JP2013529122A - カメラを備えた統合光ファイバ眼内手術装置 - Google Patents

カメラを備えた統合光ファイバ眼内手術装置 Download PDF

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Abstract

カメラアセンブリを備えた光ファイバの眼科手術用顕微鏡は、光ファイバケーブル(102)、マイクロレンズユニット(103)、光ファイバケーブル(102)に取り付けられた外科用器具、信号スプリッタ(105)、外科の手術用顕微鏡(106)、切替機構(111)、および画像を視認するための少なくとも1つの装置を含む。複数の外科用器具はチョッパ、目盛盤、シンスキーフック、マニピュレータ、マイクロピンセット、共軸灌水・吸引(注入吸引)カニューレ、両手を必要とする注入吸引カニューレ、あるいはこれらの組み合わせを含む。切替機構はボタンである。ボタンは信号スプリッタに設けられる。画像を視認するための装置は、テレビモニタおよびVCRから構成される群から選択される。

Description

ここに開示される実施例は、眼科手術用装置に関し、特に手術中に哺乳類の眼の内部から静止画およびライブ映像を撮像し、外部のテレビやモニタ上にて視認するためのカメラを備えた、眼科顕微鏡に関する。ここに開示される実施例は、より詳細には光ファイバカメラを備えた眼科手術用顕微鏡に関する。
カメラシステムは、眼の様々な内側部分を、医師すなわち外科医に視認させる。外科の顕微鏡検査の技術分野は、これらの適用を考慮して使用される様々な手術器具とともに、様々な適用を包含する。
外科術用顕微鏡は手術室において使用される標準的な器具である。眼の顕微鏡は通常角度をなす両眼用のヘッドである。ビデオ顕微鏡検査は、外科術用顕微鏡の更なる付加的な特徴である。モデルの多くは、CCDカメラを取り付け可能なオプションのC字状マウントに画像を分割するためにオプションのビームスプリッタを有する。これらのCCDカメラは、CCTVモニタまたはディスプレイモニタに送られるNTSC方式またはパル方式のビデオ出力信号を有する。このビデオ顕微鏡検査装置は、手術室のすべての医師および助手によって複合的に同時に視認可能となるため優れた選択肢のパッケージを形成する。
検眼鏡は照明付き器具であり、レンズ、網膜、および視神経を含む眼の内部を検査するために使用される、医師の最も重要な器具のうちの1つである。通常の臨床の検眼鏡は、凹面鏡および電池式照明(取っ手内に含まれる)から構成される。扱う人は、患者の眼の中を単眼の接眼部を通して視認する。検眼鏡には、様々な深度および倍率にて眼を検査するためにレンズの回転盤が設けられる。これは、瞳孔を拡大し、眼内の構造体への通路を拡大させる薬剤によって促進されてもよい。しかし、虹彩の背面に隠れた内側部分を視認することは困難であり、これらの内側部分は通常不透明である。
従って、眼の手術中に目の内側部分を視認する独特な方法を提供するためのカメラ装置を提供することが要求されている。更に、眼の手術中に虹彩の背面に通常隠れた構造体を視認することが要求されている。
上述した問題点、不都合および課題は、ここで扱われ、後述の明細書を読み検討することにより理解されるであろう。
(実施例の目的)
ここに開示される実施例の目的は、眼の手術中に眼の本質的且つ重大な内部構造を視認するために光ファイバカメラを備えた、眼科手術用顕微鏡を供給することにある。
ここに開示される実施例の別の目的は、通常虹彩の背面に隠れ、本質的に不透明である内部構造を視認するために光ファイバカメラを備えた、眼科手術用顕微鏡を供給することにある。
ここに開示される実施例の更なる別の目的は、眼の手術を行う間に外科医が光ファイバケーブルによる視界から直接的な顕微鏡による視界に切り換えられるように、あるいはその逆に切り換えられるように切替機構を有する光ファイバカメラを備えた、眼科手術用顕微鏡を提供することにある。
ここに開示される実施例の更なる別の目的は、細く長尺状をなし、手術中に徐々に屈曲可能にして、且つ眼の内部に容易に進入可能である操縦性を備えた光ファイバカメラを提供することにある。
ここに開示される実施例の更なる別の目的は、様々な外科用器具が取り付けられる光ファイバカメラを提供することにある。
ここに開示される実施例のこれらおよび他の目的および効果は、添付の図面と組み合わせて後述する詳細な説明から容易に明白になるであろう。
ここに開示される様々な実施例において、眼科手術用顕微鏡の光ファイバ撮像装置または光撮像装置は、手術中に哺乳類の眼の内部からの静止画およびライブビデオ映像を提供し、外部のテレビモニタまたは手術用顕微鏡に表示する。装置は手術用顕微鏡に取り付けられる。装置はより新しい装置を形成するために様々な外科用器具と組み合わされる。
ここに開示される実施例のうちの一実施例によれば、カメラを備えた光ファイバの眼内器具は、光ファイバケーブル、光ファイバケーブルの一端におけるマイクロレンズユニット、光ファイバケーブルの左記の一端に取り付けられる少なくとも1つの外科用器具、光ファイバケーブルの他端に接続されるカメラ、カメラに接続される信号スプリッタ、信号スプリッタに接続される外科の手術用顕微鏡、外科の手術用顕微鏡に接続される切替機構、および画像を視認するための切替機構に接続される少なくとも1つの装置を含む。光ファイバは0.5乃至2mmの径を有する。複数の外科用器具はチョッパ、目盛盤、シンスキーフック、マニピュレータ、マイクロピンセット、共軸灌水・吸引(注入吸引)カニューレ、両手を必要とする注入吸引カニューレ、およびこれらの組み合わせから構成される群から選択される。切替機構は格納式液晶ディスプレイ(LCD)スクリーンである。格納式LCDは、外科の手術用顕微鏡の接眼レンズの内部に配置される。切替機構はボタンである。ボタンは信号スプリッタに設けられる。ボタンは格納式LCDと接続される。画像を視認するための装置は、テレビモニタおよびVCRから構成される群から選択される。
ここに開示される実施例のうちの一実施例によれば、医師または外科医は、眼の手術中に光ファイバカメラアセンブリによって眼の本質的で重大な内側部分を視認可能である。カメラアセンブリが設けられ、これは、虹彩の背面に通常隠れる構造体、主に哺乳類の眼の水晶体の赤道付近の領域および前室の角度範囲の独特な視界を表示する。
ここに開示される一実施例によれば、カメラアセンブリは、0.5乃至2mmの径を有する高い光学等級の光ファイバケーブルを有する。マイクロレンズユニットは、光通信ケーブルの一方の先端部に固定され、カメラは光通信ケーブルの他方の先端部に固定される。レンズの焦点の範囲は0.2mm乃至10mmの間にある。カメラは、眼の内側部分の静止画およびライブ映像を撮像可能である。ビームスプリッタ複合体が取り付けられ、これは画像をテレビ、モニタ、液晶ディスプレイ画面、あるいは外科の手術用顕微鏡に送る。光ファイバカメラの尖端は、細く且つ長尺状をなし、手術中に徐々に屈曲可能にして、且つ眼の内部に容易に進入可能であるとともに操縦性を備える。ビームスプリッタユニットは、テレビまたはモニタ画面、液晶ディスプレイ画面、あるいは外科の手術用顕微鏡のディスプレイ画面に視覚的なイメージを送信する。
カメラアセンブリは、外科医が外科術を行う間に視界を同時に変更することを補助するために切替機構を有する。切替機構は、格納式液晶ディスプレイ画面である。格納式液晶ディスプレイ画面は、外科の手術用顕微鏡の接眼レンズのうちの1つの光路に配置される。外科医は2つの視界を得、1つは光ファイバカメラからのものであり、もう1つは外科の手術用顕微鏡からの直接的なものである。必要に応じて、外科医は液晶ディスプレイ画面を取り払ってもよい。光ファイバケーブルから得られる撮像される画像は、テレビモニタや手術用顕微鏡に表示される。
一実施例によれば、照明光源(ハロゲン)は、付属品として光ファイバ束の一部に接続される。照明光源は、ハロゲン、キセノンランプ、フィラメント電球、およびこれらの組み合わせから構成される群から選択される。光源は個別に設けられ、アダプタを備えた光ファイバケーブルに接続される。
一実施例によれば、水晶体乳化技術を使用する白内障外科術に使用されるより新しい装置を形成するために、眼の内部で使用される複数の外科用器具には光ファイバカメラが取り付けられる。複数の外科用器具はチョッパ、目盛盤、シンスキーフック、マニピュレータ、マイクロピンセット、共軸灌水・吸引(I.A)カニューレ、両手を必要とするI.Aカニューレ、および上述したものの様々な組み合わせおよび変形を含む。これらのすべての器具の共通の特徴は、細く且つ長尺状をなし、手術中に徐々に屈曲可能にして、且つ眼の内部に容易に進入可能であるとともに操縦性を備えることである。
複数の外科用器具には、接着剤、ワイヤ、締め金、バンド、あるいは他の任意の方法によって光ファイバが取り付けられる。複数の外科用器具は光ファイバとともに溶接される。
ここに開示される一実施例によれば、光ファイバカメラアセンブリは、眼の角膜を切開した切り口を通して眼の内部に進入し、眼の内部を視認することを補助する。画像は接眼レンズのうちの1つの内部に設けられる液晶ディスプレイ画面に表示される。画像は、テレビ画面やモニタにも表示される。動画もビデオカセットレコーダVCRを使用して記録される。
ここに開示される一実施例によれば、光ファイバケーブルは、つまみパッド、すなわち光ファイバを保持するための表面を有する。
光ファイバカメラ(F.O.C)アセンブリは、手術中に使用される外科用器具の各々に類似する外形を備えるとともに可撓性を備えるチューブを有する。上述した器具の各々は、本発明の使用時に外科医の重大な視界を促進するような新しい器具を形成するべく接着剤、ワイヤ、締め金、あるいは他の任意の方法を使用してFOCアセンブリに連結される。複数の外科用器具が光ファイバとともに溶接される。
ここに開示される実施例のこれらおよび他の態様は、本明細書および添付の図面を組み合わせて考慮されると、より一層評価および理解されるであろう。しかしながら、本明細書は本発明の好ましい実施例およびこれらの多数の詳細を示すが、これらは例示するのみであり、これらに限定されるものではないものといえる。多くの変更および変形がその趣旨から逸脱することなくここに開示される実施例の範囲内で行なわれてもよく、ここに開示される実施例は、そのような変形をすべて含む。
一実施例による光ファイバカメラを備えた眼科手術用顕微鏡を示す概略図。 ここに開示される一実施例による吸引カニューレに取り付けられる光ファイバケーブルを示す側面図。 ここに開示される別例によるチョッパに取り付けられる光ファイバケーブルを示す断面図。 ここに開示される一実施例において、眼内に光ファイバケーブルを挿入する、カメラを備えた光ファイバの眼内器具を示す断面図。
他の目的、特徴および効果は、好ましい実施例の明細書および添付の図面から当業者が想到するであろう。
ここに開示される実施例の所定の特徴は、いくつかの図面に示されるが他の図面には示されない。これは便宜上のためにのみなされたものであり、各特徴はここに開示される実施例による他の特徴のうちの任意のものまたはすべてと組み合わされてもよい。
後述の詳細な説明において、その一部をなす添付の図面が参照され、実施される所定の実施例が例示される。ここに開示されるこれらの実施例は、当業者がこれらの実施例を実施できるように十分に詳細に開示され、論理的な変更、機械的な変更および他の変更がここに開示される実施例の範囲を逸脱することなくなされてもよいものといえる。したがって、後述する詳細な説明は、限定するものと捉えられるものではない。
図1は、一実施例によるカメラを備えた光ファイバの眼内器具を示す概略図である。図1において、カメラ101を備えた光ファイバの眼内器具は、その一端にマイクロのレンズユニット103を備えた光ファイバケーブル102を含む。光ファイバケーブル102は、0.5乃至2mmの径の高い光学等級の光ファイバである。光ファイバケーブル102の尖端は、細く長尺状をなし、手術中に徐々に屈曲可能であり、眼の内部に容易に進入可能であるとともに操縦性を備える。マイクロレンズユニット103のレンズの焦点の範囲は0.2mm乃至10mmの間にある。カメラ104は光ファイバケーブル102の他端に取り付けられる。カメラ104は、眼の内側部分の静止画およびライブ映像を撮像可能である。信号スプリッタ105はカメラ104に接続され、カメラ104から来る信号を外科の手術用顕微鏡106、テレビ画面107、およびVCR108に分割する。外科の手術用顕微鏡106、テレビ画面107、およびVCR108は、信号スプリッタ105に接続される。格納式液晶ディスプレイ画面109は、外科の手術用顕微鏡106の接眼レンズ110のうちの1つに配置される。格納式液晶ディスプレイ画面109は、異なる視界に切り替えるために切替機構を形成する。外科医が要求していない場合に、格納式液晶ディスプレイ画面109は取り払われる。
ここに開示される一実施例によれば、信号スプリッタ105のスイッチ111は、外科の手術用顕微鏡106、テレビ画面107、VCR108、および格納式液晶ディスプレイ画面109上の画像の視認を制御する。スイッチ111は格納式液晶ディスプレイ画面109に接続される。
ここに開示される様々な実施例によれば、異なる外科用器具も光ファイバカメラに取り付け可能である。
図2は、ここに開示される一実施例による吸引カニューレに取り付けられる光ファイバケーブルを示す側面図である。図2において、吸引カニューレ201は、光ファイバケーブル102に取り付けられる。
図3は、ここに開示される実施例によるチョッパに取り付けられる光ファイバケーブルを示す断面図である。図3において、チョッパ301は光ファイバケーブル102に取り付けられる。
一実施例によれば、水晶体乳化技術を使用する白内障外科術に使用されるより新しい装置を形成するために、眼の内部で使用される複数の外科用器具には光ファイバカメラが取り付けられる。複数の外科用器具はチョッパ、目盛盤、シンスキーフック、マニピュレータ、マイクロピンセット、共軸灌水・吸引(注入吸引)カニューレ、両手を必要とする注入吸引カニューレ、および上述したものの様々な組み合わせおよび変形を含む。これらのすべての器具の共通の特徴は、細く且つ長尺状をなし、手術中に徐々に屈曲可能にして、且つ眼の内部に容易に進入可能であるとともに操縦性を備えることである。
図4は、ここに開示される一実施例において、眼内に光ファイバケーブルを挿入する、カメラを備えた光ファイバの眼内器具を示す断面図である。図4において、光ファイバケーブル102はチョッパ301に取り付けられる。チョッパ301に取り付けられる光ファイバ102は、眼401に挿入される。眼401の内部領域403が、カメラアセンブリ101を備えた光ファイバの眼内器具を使用して視認可能である。眼401の領域403は、外科の手術用顕微鏡106を使用しても視認不能である。
ここに開示される様々な実施例において、光ファイバ撮像装置または光撮像装置は、手術中に哺乳類の眼の内部からの静止画およびライブビデオ映像を提供し、外部のテレビモニタまたは手術用顕微鏡に表示する。装置は手術用顕微鏡に取り付けられる。装置はより新しい装置を形成するために様々な外科用器具と組み合わされる。
ここに開示される一実施例によれば、医師または外科医は、カメラアセンブリによって眼の本質的で重大な内側部分を視認可能である。カメラアセンブリは虹彩の背面に通常隠れる構造体に独特な視界を表示するために設けられる。
ここに開示される一実施例によれば、ビームスプリッタユニットがカメラに取り付けられ、画像をテレビ、モニタ、液晶ディスプレイ画面、あるいは外科の手術用顕微鏡に送る。ビームスプリッタユニットが設けられることにより、視覚映像がテレビモニタ、液晶ディスプレイ画面、あるいは外科の手術用顕微鏡のディスプレイ画面に送信される。
ここに開示される一実施例によれば、外科医が視界を同時に変更することを補助するために、切替機構が光ファイバカメラシステムに取り付けられる。手術を行なっている間に、外科医は、通常1つの視界のみ、すなわち光ファイバケーブルの視界、テレビ、モニタの視界、手術用顕微鏡の視界、および液晶ディスプレイの視界のうちのいずれか1つのみを視認可能である。この付属品により、外科医は、複数の視界を同時に切り換えることができる。ここに開示される一実施例によれば、切替機構は格納式液晶ディスプレイ画面である。液晶ディスプレイの視界を変更するために、液晶ディスプレイ画面は取り払われてもよい。ここに開示される別例によれば、切替機構は、様々な視界に切り替えるために信号スプリッタに設けられるスイッチまたはボタンである。様々な視界は、テレビモニタ上の視界、外科の手術用顕微鏡の接眼レンズの液晶ディスプレイ画面における視界、およびVCR上の視界を含む。手術の動画もVCRを使用して記録することができる。光ファイバケーブルから得られる撮像される画像は、テレビモニタ、手術用顕微鏡、VCR、あるいは液晶ディスプレイ画面に表示される。
一実施例によれば、照明光源は付属品として光ファイバ束の一部に接続される。照明光源は、ハロゲン、キセノンランプ、フィラメント電球、およびこれらの組み合わせから構成される群から選択される。光源は個別に設けられ、アダプタを備えた光ファイバケーブルに接続される。
光ファイバカメラ(F.O.C)アセンブリは、手術中に使用される外科用器具の各々に類似する外形を備えるとともに可撓性を備えるチューブを有する。上述した器具の各々は、本発明の使用時に外科医の重大な視界を促進するような新しい器具を形成するべく接着剤、ワイヤ、バンド、締め金、あるいは他の任意の方法を使用してFOCアセンブリに連結されるとともに一体的に溶接される。したがって、光ファイバカメラシステムは、手術の実施中に眼の内側部分を、医師すなわち外科医に視認させる。虹彩の背面に隠れ手術中に視認が困難である部分は、カメラシステムの補助により外科医に容易に視認される。
取り付け可能な様々な外科用器具は、目盛盤、シンスキーフック、マニピュレータ、マイクロピンセット、共軸灌水・吸引(I.A)カニューレ、両手を必要とするI.Aカニューレ、および上述したものの様々な組み合わせおよび変形を含む。属性として得られるこれらのすべての器具の共通の特徴は、細く且つ長尺状をなし、徐々に屈曲可能であることにより、手術中に眼の内部に容易に進入可能であるとともに操縦性を備えることである。光ファイバカメラ尖端は、取り付けられる各外科用器具の外形と同じ外形を更に有し、これにより、その使用時に外科医はカメラの重大な視界が得られる。上述した器具は、例えば接着剤、ワイヤ等の様々な手段、あるいは任意の他の好適な方法により取り付け可能である。
ここに開示される一実施例によれば、統合光ファイバ眼内外科装置は一体的であり、すなわち、外科用器具は、光ファイバケーブルの一部の延伸により光ファイバケーブルの材料と同じ材料から構成される。一体部分は、眼への挿入時に外科用器具下の領域を視認することを補助する透明な外科用器具である。ここに開示される実施例によれば、光ファイバチョッパ装置は、光ファイバケーブル、および光ファイバケーブルの一部の延伸により形成されたチョッパを含む。ここに開示される別例によれば、光ファイバ吸引装置は、光ファイバケーブルおよび吸引カニューレを含む。吸引カニューレは光ファイバケーブルの材料と同じ材料から形成される。ここに開示される一実施例によれば、光ファイバ注入カニューレは、光ファイバケーブル、および光ファイバケーブルの材料と同じ材料から形成された注入カニューレを含む。光ファイバケーブルの延伸により一体的に形成可能な外科用器具は、目盛盤、シンスキーフック、マニピュレータ、マイクロピンセット、共軸灌水・吸引(I.A)カニューレ、両手を必要とするI.Aカニューレ、および上述したものの様々な組み合わせおよび変形からなる群から選択される。
所定の実施例の先の開示は、ここに開示される実施例の一般的な性質を完全に開示するものであるため、現在の知識を応用することにより、一般概念から逸脱することなくこのような所定の実施例を容易に変形し、且つ/または様々な応用に調整することができる。したがって、そのような応用および変形は、開示される実施例の均等物の意味および範囲内に理解される必要があり、そのように構成される。ここに使用された語句や用語は、例示を目的としたものであり限定的なものではないものといえる。したがって、ここに開示される実施例は好ましい実施例の点から開示されているが、当業者は付加される特許請求の範囲および趣旨内の変形によりここに開示される実施例を実施することができることを認識するであろう。
ここに開示される実施例は様々な所定の実施例により開示されるが、当業者が本発明を変形して実施可能であることは明白であろう。しかしながら、そのような変形はすべて特許請求の範囲内にあるものといえる。
更に、添付の特許請求の範囲はここに開示される実施例の総括的な所定の特徴をすべてカバーするように構成され、実施例の範囲のすべての開示は、言語の問題として特許請求の範囲内に相当するものといえる。
ここに開示される実施例は、眼科手術用装置に関し、特に手術中に顕微鏡を通して哺乳類の眼の外側および内側の静止画およびライブ映像を撮像し、外部のテレビやモニタ上にて視認するためのカメラを備えた、眼科顕微鏡に関する。ここに開示される実施例は、より詳細には光ファイバカメラを備えた眼科手術用顕微鏡に関する。
カメラシステムは、眼の様々な内側部分を、医師すなわち外科医に視認させる。外科の顕微鏡検査の技術分野は、これらの適用を考慮して使用される様々な手術器具とともに、様々な適用を包含する。
外科術用顕微鏡は手術室において使用される標準的な器具である。眼の顕微鏡は通常角度をなす両眼用のヘッドである。ビデオ顕微鏡検査は、外科術用顕微鏡の更なる付加的な特徴である。モデルの多くは、CCDカメラを取り付け可能なオプションのC字状マウントに画像を分割するためにオプションのビームスプリッタを有する。これらのCCDカメラは、CCTVモニタまたはディスプレイモニタに送られるNTSC方式またはパル方式のビデオ出力信号を有する。このビデオ顕微鏡検査装置は、手術室のすべての医師および助手によって複合的に同時に視認可能となるため優れた選択肢のパッケージを形成する。
検眼鏡は照明付き器具であり、レンズ、網膜、および視神経を含む眼の内部を検査するために使用される、医師の最も重要な器具のうちの1つである。通常の臨床の検眼鏡は、凹面鏡および電池式照明(取っ手内に含まれる)から構成される。扱う人は、患者の眼の中を単眼の接眼部を通して視認する。検眼鏡には、様々な深度および倍率にて眼を検査するためにレンズの回転盤が設けられる。これは、瞳孔を拡大し、眼内の構造体への通路を拡大させる薬剤によって促進されてもよい。しかし、虹彩の背面に隠れた内側部分を視認することは困難であり、これらの内側部分は通常不透明である。
従って、眼の手術中に目の内側部分を視認する独特な方法を提供するためのカメラ装置を提供することが要求されている。更に、眼の手術中に虹彩の背面に通常隠れた構造体を視認することが要求されている。
上述した問題点、不都合および課題は、ここで扱われ、後述の明細書を読み検討することにより理解されるであろう。
(実施例の目的)
ここに開示される実施例の目的は、眼の手術中に眼の本質的且つ重大な内部構造を視認するために光ファイバカメラを備えた、眼科手術用顕微鏡を供給することにある。
ここに開示される実施例の別の目的は、通常虹彩の背面に隠れ、本質的に不透明である内部構造を視認するために光ファイバカメラを備えた、眼科手術用顕微鏡を供給することにある。
ここに開示される実施例の更なる別の目的は、眼の手術を行う間に外科医が光ファイバケーブルによる視界から直接的な顕微鏡による視界に切り換えられるように、あるいはその逆に切り換えられるように切替機構を有する光ファイバカメラを備えた、眼科手術用顕微鏡を提供することにある。
ここに開示される実施例の更なる別の目的は、細く長尺状をなし、手術中に徐々に屈曲可能にして、且つ眼の内部に容易に進入可能である操縦性を備えた光ファイバカメラを提供することにある。
ここに開示される実施例の更なる別の目的は、様々な外科用器具が取り付けられる光ファイバカメラを提供することにある。
ここに開示される実施例のこれらおよび他の目的および効果は、添付の図面と組み合わせて後述する詳細な説明から容易に明白になるであろう。
ここに開示される様々な実施例において、眼科手術用顕微鏡の光ファイバ撮像装置または光撮像装置は、手術中に哺乳類の眼の内部からの静止画およびライブビデオ映像を提供し、外部のテレビモニタまたは手術用顕微鏡に表示する。装置は手術用顕微鏡に取り付けられる。装置はより新しい装置を形成するために様々な外科用器具と組み合わされる。
ここに開示される実施例のうちの一実施例によれば、カメラを備えた光ファイバの眼内器具は、光ファイバケーブル、光ファイバケーブルの一端におけるマイクロレンズユニット、光ファイバケーブルの左記の一端に取り付けられる少なくとも1つの外科用器具、光ファイバケーブルの他端に接続されるカメラ、カメラに接続される信号スプリッタ、信号スプリッタに接続される外科の手術用顕微鏡、外科の手術用顕微鏡に接続される切替機構、および画像を視認するための切替機構に接続される少なくとも1つの装置を含む。光ファイバは0.5乃至2mmの径を有する。複数の外科用器具はチョッパ、目盛盤、シンスキーフック、マニピュレータ、マイクロピンセット、マイクロ切断部、マイクロ剪刀、共軸灌水・吸引(注入吸引)カニューレ、両手を必要とする注入吸引カニューレ、およびこれらの組み合わせから構成される群から選択される。切替機構は格納式液晶ディスプレイ(LCD)スクリーンである。格納式LCDは、外科の手術用顕微鏡の接眼レンズの内部に配置される。切替機構はボタンである。ボタンは信号スプリッタに設けられる。ボタンは格納式LCDと接続される。画像を視認するための装置は、テレビモニタおよびVCRから構成される群から選択される。
ここに開示される実施例のうちの一実施例によれば、医師または外科医は、眼の手術中に光ファイバカメラアセンブリによって眼の本質的で重大な内側部分を視認可能である。カメラアセンブリが設けられ、これは、虹彩の背面に通常隠れる構造体、主に哺乳類の眼の水晶体の赤道付近の領域および前室の角度範囲の独特な視界を表示する。
ここに開示される一実施例によれば、カメラアセンブリは、0.5乃至2mmの径を有する高い光学等級の光ファイバケーブルを有する。マイクロレンズユニットは、光通信ケーブルの一方の先端部に固定され、カメラは光通信ケーブルの他方の先端部に固定される。レンズの焦点の範囲は0.2mm乃至10mmの間にある。カメラは、眼の内側部分の静止画およびライブ映像を撮像可能である。ビームスプリッタ複合体が取り付けられ、これは画像をテレビ、モニタ、液晶ディスプレイ画面、あるいは外科の手術用顕微鏡に送る。光ファイバカメラの尖端は、細く且つ長尺状をなし、手術中に徐々に屈曲可能にして、且つ眼の内部に容易に進入可能であるとともに操縦性を備える。ビームスプリッタユニットは、テレビまたはモニタ画面、液晶ディスプレイ画面、あるいは外科の手術用顕微鏡のディスプレイ画面に視覚的なイメージを送信する。
カメラアセンブリは、外科医が外科術を行う間に視界を同時に変更することを補助するために切替機構を有する。切替機構は、格納式液晶ディスプレイ画面である。格納式液晶ディスプレイ画面は、外科の手術用顕微鏡の接眼レンズのうちの1つの光路に配置される。外科医は2つの視界を得、1つは光ファイバカメラからのものであり、もう1つは外科の手術用顕微鏡からの直接的なものである。必要に応じて、外科医は液晶ディスプレイ画面を取り払ってもよい。光ファイバケーブルから得られる撮像される画像は、テレビモニタや手術用顕微鏡に表示される。
一実施例によれば、照明光源(ハロゲン)は、付属品として光ファイバ束の一部に接続される。照明光源は、ハロゲン、キセノンランプ、フィラメント電球、およびこれらの組み合わせから構成される群から選択される。光源は個別に設けられ、アダプタを備えた光ファイバケーブルに接続される。
一実施例によれば、水晶体乳化技術を使用する白内障外科術に使用されるより新しい装置を形成するために、眼の内部で使用される複数の外科用器具には光ファイバカメラが取り付けられる。複数の外科用器具はチョッパ、目盛盤、シンスキーフック、マニピュレータ、マイクロピンセット、マイクロ切断部、マイクロ剪刀、共軸灌水・吸引(I.A)カニューレ、両手を必要とするI.Aカニューレ、および上述したものの様々な組み合わせおよび変形を含む。これらのすべての器具の共通の特徴は、細く且つ長尺状をなし、手術中に徐々に屈曲可能にして、且つ眼の内部に容易に進入可能であるとともに操縦性を備えることである。
複数の外科用器具には、接着剤、ワイヤ、締め金、バンド、あるいは他の任意の方法によって光ファイバが取り付けられる。複数の外科用器具は光ファイバとともに溶接される。
ここに開示される一実施例によれば、光ファイバカメラアセンブリは、眼の角膜を切開した切り口を通して眼の内部に進入し、眼の内部を視認することを補助する。画像は接眼レンズのうちの1つの内部に設けられる液晶ディスプレイ画面に表示される。画像は、テレビ画面やモニタにも表示される。動画もビデオカセットレコーダVCRを使用して記録される。
ここに開示される一実施例によれば、光ファイバケーブルは、つまみパッド、すなわち光ファイバを保持するための表面を有する。
光ファイバカメラ(F.O.C)アセンブリは、手術中に使用される外科用器具の各々に類似する外形を備えるとともに可撓性を備えるチューブを有する。上述した器具の各々は、本発明の使用時に外科医の重大な視界を促進するような新しい器具を形成するべく接着剤、ワイヤ、締め金、あるいは他の任意の方法を使用してFOCアセンブリに連結される。複数の外科用器具が光ファイバとともに溶接される。
ここに開示される実施例のこれらおよび他の態様は、本明細書および添付の図面を組み合わせて考慮されると、より一層評価および理解されるであろう。しかしながら、本明細書は本発明の好ましい実施例およびこれらの多数の詳細を示すが、これらは例示するのみであり、これらに限定されるものではないものといえる。多くの変更および変形がその趣旨から逸脱することなくここに開示される実施例の範囲内で行なわれてもよく、ここに開示される実施例は、そのような変形をすべて含む。
一実施例による光ファイバカメラを備えた眼科手術用顕微鏡を示す概略図。 ここに開示される一実施例による吸引カニューレに取り付けられる光ファイバケーブルを示す側面図。 ここに開示される別例によるチョッパに取り付けられる光ファイバケーブルを示す断面図。 ここに開示される一実施例において、眼内に光ファイバケーブルを挿入する、カメラを備えた光ファイバの眼内器具を示す断面図。
他の目的、特徴および効果は、好ましい実施例の明細書および添付の図面から当業者が想到するであろう。
ここに開示される実施例の所定の特徴は、いくつかの図面に示されるが他の図面には示されない。これは便宜上のためにのみなされたものであり、各特徴はここに開示される実施例による他の特徴のうちの任意のものまたはすべてと組み合わされてもよい。
後述の詳細な説明において、その一部をなす添付の図面が参照され、実施される所定の実施例が例示される。ここに開示されるこれらの実施例は、当業者がこれらの実施例を実施できるように十分に詳細に開示され、論理的な変更、機械的な変更および他の変更がここに開示される実施例の範囲を逸脱することなくなされてもよいものといえる。したがって、後述する詳細な説明は、限定するものと捉えられるものではない。
図1は、一実施例によるカメラを備えた光ファイバの眼内器具を示す概略図である。図1において、カメラ101を備えた光ファイバの眼内器具は、その一端にマイクロのレンズユニット103を備えた光ファイバケーブル102を含む。光ファイバケーブル102は、0.5乃至2mmの径の高い光学等級の光ファイバである。光ファイバケーブル102の尖端は、細く長尺状をなし、手術中に徐々に屈曲可能であり、眼の内部に容易に進入可能であるとともに操縦性を備える。マイクロレンズユニット103のレンズの焦点の範囲は0.2mm乃至10mmの間にある。カメラ104は光ファイバケーブル102の他端に取り付けられる。カメラ104は、眼の内側部分の静止画およびライブ映像を撮像可能である。信号スプリッタ105はカメラ104に接続され、カメラ104から来る信号を外科の手術用顕微鏡106、テレビ画面107、およびVCR108に分割する。外科の手術用顕微鏡106、テレビ画面107、およびVCR108は、信号スプリッタ105に接続される。格納式液晶ディスプレイ画面109は、外科の手術用顕微鏡106の接眼レンズ110のうちの1つに配置される。格納式液晶ディスプレイ画面109は、異なる視界に切り替えるために切替機構を形成する。外科医が要求していない場合に、格納式液晶ディスプレイ画面109は取り払われる。
ここに開示される一実施例によれば、信号スプリッタ105のスイッチ111は、外科の手術用顕微鏡106、テレビ画面107、VCR108、および格納式液晶ディスプレイ画面109上の画像の視認を制御する。スイッチ111は格納式液晶ディスプレイ画面109に接続される。
ここに開示される様々な実施例によれば、異なる外科用器具も光ファイバカメラに取り付け可能である。
図2は、ここに開示される一実施例による吸引カニューレに取り付けられる光ファイバケーブルを示す側面図である。図2において、吸引カニューレ201は、光ファイバケーブル102に取り付けられる。
図3は、ここに開示される実施例によるチョッパに取り付けられる光ファイバケーブルを示す断面図である。図3において、チョッパ301は光ファイバケーブル102に取り付けられる。
一実施例によれば、水晶体乳化技術を使用する白内障外科術に使用されるより新しい装置を形成するために、眼の内部で使用される複数の外科用器具には光ファイバカメラが取り付けられる。複数の外科用器具はチョッパ、目盛盤、シンスキーフック、マニピュレータ、マイクロピンセット、マイクロ切断部、マイクロ剪刀、共軸灌水・吸引(注入吸引)カニューレ、両手を必要とする注入吸引カニューレ、および上述したものの様々な組み合わせおよび変形を含む。これらのすべての器具の共通の特徴は、細く且つ長尺状をなし、手術中に徐々に屈曲可能にして、且つ眼の内部に容易に進入可能であるとともに操縦性を備えることである。
図4は、ここに開示される一実施例において、眼内に光ファイバケーブルを挿入する、カメラを備えた光ファイバの眼内器具を示す断面図である。図4において、光ファイバケーブル102はチョッパ301に取り付けられる。チョッパ301に取り付けられる光ファイバ102は、眼401に挿入される。眼401の内部領域403が、カメラアセンブリ101を備えた光ファイバの眼内器具を使用して視認可能である。眼401の領域403は、外科の手術用顕微鏡106を使用しても視認不能である。
ここに開示される様々な実施例において、光ファイバ撮像装置または光撮像装置は、手術中に哺乳類の眼の内部からの静止画およびライブビデオ映像を提供し、外部のテレビモニタまたは手術用顕微鏡に表示する。装置は手術用顕微鏡に取り付けられる。装置はより新しい装置を形成するために様々な外科用器具と組み合わされる。
ここに開示される一実施例によれば、医師または外科医は、カメラアセンブリによって眼の本質的で重大な内側部分を視認可能である。カメラアセンブリは虹彩の背面に通常隠れる構造体に独特な視界を表示するために設けられる。
ここに開示される一実施例によれば、ビームスプリッタユニットがカメラに取り付けられ、画像をテレビ、モニタ、液晶ディスプレイ画面、あるいは外科の手術用顕微鏡に送る。ビームスプリッタユニットが設けられることにより、視覚映像がテレビモニタ、液晶ディスプレイ画面、あるいは外科の手術用顕微鏡のディスプレイ画面に送信される。
ここに開示される一実施例によれば、外科医が視界を同時に変更することを補助するために、切替機構が光ファイバカメラシステムに取り付けられる。手術を行なっている間に、外科医は、通常1つの視界のみ、すなわち光ファイバケーブルの視界、テレビ、モニタの視界、手術用顕微鏡の視界、および液晶ディスプレイの視界のうちのいずれか1つのみを視認可能である。この付属品により、外科医は、複数の視界を同時に切り換えることができる。ここに開示される一実施例によれば、切替機構は格納式液晶ディスプレイ画面である。液晶ディスプレイの視界を変更するために、液晶ディスプレイ画面は取り払われてもよい。ここに開示される別例によれば、切替機構は、様々な視界に切り替えるために信号スプリッタに設けられるスイッチまたはボタンである。様々な視界は、テレビモニタ上の視界、外科の手術用顕微鏡の接眼レンズの液晶ディスプレイ画面における視界、およびVCR上の視界を含む。手術の動画もVCRを使用して記録することができる。光ファイバケーブルから得られる撮像される画像は、テレビモニタ、手術用顕微鏡、VCR、あるいは液晶ディスプレイ画面に表示される。
一実施例によれば、照明光源は付属品として光ファイバ束の一部に接続される。照明光源は、ハロゲン、キセノンランプ、フィラメント電球、およびこれらの組み合わせから構成される群から選択される。光源は個別に設けられ、アダプタを備えた光ファイバケーブルに接続される。
光ファイバカメラ(F.O.C)アセンブリは、手術中に使用される外科用器具の各々に類似する外形を備えるとともに可撓性を備えるチューブを有する。上述した器具の各々は、本発明の使用時に外科医の重大な視界を促進するような新しい器具を形成するべく接着剤、ワイヤ、バンド、締め金、あるいは他の任意の方法を使用してFOCアセンブリに連結されるとともに一体的に溶接される。したがって、光ファイバカメラシステムは、手術の実施中に眼の内側部分を、医師すなわち外科医に視認させる。虹彩の背面に隠れ手術中に視認が困難である部分は、カメラシステムの補助により外科医に容易に視認される。
取り付け可能な様々な外科用器具は、目盛盤、シンスキーフック、マニピュレータ、マイクロピンセット、マイクロ切断部、マイクロ剪刀、共軸灌水・吸引(I.A)カニューレ、両手を必要とするI.Aカニューレ、および上述したものの様々な組み合わせおよび変形を含む。属性として得られるこれらのすべての器具の共通の特徴は、細く且つ長尺状をなし、徐々に屈曲可能であることにより、手術中に眼の内部に容易に進入可能であるとともに操縦性を備えることである。光ファイバカメラ尖端は、取り付けられる各外科用器具の外形と同じ外形を更に有し、これにより、その使用時に外科医はカメラの重大な視界が得られる。上述した器具は、例えば接着剤、ワイヤ等の様々な手段、あるいは任意の他の好適な方法により取り付け可能である。
ここに開示される一実施例によれば、統合光ファイバ眼内外科装置は一体的であり、すなわち、外科用器具は、光ファイバケーブルの一部の延伸により光ファイバケーブルの材料と同じ材料から構成される。一体部分は、眼への挿入時に外科用器具下の領域を視認することを補助する透明な外科用器具である。ここに開示される実施例によれば、光ファイバチョッパ装置は、光ファイバケーブル、および光ファイバケーブルの一部の延伸により形成されたチョッパを含む。ここに開示される別例によれば、光ファイバ吸引装置は、光ファイバケーブルおよび吸引カニューレを含む。吸引カニューレは光ファイバケーブルの材料と同じ材料から形成される。ここに開示される一実施例によれば、光ファイバ注入カニューレは、光ファイバケーブル、および光ファイバケーブルの材料と同じ材料から形成された注入カニューレを含む。光ファイバケーブルの延伸により一体的に形成可能な外科用器具は、目盛盤、シンスキーフック、マニピュレータ、マイクロピンセット、マイクロ切断部、マイクロ剪刀、共軸灌水・吸引(I.A)カニューレ、両手を必要とするI.Aカニューレ、および上述したものの様々な組み合わせおよび変形からなる群から選択される。
所定の実施例の先の開示は、ここに開示される実施例の一般的な性質を完全に開示するものであるため、現在の知識を応用することにより、一般概念から逸脱することなくこのような所定の実施例を容易に変形し、且つ/または様々な応用に調整することができる。したがって、そのような応用および変形は、開示される実施例の均等物の意味および範囲内に理解される必要があり、そのように構成される。ここに使用された語句や用語は、例示を目的としたものであり限定的なものではないものといえる。したがって、ここに開示される実施例は好ましい実施例の点から開示されているが、当業者は付加される特許請求の範囲および趣旨内の変形によりここに開示される実施例を実施することができることを認識するであろう。
ここに開示される実施例は様々な所定の実施例により開示されるが、当業者が本発明を変形して実施可能であることは明白であろう。しかしながら、そのような変形はすべて特許請求の範囲内にあるものといえる。
更に、添付の特許請求の範囲はここに開示される実施例の総括的な所定の特徴をすべてカバーするように構成され、実施例の範囲のすべての開示は、言語の問題として特許請求の範囲内に相当するものといえる。

Claims (10)

  1. カメラアセンブリを備えた光ファイバ眼科手術用顕微鏡であって、
    光ファイバケーブルと、
    同光ファイバケーブルの一端に取り付けられたマイクロレンズユニットと、
    該光ファイバケーブルの他端に取り付けられたカメラと、
    該光ファイバケーブルに取り付けられた手術用器具と、
    該カメラに通信可能に接続された信号スプリッタと、
    該信号スプリッタに通信可能に接続された手術用顕微鏡と、
    該信号スプリッタに通信可能に接続されたディスプレイ画面と、
    該信号スプリッタに接続された信号記録ユニットと、
    該手術用顕微鏡に接続された切替機構とを備え、
    該カメラは、外科医が眼の手術中にモニタ上で眼の直接的な視界、および虹彩の背面の領域の間接的な視界の両者が得られるように、手術中に通常視認できない眼の虹彩の背面の領域の視界を提供すように構成されることを特徴とする光ファイバの眼科手術用顕微鏡。
  2. 前記光ファイバは、0.5乃至2mmの径を有することを特徴とする請求項1に記載のアセンブリ。
  3. 前記少なくとも1つの手術用器具は、チョッパ、目盛盤、シンスキーフック、マニピュレータ、マイクロピンセット、共軸灌水・吸引、すなわち注入吸引カニューレ、両手を必要とする注入吸引カニューレ、およびこれらの組み合わせから構成される群から選択されることを特徴とする請求項1に記載のアセンブリ。
  4. 前記切替機構はボタンであることを特徴とする請求項1に記載のアセンブリ。
  5. 前記ボタンは信号スプリッタに設けられることを特徴とする請求項4に記載のアセンブリ。
  6. 前記信号スプリッタは、カメラの出力を手術用顕微鏡の接眼レンズに送り、画像を映写するためにディスプレイ画面に送り、該画像を保存し記録するために信号記録ユニットに送るように設けられることを特徴とする請求項1に記載のアセンブリ。
  7. 前記ディスプレイ装置は、テレビジョン受信機、ALCDモニタ、LEDモニタ、およびプラズマディスプレイ装置を含む群から選択されることを特徴とする請求項1に記載のアセンブリ。
  8. 前記光ファイバケーブルおよび外科用器具は一体的に形成されることを特徴とする請求項1に記載のアセンブリ。
  9. 前記手術用器具は、眼内外科手術を可能にすると同時に眼内への挿入時に外科用器具の下方領域を視認するために、光ファイバ材料から構成されることを特徴とする請求項1に記載のアセンブリ。
  10. 前記光ファイバケーブルおよび前記手術用器具は、光ファイバケーブルの一部の延伸により、単一品として一体的に形成されることを特徴とする請求項1に記載のアセンブリ。
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