JPH0521676A - 短冊型打抜きリードフレームの後処理方法 - Google Patents
短冊型打抜きリードフレームの後処理方法Info
- Publication number
- JPH0521676A JPH0521676A JP17016691A JP17016691A JPH0521676A JP H0521676 A JPH0521676 A JP H0521676A JP 17016691 A JP17016691 A JP 17016691A JP 17016691 A JP17016691 A JP 17016691A JP H0521676 A JPH0521676 A JP H0521676A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strip
- lead frame
- stacker
- cleaning
- blanked
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】洗浄剤におけるオゾン層保護対策を行い、リー
ドフレームに変形を与えることなく、短冊型リードフレ
ームを一枚宛供給出来る、短冊型打抜きリードフレーム
の後処理方法を提供することにある。 【構成】プレス後の短冊型リードフレームより、付着し
たプレスオイルを洗浄し、次工程に供給する短冊型打抜
きリードフレームの後処理方法において、前記プレス加
工後のスタッカー内に集積した短冊型リードフレーム
を、アルカリ性洗浄液又は中性洗浄液中に界面活性剤を
添加した40℃以上の洗浄液層中に浸漬し、該洗浄液に
超音波振動を与えてスタッカー内の短冊型リードフレー
ムを洗浄し、洗浄後、スタッカーより1枚宛取り出し、
次工程に搬送することを特徴とする短冊型打抜きリード
フレームの後処理方法。
ドフレームに変形を与えることなく、短冊型リードフレ
ームを一枚宛供給出来る、短冊型打抜きリードフレーム
の後処理方法を提供することにある。 【構成】プレス後の短冊型リードフレームより、付着し
たプレスオイルを洗浄し、次工程に供給する短冊型打抜
きリードフレームの後処理方法において、前記プレス加
工後のスタッカー内に集積した短冊型リードフレーム
を、アルカリ性洗浄液又は中性洗浄液中に界面活性剤を
添加した40℃以上の洗浄液層中に浸漬し、該洗浄液に
超音波振動を与えてスタッカー内の短冊型リードフレー
ムを洗浄し、洗浄後、スタッカーより1枚宛取り出し、
次工程に搬送することを特徴とする短冊型打抜きリード
フレームの後処理方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は短冊型打抜きリードフレ
ームの後処理方法に関する、特に洗浄方法に関するもの
である。
ームの後処理方法に関する、特に洗浄方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、短冊型打抜きリードフレームは打
抜加工時のプレスオイルが付着しているものはメッキ装
置に直接かけることが出来ないので、プレス後すべて洗
浄液としてトリクレン又はフロン,アルコール,パーク
レン等を用いて洗浄し、油分を取り除いたスタッカー
(搬送治具)に入れ1枚,1枚真空吸着法又はピンセン
ト法で持ち上げ搬送ローラーに供給している。又同様に
トランジスタリードフレームの様にメッキ→プレス→洗
浄の工程をとるものについては洗浄工程で1枚づつに分
離出来ないので、トリクレン,フロン槽に短冊型打抜き
リードフレームを数百枚入れ、超音波をかけて分離洗浄
を行っている。
抜加工時のプレスオイルが付着しているものはメッキ装
置に直接かけることが出来ないので、プレス後すべて洗
浄液としてトリクレン又はフロン,アルコール,パーク
レン等を用いて洗浄し、油分を取り除いたスタッカー
(搬送治具)に入れ1枚,1枚真空吸着法又はピンセン
ト法で持ち上げ搬送ローラーに供給している。又同様に
トランジスタリードフレームの様にメッキ→プレス→洗
浄の工程をとるものについては洗浄工程で1枚づつに分
離出来ないので、トリクレン,フロン槽に短冊型打抜き
リードフレームを数百枚入れ、超音波をかけて分離洗浄
を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら現在の問
題点として、プレス後の洗浄法・メッキ法については、 1 有機溶剤(トリクレン,パークレン,フロン)で洗
浄していることがオゾン層保護のため問題になってい
る。
題点として、プレス後の洗浄法・メッキ法については、 1 有機溶剤(トリクレン,パークレン,フロン)で洗
浄していることがオゾン層保護のため問題になってい
る。
【0004】2 油により短冊型打抜きリードフレーム
が付着し合って洗浄装置又は装置に1枚1枚供給出来な
い。
が付着し合って洗浄装置又は装置に1枚1枚供給出来な
い。
【0005】又トランジスタリードフレームについて
は、 3 油分の付着しているリードフレームを直接機械的な
方法で分離させると、多ピンリードフレームはリードピ
ンの変形の原因となる。
は、 3 油分の付着しているリードフレームを直接機械的な
方法で分離させると、多ピンリードフレームはリードピ
ンの変形の原因となる。
【0006】等があった。
【0007】本発明の目的は前記した従来技術の欠点を
解消し、洗浄材におけるオゾン層保護対策を行い、リー
ドフレームに変形を与えることなく、短冊型打抜きリー
ドフレームを1枚宛供給出来る、短冊型打抜きリードフ
レームの後処理方法を提供することにある。
解消し、洗浄材におけるオゾン層保護対策を行い、リー
ドフレームに変形を与えることなく、短冊型打抜きリー
ドフレームを1枚宛供給出来る、短冊型打抜きリードフ
レームの後処理方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の上記目
的は、プレス加工後の短冊型打抜きリードフレームよ
り、加工時に付着したプレスオイルを洗浄し、次工程に
供給する短冊型打抜きリードフレームの後処理方法にお
いて、前記プレス加工後のスタッカー内に集積した短冊
型打抜きリードフレームを、アルカリ性洗浄液又は中性
洗浄液中に界面活性剤を添加した40℃以上の洗浄液槽
中に浸漬し、該洗浄液に超音波振動を与えてスタッカー
内の短冊型打抜きリードフレームを洗浄し、洗浄後、ス
タッカーより1枚宛取り出し、次工程に搬送することを
特徴とする短冊型打抜きリードフレームの後処理方法に
よって達成される。
的は、プレス加工後の短冊型打抜きリードフレームよ
り、加工時に付着したプレスオイルを洗浄し、次工程に
供給する短冊型打抜きリードフレームの後処理方法にお
いて、前記プレス加工後のスタッカー内に集積した短冊
型打抜きリードフレームを、アルカリ性洗浄液又は中性
洗浄液中に界面活性剤を添加した40℃以上の洗浄液槽
中に浸漬し、該洗浄液に超音波振動を与えてスタッカー
内の短冊型打抜きリードフレームを洗浄し、洗浄後、ス
タッカーより1枚宛取り出し、次工程に搬送することを
特徴とする短冊型打抜きリードフレームの後処理方法に
よって達成される。
【0009】本発明の短冊型打抜きリードフレームをス
タッカー内に集積するということは、短冊型に打抜いた
ものをスタッカーに集積すると同時に、この際使用する
スタッカーとしては、洗浄液が流通し易い様に又超音波
が伝播されやすいように隙間を充分に有する様に作られ
たものを使用することが大切である。
タッカー内に集積するということは、短冊型に打抜いた
ものをスタッカーに集積すると同時に、この際使用する
スタッカーとしては、洗浄液が流通し易い様に又超音波
が伝播されやすいように隙間を充分に有する様に作られ
たものを使用することが大切である。
【0010】本発明において、洗浄液の温度を40℃以
上にするということは、40℃以上であればプレスオイ
ルがリードフレームより超音波で良く分離されることに
よる。一般に使用しやすい温度としては100℃位迄で
あるが、それ以上でもかまわない。
上にするということは、40℃以上であればプレスオイ
ルがリードフレームより超音波で良く分離されることに
よる。一般に使用しやすい温度としては100℃位迄で
あるが、それ以上でもかまわない。
【0011】本発明において用いる超音波振動としては
45〜90kHzが好ましい。
45〜90kHzが好ましい。
【0012】本発明において上記洗浄方法によって短冊
型打抜きリードフレームに付着したオイルが取除かれる
ので、リードフレームの一枚一枚は容易にスタッカーよ
り取出すことが出来て、多ピンリードフレームにおいて
リードピンの変形をおこすことはない。リードフレーム
の後工程への供給も順調に行うことが出来る。超音波を
使用しないと、一枚一枚分離することができない。
型打抜きリードフレームに付着したオイルが取除かれる
ので、リードフレームの一枚一枚は容易にスタッカーよ
り取出すことが出来て、多ピンリードフレームにおいて
リードピンの変形をおこすことはない。リードフレーム
の後工程への供給も順調に行うことが出来る。超音波を
使用しないと、一枚一枚分離することができない。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図を用いて説明する。
【0014】図1は本発明の後処理方法の洗浄方法によ
る洗浄装置の一実施例の部分側面図である。
る洗浄装置の一実施例の部分側面図である。
【0015】プレス後の短冊型打抜きリードフレーム1
はスタッカー2に集積された状態で洗浄液槽3内に浸漬
される。
はスタッカー2に集積された状態で洗浄液槽3内に浸漬
される。
【0016】その場合、短冊型打抜きリードフレームに
付着するプレスオイルは日本工作油G6050,BS6
66−2(商品名)であり、温度が40℃以上あれば前
記洗浄液中で超音波によって分離が可能である。
付着するプレスオイルは日本工作油G6050,BS6
66−2(商品名)であり、温度が40℃以上あれば前
記洗浄液中で超音波によって分離が可能である。
【0017】又、スタッカーとしてはリードフレームが
スタッカーから外に出ない様に、しかも隙間を充分に開
けたものを用い、スタッカー自身も洗浄液中で上下運動
を行うように搬送ツメ4によって頭部を吊されている。
スタッカーから外に出ない様に、しかも隙間を充分に開
けたものを用い、スタッカー自身も洗浄液中で上下運動
を行うように搬送ツメ4によって頭部を吊されている。
【0018】又、洗浄液槽内には洗浄液5として アルカリ性洗浄液の場合 NaOH 5g/l Na2 CO3 20 〃 Na5 P3 O10 20 〃 の水溶液 に界面活性剤としてデップソール44S(商品名)40
g/lか、又は中性洗浄液に界面活性剤を加えたものと
しては、デップソール142(商品名)5g/lの水溶
液を用い、その温度は60℃に昇温したものが槽内に入
れられており、更に洗浄槽内には超音波振動子6が浸漬
されており、該振動子6には45〜90kHzの振動が
与えられる。
g/lか、又は中性洗浄液に界面活性剤を加えたものと
しては、デップソール142(商品名)5g/lの水溶
液を用い、その温度は60℃に昇温したものが槽内に入
れられており、更に洗浄槽内には超音波振動子6が浸漬
されており、該振動子6には45〜90kHzの振動が
与えられる。
【0019】尚、洗浄液はメーンタンク7と洗浄液槽3
の間で循環し、メーンタンクの内で洗浄液中の油は除去
され、洗浄液濃度を調節し、温度を調節し、ポンプ8に
よってメーンタンク内に送液している。
の間で循環し、メーンタンクの内で洗浄液中の油は除去
され、洗浄液濃度を調節し、温度を調節し、ポンプ8に
よってメーンタンク内に送液している。
【0020】リードフレームを集積したスタッカーは搬
送治具9によって前進させられたり、上下運動をしたり
して約1分間の洗浄によって洗浄を終り、次工程に一枚
宛供給される。
送治具9によって前進させられたり、上下運動をしたり
して約1分間の洗浄によって洗浄を終り、次工程に一枚
宛供給される。
【0021】
【発明の効果】本発明の短冊型打抜きリードフレームの
後処理方法により、オゾン層保護のための対策を行い、
多ピンリードフレームのリードピンに変形を与えること
なく短冊型リードフレームを1枚宛供給出来るようにな
った。
後処理方法により、オゾン層保護のための対策を行い、
多ピンリードフレームのリードピンに変形を与えること
なく短冊型リードフレームを1枚宛供給出来るようにな
った。
【図1】本発明の短冊型リードフレームの後処理方法を
実施する装置の一実施例の部分側面図。
実施する装置の一実施例の部分側面図。
1 短冊型リードフレーム 2 スタッカー 3 洗浄液槽 4 搬送ツメ 5 洗浄液 6 超音波振動子 7 メーンタンク 8 ポンプ 9 搬送治具
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】プレス加工後の短冊型打抜きリードフレー
ムより、加工時に付着したプレスオイルを洗浄し、次工
程に供給する短冊型打抜きリードフレームの後処理方法
において、前記プレス加工後のスタッカー内に集積した
短冊型打抜きリードフレームを、アルカリ性洗浄液又は
中性洗浄液中に界面活性剤を添加した40℃以上の洗浄
液槽中に浸漬し、該洗浄液に超音波振動を与えてスタッ
カー内の短冊型打抜きリードフレームを洗浄し、洗浄
後、スタッカーより1枚宛取り出し、次工程に搬送する
ことを特徴とする短冊型打抜きリードフレームの後処理
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17016691A JPH0521676A (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 短冊型打抜きリードフレームの後処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17016691A JPH0521676A (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 短冊型打抜きリードフレームの後処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0521676A true JPH0521676A (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=15899911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17016691A Pending JPH0521676A (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 短冊型打抜きリードフレームの後処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0521676A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0846107A (ja) * | 1994-08-04 | 1996-02-16 | Naramoto Rika Kogyo Kk | 半導体用リードフレームの乾燥方法 |
-
1991
- 1991-07-10 JP JP17016691A patent/JPH0521676A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0846107A (ja) * | 1994-08-04 | 1996-02-16 | Naramoto Rika Kogyo Kk | 半導体用リードフレームの乾燥方法 |
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