JPH038036Y2 - - Google Patents

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JPH038036Y2
JPH038036Y2 JP4115584U JP4115584U JPH038036Y2 JP H038036 Y2 JPH038036 Y2 JP H038036Y2 JP 4115584 U JP4115584 U JP 4115584U JP 4115584 U JP4115584 U JP 4115584U JP H038036 Y2 JPH038036 Y2 JP H038036Y2
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thyristor
main circuit
relay coil
circuit
earth leakage
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【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 この考案は漏電遮断器に関し、特に、主電路に
流れる漏電電流を零相変流器により検出し、漏電
信号が増幅回路を介してサイリスタのゲートに印
加され、このサイリスタのターンオンにより引き
外し用電磁石を作動させて、開閉部を引き外し、
主電路を開路するような漏電遮断器の改良に関す
る。
従来技術の説明 第1図は従来の漏電遮断器の電気的構成を示す
図である。第1図において、電源側主電路1と負
荷側主電路3との間には、漏電遮断器の開閉部2
が接続され、負荷側主電路3には零相変流器4が
介挿される。零相変流器4は負荷側主電路3に不
平衡電流が生じた場合に、その2次巻線4aに電
圧を誘起するものであつて、この誘起された2次
出力電圧は増幅器5に与えられる。増幅器5は2
次出力電圧を増幅し、サイリスタ6のゲートに与
える。また、負荷側主電路3は整流素子8に接続
される。整流素子8は負荷側主電路3から供給さ
れた制御用の交流電源を直流に変換するものであ
る。整流素子8の正極側出力は引き外し用電磁石
7を介してサイリスタ6のアノードと増幅器5と
に与えられる。引き外し用電磁石7は漏電遮断器
の開閉部2を開路するものである。
次に、第1図の動作について説明する。今、漏
電遮断器の開閉部2が閉路状態にあり、零相変流
器4が負荷側主電路3に不平衡電流の流れたこと
を検出すると、その2次巻線4aに2次出力電圧
を誘起する。この電圧は増幅回路5によつて増幅
され、漏電電流が設定値以上に達すると、サイリ
スタ6のゲートに出力信号が与えられる。応じ
て、サイリスタ6がターンオフし、引き外し用電
磁石7が励磁されて開閉部2は開路し、負荷側主
電路3を電源側主電路1から切り離す。
上述のごとく、従来の漏電遮断器におて、サイ
リスタ6を制御回路に設けた場合、漏電遮断器で
は必ず電源側主電路1を主電路の電源として、漏
電遮断動作後は負荷側主電路3から供給される制
御電源が開路されるように配慮されねばならなか
つた。
すなわち、第1図のように構成された従来の漏
電遮断器では、電源側主電路1を電源に接続し、
負荷側主電路3を負荷に接続して使用するように
限定されており、仮に負荷側主電路3を電源に接
続しかつ電源側主電路1を負荷に接続するような
逆接続を行なつた場合には、一旦漏電遮断動作が
行なわれると、サイリスタ6は開閉部2で漏電電
流が遮断された後も自己保持してしまう。このた
め、引き外し用電磁石7を動作状態に保持し、開
閉部2を再度閉路することができないという欠点
があつた。また、引き外し用電磁石7は、通常遮
断動作の間のみ励磁されることにより、短時間の
使用に耐えられるように小型に設計されているた
め、逆接続の場合には、負荷側主電路3から引き
外し用電磁石7に連続的に制御電源が印加されて
しまい、コイルが焼損に至るという欠点があつ
た。
考案の目的 それゆえに、この考案の主たる目的は、上述の
欠点を解消し得て、漏電検出制御回路の制御用電
源が電源側主電路あるいは負荷側主電路のいずれ
から供給されてもサイリスタを含む制御回路が支
障なく動作し得るように改善された漏電遮断器を
提供することである。
考案の構成 この考案を要約すれば、主電路に流れる漏電電
流を零相変流器により検出し、漏電電流が増幅回
路を介してサイリスタのゲートに印加され、サイ
リスタのターンオンにより引き外し用電磁石が作
動して開閉部を引き外し、それによつて主電路を
開路するように構成された漏電遮断器において、
主電路に制御用直流電源を接続し、この直流電源
から引き外し用電磁石を介して増幅回路に直流電
圧を供給し、直流電源の正極と負極との間にリレ
ーコイルとサイリスタとを直列的に接続しかつリ
レーコイルとサイリスタに対して並列にリレー接
点を接続し、リレーコイルに対して並列にコンデ
ンサの一端を正極に接続しかつ他端をリレーコイ
ルとサイリスタのアノードとの間に接続するよう
に構成した漏電遮断器である。
この考案の上述の目的およびその他の目的と特
徴は以下に図面を参照して行なう詳細な説明から
一層明らかとなろう。
実施例の説明 第2図はこの考案の一実施例の電気的構成を示
す図である。第2図において、前述の第1図と同
一部分には同一符号を用いて異なる構成部分につ
いてのみ説明する。負荷側主電路3に接続された
制御用電源は整流素子8を介して直流に変換され
る。変換された制御用直流電源は、引き外し用電
磁石7を介して増幅回路5の電源として供給され
る。なお、引き外し用電磁石7は整流素子8の交
流入力側に接続してもよい。増幅回路5に供給さ
れる制御用直流電源の正極と負極との間には、リ
レーコイル10とサイリスタ6とが直列接続さ
れ、リレーコイル10とサイリスタ6に対して並
列的にリレー接点10aが接続される。リレーコ
イル10には、コンデンサ9の一端がその正極に
接続され、その他端がリレーコイル10とサイリ
スタ6のアノードとの間に接続され、サイリスタ
6のゲートには増幅回路5の出力が接続されてい
る。
第3図は第2図の各部の波形図である。次に、
第3図を参照して第2図に示す漏電遮断器の動作
について説明する。電源側主電路1を電源に接続
しかつ負荷側主電路3を負荷に接続した場合に
は、引き外し回路の電圧が開閉部2の開路により
オフとなり、サイリスタ6もターンオフとなつ
て、次の投入動作に何ら支障を来たさない。逆
に、負荷側主電路3に電源を接続し、かつ電源側
主電路1に負荷を接続して、開閉部2の開路に際
して引き外し回路に電圧が印加されるいわゆる逆
接続した場合について説明する。
開閉部2が閉路されていて、漏電状態が生じる
と、零相変流器4が漏電電流を検出し、その出力
が増幅回路5に印加される。そして、漏電電流が
第3図aに示す設定電流値a点以上に達すると、
第3図bに示すごとく、出力信号bがサイリスタ
6のゲートに与えられる。すると、サイリスタ6
がターンオンし、コンデンサ9およびリレーコイ
ル10の並列回路を介して引き外し用電磁石7に
電流が流れる。コンデンサ9の端子電圧は、第3
図cに示すごとく、c点より急速に上昇し、リレ
ーコイル10の動作電圧d点に到達すると、リレ
ーコイル10とサイリスタ6との直列接続回路に
対して並列的に接続されたリレー接点10aが閉
じられるため、コンデンサ9とリレー10とから
なる並列回路からサイリスタ6を介して負極に流
れていた電流は、リレー接点10aに流れるよう
になる。
このとき、サイリスタ6のアノードとカソード
間の電圧は第3図dに示すごとく、サイリスタ6
がオンしているときの順方向の電圧降下よりコン
デンサ9の正極側がサイリスタ6のカソードに接
続されたことになる。このため、サイリスタ6の
アノードには、負の電圧が印加され、第3図eに
示すように、サイリスタ電流が0とり、サイリス
タ6はターンオフされる。コンデンサ9の電荷は
リレーコイル10を介して放電され、第3図cに
示すe点に低下したとき、リレー接点10aは解
放され、再びコンデンサ9とリレーコイル10と
の並列回路からサイリスタ6を介して引き外し用
電磁石7に電流が流れる。このため、コンデンサ
9の電圧は第3図cに示すe点からf点に上昇
し、リレーコイル10を動作させ、リレー接点1
0aに転流してサイリスタ6をターンオフする。
したがつて、第3図gに示すように、引き外し
用電磁石7に流れる電流は、第3図eに示すサイ
リスタ電流と、第3図fに示すリレー接点10a
の電流の合成値となり、サイリスタ6がオン,オ
フを繰返すにもかかわらず、連続した電流とな
る。ここで、仮に漏電電流が第3図aのg点で遮
断されたとすると、サイリスタ6のゲート電圧は
第3図bに示すごとく徐々に減少して0となる。
その後、サイリスタ6のアノードに正の電圧が印
加されてもゲート入力はなくなり、第3図dのh
点の時点において引き外し用電磁石7に流れる電
流がなくなり、サイリスタ6はターンオフされた
状態に保持される。そして、次の投入動作に何ら
支障を生じないように動作する。
考案の効果 以上のように、この考案によれば、直流電源の
正極と負極との間にリレーコイルとサイリスタと
を直列的に接続しかつリレーコイルとサイリスタ
に対して並列的にリレー接点を接続し、リレーコ
イルに対して並列的にコンデンサの一端をその正
極に接続しかつ他端をリレーコイルとサイリスタ
のアノードとの間に接続するようにしたので、サ
イリスタとリレー接点とを交互に閉じるように制
御することにより、引き外し用電磁石を連続的に
励磁して引き外し動作を行なうため、引き外し回
路に電圧を印加した状態でも漏電電流がなくなれ
ばサイリスタをターンオフして、次の操作に何ら
支障を及ぼさない。したがつて、主電源から電源
を供給する逆接続の場合においても使用し得るの
で、取扱い上便利であり大きな実用的効果を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の漏電遮断器の電気的構成を示す
図である。第2図はこの考案の一実施例の電気的
構成を示す図である。第3図は第2図の各部の波
形図である。 図において、1は電源側主電路、2漏電遮断器
の開閉部、3は負荷側主電路、4は零相変流器、
5は増幅器、6はサイリスタ、7は引き外し用電
磁石、8は整流素子、9はコンデンサ、10はリ
レーコイル、10aはリレー接点を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 主電路に流れる漏電電流を零相変流器により検
    出し、漏電信号が増幅回路を介してサイリスタの
    ゲートに印加され、前記サイリスタのターンオン
    により引き外し用電磁石が作動して開閉部を引き
    外し、主電路を開路する漏電遮断器において、 前記主電路に接続される整流素子を含み、前記
    引き外し用電磁石を介して前記増幅回路に直接電
    圧を供給する直流電源、 前記直流電源の正極と負極との間に直列的に接
    続されるリレーコイルとサイリスタ、 前記リレーコイルとサイリスタとの直列回路に
    対して並列的に接続されるリレー接点、および その一端が前記リレーコイルの正極側に接続さ
    れかつその他端が前記リレーコイルと前記サイリ
    スタのアノード側に接続されるコンデンサを備え
    たことを特徴とする漏電遮断器。
JP4115584U 1984-03-21 1984-03-21 漏電遮断器 Granted JPS60153618U (ja)

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JP4115584U JPS60153618U (ja) 1984-03-21 1984-03-21 漏電遮断器

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JP4115584U JPS60153618U (ja) 1984-03-21 1984-03-21 漏電遮断器

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JPS60153618U JPS60153618U (ja) 1985-10-14
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