JPH0520889Y2 - - Google Patents

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JPH0520889Y2
JPH0520889Y2 JP20036787U JP20036787U JPH0520889Y2 JP H0520889 Y2 JPH0520889 Y2 JP H0520889Y2 JP 20036787 U JP20036787 U JP 20036787U JP 20036787 U JP20036787 U JP 20036787U JP H0520889 Y2 JPH0520889 Y2 JP H0520889Y2
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locking
bolt
threaded portion
insertion hole
wire harness
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ボルト状係止部材を介して部品等
を固定するためのボルト用係止具に関する。
(従来の技術) 従来、この種のボルト用係止具としては実開昭
61−52710号公報のものがあり、この公報に開示
された技術内容は固定具21の本体22の軸心方
向に空間部23を設けるとともに、本体22の一
方の対向する外壁24の内面より空間部23に向
けて対向するように係止爪対25を複数段設ける
とともに、他方の対向する外壁26には若干位置
ずれして対向状に空間部23中心方向へ向けてガ
イド27を設ける構成としたものである。
(解決しようとする問題点) しかしながら、この従来の構成のものでは例え
ばこの構成の固定具21を利用してワイヤハーネ
ス等を配設する場合にこの固定具21ではガイド
27を設けたものであるから、配設しようとする
ワイヤハーネスに捩れ等によりピツチずれを生ず
るとねじ付きスタツド28との位置がずれて取着
できなくなり、このためスタツド28の挿通空間
部23を長孔状、すなわち上記従来の構成のガイ
ド27を省略した構成のものをよく使用するもの
であるが、この構成のものではねじ付きスタツド
28に取着後、固定具21はスタツド28に対し
係止爪25間に沿つて移動され、これによりワイ
ヤハーネスが緩み、このため他部品に緩衝して異
音の発生あるいは短絡等する問題点があつた。
本考案は上記従来の問題点を解消すべくなされ
たもので、例えばワイヤハーネスに対する係止具
の取付位置にピツチずれを生じてもこれを吸収す
ることができるとともに、取着後に係止具の位置
ずれを生ずることのないボルト用係止具を提供す
ることを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記技術課題を解決するため、ボル
ト状の係止部材を挿通可能な略長孔状の挿通孔を
有する係止具の基板部と、該挿通孔の長手方向の
両側縁部に沿つて前記ボルト状係止部材のねじ部
に弾性係合可能な係止片を対設してなるボルト用
係止具において、前記対をなす係止片の対向面に
は前記ねじ部のリード角に沿い、かつねじ部のピ
ツチで相互に交差状となる複数の係止突条を形成
したボルト用係止具としたことに存する。
(実施例) 次に、本考案の一実施例を図面にしたがつて説
明すると、図中1はボルト用係止具(以下単に係
止具という)の全体であつて、該係止具3は合成
樹脂等からなり、例えば鋼板ボデー1に立設され
たスタツドボルト2(ボルト状係止部材ともい
う)に取着されて、例えばワイヤハーネスW等を
配設するもので、該係止具3はスタツドボルト2
の取着する基板部4と同基板部4の一側にはワイ
ヤハーネスWを取着する平板状の取付部5が一体
に形成されるとともに、基板部4にはスタツドボ
ルト2の止着部6が形成されている。
7は基板部4の所定の位置に貫設されたスタツ
ドボルト2の挿通孔であつて、スタツドボルト2
を挿通可能とする幅で所定の長さ(例えばボルト
2を3本挿入可能な長さ)を有して取付部5と平
行状に設けられている。この挿入孔7の長手方向
の対応する短尺の縁部に沿つて所定の高さを有す
る壁部8が対設されるとともに、他方の対応する
長尺の縁部には所定の幅を有して立設される係止
片9,10が対設され、この係止片9,10はそ
の基部を中心として弾性変位可能に設けられ、そ
の対向面には係止突条11,12が条設されてい
る。この係止突条はスタツドボルト2のツル巻き
線のリード角αに基いて形成されるもので、係止
片9側の係止突条11は例えば第4図に示すよう
にツル巻き線のリードLにおける実線Laに沿つ
てリードL(ピツチ)間隔で複数条(本例では3
条の場合を例示した)突出形成され、また、他方
の係止片10側の係止突条12はリードL間にお
ける破線Lbに沿つてリードL間隔で複数条それ
ぞれ条設されている。このように条設された係止
突条11,12はその対向位置での交差位置13
間の中心c1および交差位置13と壁部8間の中
心位置c2,c3でスタツドボルト2のねじ部2
aの谷と係合するように形成されている。また、
この交差位置となる係止片9,10の対向面には
それぞれ突条14が突出形成されている。
次に、上記のように構成された本実施例の作用
および効果について説明する。
さて、本実施例はスタツドボルト2を挿通可能
な略長孔状の挿通孔7を有する係止具3の基板部
4と、該挿通孔7の長手方向の長尺の縁部に沿つ
てスタツドボルト2のねじ部2aに弾性係合可能
な係止片9,10を対設してなる係止具3におい
て、対をなす係止片9,10の対向面にはスタツ
ドボルト2のねじ部2aのリード角αに沿い、か
つねじ部2aのリードL(ピツチ)で相互に交差
位置13となる複数の係止突条11,12を突出
形成する構成としたものである。したがつて、こ
の係止具3により例えばワイヤハーネスWを配設
する場合には、先ず、ワイヤハーネスWのスタツ
ドボルト2の配設位置と対応する位置に係止具3
の取付部5を粘着テープ等により巻着固定する。
この場合の取付けは係止部6の例えば取付中心位
置c1がスタツドボルト2と対応するように複数
個取付けられる。この状態で運搬等でワイヤハー
ネスWが捩れ等することなく正常な場合は各スタ
ツドボルト2の中心と係止部6の取付中心位置c
1とが整合されるもので、取付中心位置c1をス
タツドボルト2の中心に合せ(この場合、係止突
条11,12の交差位置13の突条14を目安と
することで中心合せを行うことができる。)、挿通
孔7側より挿入して行くと、係止片9,10は弾
性変位と復元とを繰り返し、基板部4が鋼板ボデ
ー1に当接されると各係止突条11,12はねじ
部2aの谷に係合される。この係合状態で各係止
突条11,12はそれぞれ逆向きに係合されてい
るので、係止具3自体は例えば振動等によりワイ
ヤハーネスWに外力が作用しても位置ずれするこ
とが阻止され、したがつて、ワイオハーネスWの
緩むことがないので、他部品への緩衝およびそれ
に基因するトラブルを解消することができる。ま
た、この係止具3を取付けた状態で、例えば運搬
等の過程でワイヤハーネスWが捩れ等して係止部
6の取付中心位置c1とスタツドボルト2とが対
応しないピツチずれ状態となつた場合には同取付
中心位置c1の左右に設けた取付中心位置c2,
c3のいずれかを選択することでピツチずれを吸
収することができ、この取付中心位置c2,c3
のいずれの位置においても取付中心位置c1と同
様に位置ずれを阻止し得るものである。
(考案の効果) さて、本考案はボルト状の係止部材を挿通可能
な略長孔状の挿通孔を有する係止具の基板部と、
該挿通孔の長手方向の両側縁部に沿つて前記ボル
ト状係止部材のねじ部に弾性係合可能な係止片を
対設してなるボルト用係止具において、前記対を
なす係止片の対向面には前記ねじ部のリード角に
沿い、かつねじ部のピツチで相互に交差状となる
複数の係止突条を形成したものであるから、ワイ
ヤハーネスの捩れ等により係止具の取付位置にず
れ等を生じてもこれを吸収することができるとと
もに、スタツドボルトへの装着後において係止具
のずれを生ずることがないので、ワイヤハーネス
の緩むことがないので、他部品への緩衝およびそ
れに基因するトラブルを解消することができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は係止
具の平面図、第2図は同じく正面図、第3図は同
じく断面図、第4図はねじのツル巻き線図、第5
図は作用説明図、第6図、第7図は従来例であ
る。 2……スタツドボルト、2a……ねじ部、3…
…ボルト用係止具(ボルト状係止部材)、4……
基板部、6……係止部、7……挿通孔、9,10
……係止片、11,12……係止突条、13……
交差位置、L……リード(ピツチ)、α……リー
ド角。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボルト状の係止部材を挿通可能な略長孔状の挿
    通孔を有する係止具の基板部と、該挿通孔の長手
    方向の両側縁部に沿つて前記ボルト状係止部材の
    ねじ部に弾性係合可能な係止片を対設してなるボ
    ルト用係止具において、前記対をなす係止片の対
    向面には前記ねじ部のリード角に沿い、かつねじ
    部のピツチで相互に交差状となる複数の係止突条
    を形成したボルト用係止具。
JP20036787U 1987-12-28 1987-12-28 Expired - Lifetime JPH0520889Y2 (ja)

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JPH01104421U JPH01104421U (ja) 1989-07-14
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JP4376984B2 (ja) * 1998-07-07 2009-12-02 ポップリベット・ファスナー株式会社 スタッド係止具
JP2015169253A (ja) * 2014-03-06 2015-09-28 住友電装株式会社 スタッドボルト用クリップ

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