JPH0521944Y2 - - Google Patents

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JPH0521944Y2
JPH0521944Y2 JP7381186U JP7381186U JPH0521944Y2 JP H0521944 Y2 JPH0521944 Y2 JP H0521944Y2 JP 7381186 U JP7381186 U JP 7381186U JP 7381186 U JP7381186 U JP 7381186U JP H0521944 Y2 JPH0521944 Y2 JP H0521944Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の属する技術分野] 本件の考案は、漏電リレー等の漏電検知器にお
いて、漏電動作表示に発光ダイオードを用いた漏
電動作表示回路に関する。
[従来技術とその問題点] 従来、この種の漏電リレーの漏電検知器の回路
図は、第1図に示すようなものであり、その動作
は次のように行なわれていた。
すなわち、電源側端子1,1′には通常
AC100V商用電圧が接続され、負荷側端子2,
2′には負荷電線及び負荷機器が接続されている。
ここで主回路接点3,3′はb接点となつており、
通常リレーコイル13に動作電圧がかかつていな
い時は閉じており、負荷側端子2,2′には電源
側端子電圧がそのまま出力される。今ここで仮
に、何らかの要因で負荷側端子2,2′に接続さ
れた負荷電線又は負荷機器に漏電が生じ、端子1
から端子2に流れる電流Iと端子1′から端子
2′に流れる電流I′に差が生じると、その差分電
流により零相変流器4の2次巻線端子5,5′に
微小電圧が発生し、その微小電圧を増幅器7によ
り増幅してリレーコイル13に直列に入つたサイ
リスタ10のゲート9に与えてサイリスタ10を
ONさせることにより19,20間の電圧をほぼ
零電位とし、リレーコイル13に整流器17及び
電圧降下抵抗15、平滑コンデンサ14等よりな
る電源回路の出力電圧のほとんどが加わり、リレ
ーが動作して主回路接点3,3′が開き、電源側
端子1,1′と負荷側端子2,2′の間を電気的に
切り離すようになつている。
なお、この時11は発光ダイオードであり、前
述のリレーコイル13が動作した時には、リレー
コイル13、発光ダイオード11、サイリスタ1
0の直列回路を、リレーコイル13のコイル電流
がそのまま流れ、発光ダイオードが点灯して、漏
電によりリレーが動作し主接点3,3′が開いて
いることを表示して、目視によりリレーの主回路
の接点の開閉状態が確認できるようになつてい
る。
第2図は第1図の回路を用いた漏電リレーの一
般的な外観図で、外部をモールド成形したケース
22で覆われており、21は前述の発光ダイオー
ド11の点灯表示窓である。
しかるに、第1図のような回路では、リレーコ
イル13と発光ダイオード11とサイリスタ10
は直列に接続され、リレーコイル13の動作電流
が発光ダイオード11とサイリスタ10を通り抜
けるような構成になつているため、まず第1に、
比較的小さな数mA程度の電流で充分点灯する発
光ダイオード11に数十mA程度のリレーコイル
13の大きな動作電流を流さざるを得ず、発光ダ
イオード11の通電電流に余裕がなくなり、発光
ダイオード11が切れ易い。次に発光ダイオード
11が、前述の理由もしくはその他の機械的理由
により破損して電気的な接続が切れた場合、せつ
かくサイリスタ10がONして閉じているにもか
かわらず、リレーコイル13、発光ダイオード1
1、サイリスタ10の直列回路を発光ダイオード
11が切り離すことになつて、漏電が生じていて
も、リレーコイル13に充分な電流が流れないか
ら、リレーコイル13が動作せず主回路接点3,
3′が開かない。
つまり発光ダイオード11の破損は、漏電リレ
ー全体の機能を壊してしまうという問題を生じ
る。
このような問題点を改善するために、第3図の
ような漏電検知器の回路が考えられる。この例で
は、前述の第1回のようにリレーコイル13と発
光ダイオード11及びサイリスタ10を直列に接
続せず、発光ダイオード24と電流制限用高抵抗
25を電気的にリレーコイル13と並列に入れる
ことで、サイリスタ10がONとなつてリレーコ
イル13の両端の電圧がリレーの動作電圧となつ
た時、そのリレー動作電圧により電流制限用高抵
抗25が制限する数mAの電流を発光ダイオード
24に流すことで発光ダイオードの通電電流に余
裕を持たせ、しかも万一発光ダイオードが破損し
た場合もリレーコイル13は発光ダイオード24
と並列に入つているからリレーの動作には影響を
与えないという工夫が施してある。
しかるに、この第3図の回路では23に示すダ
イオードが特別に必要であり、ダイオード23が
ない場合は、第4図の如く零相変流器4が漏電を
検出していない状態でサイリスタ10がOFFと
なつている時、増幅器7に供給されている電流2
6はリレーコイル13と発光ダイオード24にあ
ん分電流27,28となつて流れ、あん分電流2
7によりリレーコイル13が動作していない状態
でも発光ダイオード24が点灯してしまうという
不都合が生じる。ゆえに、第4図の回路では、漏
電が検出されずサイリスタ10がOFFの状態で
は、発光ダイオード24に電流が流れることを阻
止する第3図のダイオード23が必要となり、部
品点数が増してコストが高くなる。
なお、第1図、第3図の回路においても漏電が
生じず、よつてサイリスタ10がOFFの状態で
も、増幅器7に流れる電流はリレーコイル13を
通過するが、その電流値はリレーコイル13を動
作させるには小さすぎて、ゆえに漏電を検出して
いない時、リレーは動作せず、主回路接点3,
3′は閉じたままとなつていることを補足して説
明しておく。
[考案の目的] そこで本件の考案は、発光ダイオードは充分余
裕のある小さな電流で動作させて、自らの通電電
流で切れることなく、且つ万一、発光ダイオード
が破損して切れた場合でもリレーコイルの動作に
は影響を与えず、しかもダイオード等の高価な部
品を追加しなくても良い簡素な構成の漏電検知器
の漏電表示回路を提供することを目的としてい
る。
[考案の説明] 以下に本考案の実施例を図面により具体的に説
明する。第5図は本件の考案による漏電表示回路
を用いた漏電検知器の全体の回路例であり、より
分り易く必要部分を抜きだして示したのが第6図
である。ここで、発光ダイオード29と低抵抗3
0は並列に接続されて第1の回路32を構成し、
その第1の回路の発光ダイオード29の陽極端3
4に高抵抗31を直列に接続して第2の回路33
を構成し、更に第2の回路33は、リレーコイル
13と直列に接続された電圧降下抵抗15に、発
光ダイオード29の電圧・電流の順方向36がリ
レーコイル13の電圧降下方向37と同一となる
ように並列に接続され、増幅器7の電源電圧はサ
イリスタ10の陰極端35と発光ダイオードの陽
極端34から供給されている。
次に、第6図に示した回路の動作を説明すれ
ば、零相変流器4が漏電電流を検出していない時
は、サイリスタ10のゲート9には電圧は印加さ
れずサイリスタ10はOFFとなつているから、
増幅器7への電流の供給は電圧降下抵抗15、リ
レーコイル13、低抵抗30の第1の通路、及び
高抵抗31の第2の通路から供給される。この時
発光ダイオード29と並列に接続されている低抵
抗30の電圧降下方向38は、発光ダイオード2
9の電圧の順方向36と逆向きとなるから発光ダ
イオード29には電流は流れず点灯することはな
い。しかも、増幅器7はインピーダンスが高いた
め消費する電流はごくわずかであるからリレーコ
イル13に流れる電流は小さく、リレーは動作し
ない。
逆に零相変流器4が漏電電流を検出した時は、
サイリスタ10のゲート9に電圧が印加されてサ
イリスタ10がONとなつて抵抗がなくなるか
ら、リレーコイル13を流れる電流は増幅器7へ
流れなくなりサイリスタを素通りするため電流値
もリレー動作電流を超えるまで充分大きくなつて
リレーが動作し主接点3,3′を開く。
一方、サイリスタ10の陽極端39の電位がほ
とんど零ボルトに下がることで、発光ダイオード
29には高抵抗31から発光ダイオード29に向
かつて電流が流れ込み発光ダイオード29が点灯
して、発光ダイオード29の抵抗がほとんど零に
近くなるから低抵抗30には電流が流れず、発光
ダイオード29に流れる電流値は高抵抗31によ
り決められる。又、増幅器7にはサイリスタ10
の陰極端35と発光ダイオード29の陽極端34
の間の電圧が供給されているが、サイリスタ、発
光ダイオード共ON状態では両端の電圧はほとん
ど零ボルトに近く、増幅器7を動作させる電圧に
達しないため増幅器7には電流が流れなくなる。
[効果] 以上のように構成された漏電検知器の漏電表示
回路は、リレーコイル13と発光ダイオード29
に流れる電流の通路は独立しているから、仮に発
光ダイオード29が何らかの原因で破損して切れ
るようなことがあつてもリレーコイル13に流れ
る電流には影響を与えず、しかも、発光ダイオー
ド29に流れる電流はリレーコイル13の通電電
流とは無関係に高抵抗31によつて任意に設定で
き、発光ダイオードも必要最低限の電流で充分余
裕を持つた使い方が出来るから、漏電リレー全体
としての信頼性を大幅に向上できる。その上、第
3図に示した回路のように余分なダイオード23
を必要とせず、追加する部分はダイオードに比べ
て一般的にはるかに安価な低抵抗30のみで良い
から全体のコストも安く押さえられるという効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図……従来の漏電リレーの漏電検知器回路
図、第2図……漏電リレーの外観図、第3図……
従来の漏電リレーの漏電検知器の漏電表示回路を
改善した従来例の回路図、第4図……第3図でダ
イオード23を省略した場合の動作説明図、第5
図……本件の考案による漏電表示回路を用いた漏
電リレーの漏電検知器回路図、第6図……第5図
の回路図で必要な部分のみを抜きだした説明図。 1,1′……電源側端子、2,2′……負荷側端
子、3,3′……主回路接点、4……零相変流器、
5,5′……零相変流器2次巻線端子、6,6′…
…増幅器入力端子、7……増幅器、8……増幅器
出力端子、9……サイリスタゲート、10……サ
イリスタ、11……発光ダイオード、13……リ
レーコイル、14……平滑コンデンサ、15……
電圧降下抵抗、17……整流器、21……発光ダ
イオード点灯表示窓、22……ケース、23……
ダイオード、24……発光ダイオード、25……
抵抗、27……あん分電流、28……あん分電
流、29……発光ダイオード、30……低抵抗、
31……高抵抗、32……第1の回路、33……
第2の回路、34……発光ダイオードの陽極端、
35……サイリスタの陰極端、36……発光ダイ
オードの電圧・電流の順方向、37……リレーコ
イルの電圧降下方向、38……低抵抗の電圧降下
方向。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) サイリスタとリレーコイルを直列接続し、リ
    レーコイル側の端部に直流の高電位を、サイリ
    スタ側の端部に低電位の電圧を供給し、その電
    位差をほぼリレーコイルの動作電圧とした回路
    のサイリスタのゲートへ、零相変流器の出力を
    増幅器で増幅した電圧を加えて、サイリスタが
    ONした時、リレーコイルにコイル動作電圧が
    加わり、リレーが動作してリレー主接点が開動
    作するようにした漏電検知器において、発光ダ
    イオードと低抵抗を並列接続した第1の回路
    の、発光ダイオードの陽極端側に高抵抗を直列
    接続して第2の回路とし、リレーコイルの電圧
    降下方向が前記発光ダイオードの電圧・電流の
    順方向になるようリレーコイルに第2の回路を
    並列に接続して、サイリスタの陰極端と発光ダ
    イオードの陽極端から増幅器の電源電圧を供給
    したことを特徴とする漏電検知器の漏電表示回
    路。 (2) 上記漏電検知器の電源電圧の供給は、商用
    AC100Vから変圧器を介さず直接整流して整流
    後の電圧を電圧降下抵抗にて必要な電圧に降下
    させる方式を用いた時、前記第2の回路は電圧
    降下抵抗とリレーコイルの直列回路に並列に接
    続されたことを特徴とする、実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の漏電検知器の漏電表示回
    路。
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