JPH05212835A - イージーピール性共押出積層フィルム - Google Patents
イージーピール性共押出積層フィルムInfo
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- JPH05212835A JPH05212835A JP4091817A JP9181792A JPH05212835A JP H05212835 A JPH05212835 A JP H05212835A JP 4091817 A JP4091817 A JP 4091817A JP 9181792 A JP9181792 A JP 9181792A JP H05212835 A JPH05212835 A JP H05212835A
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- ethylene
- polymer
- cohesive failure
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- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 密封性とイージーピール性を有するととも
に、しかも開封時の剥離面が美麗なイージーピール性共
押出積層フィルムを提供する。 【構成】 ヒートシール性積層フィルムであって、シー
ル層となる第1層は、エチレン・メタクリル酸共重合体
(EMAA)、アイオノマー(IO)、エチレン・アク
リル酸共重合体(EAA)等より選ばれる1種以上のポ
リマーと、ポリエチレン(PE)等より選ばれる1種以
上のポリマーとのブレンドポリマーを含有する層であっ
て、該第1層の厚み及び凝集破壊強度がそれぞれ特定さ
れており、第2層は、EMAA、IO、EAA、それら
マレイン酸グラフト重合体等より選ばれる1種以上のポ
リマーを含有する層であって、該第2層の凝集破壊強度
が第1層の凝集破壊強度の1.5倍以上であり、第1層
および第2層は共押出により積層されたものである。
に、しかも開封時の剥離面が美麗なイージーピール性共
押出積層フィルムを提供する。 【構成】 ヒートシール性積層フィルムであって、シー
ル層となる第1層は、エチレン・メタクリル酸共重合体
(EMAA)、アイオノマー(IO)、エチレン・アク
リル酸共重合体(EAA)等より選ばれる1種以上のポ
リマーと、ポリエチレン(PE)等より選ばれる1種以
上のポリマーとのブレンドポリマーを含有する層であっ
て、該第1層の厚み及び凝集破壊強度がそれぞれ特定さ
れており、第2層は、EMAA、IO、EAA、それら
マレイン酸グラフト重合体等より選ばれる1種以上のポ
リマーを含有する層であって、該第2層の凝集破壊強度
が第1層の凝集破壊強度の1.5倍以上であり、第1層
および第2層は共押出により積層されたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒートシール性を有す
る積層フィルムに関し、さらに詳しくは、密封性とイー
ジーピール性(易開封性)を有するとともに、均一かつ
円滑に開封でき、しかも開封時の剥離面が美麗で、糸引
き現象等の生じないイージーピール性共押出積層フィル
ムに関する。
る積層フィルムに関し、さらに詳しくは、密封性とイー
ジーピール性(易開封性)を有するとともに、均一かつ
円滑に開封でき、しかも開封時の剥離面が美麗で、糸引
き現象等の生じないイージーピール性共押出積層フィル
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】食品包装等の分野では、内容物の保護や
保存のために、シール性の良いヒートシール層を有する
多層ガスバリヤー性包装材料が用いられている。近年、
このような包装材料に対して、ヒートシールによる密封
性を満足するとともに、消費時に容易に開封できるイー
ジーピール性が要求されるようになってきている。そし
て、実用的な密封性とイージーピール性を兼ね備えた包
装材について、これまでに各種の提案がなされている。
保存のために、シール性の良いヒートシール層を有する
多層ガスバリヤー性包装材料が用いられている。近年、
このような包装材料に対して、ヒートシールによる密封
性を満足するとともに、消費時に容易に開封できるイー
ジーピール性が要求されるようになってきている。そし
て、実用的な密封性とイージーピール性を兼ね備えた包
装材について、これまでに各種の提案がなされている。
【0003】例えば、特開昭57−131556号に
は、ポリエチレン(PE)またはエチレン−酢酸ビニル
共重合体(EVA)にポリブテン−1(PB)をブレン
ドした層、または低密度PEにポリプロピレン(PP)
をブレンドした層をヒートシール層とし、これと加工性
改善樹脂層とを共押出してなる、ポリオレフィン系樹脂
層とイージーピール可能なイージーピールフィルムの製
造方法について開示されている。また、特開昭60−2
39238号には、アイオノマー樹脂(IO)にエチレ
ン−プロピレン共重合体(Et−PP)をブレンドして
なるヒートシール層を積層体のシール層として配してな
る、オレフィン系樹脂をシール相手として易開封性シー
ルが可能な多層包装材について開示されている。ところ
が、これらのイージーピール性包装材料は、開封時に剥
離面が繊維化してざらざらしたり、糸引き現象や膜引き
現象(剥離時に層の材質が膜状に剥れてくる)を生じ、
その結果、シール面の見栄えを著しく低下させ、商品価
値を損なうという問題があった。
は、ポリエチレン(PE)またはエチレン−酢酸ビニル
共重合体(EVA)にポリブテン−1(PB)をブレン
ドした層、または低密度PEにポリプロピレン(PP)
をブレンドした層をヒートシール層とし、これと加工性
改善樹脂層とを共押出してなる、ポリオレフィン系樹脂
層とイージーピール可能なイージーピールフィルムの製
造方法について開示されている。また、特開昭60−2
39238号には、アイオノマー樹脂(IO)にエチレ
ン−プロピレン共重合体(Et−PP)をブレンドして
なるヒートシール層を積層体のシール層として配してな
る、オレフィン系樹脂をシール相手として易開封性シー
ルが可能な多層包装材について開示されている。ところ
が、これらのイージーピール性包装材料は、開封時に剥
離面が繊維化してざらざらしたり、糸引き現象や膜引き
現象(剥離時に層の材質が膜状に剥れてくる)を生じ、
その結果、シール面の見栄えを著しく低下させ、商品価
値を損なうという問題があった。
【0004】また、特開昭62−109768号には、
PPの層と、PPを含む厚さ11μm以下のブレンドポ
リマー層との共押出フィルムをシーラント層とした易開
封性密封包装材料について開示されている。しかしなが
ら、この包装材料は、PP層に接着力がないため、開封
時に両層間での界面剥離が生じて、均一かつ円滑に開封
することができず、しかも剥離面の美観が損なわれ易
い。
PPの層と、PPを含む厚さ11μm以下のブレンドポ
リマー層との共押出フィルムをシーラント層とした易開
封性密封包装材料について開示されている。しかしなが
ら、この包装材料は、PP層に接着力がないため、開封
時に両層間での界面剥離が生じて、均一かつ円滑に開封
することができず、しかも剥離面の美観が損なわれ易
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、シー
ル相手材との密封性が良好であるとともに、糸引き現象
を生じることなく容易に開封でき、剥離した面の見栄え
の良いイージーピール性共押出積層フィルムを提供する
ことにある。また、本発明によれば、層間の界面剥離で
はなく、シール層の凝集剥離により、均一かつ円滑なイ
ージーピールを可能とするイージーピール性共押出積層
フィルムを提供することにある。
ル相手材との密封性が良好であるとともに、糸引き現象
を生じることなく容易に開封でき、剥離した面の見栄え
の良いイージーピール性共押出積層フィルムを提供する
ことにある。また、本発明によれば、層間の界面剥離で
はなく、シール層の凝集剥離により、均一かつ円滑なイ
ージーピールを可能とするイージーピール性共押出積層
フィルムを提供することにある。
【0006】本発明者は、前記従来技術の有する問題点
を克服するために鋭意研究した結果、共押出によるヒー
トシール性積層フィルムにおいて、シール層となる第1
層として、厚み20μm以下、かつ、凝集破壊強度50
〜1,000g/15mm幅の特定のポリマーブレンド
層を用い、これに隣接する第2層として、接着性を有す
るポリマー層であって、その凝集破壊強度が第1層の凝
集破壊強度の1.5倍以上のものを用いることにより、
前記特性を有するイージーピール性共押出積層フィルム
の得られることを見出した。
を克服するために鋭意研究した結果、共押出によるヒー
トシール性積層フィルムにおいて、シール層となる第1
層として、厚み20μm以下、かつ、凝集破壊強度50
〜1,000g/15mm幅の特定のポリマーブレンド
層を用い、これに隣接する第2層として、接着性を有す
るポリマー層であって、その凝集破壊強度が第1層の凝
集破壊強度の1.5倍以上のものを用いることにより、
前記特性を有するイージーピール性共押出積層フィルム
の得られることを見出した。
【0007】このイージーピール性共押出積層フィルム
は、例えば、ガスバリヤー性層を有する多層フィルム基
材と、共押出またはラミネート等を行なうことにより、
包装材料とすることができる。そして、該包装材料で形
成された容器(底材)と、シール層を有する蓋材とをヒ
ートシールすれば、密封性とイージーピール性を兼備し
た包装容器が得られる。あるいは、蓋材のシール層に、
このイージーピール性共押出積層フィルムを用いること
もできる。
は、例えば、ガスバリヤー性層を有する多層フィルム基
材と、共押出またはラミネート等を行なうことにより、
包装材料とすることができる。そして、該包装材料で形
成された容器(底材)と、シール層を有する蓋材とをヒ
ートシールすれば、密封性とイージーピール性を兼備し
た包装容器が得られる。あるいは、蓋材のシール層に、
このイージーピール性共押出積層フィルムを用いること
もできる。
【0008】本発明のイージーピール性共押出積層フィ
ルムは、凝集破壊強度(凝集剥離強度)が低く押えられ
ているとともに、第2層との層間接着性(剥離強度)が
強く、しかも第1層の厚みもごく薄いものである。した
がって、開封時に、層間での界面剥離ではなく、主とし
て第1層での凝集剥離が生じるため、円滑かつ安定した
イージーピールが可能になるとともに、剥離面に膜引き
現象が起こらず、繊維化したり、糸引き現象を生じるこ
とがない。また、特定のポリマーをシール層の材料とし
て使用しているため、密封性も良好である。本発明は、
これらの知見に基づいて完成するに至ったものである。
ルムは、凝集破壊強度(凝集剥離強度)が低く押えられ
ているとともに、第2層との層間接着性(剥離強度)が
強く、しかも第1層の厚みもごく薄いものである。した
がって、開封時に、層間での界面剥離ではなく、主とし
て第1層での凝集剥離が生じるため、円滑かつ安定した
イージーピールが可能になるとともに、剥離面に膜引き
現象が起こらず、繊維化したり、糸引き現象を生じるこ
とがない。また、特定のポリマーをシール層の材料とし
て使用しているため、密封性も良好である。本発明は、
これらの知見に基づいて完成するに至ったものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かくして、本発明によれ
ば、少なくとも2層からなるヒートシール性積層フィル
ムであって、(a)シール層となる第1層は、エチレン
・メタクリル酸共重合体、エチレン・メタクリル酸メチ
ル共重合体、アイオノマー、エチレン・アクリル酸共重
合体、エチレン・アクリル酸エチル共重合体およびエチ
レン・アクリル酸メチル共重合体からなる群より選ばれ
る少なくとも1種のポリマー(S1)と、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンおよびエチレン・プロピレン共重合
体からなる群より選ばれる少なくとも1種のポリマー
(S2)とのブレンドポリマーを含有する層であって、
該第1層の厚みが20μm以下で、かつ、凝集破壊強度
が50〜1,000g/15mm幅の範囲内にあり、
ば、少なくとも2層からなるヒートシール性積層フィル
ムであって、(a)シール層となる第1層は、エチレン
・メタクリル酸共重合体、エチレン・メタクリル酸メチ
ル共重合体、アイオノマー、エチレン・アクリル酸共重
合体、エチレン・アクリル酸エチル共重合体およびエチ
レン・アクリル酸メチル共重合体からなる群より選ばれ
る少なくとも1種のポリマー(S1)と、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンおよびエチレン・プロピレン共重合
体からなる群より選ばれる少なくとも1種のポリマー
(S2)とのブレンドポリマーを含有する層であって、
該第1層の厚みが20μm以下で、かつ、凝集破壊強度
が50〜1,000g/15mm幅の範囲内にあり、
【0010】(b)第1層に隣接する第2層は、エチレ
ン・メタクリル酸共重合体、エチレン・メタクリル酸メ
チル共重合体、アイオノマー、エチレン・酢酸ビニル共
重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・ア
クリル酸エチル共重合体、エチレン・アクリル酸メチル
共重合体およびそれらのマレイン酸グラフト重合体から
なる群より選ばれる少なくとも1種のポリマーを含有す
る層であって、該第2層の凝集破壊強度が第1層の凝集
破壊強度の1.5倍以上であり、(c)少なくとも第1
層および第2層は共押出により積層されたものである、
ことを特徴とするイージーピール性共押出積層フィルム
が提供される。以下、本発明について詳述する。
ン・メタクリル酸共重合体、エチレン・メタクリル酸メ
チル共重合体、アイオノマー、エチレン・酢酸ビニル共
重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・ア
クリル酸エチル共重合体、エチレン・アクリル酸メチル
共重合体およびそれらのマレイン酸グラフト重合体から
なる群より選ばれる少なくとも1種のポリマーを含有す
る層であって、該第2層の凝集破壊強度が第1層の凝集
破壊強度の1.5倍以上であり、(c)少なくとも第1
層および第2層は共押出により積層されたものである、
ことを特徴とするイージーピール性共押出積層フィルム
が提供される。以下、本発明について詳述する。
【0011】(第1層)本発明のイージーピール性共押
出積層フィルムにおいて、シール層となる第1層は、エ
チレン・メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン
・メタクリル酸メチル共重合体(EMMA)、アイオノ
マー(IO)、エチレン・アクリル酸共重合体(EA
A)、エチレン・アクリル酸エチル共重合体(EEA)
およびエチレン・アクリル酸メチル共重合体(EMA)
からなる群より選ばれる少なくとも1種のポリマー(S
1)と、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(P
P)およびエチレン・プロピレン共重合体(Et−P
P)からなる群より選ばれる少なくとも1種のポリマー
(S2)とのブレンドポリマーを含有する層である。
出積層フィルムにおいて、シール層となる第1層は、エ
チレン・メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン
・メタクリル酸メチル共重合体(EMMA)、アイオノ
マー(IO)、エチレン・アクリル酸共重合体(EA
A)、エチレン・アクリル酸エチル共重合体(EEA)
およびエチレン・アクリル酸メチル共重合体(EMA)
からなる群より選ばれる少なくとも1種のポリマー(S
1)と、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(P
P)およびエチレン・プロピレン共重合体(Et−P
P)からなる群より選ばれる少なくとも1種のポリマー
(S2)とのブレンドポリマーを含有する層である。
【0012】ヒートシールによる密封性を確保するため
には、シール層を形成するポリマーは、ヒートシール性
に優れたものであることが必要である。一方、安定した
イージーピール性を発現させるためには、第1層の凝集
破壊強度を開封が容易となる程度にまで低減させなけれ
ばならない。そこで、本発明では、第1層のマトリック
スポリマーとして、前記ポリマーS1を用い、かつ、イ
ージーピール性を発現させるために、このポリマーS1
に対して非相溶性である特定のポリマーS2をブレンド
して、凝集破壊強度を調整している。
には、シール層を形成するポリマーは、ヒートシール性
に優れたものであることが必要である。一方、安定した
イージーピール性を発現させるためには、第1層の凝集
破壊強度を開封が容易となる程度にまで低減させなけれ
ばならない。そこで、本発明では、第1層のマトリック
スポリマーとして、前記ポリマーS1を用い、かつ、イ
ージーピール性を発現させるために、このポリマーS1
に対して非相溶性である特定のポリマーS2をブレンド
して、凝集破壊強度を調整している。
【0013】ポリマーS1に対するポリマーS2のブレン
ド割合(S1:S2)は、重量比で、通常、95:5〜6
5:45、好ましくは90:10〜60:40の範囲で
ある。ポリマーS2の割合が大きすぎると、密封性が低
下し、逆に、小さすぎると、凝集破壊強度を低下させる
ことが困難となる。
ド割合(S1:S2)は、重量比で、通常、95:5〜6
5:45、好ましくは90:10〜60:40の範囲で
ある。ポリマーS2の割合が大きすぎると、密封性が低
下し、逆に、小さすぎると、凝集破壊強度を低下させる
ことが困難となる。
【0014】第1層のポリマーブレンド層の凝集破壊強
度は、50〜1,000g/15mm幅の範囲内であ
り、好ましくは100〜700g/15mm幅である。
この凝集破壊強度とは、ASTM D903−49に準
拠した測定方法(後述する)により求めたもので、その
材質のもつ凝集力と相関性のある量である。第1層の凝
集破壊強度が1,000g/15mm幅を越えると、イ
ージーピール性が低下し、逆に、50g/15mm幅未
満であると、衝撃などでシール部が剥離し易くなる。
度は、50〜1,000g/15mm幅の範囲内であ
り、好ましくは100〜700g/15mm幅である。
この凝集破壊強度とは、ASTM D903−49に準
拠した測定方法(後述する)により求めたもので、その
材質のもつ凝集力と相関性のある量である。第1層の凝
集破壊強度が1,000g/15mm幅を越えると、イ
ージーピール性が低下し、逆に、50g/15mm幅未
満であると、衝撃などでシール部が剥離し易くなる。
【0015】開封が容易(イージーピール)であるため
には、一般的に剥離強度は、シール面積の大きい面シー
ルの場合には、好ましくは100〜300g/15mm
幅、シール面積が小さい線シールの場合には、好ましく
は500g/15mm幅程度とすることが実用的であ
る。本発明のイージーピール性共押出積層フィルムは、
開封時に第1層の凝集剥離により剥離されるため、シー
ル面の形状、面積等に合わせて、その凝集破壊強度を調
整することにより、シール部の剥離強度を所望の値にす
ることができる。
には、一般的に剥離強度は、シール面積の大きい面シー
ルの場合には、好ましくは100〜300g/15mm
幅、シール面積が小さい線シールの場合には、好ましく
は500g/15mm幅程度とすることが実用的であ
る。本発明のイージーピール性共押出積層フィルムは、
開封時に第1層の凝集剥離により剥離されるため、シー
ル面の形状、面積等に合わせて、その凝集破壊強度を調
整することにより、シール部の剥離強度を所望の値にす
ることができる。
【0016】第1層の厚みは、20μm以下、好ましく
は10μm以下、さらに好ましくは1〜7μmの範囲で
ある。第1層の厚みが20μmを越えると、開封時に糸
引き現象を起こすので、好ましくない。
は10μm以下、さらに好ましくは1〜7μmの範囲で
ある。第1層の厚みが20μmを越えると、開封時に糸
引き現象を起こすので、好ましくない。
【0017】(第2層)第2層は、接着剤を介すること
なく共押出法により直接第1層に隣接して設ける。第2
層を構成するポリマーは、第1層との層間接着性を強く
するために、前記第1層のマトリックスポリマーS1と
実質的に同じ材質のものを使用することが好ましい。す
なわち、第2層は、EMAA、EMMA、IO、エチレ
ン・酢酸ビニル共重合体(EVA)、EAA、EEA、
EMAおよびそれらのマレイン酸グラフト重合体からな
る群より選ばれる少なくとも1種のポリマーを含有する
層である。第1層との層間接着性を損なわず、かつ、凝
集破壊強度に関する要件を満足する限りにおいて、例え
ば、前記第1層のポリマーS2などの他のポリマーを少
量ブレンドしたものであってもよい。
なく共押出法により直接第1層に隣接して設ける。第2
層を構成するポリマーは、第1層との層間接着性を強く
するために、前記第1層のマトリックスポリマーS1と
実質的に同じ材質のものを使用することが好ましい。す
なわち、第2層は、EMAA、EMMA、IO、エチレ
ン・酢酸ビニル共重合体(EVA)、EAA、EEA、
EMAおよびそれらのマレイン酸グラフト重合体からな
る群より選ばれる少なくとも1種のポリマーを含有する
層である。第1層との層間接着性を損なわず、かつ、凝
集破壊強度に関する要件を満足する限りにおいて、例え
ば、前記第1層のポリマーS2などの他のポリマーを少
量ブレンドしたものであってもよい。
【0018】第2層の凝集破壊強度は、第1層の凝集破
壊強度の1.5倍以上とすることが必要である。好まし
くは3倍以上、より好ましくは5倍以上である。第2層
の凝集破壊強度が第1層の凝集破壊強度の1.5倍未満
であると、開封時の第1層の凝集破壊が第2層にまで伝
藩し、円滑な開封が損なわれ、しかも糸引き現象が発生
し易くなる。また、第2層の凝集破壊強度が小さすぎる
と、衝撃によりシール部が剥離し易くなる。
壊強度の1.5倍以上とすることが必要である。好まし
くは3倍以上、より好ましくは5倍以上である。第2層
の凝集破壊強度が第1層の凝集破壊強度の1.5倍未満
であると、開封時の第1層の凝集破壊が第2層にまで伝
藩し、円滑な開封が損なわれ、しかも糸引き現象が発生
し易くなる。また、第2層の凝集破壊強度が小さすぎる
と、衝撃によりシール部が剥離し易くなる。
【0019】本願発明では、第2層のポリマーとして、
前記特定のポリマーを単独または主成分として用いてい
るため、第1層と第2層との層間剥離強度は、第1層の
凝集破壊強度よりも高くなっている。これに対して、P
EやPPなどの接着力のないポリマーを第2層に用いる
と、第1層と第2層との層間剥離強度が第1層の凝集破
壊強度よりも小さくなり、剥離時に層間の界面に応力集
中を生じて界面剥離を生じる。界面剥離(層間剥離)が
生じると、均一かつ円滑(スムーズ)に剥離せず、しか
も剥離面の美観も損なわれる。第2層の厚みは、通常、
500μm以下、好ましくは200〜10μm、さらに
好ましくは100〜20μmである。
前記特定のポリマーを単独または主成分として用いてい
るため、第1層と第2層との層間剥離強度は、第1層の
凝集破壊強度よりも高くなっている。これに対して、P
EやPPなどの接着力のないポリマーを第2層に用いる
と、第1層と第2層との層間剥離強度が第1層の凝集破
壊強度よりも小さくなり、剥離時に層間の界面に応力集
中を生じて界面剥離を生じる。界面剥離(層間剥離)が
生じると、均一かつ円滑(スムーズ)に剥離せず、しか
も剥離面の美観も損なわれる。第2層の厚みは、通常、
500μm以下、好ましくは200〜10μm、さらに
好ましくは100〜20μmである。
【0020】(イージーピール性共押出積層フィルム)
本発明のイージーピール性共押出積層フィルムは、少な
くとも前記第1層および第2層を含むものである。第1
層と第2層とは、共押出により積層される。第1層は、
シール層となるため、最外層を構成する。第2層の反対
面には、所望により各種の層を積層することができる。
ブレンドポリマー層を形成するには、粉末またはペレッ
トをドライブレンドして配合物を作り、これを用いて共
押出すればよい。
本発明のイージーピール性共押出積層フィルムは、少な
くとも前記第1層および第2層を含むものである。第1
層と第2層とは、共押出により積層される。第1層は、
シール層となるため、最外層を構成する。第2層の反対
面には、所望により各種の層を積層することができる。
ブレンドポリマー層を形成するには、粉末またはペレッ
トをドライブレンドして配合物を作り、これを用いて共
押出すればよい。
【0021】本発明のイージーピール性共押出積層フィ
ルムは、基材フィルムと積層して、包装体の蓋材あるい
は底材とすることができる。基材フィルムとしては、通
常、ガスバリヤー性樹脂層、および必要に応じて設けら
れる補強層、層間の接着のための接着剤層を含む積層体
が使用される。これらの基材フィルムは、第1層および
第2層とともに共押出することにより、イージーピール
性共押出積層フィルムの構成要素とすることができる。
あるいは、それぞれ製膜後に、両者をラミネートしても
よい。基材フィルムとの積層方法は、特に限定されな
い。
ルムは、基材フィルムと積層して、包装体の蓋材あるい
は底材とすることができる。基材フィルムとしては、通
常、ガスバリヤー性樹脂層、および必要に応じて設けら
れる補強層、層間の接着のための接着剤層を含む積層体
が使用される。これらの基材フィルムは、第1層および
第2層とともに共押出することにより、イージーピール
性共押出積層フィルムの構成要素とすることができる。
あるいは、それぞれ製膜後に、両者をラミネートしても
よい。基材フィルムとの積層方法は、特に限定されな
い。
【0022】なお、本発明のイージーピール性共押出積
層フィルムの第2層を構成するポリマーがマレイン酸グ
ラフト重合体である場合には、基材フィルムとの層間接
着性が良好で有るため、必ずしも接着剤層を使用しなく
てもよい。
層フィルムの第2層を構成するポリマーがマレイン酸グ
ラフト重合体である場合には、基材フィルムとの層間接
着性が良好で有るため、必ずしも接着剤層を使用しなく
てもよい。
【0023】ガスバリヤー性樹脂層としては、例えば、
塩化ビニルデン樹脂(PVDC)、エチレン・酢酸ビニ
ル共重合体ケン化物(EVOH)、ポリビニルアルコー
ル、ポリアミド、ポリエステル、ニトリル系樹脂、塩化
ビニリデンコートセロファンなどのフィルム、塗膜シー
トおよびプレートから選ばれたものや、これらにアルミ
箔、金属蒸着フィルムなどを含む樹脂層でもよい。補強
層としては、ガスバリヤー性樹脂層の中から補強性を有
するものが用いられるが、そのほか、塩化ビニル樹脂
(PVC)、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリオ
レフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂などが好ましい。
接着剤としては、例えば、エチレン・酢酸ビニル共重合
体、塩素化ポリエチレン、エチレン共重合体の不飽和カ
ルボン酸グラフト物などがそれぞれ必要に応じて使用さ
れる。
塩化ビニルデン樹脂(PVDC)、エチレン・酢酸ビニ
ル共重合体ケン化物(EVOH)、ポリビニルアルコー
ル、ポリアミド、ポリエステル、ニトリル系樹脂、塩化
ビニリデンコートセロファンなどのフィルム、塗膜シー
トおよびプレートから選ばれたものや、これらにアルミ
箔、金属蒸着フィルムなどを含む樹脂層でもよい。補強
層としては、ガスバリヤー性樹脂層の中から補強性を有
するものが用いられるが、そのほか、塩化ビニル樹脂
(PVC)、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリオ
レフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂などが好ましい。
接着剤としては、例えば、エチレン・酢酸ビニル共重合
体、塩素化ポリエチレン、エチレン共重合体の不飽和カ
ルボン酸グラフト物などがそれぞれ必要に応じて使用さ
れる。
【0024】本発明のイージーピール性共押出積層フィ
ルムは、蓋材と底材からなる包装体において、シール部
から容易に開封可能な、イージーピール機能を付与した
ものである。シール相手のシール面を形成する被シール
層の材質は、ヒートシールが可能なものであればよい
が、その中でも、EMAA、EMMA、IOおよびEV
Aが好ましく、特に、IOおよびEVAが好ましい。ま
た、被シール層の厚さは、通常、20〜70μm、好ま
しくは30〜60μmである。シール相手は、通常、シ
ール層と、ガスバリヤー性樹脂層、補強層などを有して
いる。
ルムは、蓋材と底材からなる包装体において、シール部
から容易に開封可能な、イージーピール機能を付与した
ものである。シール相手のシール面を形成する被シール
層の材質は、ヒートシールが可能なものであればよい
が、その中でも、EMAA、EMMA、IOおよびEV
Aが好ましく、特に、IOおよびEVAが好ましい。ま
た、被シール層の厚さは、通常、20〜70μm、好ま
しくは30〜60μmである。シール相手は、通常、シ
ール層と、ガスバリヤー性樹脂層、補強層などを有して
いる。
【0025】本発明のイージーピール性共押出積層フィ
ルムを含む包装材料は、例えば、食肉、スライスハムな
どを深絞り容器に入れ、蓋材で覆って容器周辺部をヒー
トシールする包装用として好適である。本発明のイージ
ーピール性共押出積層フィルムは、開封時に第1層が凝
集破壊して剥離するため、均一かつ円滑に開封すること
ができ、しかも糸引き現象、膜引き現象などがなく、美
麗な剥離面となる。特に、シール相手のシール層がIO
やEVAなどの場合には、第1層を形成するブレンドポ
リマー中のポリマーS1がエチレン・メタクリル酸共重
合体で、ポリマーS2がエチレン・プロピレン共重合体
であり、第2層を形成するポリマーがエチレン・メタク
リル酸共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体または
それらのマレイン酸グラフト重合体であるイージーピー
ル性共押出積層フィルムを用いることが好ましい。
ルムを含む包装材料は、例えば、食肉、スライスハムな
どを深絞り容器に入れ、蓋材で覆って容器周辺部をヒー
トシールする包装用として好適である。本発明のイージ
ーピール性共押出積層フィルムは、開封時に第1層が凝
集破壊して剥離するため、均一かつ円滑に開封すること
ができ、しかも糸引き現象、膜引き現象などがなく、美
麗な剥離面となる。特に、シール相手のシール層がIO
やEVAなどの場合には、第1層を形成するブレンドポ
リマー中のポリマーS1がエチレン・メタクリル酸共重
合体で、ポリマーS2がエチレン・プロピレン共重合体
であり、第2層を形成するポリマーがエチレン・メタク
リル酸共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体または
それらのマレイン酸グラフト重合体であるイージーピー
ル性共押出積層フィルムを用いることが好ましい。
【0026】<凝集破壊強度の測定法>本発明における
第1層および第2層の凝集破壊強度は、以下の測定法に
より測定した値である。凝集破壊強度を測定すべき材質
の層を50μmの表層とし、接着層(15μm)、PV
C層(150μm)の共押出し積層フィルムを作成し
た。なお、PVCは、重合度720のもの(呉羽化学
製)を、また、接着剤は、エチレン・酢酸ビニル共重合
体の不飽和カルボン酸変性物(昭和電工製、商品名ショ
ーアロマー)を用いた。
第1層および第2層の凝集破壊強度は、以下の測定法に
より測定した値である。凝集破壊強度を測定すべき材質
の層を50μmの表層とし、接着層(15μm)、PV
C層(150μm)の共押出し積層フィルムを作成し
た。なお、PVCは、重合度720のもの(呉羽化学
製)を、また、接着剤は、エチレン・酢酸ビニル共重合
体の不飽和カルボン酸変性物(昭和電工製、商品名ショ
ーアロマー)を用いた。
【0027】この積層フィルムの表層同士を重ね合わ
せ、幅60mm×長さ100mmのフィルム片を切り取
った。このフィルム片の長さ方向の先端40mmを残し
て、160℃、3kg/cm2、1秒の条件でヒートシ
ールした。ついで、このフィルム片から幅15mm×長
さ40mm(30mmはヒートシールされた部分、10
mmはヒートシールされない部分)の試験片を切り取
り、ASTM D903−49に準拠した測定方法によ
り測定すべき材質の凝集破壊強度を求めた。
せ、幅60mm×長さ100mmのフィルム片を切り取
った。このフィルム片の長さ方向の先端40mmを残し
て、160℃、3kg/cm2、1秒の条件でヒートシ
ールした。ついで、このフィルム片から幅15mm×長
さ40mm(30mmはヒートシールされた部分、10
mmはヒートシールされない部分)の試験片を切り取
り、ASTM D903−49に準拠した測定方法によ
り測定すべき材質の凝集破壊強度を求めた。
【0028】念のため、ヒートシールした表層同士の断
面を電子顕微鏡により観察したが、表面同士は完全に溶
着しており、境界面は認められなかった。また、凝集破
壊により剥離した層の表面は、電子顕微鏡による観察に
よると、粗面を呈しており、凝集破壊が起こっているこ
とが認められた。
面を電子顕微鏡により観察したが、表面同士は完全に溶
着しており、境界面は認められなかった。また、凝集破
壊により剥離した層の表面は、電子顕微鏡による観察に
よると、粗面を呈しており、凝集破壊が起こっているこ
とが認められた。
【0029】
【実施例】以下に実施例および比較例を挙げて、本発明
についてさらに具体的に説明するが、本発明は、これら
の実施例のみに限定されるものではない。
についてさらに具体的に説明するが、本発明は、これら
の実施例のみに限定されるものではない。
【0030】[実施例1]PET/接着層/EVOH/
接着層/EMAA/(EMAA+Et−PP)なる積層
構成で、共押出により厚み150μmの積層フィルムを
作成した。共押出は、各成分を口径45mm、L/D比
28の押出機により共押出ダイに供給して行なった。
接着層/EMAA/(EMAA+Et−PP)なる積層
構成で、共押出により厚み150μmの積層フィルムを
作成した。共押出は、各成分を口径45mm、L/D比
28の押出機により共押出ダイに供給して行なった。
【0031】第1層のシーラント材質は、MI(メルト
インデックス)が3g/10分 MAA含量9重量%の
EMAAを70重量%と、MIが7g/10分のEt−
PP30重量%との溶融ブレンド物である。第1層(E
MAA+Et−PP)の厚みは5μmであり、その凝集
破壊強度は200g/15mm幅であった。また、第2
層のEMAA層の厚みは70μmであり、その凝集破壊
強度は1,800g/15mmであった。
インデックス)が3g/10分 MAA含量9重量%の
EMAAを70重量%と、MIが7g/10分のEt−
PP30重量%との溶融ブレンド物である。第1層(E
MAA+Et−PP)の厚みは5μmであり、その凝集
破壊強度は200g/15mm幅であった。また、第2
層のEMAA層の厚みは70μmであり、その凝集破壊
強度は1,800g/15mmであった。
【0032】この積層フィルムを用いて、深絞り成形を
行ない容器を作成した。この容器のシール幅は、50〜
100mmで面シール状態とした。この容器を底材と
し、蓋材として、シーラントがアイオノマーであり、塩
化ビニリデン樹脂(PVDC)をラッテクスコートした
セロファンにPPをラミネートした積層体を用い、ヒー
トシールした包装体を造った。ヒートシールは、130
℃、5kg/cm2 、1.5秒の条件で行なった。
行ない容器を作成した。この容器のシール幅は、50〜
100mmで面シール状態とした。この容器を底材と
し、蓋材として、シーラントがアイオノマーであり、塩
化ビニリデン樹脂(PVDC)をラッテクスコートした
セロファンにPPをラミネートした積層体を用い、ヒー
トシールした包装体を造った。ヒートシールは、130
℃、5kg/cm2 、1.5秒の条件で行なった。
【0033】得られた密封包装体は、シール部を手で容
易に剥離することができた。その剥離強度は、200g
/15mm幅であった。そして、剥離方向や剥離方法に
関係なく、剥離は極めて円滑に行なうことができ、しか
も剥離面は、糸引き現象のないきめ細かな凝集破壊面を
形成し、外観良好であった。一方、シール部のシール性
については、スライスハムを入れて保存したところ、ノ
ーイージーピールの密閉容器を用いた場合と同様に、内
容物の鮮度が保たれていることが確認できた。
易に剥離することができた。その剥離強度は、200g
/15mm幅であった。そして、剥離方向や剥離方法に
関係なく、剥離は極めて円滑に行なうことができ、しか
も剥離面は、糸引き現象のないきめ細かな凝集破壊面を
形成し、外観良好であった。一方、シール部のシール性
については、スライスハムを入れて保存したところ、ノ
ーイージーピールの密閉容器を用いた場合と同様に、内
容物の鮮度が保たれていることが確認できた。
【0034】なお、使用した各ポリマーは、次のとおり
である。 PET:コポリエステル(イーストマンケミカル製、K
ODAR PETG6763;テレフタル酸とエチレ
ングリコール、シクロヘキサンジメタノールとの共重合
体) 接着剤:エチレン・酢酸ビニル共重合体の不飽和カルボ
ン酸変性物(三井石油化学製、アドマーSF−705) EVOH:(クラレ製、エバールEP−K、エチレン含
有量38%、融点175℃) EMAA:(三井デュポン製、ニュークレル、メタクリ
ル酸含量9重量%、MI=3g/10分、融点98℃) Et−PP:(住友化学製、ノーブレン、エチレン含量
5重量%、MI=7g/10分、融点142℃) 蓋 材:大日本印刷(株)製;アイオノマー層、PVD
Cをラテックスコートしたセロファン層、2軸延伸PP
層をドライラミネートしたフィルム。
である。 PET:コポリエステル(イーストマンケミカル製、K
ODAR PETG6763;テレフタル酸とエチレ
ングリコール、シクロヘキサンジメタノールとの共重合
体) 接着剤:エチレン・酢酸ビニル共重合体の不飽和カルボ
ン酸変性物(三井石油化学製、アドマーSF−705) EVOH:(クラレ製、エバールEP−K、エチレン含
有量38%、融点175℃) EMAA:(三井デュポン製、ニュークレル、メタクリ
ル酸含量9重量%、MI=3g/10分、融点98℃) Et−PP:(住友化学製、ノーブレン、エチレン含量
5重量%、MI=7g/10分、融点142℃) 蓋 材:大日本印刷(株)製;アイオノマー層、PVD
Cをラテックスコートしたセロファン層、2軸延伸PP
層をドライラミネートしたフィルム。
【0035】また、シール部の剥離強度は、ヒートシー
ル部から試験片を切り取り、引張試験機(東洋ボールド
ウィン社製、商品名UTM−III型テンシロン)を用
いて、200mm/分の引張速度で測定した。
ル部から試験片を切り取り、引張試験機(東洋ボールド
ウィン社製、商品名UTM−III型テンシロン)を用
いて、200mm/分の引張速度で測定した。
【0036】[実施例2]第2層をMIが3g/10
分、MAA含量9重量%のEMAA90重量%と実施例
1のEt−PP10重量%の溶融ブレンド物とした以外
は実施例1と同じ材料、厚みおよび製法により、ヒート
シールした包装体を造った。
分、MAA含量9重量%のEMAA90重量%と実施例
1のEt−PP10重量%の溶融ブレンド物とした以外
は実施例1と同じ材料、厚みおよび製法により、ヒート
シールした包装体を造った。
【0037】得られた包装体は、シール部を手で容易に
剥離することができた。その剥離強度は200g/15
mm幅であった。また、第2層の凝集破壊強度は350
g/15mm幅であった。そして、剥離方向や剥離方法
に関係なく、糸引き現象のない良好な凝集破壊面を形成
した。
剥離することができた。その剥離強度は200g/15
mm幅であった。また、第2層の凝集破壊強度は350
g/15mm幅であった。そして、剥離方向や剥離方法
に関係なく、糸引き現象のない良好な凝集破壊面を形成
した。
【0038】[比較例1〜3]底材の各層構成を表1に
示すとおりに変更したこと以外は、実施例1と同様にし
て密閉容器を作成し、同様に剥離試験を行なった。結果
を表1に示す。表1から明らかなように、実施例1の層
構成において、EMAA層を薄くし、その分第1層のシ
ーラント層を厚くして、厚み30μm以上とすると(比
較例1)、剥離時に糸引き現象を生じる。第2層におい
て、EMAAに実施例1のEt−PPをブレンドして、
凝集破壊強度を280g/15mm幅とすると(比較例
2)、糸引き現象がこの層まで伝播して拡大され、美感
を損なう。また、第2層に実施例1のEt−PPを用い
ると(比較例3)、第1層と第2層との界面で剥離が生
じ、剥離を円滑に行なうことができず、また、剥離面の
美観が劣るものであった。
示すとおりに変更したこと以外は、実施例1と同様にし
て密閉容器を作成し、同様に剥離試験を行なった。結果
を表1に示す。表1から明らかなように、実施例1の層
構成において、EMAA層を薄くし、その分第1層のシ
ーラント層を厚くして、厚み30μm以上とすると(比
較例1)、剥離時に糸引き現象を生じる。第2層におい
て、EMAAに実施例1のEt−PPをブレンドして、
凝集破壊強度を280g/15mm幅とすると(比較例
2)、糸引き現象がこの層まで伝播して拡大され、美感
を損なう。また、第2層に実施例1のEt−PPを用い
ると(比較例3)、第1層と第2層との界面で剥離が生
じ、剥離を円滑に行なうことができず、また、剥離面の
美観が劣るものであった。
【0039】[実施例3]PVC/接着層/EVOH/
接着層/EVA/(EMAA+Et−PP)なる積層構
成で、実施例1と同様に共押出により厚み300μmの
積層フィルムを作成した。第1層のシーラント材質は、
MIが7g/10分、MAA含量12重量%のEMAA
を85重量%と、実施例1のEt−PP15重量%との
溶融ブレンド物である。第1層(EMAA+Et−P
P)の厚みは5μmであり、その凝集破壊強度は500
g/15mm幅であった。また、第2層のEVA層の厚
みは70μmであり、その凝集破壊強度は3,000g
/15mmであった。
接着層/EVA/(EMAA+Et−PP)なる積層構
成で、実施例1と同様に共押出により厚み300μmの
積層フィルムを作成した。第1層のシーラント材質は、
MIが7g/10分、MAA含量12重量%のEMAA
を85重量%と、実施例1のEt−PP15重量%との
溶融ブレンド物である。第1層(EMAA+Et−P
P)の厚みは5μmであり、その凝集破壊強度は500
g/15mm幅であった。また、第2層のEVA層の厚
みは70μmであり、その凝集破壊強度は3,000g
/15mmであった。
【0040】この積層フィルムを用いて、トレイ成形し
た。このトレイのシール幅は、5〜10mmであり、線
シール状態とした。これを底材とし、蓋材としてシーラ
ントがEVAであり、PVDCおよび軟質PVC(S−
PVC)を積層した多層フィルムを用いた。これらを1
30℃、5kg/cm2、1.5秒の条件でヒートシー
ルし、密閉包装体を作成した。
た。このトレイのシール幅は、5〜10mmであり、線
シール状態とした。これを底材とし、蓋材としてシーラ
ントがEVAであり、PVDCおよび軟質PVC(S−
PVC)を積層した多層フィルムを用いた。これらを1
30℃、5kg/cm2、1.5秒の条件でヒートシー
ルし、密閉包装体を作成した。
【0041】この包装体はシール部を簡単に手で剥離す
ることができ、そのときの剥離強度は、500g/15
mm幅であった。そして、剥離方向や剥離方法に関係な
く、糸引き現象のない、極めて均一かつ円滑なイージー
ピール性が得られた。
ることができ、そのときの剥離強度は、500g/15
mm幅であった。そして、剥離方向や剥離方法に関係な
く、糸引き現象のない、極めて均一かつ円滑なイージー
ピール性が得られた。
【0042】なお、使用した各ポリマーは、次のとおり
である。 PVC:(呉羽化学製、重合度720) EVA:(三井ポリケミニカル製、エバフレックス、酢
酸ビニル含量14重量%、MI=3.4g/10分) EMAA:(三井デュポン製、ニュークレル、メタクリ
ル酸含量12重量%、MI=7g/10分、融点95
℃) 蓋 材:(呉羽化学製、ペアフレックス)EVA層(三
井ポリケミカル製、エバフレックス、酢酸ビニル含量1
4重量%、MI=3.4g/10分)、PVDC樹脂
層、軟質PVC樹脂層(呉羽化学製、重合度1700の
PVCに可塑剤を添加したもの)の積層体。
である。 PVC:(呉羽化学製、重合度720) EVA:(三井ポリケミニカル製、エバフレックス、酢
酸ビニル含量14重量%、MI=3.4g/10分) EMAA:(三井デュポン製、ニュークレル、メタクリ
ル酸含量12重量%、MI=7g/10分、融点95
℃) 蓋 材:(呉羽化学製、ペアフレックス)EVA層(三
井ポリケミカル製、エバフレックス、酢酸ビニル含量1
4重量%、MI=3.4g/10分)、PVDC樹脂
層、軟質PVC樹脂層(呉羽化学製、重合度1700の
PVCに可塑剤を添加したもの)の積層体。
【0043】[比較例4〜5]底材の各層構成を表2に
示すとおりに変更したこと以外は、実施例3と同様にし
て密閉包装体を作成し、同様に剥離試験を行なった。結
果を表2に示す。底材の第2層のEVA層を薄くし、そ
の分第1層のシーラント層を厚くし、厚みが50μmと
なるフィルム構成を採用すると(比較例4)、イージー
ピールが不安定になり、剥離時に糸引き現象を生じる。
第2層において、EVAにPEを20重量%ブレンド
し、凝集破壊強度を600g/15mm幅に低下させた
ものを用いると(比較例5)、糸引き現象がこの層まで
伝播して拡大され、剥離面の美感を損なう。また、第2
層の材質をPEとすると(比較例6)、第1層と第2層
の層間で界面剥離を生じ、外観を損なう。 PE :(三井ポリケミカル製、ミラソン−12、MI
=3.0g/10分)
示すとおりに変更したこと以外は、実施例3と同様にし
て密閉包装体を作成し、同様に剥離試験を行なった。結
果を表2に示す。底材の第2層のEVA層を薄くし、そ
の分第1層のシーラント層を厚くし、厚みが50μmと
なるフィルム構成を採用すると(比較例4)、イージー
ピールが不安定になり、剥離時に糸引き現象を生じる。
第2層において、EVAにPEを20重量%ブレンド
し、凝集破壊強度を600g/15mm幅に低下させた
ものを用いると(比較例5)、糸引き現象がこの層まで
伝播して拡大され、剥離面の美感を損なう。また、第2
層の材質をPEとすると(比較例6)、第1層と第2層
の層間で界面剥離を生じ、外観を損なう。 PE :(三井ポリケミカル製、ミラソン−12、MI
=3.0g/10分)
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】(*1)EMAA(MAA含量9重量%、
MI=3g/10分、融点98℃)とEt−PP(MI
=7g/10分、融点142℃)を重量比で70:30
でブレンドしたもの。 (*2)EMAA(MAA含量9重量%、MI=3g/
10分、融点98℃)とEt−PP(MI=7g/10
分、融点142℃)を重量比で80:20でブレンドし
たもの (*3)EMAA(MAA含量12重量%、MI=7g
/10分、融点95℃)とEt−PP(MI=7g/1
0分、融点142℃)を重量比で85:15でブレンド
したもの。 (*4)EVAとPEを重量比で80:20でブレンド
したもの。 (*5)EMAA(MAA含量9重量%、MI=3g/
10分、融点98℃)とEt−PP(MI=7g/10
分、融点142℃)を重量比で90:10でブレンドし
たもの。
MI=3g/10分、融点98℃)とEt−PP(MI
=7g/10分、融点142℃)を重量比で70:30
でブレンドしたもの。 (*2)EMAA(MAA含量9重量%、MI=3g/
10分、融点98℃)とEt−PP(MI=7g/10
分、融点142℃)を重量比で80:20でブレンドし
たもの (*3)EMAA(MAA含量12重量%、MI=7g
/10分、融点95℃)とEt−PP(MI=7g/1
0分、融点142℃)を重量比で85:15でブレンド
したもの。 (*4)EVAとPEを重量比で80:20でブレンド
したもの。 (*5)EMAA(MAA含量9重量%、MI=3g/
10分、融点98℃)とEt−PP(MI=7g/10
分、融点142℃)を重量比で90:10でブレンドし
たもの。
【0047】[実施例4]PET/接着層/EVOH/
Ny−6/EVA−g−MAA/(EMAA+Et−P
P)なる積層構成で、実施例1と同様に共押出により厚
み55μmの積層フィルムを作成した。第1層のシーラ
ント材質は実施例1と同じブレンド物(EMAA+Et
−PP)を用いた。第1層の厚みは4μmであり、その
凝集破壊強度は200g/15mm幅であった。また、
第2層の材質はMIが3.3g/10分、融点92℃の
エチレン・酢酸ビニル共重合体のマレイン酸グラフト重
合体である。第2層の厚みは3μmあり、その凝集破壊
強度は1000g/15mm幅であった。
Ny−6/EVA−g−MAA/(EMAA+Et−P
P)なる積層構成で、実施例1と同様に共押出により厚
み55μmの積層フィルムを作成した。第1層のシーラ
ント材質は実施例1と同じブレンド物(EMAA+Et
−PP)を用いた。第1層の厚みは4μmであり、その
凝集破壊強度は200g/15mm幅であった。また、
第2層の材質はMIが3.3g/10分、融点92℃の
エチレン・酢酸ビニル共重合体のマレイン酸グラフト重
合体である。第2層の厚みは3μmあり、その凝集破壊
強度は1000g/15mm幅であった。
【0048】この積層フィルムを用いて、実施例1と同
様にして深絞り容器を作成し、これを底材とし、実施例
1で用いた蓋材とをヒートシールした包装体を作成し
た。得られた包装体は、シール部を手で容易に剥離する
ことができた。その剥離強度は200g/15mm幅で
あった。そして、剥離方向や剥離方法に関係なく、糸引
き現象のない良好な凝集破壊面を形成した。
様にして深絞り容器を作成し、これを底材とし、実施例
1で用いた蓋材とをヒートシールした包装体を作成し
た。得られた包装体は、シール部を手で容易に剥離する
ことができた。その剥離強度は200g/15mm幅で
あった。そして、剥離方向や剥離方法に関係なく、糸引
き現象のない良好な凝集破壊面を形成した。
【0049】
【表3】
【0050】なお、使用した各ポリマーは、次のとおり
である。 PET:コポリエステル(イーストマンケミカル製、K
ODAR PETG6763;テレフタル酸とエチレ
ングリコール、シクロヘキサンジメタノールとの共重合
体) 接着剤:エチレン・酢酸ビニル共重合体の不飽和カルボ
ン酸変性物(三井石油化学製、アドマーSF−705) EVOH:(クラレ製、エバールEP−K、エチレン含
有量38%、融点175℃) (*6)EVA−g−MAA:エチレン・酢酸ビニル共
重合体のマレイン酸グラフト重合体(三菱油化製、モデ
ィツクE−300K、MI=3.3g/10分、融点9
2℃) (*7)Ny−6:ナイロン6(東レ製、アミラン C
M1021XF、融点225℃)
である。 PET:コポリエステル(イーストマンケミカル製、K
ODAR PETG6763;テレフタル酸とエチレ
ングリコール、シクロヘキサンジメタノールとの共重合
体) 接着剤:エチレン・酢酸ビニル共重合体の不飽和カルボ
ン酸変性物(三井石油化学製、アドマーSF−705) EVOH:(クラレ製、エバールEP−K、エチレン含
有量38%、融点175℃) (*6)EVA−g−MAA:エチレン・酢酸ビニル共
重合体のマレイン酸グラフト重合体(三菱油化製、モデ
ィツクE−300K、MI=3.3g/10分、融点9
2℃) (*7)Ny−6:ナイロン6(東レ製、アミラン C
M1021XF、融点225℃)
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、シール相手材との密封
性が良好であるとともに、糸引き現象や膜引き現象を生
じることなく容易に開封でき、剥離した面の見栄えの良
いイージーピール性共押出積層フィルムが提供される。
また、本発明によれば、シール層の凝集剥離により、均
一かつ円滑なイージーピールを可能とするイージーピー
ル性共押出積層フィルムが提供される。本発明のイージ
ーピール性共押出積層フィルムを用いると、剥離面の糸
引き現象や繊維化によるザラザラ感が低減され、シール
面の見栄えも美麗いになり、商品価値を向上させること
ができる。さらに、この積層フィルムにガスバリヤー性
の層を積層した積層体を用いて深絞り容器を作成し、こ
れに食肉やスライスハムなどの食品を入れ、蓋材で覆っ
て容器周辺部をヒートシールすると、密封性を満足する
とともに、消費時に容易に開封できるイージーピール性
が付与された製品を得ることができる。
性が良好であるとともに、糸引き現象や膜引き現象を生
じることなく容易に開封でき、剥離した面の見栄えの良
いイージーピール性共押出積層フィルムが提供される。
また、本発明によれば、シール層の凝集剥離により、均
一かつ円滑なイージーピールを可能とするイージーピー
ル性共押出積層フィルムが提供される。本発明のイージ
ーピール性共押出積層フィルムを用いると、剥離面の糸
引き現象や繊維化によるザラザラ感が低減され、シール
面の見栄えも美麗いになり、商品価値を向上させること
ができる。さらに、この積層フィルムにガスバリヤー性
の層を積層した積層体を用いて深絞り容器を作成し、こ
れに食肉やスライスハムなどの食品を入れ、蓋材で覆っ
て容器周辺部をヒートシールすると、密封性を満足する
とともに、消費時に容易に開封できるイージーピール性
が付与された製品を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C08L 23/08 LCD 7107−4J B29K 23:00 B29L 9:00 4F
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくとも2層からなるヒートシール性
積層フィルムであって、(a)シール層となる第1層
は、エチレン・メタクリル酸共重合体、エチレン・メタ
クリル酸メチル共重合体、アイオノマー、エチレン・ア
クリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エチル共重合
体およびエチレン・アクリル酸メチル共重合体からなる
群より選ばれる少なくとも1種のポリマー(S1)と、
ポリエチレン、ポリプロピレンおよびエチレン・プロピ
レン共重合体からなる群より選ばれる少なくとも1種の
ポリマー(S2)とのブレンドポリマーを含有する層で
あって、該第1層の厚みが20μm以下で、かつ、凝集
破壊強度が50〜1,000g/15mm幅の範囲内に
あり、(b)第1層に隣接する第2層は、エチレン・メ
タクリル酸共重合体、エチレン・メタクリル酸メチル共
重合体、アイオノマー、エチレン・酢酸ビニル共重合
体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリ
ル酸エチル共重合体、エチレン・アクリル酸メチル共重
合体およびそれらのマレイン酸グラフト重合体からなる
群より選ばれる少なくとも1種のポリマーを含有する層
であって、該第2層の凝集破壊強度が第1層の凝集破壊
強度の1.5倍以上であり、(c)少なくとも第1層お
よび第2層は共押出により積層されたものである、こと
を特徴とするイージーピール性共押出積層フィルム。 - 【請求項2】 第1層を形成するブレンドポリマーが、
ポリマーS1とポリマーS2の重量比(S1:S2)が9
5:5〜65:45の範囲内のブレンドポリマーである
請求項1記載のイージーピール性共押出積層フィルム。 - 【請求項3】 第1層の厚みが1〜7μmの範囲内にあ
る請求項1または2記載のイージーピール性共押出積層
フィルム。 - 【請求項4】 第2層の凝集破壊強度が第1層の凝集破
壊強度の3倍以上である請求項1ないし3のいずれか1
項記載のイージーピール性共押出積層フィルム。 - 【請求項5】 第1層を形成するブレンドポリマー中の
ポリマーS1がエチレン・メタクリル酸共重合体で、ポ
リマーS2がエチレン・プロピレン共重合体であり、第
2層を形成するポリマーがエチレン・メタクリル酸共重
合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体またはそれらのマ
レイン酸グラフト重合体である請求項1ないし4のいず
れか1項記載のイージーピール性共押出積層フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4091817A JP2724938B2 (ja) | 1991-03-19 | 1992-03-17 | イージーピール性共押出積層フィルム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-78288 | 1991-03-19 | ||
JP7828891 | 1991-03-19 | ||
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05212835A true JPH05212835A (ja) | 1993-08-24 |
JP2724938B2 JP2724938B2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=26419366
Family Applications (1)
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JP4091817A Expired - Fee Related JP2724938B2 (ja) | 1991-03-19 | 1992-03-17 | イージーピール性共押出積層フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07186234A (ja) * | 1993-12-27 | 1995-07-25 | Du Pont Mitsui Polychem Co Ltd | 易開封性包装材料の製造方法 |
JP2000272064A (ja) * | 1999-03-26 | 2000-10-03 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 複合多層シート |
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JP2002234565A (ja) * | 2001-02-05 | 2002-08-20 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 包装体 |
JP2008150541A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-03 | Dainippon Printing Co Ltd | シーラントフィルム、積層フィルムおよびポリプロピレン製容器用蓋材 |
WO2012090710A1 (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-05 | 三井・デュポンポリケミカル株式会社 | 押出しコーティング用樹脂組成物並びに積層フィルム及びその製造方法 |
US8293348B2 (en) | 2007-09-28 | 2012-10-23 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Multilayered laminate film |
JP2013154943A (ja) * | 2012-01-31 | 2013-08-15 | Dainippon Printing Co Ltd | 蓋材 |
JP2015013676A (ja) * | 2013-07-05 | 2015-01-22 | スタープラスチック工業株式会社 | 包装袋製造用シート、包装袋及びその製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1992
- 1992-03-17 JP JP4091817A patent/JP2724938B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07186234A (ja) * | 1993-12-27 | 1995-07-25 | Du Pont Mitsui Polychem Co Ltd | 易開封性包装材料の製造方法 |
JP2000272064A (ja) * | 1999-03-26 | 2000-10-03 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 複合多層シート |
JP2000272065A (ja) * | 1999-03-26 | 2000-10-03 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 複合多層シート |
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US8293348B2 (en) | 2007-09-28 | 2012-10-23 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Multilayered laminate film |
WO2012090710A1 (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-05 | 三井・デュポンポリケミカル株式会社 | 押出しコーティング用樹脂組成物並びに積層フィルム及びその製造方法 |
JP5061267B2 (ja) * | 2010-12-27 | 2012-10-31 | 三井・デュポンポリケミカル株式会社 | 押出しコーティング用樹脂組成物並びに積層フィルム及びその製造方法 |
JP2013154943A (ja) * | 2012-01-31 | 2013-08-15 | Dainippon Printing Co Ltd | 蓋材 |
JP2015013676A (ja) * | 2013-07-05 | 2015-01-22 | スタープラスチック工業株式会社 | 包装袋製造用シート、包装袋及びその製造方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2724938B2 (ja) | 1998-03-09 |
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