JP3493664B2 - パネルスイッチの製造方法 - Google Patents

パネルスイッチの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種電子機器の操作入力
に用いられるパネルスイッチの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種電子機器は携帯に供するべ
く、あるいは多機能を凝集するべく小型軽量化が進めら
れ、並行して安価で薄型軽量のパネルスイッチの需要が
増大している。
【0003】従来、パネルスイッチの製造方法は、上シ
ート下面に導電パターンで上接点を形成し、上シートと
対応する下シート上面に下接点を形成し、両面に粘着材
を塗布した絶縁性スペーサをはさんで接着し、さらに前
記上下シートを両面粘着シートで補強板に接着してい
た。
【0004】また、スイッチの反転操作感触を出すため
には上シート上にさらに皿バネ状にフォーミングされた
フィルムまたは金属ダイアフラムを両面または片面粘着
シートで貼り付けていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成では両面粘着スペーサ、片面粘着シートおよび両面
粘着シートはいずれもその両面に離型紙を貼り付けてお
くことが必要なため接着時に人手の作業により離型紙を
剥がして貼り付ける必要があった。さらにパネルスイッ
チは用途に応じて種々の形状を有するため離型紙を剥が
して貼り付けることを標準化して自動化することも困難
であり、人手の作業に依存せねばならない欠点を有して
いた。
【0006】また、加熱接着性の接着剤で加圧加熱接着
すれば両面粘着シートは必要なくなり、作業性はよくな
るが加熱条件によってはダイアフラムが熱劣化し所定の
反転操作感触が出なくなる欠点があった。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、薄型軽量で作業性がよくかつ良好な反転操作感触を
安定して得ることのできるパネルスイッチの製造方法を
提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、接点部が反転操作感触を有するようにフォー
ミングされたダイアフラムを有する上シートの下面に導
電パターンで上接点を形成し、前記上シートと対応する
下シートの上面に導電パターンによる下接点と下接点を
除く一部または全面にスペーサ絶縁層を形成し、上シー
トの下面または下シート上面あるいは上下シートともに
接点以外の一部または全面に上下シートの溶融温度より
低い温度で接着性または粘着性を有するも常温以下では
接着性、粘着性を有さない熱可塑性の第1接着剤層を形
成し、下シートの下面または補強板の上面に上下シート
の溶融温度より低い温度で接着性または粘着性を有する
も常温以下では接着性、粘着性を有さない熱可塑性の
接着剤層を形成し、上シートと下シートと補強板を一
括して加圧加熱接着して一体とするとともに、加圧加熱
時に上シート接点部のフォーミングしたダイアフラム部
分を強制冷却するようにしたものである。
【0009】
【作用】上記製造方法によって接点部にフィルムシート
ダイアフラムの良好な反転操作感触を有するパネルスイ
ッチが安定して製造できるのみならず、一括で加圧加熱
接着できるため効率良くパネルスイッチを製造すること
ができ、一括接着の標準化による自動化が容易となるも
のである。
【0010】
【実施例】本発明の実施例について図1,図2により説
明する。
【0011】上シートとして、2軸延伸ポリエチレンテ
レフタレートシートよりなる絶縁性の上シート1(材厚
120μm)の下面にスクリーン印刷で上接点2の形成
部分を除く部分に第1接着剤層3を形成した。接着剤は
酢酸ビニル=塩化ビニル系レジスト(藤倉化成工業
(株)XB−803A)を用いた。
【0012】さらに上接点2(導電性インキ;藤倉化成
工業(株)XA−256)を同様に形成し、スイッチと
しての反転操作感触を保持させるため上面方向に半球状
に金型でフォーミングしてダイアフラム部1aを形成し
た。
【0013】次に、下シートとして2軸延伸ポリエチレ
ンテレフタレートシートよりなる絶縁性の下シート6
(材厚75μm)の上面の上接点2と対応する位置に下
接点4(導電性インキ;藤倉化成工業(株)XA−25
6)を、また、接着剤を兼用するスペーサ絶縁層5(レ
ジストインキ;藤倉化成工業(株)XB−803A)
を、下面に第2接着剤層7を形成した。接着剤は(表
1)の配合のものを3本ロール混練して用いた。
【0014】
【表1】
【0015】なお、いずれの接着剤層もスクリーン印刷
にて印刷、150℃30分乾燥後常温では接着性、粘着
性を有していなかった。
【0016】前記、上シート1、下シート6に補強板8
として材厚0.5mmのアルミ板を重ね合わせ、上シート
1のフォーミングしたダイアフラム部1aを除いて加圧
加熱板9にて10kg/cm2の加圧状態としダイアフラム
部1aは0〜5℃に冷却した空気を吹きつけて冷却しつ
つ、アルミ板側から150℃5秒間加熱して一括接着を
行い、接着後ただちにダイアフラム部1a側と補強板8
側から冷却空気で全体を急冷し本発明によるパネルスイ
ッチを得た。本パネルスイッチのダイアフラム部1aは
良好な反転操作感触を有しており、反転操作の20万回
作動後も操作感触、外観、接着状態、スイッチの接点と
して電気的にも問題なかった。本パネルスイッチの反転
操作感触を図3(a)に示す。
【0017】(比較例)前記実施例の加圧加熱接着時お
よび接着後に強制冷却しなかったパネルスイッチを比較
例として測定したところ、接着状態、作動寿命などスイ
ッチ接点としての電気的特性は良好であったがダイアフ
ラムの反転操作感触は熱劣化が図3(b)のごとく確認
された。
【0018】なお、前記実施例における接着剤は常温
においては接着性、または粘着性を有しないも、常温
を越えて上下シート1,6の溶融温度より低い温度で
接着性、粘着性を有するものであり、一般的にはポリエ
ステル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹
脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン樹
脂、フェノキシ樹脂、ポリスチレン樹脂やクロロプレン
ゴム、アクリルニトリルゴム、スチレンブタジエンゴ
ム、天然ゴム等のゴム類の1種または2種以上を混合ま
たは変性したものでも良く、スクリーン印刷等により形
成する場合はイソホロン、カルビトール、シクロヘキサ
ノン等の有機溶剤に前記樹脂を溶解し、必要に応じてさ
らに酸化チタン、シリカ、タルク等の顔料を添加して印
刷するものであり、接着条件は接着剤の熱溶融温度によ
って選定しなければならないが一般に0.5〜60kg/
cm2、70〜180℃、3秒〜3分が適切である。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明は、接点部が反転操
作感触を有するようにフォーミングされたダイアフラム
を有する上シートの下面に導電パターンで上接点を形成
し、前記上シートと対応する下シートの上面に導電パタ
ーンによる下接点と下接点を除く一部または全面にスペ
ーサ絶縁層を形成し、上シートの下面または下シート上
面あるいは上下シートともに接点以外の一部または全面
に上下シートの溶融温度より低い温度で接着性または粘
着性を有するも常温以下では接着性、粘着性を有さない
熱可塑性の第1接着剤層を形成し、下シートの下面また
は補強板の上面に上下シートの溶融温度より低い温度で
接着性または粘着性を有するも常温以下では接着性、粘
着性を有さない熱可塑性の第2接着剤層を形成し、上シ
ートと下シートと補強板を一括して加圧加熱接着して一
体としたパネルスイッチを製造する際、加圧加熱時に上
シート接点部のフォーミングされたダイアフラムを強制
冷却し、接着後全体を強制冷却することにより、接点部
にフィルムシートダイアフラムの良好な反転操作感触を
有するパネルスイッチが安定して製造できるのみなら
ず、一括で加圧加熱接着できるため効率良くパネルスイ
ッチを製造することができ、一括接着の標準化による自
動化が容易となる優れたパネルスイッチを実現できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパネルスイッチの一実施例における一
括接着前の状態を示す断面図
【図2】同一括接着直後の冷却状態を示す断面図
【図3】(a)同反転操作感触を示す操作距離対操作力
の関係を示す図 (b)比較例のパネルスイッチの反転操作感触を示す操
作距離対操作力の関係を示す図
【符号の説明】
1 上シート 1a ダイアフラム部 2 上接点 3,7 接着剤層 4 下接点 5 スペーサ絶縁層 6 下シート 8 補強板 9 加圧加熱板
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−268010(JP,A) 特開 昭59−816(JP,A) 特開 昭64−53500(JP,A) 特開 平5−217454(JP,A) 特開 昭58−178925(JP,A) 特開 平3−241623(JP,A) 特開 昭57−55018(JP,A) 特開 昭60−151914(JP,A) 特開 昭61−114419(JP,A) 特開 昭61−8818(JP,A) 特開 平5−225860(JP,A) 特開 平3−141522(JP,A) 特開 平3−173022(JP,A) 特開 平3−141521(JP,A) 特開 平2−126524(JP,A) 特開 平1−239715(JP,A) 特開 平3−166284(JP,A) 実開 昭60−152231(JP,U) 実開 平2−79525(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 11/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォーミングされたダイアフラムを有す
    上シートの下面に上接点を形成し、前記上シートと対
    応する下シートの上面に下接点と下接点を除く一部また
    は全面にスペーサ絶縁層を形成し、前記上シートの下面
    または前記下シート上面あるいは上下シートともに接
    点以外の一部または全面に上下シートの溶融温度より低
    い温度で接着性または粘着性を有するも常温以下では接
    着性、粘着性を有さない熱可塑性の第1接着剤層を形成
    し、前記下シートの下面または補強板の上面に上下シー
    トの溶融温度より低い温度で接着性または粘着性を有す
    るも常温以下では接着性、粘着性を有さない熱可塑性の
    第2接着剤層を形成し、前記上シートと前記下シートと
    前記補強板を一括して加圧加熱接着して一体とするとと
    もに、この加圧加熱時に前記上シート接点部のフォーミ
    ングしたダイアフラム部を強制冷却することを特徴とす
    るパネルスイッチの製造方法。
  2. 【請求項2】 スペーサ絶縁層と上下シートの溶融温度
    より低い温度で接着性または粘着性を有する熱可塑性の
    第1接着剤層が兼用されていることを特徴とする請求項
    1記載のパネルスイッチの製造方法。
  3. 【請求項3】 加圧加熱接着後上下シートおよび補強板
    を強制冷却することを特徴とする請求項1または2記載
    のパネルスイッチの製造方法。
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