JPH05205352A - 電源起動回路 - Google Patents
電源起動回路Info
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- JPH05205352A JPH05205352A JP4032933A JP3293392A JPH05205352A JP H05205352 A JPH05205352 A JP H05205352A JP 4032933 A JP4032933 A JP 4032933A JP 3293392 A JP3293392 A JP 3293392A JP H05205352 A JPH05205352 A JP H05205352A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power supply
- circuit
- switching means
- turned
- switch
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 オートオフ動作に柔軟に対応でき、簡単な回
路構成にしてコストの削減及び信頼性の向上を図ること
を目的とする。 【構成】 電源起動回路10は操作スイッチSW1とD
C−DCコンバータ13の間にリセット機能付きD−フ
リップフロップ12を配設して構成している。
路構成にしてコストの削減及び信頼性の向上を図ること
を目的とする。 【構成】 電源起動回路10は操作スイッチSW1とD
C−DCコンバータ13の間にリセット機能付きD−フ
リップフロップ12を配設して構成している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば小型テープレコ
ーダ等に用いて好適な電源起動回路に関するものであ
る。
ーダ等に用いて好適な電源起動回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電子機器の電源起動・停止の動作制御す
る方法は、機械的な動作切換スイッチによる導通・非導
通を用いる方法がある。また、電気的に制御する方法と
してタクトスイッチ等を用いて操作スイッチの動作状態
を検出し、時定数回路等によって電気的に保持している
間に電源がオン状態になり、電源停止状態では、上記電
気的な保持している箇所を解除することによって電源ス
イッチをオフする方法が一般的である。
る方法は、機械的な動作切換スイッチによる導通・非導
通を用いる方法がある。また、電気的に制御する方法と
してタクトスイッチ等を用いて操作スイッチの動作状態
を検出し、時定数回路等によって電気的に保持している
間に電源がオン状態になり、電源停止状態では、上記電
気的な保持している箇所を解除することによって電源ス
イッチをオフする方法が一般的である。
【0003】この後者の電気的な制御方法の一例を以下
に示す。ここで、後述する図1と共通する部分の参照番
号は同じ参照番号を付す。例えば小型テープレコーダ等
の小型電子機器において操作面上に通常配設されている
電源スイッチが操作面を有効に利用するため省略されて
いるものがある。これにより小型電子機器の筐体全体を
一段と小型化すると共に、必要な操作スイッチがオン操
作されたときのみ電源が供給される。このような動作に
よって低消費電力化が図られている。
に示す。ここで、後述する図1と共通する部分の参照番
号は同じ参照番号を付す。例えば小型テープレコーダ等
の小型電子機器において操作面上に通常配設されている
電源スイッチが操作面を有効に利用するため省略されて
いるものがある。これにより小型電子機器の筐体全体を
一段と小型化すると共に、必要な操作スイッチがオン操
作されたときのみ電源が供給される。このような動作に
よって低消費電力化が図られている。
【0004】実際に小型テープレコーダにおいて電源
は、配設している再生スイッチ、録音スイッチ、早送り
スイッチ及び巻戻しスイッチ等の操作スイッチの操作に
応動して起動して内部の回路に供給している。
は、配設している再生スイッチ、録音スイッチ、早送り
スイッチ及び巻戻しスイッチ等の操作スイッチの操作に
応動して起動して内部の回路に供給している。
【0005】逆に、電源の供給停止は、例えば停止スイ
ッチやテープの終了を検出したタイミングで行うように
なされている。
ッチやテープの終了を検出したタイミングで行うように
なされている。
【0006】図4は、小型テープレコーダに用いた具体
的な電源起動回路を示している。乾電池16で得られる
1.5 Vの電源電圧+Bは、PNP型のスイッチング用ト
ランジスタTR1のエミッタに入力すると共に、上記ト
ランジスタTR1のエミッタ−ベース間に配設する抵抗
R11の一端側に接続している。上記抵抗R11の他端
側は、上記トランジスタTR1のベースと接続すると共
に、抵抗R12の一端側に接続している。抵抗R12の
他端側は、抵抗R14、コンデンサC及びダイオードD
2〜D5を介して各操作スイッチPLAY、REC 、FF、REW
の一端側に接続している。上記操作スイッチPLAY、REC
、FF、REW のいずれかがオン操作されると接地されて
上記トランジスタTR1は、オン状態になる。上記トラ
ンジスタTR1は、コレクタを介してDC−DCコンバ
ータ13に電源を供給する。
的な電源起動回路を示している。乾電池16で得られる
1.5 Vの電源電圧+Bは、PNP型のスイッチング用ト
ランジスタTR1のエミッタに入力すると共に、上記ト
ランジスタTR1のエミッタ−ベース間に配設する抵抗
R11の一端側に接続している。上記抵抗R11の他端
側は、上記トランジスタTR1のベースと接続すると共
に、抵抗R12の一端側に接続している。抵抗R12の
他端側は、抵抗R14、コンデンサC及びダイオードD
2〜D5を介して各操作スイッチPLAY、REC 、FF、REW
の一端側に接続している。上記操作スイッチPLAY、REC
、FF、REW のいずれかがオン操作されると接地されて
上記トランジスタTR1は、オン状態になる。上記トラ
ンジスタTR1は、コレクタを介してDC−DCコンバ
ータ13に電源を供給する。
【0007】上記DC−DCコンバータ13は、1.5 V
の電源電圧+BをIC化されたこの内部回路の駆動用電
圧である3〜5Vに昇圧して内部電源VDDに変換してい
る。この内部電源VDDは、後述するキーマイコン14、
メカニカルな駆動部及び録音再生信号処理部を含むテー
プ処理回路15に供給する。
の電源電圧+BをIC化されたこの内部回路の駆動用電
圧である3〜5Vに昇圧して内部電源VDDに変換してい
る。この内部電源VDDは、後述するキーマイコン14、
メカニカルな駆動部及び録音再生信号処理部を含むテー
プ処理回路15に供給する。
【0008】上記キーマイコン14はキー操作に関する
制御を行うマイクロコンピュータである。このキーマイ
コン14は、キーマイコン本体14a、入力ポート14
b、第1及び第2の出力ポート14c、14dで構成し
ている。キーマイコン14は、内部にプルアップ抵抗と
して抵抗ネットワークR13が上記内部電源VDDに接続
して前記操作スイッチPLAY、REC 、FF、REW がオフ状態
のため入力ポート14bの入力端a〜dをレベル“H”
にしている。また、任意に操作スイッチPLAY、REC 、F
F、REW がオン操作されると対応する入力ポート14b
から順方向に配設されたダイオードD1を介して入力端
a〜dのいずれかがレベル“L”になる。
制御を行うマイクロコンピュータである。このキーマイ
コン14は、キーマイコン本体14a、入力ポート14
b、第1及び第2の出力ポート14c、14dで構成し
ている。キーマイコン14は、内部にプルアップ抵抗と
して抵抗ネットワークR13が上記内部電源VDDに接続
して前記操作スイッチPLAY、REC 、FF、REW がオフ状態
のため入力ポート14bの入力端a〜dをレベル“H”
にしている。また、任意に操作スイッチPLAY、REC 、F
F、REW がオン操作されると対応する入力ポート14b
から順方向に配設されたダイオードD1を介して入力端
a〜dのいずれかがレベル“L”になる。
【0009】上記キーマイコン本体14aは、入力ポー
ト14bのレベル変化を例えばタイマ割込を行いながら
監視している。オン状態にあると確認したならば、キー
マイコン本体14aは、操作に応じたコマンドCMDを
第1の出力ポート14cからテープ処理回路15に送出
する。小型テープレコーダはこのコマンドCMDに応じ
た動作を行う。
ト14bのレベル変化を例えばタイマ割込を行いながら
監視している。オン状態にあると確認したならば、キー
マイコン本体14aは、操作に応じたコマンドCMDを
第1の出力ポート14cからテープ処理回路15に送出
する。小型テープレコーダはこのコマンドCMDに応じ
た動作を行う。
【0010】また、第2の出力ポート14dは、スイッ
チングトランジスタTR2のベースと接続している。上
記出力ポート14dは上記キーマイコン本体14aの内
部プログラムに応じて上記内部電源VDDの起動後にトタ
ンジスタTR2のスイッチ制御電圧VS を印加するよう
出力して前記トランジスタTR1のオン状態を保持して
電源供給を継続させている。
チングトランジスタTR2のベースと接続している。上
記出力ポート14dは上記キーマイコン本体14aの内
部プログラムに応じて上記内部電源VDDの起動後にトタ
ンジスタTR2のスイッチ制御電圧VS を印加するよう
出力して前記トランジスタTR1のオン状態を保持して
電源供給を継続させている。
【0011】電源起動回路10の動作を図5に示すタイ
ミングチャートを参照しながら説明する。図5(a)
は、操作スイッチ、例えば再生(PLAY)の動作状態を示し
ている。時刻tA において動作状態(オン状態)にな
る。上記スイッチングトランジスタTR1のベース電位
V1Bは、図5(b)に示すように立ち下がりオン制御で
コンデンサC及びダイオードD2〜D5を介して電流が
流れる。図5(c)は、内部電源VDDの送出状況を示し
ている。内部電源の電位は時刻tA で電位=VDDに立ち
上がっている(図5(c)を参照)。
ミングチャートを参照しながら説明する。図5(a)
は、操作スイッチ、例えば再生(PLAY)の動作状態を示し
ている。時刻tA において動作状態(オン状態)にな
る。上記スイッチングトランジスタTR1のベース電位
V1Bは、図5(b)に示すように立ち下がりオン制御で
コンデンサC及びダイオードD2〜D5を介して電流が
流れる。図5(c)は、内部電源VDDの送出状況を示し
ている。内部電源の電位は時刻tA で電位=VDDに立ち
上がっている(図5(c)を参照)。
【0012】キーマイコン14は、オン操作された再生
(PLAY)の動作を検出して対応するコマンドCMDをテー
プ処理回路15に供給すると共に、内部プログラムで時
刻tB のタイミングで立ち上げてオン状態にしている
(図5(d)を参照)。これによってスイッチングトラ
ンジスタTR2のベースに電圧VS が印加され、電源電
圧+Bを継続して供給する。
(PLAY)の動作を検出して対応するコマンドCMDをテー
プ処理回路15に供給すると共に、内部プログラムで時
刻tB のタイミングで立ち上げてオン状態にしている
(図5(d)を参照)。これによってスイッチングトラ
ンジスタTR2のベースに電圧VS が印加され、電源電
圧+Bを継続して供給する。
【0013】なお、このときオートオフ回路18の抵抗
R14によってリークが生じている。このため、上記ト
ランジスタTR1のベース電位V1Bは、トランジスタT
R2がオン制御されるまでの時間(tB −tA )におい
て完全に立ち下がらない。
R14によってリークが生じている。このため、上記ト
ランジスタTR1のベース電位V1Bは、トランジスタT
R2がオン制御されるまでの時間(tB −tA )におい
て完全に立ち下がらない。
【0014】次に、再生動作中の状態で時刻tC のタイ
ミングでテープの走行が終了してオートオフ動作を行う
場合、図5(d)に示すトランジスタTR2のベース電
位VS が立ち下がりオフ制御する。この結果、図5
(b)に示すトランジスタTR1のベース電位V1Bは周
囲の各回路素子で定まる時定数に応じて徐々に立ち上が
る。上記トランジスタTR1のベース電位V1Bが所定の
スレシショルド電圧VTHを越える時刻tD のタイミング
でトランジスタTR1がオフ制御され、テープレコーダ
10はオートオフ動作する。
ミングでテープの走行が終了してオートオフ動作を行う
場合、図5(d)に示すトランジスタTR2のベース電
位VS が立ち下がりオフ制御する。この結果、図5
(b)に示すトランジスタTR1のベース電位V1Bは周
囲の各回路素子で定まる時定数に応じて徐々に立ち上が
る。上記トランジスタTR1のベース電位V1Bが所定の
スレシショルド電圧VTHを越える時刻tD のタイミング
でトランジスタTR1がオフ制御され、テープレコーダ
10はオートオフ動作する。
【0015】電子機器の電源起動・停止の動作制御する
方法は、このように電気的な制御によって操作スイッチ
がオン操作されたままでも電源スイッチを電子機器の動
作に応じてオフ制御することができる。
方法は、このように電気的な制御によって操作スイッチ
がオン操作されたままでも電源スイッチを電子機器の動
作に応じてオフ制御することができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したメ
カニカルな切換スイッチによる電源起動・停止の制御方
法は、機械的に動作させる必要があるため、小型・省電
力が要求される電子機器において不都合である。
カニカルな切換スイッチによる電源起動・停止の制御方
法は、機械的に動作させる必要があるため、小型・省電
力が要求される電子機器において不都合である。
【0017】また、電気的な制御による方法においても
電源起動・停止を確実に動作させるため、回路に内蔵す
る時定数回路の設定は、例えばスイッチング電源やモー
タ等の起動・停止完了時間を十分に補い、かつ操作スイ
ッチの連続したオン/オフ操作による動作に対しても問
題なく動作するように設定しなければならない。このた
め、上記時定数回路の設定は、設計上の自由度に影響を
与え、上記自由度を狭くしてしまう。この他に時定数回
路の設定は、電子機器の外付け電気部品の増加を招き、
電子機器のコストアップ及び信頼性の低下の大きな原因
の一つになっていた。
電源起動・停止を確実に動作させるため、回路に内蔵す
る時定数回路の設定は、例えばスイッチング電源やモー
タ等の起動・停止完了時間を十分に補い、かつ操作スイ
ッチの連続したオン/オフ操作による動作に対しても問
題なく動作するように設定しなければならない。このた
め、上記時定数回路の設定は、設計上の自由度に影響を
与え、上記自由度を狭くしてしまう。この他に時定数回
路の設定は、電子機器の外付け電気部品の増加を招き、
電子機器のコストアップ及び信頼性の低下の大きな原因
の一つになっていた。
【0018】そこで、本発明は上述の実情に鑑み、電気
的に電源起動・停止を制御する電子機器に内蔵する時定
数回路の設定設計上の自由度に柔軟性を持たせて電子機
器のコスト削減及び信頼性の向上を図ることのできる電
源起動回路の提供を目的とするものである。
的に電源起動・停止を制御する電子機器に内蔵する時定
数回路の設定設計上の自由度に柔軟性を持たせて電子機
器のコスト削減及び信頼性の向上を図ることのできる電
源起動回路の提供を目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電源起動回
路は、電子機器の動作モードを選定する複数の操作切換
手段と当該操作切換手段のいずれか一つがオン操作され
たことを検出する起動検出手段を有し、当該起動検出手
段の検出結果に基づいて回路駆動電源供給手段の動作を
制御して上記電子機器に電源を供給するようになされた
電源起動回路において、上記操作切換手段と回路駆動電
源供給手段の間にD−フリップフロップ機能を有する回
路を具備し、上記操作切換手段の瞬時、または継続的な
オン操作時に回路駆動電源供給手段をオン動作させると
共に、上記操作切換手段のいずれかがオン操作されたま
までも他から供給される電源停止命令に応じて優先的に
電源供給切換手段をオフ制御することにより、上述した
課題を解決する。
路は、電子機器の動作モードを選定する複数の操作切換
手段と当該操作切換手段のいずれか一つがオン操作され
たことを検出する起動検出手段を有し、当該起動検出手
段の検出結果に基づいて回路駆動電源供給手段の動作を
制御して上記電子機器に電源を供給するようになされた
電源起動回路において、上記操作切換手段と回路駆動電
源供給手段の間にD−フリップフロップ機能を有する回
路を具備し、上記操作切換手段の瞬時、または継続的な
オン操作時に回路駆動電源供給手段をオン動作させると
共に、上記操作切換手段のいずれかがオン操作されたま
までも他から供給される電源停止命令に応じて優先的に
電源供給切換手段をオフ制御することにより、上述した
課題を解決する。
【0020】ここで、上記操作切換手段に自己保持型操
作切換手段を用いたり、自動復帰型操作切換手段を用い
ても確実に電源供給を行い、また電源停止命令に応じて
優先的にオートオフ動作が行える。
作切換手段を用いたり、自動復帰型操作切換手段を用い
ても確実に電源供給を行い、また電源停止命令に応じて
優先的にオートオフ動作が行える。
【0021】
【作用】本発明に係る電源起動回路は、上記操作切換手
段と回路駆動電源供給手段の間にD−フリップフロップ
機能を有する回路を配設することにより、D−フリップ
フロップの立ち上がりクロックを利用して上記回路駆動
電源供給手段に電源オン制御信号を供給して確実に周辺
の各回路に電源供給を行い、また、上記操作切換手段の
いずれかかがオン操作されたままでも他から供給される
電源停止命令に応じて上記回路駆動電源供給手段に電源
オフ制御信号を供給して優先的に電源供給切換手段をオ
フ制御、いわゆるオートオフ動作させる。
段と回路駆動電源供給手段の間にD−フリップフロップ
機能を有する回路を配設することにより、D−フリップ
フロップの立ち上がりクロックを利用して上記回路駆動
電源供給手段に電源オン制御信号を供給して確実に周辺
の各回路に電源供給を行い、また、上記操作切換手段の
いずれかかがオン操作されたままでも他から供給される
電源停止命令に応じて上記回路駆動電源供給手段に電源
オフ制御信号を供給して優先的に電源供給切換手段をオ
フ制御、いわゆるオートオフ動作させる。
【0022】
【実施例】以下、本発明に係る電源起動回路の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。
ついて図面を参照しながら説明する。
【0023】図1は、本発明に係る電源起動回路におけ
る第1の実施例の概略的ブロック回路である。ここで、
第1の実施例は上記電源起動回路10を小型のテープレ
コーダに適用した場合を例示する。
る第1の実施例の概略的ブロック回路である。ここで、
第1の実施例は上記電源起動回路10を小型のテープレ
コーダに適用した場合を例示する。
【0024】小型のテープレコーダは、電子機器の動作
モードを選定する複数の操作切換手段である操作スイッ
チSW1の再生(PLAY)、記録(REC) 、早送り(FF)及び巻
戻し(REW) キーと、当該操作スイッチSW1の再生(PLA
Y)、記録(REC) 、早送り(FF)及び巻戻し(REW) キーのい
ずれか一つがオン操作されたことを検出する起動検出手
段であるダイオードD2を有し、当該ダイオードD2の
検出結果、すなわちオン操作された操作スイッチSW1
のキーに対応するダイオードが通電する。このオン操作
に応じて回路駆動電源供給手段であるDC−DCコンバ
ータ13の動作が制御されて上記電子機器に電源を供給
するようになされる。
モードを選定する複数の操作切換手段である操作スイッ
チSW1の再生(PLAY)、記録(REC) 、早送り(FF)及び巻
戻し(REW) キーと、当該操作スイッチSW1の再生(PLA
Y)、記録(REC) 、早送り(FF)及び巻戻し(REW) キーのい
ずれか一つがオン操作されたことを検出する起動検出手
段であるダイオードD2を有し、当該ダイオードD2の
検出結果、すなわちオン操作された操作スイッチSW1
のキーに対応するダイオードが通電する。このオン操作
に応じて回路駆動電源供給手段であるDC−DCコンバ
ータ13の動作が制御されて上記電子機器に電源を供給
するようになされる。
【0025】この電源起動回路10に上記操作スイッチ
SW1と上記DC−DCコンバータ13の間にD−フリ
ップフロップ機能を有する回路であるリセット機能付き
D−フリップフロップ12を配設した構成にしている。
SW1と上記DC−DCコンバータ13の間にD−フリ
ップフロップ機能を有する回路であるリセット機能付き
D−フリップフロップ12を配設した構成にしている。
【0026】また、上記操作スイッチSW1は、自己保
持型のスイッチ、例えばオン操作した場合、機械的にオ
ン状態を保持するメカニカルなトグルスイッチのような
スイッチを用いている。ここで、上記ダイオードD1
は、例えば発光ダイオードを用いて電源オン操作された
ことを発光によってユーザに知らせる構成をとることも
できる。
持型のスイッチ、例えばオン操作した場合、機械的にオ
ン状態を保持するメカニカルなトグルスイッチのような
スイッチを用いている。ここで、上記ダイオードD1
は、例えば発光ダイオードを用いて電源オン操作された
ことを発光によってユーザに知らせる構成をとることも
できる。
【0027】この電源起動回路10の動作について図2
のタイミングチャート、表1に示すD−フリップフロッ
プの真理値表及び必要に応じて図1の回路図を参照しな
がら説明する。乾電池16の正極端は、インバータ11
の入力側及びインバータの電源、D−フリップフロップ
12の入力端子D、電源供給端子VDD、DC−DCコン
バータ13の入力端及び上記起動検出手段であるダイオ
ードD2のアノード側に接続して+BVの電圧を上記そ
れぞれの端子に印加している。
のタイミングチャート、表1に示すD−フリップフロッ
プの真理値表及び必要に応じて図1の回路図を参照しな
がら説明する。乾電池16の正極端は、インバータ11
の入力側及びインバータの電源、D−フリップフロップ
12の入力端子D、電源供給端子VDD、DC−DCコン
バータ13の入力端及び上記起動検出手段であるダイオ
ードD2のアノード側に接続して+BVの電圧を上記そ
れぞれの端子に印加している。
【0028】また、主に乾電池16の負極端、インバー
タ11の接地端及びD−フリップフロップ12のセット
端子Sが接地している。上記操作スイッチSW1の他端
側もすべて接地している。
タ11の接地端及びD−フリップフロップ12のセット
端子Sが接地している。上記操作スイッチSW1の他端
側もすべて接地している。
【0029】この接続によって上記操作スイッチSW1
のいずれかのキー、例えば再生(PLAY)、記録(REC) 、早
送り(FF)及び巻戻し(REW) キー等がオン操作されるまで
図2(a)に示すレベル“H”の状態になっている。上
記起動検出を行っているダイオードD2及びキーマイコ
ン14内のダイオードD1は、順方向に配設されてい
る。また、上記キーマイコン14内のダイオードD1に
おけるアノード側にプルアップ抵抗として抵抗ネットワ
ークR4が配設されている。
のいずれかのキー、例えば再生(PLAY)、記録(REC) 、早
送り(FF)及び巻戻し(REW) キー等がオン操作されるまで
図2(a)に示すレベル“H”の状態になっている。上
記起動検出を行っているダイオードD2及びキーマイコ
ン14内のダイオードD1は、順方向に配設されてい
る。また、上記キーマイコン14内のダイオードD1に
おけるアノード側にプルアップ抵抗として抵抗ネットワ
ークR4が配設されている。
【0030】図2に示す時刻t1 において上記操作スイ
ッチSW1の一つがオン操作すると、ダイオードD2を
介して電流が流れて図2(a)の入力電圧はレベル
“H”からレベル“L”に変化する。この状態の変化に
応じて上記インバータ11から上記D−フリップフロッ
プ12のクロック端子(CLK)にクロックとして供給
する信号のレベルがレベル“L”からレベル“H”に立
ち上がる(図2(b)を参照)。このとき、後述する図
2(f)に示すリセット信号はレベル“L”のままであ
る。
ッチSW1の一つがオン操作すると、ダイオードD2を
介して電流が流れて図2(a)の入力電圧はレベル
“H”からレベル“L”に変化する。この状態の変化に
応じて上記インバータ11から上記D−フリップフロッ
プ12のクロック端子(CLK)にクロックとして供給
する信号のレベルがレベル“L”からレベル“H”に立
ち上がる(図2(b)を参照)。このとき、後述する図
2(f)に示すリセット信号はレベル“L”のままであ
る。
【0031】D−フリップフロップ12の動作は、表1
に示す真理値表で
に示す真理値表で
【0032】
【表1】
【0033】のように動作する。ここで、上記表1に示
す記号×は、無関係(Don't care)を示す。このD−フリ
ップフロップ12は、時刻t1 で供給されるクロックの
立ち上がり(表1に示す記号↑のとき)に応じて入力電
圧+Bを保持して出力端子Qからレベル“H”になる
(図2(c)を参照)。この出力端子Qからの出力は、
DC−DCコンバータ13に電源オン/オフ制御信号と
して供給している。
す記号×は、無関係(Don't care)を示す。このD−フリ
ップフロップ12は、時刻t1 で供給されるクロックの
立ち上がり(表1に示す記号↑のとき)に応じて入力電
圧+Bを保持して出力端子Qからレベル“H”になる
(図2(c)を参照)。この出力端子Qからの出力は、
DC−DCコンバータ13に電源オン/オフ制御信号と
して供給している。
【0034】上記DC−DCコンバータ13は、入力電
圧+B、例えば1.5 Vを上記電源オン/オフ制御信号に
応じて昇圧して回路駆動電圧である5Vを各回路に出力
する(図2(d)を参照)。このDC−DCコンバータ
13は、図2(c)に示す時刻t1 から時刻t2 まで出
力電圧を徐々に増加させて時刻t2 で5Vを出力する。
圧+B、例えば1.5 Vを上記電源オン/オフ制御信号に
応じて昇圧して回路駆動電圧である5Vを各回路に出力
する(図2(d)を参照)。このDC−DCコンバータ
13は、図2(c)に示す時刻t1 から時刻t2 まで出
力電圧を徐々に増加させて時刻t2 で5Vを出力する。
【0035】この5Vという回路駆動電圧を供給された
キーマイコン14は、入力ポート14bでどの操作スイ
ッチSW1のキーがオン操作されたかを検出し、この検
出に応じた動作を行うようにキーマイコン本体14aに
内蔵する動作プログラムを時刻t2 からコマンドCMD
を出力して実行する(図2(e)を参照)。コマンドC
MDは出力ポート14cを介してテープ処理回路15に
送出する。
キーマイコン14は、入力ポート14bでどの操作スイ
ッチSW1のキーがオン操作されたかを検出し、この検
出に応じた動作を行うようにキーマイコン本体14aに
内蔵する動作プログラムを時刻t2 からコマンドCMD
を出力して実行する(図2(e)を参照)。コマンドC
MDは出力ポート14cを介してテープ処理回路15に
送出する。
【0036】ここで、上記テープ処理回路15は、モー
タ駆動処理、オーディオ回路及びディジタル信号処理
(DSP)等の各種テープ動作に関連する動作処理を行
っている。
タ駆動処理、オーディオ回路及びディジタル信号処理
(DSP)等の各種テープ動作に関連する動作処理を行
っている。
【0037】また、時刻t3 において例えば上記操作ス
イッチSW1の他のキーを軽く機械的なロックされない
ストロークでオン操作して実行状態にあるキーを解除し
たり、図示していない停止スイッチを操作して動作を解
除する。この動作に応じて上記インバータ11の出力
は、図2(a)でレベル“L”からレベル“H”に状態
を変化させる。時刻t3 でこの状態変化に基づきD−フ
リップフロップ12のクロック(CLK)は、立ち下が
る。ここで、図2(e)に示すコマンドCMDは、時刻
t3 から時刻t4 までの期間にテープ処理回路15に停
止動作に必要な命令を伝達している。この停止動作処理
が完全に終了した時刻t4 で電源遮断命令を送出してコ
マンドCMDの出力を停止する。
イッチSW1の他のキーを軽く機械的なロックされない
ストロークでオン操作して実行状態にあるキーを解除し
たり、図示していない停止スイッチを操作して動作を解
除する。この動作に応じて上記インバータ11の出力
は、図2(a)でレベル“L”からレベル“H”に状態
を変化させる。時刻t3 でこの状態変化に基づきD−フ
リップフロップ12のクロック(CLK)は、立ち下が
る。ここで、図2(e)に示すコマンドCMDは、時刻
t3 から時刻t4 までの期間にテープ処理回路15に停
止動作に必要な命令を伝達している。この停止動作処理
が完全に終了した時刻t4 で電源遮断命令を送出してコ
マンドCMDの出力を停止する。
【0038】この後、時刻t5 においてキーマイコン1
4内の出力ポート14dから図2(f)に示すリセット
信号が、抵抗R2及び抵抗R3で分圧されてレベル
“L”からレベル“H”にしてD−フリップフロップ1
2のリセット端子Rに供給される。前述した表1に示し
た真理値表から明らかなように上記リセット端子Rがレ
ベル“H”になることによって出力端Qはレベル“L”
になる。このD−フリップフロップ12の出力は、上述
したように電源オン/オフ制御信号である。上記DC−
DCコンバータ13は、供給されるレベル“L”によっ
て昇圧動作を停止させて徐々に出力電圧を低下させ最終
的にゼロにする。
4内の出力ポート14dから図2(f)に示すリセット
信号が、抵抗R2及び抵抗R3で分圧されてレベル
“L”からレベル“H”にしてD−フリップフロップ1
2のリセット端子Rに供給される。前述した表1に示し
た真理値表から明らかなように上記リセット端子Rがレ
ベル“H”になることによって出力端Qはレベル“L”
になる。このD−フリップフロップ12の出力は、上述
したように電源オン/オフ制御信号である。上記DC−
DCコンバータ13は、供給されるレベル“L”によっ
て昇圧動作を停止させて徐々に出力電圧を低下させ最終
的にゼロにする。
【0039】なお、上記抵抗R2及び抵抗R3は、D−
フリップフロップ12とキーマイコン14の動作電源電
圧差によるラッチアップを防止するために設けた分圧抵
抗である。上記動作電源電圧差がない場合、上記抵抗R
3は不要になる。上記抵抗R2は、誤動作防止用のプル
ダウン抵抗の役目を有している。また、上記ダイオード
D1、D2は、逆流防止用のダイオードとして用いてい
る。
フリップフロップ12とキーマイコン14の動作電源電
圧差によるラッチアップを防止するために設けた分圧抵
抗である。上記動作電源電圧差がない場合、上記抵抗R
3は不要になる。上記抵抗R2は、誤動作防止用のプル
ダウン抵抗の役目を有している。また、上記ダイオード
D1、D2は、逆流防止用のダイオードとして用いてい
る。
【0040】また、テープの終了した場合に行われるオ
ートオフ動作においても前述した表1の真理値表が示す
ようにD−フリップフロップ12のリセット端子Rにレ
ベル“H”の信号を供給することで容易に行うことがで
きる。このオートオフ動作において例えば図2に示す時
刻t3 でテープの終了が検出されたとき各回路の出力電
圧は、時刻t3 、または時刻t5 以降に示す破線でのよ
うに動作する。すなわち、図2(a)のインバータの入
力電圧はレベル“L”のままである。また、図2(b)
に示すD−フリップフロップ12のクロック(CLK)
及び図2(c)に示す出力電圧も共に、レベル“H”の
ままである。
ートオフ動作においても前述した表1の真理値表が示す
ようにD−フリップフロップ12のリセット端子Rにレ
ベル“H”の信号を供給することで容易に行うことがで
きる。このオートオフ動作において例えば図2に示す時
刻t3 でテープの終了が検出されたとき各回路の出力電
圧は、時刻t3 、または時刻t5 以降に示す破線でのよ
うに動作する。すなわち、図2(a)のインバータの入
力電圧はレベル“L”のままである。また、図2(b)
に示すD−フリップフロップ12のクロック(CLK)
及び図2(c)に示す出力電圧も共に、レベル“H”の
ままである。
【0041】しかしながら、キーマイコン14が別な系
統を介して供給される電源停止命令を検出すると、上記
キーマイコン本体14aが出力ポート14cを介して時
刻t3 から時刻t4 の間に前述したようにテープ処理回
路15の動作を完了する操作がコマンドCMDによって
行われる。この後、時刻t5 でキーマイコン本体14a
は電源停止命令を出して出力ポート14dを介してレベ
ル“H”を出力する。
統を介して供給される電源停止命令を検出すると、上記
キーマイコン本体14aが出力ポート14cを介して時
刻t3 から時刻t4 の間に前述したようにテープ処理回
路15の動作を完了する操作がコマンドCMDによって
行われる。この後、時刻t5 でキーマイコン本体14a
は電源停止命令を出して出力ポート14dを介してレベ
ル“H”を出力する。
【0042】また、上記オートオフ動作は、テープの終
了時のみに限定される動作でなく、回路に対して異常動
作があるとき、例えば減電圧、過電流、過電圧及びテー
プ駆動のモータの回転異常等が検出されたとき、自動的
に電源供給を停止する機能である。
了時のみに限定される動作でなく、回路に対して異常動
作があるとき、例えば減電圧、過電流、過電圧及びテー
プ駆動のモータの回転異常等が検出されたとき、自動的
に電源供給を停止する機能である。
【0043】このような構成にすることにより、操作ス
イッチがオン制御にあっても導通・非導通に拘束される
ことなく、ソフトウェア的に電源停止処理の時間を設定
して広範囲の電子機器におけるいわゆるオートオフ動作
に対して柔軟に対応して電源の供給停止を行うことがで
き、時定数回路に必要な回路構成部品が不要になる。こ
のため、電子機器はコストを削減することができると共
に、不要な回路を省くことによって電子機器の信頼性も
向上させることができる。
イッチがオン制御にあっても導通・非導通に拘束される
ことなく、ソフトウェア的に電源停止処理の時間を設定
して広範囲の電子機器におけるいわゆるオートオフ動作
に対して柔軟に対応して電源の供給停止を行うことがで
き、時定数回路に必要な回路構成部品が不要になる。こ
のため、電子機器はコストを削減することができると共
に、不要な回路を省くことによって電子機器の信頼性も
向上させることができる。
【0044】次に、電子機器に本発明の電源起動回路を
用いた他の実施例を図3に示す概略的なブロック回路を
参照しながら説明する。ここで、共通する部分には、同
じ参照番号を付して説明を省略する。
用いた他の実施例を図3に示す概略的なブロック回路を
参照しながら説明する。ここで、共通する部分には、同
じ参照番号を付して説明を省略する。
【0045】この実施例は、操作スイッチに自動復帰型
の例えばタクトスイッチSW1、SW2を用いている。
上記タクトスイッチSW1、SW2は瞬時的にしか導通
操作されない場合が多い。このため、キーマイコン14
はどの操作スイッチがオン操作されたか判別するまでの
期間、操作されたモードを保持しておく必要になる。こ
の操作モード保持は、一般的に前述したように時定数回
路による保持方式が用いられる。図3に示す回路では、
各操作スイッチSW1、SW2に対応するD−フリップ
フロップ12a、12bが複数個配設されている。
の例えばタクトスイッチSW1、SW2を用いている。
上記タクトスイッチSW1、SW2は瞬時的にしか導通
操作されない場合が多い。このため、キーマイコン14
はどの操作スイッチがオン操作されたか判別するまでの
期間、操作されたモードを保持しておく必要になる。こ
の操作モード保持は、一般的に前述したように時定数回
路による保持方式が用いられる。図3に示す回路では、
各操作スイッチSW1、SW2に対応するD−フリップ
フロップ12a、12bが複数個配設されている。
【0046】上記D−フリップフロップ12a、12b
の出力Qは、それぞれキーマイコン14内の入力ポート
14bと接続している。また、D−フリップフロップ1
2a、12bの出力Qは、いずれの操作スイッチSW
1、SW2がオン操作されても回路駆動電源が供給され
るように2入力OR回路17にも接続している。OR回
路17の出力信号は、前記実施例における電源オン/オ
フ制御信号に相当する。
の出力Qは、それぞれキーマイコン14内の入力ポート
14bと接続している。また、D−フリップフロップ1
2a、12bの出力Qは、いずれの操作スイッチSW
1、SW2がオン操作されても回路駆動電源が供給され
るように2入力OR回路17にも接続している。OR回
路17の出力信号は、前記実施例における電源オン/オ
フ制御信号に相当する。
【0047】上記OR回路17からの出力信号に応じて
DC−DCコンバータ13は、乾電池16を介して供給
される入力電圧+BVを昇圧して5Vを出力する。キー
マイコン14は、例えばタイマ割込で上記入力ポート1
4bのレベルの状態を監視している。この入力ポート1
4bでレベル“H”が検出された場合、キーマイコン1
4内の出力ポート14cは、テープ処理回路15に動作
するコマンドCMDを供給する。
DC−DCコンバータ13は、乾電池16を介して供給
される入力電圧+BVを昇圧して5Vを出力する。キー
マイコン14は、例えばタイマ割込で上記入力ポート1
4bのレベルの状態を監視している。この入力ポート1
4bでレベル“H”が検出された場合、キーマイコン1
4内の出力ポート14cは、テープ処理回路15に動作
するコマンドCMDを供給する。
【0048】また、オートオフ動作においても別な系統
を介して供給された電源停止命令に応じてキーマイコン
14内の出力ポート14dからそれぞれに分圧抵抗R2
a、R3aと分圧抵抗R2b、R3bを介してレベル
“H”のリセット信号がD−フリップフロップ12a、
12bに供給される。この供給によりオートオフ動作が
行われて上記DC−DCコンバータ13からの回路駆動
電源の供給を停止させることができる。
を介して供給された電源停止命令に応じてキーマイコン
14内の出力ポート14dからそれぞれに分圧抵抗R2
a、R3aと分圧抵抗R2b、R3bを介してレベル
“H”のリセット信号がD−フリップフロップ12a、
12bに供給される。この供給によりオートオフ動作が
行われて上記DC−DCコンバータ13からの回路駆動
電源の供給を停止させることができる。
【0049】なお、例えば操作スイッチの優先順位等を
考慮することがないとき、上記出力ポート14dを介し
て各D−フリップフロップ12a、12bに供給するリ
セット信号をまとめて1本にして供給してもよい。
考慮することがないとき、上記出力ポート14dを介し
て各D−フリップフロップ12a、12bに供給するリ
セット信号をまとめて1本にして供給してもよい。
【0050】このような操作スイッチの数に対応した複
数個のD−フリップフロップを用いる構成により、瞬時
的にしかオン操作されない自動復帰型の操作スイッチを
用いても容易にいわゆるオートオフ動作を行うことがで
き、従来用いていた時定数回路を不要にする。これによ
って、電子機器はコストの低減を図ることができ、電子
機器の信頼性も向上させることができる。
数個のD−フリップフロップを用いる構成により、瞬時
的にしかオン操作されない自動復帰型の操作スイッチを
用いても容易にいわゆるオートオフ動作を行うことがで
き、従来用いていた時定数回路を不要にする。これによ
って、電子機器はコストの低減を図ることができ、電子
機器の信頼性も向上させることができる。
【0051】本発明は、これらの実施例に限定されるも
のでなく、最近、低電圧駆動の論理ICやマイクロコン
ピュータが開発されているので、前述したようにDC−
DCコンバータを用いる必要がなく、上記D−フリップ
フロップを例えばマイクロコンピュータ内に内蔵して電
源停止時に上記マイクロコンピュータも動作を停止させ
て低消費電力状態で待機させておくことも可能になる。
のでなく、最近、低電圧駆動の論理ICやマイクロコン
ピュータが開発されているので、前述したようにDC−
DCコンバータを用いる必要がなく、上記D−フリップ
フロップを例えばマイクロコンピュータ内に内蔵して電
源停止時に上記マイクロコンピュータも動作を停止させ
て低消費電力状態で待機させておくことも可能になる。
【0052】このように電源起動回路10を構成するこ
とにより、確実なオン制御動作を行わせながら、電源ス
イッチのオン制御に対して優先する電源スイッチのオフ
制御であるいわゆるオートオフ動作も容易に対応する。
このため、電源起動回路は、従来必要としていた時定数
回路を不要にして設計の自由度を上げて、電子機器の信
頼性も向上させることができる。上記時定数回路が不要
になることから、電子機器の構成部品を省くことができ
るため、コストの低減を図ることができる。
とにより、確実なオン制御動作を行わせながら、電源ス
イッチのオン制御に対して優先する電源スイッチのオフ
制御であるいわゆるオートオフ動作も容易に対応する。
このため、電源起動回路は、従来必要としていた時定数
回路を不要にして設計の自由度を上げて、電子機器の信
頼性も向上させることができる。上記時定数回路が不要
になることから、電子機器の構成部品を省くことができ
るため、コストの低減を図ることができる。
【0053】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の電源起動回路によれば、電子機器の動作モードを選
定する複数の操作切換手段と当該操作切換手段のいずれ
か一つがオン操作されたことを検出する起動検出手段を
有し、当該起動検出手段の検出結果に基づいて回路駆動
電源供給手段の動作を制御して上記電子機器に電源を供
給するようになされた電源起動回路において、上記操作
切換手段と回路駆動電源供給手段の間にD−フリップフ
ロップ機能を有する回路を具備し、上記操作切換手段の
瞬時、または継続的なオン操作時に回路駆動電源供給手
段をオン動作させると共に、上記操作切換手段のいずれ
かがオン操作されたままでも他から供給される電源停止
命令に応じて優先的に電源供給切換手段をオフ制御する
ことにより、確実なオン制御動作を行わせながら、電源
スイッチのオン制御に対して優先する電源スイッチのオ
フ制御であるいわゆるオートオフ動作も容易に対応す
る。
明の電源起動回路によれば、電子機器の動作モードを選
定する複数の操作切換手段と当該操作切換手段のいずれ
か一つがオン操作されたことを検出する起動検出手段を
有し、当該起動検出手段の検出結果に基づいて回路駆動
電源供給手段の動作を制御して上記電子機器に電源を供
給するようになされた電源起動回路において、上記操作
切換手段と回路駆動電源供給手段の間にD−フリップフ
ロップ機能を有する回路を具備し、上記操作切換手段の
瞬時、または継続的なオン操作時に回路駆動電源供給手
段をオン動作させると共に、上記操作切換手段のいずれ
かがオン操作されたままでも他から供給される電源停止
命令に応じて優先的に電源供給切換手段をオフ制御する
ことにより、確実なオン制御動作を行わせながら、電源
スイッチのオン制御に対して優先する電源スイッチのオ
フ制御であるいわゆるオートオフ動作も容易に対応す
る。
【0054】このため、電源起動回路は、従来必要とし
ていた時定数回路を不要にして設計の自由度を上げて、
電子機器の信頼性も向上させることができる。
ていた時定数回路を不要にして設計の自由度を上げて、
電子機器の信頼性も向上させることができる。
【0055】上記時定数回路が不要になることから、電
子機器の構成部品を省くことができるため、コストの低
減を図ることができる。
子機器の構成部品を省くことができるため、コストの低
減を図ることができる。
【0056】また、上記操作切換手段に自己保持型操作
切換手段を用いたり、自動復帰型操作切換手段を用いて
も確実に電源供給を行い、別系統から供給された電源停
止命令に応じて優先的にオートオフ動作を行うことがで
きる。
切換手段を用いたり、自動復帰型操作切換手段を用いて
も確実に電源供給を行い、別系統から供給された電源停
止命令に応じて優先的にオートオフ動作を行うことがで
きる。
【図1】本発明に係る電源起動回路の第1の実施例にお
ける概略的ブロック回路構成を示す図である。
ける概略的ブロック回路構成を示す図である。
【図2】図1に示した回路構成の動作を示すタイミング
チャートである。
チャートである。
【図3】本発明に係る安定化電源回路の他の実施例にお
ける概略的ブロック回路構成を示す図である。
ける概略的ブロック回路構成を示す図である。
【図4】従来の安定化電源回路における概略的ブロック
回路構成を示す図である。
回路構成を示す図である。
【図5】図4に示したブロック回路構成における動作を
示すタイミングチャートである。
示すタイミングチャートである。
10・・・・・・・・・・・・・小型テープレコーダ 11・・・・・・・・・・・・・インバータ 12・・・・・・・・・・・・・D−フリップフロップ 13・・・・・・・・・・・・・DC−DCコンバータ 14・・・・・・・・・・・・・キーマイコン 15・・・・・・・・・・・・・テープ処理回路 16・・・・・・・・・・・・・乾電池
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井塚 隆志 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 電子機器の動作モードを選定する複数の
操作切換手段と当該操作切換手段のいずれか一つがオン
操作されたことを検出する起動検出手段を有し、当該起
動検出手段の検出結果に基づいて回路駆動電源供給手段
の動作を制御して上記電子機器に電源を供給するように
なされた電源起動回路において、 上記操作切換手段と回路駆動電源供給手段の間にD−フ
リップフロップ機能を有する回路を具備し、 上記操作切換手段の瞬時、または継続的なオン操作時に
回路駆動電源供給手段をオン動作させると共に、上記操
作切換手段のいずれかがオン操作されたままでも他から
供給される電源停止命令に応じて優先的に電源供給切換
手段をオフ制御することを特徴とする電源起動回路。 - 【請求項2】 上記操作切換手段に自己保持型操作切換
手段を用いることを特徴とする請求項1記載の電源起動
回路。 - 【請求項3】 上記操作切換手段に自動復帰型操作切換
手段を用いることを特徴とする請求項1記載の電源起動
回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4032933A JPH05205352A (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 電源起動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4032933A JPH05205352A (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 電源起動回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05205352A true JPH05205352A (ja) | 1993-08-13 |
Family
ID=12372735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4032933A Withdrawn JPH05205352A (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 電源起動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05205352A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015126588A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | 日置電機株式会社 | 電子機器 |
WO2018016260A1 (ja) | 2016-07-22 | 2018-01-25 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 電子制御装置 |
-
1992
- 1992-01-24 JP JP4032933A patent/JPH05205352A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015126588A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | 日置電機株式会社 | 電子機器 |
WO2018016260A1 (ja) | 2016-07-22 | 2018-01-25 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 電子制御装置 |
CN109451756A (zh) * | 2016-07-22 | 2019-03-08 | 日立汽车系统株式会社 | 电子控制装置 |
EP3489796A4 (en) * | 2016-07-22 | 2020-04-01 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | ELECTRONIC CONTROL DEVICE |
US10928872B2 (en) | 2016-07-22 | 2021-02-23 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Electronic control device |
CN109451756B (zh) * | 2016-07-22 | 2022-05-13 | 日立安斯泰莫株式会社 | 电子控制装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990408 |