JPH0521300Y2 - - Google Patents

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JPH0521300Y2
JPH0521300Y2 JP1987090339U JP9033987U JPH0521300Y2 JP H0521300 Y2 JPH0521300 Y2 JP H0521300Y2 JP 1987090339 U JP1987090339 U JP 1987090339U JP 9033987 U JP9033987 U JP 9033987U JP H0521300 Y2 JPH0521300 Y2 JP H0521300Y2
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wire
discharge
pilot tube
discharge wire
pilot
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ワイヤと被加工体との間に電圧を印
加して放電させ、被加工体を所望の形状に加工す
るワイヤ放電加工機に関し、放電加工部からの排
出ワイヤ誘導用の排出ワイヤ・パイロツト間の改
良に関するものである。
〔従来の技術〕
一般にワイヤ放電加工機は、放電電圧を印加し
たワイヤを走行させ、ワイヤと被加工体との間に
放電を発生させることにより、被加工体の加工を
行なうように構成してある。
第3図は従来のワイヤ放電加工機の要部構成を
示す断面図である。同図において1は被加工体で
あり、例えば数値制御で駆動可能のX−Yテーブ
ル(図示せず)上に載置して、水平面内において
移動自在としてある。被加工体1の上方および下
方には各々上部ワイヤガイド2および下部ワイヤ
ガイド3を設けて、被加工体1に設けた加工穴4
を貫通するワイヤ5を挿通支持する。6は送りロ
ーラであり、ワイヤ5を矢印方向に走行させる駆
動源を構成する。上記の構成により、加工穴4の
部分でワイヤ5と被加工体1との間に放電が行な
われるのである。なおこの放電部分には加工液を
噴射するノズル(図示せず)を設けるのが通常で
ある。次に被加工体1の加工穴4から排出された
ワイヤ5は、弾性体からなるローラ7とガイド基
体部8を介して方向転換し、ガイド9を経て排出
ワイヤ・パイロツト管10内に進入する。この排
出ワイヤ・パイロツト管10は排出ワイヤの処理
装置11にその出口を臨ませて設置される。なお
処理装置11は通常前記下部ワイヤガイド3近傍
に設置することができず、離れた位置に設置され
ているため、前記排出ワイヤ・パイロツト管10
の長さも比較的長大とならざるを得ない。
一方放電加工終了後のワイヤ5は加工液が付着
した状態で前記排出ワイヤ・パイロツト管10内
に進入するから、排出ワイヤ・パイロツト管10
の内壁も加工液が付着して湿潤状態となつてい
る。このような状態においてワイヤ5が進入した
場合には、ワイヤ5の走行抵抗が大となるのみな
らず、ワイヤ5は排出ワイヤ・パイロツト管10
の内壁に吸着されて走行不可能となることがあ
る。特に第3図に示すように、ワイヤ5の先端が
排出ワイヤ・パイロツト管10内に進入する初期
の状態においては、先端部が座屈して、ワイヤ5
が排出ワイヤ・パイロツト管10内に滞留して同
管10の閉塞事故を惹起することとなる。
上記のような事故を防止するために、排出ワイ
ヤ・パイロツト管10の側面に液体供給口12を
設けて、矢印に示すように高圧の圧縮空気若しく
は加工液を供給して、ワイヤ5の走行を円滑にす
る手段を採つていた。
(考案が解決しようとする問題点〕 上記のような従来のワイヤ放電加工機において
は、まず流体として加工液その他の液体を使用し
た場合には、処理装置11内に滞留した液体13
をポンプ14を介して排出若しくは回収する必要
があり、加工機若しくは装置全体が複雑になると
共に、排出ワイヤ5aが湿潤状態であるため、取
扱いが極めて煩雑であるという問題点がある。一
方流体として圧縮空気を使用する場合には、ワイ
ヤ5の表面および排出ワイヤ・パイロツト管10
の内壁に付着した加工液をミスト状態で飛散させ
るため、周辺の機器を汚染する不都合があると共
に、対応する煩雑な処理設備を必要とし、前記同
様に装置全体が複雑となるという問題点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記従来技術に存在する問題点を解決するため
に、本考案においては、放電加工部からの排出ワ
イヤを排出ワイヤ処理装置へ導く排出ワイヤ・パ
イロツト管を備えたワイヤ放電加工機において、
前記排出ワイヤ・パイロツト管に加振手段を設
け、この加振手段を排出ワイヤ・パイロツト管を
排出ワイヤの進行方向下流側の斜め上方へ駆動さ
せ得るように構成し、排出ワイヤの進行方向に搬
送力を付与する、という技術的手段を採用したも
のである。
〔作用〕
上記の構成により、排出ワイヤ・パイロツト管
が排出ワイヤの進行方向下流側の斜め上方に振動
すると共に、ワイヤに対してその進行方向の搬送
力を付与するから、加工液の付着による抵抗を排
除して、ワイヤを走行させるという作用を期待し
得る。
〔実施例〕
第1図は本考案の実施例を示す要部断面図であ
り、同一部分は前記第3図と同一の参照符号で示
す。同図において15は加振器であり、例えば電
磁石16および板ばね17によつて構成し、取付
部材18を介して排出ワイヤ・パイロツト管19
を固着する。なお加振器15は水平面に対して斜
上方の矢印A方向に振動を発生するように配設す
る。20は発振用電源であり、例えば50〜1000Hz
の周波数の交流若しくはパルスを供給可能のよう
に構成し、前記電磁石16と電気的に接続する。
なお排出ワイヤ・パイロツト管19のワイヤ5の
進入部19aは、ラツパ状若しくはテーパ状に開
口して、ローラ7およびガイド基体部8のワイヤ
5の排出部に臨ませる。21は送りローラであ
り、排出ワイヤ・パイロツト19の排出口近傍
に、前記ワイヤ5を挟持走行可能に設置する。
上記の構成により、次に作用について説明す
る。まず発振用電源20を付勢して加振器15を
駆動すると、排出ワイヤ・パイロツト管19は、
第1図に示すように水平面に対してθをなすB方
向に往復振動する。なお排出ワイヤ・パイロツト
管19の振幅は、加振器15を構成する板ばね1
7によつて増幅され、加振器15の振幅より大と
なつている。この結果、例えばワイヤ5が進入部
19aを経由して排出ワイヤ・パイロツト管19
内に進入した場合には、ワイヤ5は排出ワイヤ・
パイロツト管19の内壁により、矢印Bにて示さ
れる斜上方に蹴上げられる。従つてワイヤ5には
前記蹴上力の水平分力としての配送力が付与さ
れ、右方向に移動する。次に排出ワイヤ・パイロ
ツト管19が矢印Bにて示される斜下方に復動し
た場合には、ワイヤ5は排出ワイヤ・パイロツト
管19の内壁底面から離れると共に、同内壁上面
と接触し、矢印Bにて示される斜下方への外力を
受けることになる。しかしながらワイヤ5の左方
はローラ7およびガイド基体部8によつて挟持さ
れているから、上記斜下方への外力の作用に拘ら
ずワイヤ5は垂直に下降する。
第2図は上記第1図におけるワイヤ5の移動状
態を示す説明図であり、同一部分は前記第1図と
同一の参照符号で示す。すなわちワイヤ5は右斜
上方への移動と垂直降下とを交互に繰返しつつ、
矢印Cにて示すように順次右方に走行するのであ
る。なおワイヤ5の右方への走行速度は、加振器
15による単位時間当り振動数と、排出ワイヤ・
パイロツト管19に付与される振幅の大きさとに
比例するが、排出ワイヤ・パイロツト管19が比
較的長尺であるため、重量も大となることから、
単位時間当りの振動数を50〜1000Hzとするのが好
ましい。
本実施例においては、加振手段として電磁石を
使用した例について記述したが、これに限定せず
圧電素子を使用するものも含めて、公知の加振手
段を使用できる。また送りローラを設置する位置
を第1図と異なる位置としても作用は同一であ
る。
〔考案の効果〕
本考案は以上記述のような構成および作用であ
るから、ワイヤおよび排出ワイヤ・パイロツト管
が加工液によつて湿潤状態であつても、支障なく
円滑にワイヤを走行させることができ、ワイヤの
座屈、閉塞等の事故発生を回避できる。また装置
全体が簡単であり、操作および保守、点検が極め
て容易である。更に従来のものにおけるような周
辺機器汚染のおそれもなく、装置周辺の環境を著
るしく改善し得るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す要部断面図、第
2図は第1図におけるワイヤの移動状態を示す説
明図、第3図は従来のワイヤ放電加工機の要部構
成を示す断面図である。 1……被加工体、5……ワイヤ、10,19…
…排出ワイヤ・パイロツト管、15……加振器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 放電加工部からの排出ワイヤを排出ワイヤ処理
    装置へ導く排出ワイヤ・パイロツト管を備えたワ
    イヤ放電加工機において、前記排出ワイヤ・パイ
    ロツト管に加振手段を設け、この加振手段を、排
    出ワイヤ・パイロツト管を排出ワイヤの進行方向
    下流側の斜め上方へ駆動させ得るように構成し、
    排出ワイヤの進行方向に搬送力を付与したことを
    特徴とするワイヤ放電加工機。
JP1987090339U 1987-06-12 1987-06-12 Expired - Lifetime JPH0521300Y2 (ja)

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JP1987090339U JPH0521300Y2 (ja) 1987-06-12 1987-06-12

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JP1987090339U JPH0521300Y2 (ja) 1987-06-12 1987-06-12

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JPS63201021U JPS63201021U (ja) 1988-12-26
JPH0521300Y2 true JPH0521300Y2 (ja) 1993-06-01

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ID=30950108

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3097793B2 (ja) * 1993-06-15 2000-10-10 矢崎総業株式会社 放電加工機用ワイヤの誘導装置を備えたワイヤ切断機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6137049A (ja) * 1984-07-31 1986-02-21 Glyco Kyodo Nyugyo Kk ケフイアの製造法

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