JP2005288588A - 万能加工機のncデータ編集システム、ncデータ編集プログラム、および万能加工機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 万能加工機の稼働率を低下させることなく、メインプログラムのデータ編集を容易にできる万能加工機のNCデータ編集システムを提供すること。
【解決手段】NCデータ編集システムでは、メインプログラムを万能加工機とは別のCAM端末3上で作成、編集する。このため、万能加工機を停止させておく必要がなく、稼働率を良好に維持できる。また、同システムでは、旋削やミーリングに応じたサブプログラムを従来通りのCAD/CAMシステムによって作成し、各サブプログラムを単に加工順に画面入力し、必要なパラメータを入力してメインプログラムを作成すればよい。従って、加工パターン判定手段16がそのメインプログラムに適合した加工パターンを判定条件に基づいて判定した後、データ編集手段17が加工パターンに前記パラメータを反映させることでメインプログラムの編集を自動的に行うから、データ編集を容易にできる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば旋削加工、ミーリング(フライス)加工、穴明け加工などの全てが行える万能加工機のNCデータ編集システム、NCデータ編集プログラム、および万能加工機に関する。
一般的に、NC(Numerical Control)工作機械を制御するためのNCデータは、加工形状部の動作制御を行うサブプログラム(形状加工動作制御用NCデータ)と、NC工作機械各軸の位置決め制御、工具交換、主軸の回転制御等と合わせて前記サブプログラムを加工順に呼び出しを行うメインプログラム(基本動作制御用NCデータ)に大別される。
サブプログラムは、CAD/CAM(Computer Aided Design/Computer Aided Manufacturing)システムにより加工形状を決定し、その加工形状を基に作成されるが、メインプログラムについては、NC工作機械の機種や被加工物の加工方法(動作プロセス)等が異なる毎に、多種多様の指令コードおよびNCデータ体系があるため、既存のCAD/CAMシステムから特定のNC工作機械に完全に適合するものを作成することは困難である。
このため、一旦CAD/CAMシステムにて作成したメインプログラムを、NC工作機械に完全に適合させるには、そのメインプログラムを手入力によって編集したり、あるいは手編集による編集作業の手間の省力化、および手編集ミスを少なくするために、コンピュータ上のNCデータ編集システムを用いて編集することが行われる。
また、一旦生成したメインプログラムを編集するのではなく、CAD/CAMシステムからダイレクトにサブプログラムおよびメインプログラムを作成したい場合には、制御するNC工作機械専用のCAD/CAMシステムを導入し、対応する場合もある。ただし、この場合には、専用のCAD/CAMシステムを導入する必要があって初期投資費用が発生するうえ、既存のCAD/CAMシステムで生成された立体データ(CADデータ)は、そのままではサブプログラム作成工程(CAM工程)に渡らず、専用の中間ファイルを介して渡す必要があって利便性に欠ける。
従って、通常では、前述のように、コンピュータ上のNCデータ編集システムを用いて編集することが多い。
このようなNCデータ編集システムとしては、CAD/CAMシステムにより作成したメインプログラムを、NC工作機械に一体的に備えられた制御コンピュータへ送信し、モニター等に編集するメインプログラムを表示させ、同時に表示されるガイダンスメッセージに従いながら編集箇所を指示するとともに、複数の加工パターンの中から該当する加工パターンを選択して、その加工パターン用のデータを編集箇所に挿入していくものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、別なNCデータ編集システムとしては、CAD/CAMシステムで作成したメインプログラムを、NC工作機械とは別のコンピュータ上のNCデータ編集システムに取り込み、取り込んだメインプログラム内の編集該当文字列を検索し、検索した文字列の桁数編集や、検索した文字列へのキーワード挿入、相対座標値/絶対座標値の相互変換および文字列変換、指定した複数のファイルに格納されているサブプログラムに基づくメインプログラム作成等を、マクロ化して一括編集するものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−186511号公報 特開平11−7312号公報
しかしながら、特許文献1のNCデータ編集システムによれば、NC工作機械に一体的に備えられた制御コンピュータで編集をするため、編集中はNC工作機械を使用することができず、NC工作機械の稼働率が低下するという問題がある。
一方、特許文献2のNCデータ編集システムは、汎用のNC工作機械を制御するためのデータ編集を前提としているため、旋削加工、ミーリング加工、穴明け加工等の2次元、3次元加工、さらには同時多軸(例えば5軸)制御加工等を融合させた万能工作機械を制御するデータ編集には適さず、このシステムによって編集した後に手編集を再度実施する必要があるなど、手間がかかるという問題がある。
本発明の目的は、万能加工機の稼働率を低下させることなく、メインプログラムのデータ編集を容易にできる万能加工機のNCデータ編集システム、NCデータ編集プログラムを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、そのようなNC編集プログラムで編集されたメインプログラムにより制御される万能加工機を提供することにある。
本発明の万能加工機のNCデータ編集システムは、被加工物を複数の加工形態で加工可能な万能加工機のNCデータを、当該万能加工機とは別の端末上で編集するための編集システムであって、部品立体データから各加工形態に応じた形状加工動作用のサブプログラムを作成する複数のサブプログラム作成支援手段と、必要なサブプログラムを加工工順に繋げるとともに、基本動作制御用のメインプログラムを実行させるためのパラメータを入力するメインプログラム作成支援手段と、入力されたパラメータの内容から予め登録された判定条件に基づいて加工パターンを判定する加工パターン判定手段と、加工パターンに前記サブプログラムのパラメータを反映させて少なくとも前記メインプログラムの編集を行うデータ編集手段とを備えていることを特徴とする。
このような本発明によれば、NCデータを構成するメインプログラムを万能加工機とは別の端末上で編集するため、万能加工機の稼働率を低下させる心配がない。
また、NCプログラマは、各加工形態に応じたサブプログラムを従来通りのCAD/CAMシステム等によって作成し、そして、各サブプログラムを単に加工順に入力するとともに、必要なパラメータを入力することでメインプログラムを作成すればよく、加工パターン判定手段がそのメインプログラムに適合した加工パターンを判定条件に基づいて判定した後、データ編集手段が加工パターンに前記パラメータを反映させることでメインプログラムの編集を自動的に行うから、複数の加工形態で加工可能な万能加工機用のメインプログラムであっても、データ編集が容易に行えるようになる。
本発明の万能加工機のNCデータ編集システムでは、前記サブプログラムには使用する工具の工具情報が保持され、この工具情報に基づいて工具リストを作成する工具リスト作成手段を備えていることを特徴とする。
このような本発明によれば、NCプログラマから万能加工機のオペレータへ工具情報を伝達する手間が省けるうえ、オペレータは、工具リストを参照するだけで工具段取りが迅速に行えるようになる。
本発明の万能加工機のNCデータ編集システムでは、前記万能加工機は複数の旋回テーブルを備えており、前記メインプログラム作成支援手段は、各旋回テーブルの選択を受け付ける旋回テーブル受付手段を備えていることを特徴とする。
このような本発明によれば、旋回テーブル受付手段により旋回テーブル毎にメインプログラムが編集されるようになるから、単独の旋回テーブルのみを使用して加工を完了させる場合でも、確実に対応可能である。
本発明の万能加工機のNCデータ編集システムでは、前記加工パターンは、反映される前記パラメータを除いて構文化されていることを特徴とする。
このような本発明によれば、加工パターンが構文化されているので、この構文が殆どそのまま編集後のメインプログラムを形作ることになり、編集処理が簡単に行われるようになる。
本発明の万能加工機のNCデータ編集システムでは、前記加工パターンの構文がテキストファイル化されていることを特徴とする。
このような本発明によれば、加工パターンの構文がテキストファイル化されているので、万能加工機側のマクロプログラム番号、マクロプログラムの引数に変更があった場合でも、当該NCデータ編集システムのプログラムを変更することなく、加工パターンの構文テキストファイルのみを変更することで当該構文に合致したメインプログラムに編集可能であり、システムの保守が容易に行われるようになる。
本発明の万能加工機のNCデータ編集システムでは、前記メインプログラム作成支援手段で入力されたパラメータが前記万能加工機での動作制御の限界値を超えているか否かを判定する制御値判定手段を備えていることを特徴とする。
このような本発明によれば、制御値判定手段により、入力されたパラメータが動作制御の限界値を超えていると判定された場合には、その入力値を無効にできるので、万能加工機の暴走による破損等が確実に防止されるようになる。
本発明の万能加工機のNCデータ編集システムでは、前記データ編集手段は、前記メインプログラムおよび前記サブプログラムを個別にファイル化可能とされていることを特徴とする。
このような本発明によれば、メインプログラムのファイルとサブプログラムのファイルとがデータ編集手段によって個別に作成されるから、編集後の各プログラムを万能加工機にアップロードする際に、プログラムの入れ換えや、万能加工機側の制御部(CNC)上での管理が容易になる。
本発明のNCデータ編集プログラムは、被加工物を複数の加工形態で加工可能な万能加工機のNCデータを、当該万能加工機とは別の端末上で編集するための編集プログラムであって、
コンピュータを、部品立体データから各加工形態に応じた形状加工動作用のサブプログラムを作成する複数のサブプログラム作成支援手段と、
必要なサブプログラムを加工工順に繋げるとともに、基本動作制御用のメインプログラムを実行させるためのパラメータを入力するメインプログラム作成支援手段と、
入力されたパラメータの内容から予め登録された判定条件に基づいて加工パターンを判定する加工パターン判定手段と、
加工パターンに前記サブプログラムのパラメータを反映させて少なくとも前記メインプログラムの編集を行うデータ編集手段として機能させることを特徴とする。
このような編集プログラムの発明によれば、前述したように、本発明の目的を達成できる。
本発明の万能加工機は、前記NCデータ編集プログラムで編集されたNCデータにより制御されることを特徴とする。
このような万能加工機の発明によれば、前述の編集プログラムで編集されたNCデータによって制御されるようになり、本発明の他の目的を達成できる。
本発明の万能加工機は、少なくとも旋削加工およびミーリング加工が可能に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、万能加工機の稼働率を低下させることなく、メインプログラムのデータ編集を容易にできるという効果がある。また、効率よく編集されたメインプログラムにより万能加工機を制御できるという効果がある。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係るNCデータ編集システム1で編集されたメインプログラムで制御される万能加工機100の要部を示すブロック図である。先ず以下には、この万能加工機100について説明する。
万能加工機100は、時計用部品を加工するためのNC制御のマシニングセンタであって、加工主軸としてのミーリング主軸101と、被加工物としての母材10を保持する第1旋回テーブル102と、母材10から切り離される加工対象を保持する第2旋回テーブル103と、第1旋回テーブル102に母材10を供給するバーフィーダ104と、万能加工機100の動作を制御する制御部105と、完成形状の時計用部品を第2旋回テーブル102から取り外す除材ロボット120とを備えている。
ミーリング主軸101は、工具を保持する工具ホルダ106を有している。この工具ホルダ106は、チャック125、研削工具126、研磨工具127、旋削工具128、ミーリング工具129、穴明工具130などの適宜な加工工具のいずれか1つを、着脱可能に取り付けられるように構成されている。
また、ミーリング主軸101は、工具ホルダ106を駆動する回転用モータ107、X軸用モータ108、Y軸用モータ109、およびZ軸用モータ110を有している。回転用モータ107は、工具ホルダ106を連続回転させる。これにより、工具ホルダ106に研削工具126や穴明け工具130などを取り付ければ、母材10に穴明け加工や切削加工が可能となる。
X軸用モータ108は、ミーリング主軸101をX方向に移動して位置決めする。Y軸用モータ109は、ミーリング主軸101をY方向に沿って移動して位置決めする。Z軸用モータ110は、ミーリング主軸101をZ方向に沿って移動して位置決めする。従って、ミーリング主軸101は、互いに直交する3軸であるX,Y,Z方向にそれぞれ移動、位置決め可能に設けられているとともに、加工工具の軸を中心に回転可能に設けられている。
第1旋回テーブル102は、母材10を保持する第1チャック140と、モータ141,142とを備えている。第1チャック140は、母材10の外周部分を機械的に着脱可能に押さえて保持するための3爪の外径チャックである。モータ141は、この第1チャック140を母材10の軸周りに回転駆動し、第1旋回テーブル102を図1中の第2軸L2に沿って回転させる。モータ142は、第1旋回テーブル102を母材10の軸に直交し、かつY軸に平行な軸を中心に回転駆動してXZ平面内で旋回させることにより、図1中の第4軸L4回に沿って所定角度旋回させる。以上より、第1旋回テーブル102は、第2軸L2および第4軸L4の2軸に関して駆動される2軸駆動系となっている。
ここで、第1旋回テーブル102は、第4軸L4に沿って旋回可能であることにより、三つの加工姿勢P1,P3,P5を有する。加工姿勢P1は、母材10の軸がX軸に平行となる状態の第1旋回テーブル102の姿勢を意味し、図1中の実線で示される姿勢である。加工姿勢P3は、母材10の軸がZ軸に平行となる状態の第1旋回テーブル102の姿勢を意味し、図1中の二点鎖線で示される姿勢である。さらに、加工姿勢P5は、加工姿勢P1および加工姿勢P3の間の任意の角度で停止される状態の姿勢を意味する。
第2旋回テーブル103は、前記加工対象またはブランクを保持する第2チャック150と、第2旋回テーブル103を駆動するモータ151,152,153とを備えている。
第2チャック150は、2つまたは3つ以上の爪を備え、これらの爪が互いに近接離間可能に取り付けられることにより、加工対象またはブランクの内径または外径を保持可能に構成されている。つまり、第2チャック150は、爪を半径方向外側に移動させれば爪が加工対象の内径に押しつけられて加工対象を保持することが可能であり、また爪を半径方向内側に移動させれば爪が加工対象の外径に押しつけられて加工対象を保持することが可能となる。なお、爪は、対象部位の軸に対して平行移動するように構成されていることが望ましい。
このような構成であれば、例えば第2チャック150としてコレットチャックの構造のチャックを用いた場合とは異なり、爪が第2チャック150の内径または外径が対加工対象に良好に密着し、第2チャック150の保持精度が向上する。また反対に、第2チャック150の保持精度を良好にするためには、第2チャック150の内径または外径を加工対象またはブランクの外径形状または内径形状に対応した形状に形成すればよいので、第2チャック150の形成が容易となる。
モータ151は、第2チャック150を加工対象の軸を中心に回転駆動し、つまり第2旋回テーブル103を第3軸L3に沿って回転させる。モータ152は、第2旋回テーブル103を第3軸L3の回転軸に直交し、かつY軸に平行な軸を中心に回転駆動してXZ平面内で旋回させることにより、第2旋回テーブル103を第5軸L5に沿って所定角度旋回させる。モータ153は、第2旋回テーブル103をU軸(第1軸L1)に沿って直線移動させる。従って、第2旋回テーブル103は、第1軸L1、第3軸L3、および第5軸L5の3軸に関して駆動される3軸駆動系となっている。
ここで、第2旋回テーブル103は、第5軸L5に沿って旋回可能であることにより、三つの加工姿勢P2,P4,P6を有する。加工姿勢P2は、対象部位の軸がX軸に平行となる状態の第2旋回テーブル103の姿勢を意味し、図1中の実線で示される姿勢である。加工姿勢P4は、対象部位の軸がZ軸に平行となる状態の第2旋回テーブル103の姿勢を意味し、図1中の二点鎖線で示される姿勢である。さらに、加工姿勢P6は、加工姿勢P2および加工姿勢P4の間の任意の角度で停止される状態の姿勢を意味する。
このように、この万能加工機100は、第1軸L1から第5軸L5までを有する5軸同時制御機能を有しており、ミーリング主軸101についてのXYZ軸の3軸の駆動系を合わせると、8軸同時制御機能を有することとなる。この8軸同時制御機能により、母材10に対して2次元または3次元の切削加工が可能である。このような万能加工機は、特に装飾性を必要とする装身具、時計等の装飾品の加工に最適であり、装飾性を高めるためには、あらゆる形状を短時間で加工できることが要求される。そのためには、万能加工機は、旋盤機能とミーリング機能を有していることが必須となる。そして、万能加工機で効率よく加工するためには、旋盤機能とミーリング機能の連携動作を行うためのNCデータを作成、編集するNCデータ編集システムが必要となる。
図2には、万能加工機100を制御するためのNCデータを作成、編集するNCデータ編集システム1の概略構成が示されている。
本実施形態のNCデータ編集システム1は、通常のCAD/CAMシステムを構成するCAD端末2、CAM端末3、およびこれらとLAN等のネットワークで接続されたCAD/CAMデータベース4とで構築されており、編集されたNCデータは、ネットワークに接続されたデータ転送用端末5を使用して万能加工機100に転送可能とされている。
CAD端末2は、図3に示すように、設計者が3次元図面を描きながら部品設計を行うための図面作成支援手段11、および3次元図面から得られる部品の立体データ(CADデータ)を生成するCADデータ生成手段12とを備えており、生成されたCADデータは、ネットワークを通してCAD/CAMデータベース4に蓄積される。このような手段11,12は、通常のCADシステムで用いられるソフトウェアで実現可能であるため、ここでのさらなる説明を省略する。
CAM端末3は、図4に示すように、通常のCAMシステムを司るCAM部13の他、それぞれソフトウェアからなるメインプログラム作成支援手段14、データセット実行手段15、加工パターン判定手段16、データ編集手段17、および工具リスト作成手段18を備えている。そして、これら各手段14〜18を含んで、本発明に係るNC編集プログラムが構成されている。
このうち、CAM部13は、万能加工機100での切削加工用のツールパスをサブプログラムとして作成する旋削用サブプログラム作成支援手段19と、ミーリング加工用のツールパスをサブプログラムとして作成するミーリング用サブプログラム作成支援手段20とで構成されている。各手段19,20も、通常のCAMシステムで用いられるソフトウェアで実現可能である。
つまり、図5のフローチャートに示すように、NCプログラマは、部品の加工工順、使用工具を検討し(ステップ1(以下、ステップを「S」と略す。図面上でも同様である。))、加工工順書を作成し(S2)、この後に、CAM端末3上において、前記旋削用サブプログラム作成支援手段19およびミーリング用サブプログラム作成支援手段20を立ち上げ、旋削加工用あるいはミーリング加工用のサブプログラムであるツールパスを生成する(S3,S4))。
具体的には、旋削加工用としては、図6のフローチャートに示すように、CAD/CAMデータベース4から入手したCADデータに基づいて荒加工ツールパスを生成し(S1)、仕上げ加工ツールパスを生成し(S2)、ツールパスの検証を行い(S3)、検証の結果、ツールパスに異常があるか否かを判定する(S4)。異常があればS1、S2に戻ってツールパスを修正し、無ければサブプログラムのボディをCAM端末3内の記憶装置37に保存するとともに、必要に応じてボディをミーリング用のサブプログラム生成側に送る(S5)。さらに、生成されたサブプログラムが書き出され(S6)、NCプログラマが決定したプログラム番号(ファイル名)にファイル出力される(S7)。
ここで、一つの部品で複数のツールパス、すなわち複数のサブプログラムが生成されることが通常であるが、このような場合には、S6にて複数のサブプログラムがファイル化されて全て書き出され、S7にてにファイル出力される。
また、ミーリング加工用としては、図7のフローチャートに示すように、CAD/CAMデータベース4から入手したCADデータに基づいて荒加工ツールパスを生成し(S1)、仕上げ加工ツールパスを生成する(S2)。また、必要であれば、穴明け加工用のツールパスやネジ切り加工用のツールパスを生成する(S3、S4)。そして、ツールパスの検証を行い(S5)、検証の結果、ツールパスに異常があるか否かを判定する(S6)。異常があればS1〜S4に戻ってツールパスを修正し、無ければサブプログラムのボディを同様に保存する。さらに、生成されたサブプログラムが書き出され(S7)、ファイル出力される(S8)。
ちなみに、図8は、各種旋削工具128で行う外形荒加工のツールパスをCAM端末3のディスプレイ上に表示させた図、図9は、内形仕上げ加工のツールパスを表示させた図、図10は、裏余肉取り加工のツールパスを表示させた図であり、これらが旋削用サブプログラム作成支援手段19で生成される。
また、図11には、ミーリング工具129で行う外形荒加工のツールパスを、加工前の加工対象とともに表示させた図、図12は、前記外形荒加工による加工後の加工対象を表示させた図、図13は、穴明け工具130にてセンター穴を明けるセンタードリル加工のツールパスを表示させた図であり、これらがミーリング用サブプログラム作成支援手段20で生成される。
また、図14には、旋削用サブプログラム作成支援手段19で生成された内形荒加工用のサブプログラムが示されている。このようなサブプログラムには、NCプログラマによって任意のプログラム番号(この場合では、「o0104」)が付されている。そして、このプログラム番号の他、使用される工具名や、各種加工条件に関する情報は、コメント情報としてツールパス形成用の3次元座標データの前にセットされ、括弧()によって括られている。さらに、サブプログラムは、CAD端末3の記憶装置37に記憶される。
さて、図5に戻って、S3、S4で生成された加工形態の異なるサブプログラムは互いに融合され、メインプログラムが作成される(S5)。この融合部分が、本実施形態の最も特徴的な部分であり、図4に示すメインプログラム作成支援手段14、および他の各手段15〜18によって実行されるのであるが、これらについては後述する。
図5のS5にて作成されたメインプログラムは、CAM端末3からCAD/CAMデータベース4に一旦送られて記憶され、ここからデータ転送用端末5を用いて万能加工機100のデータサーバに送られてもよいが、メインプログラムをCAM端末3から直接万能加工機100側に送ることも可能である(S6)。
この後、万能加工機100でのワーク(母材10)固定、工具セット、工具オフセット値入力等、段取り作業を行い(S7)、万能加工機100側の制御部(CNC)105によりメインプログラムを実行させ、加工を行う。
以上が、部品の加工工順の検討から、実際の加工を行うまでの流れである。
以下には、メインプログラムの作成、編集について詳説する。
図4において、メインプログラム作成支援手段14は、メイン画面入力受付手段21を備えており、この手段21は、CAM端末3のディスプレイ上に、図15に示すメイン画面22を表示させる。
このメイン画面22においては、NCプログラマがこれらから作成するメインプログラムを何番のメインプログラムにするかを決定し、決定したメインプログラム番号を入力する。また、このメインプログラムにより、第1旋回テーブル102にて加工したいのか、または第2旋回テーブル103にて加工したいのかを選択する。入力されたメインプログラム番号、および選択された旋回テーブルは、メインプログラム番号受付手段23、および旋回テーブル受付手段24によって受け付けられる。
また、メイン画面22のリストボックスには、メインプログラムで使用されるサブプログラムのプログラム番号を加工順に表示できるようになっている。サブプログラムは、前述の各サブプログラム作成支援手段19,20で作成したものである。プログラム番号を表示させるためには、表示させたい部分をマウス等で選択し、クリックする。すると、サブ画面入力受付手段25(図4)が起動し、ディスプレイ上に、図16に示すサブ画面26が表示される。このサブ画面26において、表示させたいサブプログラム番号を入力するのである。入力されたサブプログラム番号は、サブプログラム番号受付手段27で受け付けられる。
さらに、サブ画面26では、サブプログラムを実行させるのに必要なパラメータの設定を行う。
設定内容としては先ず、サブプログラムによりミーリング加工を行うのか、または旋削加工を行うのか、加工形態を選択する。選択された加工形態は、加工形態受付手段28で受け付けられる。この後、A軸角度受付手段29およびB軸角度受付手段30が起動し、パラメータとしてのA軸角度およびB軸角度を入力する。
ここで、第1旋回テーブル102を使用して旋削加工を行う場合には、B軸角度の入力みが許可される。このときのB軸とは、図1に示す第4軸L4のことである。第2旋回テーブル103を使用して旋削加工を行う場合にも、B軸角度の入力のみが許可される。このときのB軸とは、図1に示す第5軸L5のことである。
一方、第1旋回テーブル102を使用してミーリング加工を行う場合には、A軸角度およびB軸角度の入力が許可される。このときのA軸とは第2軸L2のことであり、B軸とは第4軸L4のことである。第2旋回テーブル103を使用してミーリング加工を行う場合にも、A軸角度およびB軸角度の入力が許可されるが、このときのA軸とは第3軸L3であり、B軸とは第5軸L5のことである。
また、角度を入力するにあたっては、制御値判定手段31が起動し、入力した値が適正か否かを判定する。つまり、入力値には制限が設定されており、これを越えての入力は許可されない。A軸角度でいえば、本実施形態では、−360〜360の範囲である。第1旋回テーブル102使用時のB軸角度でいえば、−20〜90の範囲であり、第2旋回テーブ103使用時のB軸角度でいえば、0〜−90である。
以下、同様にして、突切モード受付手段32、フィクスチャーオフセット受付手段38、高速/高品位モード受付手段33、Lコード受付手段34が起動し、各種受付が行われる。なお、パラメータとして入力されるフィクスチャーオフセットの値は、第1旋回テーブル102使用時では、1.〜8.が、第2旋回テーブ103使用時では、540.〜599.の範囲で入力が許可される。この場合も、制御値判定手段31により、範囲外の値の入力は許可されない。また、高速/高品位モード受付手段33はミーリング加工時のみ受け付けられる。そして、Lコード受付手段34により、Lコードを使用する場合のみ、再度A軸角度受付手段29およびB軸角度受付手段30が起動して各軸の割出角度の入力が受け付けられ、繰り返し回数受付手段35が起動して繰り返し回数の入力が受け付けられる。さらに、サブ画面26は、ミーリング加工用であるために、図16では図示されていないが、旋削加工の場合には、第2軸および第3軸の回転方向の入力が正転/逆転受付手段36によって受け付けられるようになる。
サブ画面26上での入力作業が終了し、図示しない「OK」部分をクリックすると、メイン画面22に戻り、リストボックス内にはサブ画面26で指示したサブプログラムのプログラム番号が反映される。そして、サブ画面26での入力作業を加工工順に従って複数回行うことにより、メイン画面22では、複数のサブプログラムを加工順に表示させることが可能である。
図4に示すデータセット実行手段15は、各手段23〜25,27〜30,32〜36,38で受け付けられたデータを、CAM端末3の記憶装置37に一括してセットする機能を有している。
加工パターン判定手段16は、CAM端末3の記憶装置37にセットされた前述のデータ内容と、同じく記憶装置37に記憶された判定条件とから、適合する加工パターンを判定する。これにより、メインプログラムで行おうとする加工が、どの加工パターンに該当するかが即座にわかる。
判定条件としては、図7に模式的に示すようなツリー構造のものが採用されている。この判定条件によれば、先ず、判定条件1にて、加工形態を判定し、判定条件2にて、使用する旋回テーブル102,103を判定し、その後に各種の判定を順に行い、最終的に1〜36の番号で示された加工パターンのうち、いずれの加工パターンかを判定することが可能である。
図18には、加工パターンを代表して「1番」の加工パターンに係るデータ内容が示されている。このようなデータはもともと、パラメータが入力される箇所を除いて構文化されており、作成しようとするメインプログラムと同じ形態をとっている。すなわち、この構文中には、いくつかのアスタリスク「*」が含まれており、アスタリスクの箇所にパラメータが入力され、当該加工パターンに対応した最終的なメインプログラムが作成される。入力されるパラメータは、図16のサブ画面26で入力した各軸L2〜L4の角度の他、図14で示したサブプログラムにおいて、コメント情報として保持されたパラメータ等である。また、この構文は、外部定義テキストファイル化されて記憶されており、必要に応じて内容を変更することが可能である。
データ編集手段17は、図14に示したサブプログラムを編集し、図19に示す最終的なサブプログラムを作成する機能と、図18に示した加工パターン毎の構文を編集し、図20に示す最終的なメインプログラムを作成する機能とを有する。メイン画面22に反映されたサブプログラムが複数ある場合には、これらのサブプログラムに関係した各加工パターンの構文が編集され、これらが順に実行されるように繋げられることで最終的なメインプログラムとなる。
ここで、図19に示す最終的なサブプログラムでは、編集前のサブプログラム(図14)に比してコメント情報が削除されている。コメント情報は、データ編集手段17により、加工パターンの構文のパラメータ入力箇所に入力されて、メインプログラムとして反映されているため、ここではもはや不要である。従って、図20に示す最終的なメインプログラムは、編集前の加工パターンの構文(図18)と比較し、アスタリスクの部分に所定のパラメータが入力されたものとなっている。
編集されたサブプログラムは、データ編集手段17により、対応したプログラム番号のファイルにファイル出力され、編集されたメインプログラムも、前述のメインプログラム番号のファイルにファイル出力される。
工具リスト作成手段18は、編集前のサブプログラムのコメント情報に保持された使用工具の情報に基づき、使用する工具名と、これに対応した収容すべきツールマガジンの番号とをリストとして出力する機能を有している。
以上に説明した各手段14〜18について、図21ないし図24のフローチャートをも参照して以下に説明する。なお、各図のフローチャートは、図5に示すS5を詳細にしたものである。
図21において、先ず、作成しようとするメインプログラムを何番の番号にするかを決定し、メイン画面22から入力する(S1:メインプログラム番号受付手段23)。同じくメイン画面22において、第1旋回テーブル102で加工を行うのか、または第2旋回テーブル103で加工を行うのかを選択する(S2:旋回テーブル受付手段24)。
次に、サブ画面26を開き、サブプログラム番号を入力するとともに(S3:サブプログラム番号受付手段27)、ミーリング加工を行うのか、または旋削加工を行うのかを選択する(S4、S5:加工形態受付手段28)。
ミーリング加工の場合には、図22に示すように、第1旋回テーブ102を使用するのか、第2旋回テーブ103を使用するのかを判定し(S6)、第1旋回テーブ102の場合では、第2軸および第4軸の角度を入力し(S7:角度受付手段29,30)、第2旋回テーブ103の場合では、第3軸および第5軸の角度を入力する(S8:角度受付手段29,30)。そして、旋回原点とワーク上面間の距離、すなわちフィクスチャーオフセットを入力する(S9:フィクスチャーオフセット受付手段38)。そして、高速モードか高品位モードかを選択する(S10:高速/高品位モード受付手段33)。さらに、同一のサブプログラムをLコードを使用して繰り返すか否かを選択し(S11:Lコード受付手段34)、繰り返す場合には、その繰り返し回数を入力し(S12:繰り返し回数受付手段35)、割出角度を入力する(S13:各軸角度受付手段29,30)。
一方、図21のS5において、旋削加工の場合には、図23に示すように、やはり第1旋回テーブ102を使用するのか、第2旋回テーブ103を使用するのかを判定し(S14)、第1旋回テーブ102の場合では、第4軸の角度を入力し(S15:B軸角度受付手段30)、第2旋回テーブ103の場合では、第5軸の角度を入力する(S16:B軸角度受付手段30)。この後、選択された旋回テーブル102,103の回転方向を選択し(S:17:正転/逆転受付手段36)、フィクスチャーオフセットを入力する(S18:フィクスチャーオフセット受付手段38)。
以上でサブ画面26での入力を終了させ、「OK」をクリックして図24の入力済パラメータ等を記憶装置37へセットする(S19:データセット実行手段15)。次いで、メイン画面22に戻り、「スタート」をクリックして(S20)、セットされた内容から判定条件に基づいて加工パターの判定を行う(S21:加工パターン判定手段16)。そして、判定された加工パターンに応じてサブプログラムおよびメインプログラムを編集し、それぞれをファイル出力する(S22、S23:データ編集手段17)。最後に、使用工具リストを自動作成し、出力する(S24:工具リスト作成手段18)。
従って、本実施形態によれば、以下の効果がある。
(1)NCデータ編集システム1では、NCデータを構成するメインプログラムを万能加工機100とは別のCAM端末3上で作成、編集するため、万能加工機100の稼働率を良好に維持できる。
また、NCプログラマは、旋削加工およびミーリング加工に応じたサブプログラムを従来通りのCAD/CAMシステム等によって作成し、そして、各サブプログラムを単に加工順に画面入力するとともに、必要なパラメータを入力することでメインプログラムを作成すればよく、加工パターン判定手段16がそのメインプログラムに適合した加工パターンを判定条件に基づいて判定した後、データ編集手段17が加工パターンに前記パラメータを反映させることでメインプログラムの編集を自動的に行うから、旋削加工およびミーリング加工といった複数形態で加工可能な万能加工機100用のメインプログラムであっても、データ編集を容易にできる。
(2)NCデータ編集システム1では、サブプログラムに保持さた工具情報に基づいて工具リストを作成する工具リスト作成手段18を備えているため、NCプログラマから万能加工機100のオペレータへ工具情報を伝達する手間を省くことができるうえ、オペレータは、工具リストを参照するだけで工具段取りを迅速にできる。
(3)NCデータ編集システムの旋回テーブル受付手段24により、旋回テーブル102,103毎にメインプログラムが編集されるから、第1旋回テーブル102のみ、または第2旋回テーブル103のみを使用して加工を完了させる場合でも、確実に対応できる。
(4)記憶装置37内に記憶された加工パターンは構文化されているので、この構文で殆どそのまま編集後のメインプログラムを形作ることができ、編集処理を簡単にできる。
(5)加工パターンの構文は外部定義テキストファイル化されているので、万能加工機100側のマクロプログラム番号、マクロプログラムの引数に変更があった場合でも、NCデータ編集システム1のプログラムを変更することなく、外部定義テキストファイルのみを変更することで当該構文に合致したメインプログラムに編集でき、システムのメンテナンスを容易にできる。
(6)また、サブ画面26でのパラメータ入力に際して、入力されたパラメータが動作制御の限界値を超えていると制御値判定手段31が判定した場合には、その入力値を無効にできるので、そのようなパラメータがメインプログラムに反映されることはなく、万能加工機100の暴走による破損等を確実に防止できる。
(7)データ編集手段17は、メインプログラムとサブプログラムとを個別にファイル出力するため、編集後の各プログラムを万能加工機100にアップロードする際に、プログラムの入れ換えや、万能加工機100側の制御部105上での管理を容易にできる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、万能加工機100で加工される部品が時計用部品であったが、本発明の万能加工機で加工される部品としては、特に限定はなく、時計用部品以外であってもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、数量などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、数量などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明の一実施形態に係るNCデータ編集システムで編集されたメインプログラムで制御される万能加工機の要部を示すブロック図。 NCデータ編集システムの概略構成を示す模式図。 CAD端末を示すブロック図。 CAM端末を示すブロック図。 部品加工の全体の流れを示すフローチャート。 旋削用(サブ)プログラムを作成するフローチャート。 ミーリング用(サブ)プログラムを作成するフローチャート。 外形荒加工のツールパスを示す図。 内形仕上げ加工のツールパスを示す図。 裏余肉取り加工のツールパスを示す図。 外形荒加工のツールパスを示す図。 外形荒加工による加工後の加工対象を示す図。 センタードリル加工のツールパスを示す図。 編集前のサブプログラムの一例を示す図。 メイン画面を示す図。 サブ画面を示す図。 加工パターンの判定条件を示す模式図。 加工パターンの構文の一例を示す図。 編集後のサブプログラムの一例を示す図。 編集後のメインプログラムの一例を示す図。 メインプログラムの作成、編集を説明するためのフローチャート。 図21の一方の続きを示すフローチャート。 図21の他方の続きを示すフローチャート。 図22、図23の続きを示すフローチャート。
符号の説明
1…NCデータ編集システム、3…CAM端末(端末)、10…被加工物(母材)、14…メインプログラム作成支援手段、16…加工パターン判定手段、17…データ編集手段、18…工具リスト作成手段、19…旋削用サブプログラム作成支援手段、20…ミーリング用サブプログラム作成支援手段、24…旋回テーブル受付手段、31…制御値判定手段、100…万能加工機、102…第1旋回テーブル、103…第2旋回テーブル。

Claims (10)

  1. 被加工物を複数の加工形態で加工可能な万能加工機のNCデータを、当該万能加工機とは別の端末上で編集するための編集システムであって、
    部品立体データから各加工形態に応じた形状加工動作用のサブプログラムを作成する複数のサブプログラム作成支援手段と、
    必要なサブプログラムを加工工順に繋げるとともに、基本動作制御用のメインプログラムを実行させるためのパラメータを入力するメインプログラム作成支援手段と、
    入力されたパラメータの内容から予め登録された判定条件に基づいて加工パターンを判定する加工パターン判定手段と、
    加工パターンに前記サブプログラムのパラメータを反映させて少なくとも前記メインプログラムの編集を行うデータ編集手段とを備えている
    ことを特徴とする万能加工機のNCデータ編集システム。
  2. 請求項1に記載の万能加工機のNCデータ編集システムにおいて、
    前記サブプログラムには使用する工具の工具情報が保持され、
    この工具情報に基づいて工具リストを作成する工具リスト作成手段を備えている
    ことを特徴とする万能加工機のNCデータ編集システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の万能加工機のNCデータ編集システムにおいて、
    前記万能加工機は複数の旋回テーブルを備えており、
    前記メインプログラム作成支援手段は、各旋回テーブルの選択を受け付ける旋回テーブル受付手段を備えている
    ことを特徴とする万能加工機のNCデータ編集システム。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の万能加工機のNCデータ編集システムにおいて、
    前記加工パターンは、反映される前記パラメータを除いて構文化されている
    ことを特徴とする万能加工機のNCデータ編集システム。
  5. 請求項4に記載の万能加工機のNCデータ編集システムにおいて、
    前記加工パターンの構文がテキストファイル化されている
    ことを特徴とする万能加工機のNCデータ編集システム。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の万能加工機のNCデータ編集システムにおいて、
    前記メインプログラム作成支援手段で入力されたパラメータが前記万能加工機での動作制御の限界値を超えているか否かを判定する制御値判定手段を備えている
    ことを特徴とする万能加工機のNCデータ編集システム。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の万能加工機のNCデータ編集システムにおいて、
    前記データ編集手段は、前記メインプログラムおよび前記サブプログラムを個別にファイル化可能とされている
    ことを特徴とする万能加工機のNCデータ編集システム。
  8. 被加工物を複数の加工形態で加工可能な万能加工機のNCデータを、当該万能加工機とは別の端末上で編集するための編集プログラムであって、
    コンピュータを、部品立体データから各加工形態に応じた形状加工動作用のサブプログラムを作成する複数のサブプログラム作成支援手段と、
    必要なサブプログラムを加工工順に繋げるとともに、基本動作制御用のメインプログラムを実行させるためのパラメータを入力するメインプログラム作成支援手段と、
    入力されたパラメータの内容から予め登録された判定条件に基づいて加工パターンを判定する加工パターン判定手段と、
    加工パターンに前記サブプログラムのパラメータを反映させて少なくとも前記メインプログラムの編集を行うデータ編集手段として機能させる
    ことを特徴とする万能加工機のNCデータ編集プログラム。
  9. 請求項8に記載のNCデータ編集プログラムで編集されたNCデータにより制御される ことを特徴とする万能加工機。
  10. 請求項9に記載の万能加工機において、少なくとも旋削加工およびミーリング加工が可能に設けられている
    ことを特徴とする万能加工機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015150655A (ja) * 2014-02-17 2015-08-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 レーザ加工パターンの教示方法およびロボットの動作方法
JPWO2015029232A1 (ja) * 2013-08-30 2017-03-02 株式会社牧野フライス製作所 工具管理システム

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