JP2007161407A - 用紙後処理装置 - Google Patents

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康樹 松浦
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Abstract

【課題】スタック可能な部数(詳しくは、スタックされる束に含まれるZ折り用紙の枚数)を超えないように強制的に制限される必要の無く複数部の排紙・スタックが繰り返される場合、排紙が完了した束のスタック性を阻害することが無い用紙後処理装置を提供する。
【解決手段】画像形成システムを構成する画像形成装置から画像を転写されて排出される用紙を順次、折り、綴じ、仕分け処理等の処理を行う用紙後処理装置において、前記用紙を積載するための昇降可能な排紙トレイを上下に複数設け、前記複数の排紙トレイ10、11の下段側に排紙される用紙束を案内するガイド部材43を、前記複数の排紙トレイ10、11の上段側に設けた。
【選択図】図14

Description

本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置を含んでいる画像形成システムにおける用紙後処理装置に関するものである。
画像形成装置、用紙後処理装置を含んだ画像形成システムにおいては、画像形成装置から排出された転写紙に後処理を行う用紙後処理装置により、Z折り処理された複数枚の転写紙が混載されている転写紙束にステイプル処理を行い、外部のトレイに複数部排紙、スタックさせる構成となっている。
図22は従来の用紙後処理装置における外部トレイへの複数部排紙及びスタックの第1の状態を説明する概略図である。図23は外部のトレイへの複数部排紙及びスタックの第2の状態を説明する概略図である。図24は外部トレイへの複数部排紙及びスタックの第3の状態を説明する概略図である。
各図には、排紙ローラ9、第1の排紙トレイ10、第2の排紙トレイ11、排紙ガイド板12が示されている。図22に示すように、第1の排紙トレイ10にはZ折り用紙が混載され、かつステイプルされた束40が複数部スタックされている。
後続して排紙されるステイプル束が、先にスタックされている束と衝突する角度をΘAとした時、この角度ΘAは、第1の排紙トレイ10にZ折り用紙が混載され、ステイプルされた束40が増加するに従って大きくなる。
この角度が或る一定値を超えた場合、図23に示すように、排紙されてきた束41の最下紙42の先端が、スタックされている束40に衝突した瞬間に排紙方向とは逆に丸まってしまう。
このまま排紙が続けられるため、排紙完了したときには、図24に示すように排紙された束41の最下紙42、もしくは最下紙42を含む数枚の用紙が丸まってスタックが完了される。以降、後続して排紙される束が、丸まって排紙された束41に衝突した時には全く同様の現象が繰り返され、最悪の場合、落下又は排紙ジャムに至る。
このように、Z折りされた転写紙を含む混載束は、排紙方向に対し先端部分が後端部分よりも高くなっているため、外部のトレイに複数部の混載束がスタックされていくと、スタック束先端部が後端部に比べさらに高くなる(部数が増えるほど先端部と後端部の高さの差が大きくなる)。結果として、後続して排紙されてくるステイプルされた転写紙束はスタックされる面が正規の角度より大きくなってしまう。
この時、排紙されてくるステイプルされた束41と、先にスタックされている束40との衝突角度が大きくなり、排紙されてくるステイプルされた束41の先端部は、先にスタックされている束40によってできた傾斜を正常に上ることができず、正常にスタックされることが難しくなる。
このようなスタックされている束40が或る一定の角度を超えた場合、排紙された束41の先端が、スタックされている束に衝突した瞬間に排紙方向とは逆に丸まってしまう状態を回避するための構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、折り用紙を含む場合、排紙トレイの高さを、折り用紙を含まない場合のトレイ高さよりも低くしてスタック性を向上させる技術が開示されている。
また、従来は、正常にスタック可能な傾斜の限界内にスタック可能な部数(詳しくは、スタックされる束に含まれるZ折り用紙の枚数)を強制的に抑えるようにしていた。
特許第2592835号
しかしながら、上記従来例にあっては、スタック可能な部数(スタックされる束に含まれるZ折り用紙の枚数)を超えないように強制的に押さえ込むための複雑な機構を採用する必要があるため、複数部の排紙・スタックが繰り返される場合に、排紙が完了した束のスタック性を阻害することなく、後続の排紙束を正常に、且つ適正タイミングにてスタックさせる作業を、簡単な構成によって実現することが困難であった。
そこで、本発明の目的は、スタック可能な部数(スタックされる束に含まれるZ折り用紙の枚数)を超えないように強制的に押さえ込むための機構を採用する必要が無く、複数部の排紙・スタックが繰り返される場合、排紙が完了した束のスタック性を阻害することが無い用紙後処理装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、画像形成システムを構成する画像形成装置から画像を転写されて排出される用紙を順次、折り、綴じ、仕分け処理等の処理を行う用紙後処理装置において、前記用紙を積載するための昇降可能な排紙トレイを上下に複数設け、前記複数の排紙トレイの下段側に排紙される用紙束を案内するガイド部材を、前記複数の排紙トレイの上段側に設けた用紙後処理装置を特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記ガイド部材は格納・出没可能である請求項1記載の用紙後処理装置を特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記排紙トレイへの排紙束の排紙タイミングによって前記ガイド部材の格納・出没が制御される請求項2記載の用紙後処理装置を特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置側から排紙されてくる、ステイプル済みの転写紙束の先端は、排紙された後ガイド機構によりガイドされるため、スタックされているZ折りされた用紙を含む混載束によってできる先端部と後端部の高さの差によって生ずる傾斜面が、スタックされる部数が増加したことにより急勾配になっても、排紙方向とは逆に丸まってスタックされることが無くなる。また、正常にスタック可能な傾斜の限界を超えないように、スタック可能な部数(スタックされる束に含まれるZ折り用紙の枚数)を超えないように強制的に制限される必要は無くなり、Z折りが混載されるステイプル束のスタック可能部数を増加させることが可能である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は本発明の用紙後処理装置を含む画像形成システムを示す概略図である。この画像形成システムは複写機本体1、用紙後処理装置2及びこれらの間に配置されるZ折り機3から構成されている。
図1において、複写機本体1の操作部(図示せず)において用紙折り処理の有無が選択される。本実施の形態の場合、Z折り処理の有無を選択する。複写機本体1から排出された用紙はZ折り機3へ搬送される。
次いで、用紙はZ折り処理を行うか又は折りを行わずにそのまま用紙後処理装置2へ搬送される。Z折り機3から搬送された用紙は用紙後処理装置2の入り口ガイド板Aへ搬入され、搬送ローラ4、5によって用紙後処理装置2内に搬送される。
複写機本体1の操作部においてノンステイプルモードが選択された場合は、用紙は、分岐爪6、7を通過して(通常、分岐爪6、7はノンステイプル搬送経路8方向に位置している)、排紙ローラ9によって上下動可能な第1の排紙トレイ10及び第2の排紙トレイ上11に排出されて積載される。この時、排紙ガイド板12は閉じた状態にある。
複写機本体1の操作部において割り込みトレイ排出モードが選択された場合は、分岐爪6が所定角度回転し、用紙は割り込みトレイ搬送経路13に搬送され、排紙ローラ14によって割り込みトレイ15に排出されて積載される。
複写機本体1の操作部においてステイプルモードが選択された場合は、分岐爪7が作動して用紙をステイプル搬送経路16に搬入させ、さらに用紙はステイプルトレイ排出ローラ17によってステイプルトレイ18に排出されて積載される。
ステイプルトレイ18に排出された用紙は、たたきコロ19によって用紙1枚毎にステイプルトレイ18の下方向に落とされ、用紙後端基準フェンス20に押し当てられ、そしてその後端の整合が行なわれる。さらに、用紙はジョガーフェンス21によって1枚毎に幅方向の整合が行なわれる。
ジョガーフェンス21によって最終紙が整合された後、端面綴じスティプラ22によって用紙束後端の所定の位置に1個所、または2個所の綴じ処理が施される。綴じ処理の施された用紙束は放出ベルト(図示しない)と一体になった放出爪(図示しない)によって排紙ローラ9まで持ち上げられる。
次いで、開閉ガイド板12によって排紙ローラ9に加圧され、この排紙ローラ9によって第1の排紙トレイ10及び第2の排紙トレイ11に排出されて積載される。
第1の排紙トレイ10及び第2の排紙トレイ11はそれぞれ独立した駆動部(図示しない)により昇降移動可能に設けられており、それぞれ排紙ローラ9からの用紙排出位置に移動可能である。選択される排出モードによって、第1及び第2の排紙トレイ10、11が用紙排出位置に移動して、用紙を積載するトレイを切り換えることが可能となっている。
本発明の各構成要素は、図示しない制御手段(CPU)によって制御される。
図2は第2の排紙トレイの昇降移動機構を説明する概略図である。図3は図2の昇降移動機構を示す概略平面図である。図4は第2の排紙トレイの移動状態を説明する図2と同様な概略図である。図5は用紙束が積載された状態を示す第2の排紙トレイの概略図である。図2乃至図5を参照して、前記排紙トレイ11上の昇降移動機構を説明する。
第2の排紙トレイ11は受台23に固定されており、この受台23は昇降のための駆動力を伝達するベルト(図示せず)に固定されている。受台23にはDCソレノイド24、レバー25、クラッチ26、ピニオンギヤ27が設けられており、エンドフェンス28はラック29とピニオンギヤ27を介して一体に昇降移動することができるように構成されている。
通常、DCソレノイド24がオフの場合は、クラッチ26は図中の矢印の方向にのみ回転可能な設定になっている。このため、エンドフェンス28はラック29とピニオンギヤ27によって下方向の自重による移動を妨げられ、第2の排紙トレイ11との位置関係を維持したまま昇降移動することができる。
第2の排紙トレイ11が用紙排出位置にない場合(排紙ローラ9の上方に待機している場合)、又は前記待機位置から排紙位置に下降する場合、又は排出位置から待機位置に上昇する場合には、DCソレノイド24はオフの状態であり、第2の排紙トレイ11とエンドフェンス28は一体となって移動する。
DCソレノイド24がオン状態になると、ソレノイド24によりレバー25を引っ張ることによりクラッチ26のロックが解除され双方向に回転可能となり、エンドフェンス28の下方向の妨げがなくなり、上下方向に移動可能な状態になる。
第2の排紙トレイ11が待機位置より排紙位置に移動する際、DCソレノイド24はオフの状態であり、第2の排紙トレイ11とエンドフェンス28とは一体に下降し、エンドフェンス28が所定の排紙位置に達するとストッパ(図示せず)によって停止する。
第2の排紙トレイ11は、さらに所定の距離下降した後(この時、クラッチ26のロック方向により、エンドフェンス28がストッパによって停止していても、第2の排紙トレイ11のみ下降することができる)、DCソレノイド24がオンすると同時にクラッチ26が開放され、第2の排紙トレイ11のみが上昇する。第2の排紙トレイ11が紙面検知センサ30に達すると停止し、DCソレノイド24もオフする。
用紙が第2の排紙トレイ11に順次排出される場合は、複写機本体1(図1)より用紙排紙信号を受け取ると同時に第2の排紙トレイ11は紙面検知センサ30位置から所定の距離下方に下降し、停止する。排出された用紙の後端が紙面検知センサ30に検知されると、再び所定の距離だけ下降する。
また、第2の排紙トレイ11は、排出される用紙の所定の枚数毎に、DCソレノイド24のオン/オフとともに、紙面検知センサ30の位置までの上昇、及び所定の距離の下降を繰り返す。この動作により排紙ローラ9による用紙排出位置と用紙の積載面位置との距離が保たれる。
図6は用紙後処理装置を示す概略図である。図7は第1の排紙トレイの紙面検知機構について説明する概略図である。図8は図7の排紙トレイの紙面検知機構を示す概略拡大図である。図9は紙面検知機構が排紙トレイ上の用紙束を検知している状態を示す概略図である。図10は紙面検知機構の戻しコロのスプリングによる回動を示す概略図である。
第1の排紙トレイの紙面検知機構について説明する。図6乃至図10において、複写機本体1(図1)より第1の排紙トレイ10へ排紙する用紙排紙信号を受け取ると、第2の排紙トレイ11が用紙排紙位置にある場合、第2の排紙トレイ11は排紙ローラ9より上方の待機位置まで上昇し、第1の排紙トレイ10も排紙位置まで上昇し始める。
排紙先のトレイ切り換え時、第2の排紙トレイ11と第1の排紙トレイ10が干渉しないよう、第1紙面検知手段である紙面フィラー31と図示しない紙面検知センサS1によって一定の距離を保って昇降移動を行う。
エンドフェンス28の下端が排紙位置より上昇すると、格納状態にある搬送手段である戻しコロ32はスプリング33により回動し、所定の位置まで突出する。戻しコロ32は用紙をエンドフェンス37まで戻す働きを行う。
第2紙面検知手段であるフィラー34は、戻しコロ32に設けられたリブ35により引っ掛けられ、第1の排紙トレイ10を検知できる位置まで突出する。その後、上昇してきた第1の排紙トレイ10はフィラー34と紙面検知センサS2により排紙位置で停止し、用紙を受け入れる。
用紙が第1の排紙トレイ10に順次排出される場合は、複写機本体1(図1)から用紙排紙信号を受け取ると同時に第1の排紙トレイ10は紙面検知センサS2の検知位置から所定の距離下方に下降しかつ停止する。排出された用紙の後端が紙面検知センサS2に検知されると、再び所定の距離だけ下降する。
また、第1の排紙トレイ10は排出される用紙の所定の枚数毎に、紙面検知センサS2の検知位置まで上昇、及び所定の距離の下降を繰り返す。この動作により排紙ローラ9による用紙排出位置と用紙の積載面位置との距離が保たれる。
折り処理を行う場合において、印刷ジョブが終了されると、用紙が取り出され易いように紙面を第2の排紙トレイ11から離すため、第1の排紙トレイ10は一定量下降して停止する。
次に、複写機本体1(図1)から第2の排紙トレイ11へ排紙する用紙排紙信号を受け取ると、第1の排紙トレイ10と第2の排紙トレイ11は、紙面フィラー31と図示しない紙面検知センサS1によって一定の距離を保ちながら下降し始める。
第2の排紙トレイ11の下降により、エンドフェンス28後端が戻しコロ32のリブ36を押し下げ、戻しコロ32とフィラー34は機械内に格納され、第2の排紙トレイ11は排紙位置で停止する。
図11はZ折りされた用紙が混載される場合の代表的な第1の例を示す概略図である。図12はZ折りされた用紙が混載される場合の代表的な第2の例を示す概略図である。図13はZ折りされた用紙が混載される場合の代表的な第3の例を示す概略図である。
本発明は、主として、Z折りされた用紙が混載された束のステイプル処理後の排紙に関する。Z折りされた用紙が混載されない場合は、排紙方向先端と後端の高低差が無いため、複数部スタックされても、初期の排紙トレイ角度に対して変化が無いため、スタック性に影響が無い。
これに関連付ければ、図12及び図13の第2の例及び第3の例は問題ないが、図11の第1の例の場合に、後続のZ折りされた用紙の排出に際して従来のような不都合が生じる可能性がある。
図14は画像形成システムにおける本発明による用紙後処理装置の構成を示す概略図である。図14において、ガイド板43は、ホルダ48に回動自由に取り付けられている。このホルダ48は2個の搬送プーリ46に這い回されている搬送ベルト47に取り付けられ、搬送プーリ46間で移動可能になっている。
ホルダ48は、同時に、直線運動を支持するガイド棒49により支持されている。搬送プーリ46には、伝達ギア45を介して、駆動モータ44の回転が伝達され、回転するようになっている。
これらは、図示してない支持部材、例えば、板金で構成されたブラケットに固定され、第2の排紙トレイ11上に構成されている。ガイド板43のホームポジション(待機位置)は位置センサ50によって制御される。
図15は図14の本発明による用紙後処理装置の構成を使用する外部のトレイへの複数部排紙及びスタックの第1の状態を説明する概略図である。図16は図14の本発明による用紙後処理装置の構成を使用する外部のトレイへの複数部排紙及びスタックの第2の状態を説明する概略図である。図17は図14の本発明による用紙後処理装置の構成を使用する外部のトレイへの複数部排紙及びスタックの第3の状態を説明する概略図である。
図14乃至図17を参照して、本発明による排紙の概略を説明する。図15に示すように、排紙ローラ9及び排紙ガイド板12を介して、第1の排紙トレイ10にはZ折り用紙が混載され、かつステイプルされた束40が複数部スタックされている。
後続して排紙されるステイプル束41は、第2の排紙トレイ11の下端に延びているガイド板43と角度ΘBで衝突する(図15)。この角度ΘBで衝突したステイプル束41は、ガイド板43のホームポジション(待機位置)方向への移動に伴って搬送され、適所で第1の排紙トレイ10上にスタックされているステイプルされた束40上にガイド板43の先端から落とされる(図16)。
ステイプル束41を以前に第1の排紙トレイ10上にスタックされていたステイプルされた束40上に落としたガイド板43は、さらに、移動してホームポジション(待機位置)に戻る(図17)。
図18はガイド板の動きの第1の状態を説明する概略図である。図19はガイド板の動きの第2の状態を説明する概略図である。図20はガイド板の動きの第3の状態を説明する概略図である。図21はガイド板と第2の排紙トレイの関係を示す概略図である。
図18乃至図21において、ガイド板43は、排紙される用紙束41(図15)が衝突するときに最下紙42が排紙方向とは逆に丸まらないような角度になるような形状に構成されている。図15に示したように、ガイド板43と排紙される束41との衝突角度が常に一定になる。
駆動モータ44が一方向に回転すると、伝達ギア45(図14)を介して搬送プーリ46に回転駆動力が伝達され、搬送ベルト47が一方向に搬送される。
駆動モータ44はステッピングモータを使用し、入力パルス数を制御することで位置センサ50からの搬送距離が決められている。
第2の排紙トレイ11には、ガイド板43の出没(移動)及び格納が可能なようにその底部分に段差を付けて開口部11Aが設けられている。この開口部11Aの底辺11Bとガイド板43とは接触するように構成されている。
搬送ベルト47が、図18のホームポジション位置からガイド板43を移動するように駆動される時、ガイド板43は開口部11Aの底辺11Bと接触して移動されながら、ピン48aによって支持されたカム形状部分43aによって所望の角度に延びるようになっている(図19)。
図19の状態で、図15に示したように、排紙される束41を衝突させて、図20の状態のようにホームポジション位置に向かう方向にガイド板43を移動させながら排紙される束41を第1の排紙トレイ10上に落とす(図16)。
その後、ガイド板43をホームポジション位置に向けて移動させて図18のホームポジション位置に戻る。図21はホームポジション位置にあるガイド板43と開口部11Aの底辺11Bを拡大して示している。
このような構成によれば、複数部の排紙・スタックが繰り返される場合、排紙が完了した束のスタック性を阻害することなく、また、後続の排紙束が正常にスタックされるのに備えることが可能である。
次に、図6及び図14乃至図17を参照して説明する。ステイプルされる用紙はステイプルトレイ18に排出積載される。ステイプラトレイ18へ排紙するステイプルトレイ排出ローラ17の近傍にはステイプラトレイ排紙センサ51が配置されている(図6)。
ステイプルされる部の最終紙がステイプラトレイ排紙センサ51を通過した時に、ガイド板43を駆動する駆動モータ44に所望のパルス数だけ入力され、ガイド板43が出没(移動)される。この時、ガイド板43は排紙される束41が排紙されてくるのを待ち受けている状態である。
ステイプルされる部の最終紙がステイプルトレイ18に排出積載され、端面綴じスティプラ22によって用紙束後端の所定の位置に1個所、または2個所の綴じ処理が施される。
綴じ処理の施された用紙束は放出ベルト(図示しない)と一体になった放出爪(図示しない)によって排紙ローラ9まで持ち上げられ、開閉ガイド板12によって排紙ローラ9に加圧され、この排紙ローラ9によって第1の排紙トレイ10に排出されてくる。排出されてくる束41がガイド板43と接触する。
ステイプラトレイ排紙センサ51をステイプルされる部の最終紙が通過してからある一定の時間後に、駆動モータ(ステッピングモータ)44はガイド板43を格納する方向に回転するように所望のパルス数だけ入力される。
この一定時間は、排出される束41がガイド板43と接触するタイミングとほぼ同時に設定されるのが良い。ガイド板43が格納(そのホームポジション位置方向へ移動)されながら、排紙される束41が排紙されることになる。
排紙されてくる束41の先端はガイド板43に接触した後、このガイド板43の格納の軌跡に案内されるように排紙される。従って、排紙される束41の最下紙42は排紙方向とは逆方向に丸まることは無く、正常にスタックが完了される。
以降、後続の部に関しても同様の動作が繰り返される。
なお、ガイド板43を駆動させるタイミングは、複写機本体の線速によって適正に制御されれば生産性を落とすことが無く、また、紙サイズ別によって入力パルス数を制御しても良い。
このようにステイプルされる用紙の枚数によって、排紙されてくる各転写紙束の時間間隔が違っても、必要とするタイミングでの動作が可能である。従って、複数部の排紙・スタックが繰り返される場合、排紙が完了した束のスタック性を阻害することなく、後続の排紙束が正常にスタックされるために適正なタイミングで動作させることが可能である。また、線速の違う複写機本体にも、制御タイミングを変更するだけで対応が可能になる。
上述した紙サイズ別とは、Z折りされる用紙を混載し、ステイプル処理を施す束は、例えば、A3サイズをZ折りした用紙はA4サイズになり、Z折りされないA4サイズの用紙と混載される。この場合、ステイプル後の束のサイズはA4サイズになる。
同様に、B4サイズをZ折りした用紙はB5サイズになり、Z折りされないB5サイズの用紙と混載される。この場合、ステイプル後の束のサイズはB5サイズになる。
1部に混載されるZ折り用紙は、どの順序に混載されるかの規定は無い。例えば、Z折りされた用紙を含む20枚の束の場合、1枚目から20枚目の中のどの位置にZ折り用紙を混載するかは使用者の自由である。1部に混載可能なZ折りされた用紙は、その後処理装置の能力に応じ設定される。現状、5枚〜10枚が一般的である。
本発明を適用する画像形成システムを示す概略図。 第2の排紙トレイの昇降移動機構を説明する概略図。 図2の昇降移動機構を示す概略平面図。 第2の排紙トレイの移動を説明する図2と同様な概略図。 用紙束が積載された状態を示す第2の排紙トレイの概略図。 用紙後処理装置を示す概略図。 第1の排紙トレイの紙面検知機構について説明する概略図。 図7の排紙トレイの紙面検知機構を示す概略拡大図。 紙面検知機構が排紙トレイ上の用紙束を検知している状態を示す概略図。 紙面検知機構の戻しコロのスプリングにより回動を示す概略図。 Z折りされた用紙が混載される場合の代表的な第1の例を示す概略図。 Z折りされた用紙が混載される場合の代表的な第2の例を示す概略図。 Z折りされた用紙が混載される場合の代表的な第3の例を示す概略図。 画像形成システムにおける本発明による用紙後処理装置の構成を示す概略図。 図14の用紙後処理装置の構成を使用する外部のトレイへの複数部排紙及びスタックの第1の状態を説明する概略図。 図14の用紙後処理装置の構成を使用する外部のトレイへの複数部排紙及びスタックの第2の状態を説明する概略図。 図14の用紙後処理装置の構成を使用する外部のトレイへの複数部排紙及びスタックの第3の状態を説明する概略図。 ガイド板の動きの第1の状態を説明する概略図。 ガイド板の動きの第2の状態を説明する概略図。 ガイド板の動きの第3の状態を説明する概略図。 ガイド板と第2の排紙トレイの関係を示す概略図。 用紙後処理装置の外部のトレイへの従来の複数部排紙及びスタックの第1の状態を説明する概略図。 用紙後処理装置の外部のトレイへの従来の複数部排紙及びスタックの第2の状態を説明する概略図。 用紙後処理装置の外部のトレイへの従来の複数部排紙及びスタックの第3の状態を説明する概略図。
符号の説明
1 画像形成装置(複写機本体)、2 用紙後処理装置、3 Z折り機、10 第1の排紙トレイ(下段側の排紙トレイ)、11 第2の排紙トレイ(上段側の排紙トレイ)、11A 開口部、11B 開口部の稜線、41 排紙される用紙束、42 最下紙、43 ガイド部材(ガイド板)、43a カム形状部分、44 駆動モータ(ステッピングモータ)、45 伝達ギア、46 搬送プーリ、47 搬送ベルト、50 位置センサ

Claims (3)

  1. 画像形成装置から画像を転写されて排出される用紙に対して順次、折り処理、綴じ処理を含む後処理を行う用紙後処理装置において、前記用紙を積載するための昇降可能な排紙トレイを上下に複数設け、前記複数の排紙トレイの下段側に排紙される用紙束を案内するガイド部材を、前記複数の排紙トレイのうちの上段側の排紙トレイに設けたことを特徴とする用紙後処理装置。
  2. 前記ガイド部材は排紙トレイにより格納・出没可能に支持されていることを特徴とする請求項1記載の用紙後処理装置。
  3. 前記排紙トレイへの排紙束の排紙タイミングによって前記ガイド部材の格納・出没を制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の用紙後処理装置。
JP2005359592A 2005-12-13 2005-12-13 用紙後処理装置 Pending JP2007161407A (ja)

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