JP2001226646A - 織マークの熱圧着方法及びそれに用いられる耐熱粘着レイアウトシート - Google Patents

織マークの熱圧着方法及びそれに用いられる耐熱粘着レイアウトシート

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JP2001226646A JP2000281473A JP2000281473A JP2001226646A JP 2001226646 A JP2001226646 A JP 2001226646A JP 2000281473 A JP2000281473 A JP 2000281473A JP 2000281473 A JP2000281473 A JP 2000281473A JP 2001226646 A JP2001226646 A JP 2001226646A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 織マークをそのホットメルト接着剤によりユ
ニフォームへ熱圧着する場合に、ヒートカットした織マ
ークを人手でレイアウトシート上に並べるという手間を
省き、そのレイアウトの際に発生するズレや間違いを防
止する。 【解決手段】 ヒートカット機のヒートペン温度以上の
耐熱性のあるポリイミド樹脂から成る透明又は半透明な
耐熱性シート3上に粘着剤2を積層してなる耐熱粘着レ
イアウトシートAを設け、その上に織マーク1を戴置固
定して直接ヒートカット機でヒートカットを行い、その
ヒートカット後にマーク形状の織マーク1を耐熱粘着レ
イアウトシートAに固定したまま、ホットメルト接着剤
1aによりユニフォーム6に熱圧着し、その後に耐熱粘
着レイアウトシートAを剥がす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学繊維等の繊維
を用いた布を支持体とする織マークをスポーツユニフォ
ームの背番号や胸マーク等に使用するためにヒートカッ
トして被着体に熱圧着させる場合の熱圧着方法、及びそ
れに用いられる耐熱粘着レイアウトシートに関する技術
分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来より、化学繊維等の繊維を用いた布
を支持体とする織マークを被着体の所定位置に接着して
マーキングする場合、布の片面にホットメルト接着剤層
を積層して成る織マークが一般に用いられている。
【0003】このような織マークを被着体に接着する場
合、織マークを平滑なガラス板や金属板等から成るカッ
ト台上にスプレー糊(粘着剤)等を用いて動かないよう
に仮固定し、この仮固定された織マークを、ヒートペン
やヒートカッター等を用いて溶融切断しながら所望のマ
ーク形状にカッティングする。そして、このカッティン
グされたマーク形状の各織マークをカット台から剥がし
て、例えば厚さ100〜200μmのポリエチレンテレ
フタレート(PET)上に粘着剤をコーティングした粘着
シートから成るレイアウトシート上に人手で並べ、そし
て、このレイアウトシートをユニフォーム等の被着体の
マーキングしようとする箇所に、被着体とホットメルト
接着剤層とが接触するように置いて熱プレスで加熱加圧
することにより、上記ホットメルト接着剤層を溶融させ
て各織マークを被着体に一体に接着させた後、上記レイ
アウトシートを剥がすようにしている。
【0004】また、上記のようなレイアウトシートを用
いずに、織マークを直接、ユニフォーム等の被着体の所
定位置に、被着体とホットメルト接着剤層とが接触する
ように一つずつ人手で置き、熱プレスで加熱加圧するこ
とにより、各織マークを被着体に一体に接着させるよう
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の熱
圧着方法では、文字や数字等にヒートカットされた織マ
ークをレイアウトシート上又は被着体上の所定位置に並
べる場合、上記文字や数字の織マークの1つ1つを人手
で並べるので極めて手間がかかるのは避けられない。ま
た、人手による作業であるので、織マークがレイアウト
シート又は被着体の所定のマーキング位置からずれた
り、或いは間違った箇所にレイアウトされたりするとい
った問題が生じていた。
【0006】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、上記レイアウトシート
に工夫を凝らすことにより、ヒートカットした織マーク
の1つ1つを人手でレイアウトシート又は被着体に並べ
るという手間を省き、さらには、織マークを人手によっ
てレイアウトシート又は被着体にレイアウトする場合に
発生するズレや間違いを防止することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、ヒートカット温度以上の耐熱性を
有する耐熱粘着レイアウトシート上に織マークを保持し
てヒートカットすると共に、そのヒートカット後の織マ
ークを耐熱性レイアウトシートで保持したまま被着体に
熱圧着させるようにした。
【0008】具体的には、請求項1の発明では、繊維を
用いた布の片面にホットメルト接着剤を積層して成る織
マークを、所定のマーク形状にヒートカットした後に被
着体の所定位置に上記ホットメルト接着剤により熱圧着
させる熱圧着方法であって、まず、上記ヒートカット温
度以上の耐熱性を有する耐熱性シート上に粘着剤を積層
して成る耐熱粘着レイアウトシートを用意する。そし
て、この耐熱粘着レイアウトシートの粘着剤上に上記織
マークを繊維側が粘着剤側になるように重ねて固定した
状態で、その耐熱粘着レイアウトシート上の織マークを
ホットメルト接着剤層の側から所望のマーク形状にヒー
トカットする。次いで、上記織マークのマーク形状以外
の不要部分を耐熱粘着レイアウトシートから取り除いた
後、その織マークを耐熱粘着レイアウトシートと共に被
着体の所定位置に熱圧着させ、しかる後に、上記耐熱粘
着レイアウトシートを織マークから剥がす。
【0009】上記の方法によると、織マークを耐熱粘着
レイアウトシート上に織マークの繊維側が粘着剤側にな
るように固定した状態で、織マークのホットメルト接着
剤の側からヒートカットし、そのヒートカット後にマー
ク形状の織マークを同一のレイアウトシート上に固定し
たままの状態で被着体に熱圧着させるため、上記織マー
クを、例えばコンピューター上にレイアウトした通りの
マーク形状にカッティングできるとともに、ヒートカッ
トした後の織マークの1つ1つを人手でレイアウトシー
ト上又は直接被着体上に並べるという手間を省くことが
可能となる。しかも、上記カッティングした織マークを
レイアウトシート上又は直接被着体上にレイアウトする
場合に生じるズレや間違いを防止することができる。
【0010】請求項2の発明では、上記耐熱粘着レイア
ウトシートの耐熱性シートは透明又は半透明のものとす
る。このように、耐熱性シートが透明又は半透明である
ので、ヒートカットした織マークのマーク形状以外の不
要部分を耐熱粘着レイアウトシートから取り除いた後、
該織マークを耐熱粘着レイアウトシートと一体的に被着
体の所定位置にレイアウトして熱圧着する場合に、被着
体上のマーク位置が安定して見えるようになり、そのマ
ーク位置が見えないために生ずるズレや間違い等の問題
を防止できる。
【0011】請求項3の発明では、上記織マークの熱圧
着方法において、耐熱粘着レイアウトシートの耐熱性シ
ートは、溶融温度300℃以上のポリイミド樹脂から成
るシートとする。
【0012】この発明の方法によれば、耐熱粘着レイア
ウトシートの耐熱性シートは300℃以上の溶融温度を
持つポリイミド樹脂が用いられているので、ヒートカッ
ト時には耐熱粘着レイアウトシート(耐熱性シート)が
織マークと一緒に切断されてしまうということはなく、
レイアウトシートと織マークとを一体にヒートカットを
行うことができ、望ましい耐熱性シートが具体的に得ら
れる。尚、耐熱性シートの溶融温度は300℃よりも低
いと、ヒートカット時に織マークと共にカットされる虞
れがあるので300℃以上とする。
【0013】請求項4の発明では、上記織マークの熱圧
着方法において、耐熱粘着レイアウトシートの耐熱性シ
ートは、ガラス転移温度Tgが200℃以上の樹脂から
成るシートとする。このような樹脂シートとしては、ポ
リイミド、ポリエーテルスルフォン、ポリアリレート等
の樹脂シート、ケブラーフィルム、テクノーラフィルム
等が用いられる。
【0014】この発明の方法によれば、耐熱粘着レイア
ウトシートの耐熱性シートは200℃以上のガラス転移
温度Tgを持つ樹脂が用いられているので、ヒートカッ
ト時には耐熱粘着レイアウトシート(耐熱性シート)が
織マークと一緒に切断されてしまうということはなく、
レイアウトシートと織マークとを一体にヒートカットを
行うことができ、望ましい耐熱性シートが具体的に得ら
れる。尚、耐熱性シートのガラス転移温度Tgは200
℃よりも低いと、ヒートカット時に織マークと共にカッ
トされる虞れがあるので200℃以上とする。
【0015】請求項5の発明は、繊維を用いた布の片面
にホットメルト接着剤を積層して成る織マークを、所定
のマーク形状にヒートカットした後に被着体の所定位置
にホットメルト接着剤により熱圧着させる熱圧着方法に
用いられる耐熱粘着レイアウトシートの発明である。こ
の耐熱性粘着レイアウトシートは、上記ヒートカット温
度以上の耐熱性を有する耐熱性シート上に粘着剤を積層
して成る。そして、織マークのヒートカット時に織マー
クが上記粘着剤上に織マークの繊維側を粘着剤側にして
戴置固定された状態でヒートカットされ、そのヒートカ
ット後に織マークのマーク形状以外の不要部分が除去さ
れように構成されていることとする。この発明でも上記
請求項1の発明と同様の作用効果が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】図2は本発明の実施形態に係る織
マーク1を示し、この織マーク1は、化学繊維を用いた
布1bの片面にホットメルト接着剤1aを積層してなる
もので、ホットメルト接着剤1aは、布1bを被着体と
しての後述するユニフォーム6へ接着する役目、布1b
自体に腰を持たせる役目等を担っている。また、ホット
メルト接着剤層1aを構成する接着剤の種類としては、
ポリエチレン系、ポリウレタン系、ポリアミド系、ポリ
エステル系、ポリ酢酸ビニル系、ポリメタクリレート系
等の少なくとも1つ以上の接着剤が用途目的に応じて選
定される。一方、上記布1bは、化学繊維からなるもの
に限定されず、ヒートカット機のヒートペン温度により
切断されるものであればよい。
【0017】図1は、本発明の実施形態に係る耐熱粘着
レイアウトシートAを示す。この耐熱粘着レイアウトシ
ートAは耐熱性シート3上に粘着剤2が積層されてな
る。この粘着剤2は、ヒートペン等によるカット作業時
に上記織マーク1を耐熱粘着レイアウトシートA上に密
着固定させる役目と、織マーク1が熱圧着時に布地から
位置ズレしないようにする役目とを担っている。粘着剤
2を構成する粘着剤の種類としては、アクリル系、ゴム
系、ポリウレタン系等が望ましい。また、上記粘着剤2
の厚みは例えば30μm程度に設定するのがよい。この
厚みに設定したことによって織マーク1の布1bと耐熱
性シート3との密着力を適切に保ち、ヒートカット時に
織マーク1が動いてズレ等が生じるのを防ぐことができ
る。
【0018】さらに、上記耐熱性シート3は、ヒートカ
ット時のヒートペン等によって切断されないようにする
ために、ヒートペン等によるヒートカット温度以上の耐
熱性を有する。具体的には、耐熱性シート3は、その溶
融温度が300℃以上、より好ましくは500℃以上の
ポリイミド樹脂から成る透明又は半透明(目視でレイア
ウトシート上の目的の位置がわかる程度の透明性を有す
るもの)のシートである。又は、耐熱性シート3のガラ
ス転移温度Tgが200℃以上、より好ましくは250
℃以上のポリイミド樹脂から成る透明又は半透明(目視
でレイアウトシート上の目的の位置がわかる程度の透明
性を有するもの)のシートである。この耐熱性シート3
の厚さは例えば50μmに設定される。尚、この耐熱性
シート3は、ポリイミド樹脂から成る透明又は半透明の
シートの他に、上記ポリイミド樹脂と同等か又はそれ以
上の耐熱性を持つ透明又は半透明なシートとすることが
可能である。
【0019】次に、上記の如く構成された耐熱粘着レイ
アウトシートAを用いて織マーク1をユニフォーム6上
へマーキングする作業を図3〜図6に基づいて説明す
る。
【0020】まず、図3に示すように、ガラス板等から
成るセット台4上に上記耐熱粘着レイアウトシートAを
耐熱性シート3が接触するように置き、その端をテープ
等で止めて固定する。上記セット台4はガラス板に限ら
ず金属板等であっても構わない。
【0021】そして、上記耐熱粘着レイアウトシートA
上に上記織マーク1をその布1b側が粘着剤2と粘着す
るように置き、この粘着剤2において耐熱粘着レイアウ
トシートAに固定された織マーク1を図外のヒートカッ
ト機により所望のマーク形状(図示例では「BA」の表
裏反転形状)にカッティングする。このカッティングに
おいては、耐熱性シート3はヒートカット温度以上の耐
熱性を備えているため、織マーク1のみがカッティング
されることとなる。このとき、後述するように、カッテ
ィングされた織マーク1を表裏反対にしてユニフォーム
6に接着するため、ユニフォーム6へのマーキング形状
とは表裏反転形状にヒートカットを行う必要があり、例
えば本実施形態では「BA」の表裏反転形状にヒートカ
ットを行う。
【0022】次いで、図4に示すように、上記ヒートカ
ッティング後の織マーク1から不要部分(図示例では
「BA」の表裏反転文字を残してその周り)を取り除く
ことにより、所望のマーク形状のみの織マーク1を耐熱
粘着レイアウトシートA上に形成する。
【0023】この後、図5に示すように、上記耐熱粘着
レイアウトシートA上のマーク形状の織マーク1を、マ
ーキングしようとする被着体であるユニフォーム6上に
熱圧着させる。すなわち、まず、図5(a)に示すよう
に、ユニフォーム6をプレス装置のプレス下板7上に置
き、さらに、このユニフォーム6上のマーキングしよう
とする箇所に、上記不要部分を取り除いた織マーク1を
耐熱粘着レイアウトシートAと一体にしてセットする。
このとき、上記耐熱粘着レイアウトシートAの耐熱性シ
ート3は、耐熱粘着レイアウトシートAを通してユニフ
ォーム6における対象のレイアウト位置が目視できる程
度の透明又は半透明のシートであるため、織マーク1を
ユニフォーム6にレイアウトする場合のズレや間違い等
を防止できる。
【0024】そして、この状態で、プレス装置における
熱板から成るプレス上板5を下降させ、このプレス上板
5で織マーク1をユニフォーム6に押し付けて加熱加圧
をすることにより、織マーク1をそのホットメルト接着
層1aによりユニフォーム6に一体に接着する。
【0025】その後、上記織マーク1、耐熱粘着レイア
ウトシートA及びユニフォーム6をプレス装置から取り
出し、図5(b)に示すように、耐熱粘着レイアウトシ
ートAを織マーク1の布1bから剥離する。このことに
より、図5(c)及び図6に示すように、織マーク1の
所望のマーク形状がユニフォーム6上に一体に熱圧着さ
れてマーキングが終わる。
【0026】従って、この実施形態においては、耐熱粘
着レイアウトシートA上に織マーク1をその布1b側が
粘着剤2側になるように固定し、次いで織マーク1のホ
ットメルト接着剤層1aの側からヒートカットを行うこ
とができ、織マーク1をレイアウトした通りのマーク形
状にカッティングできると共に、ヒートカットした後の
織マーク1の1つ1つを人手で耐熱粘着レイアウトシー
トA上に並べる必要はない。また、該織マーク1を耐熱
粘着レイアウトシートAと一体に被着体の所定位置にレ
イアウトして熱圧着するので、被着体上の織マーク1の
ズレや間違い等の問題を防止できる。
【0027】
【実施例】次に、具体的に実施した実施例について説明
する。まず、厚さ50μmの耐熱性シートに粘着剤を3
0μm設けてレイアウトシートを作製した。この耐熱性
シートとしては、東レ(株)製の商品名「カプトン」か
らなるポリイミドシートを、また粘着剤としては一方社
油脂工業社製の商品名「AS・665」のアクリル系粘
着剤をそれぞれ用いた。
【0028】そして、上記レイアウトシートをガラス板
上に上記耐熱性シートが接触するように置き、その端を
セロテープ(登録商標)で止めた。その後、宝来社製の
「ATサテン」からなる織マークをレイアウトシート上
に織マークの布側とレイアウトシートの粘着剤側とが接
触するように置き、ヒートカット機でレイアウトした通
りのマーク形状にヒートカットした。ヒートカット機の
ヒートペン温度は500℃で、カットスピードは3m/
分であった。その後に、織マークの不要部分を取り除い
た。このとき、ポリイミド樹脂から成る耐熱性シートは
切断されずに所望の形状にレイアウトされた織マークの
マーク形状をレイアウトシート上に作ることができた。
【0029】次いで、この織マークのついたレイアウト
シートをユニフォーム上に置き、熱プレスでユニフォー
ムと織マークのホットメルト接着剤とを接着させた後、
レイアウトシートを剥がした。その結果、ユニフォーム
上に所望の形状の織マークをずれなくマーキングでき
た。よって本発明が有効なことが裏付けられた。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び5の
発明によると、織マークをそのホットメルト接着剤によ
り被着体の所定位置に熱圧着させる場合に、ヒートカッ
ト温度以上の耐熱性を有する耐熱粘着レイアウトシート
上に上記織マークを重ねて固定した状態で、その織マー
クを所望のマーク形状にヒートカットし、そのマーク形
状以外の不要部分をレイアウトシートから取り除いた織
マークを耐熱粘着レイアウトシートと共に被着体の所定
位置に熱圧着させた後に、耐熱粘着レイアウトシートを
織マークから剥がすようにしたことにより、ヒートカッ
トした織マークの1つ1つを人手でレイアウトシート上
に並べるという手間を省いて作業性の向上を図ると共
に、織マークを耐熱粘着レイアウトシート上にレイアウ
トする場合に生じるズレや間違いを防止して、織マーク
の圧着精度の向上を図ることができる。
【0031】請求項2の発明によると、上記耐熱性シー
トは、透明又は半透明のシートとしたことにより、上記
ヒートカット後に不要部分をレイアウトシートから取り
除き、該織マークを耐熱粘着レイアウトシートと共に被
着体上の所定位置にレイアウトする場合に生じるズレや
間違い等を防止することができる。
【0032】請求項3及び4の発明によれば、耐熱粘着
レイアウトシートの耐熱性シートを、溶融温度300℃
以上のポリイミド樹脂から成るシート、又はガラス転移
温度が200℃以上の樹脂から成るシートとしたこと
で、上記耐熱性シートの望ましい例が容易に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る耐熱粘着レイアウトシ
ートの断面図である。
【図2】織マークの断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る熱圧着方法において織
マークを耐熱粘着レイアウトシート上に固定した状態を
示す斜視図である。
【図4】織マークをヒートカットした状態を示す斜視図
である。
【図5】ヒートカットされた織マークをユニフォームに
熱圧着する工程を示す工程図である。
【図6】ユニフォーム上にマーキングされた織マークを
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 織マーク 1a ホットメルト接着剤 1b 布 2 粘着剤 3 耐熱性シート 6 ユニフォーム(被着体) A 耐熱粘着レイアウトシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J004 AA05 AA07 AA09 AA10 AA14 AA15 AA16 AB01 AB03 CA06 CB01 CC03 FA01 4J040 JA09 JB01 JB09 MB02 MB03 PA30 PA33 PA42

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維を用いた布の片面にホットメルト接
    着剤を積層して成る織マークを、所定のマーク形状にヒ
    ートカットした後に被着体の所定位置に上記ホットメル
    ト接着剤により熱圧着させる熱圧着方法であって、 上記ヒートカット温度以上の耐熱性を有する耐熱性シー
    ト上に粘着剤を積層して成る耐熱粘着レイアウトシート
    を用意し、 上記耐熱粘着レイアウトシートの粘着剤上に上記織マー
    クを繊維側が粘着剤側になるように重ねて固定した状態
    で、その耐熱粘着レイアウトシート上の織マークをホッ
    トメルト接着剤層の側から所望のマーク形状にヒートカ
    ットし、 上記織マークのマーク形状以外の不要部分を耐熱粘着レ
    イアウトシートから取り除いた後、該織マークを耐熱粘
    着レイアウトシートと共に被着体の所定位置に熱圧着さ
    せ、しかる後に、上記耐熱粘着レイアウトシートを織マ
    ークから剥がすことを特徴とする織マークの熱圧着方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1の織マークの熱圧着方法におい
    て、 耐熱粘着レイアウトシートの耐熱性シートは、透明又は
    半透明のシートであることを特徴とする織マークの熱圧
    着方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の織マークの熱圧着方法
    において、 耐熱粘着レイアウトシートの耐熱性シートは、溶融温度
    300℃以上のポリイミド樹脂から成るシートであるこ
    とを特徴とする織マークの熱圧着方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2の織マークの熱圧着方法
    において、 耐熱粘着レイアウトシートの耐熱性シートは、ガラス転
    移温度が200℃以上の樹脂から成るシートであること
    を特徴とする織マークの熱圧着方法。
  5. 【請求項5】 繊維を用いた布の片面にホットメルト接
    着剤を積層して成る織マークを、所定のマーク形状にヒ
    ートカットした後に被着体の所定位置にホットメルト接
    着剤により熱圧着させる熱圧着方法に用いられる耐熱粘
    着レイアウトシートであって、 上記ヒートカット温度以上の耐熱性を有する耐熱性シー
    ト上に粘着剤を積層して成り、 上記織マークのヒートカット時に織マークが上記粘着剤
    上に織マークの繊維側を粘着剤側にして戴置固定された
    状態でヒートカットされ、 上記織マークのヒートカット後に織マークのマーク形状
    以外の不要部分が除去されるように構成されていること
    を特徴とする耐熱粘着レイアウトシート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104140769A (zh) * 2014-08-06 2014-11-12 苏州卓越工程塑料有限公司 一种泡罩包装用热熔胶
CN106393839A (zh) * 2016-09-07 2017-02-15 广东溢达纺织有限公司 多色梭织唛章及其制作方法

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CN104140769A (zh) * 2014-08-06 2014-11-12 苏州卓越工程塑料有限公司 一种泡罩包装用热熔胶
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