータAまたはBにより行い、外側巻
線の巻装の際にセパレータAまたはBの両端および中央
部において、セパレータAまたはBと巻線との引っ掛か
りをなくし、巻装工程の効率を向上することができる。
【0008】
【発明の効果】以上のように本発明においては、固定子
鉄心の内側にスロットを形成し、外周側に沿って開口し
た外側巻線溝部と内周側に沿って1スロットずらして開
口した内側巻線溝部とを設け、各々の溝部にインシュレ
ータを設け、その上部の軸方向に外側巻線相と内側巻線
相の相間絶縁のためのセパレータを突出し、固定子巻線
を巻装してなる電動機において、前記セパレータの形状
を、上向きに凸形の略半円形を2個隣接し結合した曲面
としてなるか、固定子鉄心と上向きに凸形の略半円形を
2個隣接し結合した曲面としてなる形状のセパレータと
を一体樹脂成型してなるか、セパレータの形状を略三角
形を2個隣接し結合した曲面としてなるように構成した
ことにより、固定子外側巻線の巻装の際にセパレータと
巻線との引っ掛かりをなくし、その結果として巻線の傷
つきがなくなり、断線不良の原因が低減され、電動機の
信頼性を向上させるとともに、巻装工程の効率を向上し
組立作業の改善を図ることができる。
鉄心の内側にスロットを形成し、外周側に沿って開口し
た外側巻線溝部と内周側に沿って1スロットずらして開
口した内側巻線溝部とを設け、各々の溝部にインシュレ
ータを設け、その上部の軸方向に外側巻線相と内側巻線
相の相間絶縁のためのセパレータを突出し、固定子巻線
を巻装してなる電動機において、前記セパレータの形状
を、上向きに凸形の略半円形を2個隣接し結合した曲面
としてなるか、固定子鉄心と上向きに凸形の略半円形を
2個隣接し結合した曲面としてなる形状のセパレータと
を一体樹脂成型してなるか、セパレータの形状を略三角
形を2個隣接し結合した曲面としてなるように構成した
ことにより、固定子外側巻線の巻装の際にセパレータと
巻線との引っ掛かりをなくし、その結果として巻線の傷
つきがなくなり、断線不良の原因が低減され、電動機の
信頼性を向上させるとともに、巻装工程の効率を向上し
組立作業の改善を図ることができる。
【図1】本発明の形状のセパレータを設けたインシュレ
ータを固定子鉄心に装着した一実施例を示す斜視図であ
る。
ータを固定子鉄心に装着した一実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の一実施例を示す前記図1のAーA’面
の断面図である。
の断面図である。
【図3】本発明の形状のセパレータを設けたインシュレ
ータを固定子鉄心に装着した他の実施例を示す斜視図で
ある。
ータを固定子鉄心に装着した他の実施例を示す斜視図で
ある。
【図4】従来の形状のセパレータを有するインシュレー
タを固定子鉄心に装着した斜視図である。
タを固定子鉄心に装着した斜視図である。
1 固定子鉄心
2 セパレータA
3 外側巻線溝部
4 内側巻線溝部
5 インシュレータ
6 セパレータB
7 セパレータZ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 河合 裕司
川崎市高津区末長1116番地 株式会社富
士通ゼネラル内
(72)発明者 成田 憲治
川崎市高津区末長1116番地 株式会社富
士通ゼネラル内
(56)参考文献 特開 平7−231593(JP,A)
特開 平4−49827(JP,A)
実開 平3−26254(JP,U)
実開 昭63−58859(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H02K 3/34
H02K 15/10
Claims (3)
- 【請求項1】 固定子鉄心の内側にスロットを形成し、
外周側に沿って開口した外側巻線溝部と内周側に沿って
1スロットずらして開口した内側巻線溝部とを設け、各
々の溝部にインシュレータを設け、その上部の軸方向に
外側巻線相と内側巻線相の相間絶縁のためのセパレータ
を突出し、固定子巻線を巻装してなる電動機において、
前記セパレータの形状を、上向きに凸形の略半円形を2
個隣接し結合した曲面としてなることを特徴とする電動
機。 - 【請求項2】 固定子鉄心と、上向きに凸形の略半円形
を2個隣接し結合した曲面としてなる形状のセパレータ
を設けたインシュレータとを一体樹脂成型してなること
を特徴とする請求項1記載の電動機。 - 【請求項3】 セパレータの形状を、略三角形を2個隣
接し結合した曲面としてなる請求項1または、請求項2
記載の電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32061893A JP3409903B2 (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32061893A JP3409903B2 (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 電動機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07177692A JPH07177692A (ja) | 1995-07-14 |
JP3409903B2 true JP3409903B2 (ja) | 2003-05-26 |
Family
ID=18123425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32061893A Expired - Fee Related JP3409903B2 (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3409903B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4592143B2 (ja) * | 2000-04-06 | 2010-12-01 | パナソニック株式会社 | 圧縮機および電動機 |
-
1993
- 1993-12-20 JP JP32061893A patent/JP3409903B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07177692A (ja) | 1995-07-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7049725B2 (en) | Dynamoelectric machine stator and method for mounting prewound coils thereunto | |
JPH1118331A (ja) | モータの固定子 | |
CN103427525B (zh) | 与定子组件一起使用的绝缘构件以及组装该定子组件的方法 | |
JP2002171704A (ja) | 突極集中巻線電動機 | |
JP3099001B1 (ja) | 電動機の固定子及びその製造方法 | |
JPH1127886A (ja) | 回転電機の固定子 | |
JP7362794B2 (ja) | モータのステータ、及びモータ | |
JP3409903B2 (ja) | 電動機 | |
US4594523A (en) | Armature winding of a split stator for a rotary electric machine | |
JPH09322439A (ja) | 回転電機の固定子およびその製造方法 | |
JP2908655B2 (ja) | 回転電機の固定子 | |
JPH0744810B2 (ja) | スロット形電機子 | |
JP2000224791A (ja) | 電動機の固定子 | |
JPH10174337A (ja) | 電動機の固定子 | |
US3664017A (en) | Method of fastening coil leads | |
JP3039748B2 (ja) | 電動機 | |
JP2002354718A (ja) | 電動機の固定子 | |
JPH04317534A (ja) | ブラシレスモータ | |
JP7309296B2 (ja) | アウターロータ発電機の電機子絶縁物 | |
JPH0218697Y2 (ja) | ||
JPH0556589A (ja) | 電動機のステータ | |
JP2000333397A (ja) | 固定子 | |
JP2000060083A (ja) | 低圧誘導モータ | |
JPS59127564A (ja) | 電動機 | |
JPS5845480Y2 (ja) | 絶縁物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |