JPH0731563A - 暖房便座の製造方法 - Google Patents
暖房便座の製造方法Info
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- JPH0731563A JPH0731563A JP18391993A JP18391993A JPH0731563A JP H0731563 A JPH0731563 A JP H0731563A JP 18391993 A JP18391993 A JP 18391993A JP 18391993 A JP18391993 A JP 18391993A JP H0731563 A JPH0731563 A JP H0731563A
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- JP
- Japan
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- adhesive
- sheet
- toilet seat
- aluminum sheet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アルミシートへのヒーター線の接着と、便座
へのアルミシートの粘着を効率よく行うことができる暖
房便座の製造方法を提供する。 【構成】 アルミシート1の片面に粘着剤2を塗布す
る。粘着剤2をセパレートシート3で覆う。アルミシー
ト1の反対面にホットメルト系の接着剤4を塗布する。
アルミシート1を便座の形状に打ち抜く。接着剤4を塗
布したアルミシート1の面に、ヒーター線5を圧接させ
る。セパレートシート3側から熱を加えて接着剤4を溶
かすことにより、ヒーター線5をアルミシート1に接着
する。セパレートシート3を剥がす。粘着剤2を塗布し
たアルミシート1の面を便座に粘着させる。
へのアルミシートの粘着を効率よく行うことができる暖
房便座の製造方法を提供する。 【構成】 アルミシート1の片面に粘着剤2を塗布す
る。粘着剤2をセパレートシート3で覆う。アルミシー
ト1の反対面にホットメルト系の接着剤4を塗布する。
アルミシート1を便座の形状に打ち抜く。接着剤4を塗
布したアルミシート1の面に、ヒーター線5を圧接させ
る。セパレートシート3側から熱を加えて接着剤4を溶
かすことにより、ヒーター線5をアルミシート1に接着
する。セパレートシート3を剥がす。粘着剤2を塗布し
たアルミシート1の面を便座に粘着させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒーターを内蔵した暖
房便座の製造方法に関する。
房便座の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、洋式の便器の便座部分にヒー
ターを内蔵した暖房便座が広く採用されている。この暖
房便座における便座は、通常、樹脂製であり、便座の裏
側にヒーター線を設けることによって暖房効果が得られ
る構成となっている。ただし、ヒーター線は細く、便座
に直接張っただけでは加熱が局部的になってしまうた
め、便座の背面全体に電熱シートを張り付け、この電熱
シートにヒーター線を接着することにより、ヒーターの
熱が便座全体に均一に伝わるようにしている。
ターを内蔵した暖房便座が広く採用されている。この暖
房便座における便座は、通常、樹脂製であり、便座の裏
側にヒーター線を設けることによって暖房効果が得られ
る構成となっている。ただし、ヒーター線は細く、便座
に直接張っただけでは加熱が局部的になってしまうた
め、便座の背面全体に電熱シートを張り付け、この電熱
シートにヒーター線を接着することにより、ヒーターの
熱が便座全体に均一に伝わるようにしている。
【0003】このような電熱シートとして通常用いられ
ているのは、アルミシートであるが、このアルミシート
を使用した暖房便座の製造は、従来から以下のような方
法により行われている。すなわち、まず、アルミシート
の片面に、熱により溶着するホットメルト系の接着剤を
薄く塗る。そして、このアルミシートを便座の形状に打
ち抜いた後、打ち抜かれたアルミシートとヒーター線を
接着剤の塗布した面で重ね合わせる。次に、アルミシー
トをヒーター線と反対側の面から加熱して接着剤を溶か
し、アルミシートとヒーター線を接着する。その後、ヒ
ーター線を接着したアルミシートを、市販の両面粘着テ
ープによって便座に粘着させる。
ているのは、アルミシートであるが、このアルミシート
を使用した暖房便座の製造は、従来から以下のような方
法により行われている。すなわち、まず、アルミシート
の片面に、熱により溶着するホットメルト系の接着剤を
薄く塗る。そして、このアルミシートを便座の形状に打
ち抜いた後、打ち抜かれたアルミシートとヒーター線を
接着剤の塗布した面で重ね合わせる。次に、アルミシー
トをヒーター線と反対側の面から加熱して接着剤を溶か
し、アルミシートとヒーター線を接着する。その後、ヒ
ーター線を接着したアルミシートを、市販の両面粘着テ
ープによって便座に粘着させる。
【0004】この両面粘着テープによる便座への粘着
は、まず、テープを便座の形状に合わせてカットしなが
ら便座に手作業で張り付け、セパレートシート(シリコ
ン樹脂を含浸させた剥離紙などが使用されている)を剥
してから、その上にヒーター線を接合しておいたアルミ
シートを張り付けることによって行う。
は、まず、テープを便座の形状に合わせてカットしなが
ら便座に手作業で張り付け、セパレートシート(シリコ
ン樹脂を含浸させた剥離紙などが使用されている)を剥
してから、その上にヒーター線を接合しておいたアルミ
シートを張り付けることによって行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような暖房便座の製造方法には、以下のような問題点が
あった。すなわち、両面粘着テープによってアルミシー
トを便座へ粘着させるためには、粘着テープを便座の形
状に合わせてカットする作業、そのテープを便座に張り
付ける作業を手作業で行わなければならず、面倒であっ
た。
ような暖房便座の製造方法には、以下のような問題点が
あった。すなわち、両面粘着テープによってアルミシー
トを便座へ粘着させるためには、粘着テープを便座の形
状に合わせてカットする作業、そのテープを便座に張り
付ける作業を手作業で行わなければならず、面倒であっ
た。
【0006】これに対処するため、アルミシートが原料
としてまだ帯状の段階で、アルミシートの全面に両面粘
着テープを貼っておいてから、便座の形状に合わせて打
ち抜き、その後、ヒーター線とアルミシートとを接着す
るようにすることが考えられる。このような方法によれ
ば、作業者は両面粘着テープのセパレートシートを剥す
だけで、すぐにアルミシートを便座に接着することがで
き、作業性が向上する。
としてまだ帯状の段階で、アルミシートの全面に両面粘
着テープを貼っておいてから、便座の形状に合わせて打
ち抜き、その後、ヒーター線とアルミシートとを接着す
るようにすることが考えられる。このような方法によれ
ば、作業者は両面粘着テープのセパレートシートを剥す
だけで、すぐにアルミシートを便座に接着することがで
き、作業性が向上する。
【0007】しかし、通常の両面粘着テープは一定の厚
さがあるので、熱によってホットメルト系の接着剤を溶
かす前に、アルミシートに両面粘着テープが張り付いて
いると、熱を加えても、両面粘着テープに熱が遮られて
しまい、両面粘着テープの反対側に塗布された接着剤に
まで届かない。したがって、接着剤を熱によって溶かし
てヒーター線とアルミシートとの接着を行うことが不可
能となる。特に、市販の両面粘着テープは、粘着剤の支
持材として紙が使用されており、この紙の両面に粘着剤
が設けられているため、このような両面粘着テープをア
ルミシートに貼ると、図7に示すように、アルミシート
1の表面には、粘着剤2、紙製の支持材2a、粘着剤
2、セパレートシート3が重ね合わされることになり、
セパレートシート3表面からアルミシート1表面までが
非常に厚くなり、セパレートシート3側から熱を加えて
も接着剤4を十分に熱することができない。
さがあるので、熱によってホットメルト系の接着剤を溶
かす前に、アルミシートに両面粘着テープが張り付いて
いると、熱を加えても、両面粘着テープに熱が遮られて
しまい、両面粘着テープの反対側に塗布された接着剤に
まで届かない。したがって、接着剤を熱によって溶かし
てヒーター線とアルミシートとの接着を行うことが不可
能となる。特に、市販の両面粘着テープは、粘着剤の支
持材として紙が使用されており、この紙の両面に粘着剤
が設けられているため、このような両面粘着テープをア
ルミシートに貼ると、図7に示すように、アルミシート
1の表面には、粘着剤2、紙製の支持材2a、粘着剤
2、セパレートシート3が重ね合わされることになり、
セパレートシート3表面からアルミシート1表面までが
非常に厚くなり、セパレートシート3側から熱を加えて
も接着剤4を十分に熱することができない。
【0008】本発明は、以上のような問題点を解決する
ために提案されたもので、その目的は、アルミシートへ
のヒーター線の接着と、便座へのアルミシートの粘着を
効率よく行うことができる暖房便座の製造方法を提供す
ることである。
ために提案されたもので、その目的は、アルミシートへ
のヒーター線の接着と、便座へのアルミシートの粘着を
効率よく行うことができる暖房便座の製造方法を提供す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、ヒーター線を電熱シート
に接着し、前記電熱シートを便座に粘着する暖房便座の
製造方法において、前記電熱シートの片面に粘着剤を塗
布し、前記粘着剤をセパレートシートで覆い、前記電熱
シートの反対面に熱溶着性の接着剤を塗布し、前記電熱
シートを前記便座の形状に打ち抜き、前記接着剤を塗布
した前記電熱シートの面に、前記ヒーター線を圧接さ
せ、前記セパレートシート側から熱を加えて前記接着剤
を溶かすことにより、前記ヒーター線を前記電熱シート
に接着し、前記セパレートシートを前記粘着剤から剥が
し、前記粘着剤を塗布した前記電熱シートの面を前記便
座に粘着させることを特徴とする。
めに、請求項1記載の発明は、ヒーター線を電熱シート
に接着し、前記電熱シートを便座に粘着する暖房便座の
製造方法において、前記電熱シートの片面に粘着剤を塗
布し、前記粘着剤をセパレートシートで覆い、前記電熱
シートの反対面に熱溶着性の接着剤を塗布し、前記電熱
シートを前記便座の形状に打ち抜き、前記接着剤を塗布
した前記電熱シートの面に、前記ヒーター線を圧接さ
せ、前記セパレートシート側から熱を加えて前記接着剤
を溶かすことにより、前記ヒーター線を前記電熱シート
に接着し、前記セパレートシートを前記粘着剤から剥が
し、前記粘着剤を塗布した前記電熱シートの面を前記便
座に粘着させることを特徴とする。
【0010】また、請求項2記載の発明は、前記セパレ
ートシートとして、前記接着剤を溶かす熱に対する耐熱
性を有するものを用いたことを特徴とする。
ートシートとして、前記接着剤を溶かす熱に対する耐熱
性を有するものを用いたことを特徴とする。
【0011】
【作用】上記のような構成を有する本発明の作用は以下
のとおりである。すなわち、請求項1記載の発明では、
電熱シートの片面に粘着剤を塗布する作業を、電熱シー
トの反対面にヒーター線を接着して便座の形状に打ち抜
く以前に行う。すると、電熱シートを便座に粘着させる
直前に行う作業が、セパレートシートを剥がすだけでよ
い。
のとおりである。すなわち、請求項1記載の発明では、
電熱シートの片面に粘着剤を塗布する作業を、電熱シー
トの反対面にヒーター線を接着して便座の形状に打ち抜
く以前に行う。すると、電熱シートを便座に粘着させる
直前に行う作業が、セパレートシートを剥がすだけでよ
い。
【0012】また、請求項2記載の発明では、耐熱性の
あるセパレートシートを用いているので、電熱シートに
ヒーター線を接着するためにセパレートシート側に熱を
加えても、セパレートシートが変質して粘着剤に悪影響
を与えることがない。
あるセパレートシートを用いているので、電熱シートに
ヒーター線を接着するためにセパレートシート側に熱を
加えても、セパレートシートが変質して粘着剤に悪影響
を与えることがない。
【0013】
(1)実施例の説明 以下、請求項1および請求項2記載の本発明に対応する
一実施例を図面にしたがって以下に説明する。なお、請
求項1記載の電熱シートはアルミシートとする。すなわ
ち、図1,図2に示すように、コンベア上を流れる帯状
のアルミシート1の片面全体に、粘着剤2を塗布する。
そして、この粘着剤2を覆うように、セパレートシート
3を乗せる。このセパレートシート3としては、ポリエ
チレンテレフタレート(PET)のような耐熱性(20
0℃)に優れたものを使用する。
一実施例を図面にしたがって以下に説明する。なお、請
求項1記載の電熱シートはアルミシートとする。すなわ
ち、図1,図2に示すように、コンベア上を流れる帯状
のアルミシート1の片面全体に、粘着剤2を塗布する。
そして、この粘着剤2を覆うように、セパレートシート
3を乗せる。このセパレートシート3としては、ポリエ
チレンテレフタレート(PET)のような耐熱性(20
0℃)に優れたものを使用する。
【0014】つぎに、アルミシート1のセパレートシー
ト3側とは反対の面全体に、熱を加えると溶けて塗布物
を接着させるホットメルト系の接着剤4を塗布する。さ
らに、このような状態のアルミシールト1を、打ち抜き
機9によって便座に対応させた形に打ち抜く。
ト3側とは反対の面全体に、熱を加えると溶けて塗布物
を接着させるホットメルト系の接着剤4を塗布する。さ
らに、このような状態のアルミシールト1を、打ち抜き
機9によって便座に対応させた形に打ち抜く。
【0015】一方、アルミシート1に接着するためのヒ
ーター線5は以下のように準備されている。すなわち、
図3に示すように、便座と同一の形状に形成された板状
の支持枠6があり、この支持枠6上の所定の位置に、複
数本のピン7が垂直に立ち上げられている。このピン7
は押圧によって下方に付勢されると支持枠6に引っ込
み、解放されると支持枠6から突出するように弾性部材
(図示せず)によって支持されている。そして、ヒータ
ー線5はこのようなピン7の間を渡すように張られ、全
体として蛇行した形状になっている。
ーター線5は以下のように準備されている。すなわち、
図3に示すように、便座と同一の形状に形成された板状
の支持枠6があり、この支持枠6上の所定の位置に、複
数本のピン7が垂直に立ち上げられている。このピン7
は押圧によって下方に付勢されると支持枠6に引っ込
み、解放されると支持枠6から突出するように弾性部材
(図示せず)によって支持されている。そして、ヒータ
ー線5はこのようなピン7の間を渡すように張られ、全
体として蛇行した形状になっている。
【0016】以上のように張られたヒーター線5上に、
図4,図5に示すように、打ち抜かれたアルミシート1
の接着剤4側の面を乗せ、プレス機10によってプレス
する。すると、ピン7が支持枠6内部に引っ込んで、接
着剤4にヒーター線5が圧接する。そして、プレス機1
0から熱を加えると、加えられた熱がセパレートシート
3から粘着剤2およびアルミシート1を介して接着剤4
に伝わり、接着剤4が溶ける。接着剤4にはヒーター線
5が圧接しているので、接着剤4が溶けることによって
ヒーター線5がアルミシート1に接着される。この状態
で、アルミシート1を支持枠6から引き離すと、ヒータ
ー線5がアルミシート1に付いた状態になる。
図4,図5に示すように、打ち抜かれたアルミシート1
の接着剤4側の面を乗せ、プレス機10によってプレス
する。すると、ピン7が支持枠6内部に引っ込んで、接
着剤4にヒーター線5が圧接する。そして、プレス機1
0から熱を加えると、加えられた熱がセパレートシート
3から粘着剤2およびアルミシート1を介して接着剤4
に伝わり、接着剤4が溶ける。接着剤4にはヒーター線
5が圧接しているので、接着剤4が溶けることによって
ヒーター線5がアルミシート1に接着される。この状態
で、アルミシート1を支持枠6から引き離すと、ヒータ
ー線5がアルミシート1に付いた状態になる。
【0017】このようなアルミシート1は、以下のよう
に便座に取り付けられる。すなわち、アルミシート1上
のセパレートシート3を剥がして、粘着剤2を露出させ
る。そして、図6に示すように、このセパレートシート
3の粘着剤2側を、便座8に当てて圧着する。すると、
便座にアルミシート1が粘着され、ヒーター線5による
便座8の加熱が可能な構成となる。
に便座に取り付けられる。すなわち、アルミシート1上
のセパレートシート3を剥がして、粘着剤2を露出させ
る。そして、図6に示すように、このセパレートシート
3の粘着剤2側を、便座8に当てて圧着する。すると、
便座にアルミシート1が粘着され、ヒーター線5による
便座8の加熱が可能な構成となる。
【0018】以上のような本実施例の効果は、以下のと
おりである。すなわち、アルミシート1の便座8への粘
着に、両面粘着テープを用いた場合、支持材となる紙に
よって粘着層が2層に分けられ厚くなってしまうのに対
して、本実施例による粘着剤2の層は1層で、セパレー
トシート3の表面からアルミシート1の表面までが薄く
なる。よって、熱を加えて接着剤4を溶かす前に、粘着
剤2を塗布しておくことができので、手作業で両面粘着
テープをカットして、便座8に貼るという作業を必要と
しなくなる。したがって、セパレートシート3を便座8
に粘着させる直前には、単にセパレートシート3をアル
ミシート1から剥がすだけでよいので、作業効率が向上
する。
おりである。すなわち、アルミシート1の便座8への粘
着に、両面粘着テープを用いた場合、支持材となる紙に
よって粘着層が2層に分けられ厚くなってしまうのに対
して、本実施例による粘着剤2の層は1層で、セパレー
トシート3の表面からアルミシート1の表面までが薄く
なる。よって、熱を加えて接着剤4を溶かす前に、粘着
剤2を塗布しておくことができので、手作業で両面粘着
テープをカットして、便座8に貼るという作業を必要と
しなくなる。したがって、セパレートシート3を便座8
に粘着させる直前には、単にセパレートシート3をアル
ミシート1から剥がすだけでよいので、作業効率が向上
する。
【0019】また、アルミシート1と便座8との間の粘
着剤2の層が薄いので、接着剤4を溶かすために要する
時間が少なくて済み、製造効率がよくなる。
着剤2の層が薄いので、接着剤4を溶かすために要する
時間が少なくて済み、製造効率がよくなる。
【0020】そして、アルミシート1と便座8との間の
粘着剤2の層が薄いので、製造された暖房便座のヒータ
ー線5から便座への熱伝導が良くなり、ユーザーが快適
に使用できる製品の提供が実現可能となる。
粘着剤2の層が薄いので、製造された暖房便座のヒータ
ー線5から便座への熱伝導が良くなり、ユーザーが快適
に使用できる製品の提供が実現可能となる。
【0021】さらに、本実施例は、オートメーションに
より行うことが可能で、たとえば、打ち抜かれたアルミ
シート1を便座8を粘着する作業が、別の工場に搬送さ
れて行われる場合であっても、搬送を受けた工場では単
にセパレートシート3を剥すだけで即座に便座8に粘着
させることができるので、生産性が向上する。
より行うことが可能で、たとえば、打ち抜かれたアルミ
シート1を便座8を粘着する作業が、別の工場に搬送さ
れて行われる場合であっても、搬送を受けた工場では単
にセパレートシート3を剥すだけで即座に便座8に粘着
させることができるので、生産性が向上する。
【0022】(2)その他の実施例 なお、本発明は以上のような実施例に限定されるもので
はなく、各手順で用いられる部材の材質、形状等は適宜
変更可能である。たとえば、電熱シートとして用いるも
のは、アルミシート1に限定されず、ヒーター線5の熱
を伝えることができるものであればよい。また、セパレ
ートシート3は、紙であってもよい。ただし、紙を用い
る場合は、熱を伝えるために適度な薄さのものにし、粘
着剤2との接触面にシリコンを含浸させたものを用いる
とよい。
はなく、各手順で用いられる部材の材質、形状等は適宜
変更可能である。たとえば、電熱シートとして用いるも
のは、アルミシート1に限定されず、ヒーター線5の熱
を伝えることができるものであればよい。また、セパレ
ートシート3は、紙であってもよい。ただし、紙を用い
る場合は、熱を伝えるために適度な薄さのものにし、粘
着剤2との接触面にシリコンを含浸させたものを用いる
とよい。
【0023】そして、接着剤4はホットメルト系のもの
で、ヒーター線5を十分に接着させることができるもの
であればどのようなものでもよい。また、粘着剤2の種
類も、便座8へ確実に粘着させることができるものであ
ればどのようなものでもよい。
で、ヒーター線5を十分に接着させることができるもの
であればどのようなものでもよい。また、粘着剤2の種
類も、便座8へ確実に粘着させることができるものであ
ればどのようなものでもよい。
【0024】また、支持枠6の形状およびピン7の配列
は、上述の実施例のように限定されるものではなく、支
持枠6およびピン7を用いずにヒーター線5を接着剤4
に接着させてもよい。
は、上述の実施例のように限定されるものではなく、支
持枠6およびピン7を用いずにヒーター線5を接着剤4
に接着させてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アルミシートの片面に粘着剤を塗布した後に、アルミシ
ートの反対面にヒーター線を熱接着することによって、
アルミシートへのヒーター線の接着と、便座へのアルミ
シートの粘着を効率よく行うことが可能な暖房便座の製
造方法を提供することができる。
アルミシートの片面に粘着剤を塗布した後に、アルミシ
ートの反対面にヒーター線を熱接着することによって、
アルミシートへのヒーター線の接着と、便座へのアルミ
シートの粘着を効率よく行うことが可能な暖房便座の製
造方法を提供することができる。
【図1】本発明の一実施例において使用するアルミシー
トおよび粘着剤等の積層構造を示す断面図
トおよび粘着剤等の積層構造を示す断面図
【図2】本発明の一実施例において使用するアルミシー
トおよび粘着剤等の積層過程を示す斜視図
トおよび粘着剤等の積層過程を示す斜視図
【図3】本発明の一実施例において使用する支持枠およ
びヒーター線を示す平面図
びヒーター線を示す平面図
【図4】本発明の一実施例におけるアルミシートへのヒ
ーター線の接着前の状態を示す側面図
ーター線の接着前の状態を示す側面図
【図5】本発明の一実施例におけるアルミシートへのヒ
ーター線の接着後の状態を示す側面図
ーター線の接着後の状態を示す側面図
【図6】本発明の一実施例において便座へアルミシート
を粘着させた状態を示す側面断面図
を粘着させた状態を示す側面断面図
【図7】両面粘着テープを用いてアルミシートを便座へ
粘着させた状態を示す側面断面図
粘着させた状態を示す側面断面図
1…アルミシート 2…粘着剤 2a…支持材 3…セパレートシート 4…接着剤 5…ヒーター線 6…支持枠 7…ピン 8…便座 9…打ち抜き機 10…プレス機
Claims (2)
- 【請求項1】 ヒーター線を電熱シートに接着し、前記
電熱シートを便座に粘着する暖房便座の製造方法におい
て、 前記電熱シートの片面に粘着剤を塗布し、 前記粘着剤をセパレートシートで覆い、 前記電熱シートの反対面に熱溶着性の接着剤を塗布し、 前記電熱シートを前記便座の形状に打ち抜き、 前記接着剤を塗布した前記電熱シートの面に、前記ヒー
ター線を圧接させ、 前記セパレートシート側から熱を加えて前記接着剤を溶
かすことにより、前記ヒーター線を前記電熱シートに接
着し、 前記セパレートシートを前記粘着剤から剥がし、 前記粘着剤を塗布した前記電熱シートの面を前記便座に
粘着させることを特徴とする暖房便座の製造方法。 - 【請求項2】前記セパレートシートとして、前記接着剤
を溶かす熱に対する耐熱性を有するものを用いたことを
特徴とする請求項1記載の暖房便座の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18391993A JPH0731563A (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | 暖房便座の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18391993A JPH0731563A (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | 暖房便座の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0731563A true JPH0731563A (ja) | 1995-02-03 |
Family
ID=16144113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18391993A Pending JPH0731563A (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | 暖房便座の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0731563A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7141760B2 (en) | 2002-11-15 | 2006-11-28 | W.E.T. Automotive Systems Ag | Covered conductor and heater formed therewith |
US8418272B2 (en) | 2007-03-12 | 2013-04-16 | Panasonic Corporation | Toilet seat apparatus |
US9963056B2 (en) * | 2001-09-20 | 2018-05-08 | Kurabe Industrial Co., Ltd. | Seat heater and a manufacturing method of seat heater |
-
1993
- 1993-07-26 JP JP18391993A patent/JPH0731563A/ja active Pending
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