JPH05217454A - パネルスイッチの製造方法 - Google Patents

パネルスイッチの製造方法

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JPH05217454A
JPH05217454A JP4022300A JP2230092A JPH05217454A JP H05217454 A JPH05217454 A JP H05217454A JP 4022300 A JP4022300 A JP 4022300A JP 2230092 A JP2230092 A JP 2230092A JP H05217454 A JPH05217454 A JP H05217454A
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Japan
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sheet
adhesive layer
panel switch
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adhesiveness
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Koji Tanabe
功二 田邉
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は各種電子機器の操作入力に用いられ
るパネルスイッチの製造方法に関するもので、薄形のパ
ネルスイッチを可能とするものである。 【構成】 本発明は、上シート1下面に上接点2を形成
し、前記上シート1と対応する下シート6の上面に下接
点4と下接点4を除く一部または全面にスペーサ絶縁層
5を形成し、上シート1の下面に接点2,4以外の一部
または全面に常温で接着性を有さずかつ上シート1の溶
融温度で接着・粘着性を有する熱可塑性の第1の接着剤
層3を形成し、下シート6の下面にも同様の第2の接着
剤層7を形成し、上シート1と下シート6と補強板8を
一括して加圧加熱あるいは超音波加熱接着することによ
り、効率よくパネルスイッチを製造することができ、一
括接着の標準化による自動化も容易となるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種電子機器の操作入力
に用いられるパネルスイッチの製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、各種電子機器は小形軽量化が進め
られ、薄形軽量のパネルスイッチの需要が増大してい
る。
【0003】この種パネルスイッチの製造方法を図3,
図4により説明する。同図によると、上シート1の下面
に導電パターンで上接点2を形成し、上シート1と対応
する下シート6の上面に下接点4を形成し、両面に粘着
剤を塗布した絶縁性スペーサ11をはさんで接着し、さ
らに前記下シート6を両面粘着シート12で補強板8に
接着していた。
【0004】また、スイッチの操作感触を出すためには
上記上シート1上に金属ダイヤフラム14を片面粘着シ
ート13で貼り付けていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成では絶縁スペーサ11、片面粘着シート13および
両面粘着シート12はいずれもその両面に離型紙10a
〜10eを貼り付けておくことが必要なため接着時に人
手の作業により離型紙10a〜10eを剥がして貼り付
ける必要があった。さらにパネルスイッチは用途に応じ
て種々の形状を有するため離型紙10a〜10eを剥が
して貼り付けることを標準化して自動化することも困難
であり、人手の作業に依存せねばならない欠点を有して
いた。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、自動化が容易でしたがって安価なパネルスイッチの
製造方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、上シートの下面に導電パターンで上接点を
形成し、前記上シートと対応する下シートの上面に導電
パターンによる下接点と下接点を除く一部または全面に
スペーサ絶縁層を形成し、上シートの下面または下シー
トの上面の接点以外の一部または全面に常温で接着性、
粘着性を有さず、かつ上下シートの溶融温度より低い温
度で接着性または粘着性を有する熱可塑性の接着剤層を
形成し、下シートの下面または補強板の上面にも同様の
熱可塑性接着剤層を形成し、上シートと下シートと補強
板を一括して加圧加熱接着して一体となすものである。
【0008】
【作用】上記方法によれば常温での接着性、粘着性がな
いため手作業で離型紙を剥離する必要もなく、しかも一
括で加圧加熱接着できるため効率良くパネルスイッチを
製造することができ、薄形、軽量化と作業性の向上の図
れるものである。
【0009】
【実施例】本発明のパネルスイッチの一実施例を図1,
図2により説明する。
【0010】まず、本発明のパネルスイッチの概要につ
いて説明する。なお、従来例と同一部分には同一番号を
付与して説明する。
【0011】同図によると、1は下面に上接点2を印刷
により形成した上シートであり、この上接点2を設けた
部分の上シート1はダイヤフラム状に成形している。3
は第1の接着剤層であり、常温で接着性、粘着性を有さ
ず、上シート1および後述する下シート6の溶融温度よ
り低い接着性、粘着性を有する熱可塑性の材料により印
刷により形成されている。6は上面の前記上接点2に対
応する位置に下接点4を設けた下シートであり、5はこ
の下シート6上に印刷により形成されたスペーサ絶縁層
であり、7は下シート6下面に設けた第1の接着剤層3
と同様の熱可塑性の材料により印刷により形成された第
2の接着剤層であり、8はこの第2の接着剤層7により
接着される補強板である。
【0012】前記第1の接着剤層3、第2の接着剤層7
およびスペーサ絶縁層5は同一のスクリーン印刷等によ
り形成することによりパネルスイッチの生産性の向上が
可能となる。
【0013】第1の接着剤層3および第2の接着剤層7
は、ポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸
ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレ
タン樹脂、フェノキシ樹脂、ポリスチレン樹脂やクロロ
プレンゴム、アクリルニトリルゴム、スチレンブタジエ
ンゴム、天然ゴム等のゴム類の1種または2種以上を混
合または変性したものを用い、スクリーン印刷等により
形成する場合はイソホロン、カルビトール、シクロヘキ
サノン等の有機溶剤に前記樹脂を溶解し、必要に応じて
さらに酸化チタン、シリカ、タルク等の体質顔料を添加
して印刷して形成する。
【0014】接着条件は接着剤の熱溶融温度によって選
定しなければならないが一般に0.5〜60kg/cm2
70〜180℃,3秒〜3分が適切である。
【0015】短時間で効率よく接着するためには熱溶融
温度は加熱プレートをあてる側を5〜90℃低く設定す
ることが望ましいがこれは上下シート1,6やスペーサ
絶縁層5によって断熱され第1の接着剤層3および第2
の接着剤層7の加熱温度に温度差が生ずるからである。
【0016】さらに短時間で接着する場合は超音波加熱
機を用いることにより0.1〜2秒で接着が可能とな
る。
【0017】具体的実施例について以下に説明する。 (実施例1)上シート1として2軸延伸ポリエチレンテ
レフタレートシート(材厚120μm)を用い、下面に
スクリーン印刷で上接点2を除く部分に第1の接着剤層
3を形成した。第1の接着剤層3は(表1)の配合のも
のを3本ロール混練して用いた。
【0018】
【表1】
【0019】さらに上接点2(導電性インキ;藤倉化成
工業(株)XA−256)を同様に形成し、スイッチと
しての操作感触を保持させるため上面方向に半球状に金
型でフォーミングを行った。
【0020】次に、下シート6を2軸延伸ポリエチレン
テレフタレートシート(材厚75μm)を用い、上面に
上接点2と対応する位置に下接点4(導電性インキ;藤
倉化成工業(株)XA−256)、スペーサ絶縁層5
(レジストインキ;藤倉化成工業(株)XB−803
A)および下面に第2の接着剤層7を形成した。この第
2の接着剤層7は下記(表2)の配合のものを用いた。
【0021】
【表2】
【0022】なお、第1の接着剤層3および第2の接着
剤層7の熱溶融温度はそれぞれ135℃、110℃であ
り、常温では接着性、粘着性を有していないものであ
る。
【0023】次に、上シート1、下シート6および材厚
0.5mmのアルミ板を重ね合わせて上シート1のフォー
ミング部を除いて10kg/cm2の加圧状態でアルミ板側
から150℃5秒間加熱して本発明によるパネルスイッ
チを得た。
【0024】本パネルスイッチは接着状態は良好であ
り、スイッチ部の20万回作動後も外観、接着状態、電
気的にも問題なかった。
【0025】(実施例2)上シート1、下シート6およ
び補強板8をフォーミング部をのぞき上シート1側から
超音波溶着を行った。上シート1側の超音波ホーン形状
は、超音波が効率よく伝播するように0.5mmピッチ、
深さ0.3mmの凹凸のギザ状とした。本パネルスイッチ
は(実施例1)と同様接着状態、作動寿命ともに良好で
あった。
【0026】なお、上記いずれの実施例においても、第
1の接着剤層3は上シートに、第2の接着剤層7は下シ
ートに印刷したが、第1の接着剤層3は下シート6上
に、第2の接着剤層7は補強板8上に印刷して、本発明
のパネルスイッチを構成しても良いものである。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明は、上シートの下面
に導電パターンで上接点を形成し、前記上シートと対応
する下シートの上面に導電パターンによる下接点と下接
点を除く一部または全面にスペーサ絶縁層を形成し、上
シートの下面または下シートの上面の接点以外の一部ま
たは全面に常温で接着性、粘着性を有さず、かつ上下シ
ートの溶融温度より低い温度で接着性または粘着性を有
する熱可塑性の第1の接着剤層を形成し、下シートの下
面または補強板の上面にも同様の熱可塑性の第2の接着
剤層を形成し、上シートと下シートと補強板を一括して
加圧加熱接着することにより、薄形化を図るとともに一
括して接着でき、自動化も容易なパネルスイッチを提供
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパネルスイッチの一実施例の接着前の
断面図
【図2】同接着後の断面図
【図3】従来のパネルスイッチの貼り付け前の断面図
【図4】同貼り付け後の断面図
【符号の説明】
1 上シート 2 上接点 3 第1の接着剤層 4 下接点 5 スペーサ絶縁層 6 下シート 7 第2の接着剤層 8 補強板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 パネルスイッチの製造方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種電子機器の操作入力
に用いられるパネルスイッチの製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、各種電子機器は小形軽量化が進め
られ、薄形軽量のパネルスイッチの需要が増大してい
る。
【0003】この種パネルスイッチの製造方法を図3,
図4により説明する。同図によると、上シート1の下面
に導電パターンで上接点2を形成し、上シート1と対応
する下シート6の上面に下接点4を形成し、両面に粘着
剤を塗布した絶縁性スペーサ11をはさんで接着し、さ
らに前記下シート6を両面粘着シート12で補強板8に
接着していた。
【0004】また、スイッチの操作感触を出すためには
上記上シート1上に金属ダイヤフラム14を片面粘着シ
ート13で貼り付けていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成では絶縁スペーサ11、片面粘着シート13および
両面粘着シート12はいずれもその両面に離型紙10a
〜10eを貼り付けておくことが必要なため接着時に人
手の作業により離型紙10a〜10eを剥がして貼り付
ける必要があった。さらにパネルスイッチは用途に応じ
て種々の形状を有するため離型紙10a〜10eを剥が
して貼り付けることを標準化して自動化することも困難
であり、人手の作業に依存せねばならない欠点を有して
いた。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、自動化が容易でしたがって安価なパネルスイッチの
製造方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、上シートの下面に導電パターンで上接点を
形成し、前記上シートと対応する下シートの上面に導電
パターンによる下接点と下接点を除く一部または全面に
スペーサ絶縁層を形成し、上シートの下面または下シー
トの上面の接点以外の一部または全面に常温で接着性、
粘着性を有さず、かつ上下シートの溶融温度より低い温
度で接着性または粘着性を有する熱可塑性の接着剤層を
形成し、下シートの下面または補強板の上面にも同様の
熱可塑性接着剤層を形成し、上シートと下シートと補強
板を一括して加圧加熱接着して一体となすものである。
【0008】
【作用】上記方法によれば常温での接着性、粘着性がな
いため手作業で離型紙を剥離する必要もなく、しかも一
括で加圧加熱接着できるため効率良くパネルスイッチを
製造することができ、薄形、軽量化と作業性の向上の図
れるものである。
【0009】
【実施例】本発明のパネルスイッチの一実施例を図1,
図2により説明する。
【0010】まず、本発明のパネルスイッチの概要につ
いて説明する。なお、従来例と同一部分には同一番号を
付与して説明する。
【0011】同図によると、1は下面に上接点2を印刷
により形成した上シートであり、この上接点2を設けた
部分の上シート1はダイヤフラム状に成形している。3
は第1の接着剤層であり、常温で接着性、粘着性を有さ
ず、上シート1および後述する下シート6の溶融温度よ
り低い接着性、粘着性を有する熱可塑性の材料により印
刷により形成されている。6は上面の前記上接点2に対
応する位置に下接点4を設けた下シートであり、5はこ
の下シート6上に印刷により形成されたスペーサ絶縁層
であり、7は下シート6下面に設けた第1の接着剤層3
と同様の熱可塑性の材料により印刷により形成された第
2の接着剤層であり、8はこの第2の接着剤層7により
接着される補強板である。
【0012】前記第1の接着剤層3、第2の接着剤層7
およびスペーサ絶縁層5は同一のスクリーン印刷等によ
り形成することによりパネルスイッチの生産性の向上が
可能となる。
【0013】第1の接着剤層3および第2の接着剤層7
は、ポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸
ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレ
タン樹脂、フェノキシ樹脂、ポリスチレン樹脂やクロロ
プレンゴム、アクリルニトリルゴム、スチレンブタジエ
ンゴム、天然ゴム等のゴム類の1種または2種以上を混
合または変性したものを用い、スクリーン印刷等により
形成する場合はイソホロン、カルビトール、シクロヘキ
サノン等の有機溶剤に前記樹脂を溶解し、必要に応じて
さらに酸化チタン、シリカ、タルク等の体質顔料を添加
して印刷して形成する。
【0014】接着条件は接着剤の熱溶融温度によって選
定しなければならないが一般に0.5〜60kg/cm2
70〜80℃,3秒〜3分が適切である。
【0015】短時間で効率よく接着するためには熱溶融
温度は加熱プレートをあてる側を5〜90℃高く設定す
ることが望ましいがこれは上下シート1,6やスペーサ
絶縁層5によって断熱され第1の接着剤層3および第2
の接着剤層7の加熱温度に温度差が生ずるからである。
【0016】さらに短時間で接着する場合は超音波加熱
機を用いることにより0.1〜2秒で接着が可能とな
る。
【0017】具体的実施例について以下に説明する。 (実施例1)上シート1として2軸延伸ポリエチレンテ
レフタレートシート(材厚120μm)を用い、下面に
スクリーン印刷で上接点2を除く部分に第1の接着剤層
3を形成した。第1の接着剤層3は(表1)の配合のも
のを3本ロール混練して用いた。
【0018】
【表1】
【0019】さらに上接点2(導電性インキ;藤倉化成
工業(株)XA−256)を同様に形成し、スイッチと
しての操作感触を保持させるため上面方向に半球状に金
型でフォーミングを行った。
【0020】次に、下シート6を2軸延伸ポリエチレン
テレフタレートシート(材厚75μm)を用い、上面に
上接点2と対応する位置に下接点4(導電性インキ;藤
倉化成工業(株)XA−256)、スペーサ絶縁層5
(レジストインキ;藤倉化成工業(株)XB−803
A)および下面に第2の接着剤層7を形成した。この第
2の接着剤層7は下記(表2)の配合のものを用いた。
【0021】
【表2】
【0022】なお、第1の接着剤層3および第2の接着
剤層7の熱溶融温度はそれぞれ110℃、135℃であ
り、常温では接着性、粘着性を有していないものであ
る。
【0023】次に、上シート1、下シート6および材厚
0.5mmのアルミ板を重ね合わせて上シート1のフォー
ミング部を除いて10kg/cm2の加圧状態でアルミ板側
から150℃5秒間加熱して本発明によるパネルスイッ
チを得た。
【0024】本パネルスイッチは接着状態は良好であ
り、スイッチ部の20万回作動後も外観、接着状態、電
気的にも問題なかった。
【0025】(実施例2)上シート1、下シート6およ
び補強板8をフォーミング部をのぞき上シート1側から
超音波溶着を行った。上シート1側の超音波ホーン形状
は、超音波が効率よく伝播するように0.5mmピッチ、
深さ0.3mmの凹凸のギザ状とした。本パネルスイッチ
は(実施例1)と同様接着状態、作動寿命ともに良好で
あった。
【0026】なお、上記いずれの実施例においても、第
1の接着剤層3は上シートに、第2の接着剤層7は下シ
ートに印刷したが、第1の接着剤層3は下シート6上
に、第2の接着剤層7は補強板8上に印刷して、本発明
のパネルスイッチを構成しても良いものである。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明は、上シートの下面
に導電パターンで上接点を形成し、前記上シートと対応
する下シートの上面に導電パターンによる下接点と下接
点を除く一部または全面にスペーサ絶縁層を形成し、上
シートの下面または下シートの上面の接点以外の一部ま
たは全面に常温で接着性、粘着性を有さず、かつ上下シ
ートの溶融温度より低い温度で接着性または粘着性を有
する熱可塑性の第1の接着剤層を形成し、下シートの下
面または補強板の上面にも同様の熱可塑性の第2の接着
剤層を形成し、上シートと下シートと補強板を一括して
加圧加熱接着することにより、薄形化を図るとともに一
括して接着でき、自動化も容易なパネルスイッチを提供
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパネルスイッチの一実施例の接着前の
断面図
【図2】同接着後の断面図
【図3】従来のパネルスイッチの貼り付け前の断面図
【図4】同貼り付け後の断面図
【符号の説明】 1 上シート 2 上接点 3 第1の接着剤層 4 下接点 5 スペーサ絶縁層 6 下シート 7 第2の接着剤層 8 補強板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上シートに上接点を形成し、前記上シート
    と対応する下シートの上面に下接点と、下接点を除く一
    部または全面にスペーサ絶縁層を形成し、上シートの下
    面または下シート上面の接点以外の一部または全面に常
    温で接着性、粘着性を有さずかつ上下シートの溶融温度
    より低い温度で接着性または粘着性を有する熱可塑性の
    第1の接着剤層を形成し、下シートの下面または補強板
    の上面に常温で接着性、粘着性を有さずかつ上下シート
    の溶融温度より低い温度で接着性または粘着性を有する
    熱可塑性の第2の接着剤層を形成し、上シートと下シー
    トと補強板を一括して加圧加熱接着して一体としたこと
    を特徴とするパネルスイッチの製造方法。
  2. 【請求項2】上シートの接点部が反転操作感触を有する
    ようにフォーミングされていることを特徴とする請求項
    1記載のパネルスイッチの製造方法。
  3. 【請求項3】加熱接着に超音波加熱を用いたことを特徴
    とする請求項1または2記載のパネルスイッチの製造方
    法。
  4. 【請求項4】第1の接着剤層、第2の接着剤層、上下シ
    ートの接点およびスペーサ絶縁層をスクリーン印刷で形
    成したことを特徴とする請求項1または2記載のパネル
    スイッチの製造方法。
  5. 【請求項5】第1の接着剤層と第2の接着剤層の熱溶融
    温度に5〜90℃の温度差を設けて、加圧加熱すること
    を特徴とする請求項1または2記載のパネルスイッチの
    製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009151743A (ja) * 2007-11-28 2009-07-09 Sony Corp 触覚シート部材、入力装置及び電子機器
WO2009122628A1 (ja) * 2008-03-31 2009-10-08 三菱自動車工業株式会社 パネル装置
KR101324586B1 (ko) * 2013-07-25 2013-11-01 (주)드림텍 돔키 가압 금형을 이용한 휴대용 단말기의 홈키 제조방법
JP2015173051A (ja) * 2014-03-12 2015-10-01 シチズン電子株式会社 スイッチ

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DE112008003794T5 (de) 2008-03-31 2011-04-28 Mitsubishi Jidosha Kogyo K.K. Bedienfeldvorrichtung
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KR101324586B1 (ko) * 2013-07-25 2013-11-01 (주)드림텍 돔키 가압 금형을 이용한 휴대용 단말기의 홈키 제조방법
JP2015173051A (ja) * 2014-03-12 2015-10-01 シチズン電子株式会社 スイッチ

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