JPH05210723A - 対話システムにおけるコマンド選択方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 図面を短時間に作成する。 【構成】 入力装置１は指示及びデータを入力する。図
面情報記憶部２は図面情報を記憶し、操作パターン記憶
部３は各コマンドごとの図面に対する固有の操作パター
ンを記憶する。比較部４は入力装置１からの入力内容と
操作パターン記憶部３から読み出した内容とを比較す
る。コマンド選択部５は入力装置１からの入力内容もし
くは比較部４からの比較結果に基づいてコマンドを選択
し、かつ実行する。これにより、その都度メニューを表
示し、それを選択するという操作が不要になるため、図
面を短時間に作成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は対話システムにおけるコ
マンド選択方式に関し、特に図面エディタ等の対話シス
テムにおけるコマンド選択方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の対話システムにおけるコ
マンド選択方式は、表示装置に表示されたメニューを選
択する方式であった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来の対話シ
ステムにおけるコマンド選択方式は、表示されたメニュ
ーを選択するため、例えば、シンボルを配置中にこのシ
ンボルを移動する必要が生じた場合、一度メニューから
「移動」コマンドを選択してシンボルを移動した後、再
度メニューを表示して「配置」コマンドを選択してシン
ボルを配置するという操作が必要になる。すなわち、操
作の都度メニューを表示して選択するために操作が煩雑
になり、図面の作成が短時間に行えないという欠点があ
る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、図面エディタ
等の対話システムにおけるコマンド選択方式であって、
指示及びデータを入力する入力装置と、図面情報を記憶
する図面情報記憶部と、各コマンドごとの図面に対する
固有の操作パターンを記憶する操作パターン記憶部と、
前記入力装置から入力した内容と前記図面情報記憶部か
ら読み出した前記図面情報とを比較し該当するコマンド
を表示する比較部と、前記表示されたコマンドを基に前
記入力装置より指示した前記コマンドを選択するコマン
ド選択部とを備えることを特徴とする。

【０００５】

【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。

【０００６】図１は本発明の一実施例を示すブロック図
である。

【０００７】本実施例は、図１に示すように、入力装置
１，図面情報記憶部２，操作パターン記憶部３，比較部
４及びコマンド選択部５を含んで構成され、入力装置１
はキーボード及びマウスからなっており、これらを操作
して必要なデータ及び命令を入力する。そして、図面情
報記憶部２及び操作パターン記憶部３には、予め図面情
報及び各コマンド固有の操作パターンがそれぞれ格納さ
れている。比較部４は操作パターン記憶部３に格納され
ている操作パターンと、入力装置１からの操作情報と、
図面情報記憶部２に格納されている図面情報とを比較
し、一致するパターンがあった場合、それに対応するコ
マンド名をコマンド選択部５に出力する。コマンド選択
部５は比較部４からコマンド名を与えられた場合、もし
くは、入力装置１から直接コマンド名を与えられた場合
にそのコマンドを起動する。

【０００８】図２は図１の操作パターン記憶部３に格納
した項目の一例を示す図である。図中、操作番号は一連
の操作でコマンドのパターンとする場合の一連番号であ
り、不一致サーチ番号は操作が不一致になったとき、そ
の操作を続けてチェックするパターンがある場合、この
番号のレコードをチェックする。これは、ある操作の次
に行う操作の違いによって異るコマンドになる場合があ
るためである。

【０００９】次に、本実施例の比較部４における具体的
な処理手順について図３〜図５を参照して説明する。

【００１０】図３は図１の比較部４の処理手順を示すフ
ローチャートであり、図４は処理された具体的な図面イ
メージを示す図である。また、図５は図１の操作パター
ン記憶部３に格納された項目の一例を示す図である。

【００１１】まず、図４に示す×点Ａで、例えば、マウ
スの左の押しボタン（釦）を押し、そのまま移動したと
いう操作を行う。この場合、マウスの左の押しボタンを
押す操作により入力装置１から比較部４に出力される。
次に、比較部４では操作パターン記憶部３を検索し、図
５に示す項目の中から、その条件（例えば、操作番号＝
１，操作対象＝シンボル，操作物＝マウス左ボタン，操
作＝押す）と一致するレコードを選択する。ここで、こ
の条件の操作対象は×点Ａに何が存在するか、図面情報
記憶部２を検索して求める。そして、検索の結果、１番
目のレコードを選択する。この場合、コマンド名の欄に
空白があるので、キーボードより入力する。

【００１２】次の操作は×点Ａでマウスを移動する。１
番目の次のレコード、すなわち２番目のレコードの条件
では、操作物が異るため不一致サーチ番号を参照する。
本実施例においては、４番目の指定があるため、４番目
のレコードの条件でチェックする。この場合、４番目の
レコードと条件が一致するのでコマンド名をチュックす
ると、「移動」コマンドの指定となっているため、この
「移動」コマンドをコマンド選択部５に出力し、コマン
ド選択部５は「移動」コマンドを起動する。

【００１３】以下、同様にして、例えば、×点Ｂでキー
ボード入力すれば「信号名」コマンド、続いて、×点Ｂ
でマウスの左ボタンを押すと「配線」コマンド、×点Ｃ
でマウス左ボタンを押せば「配置」コマンド、×点Ａで
マウス左ボタンを押した後離すと「複写」コマンドと順
次起動する。

【００１４】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、図面に対
する操作によって適切なコマンドを選択するため、その
都度メニューを表示しては、それを選択するという操作
が不要になり、図面の作成が短時間にできるという効果
がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すブロック図である。

【図２】図１の操作パターン記憶部３に格納した項目の
一例を示す図である。

【図３】図１の比較部４の処理手順を示すフローチャー
トである。

【図４】処理された具体的な図面イメージを示す図であ
る。

【図５】図１の操作パターン記憶部３に格納された項目
の一例を示す図である。

【符号の説明】

１ 入力装置 ２ 図面情報記憶部 ３ 操作パターン記憶部 ４ 比較部 ５ コマンド選択部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 図面エディタ等の対話システムにおける
   コマンド選択方式であって、指示及びデータを入力する
   入力装置と、図面情報を記憶する図面情報記憶部と、各
   コマンドごとの図面に対する固有の操作パターンを記憶
   する操作パターン記憶部と、前記入力装置から入力した
   内容と前記図面情報記憶部から読み出した前記図面情報
   とを比較し該当するコマンドを表示する比較部と、前記
   表示されたコマンドを基に前記入力装置より指示した前
   記コマンドを選択するコマンド選択部とを備えることを
   特徴とする対話システムにおけるコマンド選択方式。