JPH0314573Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0314573Y2
JPH0314573Y2 JP1986045667U JP4566786U JPH0314573Y2 JP H0314573 Y2 JPH0314573 Y2 JP H0314573Y2 JP 1986045667 U JP1986045667 U JP 1986045667U JP 4566786 U JP4566786 U JP 4566786U JP H0314573 Y2 JPH0314573 Y2 JP H0314573Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
locking piece
bolt
coil spring
compression coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986045667U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62156615U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986045667U priority Critical patent/JPH0314573Y2/ja
Publication of JPS62156615U publication Critical patent/JPS62156615U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0314573Y2 publication Critical patent/JPH0314573Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
  • Dowels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、壁などの中空構造物とくに気泡コン
クリートのような軟質構造物に物を取り付けるた
めの取付金具に関するものである。
(従来の技術) 壁などの中空構造物に物を取り付けるための取
付金具は、特公昭43−24608号公報(第1先行例)
に代表的な例がみられ、この他、実開昭59−
37414号公報(第2先行例)、実開昭60−54827号
公報(第3先行例)がある。
第1先行例では係止片(公報ではトグル部材)
が一定方向に回動するようにバネが装着されてい
て、バネの弾力を利用して係止片を回動してい
る。また、第2、第3先行例では係止片が自由状
態で回動可能となるように係止片の止軸は係止片
の偏つた位置に設けられていて、ねじ軸を壁など
に差し込んだとき、係止片が壁を通つて自由状態
となると係止片が自重で回動するものである。
前記第1先行例では係止片の回動をバネで行わ
せているので、部品点数が増すことと組み立てに
手数を要することの問題があり、又、第2、第3
先行例では係止片の止軸が偏心した位置にあるの
で、ねじ軸を締め付けたとき、係止片は一方の端
部にのみ強力な支持力が加わり、このため、壁が
気泡コンクリートのような軟質構造物の場合は、
係止片が壁内に喰い込んでしまうという問題があ
つた。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は上記した問題点を解決するためになさ
れたものであつて、壁が気泡コンクリートのよう
な軟質構造物であつても壁面に当接する係止片が
壁内に喰い込まないようにした取付金具を提供す
ることである。
(課題を解決するための手段) 本考案における課題を解決するための手段は、
断面コ字状で細長く延び一端に重り作用をする突
起を設けた本体とこの本体の長手方向の中央に折
り曲げられた各部材を延長して形成した軸受部と
これらの軸受部に隣接し折り曲げられた各部材の
端縁を外側直角に折曲しかつ前記軸受部からみて
左右対称位置となるように形成した脚座を有しボ
ルト主体の端部に前記軸受部が止軸によつて回動
自在に取り付けられた係止片と、前記ボルト主体
に一端を固定し他端を大径部に形成した圧縮コイ
ルバネとを備え、前記ボルト主体の他端を前記圧
縮コイルバネから突出させたことを特徴とするも
のである。
(実施例) 第1図は全体の側面図、第2図は部品図であつ
て、これらの図において、ボルト主体1は一端に
押し潰し成形をした取付部2が設けられており、
この取付部2に係止片3が止軸4で回動自在に取
り付けられている。
前記係止片3は断面コ字状で細長く延びた本体
30を有し、長手方向の中央に軸受部31,31
を設け、さらに軸受部31,31に隣接して端縁
を外側直角に折曲した脚座32,32が設けられ
ている。そして前記軸受部31,31内に前記ボ
ルト主体1の取付部2を挿入して止軸4で係止片
3を回動自在に連結している。また、前記脚座3
2,32は側面からみて止軸4の中心位置から左
右対称に設けられている。
この他、前記係止片3には長手方向の一方の端
縁に重り作用をさせる突起33が設けられてお
り、係止片3が自由状態のときは常に突起33が
下向きとなる方向に回動付勢されている。
前記ボルト主体1に連結スリーブ5がねじ結合
されており、この連結スリーブ5の外側に圧縮コ
イルバネ6の一端が固定されている。前記連結ス
リーブ5は内側中央部にねじ無し部50を形成し
て両端に2つの雌ねじ51,52が設けられてお
り、一方の雌ねじ51に前記ボルト主体1がねじ
結合されている。又、圧縮コイルバネ6は、一端
に設けた小径部60がボルト主体1と連結スリー
ブ5とによつて形成される結合段部に固着され、
他端は大径部61に形成されている。
実施例で圧縮コイルバネ6は、ボルト主体1と
連結スリーブ5の段部に固着したが、小径部60
はボルト主体1のねじ谷部に固着してもよい。
第3図は取付工事の作業順を表わす説明図であ
つて、同図を参照して壁20などの中空構造物に
被取付物を固定するには、まず、壁20にボルト
主体1および連結スリーブ5が挿入できる下孔2
1をあける。次いで取付金具の係止片3を脚座3
2,32が下向きとなる水平で、かつ突起33を
係止片3の先方に向けて下孔22内に挿入する
(第3図A)。
取付金具を下孔21内に挿入すると、圧縮コイ
ルバネ6の端部に形成された大径部61が下孔2
1の周縁の壁20に係合して圧縮コイルバネ6の
端部が固定されるので、さらに圧縮コイルバネ6
に抗して取付金具を棒材22などを使用して押し
込み、係止片3を壁20の向う側の突出させる
(第3図B)。係止片3は止軸4を中心に突起33
が下向きとなる方向(反時計方向)に回動するの
で、係止片3が壁20を通過したことを確認した
ら、ボルト主体1の押し込みを中止し、棒材22
を引き抜くとボルト主体1は圧縮コイルバネ6の
力によつて戻され係止片3の脚座32,32が壁
に係合される。
次に、係止片3の反対側の壁面に被取付物23
を重合し、ボルト7を被取付物を介して連結スリ
ーブ5にねじ込んで固定する。連結スリーブ5は
圧縮コイルバネ6によつて一方(被取付物)に向
つて引き付けられているからボルト7を締め付け
るときに空回りしない。
被取付物23の取付面には圧縮コイルバネ6の
大径部61が露出しているから、被取付物23と
壁20との間を隙間なく固定するためには、被取
付物23の接合面に前記大径部61が収容できる
凹孔を形成する(第3図C)。
作業者は壁の向う側で係止片3が正しく垂直位
置になつたか否かを見ることはできないが、第3
図の作業手順によつてボルト主体1を挿入し、係
止片3が壁を通過したらボルト主体1の押し込み
を中止し、ボルト主体1を戻して係止片3を垂直
状態で係合させる。
第4図、第5図は他の実施例であつて、ボルト
主体1を長く形成し、ボルト主体のねじ谷部に圧
縮コイルバネ6の一端を固定する。即ち、ボルト
主体1は壁20、被取付物23の厚みより長く形
成し、被取付物から突出したねじ部にナツト8を
ねじ込んで固定したときに、このナツト8からね
じ部がほとんど突出しない程度の長さにしてお
く。
この場合の取付作業も前記と同様であつて、第
5図A,B,Cの順に行う。まず、壁20に下孔
21をあけ、係止片3の方から取付金具を下孔内
に挿入し(第5図A)、係止片3が壁20の向う
側に達するまではパイプ材24などを使用して取
付金具を押し込む(第5図B)。係止片3が壁の
向う側で自由状態になつたときに、取付金具の押
し込みを中止すると圧縮コイルバネ6によつてボ
ルト主体1に戻され、同時に係止片3は回動して
垂直となる。
ボルト主体1はねじ部が壁から突出しているの
で、当該部分に被取付物23を装着し、ナツト8
で固定する(第5図C)。
上記実施例ではボルト主体の先端がナツトから
ほとんど突出しない長さにすることができるの
で、取付後の外観が体裁よく仕上る。また、ボル
ト主体は圧縮コイルバネによつて絶えず壁から突
出する方向に付勢されているから、仮りにボルト
主体に被取付物その他が触れた場合でも、ボルト
主体が下孔内に戻ることがなく取付作業がしやす
くなつている。
(考案の効果) 本考案は、一端に係止片を回動自在に軸着した
ボルト主体に一端を大径部に形成した圧縮コイル
バネを設け、ボルト主体の他端を圧縮コイルバネ
から突出させたものであつて、前記係止片をボル
ト主体の連結部である止軸の中心から左右対称位
置に脚座を形成したので、被取付物の取り付けに
際し係止片を壁面に当接したとき係止片は左右等
分に支持力が加わるので、一方に偏つたりしない
で取り付けられる。
従つて、壁が気泡コンクリートなどのような軟
質構造物であつても確実に被取付物を取り付け得
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は全体を組み立てた側面図、第2図は部
品図、第3図A,B,Cは第1図実施例の取付施
工順を表わす説明図、第4図は他の実施例の側面
図、第5図A,B,Cは第4図実施例の取付施工
順を表わす説明図である。 1……ボルト主体、2……取付部、3……係止
片、30……本体、31……軸受部、32……脚
座、33……突起、4……止軸、5……連結スリ
ーブ、50……ねじ無し部、51,52……雌ね
じ、6……圧縮コイルバネ、60……小径部、6
1……大径部、7……ボルト、8……ナツト、2
0……壁、21……下孔、22……棒材、23…
…被取付物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断面コ字状で細長く延び一端に重り作用をする
    突起を設けた本体とこの本体の長手方向の中央に
    折り曲げられた各部材を延長して形成した軸受部
    とこれらの軸受部に隣接し折り曲げられた各部材
    の端縁を外側直角に折曲しかつ前記軸受部からみ
    て左右対称位置となるように形成した脚座を有し
    ボルト主体の端部に前記軸受部が止軸によつて回
    動自在に取り付けられた係止片と、前記ボルト主
    体に一端を固定し他端を大径部に形成した圧縮コ
    イルバネとを備え、前記ボルト主体の他端を前記
    圧縮コイルバネから突出させたことを特徴とする
    壁などの中空構造物に物を取り付けるための取付
    金具。
JP1986045667U 1986-03-28 1986-03-28 Expired JPH0314573Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986045667U JPH0314573Y2 (ja) 1986-03-28 1986-03-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986045667U JPH0314573Y2 (ja) 1986-03-28 1986-03-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62156615U JPS62156615U (ja) 1987-10-05
JPH0314573Y2 true JPH0314573Y2 (ja) 1991-04-02

Family

ID=30864614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986045667U Expired JPH0314573Y2 (ja) 1986-03-28 1986-03-28

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0314573Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2761190B2 (ja) * 1994-07-29 1998-06-04 株式会社エービーシー商会 建築材の連結方法
JP2009014163A (ja) * 2007-07-09 2009-01-22 Takigen Mfg Co Ltd アンカーボルト

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS624910A (ja) * 1985-06-28 1987-01-10 株式会社ヒルダー 軽量気泡コンクリ−ト用締結装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS624910A (ja) * 1985-06-28 1987-01-10 株式会社ヒルダー 軽量気泡コンクリ−ト用締結装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62156615U (ja) 1987-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080095591A1 (en) Fastener assembly for metal framing
US4650164A (en) Internally clamped handrail system
JPS6425521U (ja)
US4440535A (en) Sheet metal fastener
JPH0314573Y2 (ja)
CA1171702A (en) Quarter-turn nut
US3388936A (en) Joint fastening for storm doors, storm windows, and similar structures
JPH0519671Y2 (ja)
JPH0314572Y2 (ja)
JPH036109Y2 (ja)
JP2532270Y2 (ja) 配管固定具
US2962783A (en) Spring clip for connecting two parts
EP0310278A1 (en) Inserts
US3363501A (en) Wall anchor
KR940006483Y1 (ko) 가구문 손잡이 고정쇠
JPH0429125Y2 (ja)
JPH0634967Y2 (ja) 長尺部材間の隙間形成用スペーサ
JPH0529316Y2 (ja)
JPH0351415Y2 (ja)
JP3833301B2 (ja) ドア取付部品の取付けにおける仮止め方法
KR970004535Y1 (ko) 천정의 주, 보조 간받이 연결구
JPS6313540Y2 (ja)
JPH04105211U (ja) 係止ねじ装置
JPH0332817Y2 (ja)
JP2503968Y2 (ja) 長尺体連結金具