JPH0521386B2 - - Google Patents

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JPH0521386B2
JPH0521386B2 JP58188488A JP18848883A JPH0521386B2 JP H0521386 B2 JPH0521386 B2 JP H0521386B2 JP 58188488 A JP58188488 A JP 58188488A JP 18848883 A JP18848883 A JP 18848883A JP H0521386 B2 JPH0521386 B2 JP H0521386B2
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JP
Japan
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interest
image signal
density
Prior art date
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JP58188488A
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JPS6080367A (ja
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Susumu Shimotoono
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE19843433493 priority patent/DE3433493A1/de
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Publication of JPH0521386B2 publication Critical patent/JPH0521386B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、原稿の地肌の濃度が変化しても、画
信号を適正に2値化する画信号2値化装置に関す
る。
[従来技術] 貼り合せ原稿,絵まじり文書およびカラー原稿
等、地肌の色や濃度が部分的に変化している原稿
上の画像を画素に分解して2値化するためには、
2値化のための閾値を原稿の地肌の色や濃度に応
じて変化する必要がある。
そこで従来、各画素の濃度レベル信号を分割抵
抗を用いて所定の割合で分割し、分割した信号を
低域ろ波していわゆる浮動閾値を形成し、この浮
動閾値によつて濃度レベル信号を2値化する装置
が実用されている。
しかしながら、このような従来装置では低域ろ
波する手段に時定数要素を用いているため、原稿
の貼り合せ部の境界等地肌の濃度が急激に変化す
る部分ではこの濃度変化に充分追従できず、ま
た、閾値を高精度に設定できないという問題があ
つた。
[目的] 本発明は、上述した従来技術の欠点を解消する
ためになされたものであり、白画素および黒画素
の濃度の平均値や画像のコントラストの変化等を
考慮して閾値を算出することにより、適正な2値
化処理を行なうことができる画信号2値化装置を
提供することを目的とする。
[構成] 以下、添付図面を参照しながら本発明の実施例
を詳細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示すブロツク図
である。この実施例では、白画素の濃度の平均値
を加味した閾値を用いている。
同図において、全画素平均値演算部1はスキヤ
ナより加わる画素毎の濃度信号(画信号)Pxに
基づき、2値化しようとする画素(以下、注目画
素という)周辺の濃度の平均値Maを次式()
によつて算出する。
Ma=(1−m)So+mMa′ ……() ただし、Soは注目画素の濃度、mは重み係数、
Ma′は直前の画素が注目画素であつたときの平均
値である。
この式について以下に説明する。
一般に、注目画素の濃度と、この注目画素の近
傍に位置する画素(以下、参照画素という)の濃
度の間には相関関係があり、また、注目画素の近
くに位置する参照画素ほど、注目画素に強く関係
しており、濃度の相関も強い。
したがつて、注目画素からの距離が大きくなる
につれて指数関数的に減少する重み係数を、おの
おのの距離に応じて各参照画素に割当てて算出し
た重みづけ平均値は、注目画素近傍の画像の濃度
分布すなわち地肌濃度を反映したものとなる。
そこで、この重みづけ平均値に所定の演算(例
えば1次関数による変換)を施すことにより、地
肌濃度を反映した閾値を得ることができる。
さて、注目画素の濃度をSoとし、注目画素か
ら距離(i×r)(iは整数、rは1画素の幅)
だけ離れた参照画素の濃度と重み係数をそれぞれ
Si,mi(0<m<1)とすると、注目画素を含む
参照画素の重みづけ平均値Maは次式()のよ
うになる。
Ma=So+mS1+m2S2+……+mnSn/1+m+m2+…
…+mn……() この式()を変形すると次式()を得る。
Ma=1−m/1−mn+1So+mMa′+1−m/1−mn+
1
mnSn+1……() ここで、mn≒0であるから、上式()は次
のようになる。
Ma=(1−m)So+mMa′ このようにして、上式()が得られた。
さて、全画素平均値演算部1が算出した平均値
Maは、閾値演算部2および修正閾値演算部3に
加えられる。
閾値演算部2は、次式()によつて閾値
THaを算出し、これを2値化回路4に出力する。
THa=K1・Ma+K2 ……() ただし、K1およびK2は定数である。
2値化回路4は、各画素について閾値THaと
濃度信号Pxを比較し、濃度信号Pxが大きいとき
は2値化信号SBaの論理レベルを「H」にする。
この2値化信号SBaはインバータ5を介してゲ
ート回路6の制御入力端に加えられ、これによつ
て、2値化回路4で白画素として判別された画素
の濃度信号Pxが、ゲート回路6を介して白画素
平均値演算部7に加えられる。
白画素平均値演算部7は全画素平均値演算部1
と同様の演算式により、白画素平均値Mwを算出
する。この白画素平均値Mwは、修正閾値演算部
3に加えられる。
修正閾値演算部3は、加えられる平均値Maと
白画素Mwを用い、次式()に基づいて修正閾
値THwを算出する。
THw=(k3・Ma+k4・Mw)/2+k5
……() ただし、k3,k4およびk5は定数である。
この修正閾値THwは、当然のことながら現時
点の注目画素について得られたものである。修正
閾値THwは2値化回路8に加えられ、これによ
つて濃度信号Pxが2値化信号SBwに変換されて
次段装置へと出力される。
いま、濃度信号Pxが時間とともに第2図aに
示したように加えられたとすると、閾値THaは
同図に示したようになる。なお、この閾値THa
は簡単のために上式()でk1=1,k2=0とし
て算出し、平均値Maと同じものである。
したがつて、Px≧THaなる部分で論理レベル
「H」になる2値化信号SBaが、同図bのように
得られる。
また、2値化信号SBaが論理レベル「L」のと
きの濃度信号Pxが白画素平均値演算部7に加え
られ、したがつて、同図cに1点鎖線で示したよ
うな白画素平均値Mwが得られる。
これにより、修正閾値演算部3より第3図aに
示したような修正閾値THwが出力され、その結
果、2値化回路8より同図bに示したような2値
化信号SBwが得られる。
以上説明した実施例は、白画素の濃度を考慮し
て閾値を修正しているので、特に地肌濃度が急激
に低下する部分への応答が良く、この部分の画像
の再現性が向上する。
次に、黒画素の濃度を考慮して閾値を修正した
他の実施例について説明する。
第4図は、本発明の他の実施例を示したブロツ
ク図である。
この実施例では、2値化回路4が出力する2値
化信号SBa(第2図b参照)をゲート回路6の制
御入力端に直接加えている。これにより、2値化
回路4により黒画素と判別された画素の濃度信号
Pxが、ゲート回路6を介して黒画素平均値演算
部7aに加えられる。
黒画素平均値演算部7aは、第1図に示した白
画素平均値演算部7と同様にして、第2図cに点
線で示したような黒画素平均値Mbを算出し、こ
れを修正閾値演算部3に加える。
修正閾値演算部3は、平均値Maと黒画素平均
値Mbに基づき、上述した実施例と同様にして第
5図aに示したような修正閾値THbを算出し、
これを2値化回路8に出力する。
これにより、2値化回路8から第5図bに示し
たような2値化信号SBbが出力される。
なお、他の部分は第1図に示したもとの同じな
ので説明を省略する。
この実施例では、黒画素の濃度を考慮して閾値
を修正しているので、特に地肌濃度が大きい部分
の画像の再現性が良い。
次に、注目画素近傍の画像のコントラストを考
慮して閾値を修正した、本発明のさらに他の実施
例について説明する。
第6図は、本発明のさらに他の実施例を示した
ブロツク図である。
この実施例では、2値化回路4が出力する2値
化信号SBa(第2図b参照)を直接ゲート回路6
aの制御入力端に加えるとともに、インバータ5
を介してゲート回路6の制御入力端に加えてい
る。したがつて、2値化回路4で白画素と判別さ
れた画素の濃度信号Pxがゲート回路6を介して
白画素平均値演算部7に、黒画素と判別された画
素の濃度信号Pxがゲート回路6aを介して黒画
素平均値演算部7aにそれぞれ加えられる。
白画素平均値演算部7および黒画素平均値演算
部7aにより算出された白画素平均値Mwおよび
黒画素平均値Mb(第2図c参照)はコントラス
ト演算部9に加えられる。
コントラスト演算部9は、白画素平均値Mwと
黒画素平均値Mbの差を演算し、これをコントラ
ストデータCT(第7図a参照)として修正閾値演
算部3aに出力する。
修正閾値演算部3aは次式()に基づいて修
正閾値THc(第7図b参照)を算出し、これを2
値化回路8に加える。
THc=Ma+k6・CT+k7 ……() ただし、k6,k7は定数。
これにより、第7図cに示したような2値化信
号SBcが、2値化回路8より出力される。
なお、他の部分は第1図に示したものと同じな
ので、説明を省略する。
この実施例では、画像のコントラストを考慮し
て閾値を修正しているので、白画素と黒画素の濃
度差が大きくコントラストの強い部分の画信号を
適正に2値化できる。
なお、上述した各実施例の全画素平均値演算部
1,白画素平均値演算部7および黒画素平均値演
算部7aのそれぞれについて、式()における
重み係数mが同一でなくてよく、おのおのの平均
値を適正に算出できるようにしてもよい。
また、上述した実施例を、マイクロコンピユー
タを用いてソフト的に実現することもできる。
[効果] 以上説明したように、本発明によれば画素濃度
の平均値だけでなく、画素の濃度状態をあらわす
他の要素を含んだ閾値を算出しているので、濃度
が変化する部分でも画信号を適正に2値化できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図、
第2図aは全画素平均値のみによる閾値と濃度信
号の一例を示した波形図、同図bは2値化回路4
の出力信号を例示した波形図、同図cは濃度信号
と各平均値の一例を示した波形図、第3図aは全
画素平均および白画素平均値による閾値と濃度信
号の一例を示した波形図、同図bは2値化信号
SBwの一例を示した波形図、第4図は本発明の
他の実施例を示すブロツク図、第5図aは全画素
平均値と黒画素平均値による閾値と濃度信号の一
例を示した波形図、同図bは2値個信号SBbの一
例を示した波形図、第6図は本発明のさらに他の
実施例を示した波形図、第7図aは画像のコント
ラストの一例を示した波形図、同図bは全画素平
均値とコントラストによる閾値と濃度信号の一例
を示した波形図、同図cは2値化信号SBcの一例
を示した波形図である。 1…全画素平均値演算部、2…閾値演算部、
3,3a…修正閾値演算部、4,8…2値化回
路、5…インバータ、6,6a…ゲート回路、7
…白画素平均値演算部、7a…黒画素平均値演算
部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 画素分解形スキヤナで読み取つた画信号を所
    定の閾値と比較して白黒画素に2値化する画信号
    2値化装置において、 上記画信号を入力し、2値化される注目画素お
    よびこの注目画素に連続した複数個の参照画素の
    濃度の平均値を算出する平均値演算手段と、 この平均値演算手段が算出した濃度平均値を用
    いて閾値を算出するとともに、その算出した閾値
    と上記注目画素の画信号を比較して注目画素を2
    値化する第1の2値化手段と、 この第1の2値化手段により白画素と判別され
    た注目画素については、上記画信号を入力しその
    入力した画信号の濃度の平均値を算出する白画素
    平均値演算手段と、 この白画素平均値演算手段が算出した白画素平
    均値および上記平均値演算手段が算出した濃度平
    均値に基づいて修正閾値を算出する修正閾値演算
    手段と、 上記修正閾値と上記注目画素の画信号を入力
    し、上記修正閾値と上記注目画素の画信号を比較
    して注目画素を2値化する第2の2値化手段を備
    えたことを特徴とする画信号2値化装置。 2 特許請求の範囲第1項記載において、前記平
    均値演算手段は、前記注目画素および前記各参照
    画素の画信号を入力し、前記注目画素からの距離
    に応じて指数関数的に小さくなる重み計数を前記
    各参照画素に割り当てた重みづけ平均値演算を実
    行することを特徴とした画信号2値化装置。 3 画素分解形スキヤナで読み取つた画信号を所
    定の閾値と比較して白黒画素に2値化する画信号
    2値化装置において、 上記画信号を入力し、2値化される注目画素お
    よびこの注目画素に連続した複数個の参照画素の
    濃度の平均値を算出する平均値演算手段と、 この平均値演算手段が算出した濃度平均値を用
    いて閾値を算出するとともに、その算出した閾値
    と上記注目画素の画信号を比較して注目画素を2
    値化する第1の2値化手段と、 この第1の2値化手段により黒画素と判別され
    た注目画素については、上記画信号を入力しその
    入力した画信号の濃度の平均値を算出する黒画素
    平均値演算手段と、 この黒画素平均値演算手段が算出した黒画素平
    均値および上記平均値演算手段が算出した濃度平
    均値に基づいて修正閾値を算出する修正閾値演算
    手段と、 上記修正閾値と上記注目画素の画信号を入力
    し、上記修正閾値と上記注目画素の画信号を比較
    して注目画素を2値化する第2の2値化手段を備
    えたことを特徴とする画信号2値化装置。 4 画素分解形スキヤナで読み取つた画信号を所
    定の閾値と比較して白黒画素に2値化する画信号
    2値化装置において、 上記画信号を入力し、2値化される注目画素お
    よびこの注目画素に連続した複数個の参照画素の
    濃度の平均値を算出する平均値演算手段と、 この平均値演算手段が算出した濃度平均値を用
    いて閾値を算出するとともに、その算出した閾値
    と上記注目画素の画信号を比較して注目画素を2
    値化する第1の2値化手段と、 この第1の2値化手段により白画素と判別され
    た注目画素については、上記画信号を入力しその
    入力した画信号の濃度の平均値を算出する白画素
    平均値演算手段と、 上記第1の2値化手段により黒画素と判別され
    た注目画素については、上記画信号を入力しその
    入力した画信号の濃度の平均値を算出する黒画素
    平均値演算手段と、 上記白画素平均値演算手段が算出した白画素平
    均値と上記黒画素平均値演算手段が算出した黒画
    素平均値に基づき、注目画素周辺の画像のコント
    ラスト値を算出するコントラスト演算手段と、 上記濃度平均値と上記コントラスト値に基づい
    て修正閾値を算出する修正閾値演算手段と、 上記修正閾値と上記注目画素の画信号を入力
    し、上記修正閾値により注目画素を2値化する第
    2の2値化手段を備えたことを特徴とする画信号
    2値化装置。
JP58188488A 1983-09-12 1983-10-11 画信号2値化装置 Granted JPS6080367A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58188488A JPS6080367A (ja) 1983-10-11 1983-10-11 画信号2値化装置
DE19843433493 DE3433493A1 (de) 1983-09-12 1984-09-12 System zur digitalisierung von bildsignalen

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58188488A JPS6080367A (ja) 1983-10-11 1983-10-11 画信号2値化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6080367A JPS6080367A (ja) 1985-05-08
JPH0521386B2 true JPH0521386B2 (ja) 1993-03-24

Family

ID=16224603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58188488A Granted JPS6080367A (ja) 1983-09-12 1983-10-11 画信号2値化装置

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JP (1) JPS6080367A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010113335A (ja) * 2008-11-04 2010-05-20 Korea Electronics Telecommun 動的閾値を用いたマーカ認識方法及びこれを活用した増強現実に基づく学習システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010113335A (ja) * 2008-11-04 2010-05-20 Korea Electronics Telecommun 動的閾値を用いたマーカ認識方法及びこれを活用した増強現実に基づく学習システム

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JPS6080367A (ja) 1985-05-08

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