JP2015150655A - レーザ加工パターンの教示方法およびロボットの動作方法 - Google Patents

レーザ加工パターンの教示方法およびロボットの動作方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015150655A
JP2015150655A JP2014027177A JP2014027177A JP2015150655A JP 2015150655 A JP2015150655 A JP 2015150655A JP 2014027177 A JP2014027177 A JP 2014027177A JP 2014027177 A JP2014027177 A JP 2014027177A JP 2015150655 A JP2015150655 A JP 2015150655A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
teaching
trepanning
laser processing
laser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014027177A
Other languages
English (en)
Inventor
池田 達也
Tatsuya Ikeda
達也 池田
潤司 藤原
Junji Fujiwara
潤司 藤原
篤寛 川本
Atsuhiro Kawamoto
篤寛 川本
康士 向井
Yasushi Mukai
康士 向井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2014027177A priority Critical patent/JP2015150655A/ja
Publication of JP2015150655A publication Critical patent/JP2015150655A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Numerical Control (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

【課題】レーザ加工システムにおいて、従来の方法では、所望の溶接部形状を形成するにはXYビームスキャナを所望の照射パターンとなるように複数の教示点を教示する必要があり、これらの教示点の登録はオペレータが行う必要があり、多大な労力を有していた。
【解決手段】レーザ加工ヘッドが出力するレーザ光の照射軌跡であるレーザ加工パターン形状を教示するレーザ加工パターンの教示方法であって、レーザ加工パターンの中心位置を教示するステップと、選択可能な複数のレーザ加工パターンの中から1つのレーザ加工パターンを選択するステップと、選択したレーザ加工パターンに関するパラメータを入力するステップと、中心位置と選択したレーザ加工パターンと入力したパラメータに基づいてレーザ加工パターン形状を決定するステップと、を有することにより、容易に所望の溶接部形状を形成することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ光を照射して溶接などの加工を行うレーザ加工システムにおけるレーザ加工パターンの教示方法およびロボットの動作方法に関する。
金属の溶接には、アーク溶接やスポット溶接などが用いられるが、近年、レーザ溶接も多く用いられている。レーザ光の高密度エネルギーを利用することにより、高速で深い溶け込みと熱変形の少ない溶接が可能である。
レーザ溶接では、接合する金属と金属との互いの接合力を強化し、かつ、熱変形を少なくするために、半径数ミリから十数ミリの円状や渦巻き状の溶接部形状にレーザ光の照射位置を制御して溶接が行われる。レーザ溶接の例として、以下の方法が知られている。
間仕切りパネルにおける表面材に補強材を取り付ける方法において、補強材の底板を表面材に当接し、該補強材側から溶接して表面材に溶着する。溶接手段としてYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)レーザを使用し、溶け込み量を発生パルスで調整して表面材の表面に溶接跡を残さないようにすることを特徴とする間仕切りパネルの溶接方法が提案されている。YAGレーザを用いて行う溶接軌跡を表した具体例として、渦巻き溶接が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
接合する2個の主体部のうち一方の主体部から高エネルギー密度を有するビームを照射して溶接を行う鋼板枠の製造方法において、高エネルギー密度を有するビームを連続した円弧と円弧、円弧と直線および直線と直線により構成された形状に移動させて他方の主体部と溶接することを特徴とする鋼板枠の製造方法が提案されている。NC制御装置の制御によりXYビームスキャナをS字形に移動させることにより、円弧と円弧、円弧と直線、直線と直線の連なった形状にレーザ照射して溶接部を形成する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
これらの方法は、金属を接合する場合の疲労強度および曲げ強度を向上させることを目的として、渦巻き溶接や、円弧と円弧、円弧と直線、直線と直線の連なった形状の溶接部を形成している。
特開平8−300173号公報 特開昭59−92189号公報
従来の方法では、所望の溶接部形状を形成するために、XYビームスキャナの動作を所望の照射パターンとなるように教示する必要がある。例えば渦巻き状の溶接部を形成したい場合、レーザ照射の軌跡パターンが渦巻き状となるように、図16に示すように軌跡上の通過点を複数箇所教示する必要がある。図16は、渦巻き状の溶接部を拡大したものである。図16において、複数の黒丸は、軌跡上の複数の教示点502を示している。複数の教示点502は、レーザ照射の軌跡パターンが渦巻き状となるように登録されている。なお、教示点間の軌跡は、近傍の3つの教示点により円弧計算を行い、これにより円弧状軌跡を形成している。これら複数の教示点502の登録は、オペレータが行う必要があり、多大な労力を有していた。
また、レーザ照射の軌跡パターンは、複数の溶接箇所、すなわち、複数の教示点で教示されている。そのため、動作プログラムの確認動作である教示時のトレース確認を行う場合、全ての教示点上をトレース動作するため、すなわち、レーザ照射の軌跡パターンも含めて動作するため、トレース確認に多くの時間を有していた。
上記課題を解決するために、本発明のレーザ加工パターンの教示方法は、レーザ加工ヘッドが出力するレーザ光の照射軌跡であるレーザ加工パターン形状を教示するレーザ加工パターンの教示方法であって、レーザ加工パターンの中心位置を教示するステップと、選択可能な複数のレーザ加工パターンの中から1つのレーザ加工パターンを選択するステップと、選択したレーザ加工パターンに関するパラメータを入力するステップと、前記中心位置と前記選択したレーザ加工パターンと前記入力したパラメータに基づいて前記レーザ加工パターン形状を決定するステップと、を有する。
また、本発明のレーザ加工パターンの教示方法は、上記に加えて、入力されたパラメータが適正な範囲内であるか否かの判定を行うステップを有する。
また、本発明のロボットの動作方法は、上記のレーザ加工パターンの教示方法を用いて教示されたレーザ加工パターン形成動作を含む動作プログラムに基づいて動作するロボットの動作方法であって、ロボットに前記動作プログラムの確認動作を実行させる場合には、レーザ加工パターンの中心位置への前記ロボットの移動は行うが、レーザ加工ヘッドによるレーザ加工パターン形成動作は行わない。
以上のように、本発明によれば、所望の溶接部形状を形成する際、従来のように所望の照射パターンとなるようにオペレータが照射パターンに沿って複数の教示点を教示する必要がなく、オペレータはレーザ加工パターンを選択し、必要なパラメータを入力することで、所望の照射パターンを決定して溶接部を形成することができる。従って、照射パターンの教示作業の省力化を実現することができる。
本発明の実施の形態1におけるレーザ加工システムの概略構成を示す図 本発明の実施の形態1におけるロボットによる溶接対象ワークへの加工状態を示す図 本発明の実施の形態1におけるロボット動作プログラムを示す図 本発明の実施の形態1におけるTREPANNING_SET命令のパラメータを設定する際の表示画面を示す図 本発明の実施の形態1におけるTREPANNING_SET命令のサークルパターンを示す図 本発明の実施の形態1におけるTREPANNING_SET命令のオープンサークルパターンを示す図 本発明の実施の形態1におけるTREPANNING_SET命令のオーバルパターンを示す図 本発明の実施の形態1におけるTREPANNING_SET命令のオープンオーバルパターンを示す図 本発明の実施の形態1におけるTREPANNING_SET命令のスパイラルパターンを示す図 本発明の実施の形態1におけるTREPANNING_SET命令のラインパターンを示す図 本発明の実施の形態1におけるTREPANNING_SET命令のウェーブパターンを示す図 本発明の実施の形態1におけるTREPANNING_SET命令のウェーブ2パターンを示す図 本発明の実施の形態1におけるTREPANNING_SET命令のダイヤパターンを示す図 トレパニング範囲を設定する画面の図 教示装置の概略構成の図 従来の渦巻き形状の教示方法を示す図
以下、本発明を実施するための形態について、図1から図13を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態のレーザ加工システムの概略構成を示す図である。レーザ加工システムは、ロボットと、レーザ加工ヘッドであるトレパニングヘッド210と、レーザ発振器211を備えている。
ロボットは、教示装置201と、ロボット制御装置208と、マニピュレータ209を備えている。
マニピュレータ209は、複数の関節軸を有する。マニピュレータ209の関節軸は、モータと減速機で構成されている。ロボット制御装置208は、マニピュレータ209などレーザ加工システム全体を制御する。教示装置201は、オペレータがマニピュレータ209を動作させて動作プログラムを作成するための装置であり、表示部や操作部等を備えている。レーザ発振器211は、レーザ光を出力する装置である。
ロボット制御装置208は、CPU203と、ROM204と、RAM205と、モータ制御部206と、通信部207を有している。
CPU203は、レーザ加工システム全体の制御を行う。ROM204は、マニピュレータ209を動作させ、また、レーザ発振器211への指示を行うシーケンスを、ソフトウェアとして記憶している。CPU203は、ROM204からソフトウェアシーケンスを読み出し、解釈し、実行する。RAM205は、オペレータが教示装置201を用いてマニピュレータ209を動作させて作成したロボット動作プログラムを記憶している。RAM205は、レーザ発振器211への指示も、動作プログラムの一部として記憶している。CPU203は、RAM205に記憶された動作プログラムを実行し、レーザ発振器211に指示を送る。モータ制御部206は、マニピュレータ209が備えているモータを制御してマニピュレータ209の位置と姿勢を制御する。通信部207は、レーザ発振器211との通信を行う。
マニピュレータ209は、先端部分に、トレパニングヘッド210を備えている。トレパニングヘッド210は、ある一定範囲内でレーザ光の照射方向を制御することができ、照射方向をパターン教示することで、所望の溶接部形状を生成することができる。このトレパニングヘッド210は、マニピュレータ209と同様に複数の可動軸を有している。トレパニングヘッド210の可動軸は、モータと減速機で構成され、モータ制御部206を介してCPU203により制御される。
図2は、マニピュレータ209に取り付けられたトレパニングヘッド210からレーザ光301が照射されて溶接対象ワーク302が溶接されており、溶接部形状が渦巻き状の例を示す図である。トレパニングヘッド210は、レーザ発振器211が出力したレーザ光301を、光ファイバを介して受光し、溶接対象ワーク302に対して照射位置を変えながら照射する。
次に、図3を用いて、ロボット動作プログラム401について説明する。ロボット動作プログラム401は、レーザ光301を用いたレーザ溶接を行うための動作プログラムの例を示している。
STEP1は、トレパニングヘッド210を空走点のPosition01へ移動するステップであり、MOVELは直線移動を示す。
STEP2は、トレパニングヘッド210を溶接点のPosition02へ移動するステップであり、MOVELは直線移動を示す。
STEP3は、レーザ溶接条件命令であるLASER−SET命令が登録されており、レーザ発振器211に対して溶接条件を指示する。なお、Position02は、トレパニングヘッド210から照射されたレーザ光301が描くレーザ加工パターンであるトレパニングパターンの中心位置として、また、トレパニングヘッド210が移動する移動目標位置として、教示された教示点である。
STEP4は、どのような溶接部形状(レーザ加工パターン形状)でレーザ溶接を行うかを指定するTREPANNING_SET命令である。
STEP5は、トレパニングヘッド210を空走点のPosition03へ移動するステップであり、MOVELは直線移動を示す。
STEP6は、トレパニングヘッド210を空走点のPosition04へ移動するステップであり、MOVELは直線移動を示す。
図3に示すロボット動作プログラム401は、オペレータが教示装置201を用いて作成する。オペレータは、教示装置201の操作部を操作してマニピュレータ209を動作させ、トレパニングヘッド210を移動させる目標位置としての教示点を登録するとともに、レーザ溶接条件命令であるLASER−SET命令やどのような溶接部形状でレーザ溶接を行うかを指定するTREPANNING_SET命令等を入力して登録する。なお、それぞれの命令のパラメータの入力状態は、教示装置201の表示部に表示され、オペレータが確認可能である。
次に、どのような溶接部形状でレーザ溶接を行うかを指定するTREPANNING_SET命令について、パラメータを設定する方法を説明する。
図4は、TREPANNING_SET命令のパラメータを設定する際に教示装置201の表示部に表示される画面の一例であり、トレパニングパターンとしてスパイラル、すなわち、渦巻き溶接を行う場合の例である。
第1のボックス101は、溶接部形状、すなわち、トレパニングパターンを選択するためのボックスである。第2のボックス102は、スパイラルの外側の半径Rを入力するためのボックスである。第3のボックス103は、スパイラルの内側の半径rを入力するためのボックスである。第4のボックス104は、スパイラルの巻き数Nを入力するためのボックスである。形状模式図表示部105は、スパイラルの形状模式図を表示する部分である。
第3のボックス103に入力するスパイラルの内側の半径とは、スパイラルパターンの開始位置に関するパラメータである。スパイラルパターンの円状の中心部分を溶接したくない場合、内側の半径rとして0より大きな値を入力する。これにより、入力した半径rの内側を溶接しないようにすることができる。
ここで、オペレータによるトレパニングパターンの設定の一例について説明する。オペレータは、トレパニングパターンを選択するための第1のボックス101で、所望のトレパニングパターンとしてスパイラル選択する。オペレータは、トレパニングパターンとしてスパイラルを選択した後、半径5.00mmのスパイラルパターンの溶接を行いたい場合、スパイラルの外側の半径Rを入力するための第2のボックス102に、5.00mmと入力する。さらに、オペレータは、スパイラルパターンの半径1.00mm以内を溶接したくない場合、スパイラルの内側の半径rを入力するための第3のボックス103に、1.00mmと入力する。さらに、オペレータは、スパイラルの巻き数Nを4回としたい場合、巻き数Nを入力するための第4のボックス104に、数値4を入力する。
このような操作を行うことで、具体的なスパイラル状のトレパニングパターンが決定され、教示情報であるトレパニングパターン動作として、ロボット動作プログラムに記憶される。
以上のように、本実施の形態のレーザ加工パターンの教示方法によれば、従来のように、所望の照射パターンとなるように照射パターンに沿って複数の教示点を教示する必要がない。オペレータは、トレパニングパターンを選択し、必要なパラメータを入力することで、所望の照射パターンを教示することができる。従って、従来に比べ、トレパニングパターンの教示作業の労力を大幅に軽減することができる。
以下、図5から図13を用いて、トレパニングパターンについて説明する。トレパニングパターンは、種々のパターンが可能である。
図5は、サークルパターンを示す。レーザ光をサークルパターンとして照射させるために必要なパラメータは、半径Rである。
図6は、オープンサークルパターンを示す。レーザ光をオープンサークルパターンとして照射させるために必要なパラメータは、半径R、オープン角Dp、座標回転角Dxである。
図7は、オーバルパターンを示す。レーザ光をオーバルパターンとして照射させるために必要なパラメータは、半径R、長さL、座標回転角Dxである。
図8は、オープンオーバルパターンを示す。レーザ光をオープンオーバルパターンとして照射させるために必要なパラメータは、半径R、長さL、座標回転角Dxである。
図9は、スパイラルパターンを示す。レーザ光をスパイラルパターンとして照射させるために必要なパラメータは、半径R、半径r、巻き数Nである。
図10は、ラインパターンを示す。レーザ光をラインパターンとして照射させるために必要なパラメータは、長さL、座標回転角Dxである。
図11は、ウェーブパターンを示す。レーザ光をウェーブパターンとして照射させるために必要なパラメータは、長さL、座標回転角Dxである。
図12は、ウェーブ2パターンを示す。レーザ光をウェーブ2パターンとして照射させるために必要なパラメータは、長さL、座標回転角Dxである。
図13は、ダイヤパターンを示す。レーザ光をダイヤパターンとして照射させるために必要なパラメータは、長さL、座標回転角Dxである。
なお、上記したトレパニングパターンとトレパニングパターンに対応したパラメータを入力するためのボックスとは、予め教示装置201あるいはロボット制御装置208に記憶されている。そして、教示装置201の表示部に表示されるパラメータを入力するためのボックスは、選択されたトレパニングパターンに応じたボックスが表示される。
以上のように、溶接部形状を予めトレパニングパターンとして記憶しておき、選択されたトレパニングパターンに従って溶接部を形成することにより、容易に所望のトレパニングパターンを選択することができるとともに、所望の溶接部形状を形成することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態のトレパニングパターンの教示方法について、図14を用いて説明する。本実施の形態において、実施の形態1と同様の箇所については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図14は、トレパニングヘッド210がレーザ照射可能な範囲を設定するための画面例である。この画面は、教示装置201の表示部に表示される。トレパニングヘッド210がレーザ照射可能な範囲は、オペレータが設定可能である。
トレパニングヘッド210は、その機械的構造によりレーザ照射範囲が限定され、その範囲はトレパニングヘッド210の構造により決定される。従って、マニピュレータ209に取り付けるトレパニングヘッド210の種類に応じて、オペレータが、レーザ照射範囲を設定可能としている。
図14において、第5のボックス601は、トレパニングヘッド210のレーザ照射範囲、すなわち、トレパニング範囲Sを設定するための入力ボックスである。例えば、レーザ照射範囲(最も長い辺)が16.00mmのトレパニングヘッド210をマニピュレータ209に取り付けた場合、オペレータは、第5のボックス601に16.00mmと入力する。入力された値は、RAM205に記憶され、ロボット制御装置208の電源をオフにしても、RAM205に記憶保持される。従って、同一のトレパニングヘッド210を使用する場合、オペレータは、一度だけトレパニング範囲Sを設定すればよい。
図4に示すTREPANNING_SET命令のパラメータを設定する画面において、例えば、図5に示すサークルパターンのパラメータを設定する場合、入力可能な半径Rは、トレパニング範囲Sの1/2の値以下に制限される。半径Rとして、トレパニング範囲Sの1/2の値より大きい値を入力し、入力を確定するOKを選択した場合、入力値が範囲外である旨の警告を示す警告画面602が教示装置201の表示部に表示される。例えば、トレパニング範囲Sの設定値が16.00mmの場合、半径Rに8.00mmより大きい値を入力すると、警告画面602が表示される。なお、入力値が範囲外であるか否かの判断は、教示装置201あるいはロボット制御装置208で行われる。
図6に示すオープンサークルパターンのパラメータを設定する場合、半径Rは、トレパニング範囲Sの1/2の値以下に制限される。
図7に示すオーバルパターンのパラメータを設定する場合、長さLは、半径Rの2倍以上、かつ、トレパニング範囲Sの値以下に制限される。
図8に示すオープンオーバルパターンのパラメータを設定する場合、長さLは、半径Rの2倍以上、かつ、トレパニング範囲Sの値以下に制限される。
図9に示すスパイラルパターンのパラメータを設定する場合、半径Rは、トレパニング範囲Sの1/2の値以下に制限される。また、半径rは、半径R以下の値に制限される。
図10に示すラインパターンのパラメータを設定する場合、長さLは、トレパニング範囲Sの値以下に制限される。
図11に示すウェーブパターンのパラメータを設定する場合、長さLは、トレパニング範囲Sの値以下に制限される。
図12に示すウェーブ2パターンのパラメータを設定する場合、長さLは、トレパニング範囲Sの値以下に制限される。
図13に示すダイヤパターンのパラメータを設定する場合、長さLは、トレパニング範囲Sの値以下に制限される。
以上のように、本実施の形態によれば、トレパニングパターンのパラメータとして不適切な値が入力された場合、警告画面602を表示してオペレータに報知することができる。従って、誤ったパラメータが入力され、適正な溶接部が形成されないといった事態を防止することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態のロボットの動作方法について、図15を用いて説明する。本実施の形態において、実施の形態1や実施の形態2と同様の箇所については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図15は、図1に示す教示装置201の概要を示す図である。教示装置201は、表示部702と、操作部703と、モード切替スイッチ704を有している。モード切替スイッチ704は、3つのモードを切り替えるためのスイッチである。3つのモードは、AUTOモードと、TESTモードと、TEACHモードである。AUTOモードは、教示されたプログラムを再生実行する正規運転モードである。TESTモードは、教示されたプログラムは再生実行されるが、運転速度が制限され、オペレータがマニピュレータ209の近くで動作状態を確認しながら実行できるテスト運転モードである。TEACHモードは、プログラムを教示する教示モードであり、教示されたプログラムまたは教示中のプログラムのトレース確認が可能である。トレース確認とは、教示されたプログラムの各コマンドおよび位置データの位置を、マニピュレータ209にトレース(再生)させて確認するものである。トレース確認では、操作部703である操作ボタンを押している間のみマニピュレータ209が動作し、動作プログラムの次のステップに到着するとマニピュレータ209は一旦停止する。その後、再度操作ボタンと押すと、マニピュレータ209が動作し、動作プログラムの次のステップに到達するとマニピュレータ209は一旦停止する。これを繰り返すことができる。
モード切替スイッチ704がAUTOに位置しているときの正規運転モードでは、動作プログラムに基づくマニピュレータ209の教示点から教示点までの移動動作と、TREPANNING_SET命令で指定された通りのトレパニングパターン動作を行い、溶接を行う。すなわち、TREPANNING_SET命令でスパイラルパターンが設定されていれば、トレパニングヘッド210によるスパイラル状のレーザ照射動作も行う。
モード切替スイッチ704がTESTに位置しているときのテスト運転モードでは、動作プログラムに基づくマニピュレータ209の教示点から教示点までの移動動作と、TREPANNING_SET命令で指定された通りのトレパニングパターン動作を行い、溶接を行う。すなわち、TREPANNING_SET命令でスパイラルパターンが設定されていれば、トレパニングヘッド210によるスパイラル状のレーザ照射動作も行う。但し、このときのマニピュレータ209の動作速度は制限され、トレパニングパターン動作の動作速度は制限されない。また、テスト運転モードでは、溶接を行う、または、溶接を行わない、の選択も可能である。
モード切替スイッチ704がTEACHに位置しているときの教示モードでは、動作プログラムに基づくマニピュレータ209の教示点から教示点までの移動動作は行うが、トレパニングパターン動作と溶接は行わない。すなわち、TREPANNING_SET命令でスパイラルパターンが設定されていても、トレパニングヘッド210によるスパイラル状のレーザ照射動作は行わない。
AUTOモードとTESTモードでは、実際にトレパニングパターンを動作させ、かつ溶接を行わせることにより、溶接部の形成を確認することができる。
一方、TEACHモードでは、トレパニングパターン動作も溶接も行わない。マニピュレータ209の動作確認を行うトレース操作で、トレパニングパターン動作を行ってしまうと、トレパニングパターン動作の分だけ無駄な待ち時間が発生する。従って、トレース操作ではトレパニングパターン動作は不要であり、TEACHモードでは、トレパニングパターン動作を行わないようにしている。
以上のように、本実施の形態のロボットの動作方法によれば、溶接対象ワーク302上に複数の溶接部を形成する場合に、トレパニングヘッド210は動作させずマニピュレータ209のみを動作させて、トレパニングパターンの中心点等の教示点だけをトレース確認することが可能となり、確認時間を節約することができる。
本発明によれば、レーザ加工パターン動作の教示を容易化することができ、レーザを用いて種々のパターン形状の加工を行う場合のレーザ加工パターンの教示方法およびロボットの動作方法として、産業上有用である。
201 教示装置
203 CPU
204 ROM
205 RAM
206 モータ制御部
207 通信部
208 ロボット制御装置
209 マニピュレータ
210 トレパニングヘッド
211 レーザ発振器
301 レーザ光
302 溶接対象ワーク
702 表示部
703 操作部
704 モード切替スイッチ

Claims (3)

  1. レーザ加工ヘッドが出力するレーザ光の照射軌跡であるレーザ加工パターン形状を教示するレーザ加工パターンの教示方法であって、
    レーザ加工パターンの中心位置を教示するステップと、
    選択可能な複数のレーザ加工パターンの中から1つのレーザ加工パターンを選択するステップと、
    選択したレーザ加工パターンに関するパラメータを入力するステップと、
    前記中心位置と前記選択したレーザ加工パターンと前記入力したパラメータに基づいて前記レーザ加工パターン形状を決定するステップと、
    を有するレーザ加工パターンの教示方法。
  2. 入力されたパラメータが適正な範囲内であるか否かの判定を行うステップを有する請求項1記載のレーザ加工パターンの教示方法。
  3. 請求項1または2記載のレーザ加工パターンの教示方法を用いて教示されたレーザ加工パターン形成動作を含む動作プログラムに基づいて動作するロボットの動作方法であって、
    ロボットに前記動作プログラムの確認動作を実行させる場合には、レーザ加工パターンの中心位置への前記ロボットの移動は行うが、レーザ加工ヘッドによるレーザ加工パターン形成動作は行わないロボットの動作方法。
JP2014027177A 2014-02-17 2014-02-17 レーザ加工パターンの教示方法およびロボットの動作方法 Pending JP2015150655A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014027177A JP2015150655A (ja) 2014-02-17 2014-02-17 レーザ加工パターンの教示方法およびロボットの動作方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014027177A JP2015150655A (ja) 2014-02-17 2014-02-17 レーザ加工パターンの教示方法およびロボットの動作方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015150655A true JP2015150655A (ja) 2015-08-24

Family

ID=53893449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014027177A Pending JP2015150655A (ja) 2014-02-17 2014-02-17 レーザ加工パターンの教示方法およびロボットの動作方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015150655A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106180965A (zh) * 2016-07-18 2016-12-07 上海发那科机器人有限公司 一种机器人的激光扫描焊接装置及方法
EP3486025A1 (en) 2017-11-13 2019-05-22 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Laser machining method, controller, and robot system
JP2020097050A (ja) * 2018-12-17 2020-06-25 株式会社電溶工業 レーザシーム溶接ガン、及び、レーザシーム溶接システム

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01118907A (ja) * 1987-10-31 1989-05-11 Nippei Toyama Corp 産業用ロボットにおけるティーチング方法
JPH06180607A (ja) * 1992-12-11 1994-06-28 Shibuya Kogyo Co Ltd 立体加工用レーザ加工装置
JP2000117466A (ja) * 1998-10-12 2000-04-25 Amada Co Ltd Yagレーザ加工機のティーチング方法およびその装置
JP2005288588A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Seiko Epson Corp 万能加工機のncデータ編集システム、ncデータ編集プログラム、および万能加工機
JP2006247677A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Fanuc Ltd レーザ溶接教示装置及び方法
JP2007098464A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Nissan Motor Co Ltd レーザー加工ロボット制御装置、レーザー加工ロボット制御方法およびレーザー加工ロボット制御プログラム
JP2012218029A (ja) * 2011-04-08 2012-11-12 Yaskawa Electric Corp ロボットシステム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01118907A (ja) * 1987-10-31 1989-05-11 Nippei Toyama Corp 産業用ロボットにおけるティーチング方法
JPH06180607A (ja) * 1992-12-11 1994-06-28 Shibuya Kogyo Co Ltd 立体加工用レーザ加工装置
JP2000117466A (ja) * 1998-10-12 2000-04-25 Amada Co Ltd Yagレーザ加工機のティーチング方法およびその装置
JP2005288588A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Seiko Epson Corp 万能加工機のncデータ編集システム、ncデータ編集プログラム、および万能加工機
JP2006247677A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Fanuc Ltd レーザ溶接教示装置及び方法
JP2007098464A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Nissan Motor Co Ltd レーザー加工ロボット制御装置、レーザー加工ロボット制御方法およびレーザー加工ロボット制御プログラム
JP2012218029A (ja) * 2011-04-08 2012-11-12 Yaskawa Electric Corp ロボットシステム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106180965A (zh) * 2016-07-18 2016-12-07 上海发那科机器人有限公司 一种机器人的激光扫描焊接装置及方法
EP3486025A1 (en) 2017-11-13 2019-05-22 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Laser machining method, controller, and robot system
JP2020097050A (ja) * 2018-12-17 2020-06-25 株式会社電溶工業 レーザシーム溶接ガン、及び、レーザシーム溶接システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7073067B2 (ja) パラメータ設定のリアルタイム絵文字表現を備えたユーザインターフェース
CN111050984B (zh) 激光切断加工装置以及激光切断加工方法
CN105705289B (zh) 激光焊接条件确定方法以及激光焊接装置
JP6205064B2 (ja) レーザ溶接装置及びレーザ溶接方法
KR100243084B1 (ko) 용접로봇제어방법 및 그 제어장치
JP2007098464A (ja) レーザー加工ロボット制御装置、レーザー加工ロボット制御方法およびレーザー加工ロボット制御プログラム
JP3746019B2 (ja) レーザ加工機
WO2012063668A1 (ja) レーザ加工方法、及び、レーザ加工装置
CN110170744B (zh) 接合方法
TWI403380B (zh) 針腳脈衝焊接裝置
JP2015150655A (ja) レーザ加工パターンの教示方法およびロボットの動作方法
CN109865942B (zh) 一种激光焊接方法及系统
KR20090006915A (ko) 수직 및 수평 필렛 용접용 자동용접장치의 제어시스템 및제어방법
JP6596655B2 (ja) レーザ溶接制御方法及びレーザ溶接システム
JP4669427B2 (ja) レーザ溶接方法
TWI405636B (zh) 針腳脈衝焊接裝置
EP4070909B1 (en) Coordinate pattern file creating device, trajectory pattern creating device, and method for controlling laser processing machine
JP5061640B2 (ja) レーザ溶接装置、レーザ溶接方法
JP2008221281A (ja) 自動溶接機の位置検出システム
JP2019098364A (ja) 切断方法、切断プログラム、自動生成プログラム、制御システム、切断装置および被加工材の製造方法
JP2020082287A (ja) 溶接ロボット
JP2005138126A (ja) 溶接システム
JP7355701B2 (ja) 積層造形方法
JP2016030289A (ja) 溶接装置及び溶接方法
JPH06180607A (ja) 立体加工用レーザ加工装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20160519

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161014

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170822

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180403