JPH05208123A - 多孔質非対称半透膜 - Google Patents
多孔質非対称半透膜Info
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- JPH05208123A JPH05208123A JP4287871A JP28787192A JPH05208123A JP H05208123 A JPH05208123 A JP H05208123A JP 4287871 A JP4287871 A JP 4287871A JP 28787192 A JP28787192 A JP 28787192A JP H05208123 A JPH05208123 A JP H05208123A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D71/00—Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by the material; Manufacturing processes specially adapted therefor
- B01D71/06—Organic material
- B01D71/56—Polyamides, e.g. polyester-amides
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D71/00—Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by the material; Manufacturing processes specially adapted therefor
- B01D71/06—Organic material
- B01D71/52—Polyethers
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G69/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain of the macromolecule
- C08G69/02—Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids
- C08G69/26—Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids derived from polyamines and polycarboxylic acids
- C08G69/265—Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids derived from polyamines and polycarboxylic acids from at least two different diamines or at least two different dicarboxylic acids
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G69/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain of the macromolecule
- C08G69/40—Polyamides containing oxygen in the form of ether groups
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G69/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain of the macromolecule
- C08G69/42—Polyamides containing atoms other than carbon, hydrogen, oxygen, and nitrogen
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、ポリエーテルアミドによる多孔質
非対称半透膜を提供する。 【構成】 本発明の多孔質非対称半透膜は、 (a) 1つ以上の式(I) で示される反復構造単位; (b) (II)と(III)の合計量を基準として、
15〜100モル%の式(II) で示される構造単位;及び (c) (II)と(III)の合計量を基準として、
0〜85モル%の式(III)
非対称半透膜を提供する。 【構成】 本発明の多孔質非対称半透膜は、 (a) 1つ以上の式(I) で示される反復構造単位; (b) (II)と(III)の合計量を基準として、
15〜100モル%の式(II) で示される構造単位;及び (c) (II)と(III)の合計量を基準として、
0〜85モル%の式(III)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多孔質非対称ポリエー
テルアミド半透膜(semipermeable,po
rous,asymmetric polyether
amidemembrane)に関する。
テルアミド半透膜(semipermeable,po
rous,asymmetric polyether
amidemembrane)に関する。
【0002】
【従来の技術】LoebとSourirajanによる
セルロースアセテート非対称膜の導入 (S.Sourirajan, Reverse Os
mosis, LogosPress, London
1970)及び疎水性ポリマーの導入(米国特許第
3,615,024号)以来、特に、水中に溶解してい
る低分子量成分と高分子量成分との分離用に多くの膜が
開発・提唱され、それらの膜の構造と適性が文献中に報
告され(Desalination,35(198
0),5−20)、そして産業用又は臨床治療用として
試験されて良好な結果が得られている。
セルロースアセテート非対称膜の導入 (S.Sourirajan, Reverse Os
mosis, LogosPress, London
1970)及び疎水性ポリマーの導入(米国特許第
3,615,024号)以来、特に、水中に溶解してい
る低分子量成分と高分子量成分との分離用に多くの膜が
開発・提唱され、それらの膜の構造と適性が文献中に報
告され(Desalination,35(198
0),5−20)、そして産業用又は臨床治療用として
試験されて良好な結果が得られている。
【0003】報告されている膜の多くは、ある特定の機
能を発揮させるのに特に有利な特性をもっている。膜の
化学組成と構造に応じて、個々の膜は、ある特定の分離
上の問題に対してのみ最適の形で適用することができ
る。したがって、あらたな機能に対してはあらたな膜を
絶えず開発していかなければならない。
能を発揮させるのに特に有利な特性をもっている。膜の
化学組成と構造に応じて、個々の膜は、ある特定の分離
上の問題に対してのみ最適の形で適用することができ
る。したがって、あらたな機能に対してはあらたな膜を
絶えず開発していかなければならない。
【0004】EP−A0082433は、既に知られて
いる種々の膜の利点と欠点について概観的に説明してい
る。したがって例えば、良好な反吸着特性(antia
dsorptive properties)を有する
親水性のセルロースアセテート非対称膜が説明されてい
るが、それらの熱安定性や化学安定性はまだ充分とはい
えない。ポリスルホンや類似のポリマーの膜は良好な熱
安定性と化学安定性を有しているが、使用されているポ
リマーが疎水性であるために、これらの膜は、溶解して
いる物質を吸着する傾向をはっきり示し、この結果膜が
ブロックされる。EP−A0082433に開示されて
いるポリスルホンとポリビニルピロリドンとの混合物
は、ポリスルホンの疎水性により生じる欠点を解消して
いるが、これらの混合物は有機溶媒の作用を受けやす
い。
いる種々の膜の利点と欠点について概観的に説明してい
る。したがって例えば、良好な反吸着特性(antia
dsorptive properties)を有する
親水性のセルロースアセテート非対称膜が説明されてい
るが、それらの熱安定性や化学安定性はまだ充分とはい
えない。ポリスルホンや類似のポリマーの膜は良好な熱
安定性と化学安定性を有しているが、使用されているポ
リマーが疎水性であるために、これらの膜は、溶解して
いる物質を吸着する傾向をはっきり示し、この結果膜が
ブロックされる。EP−A0082433に開示されて
いるポリスルホンとポリビニルピロリドンとの混合物
は、ポリスルホンの疎水性により生じる欠点を解消して
いるが、これらの混合物は有機溶媒の作用を受けやす
い。
【0005】再生セルロースの膜においては親水性と共
に耐溶剤性が認められるが、これらの膜は、酸媒体もし
くはアルカリ媒体中において比較的容易に加水分解を受
け、そしてさらには微生物による攻撃も受けやすい。
に耐溶剤性が認められるが、これらの膜は、酸媒体もし
くはアルカリ媒体中において比較的容易に加水分解を受
け、そしてさらには微生物による攻撃も受けやすい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、化学的・熱的作用に対して安定であって、簡単か
つ経済的な方法によって作製することができ、そして利
用分野に応じてその膜特性を容易に変えることのできる
多孔質非対称半透膜を提供することにある。
的は、化学的・熱的作用に対して安定であって、簡単か
つ経済的な方法によって作製することができ、そして利
用分野に応じてその膜特性を容易に変えることのできる
多孔質非対称半透膜を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、 (a) 1つ以上の式(I) で示される反復構造単位; (b) (II)と(III)の合計量を基準として、
15〜100モル%の式(II) で示される構造単位;及び (c) (II)と(III)の合計量を基準として、
0〜85モル%の式(III) で示される構造単位;を含有したポリアラミドを含むこ
とを特徴とする多孔質非対称半透膜であって、このとき
(II)と(III)の合計対(I)の重量比が0.9
0〜1.10、好ましくは1.0であり、−Ar−は二
価の芳香族基もしくはヘテロ芳香族基であって、2つの
カルボニル基が、非隣接の環炭素原子に結合、すなわち
パラ位又はメタ位において結合し、そしてAr基は、非
置換であっても、あるいは1つ又は2つの、枝分かれ鎖
もしくは直鎖のC1〜C3−アルキル基やC1〜C3−アル
コキシ基、アリール基、アリールオキシ基、C1〜C6−
パーフルオロアルキル基、C1〜C6−パーフルオロアル
コキシ基、フッ素、塩素、臭素、又はヨウ素によって置
換されていてもよく;−X−は、−C(CH3)2−、−
C(CF3)2−、−CO−、−SO−、−SO2−、−
CH2−、−S−、もしくは−O−などの基、又は直接
結合であり;そして −Y−は、−SO2−、 −CH2−、−O−、−C(CH3)2−、 もしくは−C(CF3)−などの基、又は直接結合であ
る;前記多孔質非対称半透膜によって達成される。
15〜100モル%の式(II) で示される構造単位;及び (c) (II)と(III)の合計量を基準として、
0〜85モル%の式(III) で示される構造単位;を含有したポリアラミドを含むこ
とを特徴とする多孔質非対称半透膜であって、このとき
(II)と(III)の合計対(I)の重量比が0.9
0〜1.10、好ましくは1.0であり、−Ar−は二
価の芳香族基もしくはヘテロ芳香族基であって、2つの
カルボニル基が、非隣接の環炭素原子に結合、すなわち
パラ位又はメタ位において結合し、そしてAr基は、非
置換であっても、あるいは1つ又は2つの、枝分かれ鎖
もしくは直鎖のC1〜C3−アルキル基やC1〜C3−アル
コキシ基、アリール基、アリールオキシ基、C1〜C6−
パーフルオロアルキル基、C1〜C6−パーフルオロアル
コキシ基、フッ素、塩素、臭素、又はヨウ素によって置
換されていてもよく;−X−は、−C(CH3)2−、−
C(CF3)2−、−CO−、−SO−、−SO2−、−
CH2−、−S−、もしくは−O−などの基、又は直接
結合であり;そして −Y−は、−SO2−、 −CH2−、−O−、−C(CH3)2−、 もしくは−C(CF3)−などの基、又は直接結合であ
る;前記多孔質非対称半透膜によって達成される。
【0008】したがって本発明によれば、膜に含まれて
いるポリアラミドを形成するには、式(I)で示される
1種以上のジカルボン酸誘導体、及び式(II)で示さ
れるジアミン成分、及び場合によっては式(III)で
示されるジアミン成分が必要であり、(II)と(II
I)の合計対(I)の比は0.90〜1.10である。
化学量論量のカルボン酸誘導体とジアミン成分を使用す
るのが好ましい。
いるポリアラミドを形成するには、式(I)で示される
1種以上のジカルボン酸誘導体、及び式(II)で示さ
れるジアミン成分、及び場合によっては式(III)で
示されるジアミン成分が必要であり、(II)と(II
I)の合計対(I)の比は0.90〜1.10である。
化学量論量のカルボン酸誘導体とジアミン成分を使用す
るのが好ましい。
【0009】本発明にしたがって必要とされるポリアラ
ミドを作製するには、以下のような化合物が適切であ
る:すなわち、式(I’) で示される1種以上のジカルボン酸誘導体であり、例え
ば二塩化テレフタロイル及び/又は二塩化イソフタロイ
ルなどがあり、このとき芳香環は、非置換であっても、
あるいは1つ又は2つの、枝分かれ鎖もしくは直鎖のC
1〜C3−アルキル基やC1〜C3−アルコキシ基、アリー
ル基、アリールオキシ基、C1〜C6−パーフルオロアル
キル基、C1〜C6−パーフルオロアルコキシ基、フッ
素、塩素、臭素、又はヨウ素によって置換されていても
よい;及び式(II’) で示される芳香族ジアミンであり、例えば2,2’−ビ
ス〔4−(4’−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパ
ン、ビス〔3−(3’−アミノフェノキシ)フェニル〕
スルホン、ビス〔4−(4’−アミノフェノキシ)フェ
ニル〕メタン、及び2,2’−ビス〔4−(4’−アミ
ノフェノキシ)フェニル〕ヘキサフルオロプロパンなど
があり;及び場合によっては式(III’) で示される芳香族ジアミンであり、例えばビス〔3−ア
ミノフェニル〕スルホン、ビス〔4−アミノフェニル〕
スルホン、1,4−ビス〔4’−アミノフェノキシ〕ベ
ンゼン、ビス〔4−アミノフェニル〕メタン、ビス
〔4,4’−アミノフェニル〕エーテル、及びビス
〔3,4’−アミノフェニル〕エーテルなどがある。
ミドを作製するには、以下のような化合物が適切であ
る:すなわち、式(I’) で示される1種以上のジカルボン酸誘導体であり、例え
ば二塩化テレフタロイル及び/又は二塩化イソフタロイ
ルなどがあり、このとき芳香環は、非置換であっても、
あるいは1つ又は2つの、枝分かれ鎖もしくは直鎖のC
1〜C3−アルキル基やC1〜C3−アルコキシ基、アリー
ル基、アリールオキシ基、C1〜C6−パーフルオロアル
キル基、C1〜C6−パーフルオロアルコキシ基、フッ
素、塩素、臭素、又はヨウ素によって置換されていても
よい;及び式(II’) で示される芳香族ジアミンであり、例えば2,2’−ビ
ス〔4−(4’−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパ
ン、ビス〔3−(3’−アミノフェノキシ)フェニル〕
スルホン、ビス〔4−(4’−アミノフェノキシ)フェ
ニル〕メタン、及び2,2’−ビス〔4−(4’−アミ
ノフェノキシ)フェニル〕ヘキサフルオロプロパンなど
があり;及び場合によっては式(III’) で示される芳香族ジアミンであり、例えばビス〔3−ア
ミノフェニル〕スルホン、ビス〔4−アミノフェニル〕
スルホン、1,4−ビス〔4’−アミノフェノキシ〕ベ
ンゼン、ビス〔4−アミノフェニル〕メタン、ビス
〔4,4’−アミノフェニル〕エーテル、及びビス
〔3,4’−アミノフェニル〕エーテルなどがある。
【0010】式(I’)の芳香族ジカルボン酸二塩化物
と式(II’)〔及び場合によっては式(III’)〕
の芳香族ジアミンとの溶液縮合は、アミドタイプの極性
非プロトン溶媒〔例えばN,N−ジメチルアセトアミ
ド、特にN−メチル−2−ピロリドン(NMP)〕中で
行われる。必要であれば、元素周期表の第1及び第2副
族元素のハロゲン化物塩を公知の方法でこれらの溶媒に
加えて、溶解能力を増大させたり、あるいはポリアミド
溶液を安定化させたりすることができる。好ましい添加
物は、塩化カルシウム及び/又は塩化リチウムである。
と式(II’)〔及び場合によっては式(III’)〕
の芳香族ジアミンとの溶液縮合は、アミドタイプの極性
非プロトン溶媒〔例えばN,N−ジメチルアセトアミ
ド、特にN−メチル−2−ピロリドン(NMP)〕中で
行われる。必要であれば、元素周期表の第1及び第2副
族元素のハロゲン化物塩を公知の方法でこれらの溶媒に
加えて、溶解能力を増大させたり、あるいはポリアミド
溶液を安定化させたりすることができる。好ましい添加
物は、塩化カルシウム及び/又は塩化リチウムである。
【0011】ポリ縮合反応の温度は通常−20℃〜+1
20℃であり、好ましくは+10℃〜+100℃であ
る。+10℃〜+80℃の温度において特に良好な結果
がえられる。ポリ縮合反応は、反応が終了した後におい
て、3〜50重量%(好ましくは5〜35重量%)のポ
リ縮合生成物が溶液中に存在するように行うのが好まし
い。
20℃であり、好ましくは+10℃〜+100℃であ
る。+10℃〜+80℃の温度において特に良好な結果
がえられる。ポリ縮合反応は、反応が終了した後におい
て、3〜50重量%(好ましくは5〜35重量%)のポ
リ縮合生成物が溶液中に存在するように行うのが好まし
い。
【0012】このポリ縮合反応は、従来法(たとえば、
塩化ベンゾイル等の単官能化合物を加えること)によっ
て停止させることができる。ポリ縮合反応の終了後、す
なわちポリマー溶液がさらなる処理に必要なシュタウデ
ィンガー指数に達したとき、アミド溶媒に結合した形で
形成された塩化水素を、塩基性物質を加えることによっ
て中和する。この中和処理に適した物質としては、例え
ば水酸化リチウム、水酸化カルシウム、及び酸化カルシ
ウムなどがあり、特に好ましいのは酸化カルシウムであ
る。中和処理後、溶液を濾過して脱気し、溶液から膜を
引き上げる。溶液の濃度とポリマーの分子量が製造上の
最も重要なパラメーターとなる。なぜなら、これらのパ
ラメーターによって、多孔度、機械的安定度、透過性、
及び保持容量等の膜特性を調節することができるからで
ある。
塩化ベンゾイル等の単官能化合物を加えること)によっ
て停止させることができる。ポリ縮合反応の終了後、す
なわちポリマー溶液がさらなる処理に必要なシュタウデ
ィンガー指数に達したとき、アミド溶媒に結合した形で
形成された塩化水素を、塩基性物質を加えることによっ
て中和する。この中和処理に適した物質としては、例え
ば水酸化リチウム、水酸化カルシウム、及び酸化カルシ
ウムなどがあり、特に好ましいのは酸化カルシウムであ
る。中和処理後、溶液を濾過して脱気し、溶液から膜を
引き上げる。溶液の濃度とポリマーの分子量が製造上の
最も重要なパラメーターとなる。なぜなら、これらのパ
ラメーターによって、多孔度、機械的安定度、透過性、
及び保持容量等の膜特性を調節することができるからで
ある。
【0013】シュタウディンガー指数は、生成したポリ
マーの平均鎖長を表す尺度である。ポリアラミドのシュ
タウディンガー指数は、通常50〜1000cm3/g
であり、好ましくは100〜500cm3/gであり、
特に好ましくは150〜350cm3/gである。シュ
タウディンガー指数は、96%濃度の硫酸100ml中
に0.5gの特定のポリマーを含んだ形の溶液において
25℃にて測定される。
マーの平均鎖長を表す尺度である。ポリアラミドのシュ
タウディンガー指数は、通常50〜1000cm3/g
であり、好ましくは100〜500cm3/gであり、
特に好ましくは150〜350cm3/gである。シュ
タウディンガー指数は、96%濃度の硫酸100ml中
に0.5gの特定のポリマーを含んだ形の溶液において
25℃にて測定される。
【0014】シュタウディンガー指数〔η〕(極限粘度
数、固有粘度)は次のように表される: 式中、C2=溶解された物質の濃度 ηsp=比粘度 ηsp=(η/η1)−1 このとき、η=溶液の粘度 η1=溶媒のみの粘度 ポリアラミドから本発明による膜を得るには、前述のポ
リアミド溶液を濾過し、脱気し、そして相反転プロセス
(phase inversion process)
(Robert E.Kesting,“Synthe
tic Polymeric Membranes”,
第2版,1985,p.237 ff.)を使用した公
知の方法により多孔質非対称膜を作製する。このために
は、ポリマー溶液を、液層として支持体上にできるだけ
平らに広げる。フラットな支持体は、例えば、ガラスプ
レートや金属ドラムを構成していてもよい。次いでこの
液層に沈殿剤液(precipitant liqui
d)を施す。この沈殿剤液は、ポリマー溶液の溶媒と混
和しうるが、ポリマー溶液中に溶解しているポリマーを
膜として沈殿せしめる。
数、固有粘度)は次のように表される: 式中、C2=溶解された物質の濃度 ηsp=比粘度 ηsp=(η/η1)−1 このとき、η=溶液の粘度 η1=溶媒のみの粘度 ポリアラミドから本発明による膜を得るには、前述のポ
リアミド溶液を濾過し、脱気し、そして相反転プロセス
(phase inversion process)
(Robert E.Kesting,“Synthe
tic Polymeric Membranes”,
第2版,1985,p.237 ff.)を使用した公
知の方法により多孔質非対称膜を作製する。このために
は、ポリマー溶液を、液層として支持体上にできるだけ
平らに広げる。フラットな支持体は、例えば、ガラスプ
レートや金属ドラムを構成していてもよい。次いでこの
液層に沈殿剤液(precipitant liqui
d)を施す。この沈殿剤液は、ポリマー溶液の溶媒と混
和しうるが、ポリマー溶液中に溶解しているポリマーを
膜として沈殿せしめる。
【0015】適切なさらなる溶媒成分としては、例えば
テトラヒドロフラン、アセトン、又は塩化メチレン等の
揮発性物質がある。適切な沈殿剤液としては、水;メタ
ノール,エタノール,イソプロパノール,エチレングリ
コール,及びグリセロール等の一価もしくは多価アルコ
ール;これらの物質の混合物;並びにこれらの物質と
N,N−ジメチルホルムアミド,N,N−ジメチルアセ
トアミド,及びジメチルスルホキシド等の極性非プロト
ン溶媒との混合物(特にN−メチル−2−ピロリドンと
の混合物)などがある。
テトラヒドロフラン、アセトン、又は塩化メチレン等の
揮発性物質がある。適切な沈殿剤液としては、水;メタ
ノール,エタノール,イソプロパノール,エチレングリ
コール,及びグリセロール等の一価もしくは多価アルコ
ール;これらの物質の混合物;並びにこれらの物質と
N,N−ジメチルホルムアミド,N,N−ジメチルアセ
トアミド,及びジメチルスルホキシド等の極性非プロト
ン溶媒との混合物(特にN−メチル−2−ピロリドンと
の混合物)などがある。
【0016】沈殿剤液が液層に作用を及ぼす結果、ポリ
マー溶液中に溶解しているポリアラミドが溶液から沈殿
を起こし、このとき非対称の多孔構造を有する多孔質フ
ィルムが形成される。
マー溶液中に溶解しているポリアラミドが溶液から沈殿
を起こし、このとき非対称の多孔構造を有する多孔質フ
ィルムが形成される。
【0017】本発明による膜の分離効率(separa
tion efficiency)とリジェクション効
率(rejection efficiency)は、
ポリアラミド溶液にポリビニルピロリドン(PVP)を
加えてから凝固させることによって;あるいは構造単位
(I),(II),そして場合によっては(III)の
ポリ縮合をPVPの存在下で行うことによって;あるい
は水、水と一価アルコール、多価アルコール、もしくは
ポリエチレングリコールとの混合物、又はアミドタイプ
の極性非プロトン溶媒(例えばN−メチル−2−ピロリ
ドン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシド、及びこれらの混合物)を使用して60〜140
℃(好ましくは60〜100℃)の温度にて処理するこ
とによって;特異的に変えることができる。
tion efficiency)とリジェクション効
率(rejection efficiency)は、
ポリアラミド溶液にポリビニルピロリドン(PVP)を
加えてから凝固させることによって;あるいは構造単位
(I),(II),そして場合によっては(III)の
ポリ縮合をPVPの存在下で行うことによって;あるい
は水、水と一価アルコール、多価アルコール、もしくは
ポリエチレングリコールとの混合物、又はアミドタイプ
の極性非プロトン溶媒(例えばN−メチル−2−ピロリ
ドン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシド、及びこれらの混合物)を使用して60〜140
℃(好ましくは60〜100℃)の温度にて処理するこ
とによって;特異的に変えることができる。
【0018】本発明の膜に熱的後処理を施すと、活性層
(active layer)の圧縮が起こり、したが
ってリジェクション効率の調節が可能となる。
(active layer)の圧縮が起こり、したが
ってリジェクション効率の調節が可能となる。
【0019】ポリマー溶液にポリビニルピロリドンを加
えると、均質に混和しうるポリマーブレンドが形成され
ることにより、本発明の膜の親水性と分離効率を増大さ
せることができ、より良好な加工性を達成することがで
きる。非対称膜の親水性が増大すると、ブロックラギン
グ(blockluging)の傾向が減少する。すな
わち、好ましいファウリング(fouling)挙動を
示すようになる〔単位時間当たりのフラックスがより一
層減少し、高レベルにおけるプロダクトフラックス(p
roduct flux)が安定化する〕。
えると、均質に混和しうるポリマーブレンドが形成され
ることにより、本発明の膜の親水性と分離効率を増大さ
せることができ、より良好な加工性を達成することがで
きる。非対称膜の親水性が増大すると、ブロックラギン
グ(blockluging)の傾向が減少する。すな
わち、好ましいファウリング(fouling)挙動を
示すようになる〔単位時間当たりのフラックスがより一
層減少し、高レベルにおけるプロダクトフラックス(p
roduct flux)が安定化する〕。
【0020】ポリビニルピロリドンを加える場合、ポリ
ビニルピロリドンは、ポリアミドとの合計量を基準とし
て1〜80重量%(好ましくは5〜70重量%、特に好
ましくは20〜60重量%)の量にて加えられる。この
場合におけるポリビニルピロリドンの分子量は、10,
000〜2,000,000ダルトン(g/モル)(重
量平均として表示)の範囲であり、好ましくは20,0
00〜1,000,000の範囲であり、そして特に好
ましくは30,000〜95,000の範囲である。
ビニルピロリドンは、ポリアミドとの合計量を基準とし
て1〜80重量%(好ましくは5〜70重量%、特に好
ましくは20〜60重量%)の量にて加えられる。この
場合におけるポリビニルピロリドンの分子量は、10,
000〜2,000,000ダルトン(g/モル)(重
量平均として表示)の範囲であり、好ましくは20,0
00〜1,000,000の範囲であり、そして特に好
ましくは30,000〜95,000の範囲である。
【0021】本発明の方法を行う場合、膜中の実質的に
すべての溶媒が沈殿剤液によって置き換わるまで、沈殿
形成された膜に対して沈殿剤液を作用させるのが有利で
ある。次いで、20〜100%の相対湿度を有する空気
流れ中で膜を直接乾燥することによって、あるいは先ず
膜をグリセロール等の軟化剤で処理してから膜を乾燥す
ることによって、形成された膜から沈殿剤液を取り除
く。
すべての溶媒が沈殿剤液によって置き換わるまで、沈殿
形成された膜に対して沈殿剤液を作用させるのが有利で
ある。次いで、20〜100%の相対湿度を有する空気
流れ中で膜を直接乾燥することによって、あるいは先ず
膜をグリセロール等の軟化剤で処理してから膜を乾燥す
ることによって、形成された膜から沈殿剤液を取り除
く。
【0022】流動性の媒体を透過しうる支持体層上に配
置される膜を作製するには、前述の方法が施されるが、
膜層を形成するのに使用される支持体は、布帛や、例え
ばプラスチック(ポリプロピレン、ポリエチレン、及び
/又はポリエチレンテレフタレート等)やペーパーの不
織ウェブであり、膜層が形成された後は、膜は支持体上
に残存する。しかしながら、これとは別に、先ず支持体
なしで膜を作製し、次いでこの膜を透過性の支持体に施
すこともできる。この方法で作製されたフラットな膜
は、支持体なしにて、10〜300μmの範囲(特に2
0〜150μmの範囲)の厚さを有する。公知の方法
(Mark C.Porter,“Handbook
of Industrial Membrane Te
chnology”,1990,p.149ff)にお
いては、適切に設計された造形用リングノズル又は中空
ニードルノズルを介して、従来技術にしたがってポリマ
ー溶液を沈殿剤液中に紡糸することによって、ポリアラ
ミドの溶液から中空繊維とキャピラリーを交互に作製す
ることができる。このようなキャピラリー又は中空繊維
の肉厚は、通常は20〜500μm(特に80〜200
μm)の範囲である。
置される膜を作製するには、前述の方法が施されるが、
膜層を形成するのに使用される支持体は、布帛や、例え
ばプラスチック(ポリプロピレン、ポリエチレン、及び
/又はポリエチレンテレフタレート等)やペーパーの不
織ウェブであり、膜層が形成された後は、膜は支持体上
に残存する。しかしながら、これとは別に、先ず支持体
なしで膜を作製し、次いでこの膜を透過性の支持体に施
すこともできる。この方法で作製されたフラットな膜
は、支持体なしにて、10〜300μmの範囲(特に2
0〜150μmの範囲)の厚さを有する。公知の方法
(Mark C.Porter,“Handbook
of Industrial Membrane Te
chnology”,1990,p.149ff)にお
いては、適切に設計された造形用リングノズル又は中空
ニードルノズルを介して、従来技術にしたがってポリマ
ー溶液を沈殿剤液中に紡糸することによって、ポリアラ
ミドの溶液から中空繊維とキャピラリーを交互に作製す
ることができる。このようなキャピラリー又は中空繊維
の肉厚は、通常は20〜500μm(特に80〜200
μm)の範囲である。
【0023】凝固後に膜をグリセロール中に浸漬する
と、膜は、全重量を基準として例えば5〜60%のグリ
セロールを含有することができる。このようにして含浸
させた膜は、例えば50℃の温度で乾燥される。
と、膜は、全重量を基準として例えば5〜60%のグリ
セロールを含有することができる。このようにして含浸
させた膜は、例えば50℃の温度で乾燥される。
【0024】本発明による膜は、当業者に公知の多孔質
膜の標準的な用途〔例えば、加圧濾過(ミクロフィルト
レーション、ナノフィルトレーション、及び限外濾
過)、ダイアフィルトレーション(diafiltra
tion)、及び透析〕は別として、膜上もしくは膜中
に直接作製される選択的透過性の層のための支持体膜と
しても適切である。したがって例えば、官能基を有する
ポリマー(例えば、シリコーン、セルロースエーテル、
フッ素コポリマー)で構成された“極薄”層(≦1μ
m)を水の上に広げ、そこから膜表面に施し、そしてジ
イソシアネートとの反応によって共有結合的に固定し
て、より高い選択的透過性を付与することができる。選
択的透過性の薄い層を転置するためのさらなる方法は、
当業者にはよく知られている。同様に、本発明の膜は、
例えば酵素や抗凝固物質(ヘパリン等)を従来技術にし
たがって固定する際における、反応分子のための支持体
としても適している。
膜の標準的な用途〔例えば、加圧濾過(ミクロフィルト
レーション、ナノフィルトレーション、及び限外濾
過)、ダイアフィルトレーション(diafiltra
tion)、及び透析〕は別として、膜上もしくは膜中
に直接作製される選択的透過性の層のための支持体膜と
しても適切である。したがって例えば、官能基を有する
ポリマー(例えば、シリコーン、セルロースエーテル、
フッ素コポリマー)で構成された“極薄”層(≦1μ
m)を水の上に広げ、そこから膜表面に施し、そしてジ
イソシアネートとの反応によって共有結合的に固定し
て、より高い選択的透過性を付与することができる。選
択的透過性の薄い層を転置するためのさらなる方法は、
当業者にはよく知られている。同様に、本発明の膜は、
例えば酵素や抗凝固物質(ヘパリン等)を従来技術にし
たがって固定する際における、反応分子のための支持体
としても適している。
【0025】本発明による膜の厚さは、支持体層なしに
て、10〜300μm(特に20〜120μm)の範囲
である。
て、10〜300μm(特に20〜120μm)の範囲
である。
【0026】実施例: ホモポリアラミドとコポリアラミドの膜 実施例に記載の膜に関しては、対応するポリアラミド
は、50℃でのポリ縮合反応により、N−メチルピロリ
ドン(NMP)を溶媒として前述のように作製した。
は、50℃でのポリ縮合反応により、N−メチルピロリ
ドン(NMP)を溶媒として前述のように作製した。
【0027】このポリアラミド溶液をポリプロピレンの
不織支持体ウェブに塗布し、水中20℃にて凝固させ
た。
不織支持体ウェブに塗布し、水中20℃にて凝固させ
た。
【0028】この方法にて得られる限外濾過膜の透過物
フラックス(permeate flux)及び溶解し
ている高分子に対するリジェクション効率を、撹拌状態
の円筒状セル(500rpm,250ml,膜の表面積
38cm2)中で、温度20℃及び圧力3.0バールに
て求めた。
フラックス(permeate flux)及び溶解し
ている高分子に対するリジェクション効率を、撹拌状態
の円筒状セル(500rpm,250ml,膜の表面積
38cm2)中で、温度20℃及び圧力3.0バールに
て求めた。
【0029】リジェクション効率は次のように定義され
る: このとき、C1はテスト水溶液の濃度であり、C2は透過
物(permeate)の濃度である。
る: このとき、C1はテスト水溶液の濃度であり、C2は透過
物(permeate)の濃度である。
【0030】実施例1: 95モル%以上の二塩化テレ
フタロイル(TPC) 100モル%の2,2’−ビス〔4−(4’−アミノフ
ェノキシ) フェニル〕プロパン(BAP) 実施例2: 95モル%以上のTPC 100モル%のビス〔4−(4’−アミノフェノキシ)
フェニル〕 スルホン(BAPS) 実施例3: 95モル%以上の二塩化イソフタロイル
(IPC) 100モル%のBAP 実施例4: 95モル%以上の(0.8TPC+0.2
IPC) 100モル%のBAP 実施例5: 95モル%以上のTPC 70モル%のBAP+30モル%のビス(4−アミノフ
ェニル)スルホン リジェクション効率測定のためのテスト物質及び使用し
た添加物:使用したテスト溶液は、ポリビニルピロリド
ンの水溶液と分別したデキストランの水溶液である。密
度の測定は、Kyoto Electronics社か
ら入手の密度測定装置DA210を使用して行った。
フタロイル(TPC) 100モル%の2,2’−ビス〔4−(4’−アミノフ
ェノキシ) フェニル〕プロパン(BAP) 実施例2: 95モル%以上のTPC 100モル%のビス〔4−(4’−アミノフェノキシ)
フェニル〕 スルホン(BAPS) 実施例3: 95モル%以上の二塩化イソフタロイル
(IPC) 100モル%のBAP 実施例4: 95モル%以上の(0.8TPC+0.2
IPC) 100モル%のBAP 実施例5: 95モル%以上のTPC 70モル%のBAP+30モル%のビス(4−アミノフ
ェニル)スルホン リジェクション効率測定のためのテスト物質及び使用し
た添加物:使用したテスト溶液は、ポリビニルピロリド
ンの水溶液と分別したデキストランの水溶液である。密
度の測定は、Kyoto Electronics社か
ら入手の密度測定装置DA210を使用して行った。
【0031】K30: ポリビニルピロリドン(MW4
9,000)〔Luviskol(商標) K30,B
ASF〕 2%濃度の水溶液 T10: デキストラン(MW10,000)〔Dex
tran(商標)T10, Pharmaci
a) 1%濃度の水溶液 デキストランブルー: 染料ラベリングを施したデキス
トラン(MW2,000, 000)(Dex
tran blue,Phamacia) 0.5%濃度の水溶液 K90: ポリビニルピロリドン(MW1,200,0
00)(Luviskol K90,BASF) アエロジル: 熱分解法シリカゲル〔Aerosil
(商標)200,Degussa〕実施例1 : 95モル%の(TPC)と100モル%の
(BAP)で構成されたホモポリアラミド 〔η〕=110ml/g,ポリマー溶液のC2=NMP
中25% フラットな膜,撹拌セル500rpm,圧力:3バール 1.1) ポリマー濃度の影響 TPCとBAPのホモポリアラミドを使用して、かなり
広い濃度範囲にて膜を作製することができる。粘度を
〔η〕=110ml/gに調節した場合、20%より高
いポリマー濃度を有する膜はいずれも、40バールまで
は水や水溶液を透過することができない。ポリマーの濃
度が低下するにつれて、水に対する透過性が急激に増大
する。テスト物質であるK30とT10のリジェクショ
ン値は、逆方向の形で挙動する。K30のリジェクショ
ン値は、ポリビニルピロリドンの分子量分布が広いため
に徐々に減少するけれども、デキストランT10(狭い
分子量範囲)のリジェクション値は、もはや測定できな
い値にまで急激に減少する。
9,000)〔Luviskol(商標) K30,B
ASF〕 2%濃度の水溶液 T10: デキストラン(MW10,000)〔Dex
tran(商標)T10, Pharmaci
a) 1%濃度の水溶液 デキストランブルー: 染料ラベリングを施したデキス
トラン(MW2,000, 000)(Dex
tran blue,Phamacia) 0.5%濃度の水溶液 K90: ポリビニルピロリドン(MW1,200,0
00)(Luviskol K90,BASF) アエロジル: 熱分解法シリカゲル〔Aerosil
(商標)200,Degussa〕実施例1 : 95モル%の(TPC)と100モル%の
(BAP)で構成されたホモポリアラミド 〔η〕=110ml/g,ポリマー溶液のC2=NMP
中25% フラットな膜,撹拌セル500rpm,圧力:3バール 1.1) ポリマー濃度の影響 TPCとBAPのホモポリアラミドを使用して、かなり
広い濃度範囲にて膜を作製することができる。粘度を
〔η〕=110ml/gに調節した場合、20%より高
いポリマー濃度を有する膜はいずれも、40バールまで
は水や水溶液を透過することができない。ポリマーの濃
度が低下するにつれて、水に対する透過性が急激に増大
する。テスト物質であるK30とT10のリジェクショ
ン値は、逆方向の形で挙動する。K30のリジェクショ
ン値は、ポリビニルピロリドンの分子量分布が広いため
に徐々に減少するけれども、デキストランT10(狭い
分子量範囲)のリジェクション値は、もはや測定できな
い値にまで急激に減少する。
【0032】1.2) ポリビニルピロリドン(PV
P)付加の影響 NMP中ポリマー溶液C2 上記の表から、PVPを含有した膜は、PVPを含有し
ていない膜と比較して、水フラックスが増大するが、リ
ジェクション効率はほぼ同等である(C2=17.5%
でPVP付加が0%と50%のところを参照)、という
ことがわかる。さらに、20%濃度のポリマー溶液から
作製される膜(水を透過しない)に対し、PVPの付加
によって水に対する透過性を付与することができる、と
いうことがわかる。
P)付加の影響 NMP中ポリマー溶液C2 上記の表から、PVPを含有した膜は、PVPを含有し
ていない膜と比較して、水フラックスが増大するが、リ
ジェクション効率はほぼ同等である(C2=17.5%
でPVP付加が0%と50%のところを参照)、という
ことがわかる。さらに、20%濃度のポリマー溶液から
作製される膜(水を透過しない)に対し、PVPの付加
によって水に対する透過性を付与することができる、と
いうことがわかる。
【0033】1.3) PVPを含有した膜に及ぼすそ
の後の熱処理の影響 NMP中ポリマー溶液C2=17.5 ポリアラミド膜(PVPを含まない17.5%濃度の溶
液からの膜)を、水中100℃にて10分間加熱する。
この熱処理(焼結プロセスに類似)の結果、膜を覆って
いる層が膜を押し付け、リジェクション値が増大する。
K30のリジェクション値は80℃の加熱温度(表には
記載していない)から既に定量的であるが、T10のリ
ジェクション値は約80%から97%に増大する。この
アラミド膜の熱処理により、個々の膜を、限外濾過の分
野やこれに隣接したナノフィルトレーションの分野にお
いて用途が見いだされるよう調節することができる。
の後の熱処理の影響 NMP中ポリマー溶液C2=17.5 ポリアラミド膜(PVPを含まない17.5%濃度の溶
液からの膜)を、水中100℃にて10分間加熱する。
この熱処理(焼結プロセスに類似)の結果、膜を覆って
いる層が膜を押し付け、リジェクション値が増大する。
K30のリジェクション値は80℃の加熱温度(表には
記載していない)から既に定量的であるが、T10のリ
ジェクション値は約80%から97%に増大する。この
アラミド膜の熱処理により、個々の膜を、限外濾過の分
野やこれに隣接したナノフィルトレーションの分野にお
いて用途が見いだされるよう調節することができる。
【0034】PVP含有膜に熱による後処理を施すと
(PVPを付加しない場合と同様に)、膜を覆っている
層の圧縮が起こり、この結果テスト物質のリジェクショ
ン値が増大する。表1.2の場合と同じく、この場合
も、PVP含有膜はPVP非含有膜と比較して、より高
い透過性を有していることがわかる。
(PVPを付加しない場合と同様に)、膜を覆っている
層の圧縮が起こり、この結果テスト物質のリジェクショ
ン値が増大する。表1.2の場合と同じく、この場合
も、PVP含有膜はPVP非含有膜と比較して、より高
い透過性を有していることがわかる。
【0035】PVPを50%付加し、そして100℃で
10分間加熱すると、T10に対する96%のリジェク
ション値と80 l/m2hの水フラックスを有する膜
が得られる。PVPを含まない膜は、97%というほぼ
同等のリジェクション値にて、55 l/m2hの水フ
ラックスを有するにすぎない。
10分間加熱すると、T10に対する96%のリジェク
ション値と80 l/m2hの水フラックスを有する膜
が得られる。PVPを含まない膜は、97%というほぼ
同等のリジェクション値にて、55 l/m2hの水フ
ラックスを有するにすぎない。
【0036】1.4) ポリアラミド中空繊維膜 内径 〜1.2mm 流量 3〜4m/s, トランスメンブレン(tran
smembrane)圧力 3.5バール C2=NMP中15% ポリアラミド中空繊維は、2つのニードル間で個々に延
伸され、クロスフロー法(crossflow tec
hnique)を使用して、ポンプと外部圧力により試
験する。中空繊維の入口と出口において圧力を測定し、 〔TMP=(PE+PA)/2 (式中、PE=入口圧力, PA=出口圧力) という式からトランスメンブレン圧力を求める。
smembrane)圧力 3.5バール C2=NMP中15% ポリアラミド中空繊維は、2つのニードル間で個々に延
伸され、クロスフロー法(crossflow tec
hnique)を使用して、ポンプと外部圧力により試
験する。中空繊維の入口と出口において圧力を測定し、 〔TMP=(PE+PA)/2 (式中、PE=入口圧力, PA=出口圧力) という式からトランスメンブレン圧力を求める。
【0037】実施例2: TPCとBAPSで構成され
たホモポリアラミド 〔η〕=150ml/g 実施例3: IPCとBAPで構成されたホモポリアラ
ミド 〔η〕=75ml/g NMP中C2 実施例4: TPC,IPC,及びBAPで構成された
コポリアミド 〔η〕=100ml/g ポリマー溶液 C2=NMP中10% 実施例5: TPC,BAP,及びビス(4−アミノフ
ェニル)スルホンで構成されたコポリアミド 〔η〕=98ml/g ポリマー溶液C2=NMP中1
5%
たホモポリアラミド 〔η〕=150ml/g 実施例3: IPCとBAPで構成されたホモポリアラ
ミド 〔η〕=75ml/g NMP中C2 実施例4: TPC,IPC,及びBAPで構成された
コポリアミド 〔η〕=100ml/g ポリマー溶液 C2=NMP中10% 実施例5: TPC,BAP,及びビス(4−アミノフ
ェニル)スルホンで構成されたコポリアミド 〔η〕=98ml/g ポリマー溶液C2=NMP中1
5%
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴィリー・クロイダー ドイツ連邦共和国デー−6500 マインツ, セルトウリウスリンク 13 (72)発明者 ウルリッヒ・デリウス ドイツ連邦共和国デー−6000 フランクフ ルト/アム・マイン 71,ガイゼンハイマ ー・シュトラーセ 88 (72)発明者 ユルゲン・ヴィルトハルト ドイツ連邦共和国デー−6274 ヒュンステ ッテン−ヴァルラーベンシュタイン,ア ム・ジュートハング 32
Claims (15)
- 【請求項1】 (a) 1つ以上の式(I) で示される反復構造単位; (b) (II)と(III)の合計量を基準として、
15〜100モル%の式(II) で示される構造単位;及び (c) (II)と(III)の合計量を基準として、
0〜85モル%の式(III) で示される構造単位;を含有したポリアラミドを含んだ
多孔質非対称半透膜であって、 このとき(II)と(III)の合計対(I)の重量比
が0.90〜1.10であり、 −Ar−は二価の芳香族基もしくはヘテロ芳香族基であ
って、Ar基に結合している2つのカルボニル基が、非
隣接の環炭素原子に結合、すなわちパラ位又はメタ位に
おいて結合し、そしてAr基は、非置換であっても、あ
るいは1つ又は2つの、枝分かれ鎖もしくは直鎖のC1
〜C3−アルキル基やC1〜C3−アルコキシ基、アリー
ル基、アリールオキシ基、C1〜C6−パーフルオロアル
キル基、C1〜C6−パーフルオロアルコキシ基、フッ
素、塩素、臭素、又はヨウ素によって置換されていても
よく;−X−は、−C(CH3)2−、−C(CF3)
2−、−CO−、−SO−、−SO2−、−CH2−、−
S−、もしくは−O−などの基、又は直接結合であり;
そして −Y−は、−SO2−、 −CH2−、−O−、−C(CH3)2−、 もしくは−C(CF3)−などの基、又は直接結合であ
る;前記多孔質非対称(asymmetric)半透
膜。 - 【請求項2】 前記ポリアラミドが、50〜1,000
cm3/gの、好ましくは100〜500cm3/gのシ
ュタウディンガー指数を有する、請求項1記載の多孔質
非対称半透膜。 - 【請求項3】 10〜300μmの厚さを有するフラッ
トな膜である、請求項1記載の多孔質非対称半透膜。 - 【請求項4】 流動性の媒体に対して透過性があって、
且つプラスチック製の不織ウェブで構成された支持体層
上に、又は布帛上に配置される、請求項1記載の多孔質
非対称半透膜。 - 【請求項5】 前記プラスチック不織ウェブがポリエチ
レンテレフタレート又はポリプロピレンを含有する、請
求項4記載の多孔質非対称半透膜。 - 【請求項6】 中空繊維膜である、請求項4記載の多孔
質非対称半透膜。 - 【請求項7】 ポリマー溶液をフラットな支持体上に液
層として薄く塗り、次いで、前記ポリマー溶液の溶媒と
混和しうるが、前記ポリマー溶液中に溶解しているポリ
マーを膜として沈殿せしめるような沈殿剤液を前記液層
に施す、という請求項1記載の膜を製造する方法であっ
て、このときポリアラミドに対する溶媒が、N−ジメチ
ルアセトアミド等のアミドタイプの極性非プロトン溶
媒、特にN−メチル−2−ピロリドンを主要成分として
含み、そして前記ポリマー溶液が3〜50重量%の、好
ましくは5〜35重量%の濃度を有する、前記製造法。 - 【請求項8】 テトラヒドロフラン、アセトン、又は塩
化メチレン等の揮発しやすい物質が前記溶媒のさらなる
成分として使用される、請求項7記載の製造法。 - 【請求項9】 メタノール、エタノール、イソプロパノ
ール、エチレングリコール、又はグリセロール等のアル
コール類が前記沈殿剤液として使用される、請求項7記
載の製造法。 - 【請求項10】 ある液体中にて膜を熱処理に付すこと
を含み、このとき溶媒の実質的にすべてが沈殿剤液に置
き換わる、膜のリジェクション効率を変える方法。 - 【請求項11】 前記液体が、水、一価アルコール、多
価アルコール、アミドタイプの極性非プロトン溶媒、又
はこれらの液体の混合物であり、前記熱処理が60〜1
40℃の範囲の温度で行われる、請求項10記載の方
法。 - 【請求項12】 ポリビニルピロリドンを前記ポリアラ
ミド溶液に加えることを含む、請求項1記載の膜の分離
効率を変える方法。 - 【請求項13】 式(I)、(II)、及び場合によっ
ては(III)で示される構造単位のポリ縮合が、ポリ
ビニルピロリドンの存在下で行われる、請求項12記載
の方法。 - 【請求項14】 前記ポリアラミド溶液が、10,00
0〜2,000,000の、好ましくは20,000〜
1,000,000の範囲の重量平均分子量をもったポ
リビニルピロリドンを含有している、請求項13記載の
方法。 - 【請求項15】 前記ポリマー溶液が、ポリアラミドフ
ラクションを基準として、ポリビニルピロリドンを1〜
80重量%にて、好ましくは5〜70重量%にて含有し
ている、請求項12記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4135341 | 1991-10-26 | ||
DE4135341:2 | 1991-10-26 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05208123A true JPH05208123A (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=6443472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4287871A Pending JPH05208123A (ja) | 1991-10-26 | 1992-10-26 | 多孔質非対称半透膜 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0543171B1 (ja) |
JP (1) | JPH05208123A (ja) |
KR (1) | KR930007496A (ja) |
CA (1) | CA2081260A1 (ja) |
DE (1) | DE59208013D1 (ja) |
DK (1) | DK0543171T3 (ja) |
IL (1) | IL103525A0 (ja) |
TW (1) | TW224109B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007268530A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Saehan Ind Inc | ホウ素除去性能に優れたポリアミド逆浸透複合膜及びその製造方法 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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