JPH05212540A - 自動溶接装置 - Google Patents

自動溶接装置

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JPH05212540A
JPH05212540A JP2254692A JP2254692A JPH05212540A JP H05212540 A JPH05212540 A JP H05212540A JP 2254692 A JP2254692 A JP 2254692A JP 2254692 A JP2254692 A JP 2254692A JP H05212540 A JPH05212540 A JP H05212540A
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JP
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welded
welding
pair
shape
objects
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JP2254692A
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Inventor
Kenichi Kato
研一 加藤
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、種々の形状のワーク(被溶接物)どう
しを溶接する自動溶接機や溶接ロボット等に適用して好
適な自動溶接装置に関し、被溶接物相互間の溶接部分の
形状に応じ常に最適な溶接条件で溶接を行なえるように
して、高品質な製品を作成できるようにすることを目的
とする。 【構成】そこで、相互に溶接されるべき一対の被溶接物
1A,1Bの表面位置を検出する位置検出手段2と、そ
の検出結果に基づいて一対の被溶接物1A,1Bどうし
の溶接部分の形状を解析して認識する解析処理手段4a
と、一対の被溶接物1A,1Bどうしの溶接部分の各種
形状毎に最適な溶接条件を予め記憶する記憶手段4b
と、解析処理手段4aの解析結果に基づいて一対の被溶
接物1A,1Bどうしの溶接部分における最適な溶接条
件を記憶手段4bから選択して当該溶接部分を自動溶接
制御する制御手段4cとをそなえたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、種々の形状のワーク
(被溶接物)どうしを溶接する自動溶接機や溶接ロボット
等に適用して好適な自動溶接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動溶接機や溶接ロボット等の
自動溶接装置においては、作業対象であるワーク(被溶
接物)相互間のギャップを検知し、その検知結果に応じ
た溶接条件により溶接を実行することが行なわれている
(例えば、特開平3−52774号公報,特開平3−1
42069号公報,特開平3−207577号公報等参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来装
置では、検知したワーク相互間のギャップの大きさから
溶接条件を選択する手段は種々提案されているが、ワー
クの表面が複雑な形状のもの(例えば、R部分を有する
角柱材,T形継手部分,ワーク相互間に段差がある場合
など)には適用できない。また、ワーク相互間の形状(ギ
ャップを含む)が連続的に変化して最適な溶接条件が変
化するような場合にも対応できず、最適な溶接を実行で
きないなどの課題があった。
【0004】本発明は、このような課題を解決しようと
するもので、被溶接物相互間の溶接部分の形状に応じ常
に最適な溶接条件で溶接を行なえるようにして、高品質
な製品を作成できるようにした自動溶接装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の自動溶接装置(請求項1)は、相互に溶接さ
れるべき一対の被溶接物の表面位置を検出する位置検出
手段と、前記位置検出手段の検出結果に基づいて前記一
対の被溶接物どうしの溶接部分の形状を解析して認識す
る解析処理手段と、前記一対の被溶接物どうしの溶接部
分の各種形状毎に最適な溶接条件を予め記憶する記憶手
段と、前記解析処理手段の解析結果に基づいて前記一対
の被溶接物どうしの溶接部分における最適な溶接条件を
前記記憶手段から選択して当該溶接部分を自動溶接制御
する制御手段とをそなえたことを特徴としている。
【0006】また、前記の位置検出手段および解析処理
手段が、前記一対の被溶接物どうしの溶接部分の形状を
当該溶接部分に沿い連続的に検出・認識し、前記制御手
段が、該認識結果に基づき、当該溶接部分の各位置にお
ける形状に応じた最適な溶接条件を前記記憶手段から適
宜選択して自動溶接制御を行なうようにしてもよい(請
求項2)。
【0007】前記一対の被溶接物のうちの少なくとも一
方が、所定半径で湾曲するコーナー部(R部分)を有する
角柱状部材である場合には、前記位置検出手段が、前記
コーナー部上の少なくとも3点の位置を検出し、前記解
析処理手段が、該3点の位置に基づいて前記コーナー部
の所定半径を求めることにより前記一対の被溶接物どう
しの溶接部分の形状を認識するように構成してもよい
(請求項3)。
【0008】前記一対の被溶接物が、平面部を有する第
1部材と、該第1部材の平面部に対して直交するように
配置された第2部材とである場合には、前記位置検出手
段が、前記第1部材の平面部に対して所定角度を成す方
向から前記の第1部材および第2部材の表面位置を溶接
線に直交する方向に沿って検出し、前記解析処理手段
が、該検出結果に基づいて前記の第1部材と第2部材と
の溶接部分の形状を認識するように構成してもよい(請
求項4)。
【0009】さらに、前記解析処理手段が、前記一対の
被溶接物相互間のギャップもしくは段差を前記溶接部分
の形状として認識するように構成してもよい(請求項
5)。
【0010】
【作用】上述した本発明の自動溶接装置(請求項1)で
は、位置検出手段の検出結果に基づいて、解析処理手段
により、溶接部分の形状が解析されて認識される。そし
て、その解析結果に基づいて、制御手段により、溶接部
分における最適な溶接条件が記憶手段から選択され、そ
の溶接条件にて当該溶接部分が自動溶接制御される。
【0011】また、位置検出手段および解析処理手段に
より、溶接部分の形状を当該溶接部分に沿い連続的に検
出・認識し、制御手段により、該認識結果に応じて溶接
条件を連続的に変化させながら自動溶接制御を行なうこ
とで(請求項2)、溶接部分の形状が連続的に変化する場
合に対応できる。
【0012】請求項3の装置は、一対の被溶接物のうち
の少なくとも一方が、R部分を有する角柱状部材である
場合に適用されるもので、位置検出手段により、R部分
上の少なくとも3点の位置が検出される。R部分上の3
点の位置が分かれば、解析処理手段において、その3点
を通る円を求めることができ、つまりは、R部分の所定
半径を求めて、溶接部分の形状を認識することができ、
その認識結果に応じた最適な溶接条件で自動溶接が行な
われる。
【0013】請求項4の装置は、一対の被溶接物が第1
部材と第2部材とであってT形継手を形成している場合
に適用されるもので、位置検出手段により、第1部材の
平面部に対して所定角度を成す方向から、第1部材およ
び第2部材の表面位置が溶接線に直交する方向に沿って
検出される。このようにして部材の表面位置を検出する
ことにより、位置検出手段が部材と干渉し合うことなく
T形継手の溶接部分の形状を検出し、解析処理手段にお
いてその形状を認識することができ、その認識結果に応
じた最適な溶接条件で自動溶接が行なわれる。
【0014】さらに、請求項5の装置では、解析処理手
段により、被溶接物相互間のギャップもしくは段差が溶
接部分の形状として認識され、その認識結果に応じた最
適な溶接条件にて自動溶接が行なわれる。
【0015】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明すると、図1〜図5は本発明の第1実施例としての自
動溶接装置を示すもので、図1はその全体構成を示す模
式図、図2はその位置センサによる検出データを説明す
るための図、図3(a),(b)は本実施例におけるギャッ
プ,所定半径と溶接電流との関係を示すグラフ、図4は
本実施例におけるギャップ,所定半径とシールドガスの
種類との関係を示すグラフ、図5はその動作を説明する
ためのフローチャートである。
【0016】図1において、1A,1Bは相互に溶接さ
れるべき一対のワーク(被溶接物)で、本実施例では、ワ
ーク1Aは、所定半径Rで湾曲するコーナー部(R部分)
1aを四隅に有する四角柱であり、ワーク1Bは、R部
分をもたない四角柱であって、第1実施例では、これら
のワーク1A,1Bどうしを相互に自動溶接する際に、
本発明の装置を適用するものである。
【0017】また、2はワーク1A,1Bの長手方向つ
まり溶接線6の方向に直交する方向の検出線5に沿って
ワーク1A,1Bの表面位置(高さ位置)を検出するため
の光学式位置センサ(位置検出手段)で、この位置センサ
2は、図1に示すように、光(例えばレーザ光)を発光し
てワーク1A,1Bの表面にスポット状に照射する発光
部2aと、この発光部2aから照射された後にワーク1
A,1Bの表面にて反射されてきた反射光を受光する受
光部2bとをそなえて構成されている。
【0018】そして、受光部2bにて得られた受光デー
タ、例えば光路差データ,反射光強度等に基づき、位置
センサ2とワーク1A,1Bの表面との距離が得られ、
図2に示すような検出データ(ワーク1A,1Bの表面
の高さ位置データ)が求められるようになっている。
【0019】さらに、3は位置センサ2を駆動するため
の駆動機構3で、この駆動機構3によって、位置センサ
2は、ワーク1A,1Bの溶接予定線6の近傍において
走査可能にそなえられ、検出線5に沿うワーク1A,1
Bの表面位置が、位置センサ2により走査・検出される
ようになっている。この駆動機構3は、位置センサ2自
体を全体的に駆動するものであってもよいし、または、
位置センサ2内部においてミラー等を用い発光部2aか
らの光の照射方向を変更するものであってもよい。
【0020】一方、4は位置センサ2に接続されこの位
置センサ2による検出データに基づいて解析処理,自動
溶接制御を行なうためのコンピュータで、解析処理部4
a,記憶部4b,制御部4cを有して構成されている。
【0021】解析処理部4aは、位置センサ2の検出結
果に基づいて一対のワーク1A,1Bどうしの溶接部分
の形状を解析して認識するもので、本実施例では、位置
センサ2により検出されるコーナー部1a上の少なくと
も3点の位置データに基づいて、コーナー部1aの所定
半径Rを求めるとともに、ワーク1A,1B間のギャッ
プを求め、一対のワーク1A,1Bどうしの溶接部分の
形状を認識するものである。
【0022】記憶部4bは、一対のワーク1A,1Bど
うしの溶接部分の各種形状毎に最適な溶接条件を予め記
憶するものである。つまり、本実施例では、予め、ワー
ク1A,1B相互間のギャップや、ワーク1Aのコーナ
ー部1aの所定半径Rの大きさを変化させ、それぞれの
形状について最も適した各種溶接条件、例えば、溶接電
流Iやシールドガスの種類を求めておき、それぞれの条
件について、図3(a),(b)や図4に示すように近似曲
線を作成し、マップとして記憶部4bに記憶させておく
のである。各種溶接条件としては、溶接電流,シールド
ガスの種類のほか、溶接電圧,溶接速度,トーチ前進
角,トーチ倒れ角,トーチ狙い位置などもあり、各条件
について形状(ギャップ,R)ごとに最適なものを記憶部
4bに記憶させておく。
【0023】制御部4cは、解析処理部4aの解析結果
つまり本実施例では所定半径R,ギャップの大きさを、
記憶部4bの各種溶接条件の近似曲線に照合し、ワーク
1A,1Bの溶接部分の形状に応じた最適な溶接条件を
選択して、選択した溶接条件に応じて溶接ロボット7の
動作を制御するとともに、電磁弁9の制御を行なってC
2ボンベ8AまたはAr+CO2ボンベ8Bを切換接続
制御し、ワーク1A,1Bの溶接部分を自動溶接制御す
るものである。
【0024】次に、上述のごとく構成された第1実施例
の装置による動作を図5により説明すると、まず、位置
センサ2により、検出線5(溶接線6に略直交する方向)
に沿ってワーク1A,1Bの表面位置を検出すること
で、図2に示すような検出データを得てから、その検出
データに基づき、解析処理手段4aにおいて、ワーク1
A,1B相互間のギャップを算出するとともに(ステッ
プA1)、ワーク1Aについてはコーナー部1a上の3
点の位置データからそのコーナー部1aの所定半径Rを
算出する(ステップA2)。
【0025】そして、制御部4cにおいて、解析処理手
段4aによって算出されたギャップおよび所定半径Rの
大きさを、記憶部4bに予め入力されている溶接条件
(図3,図4に示すようなマップ)に照合し、そのギャッ
プ,所定半径Rに応じた最適の溶接条件を選択する(ス
テップA3)。この後、制御部4cは、選択された溶接
条件に応じて溶接ロボット4に対して動作指示を出力す
るとともに、電磁弁9を作動させることによってシール
ドガスの種類を選択し、最適な溶接条件でワーク1A,
1Bどうしの自動溶接が行なわれる(ステップA4)。
【0026】このような溶接を溶接線6に沿って行なう
際、位置センサ2および解析処理部4aにより、溶接線
6に沿ってその溶接部分の形状を連続的に検出・認識
し、制御部4cにより、記憶部4bのデータに基づき、
その認識結果に応じて溶接条件を連続的に変化させなが
ら自動溶接制御を行なうことで、溶接部分の形状が連続
的に変化する場合に対応することができる。
【0027】このとき、溶接線6のギャップや所定半径
Rは、実際に溶接ロボット7による溶接を行ないながら
その溶接部に先行して連続的に検出・認識し、その結果
に応じて制御部4cで最適な溶接条件を記憶部4bから
適宜選択するようにしてもよいし、実際の溶接を行なう
前に溶接線6に沿ってその溶接線6の全長に亘って予め
検出・認識しおき、溶接線6の各位置における最適な溶
接条件を制御部4cにおいて予め決定してから溶接を開
始するようにしてもよい。
【0028】このように、第1実施例の装置によれば、
被溶接物がR部分を有する角柱状のワーク1Aである場
合にも、その溶接部分の形状(ギャップ,R)に応じた最
適な溶接条件で常に自動溶接を行なうことができ、高品
質な製品を作成できる利点がある。
【0029】図6〜図11は本発明の第2実施例として
の自動溶接装置を示すもので、図6は本装置を適用され
る溶接部分を示す斜視図、図7はその位置センサによる
検出データを説明するための図、図8はギャップを検出
すべく図7に示す検出データを直線近似したものを示す
図,図9は本実施例におけるギャップと溶接電流との関
係を示すグラフ、図10は本実施例におけるギャップと
シールドガスの種類との関係を示すグラフ、図11は、
その動作を説明するためのフローチャートである。
【0030】本実施例では、図6に示すように、平面部
1bを有する平板状の第1部材(ワーク)1Cと、この第
1部材1Cの平面部1bに対して略直交するように配置
された平板状の第2部材(ワーク)1DとからなるT形継
手部を自動溶接する際に、本発明の装置を適用するもの
である。なお、図6には、ワーク1C,1Dおよび位置
センサ2のみ図示しているが、この第2実施例の装置
も、図1に示した第1実施例の装置と同様に構成されて
いる。
【0031】そして、本実施例では、位置センサ2の発
光部2aからの光は、図6に示すように、第1部材1C
の平面部1bに対して所定角度θを成す方向から照射さ
れ、駆動機構3(図1参照)にて位置センサ2を駆動する
ことにより、ワーク1C,1Dの表面位置が溶接線6A
に略直交する方向に沿って検出されるようになってい
る。これにより、受光部2bにて得られた受光データ、
例えば光路差データ,反射光強度等に基づき、位置セン
サ2とワーク1C,1Dの表面との距離が得られ、図7
に示すような検出データが求められるようになってい
る。
【0032】また、本実施例の解析処理部4a(図1参
照)は、位置センサ2に接続されこの位置センサ2によ
る検出データを図8にて後述するごとく解析処理するこ
とによりギャップの大きさを溶接部分の形状として検出
・認識するものである。さらに、記憶部4b(図1参照)
には、第1実施例と同様に、ワーク1C,1D相互間の
ギャップに応じた最適な各種溶接条件の近似曲線がマッ
プとして予め記憶されている。例えば、図9に示すよう
な溶接電流条件や図10に示すようなシールドガスの種
類条件であり、これらの条件の他にも、溶接電圧,溶接
速度,トーチ前進角,トーチ倒れ角,トーチ狙い位置な
どの各条件をギャップ毎に記憶部4bに記憶させておい
てもよい。
【0033】次に、上述のごとく構成された第2実施例
の装置による動作を図11により説明すると、まず、位
置センサ2により、第1部材1Cの平面部1bに対して
所定角度θを成す方向から、検出線5A(溶接線6Aに
略直交する方向)に沿ってワーク1C,1Dの表面位置
を検出することで、図7に示すような検出データを得て
から、その検出データを、解析処理手段4aにおいて直
線に近似し(ステップB1)、図8に示すようなデータを
得る。
【0034】この図8に示すデータにおいて、線分AB
は第1部材1Cの平面部1bに対応し、線分CDは第2
部材1Dの平面部1bに対応するものであり、点Cが第
2部材1Dの角部1c(図6参照)に対応している。従っ
て、線分CDを延長し線分ABと交わる点Eを求め(ス
テップB2)、この点Eと点Cとの距離を算出すること
により、この距離CEがワーク1C,1D間のギャップ
として算出される(ステップB3)。このようにして、解
析処理部4aにおいて、ワーク1A,1B相互間のギャ
ップの大きさが解析される。
【0035】この後、第1実施例とほぼ同様に、制御部
4cにおいて、解析処理手段4aによって算出されたギ
ャップの大きさを、記憶部4bに予め入力されている溶
接条件(図9,図10に示すようなマップ)に照合し、そ
のギャップに応じた最適の溶接条件を選択してから(ス
テップB4)、制御部4cは、選択された溶接条件に応
じて溶接ロボット4に対して動作指示を出力するととも
に、電磁弁9を作動させることによってシールドガスの
種類を選択し、最適な溶接条件でワーク1C,1Dどう
しの自動溶接が行なわれる(ステップB5)。
【0036】また、第1実施例と同様に、このような溶
接をT形継手の溶接線6Aに沿って行なう際、位置セン
サ2および解析処理部4aにより、溶接線6Aに沿って
その溶接部分の形状を連続的に検出・認識し、制御部4
cにより、記憶部4bのデータに基づき、その認識結果
に応じて溶接条件を連続的に変化させながら自動溶接制
御を行なうことで、溶接部分の形状が連続的に変化する
場合に対応することができる。
【0037】このように、第2実施例の装置によれば、
T形継手を成すワーク1C,1Dどうしの溶接に際して
も、その溶接部分のギャップに応じた最適な溶接条件で
常に自動溶接を行なうことができ、高品質な製品を作成
できる利点がある。
【0038】図12〜図18は本発明の第3実施例とし
ての自動溶接装置を示すもので、図12は本装置を適用
される溶接部分を示す斜視図、図13はその位置センサ
による検出データを説明するための図、図14は本実施
例におけるギャップと溶接電流との関係を示すグラフ、
図15は本実施例におけるギャップと溶接速度との関係
を示すグラフ、図16は本実施例におけるギャップとト
ーチ前進角との関係を示すグラフ、図17は本実施例に
おけるギャップとシールドガスの種類との関係を示すグ
ラフ、図18は、その動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【0039】本実施例では、図12に示すように、2枚
の平板状のワーク1E,1Fからなる突合せ継手部を自
動溶接する際に、本発明の装置を適用するものである。
なお、図12には、ワーク1E,1Fおよび位置センサ
2のみ図示しているが、この第3実施例の装置も、図1
に示した第1実施例の装置と同様に構成されている。
【0040】そして、本実施例では、位置センサ2の発
光部2aからの光は、図12に示すように、ワーク1
E,1Fの上表面に直交するように照射され、駆動機構
3(図1参照)にて位置センサ2を駆動することにより、
ワーク1E,1Fの表面位置が溶接線6Bに略直交する
方向に沿って検出されるようになっている。これによ
り、受光部2bにて得られた受光データ、例えば光路差
データ,反射光強度等に基づき、位置センサ2とワーク
1E,1Fの表面との距離が得られ、図13に示すよう
な検出データが求められるようになっている。
【0041】また、本実施例の解析処理部4a(図1参
照)は、位置センサ2に接続されこの位置センサ2によ
る検出データからワーク1E,1F相互間のギャップの
大きさを溶接部分の形状として検出・認識するものであ
る。さらに、記憶部4b(図1参照)には、第1実施例と
同様に、ワーク1E,1F相互間のギャップに応じた最
適な各種溶接条件の近似曲線がマップとして予め記憶さ
れている。例えば、図14に示すような溶接電流条件,
図15に示すような溶接速度条件,図16に示すような
トーチ前進角条件,図17に示すようなシールドガスの
種類条件であり、これらの条件の他にも、溶接電圧,ト
ーチ倒れ角,トーチ狙い位置などの各条件をギャップ毎
に記憶部4bに記憶させておいてもよい。
【0042】次に、上述のごとく構成された第3実施例
の装置による動作を図18により説明すると、まず、位
置センサ2により、ワーク1E,1Fの上表面に直交す
る方向から、検出線5B(溶接線6Bに略直交する方向)
に沿ってワーク1E,1Fの表面位置を検出すること
で、図13に示すような検出データを得てから、その検
出データに基づいて、解析処理手段4aによりワーク1
E,1F相互間のギャップの大きさが解析される(ステ
ップC1)。
【0043】この後、第1実施例とほぼ同様に、制御部
4cにおいて、解析処理手段4aによって算出されたギ
ャップの大きさを、記憶部4bに予め入力されている溶
接条件(図14〜図17に示すようなマップ)に照合し、
そのギャップに応じた最適の溶接条件を選択してから
(ステップC2)、制御部4cは、選択された溶接条件に
応じて溶接ロボット4に対して動作指示を出力するとと
もに、電磁弁9を作動させることによってシールドガス
の種類を選択し、最適な溶接条件でワーク1E,1Fど
うしの自動溶接が行なわれる(ステップC3)。
【0044】そして、本実施例では、このような自動溶
接が突合せ継手の溶接線6Bに沿って連続的に行なわ
れ、溶接線6Bに沿ってギャップの大きさが連続的に変
化しても、これに追従して常に最適な溶接条件で自動溶
接を行なうことができ、高品質な製品を作成できる利点
がある。
【0045】図19〜図23は本発明の第4実施例とし
ての自動溶接装置を示すもので、図19は本装置を適用
される溶接部分を示す斜視図、図20はその位置センサ
による検出データを説明するための図、図21(a),
(b)は本実施例におけるギャップ,段差と溶接電流との
関係を示すグラフ、図22は本実施例におけるギャッ
プ,段差とシールドガスの種類との関係を示すグラフ、
図23はその動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【0046】本実施例では、図19に示すように、第3
実施例と同様に、2つのワーク1G,1Hからなる突合
せ継手部を自動溶接する際に、本発明の装置を適用する
ものであるが、第3実施例においてはワーク1E,1F
相互間のギャップのみを認識していたのに対して、この
第4実施例では、ワーク1G,1H相互間のギャップと
段差とを認識し、これらを自動溶接条件に反映するよう
にしたものである。ワーク1G,1H相互間の段差を加
味した以外の点は、第3実施例と同様である。
【0047】そして、本実施例では、位置センサ2の発
光部2aからの光は、図19に示すように、ワーク1
G,1Hの上表面に直交するように照射され、駆動機構
3(図1参照)にて位置センサ2を駆動することにより、
ワーク1G,1Hの表面位置が溶接線6Cに略直交する
方向に沿って検出されるようになっている。これによ
り、受光部2bにて得られた受光データ、例えば光路差
データ,反射光強度等に基づき、位置センサ2とワーク
1G,1Hの表面との距離が得られ、図20に示すよう
な検出データが求められるようになっている。
【0048】また、本実施例の解析処理部4a(図1参
照)は、位置センサ2に接続されこの位置センサ2によ
る検出データからワーク1G,1H相互間のギャップお
よび段差の大きさを溶接部分の形状として検出・認識す
るものである。さらに、記憶部4b(図1参照)には、第
1実施例と同様に、ワーク1G,1H相互間のギャッ
プ,段差に応じた最適な各種溶接条件の近似曲線がマッ
プとして予め記憶されている。例えば、図21(a),
(b)に示すような溶接電流条件,図22に示すようなシ
ールドガスの種類条件であり、これらの条件の他にも、
溶接電圧,溶接速度,トーチ前進角,トーチ倒れ角,ト
ーチ狙い位置などの各条件をギャップ毎に記憶部4bに
記憶させておいてもよい。
【0049】次に、上述のごとく構成された第4実施例
の装置による動作を図23により説明すると、まず、位
置センサ2により、ワーク1G,1Hの上表面に直交す
る方向から、検出線5C(溶接線6Cに略直交する方向)
に沿ってワーク1G,1Hの表面位置を検出すること
で、図20に示すような検出データを得てから、その検
出データに基づいて、解析処理手段4aによりワーク1
G,1H相互間のギャップおよび段差の大きさが解析さ
れる(ステップD1,D2)。
【0050】この後、第1実施例とほぼ同様に、制御部
4cにおいて、解析処理手段4aによって算出されたギ
ャップおよび段差の大きさを、記憶部4bに予め入力さ
れている溶接条件(図21,図22に示すようなマップ)
に照合し、そのギャップおよび段差に応じた最適の溶接
条件を選択してから(ステップD3)、制御部4cは、選
択された溶接条件に応じて溶接ロボット4に対して動作
指示を出力するとともに、電磁弁9を作動させることに
よってシールドガスの種類を選択し、最適な溶接条件で
ワーク1G,1Hどうしの自動溶接が行なわれる(ステ
ップD4)。
【0051】そして、本実施例でも、このような自動溶
接が突合せ継手の溶接線6Cに沿って連続的に行なわ
れ、溶接線6Cに沿ってギャップや段差の大きさが連続
的に変化しても、これに追従して常に最適な溶接条件で
自動溶接を行なうことができ、高品質な製品を作成でき
る利点がある。
【0052】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ことなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での設計変更
等があっても、本発明の範囲に含まれる。例えば、上記
実施例では、一対の被溶接物として、R部分を有する角
柱状部材や、T形継手,突合せ継手を成すワークに本発
明の装置を適用した場合について説明しているが、本発
明は、これに限定されるものでなく、他の種々の形状の
ワークや継手部に同様に適用され、上記実施例と同様の
作用効果が得られる。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の自動溶接
装置によれば、位置検出手段の検出結果に基づいて、解
析処理手段により溶接部分の形状を解析して認識し、そ
の解析結果に基づいて、制御手段により溶接部分におけ
る最適な溶接条件を記憶手段から選択しその溶接条件に
て当該溶接部分を自動溶接制御するように構成したの
で、溶接部分の形状に応じた最適な溶接条件で自動溶接
を行なえ、高品質な製品を作成できる効果がある。
【0054】また、請求項2記載の装置によれば、位置
検出手段および解析処理手段により、溶接部分の形状を
当該溶接部分に沿い連続的に検出・認識し、制御手段に
より、該認識結果に応じて溶接条件を連続的に変化させ
ながら自動溶接制御を行なうことで(請求項2)、溶接部
分の形状が連続的に変化しても、これに追従して常に最
適な溶接条件で自動溶接を行なえ、高品質な製品を作成
できる効果がある。
【0055】さらに、請求項3〜請求項5記載の装置に
よれば、一対の被溶接物のうちの少なくとも一方がR部
分を有する角柱状部材である場合や、一対の被溶接物が
T形継手を成す場合や、一対の被溶接物相互間にギャッ
プもしくは段差がある場合などにも対応でき、各溶接部
分の形状に応じた最適な溶接条件で自動溶接を行なえ、
高品質ば製品を作成できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としての自動溶接装置の全
体構成を示す模式図である。
【図2】第1実施例の位置センサによる検出データを説
明するための図である。
【図3】(a),(b)は第1実施例のギャップ,所定半径
と溶接電流との関係を示すグラフである。
【図4】第1実施例のギャップ,所定半径とシールドガ
スの種類との関係を示すグラフである。
【図5】第1実施例の装置の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図6】本発明の第2実施例としての自動溶接装置を適
用される溶接部分を示す斜視図である。
【図7】第2実施例の位置センサによる検出データを説
明するための図である。
【図8】第2実施例においてギャップを検出すべく図7
に示す検出データを直線近似したものを示す図である。
【図9】第2実施例のギャップと溶接電流との関係を示
すグラフである。
【図10】第2実施例のギャップとシールドガスの種類
との関係を示すグラフである。
【図11】第2実施例の装置の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図12】本発明の第3実施例としての自動溶接装置を
適用される溶接部分を示す斜視図である。
【図13】第3実施例の位置センサによる検出データを
説明するための図である。
【図14】第3実施例のギャップと溶接電流との関係を
示すグラフである。
【図15】第3実施例のギャップと溶接速度との関係を
示すグラフである。
【図16】第3実施例のギャップとトーチ前進角との関
係を示すグラフである。
【図17】第3実施例のギャップとシールドガスの種類
との関係を示すグラフである。
【図18】第3実施例の装置の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図19】本発明の第4実施例としての自動溶接装置を
適用される溶接部分を示す斜視図である。
【図20】第4実施例の位置センサによる検出データを
説明するための図である。
【図21】(a),(b)は第4実施例のギャップ,段差と
溶接電流との関係を示すグラフである。
【図22】第4実施例のギャップ,段差とシールドガス
の種類との関係を示すグラフである。
【図23】第4実施例の装置の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1A〜1H ワーク(被溶接物) 1a コーナー部(R部分) 1b 平面部 1c 角部 2 光学式位置センサ(位置検出手段) 2a 発光部 2b 受光部 3 駆動機構 4 コンピュータ 4a 解析処理部 4b 記憶部 4c 制御部 5,5A〜5C 検出線 6,6A〜6C 溶接線 7 溶接ロボット 8A CO2ボンベ 8B Ar+CO2ボンベ 9 電磁弁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に溶接されるべき一対の被溶接物の
    表面位置を検出する位置検出手段と、 前記位置検出手段の検出結果に基づいて、前記一対の被
    溶接物どうしの溶接部分の形状を解析して認識する解析
    処理手段と、 前記一対の被溶接物どうしの溶接部分の各種形状毎に、
    最適な溶接条件を予め記憶する記憶手段とがそなえられ
    るとともに、 前記解析処理手段の解析結果に基づいて、前記一対の被
    溶接物どうしの溶接部分における最適な溶接条件を前記
    記憶手段から選択して当該溶接部分を自動溶接制御する
    制御手段がそなえられていることを特徴とする自動溶接
    装置。
  2. 【請求項2】 前記の位置検出手段および解析処理手段
    が、前記一対の被溶接物どうしの溶接部分の形状を当該
    溶接部分に沿って連続的に検出・認識し、前記制御手段
    が、該認識結果に基づき、当該溶接部分の各位置におけ
    る形状に応じた最適な溶接条件を前記記憶手段から適宜
    選択して自動溶接制御を行なうことを特徴とする請求項
    1記載の自動溶接装置。
  3. 【請求項3】 前記一対の被溶接物のうちの少なくとも
    一方が、所定半径で湾曲するコーナー部を有する角柱状
    部材であり、前記位置検出手段が、前記コーナー部上の
    少なくとも3点の位置を検出し、前記解析処理手段が、
    該3点の位置に基づいて前記コーナー部の所定半径を求
    めることにより前記一対の被溶接物どうしの溶接部分の
    形状を認識することを特徴とする請求項1または2記載
    の自動溶接装置。
  4. 【請求項4】 前記一対の被溶接物が、平面部を有する
    第1部材と、該第1部材の平面部に対して直交するよう
    に配置された第2部材とであり、前記位置検出手段が、
    前記第1部材の平面部に対して所定角度を成す方向から
    前記の第1部材および第2部材の表面位置を溶接線に直
    交する方向に沿って検出し、前記解析処理手段が、該検
    出結果に基づいて前記の第1部材と第2部材との溶接部
    分の形状を認識することを特徴とする請求項1または2
    記載の自動溶接装置。
  5. 【請求項5】 前記解析処理手段が、前記一対の被溶接
    物相互間のギャップもしくは段差を前記溶接部分の形状
    として認識することを特徴とする請求項1〜4記載の自
    動溶接装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5532452A (en) * 1993-08-05 1996-07-02 Lechner; Manfred Welding robot
CN102489838A (zh) * 2011-12-15 2012-06-13 上海交通大学 越障全位置自主焊接机器人
JP2015033722A (ja) * 2013-07-08 2015-02-19 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 溶接装置及び溶接方法
JP2016083701A (ja) * 2014-10-28 2016-05-19 株式会社神戸製鋼所 溶接システム、溶接方法およびプログラム

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