JPH0521839B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0521839B2 JPH0521839B2 JP61103672A JP10367286A JPH0521839B2 JP H0521839 B2 JPH0521839 B2 JP H0521839B2 JP 61103672 A JP61103672 A JP 61103672A JP 10367286 A JP10367286 A JP 10367286A JP H0521839 B2 JPH0521839 B2 JP H0521839B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder rod
- sliding tube
- cylinder
- tube
- lifting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 claims description 26
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 15
- 239000000463 material Substances 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 238000010422 painting Methods 0.000 description 2
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 2
- 238000009435 building construction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
- Types And Forms Of Lifts (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、昇降台を基台より上方に垂直方向に
上下動させて人員、資材等を高所に持ち上げるこ
とができる昇降装置に関し、特に、昇降機構を最
小限に縮小したときにおいて昇降台を更に地面に
近い位置にまで降下させることができ、単一の油
圧シリンダーで2つの作動をさせることができる
昇降装置に関するものである。
上下動させて人員、資材等を高所に持ち上げるこ
とができる昇降装置に関し、特に、昇降機構を最
小限に縮小したときにおいて昇降台を更に地面に
近い位置にまで降下させることができ、単一の油
圧シリンダーで2つの作動をさせることができる
昇降装置に関するものである。
高速道路、ビル建設等に高所における組立、塗
装、修理等の作業あるいはビル等の高所における
引つ越し作業においては、昇降台を上下に移動さ
せる昇降装置が多く用いられている。この昇降装
置の昇降台に作業員、資材等を載置し、上方に持
ち上げたり、あるいは高所にある不要な資材を積
み降ろしさせることにより、高所での前記作業を
させることが盛んになつている。
装、修理等の作業あるいはビル等の高所における
引つ越し作業においては、昇降台を上下に移動さ
せる昇降装置が多く用いられている。この昇降装
置の昇降台に作業員、資材等を載置し、上方に持
ち上げたり、あるいは高所にある不要な資材を積
み降ろしさせることにより、高所での前記作業を
させることが盛んになつている。
この昇降装置には各種の構造の相違するものが
それぞれ提供されている。例えば、それ自体が伸
縮できるとともに、地面に対して全体を上下に傾
動させることができるブームの先端にバケツトを
取り付けたブーム式昇降装置や、X字形に回動で
きるリンクを上下に積み上げたシザーズ式昇降装
置や、上下に伸縮する複数の梯子の上端にバケツ
トを設けたラダー式昇降装置などが盛んに用いら
れている。
それぞれ提供されている。例えば、それ自体が伸
縮できるとともに、地面に対して全体を上下に傾
動させることができるブームの先端にバケツトを
取り付けたブーム式昇降装置や、X字形に回動で
きるリンクを上下に積み上げたシザーズ式昇降装
置や、上下に伸縮する複数の梯子の上端にバケツ
トを設けたラダー式昇降装置などが盛んに用いら
れている。
このブーム式昇降装置では、構造が簡単な割に
はバケツトを高い位置に持ち上げることができ、
操作が容易である反面、ブームを斜めにした状態
でバケツトを上下動させなければならないため作
業範囲を広く必要とする欠点があつた。また、シ
ザース式式昇降装置ではシザーズを開閉動するこ
とにより、垂直上方に向けて昇降台を安定して持
ち上げることができるが、シザーズの構造上の高
さがあるため、地面より昇降台の上面にまでの距
離が高くなり作業員の乗り降りや資材の積み込
み、積み降ろしなどの作業が煩わしい欠点があつ
た。また、ラダー式昇降装置では構造が簡単であ
り、バケツトを上方に持ち上げることができるた
め、狭い地域での利用に極めて有効なものである
が、バケツトに乗り込むためには梯子を上らなけ
ればならず、作業員にとつては煩わしいものであ
つた。
はバケツトを高い位置に持ち上げることができ、
操作が容易である反面、ブームを斜めにした状態
でバケツトを上下動させなければならないため作
業範囲を広く必要とする欠点があつた。また、シ
ザース式式昇降装置ではシザーズを開閉動するこ
とにより、垂直上方に向けて昇降台を安定して持
ち上げることができるが、シザーズの構造上の高
さがあるため、地面より昇降台の上面にまでの距
離が高くなり作業員の乗り降りや資材の積み込
み、積み降ろしなどの作業が煩わしい欠点があつ
た。また、ラダー式昇降装置では構造が簡単であ
り、バケツトを上方に持ち上げることができるた
め、狭い地域での利用に極めて有効なものである
が、バケツトに乗り込むためには梯子を上らなけ
ればならず、作業員にとつては煩わしいものであ
つた。
このため、伸縮できるブーム体の両端のブーム
の下方に向けて開口したカバー体を固定してお
き、カバーの外側面の上下に摺動できる昇降台を
設けた新しい構造の昇降装置も提案されている
(本特許出願人が提出した昭和61年2月18日付の
特許出願)。この新しく提案された昇降装置では、
昇降台の動作はブーム体の伸びと昇降台自身がカ
バー体に対して摺動する2つの上下の動きがある
ため、昇降台の高さ位置を変動させることでブー
ム体を縮小させた場合における上段の高さよりも
更に低い位置に昇降台を加工させることができ、
作業員の乗り降りや、資材の積み込み、積み降ろ
しが容易な特徴がある。
の下方に向けて開口したカバー体を固定してお
き、カバーの外側面の上下に摺動できる昇降台を
設けた新しい構造の昇降装置も提案されている
(本特許出願人が提出した昭和61年2月18日付の
特許出願)。この新しく提案された昇降装置では、
昇降台の動作はブーム体の伸びと昇降台自身がカ
バー体に対して摺動する2つの上下の動きがある
ため、昇降台の高さ位置を変動させることでブー
ム体を縮小させた場合における上段の高さよりも
更に低い位置に昇降台を加工させることができ、
作業員の乗り降りや、資材の積み込み、積み降ろ
しが容易な特徴がある。
しかしながら、この新しく提案された昇降装置
ではブーム体を伸縮させるための油圧シリンダー
と、カバー体を摺動させるための油圧シリンダー
の2つの独立した伸縮機構を持たなければ作動し
ないものであつた。このため、油圧機構が複数必
要となるとともにそれらの配管や接続が煩雑にな
る欠点があり、制御上の問題や製作上の価格など
において極めて煩わしいものであつた。
ではブーム体を伸縮させるための油圧シリンダー
と、カバー体を摺動させるための油圧シリンダー
の2つの独立した伸縮機構を持たなければ作動し
ないものであつた。このため、油圧機構が複数必
要となるとともにそれらの配管や接続が煩雑にな
る欠点があり、制御上の問題や製作上の価格など
において極めて煩わしいものであつた。
本発明は上述の欠点に鑑み、やや平坦な基台
と、この基台の上面のやや中央に垂直に固定され
た内部中空の筒状をした支持体と、その内周を支
持体の外周とほぼ同一としてこの支持体の外側で
上下に移動できる摺動筒と、その内周を摺動筒の
外周とほぼ同一としてこの摺動筒の外側で上下に
移動できる昇降筒と、平坦な形状で、その中央に
摺動筒が出没できる大きさの開口を形成し、昇降
筒に固定されたプラツトフオームと、そのシリン
ダーロツドを支持体の内部空間に向けて摺動筒の
上部にその後部を固着させられた二段に伸縮でき
る油圧シリンダーと、油圧シリンダーの作動によ
つて最初に伸長の動作を行う第1のシリンダーロ
ツドと、第1のシリンダーロツドが伸長した後で
伸長の動作を行い、その先端が支持体の下部に接
触して摺動筒を持ち上げる第2のシリンダーロツ
ドと、第1のシリンダーロツドに軸支された引下
げ用のプーリーと、摺動筒の上部に軸支された反
転用のプーリーと、一端を摺動筒に連結されると
共に他端を昇降筒に連結され、引下げ用のプーリ
ーと反転用のプーリーにそれぞれ接触されてやや
N字形となるように巻き廻された連結帯とから構
成されたことを特徴とする昇降装置を提供するも
のである。
と、この基台の上面のやや中央に垂直に固定され
た内部中空の筒状をした支持体と、その内周を支
持体の外周とほぼ同一としてこの支持体の外側で
上下に移動できる摺動筒と、その内周を摺動筒の
外周とほぼ同一としてこの摺動筒の外側で上下に
移動できる昇降筒と、平坦な形状で、その中央に
摺動筒が出没できる大きさの開口を形成し、昇降
筒に固定されたプラツトフオームと、そのシリン
ダーロツドを支持体の内部空間に向けて摺動筒の
上部にその後部を固着させられた二段に伸縮でき
る油圧シリンダーと、油圧シリンダーの作動によ
つて最初に伸長の動作を行う第1のシリンダーロ
ツドと、第1のシリンダーロツドが伸長した後で
伸長の動作を行い、その先端が支持体の下部に接
触して摺動筒を持ち上げる第2のシリンダーロツ
ドと、第1のシリンダーロツドに軸支された引下
げ用のプーリーと、摺動筒の上部に軸支された反
転用のプーリーと、一端を摺動筒に連結されると
共に他端を昇降筒に連結され、引下げ用のプーリ
ーと反転用のプーリーにそれぞれ接触されてやや
N字形となるように巻き廻された連結帯とから構
成されたことを特徴とする昇降装置を提供するも
のである。
本発明では、支持体と摺動筒がテレスコピツク
状に組み立てられており、摺動筒が上下方向に伸
縮することで、摺動筒と昇降筒もテレスコピツク
状に組み立てられているため、昇降筒が摺動筒に
対して上下方向に伸縮することができるものであ
る。このように、伸縮機構が2段に伸縮できるよ
うに構成してあるため、それぞれを油圧シリンダ
ーで作動させなければならないが、摺動筒に固着
した油圧シリンダーでは二段にシリンダーロツド
が作動できるように構成してある。このため、先
ず第1のシリンダーロツドが伸長し、連結帯を引
き下げることになるため、昇降筒は摺動筒に対し
て上方に持ち上げ、第1のシリンダーロツドが全
伸長した後で第2のシリンダーロツドが伸長を開
始する。この第2のシリンダーロツドの下端が支
持体に接触して作動するため、摺動筒を支持体に
対して持ち上げることになる。このようにして、
二段に伸縮動作をする油圧シリンダーを用いたの
で、2つの部材をそれぞれ順番に持ち上げること
ができるので、2つの動作を1つの油圧シリンダ
ーで作動させることができ、構造が簡単になり製
作費も安価となるものである。
状に組み立てられており、摺動筒が上下方向に伸
縮することで、摺動筒と昇降筒もテレスコピツク
状に組み立てられているため、昇降筒が摺動筒に
対して上下方向に伸縮することができるものであ
る。このように、伸縮機構が2段に伸縮できるよ
うに構成してあるため、それぞれを油圧シリンダ
ーで作動させなければならないが、摺動筒に固着
した油圧シリンダーでは二段にシリンダーロツド
が作動できるように構成してある。このため、先
ず第1のシリンダーロツドが伸長し、連結帯を引
き下げることになるため、昇降筒は摺動筒に対し
て上方に持ち上げ、第1のシリンダーロツドが全
伸長した後で第2のシリンダーロツドが伸長を開
始する。この第2のシリンダーロツドの下端が支
持体に接触して作動するため、摺動筒を支持体に
対して持ち上げることになる。このようにして、
二段に伸縮動作をする油圧シリンダーを用いたの
で、2つの部材をそれぞれ順番に持ち上げること
ができるので、2つの動作を1つの油圧シリンダ
ーで作動させることができ、構造が簡単になり製
作費も安価となるものである。
以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。
る。
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図であ
り、第2図は同上の昇降機構を縮小し、昇降台を
最下位置まで下降させた状態を示す側面図、第3
図は平面図である。
り、第2図は同上の昇降機構を縮小し、昇降台を
最下位置まで下降させた状態を示す側面図、第3
図は平面図である。
先ず、基台となる車体1は平坦で正方形の形状
をしており、この車体1の四隅には車体1を水平
方向に移動させるための車輪2がそれぞれ軸支し
てある。この車体1の上面中央には、断面四角形
状のテレスコピツク状に組み合わされた複数のブ
ームが摺動して伸縮できる昇降機構3が垂直に固
定してあり、この昇降機構3は車体1の四隅から
それぞれ延長した三角形状をした補強板4によつ
て固定されている。そして昇降機構3の上端に
は、昇降台5がこの昇降機構3に対して上下に移
動できるように保持させてある。
をしており、この車体1の四隅には車体1を水平
方向に移動させるための車輪2がそれぞれ軸支し
てある。この車体1の上面中央には、断面四角形
状のテレスコピツク状に組み合わされた複数のブ
ームが摺動して伸縮できる昇降機構3が垂直に固
定してあり、この昇降機構3は車体1の四隅から
それぞれ延長した三角形状をした補強板4によつ
て固定されている。そして昇降機構3の上端に
は、昇降台5がこの昇降機構3に対して上下に移
動できるように保持させてある。
次に、この昇降機構3の構造を第4図とともに
説明する。
説明する。
この昇降機構3は支持体としての下ブーム6と
摺動筒としての上ブーム7より構成されており、
下ブーム6は断面四角形の内部中空をした構造で
あり、この下ブーム6は車体1の中央においてそ
の長さ方向が垂直となるように固定されている。
そして、上ブーム7はその内径を下ブーム6の内
径よりやや大きい断面形状とした断面四角形の内
部中空の構造をしており、下ブーム6に対して上
下に摺動自在に挿通されている。この下ブーム6
の上端外周と上ブーム7の下端内周にはそれぞれ
摺動を円滑にするためにシール8,9が固定され
ている。そして、上ブーム7の上端には、この上
ブーム7の開口を閉鎖するように四角形状をした
天板10が固着してある。また、上ブーム7の上
端より少し下方に位置して前記天板10と平行に
固定枠11が固着してあり、天板10と固定枠1
1の間における側面は外部と連通させるような構
造となつている。
摺動筒としての上ブーム7より構成されており、
下ブーム6は断面四角形の内部中空をした構造で
あり、この下ブーム6は車体1の中央においてそ
の長さ方向が垂直となるように固定されている。
そして、上ブーム7はその内径を下ブーム6の内
径よりやや大きい断面形状とした断面四角形の内
部中空の構造をしており、下ブーム6に対して上
下に摺動自在に挿通されている。この下ブーム6
の上端外周と上ブーム7の下端内周にはそれぞれ
摺動を円滑にするためにシール8,9が固定され
ている。そして、上ブーム7の上端には、この上
ブーム7の開口を閉鎖するように四角形状をした
天板10が固着してある。また、上ブーム7の上
端より少し下方に位置して前記天板10と平行に
固定枠11が固着してあり、天板10と固定枠1
1の間における側面は外部と連通させるような構
造となつている。
次に、この固定枠11の中央には上ブーム7と
平行となるように油圧シリンダー12が下方に向
けて固定してあり、この油圧シリンダー12は2
段階に伸縮できる構造のものであり、その下端よ
り第1のシリンダーロツド13、第2のシリンダ
ーロツド14が同心円状に配置して突出させてあ
り、第2のシリンダーロツド14の下端には当て
板15が固着してある。この油圧シリンダー12
は油圧を供給すると、先ず第1のシリンダーロツ
ド13が下方に伸び、第1の油圧シリンダー13
が全伸張した後に次いで第2の油圧シリンダーロ
ツド14が伸張する構造のものである。
平行となるように油圧シリンダー12が下方に向
けて固定してあり、この油圧シリンダー12は2
段階に伸縮できる構造のものであり、その下端よ
り第1のシリンダーロツド13、第2のシリンダ
ーロツド14が同心円状に配置して突出させてあ
り、第2のシリンダーロツド14の下端には当て
板15が固着してある。この油圧シリンダー12
は油圧を供給すると、先ず第1のシリンダーロツ
ド13が下方に伸び、第1の油圧シリンダー13
が全伸張した後に次いで第2の油圧シリンダーロ
ツド14が伸張する構造のものである。
次に、前記昇降台5の付近の構造について第5
図及び第6図により説明すると、前記上ブーム7
の外周にはこの上ブーム7の外形よりもその内径
を少し大きくした断面四角形状をした中空の昇降
筒16が摺動自在に挿通してある。この昇降筒1
6の上端には資材等を載せるための、中央が四角
形に開口した平坦な形状をしたプラツトフオーム
17が固着してあり、昇降筒16の側面とプラツ
トフオーム17の下面との間には三角形状をした
リブ18が固着してある。また、昇降筒16の四
隅の角には、昇降台5を下降させた場合に補強板
4と接触しないように切り込み19が形成してあ
る。また、プラツトホーム17の上面外周には人
員が落下しないように手摺20が垂直に立ててあ
り、プラツトフオーム17の上面の外周を囲つて
いる。
図及び第6図により説明すると、前記上ブーム7
の外周にはこの上ブーム7の外形よりもその内径
を少し大きくした断面四角形状をした中空の昇降
筒16が摺動自在に挿通してある。この昇降筒1
6の上端には資材等を載せるための、中央が四角
形に開口した平坦な形状をしたプラツトフオーム
17が固着してあり、昇降筒16の側面とプラツ
トフオーム17の下面との間には三角形状をした
リブ18が固着してある。また、昇降筒16の四
隅の角には、昇降台5を下降させた場合に補強板
4と接触しないように切り込み19が形成してあ
る。また、プラツトホーム17の上面外周には人
員が落下しないように手摺20が垂直に立ててあ
り、プラツトフオーム17の上面の外周を囲つて
いる。
また、この昇降台5の上ブーム7に対して上下
動させる機構を第6図とともに説明すると、上ブ
ーム7内には前述の油圧シリンダー12が収納し
てあり、油圧シリンダー12の第1のシリンダー
ロツド13の下端側面にはそれぞれ軸支板21,
22が固着してあり各軸支板21,22にはそれ
ぞれ2つの引下げ用のプーリー23,24が間隔
を置いて軸支してある。そして、前記上ブーム7
の上部であつて天板10と固定枠11の間には側
面方向に向けて間隔を置いた反転用のプーリー2
5,26が軸支してある。
動させる機構を第6図とともに説明すると、上ブ
ーム7内には前述の油圧シリンダー12が収納し
てあり、油圧シリンダー12の第1のシリンダー
ロツド13の下端側面にはそれぞれ軸支板21,
22が固着してあり各軸支板21,22にはそれ
ぞれ2つの引下げ用のプーリー23,24が間隔
を置いて軸支してある。そして、前記上ブーム7
の上部であつて天板10と固定枠11の間には側
面方向に向けて間隔を置いた反転用のプーリー2
5,26が軸支してある。
そして、天板10の下面の2個所には固定金具
27,28が固着してあり、固定金具27には連
結帯としてのチエーン29の一端が連結してあ
り、チエーン29は前記プーリー23に巻き付け
られ、次いでプーリー25でその方向を転換さ
れ、チエーン29の他端は前記昇降筒16の内側
面にある固定金具31に連結されている。また固
定金具2にはチエーン30の一端が連結されてお
り、チエーン30はプーリー24に巻き付けられ
ており、プーリー26でその方向を反転させられ
た後、チエーン30の他端は前記昇降筒16内側
面に取り付けられた固定金具32に連結されてい
る。こうして、チエーン29,30は下ブーム
6、上ブーム7の内外側でややN字形に架け廻さ
れていることになる。
27,28が固着してあり、固定金具27には連
結帯としてのチエーン29の一端が連結してあ
り、チエーン29は前記プーリー23に巻き付け
られ、次いでプーリー25でその方向を転換さ
れ、チエーン29の他端は前記昇降筒16の内側
面にある固定金具31に連結されている。また固
定金具2にはチエーン30の一端が連結されてお
り、チエーン30はプーリー24に巻き付けられ
ており、プーリー26でその方向を反転させられ
た後、チエーン30の他端は前記昇降筒16内側
面に取り付けられた固定金具32に連結されてい
る。こうして、チエーン29,30は下ブーム
6、上ブーム7の内外側でややN字形に架け廻さ
れていることになる。
次に本実施例の作用を説明する。
先ず、第2図に示す状態は昇降台5を最下位置
に下降させた状態を示すものであり、この状態に
おいて昇降機構3は縮小しており、更に昇降筒1
6は上ブーム7に対して最下位置に位置してい
る。このため、作業員はプラツトホーム17に地
面より乗り込むことができる。なお、このときプ
ラツトフオーム17の中央に開けた空間より上ブ
ーム7の上部上半分が露出している。したがつて
プラツトホーム17のうち作業できる範囲は、手
摺20と上ブーム7の上部に囲まれた四角い環状
の空間となる。この昇降台5が最下位置のときが
第7図中5―Aで示す状態であり、この位置から
垂直上方に昇降台5が上昇することになる。
に下降させた状態を示すものであり、この状態に
おいて昇降機構3は縮小しており、更に昇降筒1
6は上ブーム7に対して最下位置に位置してい
る。このため、作業員はプラツトホーム17に地
面より乗り込むことができる。なお、このときプ
ラツトフオーム17の中央に開けた空間より上ブ
ーム7の上部上半分が露出している。したがつて
プラツトホーム17のうち作業できる範囲は、手
摺20と上ブーム7の上部に囲まれた四角い環状
の空間となる。この昇降台5が最下位置のときが
第7図中5―Aで示す状態であり、この位置から
垂直上方に昇降台5が上昇することになる。
次に、油圧シリンダー12に油圧を供給する
と、先ず第1のシリンダーロツド13のみが油圧
シリンダー12より下方に向けて押し出される。
これにより、シリンダーロツド13の側面に軸支
してあるプーリー23,24によつてチエーン2
9,30を下方に押してチエーン29,30をプ
ーリー23,24によつて巻回しながら転動させ
ることになる。このため、シリンダーロツド13
が伸びることにより2つのチエーン29,30は
それぞれ上ブーム7内に引き込まれることにな
り、この引き込まれたチエーン29,30はそれ
ぞれプーリー25,26によつてその方向が変え
られながら昇降筒16を上方に持ち上げる作用を
することになる。そして、昇降筒16が持ち上げ
られると同時にプラツトフオーム17も上昇し、
プラツトフオーム17の中央にあけた四角形の開
口内に天板10が嵌まり合う所まで上昇し、プラ
ツトフオーム17と天板10によつて昇降台5の
上面は四角形の平坦な面にすることができる。こ
のとき昇降台5は第7図中5―Bで示す位置とな
る。
と、先ず第1のシリンダーロツド13のみが油圧
シリンダー12より下方に向けて押し出される。
これにより、シリンダーロツド13の側面に軸支
してあるプーリー23,24によつてチエーン2
9,30を下方に押してチエーン29,30をプ
ーリー23,24によつて巻回しながら転動させ
ることになる。このため、シリンダーロツド13
が伸びることにより2つのチエーン29,30は
それぞれ上ブーム7内に引き込まれることにな
り、この引き込まれたチエーン29,30はそれ
ぞれプーリー25,26によつてその方向が変え
られながら昇降筒16を上方に持ち上げる作用を
することになる。そして、昇降筒16が持ち上げ
られると同時にプラツトフオーム17も上昇し、
プラツトフオーム17の中央にあけた四角形の開
口内に天板10が嵌まり合う所まで上昇し、プラ
ツトフオーム17と天板10によつて昇降台5の
上面は四角形の平坦な面にすることができる。こ
のとき昇降台5は第7図中5―Bで示す位置とな
る。
このようにして、油圧シリンダー12が作動す
ることで先ず、昇降台5が上ブーム7に対して上
昇する。さらに油圧シリンダー12に油圧を供給
すると、第1のシリンダーロツド13の下端より
第2のシリンダーロツド14が下方に突出し始め
ることになる。このシリンダーロツド14が押し
出されるときにおいては、シリンダーロツド13
の下端は車体1の上面近くまで位置しているた
め、当て板15は車体1の上面に接触して車体1
に対して油圧による押し当て力を伝えることにな
る。このため、油圧シリンダー12は車体1と固
定枠11の間で伸張することになり固定枠11と
共に上ブーム7は上方に持ち上げられ、上ブーム
7は下ブーム6より上方に引き出されることにな
る。この上ブーム7が下ブーム6より引き出され
るときにおいて両者の間にはシール8,9が介在
しているため、この引き上げの動作は円滑に行わ
れることになる。
ることで先ず、昇降台5が上ブーム7に対して上
昇する。さらに油圧シリンダー12に油圧を供給
すると、第1のシリンダーロツド13の下端より
第2のシリンダーロツド14が下方に突出し始め
ることになる。このシリンダーロツド14が押し
出されるときにおいては、シリンダーロツド13
の下端は車体1の上面近くまで位置しているた
め、当て板15は車体1の上面に接触して車体1
に対して油圧による押し当て力を伝えることにな
る。このため、油圧シリンダー12は車体1と固
定枠11の間で伸張することになり固定枠11と
共に上ブーム7は上方に持ち上げられ、上ブーム
7は下ブーム6より上方に引き出されることにな
る。この上ブーム7が下ブーム6より引き出され
るときにおいて両者の間にはシール8,9が介在
しているため、この引き上げの動作は円滑に行わ
れることになる。
第8図は油圧シリンダー12内に油圧を供給
し、第1のシリンダーロツド13及び第2のシリ
ンダーロツド14がそれぞれ最大限に伸びきつた
状態を示すものであり、下ブーム6と上ブーム7
の伸張によつて天板10の高さ位置は縮小させて
いた状態のときに比べてやや2倍程度に持ち上げ
られていることになる。このため、昇降台5は第
7図において5―Cに示す位置にまで持ち上げら
れ、上方に高く持ち上げられることになる。そし
て、作業員は平坦となつたプラツトフオーム17
の上面で歩行して建築物の組立、塗装あるいは点
検などの作業などを行うことができることにな
る。
し、第1のシリンダーロツド13及び第2のシリ
ンダーロツド14がそれぞれ最大限に伸びきつた
状態を示すものであり、下ブーム6と上ブーム7
の伸張によつて天板10の高さ位置は縮小させて
いた状態のときに比べてやや2倍程度に持ち上げ
られていることになる。このため、昇降台5は第
7図において5―Cに示す位置にまで持ち上げら
れ、上方に高く持ち上げられることになる。そし
て、作業員は平坦となつたプラツトフオーム17
の上面で歩行して建築物の組立、塗装あるいは点
検などの作業などを行うことができることにな
る。
なお、前述とは逆に昇降台5を下降させる場合
には、油圧シリンダー12内に供給した油圧を戻
し、先ず第2のシリンダーロツド14を縮小さ
せ、上ブーム7を下ブーム6に覆うようにして下
方に引き降ろし、上ブーム7を完全に下降させ
る。次いで、第1のシリンダーロツド13が縮小
を始めるので、引つ張られていたチエーン29,
30はプーリー25,26より下方に移動し、昇
降筒16は上ブーム7の側面を摺動しながら下方
に移動することになる。このため、昇降台5は第
7図中において5―Cから5―B及び5―Aの位
置に順次下降し、前述とは逆の動作をすることに
なる。
には、油圧シリンダー12内に供給した油圧を戻
し、先ず第2のシリンダーロツド14を縮小さ
せ、上ブーム7を下ブーム6に覆うようにして下
方に引き降ろし、上ブーム7を完全に下降させ
る。次いで、第1のシリンダーロツド13が縮小
を始めるので、引つ張られていたチエーン29,
30はプーリー25,26より下方に移動し、昇
降筒16は上ブーム7の側面を摺動しながら下方
に移動することになる。このため、昇降台5は第
7図中において5―Cから5―B及び5―Aの位
置に順次下降し、前述とは逆の動作をすることに
なる。
本発明は上述のように構成したので、プラツト
フオームを基台の上面付近までに下降させること
ができ、プラツトフオームは地面に近い位置にな
り、作業員がプラツトフオームに搭乗したり、プ
ラツトフオームに資材を積み込みのが容易となる
ものである。また、プラツトフオームを上下動に
作動させるために、複数の油圧シリンダーを用い
ることもなく、2段に伸縮動作する油圧シリンダ
ーを単一本用いれば足り、構造が簡単となり組立
製造が容易となつて安価に製造ができるととも
に、油圧配管などが簡易となるものである。
フオームを基台の上面付近までに下降させること
ができ、プラツトフオームは地面に近い位置にな
り、作業員がプラツトフオームに搭乗したり、プ
ラツトフオームに資材を積み込みのが容易となる
ものである。また、プラツトフオームを上下動に
作動させるために、複数の油圧シリンダーを用い
ることもなく、2段に伸縮動作する油圧シリンダ
ーを単一本用いれば足り、構造が簡単となり組立
製造が容易となつて安価に製造ができるととも
に、油圧配管などが簡易となるものである。
第1図は本発明の一実施例である昇降装置の外
観を示す斜視図、第2図は昇降台を最下位置に下
降させた状態を示す側面図、第3図は同上の平面
図、第4図は昇降機構の内部構造を示す断面図、
第5図は上ブームと昇降台の関係を示す断面図、
第6図は昇降台を上下動させるための機構を示す
分解斜視図、第7図は昇降台の上下動の動作を示
す側面図、第8図は油圧シリンダーを最大に伸張
させた場合を示す断面図である。 1…車体、3…昇降機構、5…昇降台、6…支
持体としての下ブーム、7…摺動筒としての上ブ
ーム、13…第1のシリンダーロツド、14…第
2のシリンダーロツド、16…昇降筒、17…プ
ラツトホーム、23,24…引下げ用のプーリ
ー、25,26…反転用のプーリー、29…連結
帯としてのチエーン。
観を示す斜視図、第2図は昇降台を最下位置に下
降させた状態を示す側面図、第3図は同上の平面
図、第4図は昇降機構の内部構造を示す断面図、
第5図は上ブームと昇降台の関係を示す断面図、
第6図は昇降台を上下動させるための機構を示す
分解斜視図、第7図は昇降台の上下動の動作を示
す側面図、第8図は油圧シリンダーを最大に伸張
させた場合を示す断面図である。 1…車体、3…昇降機構、5…昇降台、6…支
持体としての下ブーム、7…摺動筒としての上ブ
ーム、13…第1のシリンダーロツド、14…第
2のシリンダーロツド、16…昇降筒、17…プ
ラツトホーム、23,24…引下げ用のプーリ
ー、25,26…反転用のプーリー、29…連結
帯としてのチエーン。
Claims (1)
- 1 やや平坦な基台と、この基台の上面のやや中
央に垂直に固定された内部中空の筒状をした支持
体と、その内周を支持体の外周とほぼ同一として
この支持体の外側で上下に移動できる摺動筒と、
その内周を摺動筒の外周とほぼ同一としてこの摺
動筒の外側で上下に移動できる昇降筒と、平坦な
形状で、その中央に摺動筒が出没できる大きさの
開口を形成し、昇降筒に固定されたプラツトフオ
ームと、そのシリンダーロツドを支持体の内部空
間に向けて摺動筒の上部にその後部を固着させら
れた二段に伸縮できる油圧シリンダーと、油圧シ
リンダーの作動によつて最初に伸長の動作を行う
第1のシリンダーロツドと、第1のシリンダーロ
ツドが伸長した後で伸長の動作を行い、その先端
が支持体の下部に接触して摺動筒を持ち上げる第
2のシリンダーロツドと、第1のシリンダーロツ
ドに軸支された引下げ用のプーリーと、摺動筒の
上部に軸支された反転用のプーリーと、一端を摺
動筒に連結されると共に他端を昇降筒に連結さ
れ、引下げ用のプーリーと反転用のプーリーにそ
れぞれ接触されてややN字形となるように巻き廻
された連結帯とから構成されたことを特徴とする
昇降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10367286A JPS62259993A (ja) | 1986-05-02 | 1986-05-02 | 昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10367286A JPS62259993A (ja) | 1986-05-02 | 1986-05-02 | 昇降装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62259993A JPS62259993A (ja) | 1987-11-12 |
JPH0521839B2 true JPH0521839B2 (ja) | 1993-03-25 |
Family
ID=14360281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10367286A Granted JPS62259993A (ja) | 1986-05-02 | 1986-05-02 | 昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62259993A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5017739A (ja) * | 1973-05-11 | 1975-02-25 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59162597U (ja) * | 1983-04-15 | 1984-10-31 | 三機工業株式会社 | 昇降装置 |
-
1986
- 1986-05-02 JP JP10367286A patent/JPS62259993A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5017739A (ja) * | 1973-05-11 | 1975-02-25 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62259993A (ja) | 1987-11-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3259369A (en) | Load lifting apparatus | |
US4741413A (en) | Elevating apparatus | |
JPS5810355B2 (ja) | クレ−ン等の入れ子式ブ−ム | |
US5431247A (en) | Lifting apparatus | |
JPH0521839B2 (ja) | ||
JPH0521837B2 (ja) | ||
JPH0521838B2 (ja) | ||
JPH0521836B2 (ja) | ||
JPH0521840B2 (ja) | ||
JP2575571B2 (ja) | 仮設機械の荷重を受ける梁の自動補強装置 | |
JPS625880B2 (ja) | ||
JPH0648683A (ja) | タワークレーン | |
JPH03279198A (ja) | 高所作業車 | |
JP3269756B2 (ja) | 高所作業車 | |
JPH0233638B2 (ja) | ||
JPH0217477B2 (ja) | ||
JPH0355594Y2 (ja) | ||
JPH0940382A (ja) | 高所作業車 | |
JP3269754B2 (ja) | 高所作業車 | |
JPH05147893A (ja) | 高所作業車 | |
JPS6128600B2 (ja) | ||
JPS582198A (ja) | 昇降装置 | |
JPH0227276B2 (ja) | ||
JPH02117599A (ja) | 高所作業車 | |
JPH0338194B2 (ja) |