JPH0530613B2 - - Google Patents

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JPH0530613B2
JPH0530613B2 JP9015284A JP9015284A JPH0530613B2 JP H0530613 B2 JPH0530613 B2 JP H0530613B2 JP 9015284 A JP9015284 A JP 9015284A JP 9015284 A JP9015284 A JP 9015284A JP H0530613 B2 JPH0530613 B2 JP H0530613B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vinyl chloride
case
paint
sheet
decorative panel
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP9015284A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60234398A (ja
Inventor
Hideo Kashiwaguma
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP9015284A priority Critical patent/JPS60234398A/ja
Publication of JPS60234398A publication Critical patent/JPS60234398A/ja
Publication of JPH0530613B2 publication Critical patent/JPH0530613B2/ja
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  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は小型電子機器における機器ケースの
製造方法に関する。
〔発明の背景〕
近年、小型電子式計算機、ラジオ・カセツトテ
ープレコーダ等の音響機器、あるいは液晶表示装
置等のフラツトデイスプレイパネルを使用した超
小型テレビジヨン受像機等の各種の電子機器にお
いては、電子部品の小型化および低消費電力化に
伴つてポータブル化が進んでいると共に、電子部
品を内蔵する内部ケースを柔軟な合成樹脂シー
ト、例えば塩化ビニルシートで包むことにより、
機器の保護を図ると共に、高級な感触およびイメ
ージが得られるようになつている。
このような電子機器においては、内部ケースを
アルミニウム板等の金属パネルと柔軟な合成樹脂
シートとで包み、この合成樹脂シートと金属パネ
ルとの周縁部を高周波ウエルダで接着する方法が
検討されている。例えば、金属パネルとしてのア
ルミニウム板と合成樹脂シートとしての塩化ビニ
ルシートとを接着する方法としては、従来、アル
ミニウム板および塩化ビニルシートの一方にアク
リル系もしくはニトリル・ブタジエンゴム
(NBR)系等の耐可塑剤性を有する接着剤を設
け、この接着剤を介して高周波ウエルダで熱圧着
する方法があるが、このような接着方法では充分
な接着力を得ることは極めて難しい。即ち、熱圧
着時の温度と圧力が低いと、アルミニウム板と塩
化ビニルシートとが充分に接着せず、このため、
温度と圧力を高くして充分に接着すると、合成皮
革としての塩化ビニルシートの表面が光沢を帯び
てしまい、商品価値が低下するという問題があつ
た。
このようなことから、従来、塩化ビニルシート
に対する可塑剤の影響を考慮して、ポリエステル
系の接着層とニトリル・ブタジエンゴム(NBR)
系の接着層とを積層してなる2層の熱圧着テープ
を用いる方法が考えられているが、このような接
着方法では熱圧着テープが高価なものになるばか
りか、充分な接着力が得られなかつた。
〔発明の目的〕
この発明は上記のような事情を背景になされた
もので、合成樹脂シートと金属パネルとを強力に
接着することができると共に、合成樹脂シートの
表面が光沢を帯びることなく、商品価値が高く、
高級感のある電子機器を得ることができる機器ケ
ースの製造方法を提供することにある。
〔発明の要点〕
この発明は上記のような目的を達成するため、
金属パネルの表面に塩化ビニル系の塗料を塗布
し、この後、塗料を介して合成樹脂シートを金属
パネルに高周波溶着するようにしたものである。
〔発明の実施例〕
以下、この発明を手帳型ケース付き小型電子式
計算機に適用した場合につき、第1図および第2
図を参照して説明する。
第1図はこの発明の製造方法により製作された
小型電子式計算機の外観斜視図である。この小型
電子式計算機1は、左右2つに折り曲がる手帳型
ケース2の右側にキースイツチ部3を備え、左側
に表示部4および太陽電池部5等を備えたもので
ある。
即ち、手帳型ケース2は上下2枚の軟質な塩化
ビニルシート6,7を重ね合わせたものであり、
その中央には折曲部2aが形成されており、しか
も上側の塩化ビニルシート6には折曲部2aを境
にして左右に開口6a,6bがそれぞれ形成され
ている。そして、上下2枚の塩化ビニルシート
6,7の間には、右側にキースイツチ部3が、左
側に表示部4および太陽電池部5が化粧パネル8
を介して、それぞれ配置されている。
キースイツチ部3はキーボードスイツチ9のキ
ーシンボル9a…を押すことにより、計算情報を
入力するものであり、キーボードスイツチ9はキ
ーボードシート、可動接点シート、スペーサ、お
よび固定接点シート等を上から順に積層してな
り、その下側に図示しないステンレス製の補強板
等が配置されるようになつている。
表示部4は液晶表示装置等よりなり、キースイ
ツチ部3の操作に応じた計算データおよび計算結
果等の情報を表示し、太陽電池部5は太陽電池よ
りなり、計算機1全体の電源をなすものである。
そして、表示部4の液晶表示装置および太陽電池
部5の太陽電池は化粧パネル8に形成された各窓
部8a,8bにそれぞれ対応し、かつ後述するイ
ンナケース10内に配置されている。この場合、
化粧パネル8はアルミニウム板よりなり、インナ
ケース10の上部に取り付けられている。なお、
インナケース10は硬質の合成樹脂よりなり、内
部に上述した液晶表示装置および太陽電池が配置
されているほか、LSI等の電子部品を備えた回路
基板(図示せず)等が配置されている。そして、
この回路基板には液晶表示装置、太陽電池、およ
びキーボードスイツチ9がそれぞれフレキシブル
シート等を介して電気的に接続されている。
第2図は上述した電子式計算機1の製造工程を
示す図である。
第2図Aは化粧パネル8に塗料11を塗布する
工程を示す。この場合、化粧パネル8は一枚の平
板状のアルミニウム板であり、その上面に塗料1
1を塗布する前に、予め、塗布面を前処理する。
この前処理は梨地加工、ヘライン加工等により化
粧パネル8の塗布面を粗くする処理であり、これ
により塗料11が付着し易くなつている。また、
塗料11は塩化ビニル系の接着剤であり、化粧パ
ネル8の周縁における塗布面に印刷されている。
第2図Bは化粧パネル8をインナケース10の
上面に取り付ける工程を示す。この場合には、予
め、インナケース10内に表示部4の液晶表示装
置、太陽電池部5の太陽電池、および回路基板等
を電気的に接続した状態で配置する。この後、化
粧パネル8をインナケース10の上面形状に合わ
せて折り曲げ加工すると共に、インナケース10
の上面に熱圧着テープ等を介して接着する。な
お、このとき、化粧パネル8の上面に印刷された
塗料11には保護紙等を剥離可能に設けておく。
第2図Cはインナケース10に接着された化粧
パネル8に手帳型ケース2の上側塩化ビニルシー
ト6を高周波ウエルダで接合する工程を示す。こ
の場合には、まず、塩化ビニルシート6を化粧パ
ネル8の塗料11上に配置する。そして、インナ
ケース10を高周波ウエルダの負極側12a上に
配置し、この後、高周波ウエルダの正極側12b
で塩化ビニルシート6を加圧して高周波電圧を印
加する。すると、塩化ビニルシート6は塗料11
を介して化粧パネル8に溶着される。なお、塩化
ビニルシート6はその外周部が化粧パネル8およ
びインナケース10の外周側へ突出している。
第2図Dは上述した上側の塩化ビニルシート6
と下側の塩化ビニルシート7とを接合する工程を
示す。この場合には、インナケース10の下面側
を下側の塩化ビニルシート7で覆い、この塩化ビ
ニルシート7の周縁部と上側の塩化ビニルシート
6の周縁部とを対応させる。この後、各塩化ビニ
ルシート6,7の各周縁部を高周波ウエルダで溶
着する。これにより、第1図に示すような手帳型
ケース付き小型電子式計算機1が得られる。な
お、キースイツチ部3は上下の各塩化ビニルシー
ト6,7の接合時に組み込まれる。
しかるに、上記のように電子式計算機1の製造
方法によれば、インナケース10の上部に取り付
けられる化粧パネル8の上面に塩化ビニル系の塗
料11を塗布した後、この塗料11を介して上側
の塩化ビニルシート6を高周波ウエルダで溶着す
るようにしたので、化粧パネル8と塩化ビニルシ
ート6とを強力に接着することができると共に、
塩化ビニルシート6の表面が光沢を帯びることが
なく、商品価値が高く、高級感のある機器を得る
ことができる。この場合、特に塗料11は化粧パ
ネル8が平板状態のときに印刷成形されるので、
その成形が極めて容易にできる。また、下側の塩
化ビニルシート7は上側の塩化ビニルシート6に
溶着されるので、その接合が簡単かつ強力であ
り、インナケース10等を良好に包むことができ
る。
なお、上述した実施例は、手帳型ケース付き小
型電子式計算機1に適用した場合について説明し
たが、この発明はこれに限られることなく、他の
小型電子式計算機、あるいはラジオ・カセツトテ
ープレコーダ等の音響機器、または超小型テレビ
ジヨン受像機等の小型電子機器に広く適用するこ
とができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明に係る機器ケー
スの製造方法によれば、金属パネルの表面に塩化
ビニル系の塗料を塗布し、この後、上記塗料を介
して合成樹脂シートを金属パネルに高周波溶着す
るようにしたので、合成樹脂シートと金属パネル
とを強力に接着することができ、しかも合成樹脂
シートの表面が光沢を帯びることがなく、商品価
値が高く、高級感のあるものを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の一実施例を示し、第1図はこの
発明の製造方法により製作された手帳型ケース付
き小型電子式計算機の外観斜視図、第2図はその
製造工程を示す図である。 1……小型電子式計算機、2……手帳型ケー
ス、6,7……塩化ビニルシート、……化粧パネ
ル、10……インナケース、11……塗料。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 金属パネルと合成樹脂シートとで構成される
    機器ケースの製造方法において、金属パネルの表
    面に塩化ビニル系の塗料を塗布する工程と、この
    後、上記塗料を介して上記合成樹脂シートを上記
    金属パネルに高周波溶着する工程とを経て製造さ
    れる機器ケースの製造方法。
JP9015284A 1984-05-08 1984-05-08 機器ケ−スの製造方法 Granted JPS60234398A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9015284A JPS60234398A (ja) 1984-05-08 1984-05-08 機器ケ−スの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9015284A JPS60234398A (ja) 1984-05-08 1984-05-08 機器ケ−スの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60234398A JPS60234398A (ja) 1985-11-21
JPH0530613B2 true JPH0530613B2 (ja) 1993-05-10

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ID=13990520

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JP9015284A Granted JPS60234398A (ja) 1984-05-08 1984-05-08 機器ケ−スの製造方法

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JP2007168106A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Sakan:Kk ケースの製造方法

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JPS60234398A (ja) 1985-11-21

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