JPH05213453A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH05213453A
JPH05213453A JP4051038A JP5103892A JPH05213453A JP H05213453 A JPH05213453 A JP H05213453A JP 4051038 A JP4051038 A JP 4051038A JP 5103892 A JP5103892 A JP 5103892A JP H05213453 A JPH05213453 A JP H05213453A
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JP
Japan
Prior art keywords
paper feed
tray
sheet
paper
door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4051038A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Jibiki
優一 地引
Yasuhiro Tabata
泰広 田端
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP4051038A priority Critical patent/JPH05213453A/ja
Publication of JPH05213453A publication Critical patent/JPH05213453A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給紙時のシートの整合方法を簡単化し給紙セ
ットから給紙までの時間短縮を図ると共に、給紙トレイ
を排紙トレイとして利用することによりコピー済シート
の取り忘れを防止することが可能な画像形成装置を提供
する。 【構成】 複写機本体の一側面に開閉自在に取付けられ
た給紙扉2と、この給紙扉2の内側領域に多数枚のシー
トが載置され給紙可能な第1位置Aと機外にその一部が
突出しシートを交換又は補充可能な第2位置Bとに移動
可能な給紙トレイ6と、この給紙トレイ6を第1位置A
と第2位置Bとに移動させるトレイ移動手段と、このト
レイ移動手段の動作と給紙扉2の開閉動作とを連動させ
る連動手段9と、給紙トレイ上の第1位置Aに配置され
たシートを整合させる整合手段とよりなる給紙装置を設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンタ等に利用される自動用紙交換機能を有する
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来における画像形成装置としては、例
えば、その第一の従来例として、前面引出し型給紙方式
の給紙装置を備えたものがある。この場合、給紙装置の
給紙部はタンスの引き出しのように手前に出入れできる
ようになっており、用紙交換時には、オペレータが給紙
部を直接手前側に引き出すことによって交換することが
できる。
【0003】また、その第二の従来例として、特開平3
−13427号公報に「画像形成装置」なるタイトルで
開示されているものがある。この場合、給紙装置におけ
る用紙交換方法としては、引き出そうとしている給紙カ
セットを動力を用いて回転させることによりその給紙カ
セットを選択して取り出したり、また、駆動手段を利用
して給紙カセットそのものを着脱することによって交換
を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した第一の従来例
のような前面引き出し型の給紙方式においては、オペレ
ータがマニュアルで給紙部を引き出すことによって、給
紙ローラを除くほとんどの部分が一体化に前面に取り出
されることになる。この場合、オペレータは、装置内部
に補充用紙を整合してセットしなければならず、手作業
で行うため不慣れな人にとっては時間がかかり面倒とな
る。また、マニュアルで引き出すような構造となってい
るため、給紙中や作業準備中に無理に引き出すような場
合があり、これにより機械等が破損する恐れがある。し
かも、このような無理な引き出しを避けるために、その
引き出す際にかなり強い力が必要となり、使い勝手が悪
いものとなる。
【0005】また、第二の従来例の給紙装置において
も、給紙ローラを除く全ての部分が外部に取り出される
ことになり、このためオペレータは用紙を整合してセッ
トしなければならず、その整合作業に手間がかかかる。
【0006】このように第一及び第二の従来例ともに、
給紙ローラを除く給紙部のほとんどが手動により引き出
されたり駆動手段を用いて取り出されたりしているため
重量負荷が大きくなり、大きなトルクが必要となる。ま
た、用紙のセットも従来のカセットへの用紙と同様にキ
チンと整合させなければならないという問題がある。
【0007】また、上述したような給紙トレイと同様
に、排紙装置内に設けられた排紙トレイの場合にも、前
面からタンスを引き出すようにマニュアルで引き出すも
のはあるが、複写終了しても排紙された紙がオペレータ
の目に見えないため、排紙されたことを忘れてしまった
り、どこから紙を取り出せばよいのか判らない場合もあ
り、特に、初めて操作する人にとって大変不便である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、複写機本体の一側面に開閉自在に取付けられた給紙
扉と、この給紙扉の内側領域に多数枚のシートが載置さ
れ給紙可能な第1位置と機外に少なくともその一部が突
出し前記シートを交換又は補充可能な第2位置とに移動
可能な給紙トレイと、この給紙トレイを前記第1位置と
前記第2位置とに移動させるトレイ移動手段と、このト
レイ移動手段の動作と前記給紙扉の開閉動作とを連動さ
せる連動手段と、前記給紙トレイ上の前記第1位置に配
置されたシートを整合させる整合手段とよりなる給紙装
置を設けた。
【0009】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、給紙装置を複数段を有し、その給紙トレ
イ上のシートがなくなった時又は操作者の希望するシー
トに交換する時に所定の給紙扉を開く給紙扉開閉制御手
段を設けた。
【0010】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明において、給紙扉は、この扉の開閉方向に回
動自在な回動軸を有し、その扉の開いた状態では給紙ト
レイ面とほぼ水平でその給紙トレイを支持するように取
付けた。
【0011】請求項4記載の発明では、請求項2又は3
記載の発明において、現在使用されている給紙トレイが
シート無しを検知すると複写作業を中止し、そのシート
無しと検知された給紙トレイの上段の他の給紙トレイの
うち最上段給紙トレイを第2位置に移動させ開かせる最
上段給紙トレイ開閉制御手段を設けた。
【0012】請求項5記載の発明では、請求項2又は3
記載の発明において、使用中の給紙トレイのスイッチの
オン状態を検知することにより最上段給紙トレイを第2
位置に移動させ開かせる最上段給紙トレイ開閉制御手段
を設けた。
【0013】請求項6記載の発明では、複写機本体の一
側面に開閉自在に取付けられた給紙扉と、この給紙扉の
内側領域に多数枚のシートが載置され給紙可能な第1位
置と機外に少なくともその一部が突出し前記シートを交
換又は補充可能な第2位置とに移動可能な給紙トレイ
と、この給紙トレイを前記第1位置と前記第2位置とに
移動させるトレイ移動手段と、このトレイ移動手段の動
作と前記給紙扉の開閉動作とを連動させる連動手段と、
前記給紙トレイ上の前記第1位置に配置されたシートを
整合させる整合手段とよりなる給紙装置を設け、複数枚
のシートを載置できコピー済みのシートを受容する第1
位置と、シートを取り出す第2位置とに移動可能な排紙
トレイを有する排紙装置を設けた。
【0014】請求項7記載の発明では、請求項6記載の
発明において、複写終了時に排紙扉を開き、排紙トレイ
が第2位置へ移動する排紙トレイ移動制御手段を設け
た。
【0015】請求項8記載の発明では、請求項6又は7
記載の発明において、排紙トレイ上のコピー済みのシー
トの裏面が接触する位置と非接触する位置とに移動可能
な傾斜板を設け、この傾斜板に前記シートに当接し整合
させる整合手段を設けた。
【0016】請求項9記載の発明では、請求項1記載の
発明において、給紙トレイが第1位置にある時、給紙状
態に整合させるために前記給紙トレイ上に置かれたシー
トを移動させる移動整合手段を設けた。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明においては、給紙可能な第
1位置と交換又は補充可能な第2位置との間で給紙トレ
イを出入りさせることができるため、従来のように補給
のために給紙部全体を移動させる必要がなくなり、これ
により駆動負荷を大幅に軽減させることが可能となる。
また、シートは給紙トレイ上に所定の方向に向けて単に
載せるだけでシートの整合が可能であり、しかも、給紙
トレイはシートをセットしやすいように機外に突出する
ため、セットから給紙までの時間短縮を図ることがで
き、取扱いが容易となる。
【0018】請求項2記載の発明においては、給紙扉開
閉制御手段を設けたことにより、給紙扉を即座に開くこ
とができ、これにより作業効率を高めることが可能とな
る。
【0019】請求項3記載の発明においては、給紙扉は
給紙トレイの支持をも兼ね備えることができるため、こ
れにより従来よりも大量の重いシートを載せても頑丈に
支持させることが可能となる。
【0020】請求項4,5記載の発明においては、最上
段給紙トレイ開閉制御手段を設けたことにより、給紙作
業を一旦停止させることなく連続してスムーズに行うこ
とが可能となる。
【0021】請求項6,7記載の発明においては、排紙
トレイを第1位置と第2位置との間で移動制御する排紙
トレイ移動制御手段を設けたことにより、コピー済みの
シートの取り忘れを防止することが可能となる。
【0022】請求項8記載の発明においては、傾斜板と
整合手段とを設けたことにより、コピー済みのシートを
取り出す際の整合の煩わしさをなくすことが可能とな
る。
【0023】請求項9記載の発明においては、用紙を機
外にセットする時、給紙できるように整合させるため、
セットから給紙までの時間短縮を図ることが可能とな
る。
【0024】
【実施例】まず、本発明の第一の実施例を図1〜図17
に基づいて説明する。図2は、図示しない複写機本体に
備えられた給紙装置1の外観構成を示すものである。こ
の場合、上下方向に3段に渡って給紙扉2が設けられて
いる。各給紙扉2の横にはスイッチ4がそれぞれ設けら
れている。図1は、その給紙扉2の一つを開いた時の様
子を示すものである。給紙扉2の内壁面にはサイドフェ
ンス5が設けられている。このサイドフェンス5の内壁
面には給紙トレイ6が設けられている。この給紙トレイ
6は、前記給紙扉2の内側領域に多数枚の図示しないシ
ートが載置され移動可能な第1位置Aと、機外にその一
部が突出し前記シートを交換又は補充可能な第2位置B
とに移動できるようになっている。前記給紙扉2は、図
示しないトレイ移動手段により、第1位置Aと第2位置
Bとの間で移動させることができる。また、前記給紙扉
2は、給紙装置1の内壁面に取付けられたラック7とピ
ニオン8とにより開閉できるようになっている。前記ラ
ック7と前記ピニオン8とは、連動手段9を構成してい
る。
【0025】ここで、各部の構成をもう少し詳しく述べ
る。まず、給紙トレイ6の形状を図3(a)(b)
(c)及び図4に基づいて説明する。給紙トレイ6の表
面には多数のボール10が形成されている。これにより
その表面に載置されるシート11が移動しやすくなる。
なお、ボール10は図3(c)に示すように表面部分か
らあまり飛び出さないような形状になっている。このよ
うに飛び出さないようにした理由は、ボール10があま
り飛び出すと、シート11自体の重量により最下紙がボ
ール10の支点部分がいたむ恐れがあるためである。ま
た、給紙トレイ6には、図3(b)に示すようなシート
整合のための切欠き12が形成されている。
【0026】図4(a)は、給紙扉2を閉じた時の第1
位置Aにある時の状態を示すものであり、給紙トレイ6
の底面には、ローラ8aやコロ9aが配設されている。
図4(b)は、給紙扉2をオープンした時の第2位置B
にある時の状態を示すものである。
【0027】次に、給紙トレイ6の側面に位置して設け
られるサイドフェンスの形状を図5及び図6に基づいて
述べる。この場合、サイドフェンスとしては、図5に示
すように、前述した給紙扉2のある収納方向Yの側に位
置して設けられるサイドフェンス5や、給紙方向Xの側
に位置して設けられたサイドフェンス13、さらには、
切欠き12に沿って移動可能なジョガーフェンス14が
ある。この場合、サイドフェンス5,13の側面にはシ
ート11の位置合わせがしやすいように、図6(a)に
示すようなボール10や、図6(b)に示すようなコロ
15を設けるようにしてもよい。これにより、シート1
1がジョガーフェンス14によりサイドフェンス13に
当接した場合、ボール10等がないとシート11はスム
ーズに動かずなかなか位置合わせができないが、ボール
10等があることによりサイドフェンス5の側にスムー
ズに移動させることができる。また、前記ジョガーフェ
ンス14と切欠き12とは整合手段16を構成してお
り、これにより給紙トレイ6上の第1位置Aに配置され
たシート11を整合させることができる。
【0028】また、ここでは、サイドフェンス5は退避
可能な構成としたがこれに限るものではなく、給紙扉2
と一体的な構成としてもよい。このように一体的な構成
とすることにより、従来の同種の構成におけるサイドフ
ェンスでは扉が開きトレイが出てくる時、サイドフェン
スを必ず退避させなければならず、このためサイドフェ
ンスには駆動手段を具備させる必要があったが、上述し
たようにサイドフェンス5を給紙扉2と一体的な構成と
することにより、そのサイドフェンス5自体に従来のよ
うな駆動手段を設ける必要がなくなる。また、図4に示
したようなボール10は給紙トレイ6を支えるコロとし
ても兼用することができる。
【0029】このような構成において、図2に示す給紙
装置において、スイッチ4を押すと給紙扉2が開き、図
7に示すように給紙トレイ6が前面に出でくる。この場
合、給紙扉2は、この扉の開閉する収納方向Yに回動自
在な図示しない回動軸を有しており、ラック7とピニオ
ン8とによりその給紙扉2の開いた状態では給紙トレイ
面とほぼ水平でその給紙トレイ6を支持するように取付
けられている。そして、このようにして開いた給紙トレ
イ6上の第2位置Bに補給用のシート11を載せる。こ
の給紙トレイ6には、最大サイズ(例えば、A3サイ
ズ)が載せられる領域まで機外に突出している。
【0030】このようにして給紙トレイ6上に載置され
たシート11を所定の位置に整合させるための手段とし
ては、その第1の手段として、図9に示すように、給紙
トレイ6上のサイズの大きさの書かれた個所にある程度
位置合わせした状態で配置し、フォトセンサ17により
その大きさを検知するものや、その第2の手段として、
本実施例のように整合手段16を用いるものがある。そ
の整合手段16による整合方法としては、まず、図10
に示すように、給紙トレイ6上にシート11を適当に載
せた後、スイッチ4(図2参照)を押す、又は、給紙ト
レイ6を押し戻す(移動方向に所定以上の負荷がかか
る)ことにより、その給紙トレイ6を本体内部の給紙位
置(第1位置A)へと収納する。次に、図11に示すよ
うに、シート11が本体内部に収納されると、ジョガー
フェンス14が切欠き12を通ってシート11に数回突
き当たる。この時、サイドフェンス5,13は、用紙端
を支えるために少なくともサイドフェンス5は退避可能
な状態となる。なお、サイドフェンス13は、前述した
ように給紙トレイ6に一体的に取り付けた構成でも、退
避可能な構成としてもよい。
【0031】次に、その整合手段16による動作原理を
以下具体例を述べながら説明する。まず、第一の具体例
を図12のフローに基づいて述べる。ここでは、給紙装
置は、多段トレイの構成となっているものとし、また、
操作者の希望するシート11に交換する時に所定の給紙
扉2を開く給紙扉開閉制御手段を備えている場合の例で
ある。
【0032】今、図示しない複写機本体のコンタクトガ
ラス上には原稿が載置され、図2の全ての給紙トレイ6
にシート11が収納されているものとする。まず、表示
パネルや原稿検知によりシート11のサイズが指定さ
れ、そのサイズが所定のシート載置位置内にないものと
する。次に、プログラムで指定されている積載位置(通
常の待機状態で指定されている給紙トレイ)とは異なる
給紙トレイ6を自動的に開き、給紙トレイ6が出てくる
(プログラムで優先されている給紙トレイ6は使用頻度
が高く、後でシート幅を入れ換えなければならないた
め、優先されない給紙トレイを使用する)。次に、使用
したサイズのシート11に交換し、スイッチ4を押す、
又は給紙トレイ6を押し戻すと、給紙トレイ6は戻り、
給紙扉2が閉じる。次に、複写機本体内に収納される
と、サイドフェンス5,13が先の位置へと移動してい
く。次に、ジョガーフェンス14がシート幅をサイドフ
ェンス5,13に当接させるように駆動する。なお、そ
の駆動方法としては、前述したようなラック7&ピニオ
ン8を用いる方法や、図示しないプーリとベルトを用い
て駆動させる方法がある。次に、整え(整合)が終了す
ると、少なくともサイドフェンス13は退避する。これ
は、サイドフェンス13の後方に給送手段があり、給紙
の邪魔になるからである。また、サイドフェンス13、
ジョガーフェンス14は、シート11を押えておくこと
や、徐行防止のためにそのままの位置になった方が望ま
しい。最後に、指定サイズであるかをフォトセンサ等で
検知して指定サイズと同一であれば、自動的に複写を開
始する。なお、複写開始方法としては、「コピースター
ト」スイッチを用いてもかまわない。
【0033】次に、第二の具体例を図13及び図14の
フローに基づいて述べる。ここでは、給紙装置は、多段
トレイの構成となっているものとし、また、給紙トレイ
6上のシート11がなくなった時に所定の給紙扉2を開
く給紙扉開閉制御手段を備えている場合の例である。
【0034】今、給紙中若しくは通常の待機中にシート
「無し」を検知し、給紙トレイ6上にシートがないもの
とする。まず、表示パネルにシート「無し」が表示さ
れ、スイッチ4が点滅する。次に、スイッチ4を押す
と、給紙トレイ6がオープンする。次に、シート11を
補給してスイッチ4を押すと、給紙トレイ6がクローズ
され、シート幅整えを行う。
【0035】或いは、上述した図13のフローの代わり
に図14のフローに示すように、「リミットレス給紙」
を行い、その最中に給紙トレイ6をオープンし、シート
「無し」と同一サイズのシートを積載し給紙トレイ6を
閉じると、そのトレイ中の給紙に自動的に戻り給紙を続
行する。この「リミットレス給紙」とは、給紙中にその
使用しているシートがなくなると、その時点で複写作業
を中断するのではなく、その使用していたシートよりも
大きいサイズで給紙を続行するという給紙制御のことを
いう。
【0036】次に、第三の具体例を図15〜図17に基
づいて説明する。ここでは、給紙装置は、多段トレイの
構成となっているものとし、また、現在使用されている
給紙トレイがシート無しを検知すると複写作業を中止
し、そのシート無しと検知された給紙トレイの上段の他
の給紙トレイのうち最上段の給紙トレイを第2位置Bに
移動させ開かせる第1の最上段給紙トレイ開閉制御手
段、若しくは、使用中の給紙トレイのスイッチのオン状
態を検知することにより最上段の給紙トレイを第2位置
Bに移動させ開かせる第2の最上段給紙トレイ開閉制御
手段を備えた場合の例である。
【0037】今、多段トレイにおいて、例えば、図15
に示すように、使用中の給紙トレイ6cよりも最上部の
給紙トレイ6aがシート「無し」を検知し、このような
条件下で、使用中の給紙トレイ6cのシートがなくなっ
ているものとする。まず、図16に示すフローは前記第
1の最上段給紙トレイ開閉制御手段の一例を示すもので
ある。この場合、図15に示す現在使用している給紙ト
レイ6cよりも最上部の給紙トレイ6aにシート「無
し」を検知すると、この給紙トレイ6aが優先的にオー
プンするように表示を行う。また、図17に示すフロー
は前記第2の最上段給紙トレイ開閉制御手段の一例を示
すものである。この場合、図15に示す給紙トレイ6c
のスイッチを押すことにより、給紙トレイ6aがオープ
ンするように制御する。これにより、補給の際、ユーザ
が重いシート(用紙)をしゃがんだりせずに楽な姿勢で
補給を行うことが可能となる。
【0038】なお、給紙無しの最上段トレイ6aの優先
オープンについて、給紙トレイ6cのスイッチと、その
給紙無しの最上段トレイ6aのスイッチの両方とも点滅
させ、どちらか押した方を開くようにするか、又は、最
上段トレイ6aのスイッチのみを点滅させるようにする
こともできる。
【0039】次に、本発明の第二の実施例を図18〜図
20に基づいて説明する。なお、第一の実施例と同一部
分についてはその説明を省略し、その同一部分について
は同一符号を用いる。
【0040】前述した第一の実施例では、整合手段16
として、図5に示すようにジョガーフェンス14を用い
て2方向の位置合わせを行っていたが、ここでは、1方
向のみの位置合わせを行うような構成としたものであ
る。図18において、給紙トレイ6上には給紙方向Yに
沿って切欠き18(溝でもよい)が形成されており、こ
の切欠き18に沿ってサイドフェンス19が可動自在に
取付けられている。また、その給紙トレイ6の搬送方向
Xの一側面にはサイドフェンス20がX,Y方向に直交
するZ方向に可動自在に取付けられている。前記サイド
フェンス20と対向する位置には、ジョガーフェンス2
1がX方向に可動自在に取付けられている。このジョガ
ーフェンス21は、図19に示すように、給紙トレイ6
上に形成されたガイドレール22aに沿って移動できる
ようになっている。給紙トレイ6の側辺にはトレイ用の
ガイドレール22bが形成されている。なお、このガイ
ドレール22は強度的な問題から切込みを入れるのでは
なく、溝を形成することが望ましい。
【0041】このような構成において、図18に示した
ような給紙トレイ6を用いてシート(前述したシート1
1に相当するもの)の位置合わせを行う方法について説
明する。まず、シート補給のための給紙トレイ6をオー
プンする。このようにオープンすることにより、必要な
サイズのシートか否かを確認することができる。次に、
補給に必要なシートサイズは予めわかっているため、サ
イドフェンス19をそのサイズに合わせて移動して待機
させる。この場合、移動の順序として、給紙トレイ6が
機外に完全に出てから再度給紙トレイ6が完全にクロー
ズ完了するまでの間のどの位置で動かしてもよい。な
お、給紙トレイ6が完全に出た時がよいというのは、そ
のトレイ上に用紙があり、これを交換することを考える
と、サイドフェンス19の移動速度が速すぎるとシート
に当ってしまい、機械に余分な負荷が加わってしまうか
らである。また、クローズ完了までとは、給紙トレイ6
の一連の動作が終了した時点で、一方向(X方向)の位
置合わせを完了したいためである。
【0042】次に、そのサイドフェンス19の必要なシ
ートサイズの位置への移動が完了すると、給紙トレイ6
に必要なサイズのシートを載せ、給紙トレイ6をクロー
ズする。そのクローズの方法としては、スイッチやシー
ト検知による自動の動作により処理することができる。
次に、サイドフェンス20が上方(Z方向)へと移動し
てきて所定の位置で待機する。次に、その移動が完了す
ると、ジョガーフェンス21がX方向へ移動して、これ
によりシートがサイドフェンス20に当接するように働
き、これによりシート位置の整合を行う。
【0043】ここで、必要なサイズを給紙トレイ6上に
置くのを間違えた場合には、図20(b)(c)に示す
ような2通りの方法がある。その第1の方法としては、
(c)に示すように、ガイドフェンス19を移動して、
その収容されたシートで位置合わせを行う方法がある。
その第2の方法としては、(b)に示すように、給紙ト
レイ6を再び機外に出して必要なサイズに変える方法が
ある。ここでは、必要なサイズを指定していることから
(b)を用いる方が望ましい。
【0044】そして、このようにして位置合わせが終了
すると、少なくとも、ジョガーフェンス21を退避させ
る(この前の過程で、サイドフェンス20を移動させて
もよい)。これにより、位置合わせが完了して複写動作
が可能な状態となる。
【0045】次に、本発明の第三の実施例を図21及び
図22に基づいて説明する。これまで述べた実施例の給
紙ユニットは主に移動式に対応できるようになっていた
が、ここでは固定式に対応させるようにしたものであ
る。すなわち、これまでの各実施例では、給紙ユニット
が移動するため、給紙トレイ6は上下動しなかったが、
ここでは給紙ユニットが固定で給紙トレイ6が上下動す
るような機構となっている。
【0046】図21は給紙トレイ6を上下動させる上下
動機構23の様子を示すものである。給紙トレイ6の上
部には、ピックアップローラ24、フィードローラ2
5、セパレートローラ26が配設されている。また、図
22に示すように、給紙トレイ6上には切欠き27が形
成され、この切欠き27に沿って移動可能なジョガーフ
ェンス28が設けられている。給紙トレイ6の搬送方向
Xの側面にはサイドフェンス29が配設され、給紙方向
Yの側面にはサイドフェンス30が配設されている。
【0047】このような構成において、例えば、指定し
たサイズのシートが給紙トレイ6上になく、しかも、空
きトレイがない場合、プログラム上で優先されている給
紙トレイ6とは異なるトレイが自動的にオープンして必
要なサイズの用紙に交換する。この交換後、スイッチを
押すと、自動的に給紙トレイ6は収納される。そして、
給紙扉2が確実に閉まると、サイドフェンス29,30
がシート位置合わせのために出てくる。ジョガーフェン
ス28が駆動し、サイドフェンス29,30の方向に移
動しシートの整合を行う。この場合、ジョガーフェンス
28は、給紙トレイ6上に残しておくと、給紙トレイ6
の上昇に伴って移動させなければならない。そこで、位
置合わせが終了すると、ジョガーフェンス28は給紙ト
レイ6の外部へ退避する。なお、サイドフェンス29,
30は十分な高さに形成し、サイドフェンス29は固定
式とし、サイドフェンス30はドアと一体とすればよ
い。
【0048】なお、図22(b)に示すように、ジョガ
ーフェンス28が上下方向に伸縮自在となるようにすれ
ば、そのジョガーフェンス28自体を退避させる必要は
なくなり、これにより用紙を確実に押えることができ、
斜行防止が可能となる。
【0049】次に、このようにしてシートの収納、整合
が終わった後、給紙トレイ6を油圧、空気圧等を利用し
た上下動機構23で上昇させる。次に、シートの最上部
がピックアップローラ24に当接するとその上昇の動き
が停止する。そして、そのピックアップローラ24、フ
ィードローラ25、セパレートローラ26を用いて給紙
を行い、これにより複写動作を行うことができる。
【0050】次に、本発明の第四の実施例を図23及び
図24に基づいて説明する。これまでの実施例はいずれ
も、給紙装置1内でのシートの収納方法及び整合方法に
ついて述べたものであったが、本実施例ではそのような
方法を排紙装置に応用したものである。すなわち、ここ
では、前述した給紙トレイ6の代わりに、排紙トレイ3
1を用いて応用したものである。
【0051】排紙トレイ31の表面にはボール10が形
成され、その一端の角からは切欠き32が形成されてい
る。この切欠き32に沿ってジョガーフェンス33が移
動できるように配設されている。また、排紙トレイ31
の底面からは、傾斜板34が突出した形で設けられてい
る。この傾斜板34は、図24に示すように、その一端
部が排紙トレイ31に回動自在に固定され、その底面部
が上下動装置35により上下方向(矢印方向)に移動で
きるようになっている。さらに、排紙トレイ31の一側
面にはサイドフェンス36が位置している。前記ジョガ
ーフェンス33と、前記切欠き32と、前記サイドフェ
ンス36とは、整合手段37を構成している。
【0052】また、前記排紙トレイ31は、多数枚のコ
ピー済みのシートを受容する第1位置(機内の排紙位
置)と、そのシートを機外に取り出す第2位置(機外の
取出位置)とに移動可能に取付けられている。さらに、
複写終了時に図示しない排紙扉を開き、排紙トレイ31
を前記第2位置へ移動させる図示しない排紙トレイ移動
制御手段が設けられている。
【0053】このような構成において、排紙トレイ31
及び整合手段37は、前述した第一の実施例における給
紙トレイ6及び整合手段16と同様な構成のものを用い
ることができる。この場合、傾斜板34を下方に引っ込
めておくことにより給紙トレイ6として用いることがで
きる。なお、図24に示すように、ストッパ42で傾斜
板34が過度に下降するようなことがないため、排紙ト
レイ31の移動に際して問題となるようなことがない。
【0054】そして、今、排出用のトレイとして用いる
場合の動作について述べる。ジョガーフェンス33を排
紙トレイ31の端部に位置するように退避させ、排紙ト
レイ31の底面からは傾斜板34を突出させておく。こ
のような状態で、コピー済みのシートを排紙トレイ31
上に排出させることにより、傾斜板34に沿ってシート
は下降し、ジョガーフェンス33に当接し端部揃えを行
い、これによりコピー済みのシートは順次積載されてい
く。最終的にコピー動作が終了した時点で、ジョガーフ
ェンス33を移動させ整合を行う。この整合後に、排紙
トレイ移動制御手段を用いて排紙トレイ31を第1位置
から機外の第2位置に移動させ、これによりコピー済み
のシートを取り出すことができる。
【0055】次に、本発明の第五の実施例を図25に基
づいて説明する。ここでは、通常は給紙トレイとして用
いられるものを排紙トレイ31として用いる場合につい
ての例である。すなわち、紙検知手段(例えば、フォト
センサ)38を用いて給紙トレイ上にシート無しと判断
することにより、排紙トレイ31として使用するように
したものである。
【0056】図25は、排紙機構の構成を示すものであ
る。切換え爪39の切換えの状態により、搬送経路40
の側と外部排紙トレイ41の側に分岐された形状となっ
ている。搬送経路40の延長線上には給紙トレイとして
も動作可能な排紙トレイ31が設けられている。この排
紙トレイ31の側面には前述したようなサイドフェンス
36やジョガーフェンス33(図23参照)が配置され
ている。また、その排紙トレイ31の面の上下方向に位
置して前記紙検知手段38が設けられている。
【0057】このような構成において、まず、紙検知手
段38により給紙トレイ上にシート無しを検知し、この
時点で切換え爪39が搬送経路40の側に切り換わる。
なお、他の方法としては、表示パネル上の図示しないス
イッチを押してシート「無し」と判断した時、切換え爪
39が切り換わるようにしてもよい。次に、複写動作を
行い、前述した第四の実施例のような方法によりコピー
済みのシート41を排出させ排紙トレイ31上に積載す
る。次に、その複写作業が完了すると、排紙トレイ移動
制御手段により図示しない排紙扉(ここでは図2の給紙
扉2と共用となっている)を自動的にオープンし、これ
により排紙トレイ31が第2位置(前述した第四の実施
例で述べた機外の位置)に移動する。
【0058】この場合、切換え爪39の切換え方式は
「自動」としたが、「手動」による切換え方式としても
よい。その理由としては、複写動作は継続するが、セッ
トする動作が間欠的になることがあるため切換えモード
にしておき、「手動」となっている時はスイッチ(1/
10のスイッチ等)を押すことによりオープンさせるよ
うにした方がよい。なお、「自動」でも「手動」でもパ
ネルに排紙を取り除くように指示した方がよい。また、
排紙トレイ31の移動(排紙扉オープン)は、所定の時
間だけ待機させた後に行う。その理由として、ADFを
使用しない場合、例えば、原稿10枚、セット枚数1枚
であれば、コンタクトガラス上にオペレータが1枚ずつ
載せて複写動作を行う。この作業は、人によってバラツ
キがある(処理スピード)ため、装置が複写動作が終了
と判断するのが早すぎると、まだ複写するものが残って
いる恐れがある。このため、所定時間(数秒程度)の経
過後に排紙扉をオープンさせる。なお、排紙扉のオープ
ン用のスイッチを設け、このスイッチを押すことにより
所定時間内であってもオープンできるようにすればさら
に便利となる。従って、本実施例のように、給紙トレイ
上のシート無しを検知することにより、それまで給紙用
として用いられていたものを排紙用のトレイとして利用
することができるため、その応用範囲を一段と広げるこ
とが可能となる。
【0059】次に、図3の給紙トレイ6の表面にボール
10を形成する以外の他の方法について述べる。ボール
10を形成する代わりに、図26に示すように、給紙ト
レイ6の表面に溝43を形成し、その裏面側から空気吸
込装置44を用いてエアを送風する。このように溝43
からエアを吸い込むことによって、シート11と給紙ト
レイ6との間が空気軸受けのようになり、シート束が移
動可の状態となる。この場合、溝43に吹き込まれるエ
アの空気量は、給紙トレイ6に図示しない重量検知手段
(圧力素子等を利用する)を設け、図28に示すよう
に、シート重量に応じて空気量を可変するようにしても
よい。
【0060】図29は、シート重量を検知して吸い込ま
れる空気量を調整するフローを示したものである。この
ようにシート重量に応じて吸い込みの量を調整すること
により、その空気量が多すぎたような場合、シート束が
少ないと、空気によってバラけてしまうような現象をな
くすことができる。そして、ジョガーフェンス14が移
動し、ジョガー完了を検知すると、空気吸込装置44が
停止し、これにより給紙が可能となる。
【0061】また、給紙トレイ6上に積載したシート束
が多すぎて、ジョガーフェンス14が動かなくなった
り、駆動装置に負荷がかかりずきたりした時、ジョガー
が不完全若しくは全く行われず、給紙不可能となってし
まう。そこで、図30のフローに示すように、ジョガー
フェンス14に負荷が所定以上であることを検知する
と、ジョガーを禁止し、図示しないパネルに「シートオ
ーバー」などの表示を行い、その給紙トレイ6のスイッ
チを点滅して、オペレータに指示をするようにすること
ができる。なお、この場合、自動的に扉を開くようにし
てもよい。
【0062】最後に、給紙機構の一例を図31(a)〜
(c)に基づいて説明しておく。
【0063】搬送手段45には給紙昇降機46が連結さ
れており、この給紙昇降機46にはレバー47を介して
ピックアップローラ48が取付けられている。(a)
は、ピックアップローラ48が給紙トレイ49上に積載
されたシート50の最上面に当接している状態を示すも
のである。このような状態から、今、(b)に示すよう
に給紙昇降機46を移動させる時には、レバー47は
(c)の矢印方向に移動し退避する。これにより、給紙
昇降機46はスムーズに他の給紙トレイ49に移動する
ことができる。
【0064】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、複写機本体の一
側面に開閉自在に取付けられた給紙扉と、この給紙扉の
内側領域に多数枚のシートが載置され給紙可能な第1位
置と機外に少なくともその一部が突出し前記シートを交
換又は補充可能な第2位置とに移動可能な給紙トレイ
と、この給紙トレイを前記第1位置と前記第2位置とに
移動させるトレイ移動手段と、このトレイ移動手段の動
作と前記給紙扉の開閉動作とを連動させる連動手段と、
前記給紙トレイ上の前記第1位置に配置されたシートを
整合させる整合手段とよりなる給紙装置を設けたので、
給紙可能な第1位置と交換又は補充可能な第2位置との
間で給紙トレイを出入りさせることができるため、従来
のように補給のために給紙部全体を移動させる必要がな
くなり、これにより駆動負荷を大幅に軽減させることが
できるものである。また、シートは給紙トレイ上に所定
の方向に向けて単に載せるだけでシートの整合が可能で
あり、しかも、給紙トレイはシートをセットしやすいよ
うに機外に突出するため、セットから給紙までの時間短
縮を図ることができ、これにより装置の取扱いを一段と
容易にすることができるものである。
【0065】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、給紙装置を複数段を有し、その給紙トレイ
上のシートがなくなった時又は操作者の希望するシート
に交換する時に所定の給紙扉を開く給紙扉開閉制御手段
を設けたので、給紙扉を即座に開くことができ、これに
より作業効率を高めることができるものである。
【0066】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、給紙扉は、この扉の開閉方向に回動
自在な回動軸を有し、その扉の開いた状態では給紙トレ
イ面とほぼ水平でその給紙トレイを支持するように取付
けたので、給紙扉は給紙トレイの支持をも兼ね備えるこ
とができるため、これにより、従来よりも大量の重いシ
ートを載せても頑丈に支持させることができるものであ
る。
【0067】請求項4記載の発明は、請求項2又は3記
載の発明において、現在使用されている給紙トレイがシ
ート無しを検知すると複写作業を中止し、そのシート無
しと検知された給紙トレイの上段の他の給紙トレイのう
ち最上段給紙トレイを第2位置に移動させ開かせる最上
段給紙トレイ開閉制御手段を設けたので、給紙作業を一
旦停止させることなく連続してスムーズに行うことがで
きるものである。
【0068】請求項5記載の発明は、請求項2又は3記
載の発明において、使用中の給紙トレイのスイッチのオ
ン状態を検知することにより最上段給紙トレイを第2位
置に移動させ開かせる最上段給紙トレイ開閉制御手段を
設けたので、請求項4記載の発明と同様な効果を得るこ
とができるものである。
【0069】請求項6記載の発明は、複写機本体の一側
面に開閉自在に取付けられた給紙扉と、この給紙扉の内
側領域に多数枚のシートが載置され給紙可能な第1位置
と機外に少なくともその一部が突出し前記シートを交換
又は補充可能な第2位置とに移動可能な給紙トレイと、
この給紙トレイを前記第1位置と前記第2位置とに移動
させるトレイ移動手段と、このトレイ移動手段の動作と
前記給紙扉の開閉動作とを連動させる連動手段と、前記
給紙トレイ上の前記第1位置に配置されたシートを整合
させる整合手段とよりなる給紙装置を設け、複数枚のシ
ートを載置できコピー済みのシートを受容する第1位置
と、シートを取り出す第2位置とに移動可能な排紙トレ
イを有する排紙装置を設けたので、コピー済みのシート
の取り忘れを防止することができるものである。
【0070】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明において、複写終了時に排紙扉を開き、排紙トレイが
第2位置へ移動する排紙トレイ移動制御手段を設けたの
で、請求項6記載の発明の効果を一段と効率良く得るこ
とができるものである。
【0071】請求項8記載の発明は、請求項6又は7記
載の発明において、排紙トレイ上のコピー済みのシート
の裏面が接触する位置と非接触する位置とに移動可能な
傾斜板を設け、この傾斜板に前記シートに当接し整合さ
せる整合手段を設けたので、コピー済みのシートを取り
出す際の整合の煩わしさをなくすことができるものであ
る。
【0072】請求項9記載の発明は、給紙トレイが第1
位置にある時、給紙状態に整合させるために前記給紙ト
レイ上に置かれたシートを移動させる移動整合手段を設
けたので、機外でセットされたシートは、給紙位置に向
かうまでの間に整合されるため、セットから給紙までの
時間短縮を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例である給紙装置の給紙扉
のオープン時の状態を示す斜視図である。
【図2】給紙装置の外観構成を示す斜視図である。
【図3】(a)は給紙トレイの斜視図、(b)は平面
図、(c)は断面図である。
【図4】(a)は給紙扉が閉まった第1位置にある時の
状態を示す側面図、(b)は給紙扉がオープンした第2
位置にある時の状態を示す側面図である。
【図5】シートの整合方法を示す平面図である。
【図6】(a)はサイドフェンスの表面に形成されるボ
ールの状態を示す斜視図、(b)はサイドフェンスの表
面二形成されるコロの状態を示す斜視図である。
【図7】給紙扉に取付けられた連動手段の構成を示す斜
視図である。
【図8】給紙扉をオープンしシートを搭載した状態を示
す側面図である。
【図9】給紙トレイの他の形状例を示す平面図である。
【図10】給紙トレイ上にシートをセットした際の様子
を示す平面図である。
【図11】シートの整合の様子を示す平面図である。
【図12】第一の具体例を示すフローチャートである。
【図13】第二の具体例を示すフローチャートである。
【図14】第二の具体例の他のフローを示すフローチャ
ートである。
【図15】第三の具体例である表示部の様子を示すブロ
ック図である。
【図16】第三の具体例を示すフローチャートである。
【図17】第三の具体例の他のフローを示すフローチャ
ートである。
【図18】本発明の第二の実施例である給紙部の様子を
示す平面図である。
【図19】ジョガーフェンスのガイドレール部の様子を
示す斜視図である。
【図20】本発明の第二の実施例のフローチャートであ
る。
【図21】本発明の第三の実施例である給紙部の様子を
示す斜視図である。
【図22】(a)は給紙トレイ部の平面図、(b)は上
下動の可能なジョガーフェンスの様子を示す斜視図であ
る。
【図23】本発明の第四の実施例の給紙トレイを排紙ト
レイとして用いる場合の給紙トレイ部の様子を示す斜視
図である。
【図24】傾斜板を上下動させる機構を示す断面図であ
る。
【図25】本発明の第五の実施例の給紙トレイを排紙ト
レイとして用いる場合の搬送部の構成を示す側面図であ
る。
【図26】給紙トレイの表面に溝を形成した様子を示す
斜視図である。
【図27】溝からエアを吸い込む様子を示す側面図であ
る。
【図28】トレイ重量と吸い込まれる空気量との関係を
示す特性図である。
【図29】シート重量に応じて空気量を調整する場合の
処理の流れを示すフローチャートである。
【図30】シート負荷が所定量よりもオーバーした場合
の処理の流れを示すフローチャートである。
【図31】給紙機構の給紙昇降時の様子を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
2 給紙扉 6 給紙トレイ 9 連動手段 11 シート 16 整合手段 34 傾斜板 37 整合手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複写機本体の一側面に開閉自在に取付け
    られた給紙扉と、この給紙扉の内側領域に多数枚のシー
    トが載置され給紙可能な第1位置と機外に少なくともそ
    の一部が突出し前記シートを交換又は補充可能な第2位
    置とに移動可能な給紙トレイと、この給紙トレイを前記
    第1位置と前記第2位置とに移動させるトレイ移動手段
    と、このトレイ移動手段の動作と前記給紙扉の開閉動作
    とを連動させる連動手段と、前記給紙トレイ上の前記第
    1位置に配置されたシートを整合させる整合手段とより
    なる給紙装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 給紙装置を複数段を有し、その給紙トレ
    イ上のシートがなくなった時又は操作者の希望するシー
    トに交換する時に所定の給紙扉を開く給紙扉開閉制御手
    段を設けたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 給紙扉は、この扉の開閉方向に回動自在
    な回動軸を有し、その扉の開いた状態では給紙トレイ面
    とほぼ水平でその給紙トレイを支持するように取付けら
    れたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 現在使用されている給紙トレイがシート
    無しを検知すると複写作業を中止し、そのシート無しと
    検知された給紙トレイの上段の他の給紙トレイのうち最
    上段給紙トレイを第2位置に移動させ開かせる最上段給
    紙トレイ開閉制御手段を設けたことを特徴とする請求項
    2又は3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 使用中の給紙トレイのスイッチのオン状
    態を検知することにより最上段給紙トレイを第2位置に
    移動させ開かせる最上段給紙トレイ開閉制御手段を設け
    たことを特徴とする請求項2又は3記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 複写機本体の一側面に開閉自在に取付け
    られた給紙扉と、この給紙扉の内側領域に多数枚のシー
    トが載置され給紙可能な第1位置と機外に少なくともそ
    の一部が突出し前記シートを交換又は補充可能な第2位
    置とに移動可能な給紙トレイと、この給紙トレイを前記
    第1位置と前記第2位置とに移動させるトレイ移動手段
    と、このトレイ移動手段の動作と前記給紙扉の開閉動作
    とを連動させる連動手段と、前記給紙トレイ上の前記第
    1位置に配置されたシートを整合させる整合手段とより
    なる給紙装置を設け、複数枚のシートを載置できコピー
    済みのシートを受容する第1位置と、シートを取り出す
    第2位置とに移動可能な排紙トレイが設けられた排紙装
    置を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 複写終了時に排紙扉を開き、排紙トレイ
    が第2位置へ移動する排紙トレイ移動制御手段を設けた
    ことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 排紙トレイ上のコピー済みのシートの裏
    面が接触する位置と非接触する位置とに移動可能な傾斜
    板を設け、この傾斜板に前記シートに当接し整合させる
    整合手段を設けたことを特徴とする請求項6又は7記載
    の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 給紙トレイが第1位置にある時、給紙状
    態に整合させるために前記給紙トレイ上に置かれたシー
    トを移動させる移動整合手段を設けたことを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
JP4051038A 1991-12-11 1992-03-10 画像形成装置 Pending JPH05213453A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32740991 1991-12-11
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8226309B2 (en) 2005-09-22 2012-07-24 Oki Data Corporation Printing apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8226309B2 (en) 2005-09-22 2012-07-24 Oki Data Corporation Printing apparatus

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