JPH0138928Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0138928Y2
JPH0138928Y2 JP1983199768U JP19976883U JPH0138928Y2 JP H0138928 Y2 JPH0138928 Y2 JP H0138928Y2 JP 1983199768 U JP1983199768 U JP 1983199768U JP 19976883 U JP19976883 U JP 19976883U JP H0138928 Y2 JPH0138928 Y2 JP H0138928Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
lower case
cover
cases
locking piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983199768U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60113676U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19976883U priority Critical patent/JPS60113676U/ja
Publication of JPS60113676U publication Critical patent/JPS60113676U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0138928Y2 publication Critical patent/JPH0138928Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Calculators And Similar Devices (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案はカバー付き小型電子機器に関する。
〔従来技術〕
近年、カバー付き小型電子機器として、手帳型
電子式計算機が種々開発されている。この種のも
のは、液晶表示装置や太陽電池等の電子部品を保
護する必要があるため、合成皮革等のカバーで覆
われた下部ケースと、この下部ケースにカバーを
介して取り付けられる上部ケースとの間に上記電
子部品を装着するようになつている。
〔従来技術の問題点〕
上記のような手帳型電子式計算機においては、
上部ケースがカバーを介して下部ケースに接着剤
等により分離不能に固定されていたり、あるいは
ビス等により固定されている。このため、例え
ば、接着剤等で固着されている場合には、上部ケ
ースを取り外すことができないので、組立後の点
検や修理等ができないという問題があり、また、
ビス等により固定した場合には、機器の外観が損
なわれるので好ましくない等の問題があつた。
〔考案の目的〕
この考案は、上記のような事情を考慮してなさ
れたもので、機器の外観を損なうことなく、一対
のケースを相互に簡単かつ確実に取り付けること
ができると共に、容易に取り外すこともできるカ
バー付き小型電子機器を提供するものである。
〔考案の要点〕
この考案は、上記のような目的を達成するため
に、カバーを介在して互いに組合わされ、かつ内
部に電子部品を装着する一対のケースのうち、一
方のケースに可撓性を有する係止片を設け、他方
のケースに上記係止片を係止する係合部を設け、
かつ上記いずれかのケースの基体に該ケース全体
を湾曲させる薄肉部を設けて上記一対のケースを
相互に脱着可能となしたものである。
〔実施例〕
以下、この考案を手帳型電子式計算機に適用し
た場合の一実施例につき、第1図ないし第3図を
参照して説明する。
第1図は手帳型電子式計算機の外観図である。
この計算機1は、左右2つに折れ曲がる手帳型カ
バー2の右側にキーボード部3を設け、左側に表
示部4および太陽電池部5を設けたものである。
上記キーボード部3はキー操作を行なうものであ
り、表面にキーシンボル(1〜0,+,−,×,÷
等)が印刷された可撓性フイルムを押すことによ
り、その下側に設けられた固定接点を導通させ、
これによりキー操作が行なわれるようになつてい
る。また、表示部4は液晶表示装置よりなり、キ
ーボード部3のキー操作に応じて置数および演算
結果等の情報を表示するものであり、太陽電池部
5の太陽電池よりなり、計算機1の電源である。
なお、表示部4および太陽電池部5の下側には回
路基板(図示せず)が配置されている。この回路
基板には表示部4および太陽電池部5が接続され
ていると共に、キーボード部3がヒートシール
(図示せず)を介して電気的に接続されている。
第2図は上記手帳型電子式計算機1の一部省略
分解斜視図である。手帳型カバー2は上部カバー
6と下部カバー7とからなり、図では左側半分の
みが示されている。上部カバー6および下部カバ
ー7はそれぞれ軟質の塩化ビニルシートよりな
り、これらの間に下部ケース8を包むものであ
り、上部カバー6には下部ケース8の上端縁に対
応する開口6aが形成されている。上記下部ケー
ス8は内部に、表示部4の液晶表示装置、太陽電
池部5の太陽電池、および回路基板等の電子部品
を装着するものであり、接着シート9により上部
カバー6の下面に接着されるようになつている。
即ち、下部ケース8はポリスチロール等の合成樹
脂よりなり、底部(基体)8aの周縁に側壁8b
を一体に成形したものであり、側壁8bの上端内
周部には接着シート9が配置する切欠段部8cが
形成されており、側壁8bの内側には所定箇所に
係合部8d…が底部8aに亘つて複数形成されて
いる。この係合部8d…は凹部あるいは貫通した
開口であり、後述する上部ケース10の係止片1
0a…を係止するようになつている。さらに、下
部ケース8の底部8aは側壁8bに比べて肉厚が
薄い薄肉部となつている。これは、外力に応じて
下部ケース8全体を湾曲させるためのものであ
る。因に、下部ケース8の寸法は幅が50mmで、長
さが100mmであり、薄肉部つまり底部8aの肉厚
は0.7mmである。また、下部ケース8を上部カバ
ー6に接着する接着シート9は、硬質の塩化ビニ
ルシートをベースにし、その表面に接着剤(常温
硬化型;アクリル系等)を塗布したものであり、
上部カバー6の下面、つまり開口6aの口縁部下
面に高周波ウエルダにより予め接着され、セパレ
ータ(保護紙)を剥離した後、下部ケース8の切
欠段部8cに加圧して接着され、これにより上部
カバー6と下部ケース8とを接着するようになつ
ている。
一方、下部ケース8の上には上部カバー6を介
して上部ケース10が取り付けられるとともに、
この上部ケース10の上面には化粧パネル11が
接着されるようになつている。即ち、上部ケース
10は合成樹脂よりなる平板状のものであり、上
部カバー6の開口6aつまり接着シート9の内周
よりも大きく、かつ接着シート9の外周よりも小
さく形成されており、下面周縁には可撓性を有す
る係止片10a…が形成されていると共に、上面
には表示窓10bおよび太陽電池窓10cが形成
されている。上記係止片10a…は下部ケース8
の係合部8d…にそれぞれ対応して設けられ、こ
の係合部8d…に係脱可能に係止され、上部ケー
ス10を下部ケース8に取り付けるものである。
表示窓10bは表示部4と対応して設けられ、表
示部4に表示された情報が見えるようになつてお
り、太陽電池窓10cは太陽電池部5と対応して
設けられ、太陽電池部5に太陽光線が照射するよ
うになつている。また、化粧パネル11はアルミ
ニウム板よりなり、上部ケース0の表示窓10
b、太陽電池窓10cと対応する箇所にそれぞれ
開口部11a,11bが形成されており、上部ケ
ース10の上面および側面を覆うようになつてい
る。
第3図は上記手帳型電子式計算機1を組立てた
状態の要部断面図であり、この第3図および上述
した第2図を参照して、手帳型電子式計算機1を
組立てる場合について説明する。
まず、上部カバー6の下面に接着シート9を高
周波ウエルダにより接着する。この後、接着シー
ト9の下部ケース8の切欠段部8cに配置し、加
圧して接着する。すると、上部カバー6の下面に
下部ケース8が接着シート9を介して第3図に示
すように取り付けられる。そして、下部ケース8
の下側に覆うように下部カバー7を上部カバー6
の下面に配置し、その周縁部を高周波ウエルダで
溶着し、周縁部の不要箇所を切断する。
この後、下部ケース8内に液晶表示装置、太陽
電池、および回路基板等の電子部品を装着し、予
め上面および側面に化粧パネル11が接着された
上部ケース10を上部カバー6の上方から押圧す
る。すると、上部カバー6の開口6aを通して、
上部ケース10の係止片10a…が下部ケース8
内に押し込まれ、この押し込まれた係止片10a
…は内方へ撓んで下部ケース8の係合部8d…に
それぞれ係止される。このように係止片10a…
が係合部8d…に係止されると、上部ケース10
は上部カバー6の開口6aの口縁および接着シー
ト9を挾んで下部ケース8に取り付けられる。こ
の場合、係止片10aの長さLは第3図に示すよ
うに、上部カバー6の上面から下部ケース8の係
合部8dの上端面までの長さ(接着シート9を含
む)よりも若干(約0.05mm程度)長くなつてい
る。また、化粧パネル11の周縁下端部は上部カ
バー6を介して接着シート9に対応している。
しかるに、上記のような手帳型電子式計算機1
によれば、上部ケース10を上部カバー6の上方
から押圧するだけで、上部ケース10の係止片1
0a…が上部カバー6の開口6aを通して下部ケ
ース8の係合部8d…に撓んで係合するので、上
部ケース10を下部ケース8に容易に取り付ける
ことができる。この場合、上部ケース10は上部
カバー6と接着シート9とを挾んで下部ケース8
に取り付けられるので、係止片10a…の長さL
とこれが係止される係合部8d…側の長さとに多
少の寸法誤差があつても、上部カバー6と接着シ
ート9との柔軟性あるいはクツシヨン性により、
上記誤差を吸収することができ、係止片10a…
と係合部8d…との係合を堅密かつ確実に行なう
ことができる。例えば、一部係合しない係止片1
0aがあつても、その係止片10aに対応する部
分を強く押圧すれば、容易に係合する。加えて、
衝撃に対してはこれを吸収してしまうので、大変
外れ難い。また、このように上部ケース10が取
り付けられた場合には、係止片10a…および下
部ケース8の係合部8d…が外部から見えないの
で、機器の外観を損なうことはない。
また、上記手帳型電子式計算機1においては、
下部ケース8の底部8aが薄肉部(約0.7mmの肉
厚)になつているので、上部ケース10を取り外
す場合には、下部ケース8の底部8aのほぼ中央
を下方より押し上げ、かつ下部ケース8の両側部
付近を上方より押し下げることにより、下部ケー
ス8が上方へ反るので、係止片10a…と係合部
8d…との係合を解除することができ、これによ
り上部ケース10を下部ケース8から容易に取り
外すことができる。
さらに、上記手帳型電子式計算機1によれば、
下部ケース8の上端内周部に切欠段部8cを形成
し、この切欠段部8cに上部カバー6と下部ケー
ス8とを接着する接着シート9を配置したので、
上部カバー6と下部ケース8とを強固に接着する
ことができる。この場合、特に接着シート9は硬
質の塩化ビニルシート等をベースとし、その表面
に接着剤(常温硬化型;アクリル系等)を塗布し
たものであるから、軟質の塩化ビニルシートより
なる上部カバー6とポリスチロール等の合成樹脂
よりなる下部ケース8とを強力に接着することが
可能となる。
なお、上述した実施例では下部ケース8の底部
8a全体を肉厚の薄い薄肉部にしたが、底部8a
全体を薄肉部にする必要はなく、底部8aの一部
を薄肉部としたものであつてもよい。
また、上述した実施例では上部ケース10に係
止片10a…を設け、下部ケース8に係合部8d
…および薄肉部を設けたが、この考案はこれに限
られることなく、例えば、上部ケース10に係合
部8d…および薄肉部を設け、下部ケース8に係
止片10a…を設けたものであつてもよく、その
組合わせは適宜選択することが可能である。
さらに、この考案は、上述した実施例のような
手帳型電子式計算機に限られることなく、小型電
子ゲーム機等のカバー付き小型電子機器に広く適
用することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案のカバー付き小
型電子機器によれば、カバーを介在して互いに組
合わされ、かつ内部に電子部品を装着する一対の
ケースのうち、一方のケースに可撓性を有する係
止片を設け、他方のケースに上記係止片を係止す
る係合部を設け、かつ上記いずれかのケースの基
体に該ケース全体を湾曲させる薄肉部を設け、上
記一対のケースを相互に脱着可能としたので、機
器の外観を損なうことなく、一対のケースを相互
に簡単かつ確実に取り付けることができると共
に、容易に取り外すことができる等の利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案を手帳型電子式計算機に適用した
実施例を示し、第1図はその外観斜視図、第2図
は一部省略分解斜視図、第3図は組立てた状態の
要部断面図である。 1……手帳型電子式計算機、2……手帳型カバ
ー、6……上部カバー、7……下部カバー、8…
…下部ケース、8a……底部、8d……係合部、
10……上部ケース、10a……係止片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに組合わされる一対のケース間に電子部品
    を装着し、かつ前記ケース間にカバーを介在させ
    て両ケースを合体するカバー付き小型電子機器に
    おいて、前記一方のケースに可撓性の係止片を設
    け、他方のケースに前記係止片を係止する係合部
    を設け、かつ前記いずれかのケースの基体に該ケ
    ース全体を湾曲させる薄肉部を設けて前記一対の
    ケースを相互に脱着可能となしたカバー付き小型
    電子機器。
JP19976883U 1983-12-31 1983-12-31 カバ−付き小型電子機器 Granted JPS60113676U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19976883U JPS60113676U (ja) 1983-12-31 1983-12-31 カバ−付き小型電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19976883U JPS60113676U (ja) 1983-12-31 1983-12-31 カバ−付き小型電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60113676U JPS60113676U (ja) 1985-08-01
JPH0138928Y2 true JPH0138928Y2 (ja) 1989-11-21

Family

ID=30759995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19976883U Granted JPS60113676U (ja) 1983-12-31 1983-12-31 カバ−付き小型電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60113676U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6038507B2 (ja) * 2012-06-28 2016-12-07 株式会社ヴァレオジャパン レバー装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5648682U (ja) * 1979-09-19 1981-04-30

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54167638U (ja) * 1978-05-16 1979-11-26
JPS5897882U (ja) * 1981-12-24 1983-07-02 カシオ計算機株式会社 小型機器のケ−ス構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5648682U (ja) * 1979-09-19 1981-04-30

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60113676U (ja) 1985-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060089034A1 (en) Buckling structure
JP6895524B2 (ja) ディスプレイ画面組立品、ディスプレイ画面組立品の組立て方法、および電子デバイス
US4567354A (en) Electronic instrument
CN211152410U (zh) 电子设备及其壳体组件
JPS58219661A (ja) カ−ド電卓
JPH0138928Y2 (ja)
JP2840376B2 (ja) 液晶表示装置
JPH0256696B2 (ja)
JPS6315955Y2 (ja)
JPH029403Y2 (ja)
JPH0413729Y2 (ja)
CN216650188U (zh) 一种结构件、壳体及电子设备
JP3673248B2 (ja) 電子機器
CN217125240U (zh) 一种贴膜辅助装置及贴膜组件
JPH021625Y2 (ja)
JP3121668B2 (ja) 薄型電子機器および薄型電子機器の製造方法
JPH0237070Y2 (ja)
JPH0319003Y2 (ja)
JPH0628305Y2 (ja) 電子カ−ド
JPH0237069Y2 (ja)
JP2510096Y2 (ja) 携帯用薄型電子機器
JP2001272658A (ja) Lcdの装着構造
JPH0214218Y2 (ja)
JPH0445068Y2 (ja)
JPS60234398A (ja) 機器ケ−スの製造方法