JP3248632B2 - 芳香族重縮合物の非対称半透膜、それらの製造方法およびそれらの使用 - Google Patents

芳香族重縮合物の非対称半透膜、それらの製造方法およびそれらの使用

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バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト
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    • C08G65/4012Other compound (II) containing a ketone group, e.g. X-Ar-C(=O)-Ar-X for polyetherketones

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、熱安定性および加水分解安定性
を示す芳香族重縮合物を基とする選択浸透性非対称膜に
関する。これらは特に、血液透析、血液ダイアフィルト
レーション、血液濾過、限外濾過、ミクロ濾過または逆
浸透に適切であり、そして複合膜を製造するための支持
膜として適切である。本発明はまた、上記膜の製造およ
び上記の使用にも関する。
【0002】血液透析、血液ダイアフィルトレーション
および血液濾過は、血液を無毒化する(血液を洗い流
す)ための公知方法、即ち低濃度であり過剰の水が存在
している毒性代謝物を除去するための公知方法である。
上記方法では、血液を患者の動脈から人工腎臓に通し、
ここで、この血液が半透膜を通って流れる。この膜のも
う一方の側には、適当な組成を有する濯ぎ用液体が存在
しており、これに、上記毒性物質が該半透膜を通って移
行する。この精製血液を、患者の体の中に戻す。血液透
析では、膜中の分離過程に続く拡散段階を通して輸送が
行われ、一方、血液濾過膜は多孔性膜であり、この孔直
径が分子量排除限界を決定する。血液ダイアフィルトレ
ーションでは、この方法の名前が示すように、上述した
原理の両方を用いて輸送が行われる、即ち、溶液拡散メ
カニズムを用いた分離と膜の孔直径を用いた分離の両方
が行われる。
【0003】上記方法に関して幅広い範囲のポリマー類
が提案されており、例えば酢酸セルロース(NTIS Repor
t PB 225 069)、ポリアクリロニトリル(German Ausle
geschrift 2,145,183)、ポリスルホン(German Ausleg
eschrift 2,228,537)、芳香族ポリアミドまたはポリイ
ミド(German Auslegeschrift 2,342,072)、ジイソシ
アネート付加ポリマー類(ドイツ国特許明細3,341,84
7)およびポリアミド混合物(EP 305,787)が提案され
ている。上記出版物中に記述されている膜は全て、それ
らが有する化学組成および構成構造、例えば強度の不
足、血液適合性の不足、水吸収性が高すぎたり低すぎた
りすること、熱安定性が不足していること(過熱蒸気で
殺菌するとき重要である)、水溶性または血液溶解性、
有害な添加剤、欠陥場所、例えば沈澱させた後の膜の中
に穴が生じる原因となるピンホール、ゼラチン体などが
存在していること、化学安定性の不足、或は許容される
透析透過性を達成する目的で望ましくないがこの材料に
親水性ポリマー類をブレンド/混合する必要があること
などから、特定の欠点を有している。
【0004】この結果として、治療中の患者が有する危
険性およびストレスを最低にすると共に可能な最大の心
地よさを与えるところの、血液を浄化するための新規な
膜を開発することが基本的に求められている。
【0005】血液浄化過程で用いるに非常に適切な性能
データを有する膜が、芳香族重縮合物から転相方法(R.
E. Kesting「合成ポリマー膜」(Synthetic Polymeric
Membranes)、第2版、 1985、 237頁以降参照)で製造さ
れ得る、ことをここに見い出した。
【0006】従って、本発明は、式
【0007】
【化5】 (−O−Z−O−Y−)n (I) 〔式中、nは、10〜500、好適には25〜100の
数値であると見なされ、Yは、式
【0008】
【化6】 −Ar−SO2−Ar'− または −Ar−CO−Ar'− (II) (III) (式中、−Ar−および−Ar’−は、互いに独立し
て、6〜50個のC原子を有する二官能芳香族基であ
る)を有する芳香族スルホンまたは芳香族ケトンの二価
基であり、そして
【0009】
【化7】−O−Z−O− (IV) は、二価のジフェノラート基であり、ここで、これらの
ジフェノラート基−O−Z−O−の中で、全てのジフェ
ノラート基の0.1モル%〜100モル%、好適には3
モル%〜100モル%、特に10モル%〜100モル%
は、式
【0010】
【化8】
【0011】(式中、R1およびR2は、互いに独立し
て、水素、ハロゲン、好適には塩素または臭素、C1
8−アルキル、C5−C6−シクロアルキル、C6−C10
−アリール、好適にはフェニル、またはC7−C12−ア
ラルキル、好適にはフェニル−C1−C4−アルキル、特
にベンジルおよびクミルを表し、mは、4〜7、好適に
は4または5の整数を表し、R3およびR4は、互いに独
立して、水素またはC1−C6−アルキルを表し、そして
Xは、炭素を表すが、ここで、R3およびR4は、各々の
Xに対して異なることができ、そして少なくとも1個の
X上で、これらの置換基R3およびR4は同時にアルキル
を表す)を有する基である〕の繰り返し単位を有する芳
香族重縮合物の非対称半透膜に関する。
【0012】R3およびR4は、好適には、1〜2個のX
原子上、特に1個のみのX原子上で同時にアルキルであ
る。この好適なアルキル基はメチルであり、ジ−フェニ
ル置換されているC原子(C1)に対してα位に在るX
原子は、好適にはジアルキル置換されていないが、一方
C1に対するβ位がアルキル基で二置換されているのが
好適である。
【0013】特に好適な開始材料は、環状脂肪族基中に
5または6個の環C原子を有するジヒドロキシジフェニ
ルシクロアルカン類(式(V)中、m=4または5)、
例えば式
【0014】
【化9】
【0015】を有するジフェノール類であり、1,1−
ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリ
メチル−シクロヘキサン(式VI)が特に好適である。
【0016】式(I)を有する芳香族重縮合物は、Germ
an Offenlegungsschrift 3,833,385およびGerman Offen
legungsschrift 3,833,386から公知である。上記芳香族
重縮合物のフィルムも公知である。これらは、German O
ffenlegungsschrift 3,836,162およびGerman Offenlegu
ngsschrift 3,836,169に記述されている。特に押出し方
法で製造されたこれらのフィルムはまた、気体を分離す
るための膜として用いられ得る。血液透析、血液ダイア
フィルトレーション、血液濾過、限外濾過、ミクロ濾過
または逆浸透の如き方法、或は複合膜を製造するための
支持膜としては使用することのできない上記フィルムと
は異なり、本発明に従う膜は、非対称組織、好適には微
孔性構造を有している。
【0017】転相方法で本発明に従う膜を製造するため
には、式(I)を有する芳香族重縮合物を、非プロトン
性極性溶媒、好適にはNMP(N−メチル−ピロリド
ン)、DMF(ジメチルホルムアミド)、DMAc(ジ
メチルアセトアミド)またはDMSO(ジメチルスルホ
キサイド)に溶解することで、キャスティング溶液を生
じさせる。
【0018】この操作は、可溶化剤、例えば塩化リチウ
ム、塩化カルシウムなどを添加するか或は適切な孔形成
剤を用いた従来技術方法に従って行われ得る(R.E. Kes
ting、 上記引用文中)。上記操作のためのキャスティン
グ溶液の内容物を、ポリマーが5〜30重量%になるよ
うに調整し、上記キャスティング溶液の粘度は2,00
0〜25,000センチポイズ(Brookfield粘度計で測
定)である。
【0019】好適な例として挙げた種類の非プロトン性
極性溶媒中の上記キャスティング溶液を、平らな基質の
上に広げてフィルムを生じさせるか、或は中空フィラメ
ント、管または毛細管に加工する。次に、上記非プロト
ン性極性溶媒とは混和するが該重縮合物のための溶媒で
はない補助溶媒(沈澱化剤)を、転相方法の意味で、上
記フィルム、中空フィラメント、管または毛細管に作用
させる。この補助溶媒が該フィルム、中空フィラメン
ト、管または毛細管から該非プロトン性極性溶媒を引き
出し、このようにして、該ポリマーを本発明に従う膜の
形態で沈澱させる。 上記補助溶媒(沈澱化剤)は、例
えば水または低級アルコールであってもよい。そして更
に、残渣を残さないように、該非プロトン性極性溶媒を
除去するための洗浄段階を行ってもよい。その後、提案
された使用で要求されている場合、公知方法による乾燥
によって、この得られる膜から上記補助溶媒(沈澱化
剤)または洗浄用液体を取り除いてもよい。この乾燥を
行う前に、軟化剤、例えばグリセロールを用いてこの膜
を処理するのが有利である。
【0020】上記式(I)を有する芳香族重縮合物のキ
ャスティング溶液を、例えばフィルムおよびフォイル製
造で公知のキャスティング技術によって、平らな基質の
上に広げることでフィルムを生じさせてもよい。例え
ば、適当に建造された形状を有する環状スリットまたは
中空ニードルを用いて、中空フィラメント、管または毛
細管を製造した後、好適には直接紡績して、該補助溶媒
(沈澱化剤)の中に入れてもよい。両者共、即ちフィル
ムの製造、或は中空フィラメント、管または毛細管の製
造において、該補助溶媒(沈澱化剤)が片面もしくは両
面から該膜に近付くことができるように実験条件を選択
してもよい。
【0021】相当する様式で、この膜表面の片方もしく
は両方に濃密なスキンが生じる。
【0022】この沈澱化中に、技術者に公知な様式で、
本発明に従う膜の重要な特徴である非対称構造が得られ
る。
【0023】本発明に従う膜製造中のパラメーターを変
化させることで限外濾過速度および透析透過率を所望の
レベルに合わせることが可能なことは有利である。変化
させるパラメーターは、例えば、キャスティング溶液中
のポリマー濃度、溶媒の選択、キャスティング技術で達
成される膜の層厚、非プロトン性極性溶媒の除去順序な
どであり、補助溶媒を用いた除去を行う前に、非プロト
ン性極性溶媒のいくらかを蒸発させて除去することも可
能である。
【0024】従って、本発明に従う膜は、製造パラメー
ターの選択に応じて、2当たりそして圧力差1ミリ
バール当たり、0.5〜1000mL/時の限外濾過速
度を有し、そして1〜20×10-4cm/秒の塩化物透
析透過率を有する。
【0025】血液精製では、式(I)を有する芳香族重
縮合物の新規膜は、従来用いられていた市販のポリスル
ホン類から成る膜に比較して有意に改良された熱安定性
(殺菌性)を示す利点を有するばかりでなく、驚くべき
ことに、かなり改良された拡散透過性を示す利点も有し
ている。従って、単位時間当たりより多くの有害物質が
血液から分離除去され、このことは本質的に、治療学的
利点を意味している。本発明は更に、逆浸透および限外
濾過のための新規な半透膜の使用に関する。逆浸透およ
び限外濾過は物質を分離するための方法である。上記分
離方法では、分離すべき溶液を圧力下で半透膜の表面上
に通し、この溶媒と恐らくはそこに溶解している物質の
いくらかが上記膜に浸透する一方、この溶液の残存成分
がこの膜の表面上に保持される結果として、元の溶液が
富裕化してくる、ことで物質が分離される。
【0026】溶解している物質を圧力濾過で溶媒から分
離すること、例えば海水もしくは半塩水から塩を除去し
て淡水を得ること、或は処理水および製造工程から特定
の成分を除去すること、或は排水から望まれない物質を
除去することなどは、益々重要さが増してきている工程
である。
【0027】主に、セルロースエステル、特に酢酸セル
ロース、或はポリアミド類とポリスルホンと、から成る
膜が今まで産業上重要であった。
【0028】産業的には酢酸セルロース膜が用いられて
いる、と言うのは、これらの一般的有効性を制限してい
る数多くの不利な特性を有してはいるが、これらは良好
な生産性と高い分離力を有しているからである。これら
は、一方では化学的耐性が不足しており、特に高もしく
は低pHでの加水分解に対して敏感性を示し、そして微
生物劣化を受け易い。これによって、時間の経過と共に
膜特性の低下が生じる。更に、これらの膜は、乾燥中に
密になり縮みが生じる。
【0029】LoebおよびSouriajan〔Adv. Chem. Ser. 1
17 (1963)〕によって開発されそして転相として記述さ
れている方法で、非対称膜が好適に製造されている。こ
の方法では、一般に、ポリマーを適切な有機溶媒に溶解
した後、この溶液をキャスティングしてフィルムを生じ
させ、これを非溶媒中で沈澱させる。
【0030】例えば、殺菌濾過もしくは熱処理水の浄化
で用いられ得る、本発明に従って用いられる重縮合物か
ら成る熱安定性を示す膜もまた、特に興味の持たれるも
のである。
【0031】本発明に従う膜を用いることで、特に良好
な分離効率と共に高い流速によって特徴づけられ、長期
運転中の高圧負荷に耐え、そして乾燥したとき縮まな
い、非対称膜を得ることが可能である。更に、数日間沸
騰水で処理した後でさえもそれらが有する良好な特性を
保持している、熱安定性を示す膜を得ることも可能であ
る。
【0032】限外濾過膜を製造するための好適な具体例
において、この非対称膜層は、微粉砕された無機顔料を
含んでいる。このような顔料(充填剤)は、原則とし
て、German Offenlegungsschrift 2,140,310およびGerm
an Offenlegungsschrift 3,141,672から、充填剤含有膜
で知られている。
【0033】これらは、室温で、溶媒、好適にはNM
P、DMSOまたはDMF中のポリマー溶液を調製した
後、適宜、急速撹拌することでそれに無機充填剤もしく
は顔料を分散させる、ことによって製造される。このポ
リマー溶液の濃度は、好適には10〜30重量%であ
る。これはまた、追加的に約1〜10重量%のCaCl
2またはLiClを含んでいてもよい。
【0034】本発明に従う限外濾過膜は更に、基質とし
て安定な担体材料を含んでおり、これは、選択非対称膜
層として上述した種類のポリマーから成る薄膜を有して
いる。 上記溶液もしくは分散液を担体材料の上に注
ぎ、その後、ドクターブレードを用いてコーティング厚
を50〜400μm、好適には80〜150μmにする
ことによる公知方法で、上記担体をコートする。
【0035】本質的に公知の適切な担体材料は、特にポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリフェニレンスルフィドまたはグラスファイバー
から成る不織物もしくはペーパーである。
【0036】好適な方法を用い、40〜100℃の温度
で約1〜30重量%の溶媒を蒸発させた後、この膜を水
中もしくは他の補助溶媒中で沈澱させ、そして次に通常
様式で、例えばグリセロール浴中に保持した後、乾燥す
る。蒸発の速度を選択することにより、通常様式で、こ
れらの膜が有する分離作用に影響を与えることができ
る。
【0037】今日までに知られている膜に比較して、上
昇した透過性、高い選択性、および乾燥中の改良された
縮み特性と共に、圧力下の高い安定性によって特徴づけ
られる本発明に従う非対称膜は、特に、染料溶液の処
理、或は高分子量物質(例えば、ラテックスまたは蛋白
質など)の分離除去もしくは濃縮に関する限外濾過部分
で用いられ得る。
【0038】熱水溶液もまた、本発明に従う熱安定を示
す膜で処理され得る。
【0039】式(I)を有する芳香族重縮合物を使用す
ることによって、今日まで用いられていたポリマー類に
比較して改良された熱安定性を示すことの利点が得られ
る。本発明に従う限外濾過膜はまた、例えばパーベーポ
レーション(pervaporation)用複合膜を製造するため
の多孔性支持構造物として特に適切である。
【0040】
【実施例】一定の装置に関する指定膜面積を通して、3
7℃の温度および一定圧力差でこの膜を通過する液体の
体積を測定し、そして一般的な比較を行う目的で、これ
を単位面積、単位時間、および単位圧力に関して標準化
する、ことによって膜の限外濾過速度を測定する。この
限外濾過速度を測定するための液体として水を用いる。
この方法は、とりわけU.S. Department of Health, Edu
cation and Welfare、 DHEW Publication No. (NIH) 77-
1294、 24-26頁による「血液透析装置および透析膜の評
価」(Evaluation of Hemodialyzer and Dialysis Memb
ranes)の中に記述されている。
【0041】塩化ナトリウムを、尿毒症トキシンのため
の試験物質として用いる。Kaufmann-Leonhardセルを用
い経時的に、異なる濃度を有する2つの出発溶液に関し
て、この膜の両側で圧力無し拡散による濃度変化を測定
する。伝導率を測定することによって容易に、両方のセ
ル中のCl-濃度を決定することができる。
【0042】実施例1
【0043】
【化10】
【0044】を有する芳香族重縮合物20gを、80g
のNMPの中に、70℃で4時間撹拌することによって
溶解させた。20℃のCH2Cl2中0.5%濃度溶液で
測定して、このポリマー相対粘度は1.207であっ
た。
【0045】このキャスティング溶液を25℃に冷却
し、Seitz Supra 100フィルター層で濾過した後、脱気
した。
【0046】このキャスティング溶液をドクターブレー
ドでガラス板の上に伸ばして、厚さが60μmのフィル
ムを生じさせた。このコートしたガラス板を、次に、沈
澱化剤としてH2Oが入っている温度が25℃の沈澱浴
の中にゆっくりと垂直に入れた。約15分後、この膜は
上記ガラスから剥離してきた。その後、限外濾過速度お
よび透析透過性に関してこれを分析した。
【0047】その結果は下記の通りであった: UF値 191.1(mL/時×m 2 ×mmHg) [=254(mL/時×m 2 ×mbar)] Cl-透過率 7.91×10-14 (cm/秒)
【0048】このキャスティング溶液をドクターブレー
ドでガラス板の上に伸ばして、厚さが85μmのフィル
ムを生じさせた。このコートしたガラス板を、次に、沈
澱化剤としてH2Oが入っている温度が25℃の沈澱浴
の中にゆっくりと垂直に入れた。15分後、この膜は上
記ガラスから剥離してきた。その後、限外濾過速度およ
び透析透過性に関してこれを分析した。
【0049】その結果は下記の通りであった: UF値 31.8(mL/時×m 2 ×mmHg) [=41(mL/時×m 2 ×mbar)] Cl-透過率 3.9×10-14 (cm/秒)
【0050】
【化11】
【0051】を有する芳香族重縮合物の17.5重量%
濃度キャスティング溶液を調製した。Ubbelohde粘度計
を用い、20℃のCH2Cl2中0.5%濃度のポリマー
溶液で測定した相対粘度はηrel=1.48であっ
た。このキャスティング溶液を濾過した後、水流ポンプ
圧下で脱気した。このキャスティング溶液の粘度は11
000mPasであった。
【0052】コーティングユニットを用いた転相方法で
膜を調製したが、ここでは、Freudenberg製ポリエステ
ル不織物(FO 2403)を担体材料として用いた。
【0053】この膜の製造中、下記のパラメーターを維
持した: 浸潤塗布の層厚: 300μm ウエブ速度: 1.43m/分 凝固浴: 水、50℃。
【0054】この膜の試験で次の値を測定した: 1バール下の水流: 130L/m2x時 カットオフ: 標準化デキストランで測定し
て約20,000D。
【0055】実施例4
【0056】
【化12】
【0057】を有する芳香族重縮合物14gを、86g
のNMPの中に70℃で溶解させた。CH2Cl2中0.
5%濃度溶液で測定して、このポリマー相対粘度は1.
397であった。
【0058】このキャスティング溶液を25℃に冷却
し、Seitz Supra 100フィルター層で濾過した後、脱気
した。
【0059】このキャスティング溶液をドクターブレー
ドでガラス板の上に伸ばして、厚さが60μmのフィル
ムを生じさせた。このコートしたガラス板を、次に、沈
澱化剤としてH2Oが入っている温度が25℃の沈澱浴
の中にゆっくりと垂直に入れた。15分後、この膜は上
記ガラスから剥離してきた。限外濾過速度および透析透
過性に関してこれを分析した。
【0060】 UF値 130.2(mL/時×m 2 ×mmHg) [=173.6(mL/時×m 2 ×mbar)] Cl-透過率 8.05×10-4 (cm/秒)
【0061】1.式
【0062】
【化13】 (−O−Z−O−Y−)n (I) 〔式中、nは、10〜500の数値であると見なされ、
Yは、式
【0063】
【化14】 −Ar−SO2−Ar'− または −Ar−CO−Ar'− (II) (III) (式中、−Ar−および−Ar’−は、互いに独立し
て、6〜50個のC原子を有する二官能芳香族基であ
る)を有する芳香族スルホンまたは芳香族ケトンの二価
基であり、そして
【0064】
【化15】−O−Z−O− (IV) は、二価のジフェノラート基であり、ここで、これらの
ジフェノラート基−O−Z−O−の中で、全てのジフェ
ノラート基の0.1〜100モル%は、式
【0065】
【化16】
【0066】(式中、R1およびR2は、互いに独立し
て、水素、ハロゲン、C1−C8−アルキル、C5−C6
シクロアルキル、C6−C10−アリールまたはC7−C12
−アラルキルを表し、mは、4〜7の整数を表し、R3
およびR4は、互いに独立して、水素またはC1−C6
アルキルを表し、そしてXは、炭素を表すが、ここで、
3およびR4は、各々のXに対して異なり、そして少な
くとも1個のX上で、これらの置換基R3およびR4は同
時にアルキルを表す)を有する基である〕の繰り返し単
位を有する芳香族重縮合物の非対称半透膜。
【0067】2.該ジフェノラート基(V)が全ジフェ
ノラート基の3〜100モル%から成る量で存在してい
ることを特徴とする第1項記載の膜。
【0068】3.該ジフェノラート基(V)が全ジフェ
ノラート基の10〜100モル%から成る量で存在して
いることを特徴とする第2項記載の膜。
【0069】4.該ジフェノラート基(V)が、式
【0070】
【化17】
【0071】を有する1種以上のジフェノールを基とす
ることを特徴とする第1項記載の膜。5.非プロトン性
極性溶媒の中に該芳香族重縮合物を、全溶液を基準にし
て5〜30重量%の量で溶解し、可溶化剤および/また
は孔形成剤を添加し、この得られる溶液を加工して、成
形品、例えばフィルム、管、中空フィラメントまたは毛
細管を生じさせた後、この得られる成形品を、該溶媒に
は混和するが該重縮合物を溶解しない補助溶媒で処理す
る、ことを特徴とする、第1項記載膜の製造方法。6.
血液透析、血液ダイアフィルトレーション、血液濾過、
限外濾過、ミクロ濾過または逆浸透を行うための第1項
記載膜の使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08G 65/40 C08G 65/40 75/23 75/23 (72)発明者 ラルフ・ドウヤルデイン ドイツ連邦共和国デー4156ビリツヒ2・ ホツクハイデベーク35 (72)発明者 カールハインツ・ヒルデンブラント ドイツ連邦共和国デー4150クレーフエル ト・ガツエンシユトラーセ147 (72)発明者 クヌト・ロイター ドイツ連邦共和国デー4150クレーフエル ト・シヤイブラーシユトラーセ99 (56)参考文献 特開 平2−163120(JP,A) 特開 平2−166122(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 67/00 - 71/82 510

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 血液透析、血液ダイアフィルトレーショ
    ンまたは血液濾過に使用するための非対称半透膜であっ
    て、式 (−O−Z−O−Y−)n (I) 〔式中、 nは、10〜500の数値であ、 Yは、式 −Ar−SO2−Ar’− または −Ar−CO−Ar’− (II) (III) (式中、 −Ar−および−Ar’−は、互いに独立して、6〜5
    0個のC原子を有する二官能芳香族基である)を有する
    芳香族スルホンまたは芳香族ケトンの二価基であり、そ
    して −O−Z−O− (IV) は、二価のジフェノラート基であり、 ここで、これらのジフェノラート基−O−Z−O−の中
    で、全てのジフェノラート基の0.1〜100モル%
    は、式 【化1】 (式中、 R1およびR2は、互いに独立して、水素、ハロゲン、C
    1−C8−アルキル、C5−C6−シクロアルキル、C6
    10−アリールまたはC7−C12−アラルキルを表し、 mは、4〜7の整数を表し、 R3およびR4は、互いに独立して、水素またはC1−C6
    −アルキルを表し、そしてXは、炭素を表すが、 ここで、R3およびR4は、各々のXに対して異なること
    ができ、そして少なくとも1個のX上で、これらの置換
    基R3およびR4は同時にアルキルを表す)を有する基で
    ある〕の繰り返し単位を有する芳香族重縮合物からな
    り、1m2当たりそして圧力差1ミリバール当たり、0.
    5〜1000mL/時の限外濾過速度を有し、そして1
    〜20×10-4cm/秒の塩化物透析透過率を有する
    膜。
  2. 【請求項2】 非プロトン性極性溶媒の中に該芳香族重
    縮合物を、全溶液を基準にして5〜30重量%の量で溶
    解し、この得られる溶液を加工して、成形品を生じさせ
    た後、この得られる成形品を、該溶媒には混和するが該
    重縮合物を溶解しない補助溶媒で処理する、ことを特徴
    とする、請求項1記載の膜の製造方法。
  3. 【請求項3】 得られる溶液を加工する前に、該溶液に
    可溶化剤および/または孔形成剤を添加する、請求項2
    記載の膜の製造方法。
  4. 【請求項4】 成形品がフィルム、管、中空フィラメン
    トまたは毛細管である、請求項2記載の膜の製造方法。
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