JPH05215970A - 手術用顕微鏡 - Google Patents

手術用顕微鏡

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JPH05215970A
JPH05215970A JP4019978A JP1997892A JPH05215970A JP H05215970 A JPH05215970 A JP H05215970A JP 4019978 A JP4019978 A JP 4019978A JP 1997892 A JP1997892 A JP 1997892A JP H05215970 A JPH05215970 A JP H05215970A
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正彦 絹川
Koji Yasunaga
浩二 安永
Masaaki Ueda
昌章 植田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】術者と助手等が同一又は異なる観察像を任意に
選択して観察できる。 【構成】切り換えアダプター3内の顕微鏡観察像の光路
R、L上に、二つの鏡筒4,5方向に光路分割するハー
フプリズム13と、その前後に位置する進退可能な第一
及び第二ミラー12,14を設ける。内視鏡観察像の映
像信号をスイッチ回路41を介して受信して投射するモ
ニター17a,17bを設け、その光路R″,L″上
に、第一ミラー12に光束を曲げる進退可能な第三ミラ
ー19と、第二ミラー14へ光束を曲げる固定ミラー2
0を設ける。スイッチ36で選択される観察モードに従
って、第一乃至第三ミラー19の駆動回路とスイッチ回
路41を0N,OFFすることで、両鏡筒4,5での観
察像を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、体腔内深部等を観察す
る機能を備えた手術用顕微鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、微細な患部の手術であるマイクロ
サージャリーの発達、普及に伴い、眼科,脳神経外科,
耳鼻科等は勿論のこと、様々な分野で、手術用顕微鏡下
で行うマイクロサージャリーが盛んになってきている。
これに伴い、当然のことながら、手術用顕微鏡も術者の
手術手技等に応じて様々な要求がなされ、改良が加えら
れているのが現状である。最近では、手術後の、患者の
早期社会復帰等を考慮して、より低侵襲な手術へと変化
してきていることからも、より細孔内での術部等の観察
が望まれている。更には、体腔内深部の観察において、
顕微鏡観察では影になって観察できない部位について
も、手術における正確性や安全性をより向上させるため
に観察可能にすることが望まれている。
【0003】このような問題を改善する手段として、例
えば特開昭62−134615号公報に記載された実体
顕微鏡がある。この装置は、基線間隔を異にする第一及
び第二の立体観察光学系を相対位置可変に配設し、基線
間隔の小さい方の立体観察光学系によって細孔部内の観
察を行うようにしている。しかも、二つの立体観察光学
系はファインダ光学系を共有することで、術者等が二つ
の光学系による像を選択的に観察できるようにしてい
る。又、特開昭62−166310号公報に記載された
実体顕微鏡では、夫々同一の光軸を有する左右一対の変
倍光学系及びファインダ光学系を含む立体観察光学系を
備えている。そして、立体観察光学系の近傍に設けた副
立体観察光学系には、観察物体を撮像する固体撮像素子
を含む撮像手段と、固体撮像素子からの画像を映し出す
ための画像再生手段と、その画像を立体観察光学系のフ
ァインダ光学系に導く画像投影手段とを有している。
【0004】又、特開平3−105305号公報におけ
る光学装置では、上述のような複数の観察手段を有する
実体顕微鏡において、二つの観察手段による像の内何れ
か一方又は両方を選択的に観察でき、しかも術者が手を
使わずにフットスイッチ等で選択できるようにしたもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の従来
技術において、術者が一人で観察する場合には上述の構
成でも何ら問題は生じないが、これらの装置は助手用の
観察光学系が設けられていないため、近年の手術の複雑
化、微細化に伴う助手の作業の重要性を考えると大きな
問題がある。即ち、眼科は勿論のこと、整形・形成外
科、更には脳神経外科の手術においても、術中に助手の
介助があればマイクロサージャリーのよりスムーズな遂
行に繋がることはいうまでもない。特に、脳神経外科の
頭蓋内深部の手術では、助手が術者の視野確保のため
に、吸引等の介助作業を行うことが必要になることがあ
る。このような場合、助手にも、腔内深部の観察のため
に術者と同様な顕微鏡観察による像が必要となる。
【0006】この場合、前述の従来技術のように、細孔
内観察用の補助観察光学系を用いて、術者が顕微鏡観察
では死角となる観察できない部位、例えば動脈瘤の裏
側、腫瘍剥離後の神経又は周囲組織等の観察を行うとき
は、補助観察光学系を位置設定した後に術者の観察像を
補助観察光学系による観察像に切り換えることになる。
このとき、助手が術者の視野確保等のため、髄液や血液
の吸引を行う場合、助手には術者と違って観察像切り換
え前の顕微鏡観察像が必要になる。そのため、上述の従
来技術においては、助手用(又は撮影用)観察光学系を
装着した場合、助手用又は撮像用光路分割手段の後方
に、観察像切り換え用の光学装置を配置しなければなら
ない。又、見学、撮影のために術者と同一の観察像が助
手用観察光学系に必要な場合、観察像切り換え用の光学
装置を、助手用又は撮像用光路分割手段の前側に配置し
なければならない。しかしながら、術中に観察像切り換
え用の光学装置の配置を変更することは極めて煩わし
く、しかも、装置を滅菌している場合は、術者等、清潔
状態の人しか装置に触れることはできない。又、ドレー
プ等の滅菌カバーを使用している場合には、そのドレー
プを外さなければならず、これはとても術中に行うこと
はできない煩雑なものである。
【0007】本発明は、このような課題に鑑みて、術者
や助手又は撮影用等の複数の接眼光学系に、同一又は異
なる対物光学系の観察像の光路を簡単にしかも清潔状態
で選択できるようにした、手術用顕微鏡を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による手術用顕微
鏡は、2以上の対物光学系を有し、第一の接眼光学系に
よって該2以上の対物光学系の像を観察可能な手術用顕
微鏡において、少なくとも1の対物光学系の像を観察可
能な第二の接眼光学系と、2以上の対物光学系の少なく
ともいずれかの光路を選択して第二の接眼光学系に導く
光路選択手段と、を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0009】
【作用】第一の接眼光学系で所要の対物光学系を選択し
てその像を観察する一方、第二の接眼光学系では、第一
の接眼光学系で観察している対物光学系の像又は別の対
物光学系による像を選択して観察することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1乃至図7は、本発明の第一実施例を示す
ものである。図1は本発明による手術用顕微鏡の鏡体部
の概略構成図、図2は鏡体部を支持する架台及びアーム
の要部概略図、図3は切り換えアダプターの構成図、図
4はミラー切り換え機構の正面図、図5はミラー切り換
え機構の要部斜視図、図6は電源部のブロック図、図7
は選択される観察モードとミラー等との関係を示す動作
モード表の一部である。図1において、手術用顕微鏡の
鏡体部1は、観察対象である術部P側から鏡体2と、取
り付けマウントを介して切り換えアダプター3とが順次
配設され、更にその後方(上部)に夫々図示しない鏡筒
取り付けマウントを介して術者用鏡筒4及び助手用鏡筒
5が並設されている。又、図2において、架台6の上端
には、図示しない光源が内蔵された第一アーム7が軸O
aを中心に回動可能に取り付けられ、第一アーム7の他
端には軸Obを中心に回動可能なパンタグラフアーム8
が取り付けられている。そして、パンタグラフアーム8
の他端には軸Ocを中心に回動可能な第二アーム(図示
せず)が取り付けられ、鏡体部1はこの第二アームの自
由端に回動可能に取り付けられている。
【0011】図1に示す鏡体2は、一対の観察光路(光
軸)R,Lを有する対物レンズ10と、その後方で夫々
観察光路R,L上に位置する一対の変倍系11a,11
b(11bは図示せず)から構成されており、又図示し
ない照明装置が内蔵されている。又、図3に示す切り換
えアダプター3内において、観察光路R,L上には、各
光路R,Lに対して進退する回動可能な第一ミラー12
と、観察光路R,Lの光束を夫々透過光と反射光とに二
分割するハーフプリズム13と、その透過光についての
観察光路R,Lに対して進退する回動可能な第二ミラー
14とが順次配設され、光路R,Lは術者用鏡筒4へ導
かれるようになっている。又、ハーフプリズム13で反
射された一対の光束の観察光路R′,L′上には、この
光束を助手用鏡筒5方向へ向ける反射用プリズム15が
設けられている。
【0012】又、切り換えアダプター3内には、一対の
モニター17a,17bが並設されており、このモニタ
ー17a,17bは後述する立体ビデオスコープで撮像
された術部Pの像を投射するものである。両モニター1
7a,17bの観察光路(光軸)R″,L″は、観察光
路(光軸)R,Lと同様の間隔を成している。しかもそ
の光路R″,L″上には、リレーレンズ18a,18b
を介して、光路R″,L″に対して進退し且つ進出位置
で第一ミラー12方向へ各光束を反射させる回動可能な
第三ミラー19と、その後方に位置して光路R″,L″
の光束を第二ミラー14方向へ反射させる固定配置され
た固定ミラー20とが設けられている。
【0013】ここで、回動可能な各ミラーの切り換え機
構の内、第二ミラー14の切り換え機構を例にとって図
4及び図5に基づいて説明すると、第二ミラー14はミ
ラー座22に固着されており、ミラー座22は切り換え
アダプター3の台座23に固定されたロータリータイプ
のソレノイド24の回転軸24aに取り付けられてい
る。しかも、第二ミラー14の回動領域には或る角度で
第一及び第二ストッパー25,26が設けられ、第一ス
トッパー25に当接した退却位置(図3及び図4の実線
図示)では第二ミラー14は垂直になって光路R,Lか
ら退き、第二ストッパー26に当接した進出位置(同図
破線図示)では光路R,L上に傾斜した角度で位置し
て、固定ミラー20からの一対の光束を反射させて、観
察光路R、L上を術者用鏡筒4方向へ曲げるようになっ
ている。尚、第一ミラー12,第三ミラー19も同様の
構成を備えているが、特に第三ミラー19においては、
その進出位置(図3破線位置)で光路R″,L″の光束
を第一ミラー12方向にむけるべく、ミラー12はミラ
ー座に対して第一及び第三ミラー12,14と反対側の
面に配設されている。
【0014】又、顕微鏡光学系では観察できない術部P
の細孔部を内視鏡で観察するために、立体ビデオスコー
プ27が設けられ、このビデオスコープ27で撮像され
た物体Pについての立体観察用の内視鏡観察像である左
右眼映像の第一映像信号Aと第二映像信号Bは、後述の
スイッチ回路を介してモニター17a,17bに伝送さ
れ、投射されるようになっている。
【0015】次に、図1に示す術者用鏡筒4において、
観察光路R,Lの延長上に方向変換プリズム28が設け
られ、更にその後方には一対のリレーレンズ29a,2
9bと一対の接眼レンズ30a,30bが順次配設さ
れ、接眼光学系を構成している。又、助手用鏡筒5に
は、反射プリズム15で反射された観察光路R′,L′
の延長上に、一対のリレーレンズ31a,31b、方向
変換プリズム32が設けられ、更にその後方には一対の
接眼レンズ33a,33bが順次配設され、接眼光学系
を構成している。
【0016】図6は術者用鏡筒4と助手用鏡筒5で観察
される像を顕微鏡観察像と内視鏡観察像のいずれにする
かを選択制御するための、架台6に内蔵された電源部3
5のブロック図を示すものである。スイッチ36は例え
ば「主(術者用鏡筒4),副(助手用鏡筒5)側共に顕
微鏡観察」モードと、「主側のみ内視鏡観察(副側が顕
微鏡観察)」モードと、「主,副側共に内視鏡観察」モ
ードのいずれかをスイッチ操作により選択するものであ
る。又、電源回路とロジック回路を有する制御部37
は、スイッチ36で選択されたモードに基づき、夫々ソ
レノイドを介して第一ミラー12を駆動させる第一駆動
回路38,第二ミラー14を駆動させる第二駆動回路3
9,第三ミラー19を駆動させる第三駆動回路40を適
宜ON又はOFFさせる信号、及びスイッチ回路41を
ON又はOFFさせる信号を出力させる。スイッチ回路
41には、立体ビデオスコープ27から第一映像信号A
及び第二映像信号Bが入力されており、そのONにより
夫々モニター17a,17bに伝送されてこれらモニタ
ー17a,17bにより内視鏡観察像が投射され、OF
Fで遮断されるようになっている。尚、スイッチ36は
電源部35と共に架台6に取り付ける他、別個にフット
スイッチに組み込むようにしてもよい。
【0017】又、スイッチ36による選択されるモード
と各ミラー12,14,19及びスイッチ回路41のO
N,OFFとの関係を示すと、図7の表の通りになる。
ここで、各駆動回路37,38,39がOFFの時に
は、各ミラー12,14,19は図1及び図3において
実線で示す退却位置にあり、又ONの時には、各ミラー
12,14,19は図1及び図3において破線で示す進
出位置にあるものとする。
【0018】本実施例は上述のように構成されており、
次に作用を説明する。まず、図7の選択モードのうち、
「主,副側共に顕微鏡観察」モードが選択されるようス
イッチ36を操作すると、電源部35の制御部37を介
して各駆動回路38〜40及びスイッチ回路41にOF
F信号が出力され、第一乃至第三ミラー12,14,1
9は図1及び図3で示す実線位置にあり、映像信号A,
Bもモニター17a,17bには供給されない状態にな
る。この場合には、術部Pの光束は鏡体2を通って一対
の観察光路R、Lを進行し、切り換えアダプター3内に
進む。そして、ハーフプリズム13で分割され、透過光
は観察光路R、Lを更にすすんで術者用鏡筒4内に入射
し、一対の接眼レンズ30a,30bによって術者等が
術部Pの顕微鏡観察像を立体観察することができる。
又、反射光は観察光路R′,L′上を進んで反射用プリ
ズム15で反射され、助手用鏡筒5で同様に助手等副術
者によって術部Pの顕微鏡観察像が立体観察される。
【0019】次に、術者が、術部Pにおいて顕微鏡観察
下で死角となる細孔等の部位の観察,処置をする場合に
は、立体ビデオスコープ27の図示しない電源部をON
にして、スコープ27を術部Pの観察しようとする部位
に移動させる。そして、スイッチ36によって「主側の
み内視鏡観察」モードに設定すると、制御部37から駆
動回路39とスイッチ回路41にON信号が出力され
る。ここで、第二ミラー14の動作について説明する
と、駆動回路39からのON信号によってソレノイド2
4がONし、回転軸24aが回転して第二ミラー14が
ミラー座25と一体に実線図示の退却位置から破線で示
す進出位置へ回動され、ストッパー26に当接した状態
で維持される。
【0020】又、スイッチ回路41を通して第一及び第
二映像信号A,Bが夫々モニター17a,17bに入力
され、立体ビデオスコープ27による内視鏡観察像が一
対のリレーレンズ18a,18bを介して投射され、観
察光路R″,L″上の固定ミラー20で反射されて第二
ミラー14方向に光路を曲げられる。そして、第二ミラ
ー14で反射されて観察光路R、L上を術者用鏡筒4に
導かれ、術者は立体ビデオスコープ27による内視鏡観
察像を立体的に観察することができる。一方、助手用鏡
筒5には、ハーフプリズム13で反射された顕微鏡観察
像の光束が導かれることは、上述の説明の通りである。
【0021】又、スイッチ36によって、「主,副側共
に内視鏡観察」モードを選択した場合、今度は駆動回路
38,40とスイッチ回路41が共にON状態になる。
駆動回路38,40のONによって、第一及び第三ミラ
ー12,19が退却位置から破線で示す進出位置(図1
及び図3参照)へ回動される。因みに、駆動回路39が
OFFになるから、ソレノイド24が作動することで、
第二ミラー14は観察光路R、L上の進出位置から実線
で示す退却位置へ回動させられる。又、スイッチ回路4
1のONにより、モニター17a,17bでは立体ビデ
オスコープ27による内視鏡観察像が投射される。そし
て、各モニター17a,17bからの一対の光束は第三
ミラー19で反射して第一ミラー12に向かい、ここで
再び光路を曲げられて観察光路R、L上を進むことにな
る。更に、ハーフプリズム13で光束は二分割され、夫
々術者用鏡筒4及び助手用鏡筒5によって、内視鏡観察
像が立体観察されることになる。
【0022】上述のように本実施例は、術者と助手等副
術者は、従来技術のように観察像の切り換えによる光路
分割手段の取り付け位置の変更等は必要なく、スイッチ
36の操作だけで、術中に夫々顕微鏡観察像と内視鏡観
察像とを任意に選択して観察することができる。そのた
め、例えば術者が細孔部等の内視鏡観察を行っている間
でも、助手は顕微鏡観察によって術部P周辺の吸引等の
処置を確実に行うことができる。そのため、内視鏡の位
置の操作や視野の確保をより安全に行うことができると
共に、手術のスムーズな進行を促進させることができ
る。
【0023】次に、本発明の第二実施例を図8乃至図1
1に基づいて説明するが、第一実施例と同様の部分又は
部材には同一の符号を用いてその説明を省略する。図8
は手術用顕微鏡の鏡体部の斜視図、図9は破断状態で示
す切り換えアダプター内部の構成図、図10は電源部の
ブロック図、図11は選択される観察モードとミラー等
との関係を示す動作モード表の一部である。図8におい
て、鏡体部1の切り換えアダプター42の上部には第一
実施例と同様に図示しない取り付けマウントを介して術
者用鏡筒4が取り付けられており、切り換えアダプター
42の一方の側部には接続マウント43を介して撮影ア
ダプター44更に35mmカメラ45が、又他方の側部
にも接続マウント46を介して助手用側視鏡47が取り
付けられている。
【0024】鏡体2からの観察光路R、Lに関し、切り
換えアダプター42内で第四ミラー48a,48bが夫
々光路R、Lに対して進退するように回動可能に配設さ
れており(図9参照)、しかも各第四ミラー48a,4
8bは夫々別個の駆動回路により独立して回動するよう
になっている。その後方には、観察光路Rの光束を二分
割するビームスプリッタ49が設けられ、反射光は撮影
アダプター44内へ進入して35mmカメラ45によっ
て適宜写真撮影し得るようになっている。又、ビームス
プリッタ49には観察光路Lの光束を二分割するビーム
スプリッタ50が並設されており、その反射光は助手用
側視鏡47内へ進入して、この側視鏡47で光路Lから
反射した光束が瞳分割され、一対の接眼レンズによって
顕微鏡観察像を双眼観察できるようになっている。又、
ビームスプリッタ49,50の透過光による観察光路
R、L上において、第五ミラー51a,51bが夫々光
路R、Lに対して進退するように回動可能に配設されて
おり、しかも各第五ミラー51a,51bは夫々別個の
駆動回路により独立して回動するようになっている。
【0025】又、モニター17a,17bからの観察光
路R″,L″に対し、第六ミラー52a,52bが回動
により進退可能に配設されており、光路R″の光束を反
射させ得る第六ミラー52aは第四ミラー48aと同一
の駆動回路によって同時に回動させられるようになって
いる。光路L″の光束を反射させ得る第六ミラー52b
は第四ミラー48bと同一の駆動回路によって同時に回
動させられる。そして、各ミラー52a,52bは観察
光路R″,L″上に進出した進出位置で、各モニター1
7a,17bからの光束を夫々第四ミラー48a,48
b方向へ曲げるようになっている。尚、各ミラーの駆動
手段は第一実施例と同様であり、又、第六ミラー52
a,52bはミラー座に対するミラーの取り付け面が他
のミラーと反対側になっている。
【0026】次に、図10に示す電源部54のブロック
図において、スイッチ55の操作モードは、例えば第一
実施例に示すモードに加えて、主(術者用鏡筒4),副
(助手用側視鏡43)及び撮影アダプター44の三者に
よる同時観察及び撮影が可能であり、これらについて例
えば「顕微鏡観察のみ」と「主側と観察光路R側のみ内
視鏡観察」と「主側と観察光路L側のみ内視鏡観察」の
各モードが選択操作できるものとする。又、制御部37
に接続される各駆動回路では、駆動回路56は第五ミラ
ー51aを図示しないソレノイドによって駆動し、同様
に駆動回路57は第五ミラー51bを、駆動回路58は
第四ミラー48aと第六ミラー52aを、又駆動回路5
9は第四ミラー48bと第六ミラー52bを、夫々駆動
するようになっている。そして、スイッチ55による
「顕微鏡観察のみ」と「主側と観察光路R側のみ内視鏡
観察」と「主側と観察光路L側のみ内視鏡観察」の各モ
ードと、第四乃至第六ミラー48a〜52b及びスイッ
チ回路41のON、OFFとを動作モード表で示すと、
図11のようになる。
【0027】本実施例は上述のように構成されているか
ら、例えば術者用鏡筒4,撮影アダプター44及び助手
用側視鏡47での観察モードについて、「顕微鏡観察の
み」のモードをスイッチ55で選択すると、制御部37
から各駆動回路56〜59及びスイッチ回路41へはO
FF信号が出力され、第四乃至第六ミラーは全て図9の
実線で示す退却位置に保持される。そのため、鏡体2に
よる術部Pの顕微鏡観察像の光束は観察光路R、L上を
進み、ビームスプリッタ49,50を透過した光束は術
者用鏡筒4内に進入して、術者によって立体観察され、
ビームスプリッタ49で反射された光束は撮影アダプタ
ー44を介して35mmカメラ45で撮影される。又、
ビームスプリッタ50で反射された光束は助手用側視鏡
43内で瞳分割されて、助手等副術者によって立体観察
される。
【0028】次に、「主側のみ内視鏡観察」モード(図
11の表には示されていない)が選択された場合には、
スイッチ55の操作によりスイッチ回路41と駆動回路
56,57がONすることにより、第一実施例と同様に
作用する。又、この操作に関連して内視鏡観察像を写真
撮影する場合には、「主側と観察光路R側のみ内視鏡観
察」モードを選択する。すると、スイッチ回路41と駆
動回路57,58がONし、駆動回路56はOFFす
る。駆動回路58のONにより、第四ミラー48aと第
六ミラー52aが夫々観察光路RとR″上の破線で示す
進出位置に回動して保持される。又、駆動回路56のO
FFにより第五ミラー51aは実線で示す退却位置へ戻
される。
【0029】これにより、モニター17a,17bから
射出される一対の光束のうち、観察光路R″の光束は第
六ミラー52aで反射され、第四ミラー48aで光路を
曲げられて観察光路Rに重なる。そして、ビームスプリ
ッタ49で分割された反射光は撮影アダプター44内で
結像して写真撮影される。ビームスプリッタ49を透過
する他方の光束は術者用鏡筒4に進入し、これと同時
に、観察光路L″の投影光が光路L″上を直進して固定
ミラー20で光路を曲げられ、第五ミラー51bで反射
されて術者用鏡筒4内に進入するため、術者は内視鏡観
察像を立体観察することができる。尚、この観察モード
において、観察光路Rに対応するモニター17aの投影
光の輝度を上げることにより、術者用鏡筒4での観察の
際、左右の像の明るさの差をなくすことができる。
【0030】次に、「主側と観察光路L側のみ内視鏡観
察」のモードが選択された場合は、スイッチ回路41と
駆動回路56,59がONされ、第五ミラー51a,第
四ミラー48bと第六ミラー52bとが破線で示す進出
位置に保持され、助手用側視鏡43と術者用鏡筒4に内
視鏡観察像の光束が導入されることになる。又、上述以
外のモード、例えば「内視鏡観察のみ」のモードを選択
して内視鏡観察及び撮影することもできる。尚、撮影ア
ダプター44を、光路切り換え機構を内蔵させると共に
35mmカメラ45とTVカメラの両方を取り付け可能
として、両カメラのいずれかを選択的に撮影可能にして
もよい。この場合、立体ビデオスコープ27による映像
信号をモニター17a,17bとTVカメラのVTRへ
伝送するための電気的な切り換えスイッチを付加すれ
ば、特に内視鏡観察像の撮影時には、問題なく記録が行
える。
【0031】上述のように本実施例は、術者、助手等副
術者及び撮影側において、任意に顕微鏡観察と内視鏡観
察を選択して観察及び撮影することができ、例えば第一
実施例と同様に術者が内視鏡観察時に助手が顕微鏡観察
することもできる。又、撮影アダプター44と助手用側
視鏡43とを手術の内容及びそれに伴う手術室のレイア
ウトに応じて、両者を交換して切り換えアダプター42
に装着することも可能である。又、第一及び第二実施例
において、内視鏡観察は立体ビデオスコープ27で撮影
した後モニター17a,17bで映像表示するようにし
たが、これに代えて光学的な内視鏡観察光学系を採用
し、モニターの代わりに接続するシステムにしてもよい
ことはいうまでもない。
【0032】図12乃至図14は本発明の第三実施例に
関するものであり、本実施例は第二実施例の助手用側視
鏡43の変形例に関するものである。図12は助手用側
視鏡の要部斜視図、図13は助手用側視鏡に装着された
観察アダプタの要部破断斜視図、図14は電源部のブロ
ック図である。図12において、助手用側視鏡43の接
続マウント46と鏡筒61との間に、観察アダプタ62
が装着されている。図13に示す観察アダプタ62にお
いて、ビームスプリッタ50で反射された光束が助手用
側視鏡43内で瞳分割された一対の光束に関し、その観
察光軸R1、L1が鏡筒61の接眼レンズ方向に導かれ
ており、一対の第七ミラー64a,64bが各光軸R
1、L1に対して夫々進退し得るように回動可能に配設
されている。
【0033】又、観察アダプタ62には、立体ビデオス
コープ27等による内視鏡観察像についての立体表示モ
ニター65が内蔵され、その投影光の光軸上には、リレ
ーレンズ66及びビームスプリッタ67が配設され、こ
のビームスプリッタ67で二分割された光束の透過光の
光軸R2上には、光路を曲げる固定ミラー68と、LC
Dシャッタ69aが設けられている。又、反射光の光軸
L2上にはLCDシャッタ69bが設けられている。光
軸R2の光束は、第七ミラー64aが破線で示す進出位
置で光路R1上に保持された場合はこのミラー64aで
反射されて光路R1上を進み、光軸L2の光束は、第七
ミラー64bが破線で示す進出位置で光路L1上に保持
された場合はこのミラー64bで反射されて光路L1上
を進むようになっている。
【0034】そして、図14に示す電源部71におい
て、観察アダプタ62に設けられているスイッチ72
は、制御部37を介して駆動回路73をON,OFFさ
せて第七ミラー64a,64bの回動による進退を制御
するものであり、同時にスイッチ回路74のON,OF
Fも制御する。スイッチ回路74ではON信号が入力さ
れると同時に第一及び第二映像信号A,Bも入力され、
又夫々A/D回路75a,75bに接続されている。各
信号A,Bは、夫々メモリー76a,76b、D/A回
路77a,77bを介して切り換え回路78に入力さ
れ、切り換え回路78は立体表示モニター65に接続さ
れている。メモリー76a,76bは書き込みに対して
倍速で読み出し可能なメモリーであり、同期回路77の
出力が接続されている。同様に、同期回路77から切り
換え回路78へもフィールド編成信号が出力され、又同
期回路77にはフィールド編成信号によりLCDシャッ
タ69a,69bを交互に駆動させる駆動回路が内蔵さ
れている。このように、各二組のA/D回路75a,7
5b,メモリー76a,76b及びD/A回路77a,
77bと、切り換え回路78及び同期回路77によって
アップコンバータを構成している。
【0035】本実施例は上述のように構成されているか
ら、手術用顕微鏡において、術者用鏡筒4で立体ビデオ
スコープ27による内視鏡観察が行われている間に、助
手用側視鏡43においてもスイッチ72をONすること
により、術者と同様な内視鏡観察を行うことができる。
即ち、スイッチ72をONすると、術者用鏡筒4で観察
できる左右光路の内視鏡観察像に対応する第一及び第二
映像信号A,Bが、スイッチ回路74を介してA/D回
路75a,75bでA/D変換され、メモリー76a,
76bでメモリーされて、D/A回路77a,77bで
D/A変換後にアップコンバートされた倍速の左右光路
の映像信号A,Bを切り換え回路78によって交互に編
成し、モニター65で表示する。このとき、同期回路7
7では切り換え回路78に出力するフィールド編成信号
により、左右光路R2,L2と映像が一致するようにL
CDシャッタ69a,69bを交互にON,OFF即ち
透過,遮蔽することにより、時分割立体観察を実現す
る。又、スイッチ72のONにより、第七ミラー64
a,64bは駆動回路73に駆動されて、観察光路R
1、L1上に進出して時分割立体映像を助手用側視鏡4
3の鏡筒61内の一対の接眼レンズに導き、術者と同様
な内視鏡観察像を得ることができる。
【0036】尚、第七ミラー64a,64bに代えてハ
ーフプリズムを配置すれば、顕微鏡観察像に内視鏡観察
像を重ねて観察することが可能である。又、本実施例の
構成は、実体顕微鏡鏡体部1とは別の光学系により構成
されるタイプの助手用顕微鏡においても、同様に採用す
ることができる。
【0037】上述のように本実施例は、実体顕微鏡の一
対の観察光路の内、一方の光路を導いて顕微鏡観察像を
立体観察するようにしたタイプの助手用側視鏡43にお
いても、内視鏡のような、顕微鏡とは別の観察装置によ
る像を立体的に観察することができる。しかも、助手が
望む時のみこの像を観察することができ、手術の介助だ
けでなく、学術研究的な目的からも有意義である。
【0038】次に本発明の第四実施例を、図15に基づ
いて説明する。図15は切り換えアダプターの構成図で
ある。図15において、切り換えアダプター80は第一
実施例の切り換えアダプター3と基本構造を同じくして
おり、固定ミラー81は、モニター17a,17bから
出射された内視鏡観察像の光束を、観察光路R、L上に
位置する偏光ビームスプリッタ82方向に曲げる。偏光
ビームスプリッタ82は入射面に対して平行な偏光成分
(p偏光成分)を透過させ、入射面に対して垂直な偏光
成分(s偏光成分)を反射させる偏光膜(図示せず)を
有している。そのため、鏡体2を通過する顕微鏡観察像
の光束はp偏光成分のみが偏光ビームスプリッタ82を
通過し、内視鏡観察像の光束はs偏光成分のみが反射さ
れて観察光路R、L上を進行することになる。
【0039】又、観察光路R、L上には、その後方にハ
ーフプリズム13を介して第一液晶偏光板83が配置さ
れ、又ハーフプリズム13で分割された光路R′,L′
上の反射用プリズム15の後方には第二液晶偏光板84
が配置されている。第一及び第二液晶偏光板83,84
は夫々液晶駆動回路85,86に接続されており、両液
晶偏光板83,84は液晶駆動回路85,86から電圧
が印加されるとs偏光成分のみを透過させ、又電圧が印
加されていない時にはp偏光成分のみを透過させるよう
に駆動される。両液晶駆動回路85,86は光路選択回
路87を介して操作用スイッチ88に接続されており、
スイッチ88では例えば「主,副側共に顕微鏡観察」モ
ード、「主側のみ顕微鏡観察」モード、「主,副側共に
内視鏡観察」モード、「主側のみ内視鏡観察」モード
等、設定された数種のモードのいずれかを選択して出力
することができる。そして、この出力命令に基づいて光
路選択回路87で二つの液晶駆動回路85,86のO
N,OFFを制御するようになっている。
【0040】本実施例は上述のように構成されているか
ら、鏡体2による顕微鏡観察像の一対の光束は、偏光ビ
ームスプリッタ82によってp偏光成分のみが透過して
ハーフプリズム13で二分割される。又、モニター17
a,17bによる内視鏡観察像の一対の光束は、固定ミ
ラー81で反射された後偏光ビームスプリッタ82でs
偏光成分のみが反射され、この反射光はハーフプリズム
13で二分割される。さて、スイッチ88で例えば
「主,副側共に顕微鏡観察」モードを選択すると、光路
選択回路87から各液晶駆動回路85,86にOFF信
号が出力され、第一及び第二液晶偏光板83,84には
電圧が印加されない。そのため、p偏光成分のみが各液
晶偏光板83,84を透過して、夫々術者用鏡筒4と助
手用鏡筒5へ供給されることになる。
【0041】又、この状態から術者の観察像を内視鏡に
よるものに変更したい場合、スイッチ88で「主側のみ
内視鏡観察」モードを選択すればよい。これによって、
光路選択回路87から液晶駆動回路85にのみON信号
が入力され、第一液晶偏光板83に電圧が印加されるか
ら、第一液晶偏光板83ではs偏光成分のみが透過し、
術者用鏡筒4で内視鏡観察像を観察することができる。
他のモードを選択した場合も、同様に制御される。
【0042】上述のように本実施例では、ミラーの切り
換え機構等機械的な駆動手段を設けずに手術用顕微鏡を
構成できるから、顕微鏡観察の際に悪影響を及ぼす振動
等が発生せず、しかも装置をより小型化することができ
る。又、装置の小型化によって術者は操作空間を得られ
るので、よりスムーズな手術の遂行に役立つ。
【0043】尚、動作モードの種類は上述の実施例のも
のに限定されない。又、鏡筒2,立体ビデオスコープ2
7等は対物光学系を構成するが、対物光学系は上述の2
つに限定されるものではない。
【0044】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る手術用顕微
鏡は、複数の対物光学系のいずれかの光路を選択して第
二の接眼光学系に導く光路選択手段を備えるようにした
から、複数の観察者が同時に同一又は異なる観察像を観
察できることになり、手術時の介助や操作等を確実且つ
容易に行うことができ、手術の安全性が向上すると共
に、複数の観察者によってよりスムーズに手術を遂行す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る手術用顕微鏡の鏡体
部の構成図である。
【図2】手術用顕微鏡の鏡体部を支持する架台部の構造
を示す図である。
【図3】切り換えアダプターの内部構造を破断状態で示
す要部斜視図である。
【図4】第二ミラーの切り換え機構を示す正面図であ
る。
【図5】図4の切り換え機構の要部斜視図である。
【図6】電源部のブロック図である。
【図7】観察像の選択モードとミラー等の導通,遮断状
態との関係を示す動作モード表である。
【図8】本発明の第二実施例に関する鏡体部の概略斜視
図である。
【図9】図8の切り換えアダプターの内部構造を破断状
態で示す要部斜視図である。
【図10】電源部のブロック図である。
【図11】観察像の選択モードとミラー等の導通,遮断
状態との関係を示す動作モード表である。
【図12】本発明の第三実施例に関する鏡体部の助手用
側視鏡の概略斜視図である。
【図13】図12の観察アダプターの内部構造を破断状
態で示す要部斜視図である。
【図14】電源部のブロック図である。
【図15】本発明の第四実施例について、切り換えアダ
プターと駆動制御回路のブロック図を示す図である。
【符号の説明】
2 鏡体 3 切り換えアダプター 4 術者用鏡筒 5 助手用鏡筒 12 第一ミラー 13 ハーフプリズム 14 第二ミラー 17a,17b モニター 19 第三ミラー 27 立体ビデオスコープ 45 35ミリカメラ 47 助手用側視鏡 48a,48b 第四ミラー 49,50 ビームスプリッタ 51a,51b 第五ミラー 52a,52b 第六ミラー 62 観察アダプター 64a,64b 第七ミラー 82 偏光ビームスプリッタ 83 第一液晶偏光板 84 第二液晶偏光板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】次に、図10に示す電源部54のブロック
図において、スイッチ55の操作モードは、例えば第一
実施例に示すモードに加えて、主(術者用鏡筒4),副
(助手用側視鏡47)及び撮影アダプター44の三者に
よる同時観察及び撮影が可能であり、これらについて例
えば「顕微鏡観察のみ」と「主側と観察光路R側のみ内
視鏡観察」と「主側と観察光路L側のみ内視鏡観察」の
各モードが選択操作できるものとする。又、制御部37
に接続される各駆動回路では、駆動回路56は第五ミラ
ー51aを図示しないソレノイドによって駆動し、同様
に駆動回路57は第五ミラー51bを、駆動回路58は
第四ミラー48aと第六ミラー52aを、又駆動回路5
9は第四ミラー48bと第六ミラー52bを、夫々駆動
するようになっている。そして、スイッチ55による
「顕微鏡観察のみ」と「主側と観察光路R側のみ内視鏡
観察」と「主側と観察光路L側のみ内視鏡観察」の各モ
ードと、第四乃至第六ミラー48a〜52b及びスイッ
チ回路41のON、OFFとを動作モード表で示すと、
図11のようになる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】本実施例は上述のように構成されているか
ら、例えば術者用鏡筒4,撮影アダプター44及び助手
用側視鏡47での観察モードについて、「顕微鏡観察の
み」のモードをスイッチ55で選択すると、制御部37
から各駆動回路56〜59及びスイッチ回路41へはO
FF信号が出力され、第四乃至第六ミラーは全て図9の
実線で示す退却位置に保持される。そのため、鏡体2に
よる術部Pの顕微鏡観察像の光束は観察光路R、L上を
進み、ビームスプリッタ49,50を透過した光束は術
者用鏡筒4内に進入して、術者によって立体観察され、
ビームスプリッタ49で反射された光束は撮影アダプタ
ー44を介して35mmカメラ45で撮影される。又、
ビームスプリッタ50で反射された光束は助手用側視鏡
47内で瞳分割されて、助手等副術者によって立体観察
される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2以上の対物光学系を有し、第一の接眼光
    学系によって該2以上の対物光学系の像を観察可能な手
    術用顕微鏡において、 少なくとも1の前記対物光学系の像を観察可能な第二の
    接眼光学系と、前記2以上の対物光学系のいづれかの光
    路を選択して前記第二の接眼光学系に導く光路選択手段
    と、を備えたことを特徴とする手術用顕微鏡
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