JP2587427B2 - 電動機ステータのコイルエンドレーシング方法 - Google Patents

電動機ステータのコイルエンドレーシング方法

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JP2587427B2
JP2587427B2 JP62226323A JP22632387A JP2587427B2 JP 2587427 B2 JP2587427 B2 JP 2587427B2 JP 62226323 A JP62226323 A JP 62226323A JP 22632387 A JP22632387 A JP 22632387A JP 2587427 B2 JP2587427 B2 JP 2587427B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電動機ステータのコイルレーシング方法に
係り、特にレーシングニードルによるコイルの損傷発生
防止に好適な電動機ステータのコイルレーシング方法に
関する。
〔従来の技術〕
コイルエンドのレーシングは、特公昭60−23581号に
示されるように、レーシングニードルを各スロット間の
コイルの立上り部の隙間を通し、等間隔で編み上げて行
く。しかしながら等間隔でレーシングを行った場合、全
スロットを行うと、コイルが密でコイル隙間の小さな部
分はニードルによってコイルをキズつけたり、1スロッ
ト飛びのように荒くレーシングを行うと、コイルエンド
にたるみが出る等の問題があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来、コイルエンドのレーシングは、第3図に示すよ
うにレーシングの機構も単純にするため等間隔に行われ
ており、コイルの緊縛度をあげるためには、全スロッ
ト、レーシングスピードをあげ、また、コイルの密な部
分を避けるためには1スロット飛ばし等で行っていた。
しかしながら、全スロットで行うと、レーシングニード
ルの通るコイルの立上り部は、密な部分もあるため、コ
イルの絶縁皮膜にニードルで損傷を与えたり、1スロッ
ト飛びのように荒くして、コイルの密な部分のレーシン
グを飛ばすと、コイル跨り部の緊縛度が低下し、コイル
がたれてコア間との耐圧が問題となったりした。
本発明の目的は、コイルエンドレーシング構造に関
し、コイル絶縁皮膜に対してレーシングニードルで与え
る損傷を押え、更に、レーシングの緊縛度を高くするこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、ステータコイルエンドのレーシング間隔
を、ステータコイルエンドの立上り部分でのコイルのボ
リユームに応じて変化させ、コイルが密に挿入されてい
るコアから立上ったコイルボリユームが大きい跨り部分
では、スロツトを飛ばして巻く荒巻部としてレーシング
を行ない、前記コイルボリユームが大きいコイルの跨り
部分以外の跨り部分では、各スロット毎に巻く密巻部と
してレーシングを行なうことにより達成される。
〔作用〕
コイルエンドのレーシングは、コイルエンドを圧縮成
形し、ある一定の寸法を確保し、さらに、コイルを緊縛
することにより、電動機運転中のコイル電磁振動を抑制
し、絶縁破壊寿命を向上させることが主目的となる。ま
た、コイルの振動は、電動機鉄心からの距離が長くなる
ほど、振幅が大きくなるため、コイルの跨り部は、緊縛
する必要がある。またコイルの立上り部は鉄心との距離
が短かく、コイル絶縁が損傷していると、レヤーショー
トを生じ易くなる。
本発明では、コイルのスロットからの立上り部で、コ
イル量が多く、レーシングニードルが通過するすき間が
少なくなっている部分では、スロットを飛ばして巻く荒
巻部となっているので、コイルの損傷が抑えられ、コイ
ル量が少なくて、コイルがステータ鉄心部にたれ下がり
易い部分では、各スロット毎に巻く密巻部となって、十
分な緊縛が与えられるようにできるため、品質の向上が
図れる。
〔実施例〕
本発明の実施例を以下図により説明する。第1図は、
20スロットの単相2極モートルの例である。コイルは、
主巻線、補助巻線よりなり、始動特性を改善するため、
コイル配置は1スロットずらしている。コア4のスロッ
ト5に、コイル1,2を挿入してなるコイルエンドのレー
シング部を6に示す。コイルの立上り部は(コイルスロ
ット内挿入部)は3の○印を示す。また、一般に同心巻
コイルは、起磁力波形を正弦波分布に近づけるため、跨
りの最大コイルから順にコイル巻線を減らす。従って、
図中において、,,,の各コイル間が
コイル体積が大きく、コアとコイル間のレーシングニー
ドルを通すスペースが狭く、レーシング時に、コイル皮
膜に損傷を与え易くなる。また、外径側コイルの跨り部
,のスロット間は、コイルの垂れ、乱れ等が出
やすくなる。一般に、コイルの垂れ、乱れ等を抑えるた
めには、第3図に示すように、全スロットレーシングす
るのが効果的である。前述の、レーシングニードルによ
るコイル皮膜損傷を低減するための本発明が第1図、第
2図に示す構造である。
第2図は、外径側コイルを平面的に展開した図で、ス
ロット立上部のコイルボリュームの大きな,間
のレーシングを飛ばした状態を示す。
すなわち、図からも明らかなように、コイル1,2が密
に挿入されているコイルのコアから立上がるスロット5
間のレーシング6は少なくとも1スロットおきの様に荒
く巻く荒巻部Aとし、また、その他のコイルの跨り部分
は全スロット5間を密に巻く密巻部Bとしてレーシング
6を行ったものであり、さらに詳しく説明すると、外周
配置コイルの最大跨りコイル挿入スロット(図中、
,,)と、2番目の跨りコイル挿入スロット(図
中,,,)間のレーシングを1スロット毎に飛
ばし荒巻部Aとしたものである。
〔発明の効果〕
本発明によれば、コイルエンドレーシング時のコイル
皮膜に与える損傷を低減し、かつ、コイルエンドの緊縛
度は高くできるので、電動機の絶縁信頼性を高める効果
がある。また、レーシングを各スロット毎に密に行った
場合より、飛びスロットがあるため、レーシング時間の
短縮が計れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す平面図、第2図は、
第1図のコイルの測面展開図、第3図は、従来方式の平
面図である。 1……外径側コイル、2……内径側コイル、3……コイ
ル挿入部、4……電動機鉄心、5……スロット、6……
レーシング、A……荒巻部、B……密巻部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステータコイルエンドにレーシングを有す
    る電動機のコイルエンドレーシング方法において、 前記レーシングの間隔を、前記ステータコイルエンドの
    コイルのボリユームに応じて変化させ、 コイルが密に挿入されているコアから立上ったコイルボ
    リユームが大きい跨り部分では、スロツトを飛ばして巻
    く荒巻部としてレーシングを行ない、前記コイルボリユ
    ームが大きいコイルの跨り部分以外の跨り部分では、各
    スロット毎に巻く密巻部としてレーシングを行なうよう
    にしたことを特徴とする電動機ステータのコイルエンド
    レーシング方法。
JP62226323A 1987-09-11 1987-09-11 電動機ステータのコイルエンドレーシング方法 Expired - Fee Related JP2587427B2 (ja)

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