JP2002281677A

JP2002281677A - バッテリー電源制御装置及びその制御方法

Info

Publication number: JP2002281677A
Application number: JP2001075796A
Authority: JP
Inventors: Masanori Watabe; 正則渡部
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2001-03-16
Filing date: 2001-03-16
Publication date: 2002-09-27

Abstract

(57)【要約】【課題】携帯型記録再生装置のバッテリー切れによる
撮影の機会損失をできるだけ防止しようとする。【解決手段】電子機器を駆動するバッテリー１と、前
記バッテリー１の電力供給を制御するトランジスタ２、
３と、前記バッテリー１の出力電圧が第１の電圧まで低
下したことを検出する第１のコンパレータ５と、前記第
１の電圧値が検出されるとその検出状態を表示するＬＥ
Ｄ１６と、前記バッテリー１の出力電圧が第２の電圧値
まで低下したことを検出する第２のコンパレータ６と、
前記第２のコンパレータの検出する検出電圧を選択切り
替えるスイッチ１７とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型電子機器に
使用されるバッテリー電源制御装置に関し、特にバッテ
リー電圧の検出回路の制御に特徴を有する。

【０００２】

【従来の技術】従来のビデオカメラ等のような携帯型の
記録再生装置のバッテリー電源制御装置は、バッテリー
の過放電を防止してバッテリーを保護するためバッテリ
ーの電圧が、ある規定の電圧まで低下したことを検出し
て、バッテリーからの電力供給を停止させる機能を有し
ている。

【０００３】図７を用いて、従来のバッテリー電源制御
装置の一例について説明する。図７において、バッテリ
ー１の陽極端子は、電源制御手段であるトランジスタ２
のエミッタに接続され、トランジスタ２のベースには抵
抗８を介して電源制御手段であるトランジスタ３のコレ
クタに接続され、トランジスタ３のエミッタはアースに
接続されている。トランジスタ３のベース電圧が上昇
し、所定の電圧に達するとトランジスタ３がＯＮとな
り、これによってトランジスタ２が導通して出力端子に
バッテリー１の出力電圧が供給されるように構成されて
いる。

【０００４】ここで、バッテリー１の電圧は、抵抗１０
および抵抗１１により分圧されて、第１の電圧検出回路
の最終段である２入力のコンパレータ５の入力端Ａに供
給される。コンパレータ５の入力端Ｂには、バッテリー
１の陽極端子から抵抗９を介してツェナーダイオード４
で得られる所定の基準電圧が供給されており、コンパレ
ータ５の入力端Ａの電圧を、この基準電圧と比較し、入
力端Ａの電圧が入力端Ｂの電圧より高い場合には、コン
パレータ５の出力がＬｏｗレベルとなり、発光素子（Ｌ
ＥＤ）１６は点灯せずバッテリー１の電圧が充分高いこ
とを示し、入力端Ａの電圧がツェナーダイオード４によ
る基準電圧の入力端Ｂの電圧より低い場合には、コンパ
レータ５の出力がＨｉｇｈレベルとなって、ＬＥＤ１６
が点灯する。このＬＥＤ１６の点灯によりバッテリー１
の電圧が減少していることを示す。

【０００５】第２の電圧検出回路の最終段であるコンパ
レータ６の入力端Ｃは、バッテリー１の両端子間に並列
に接続された抵抗１２と抵抗１３との接続部に接続され
て、バッテリー１の出力電圧を分割した電圧が供給され
る。また、入力端Ｄは、ツェナーダイオード５に接続さ
れて、それによる基準電圧が印加されている。

【０００６】以上の回路において、バッテリー１の電圧
が十分高く、コンパレータ６の入力端Ｃの電圧が入力端
Ｄの電圧より高い場合、コンパレータ６の出力もＨｉｇ
ｈレベルとなり、抵抗１９を介してトランジスタ３のベ
ースに接続されたトランジスタ３がＯＮとなり、トラン
ジスタ２もＯＮとなって、トランジスタ２のコレクタか
ら電子機器へバッテリー１の電力を供給する。入力端Ｃ
の電圧が入力端Ｄの電圧より低い場合には、トランジス
タ３のベースに接続されたコンパレータ６の出力がＬｏ
ｗレベルとなってトランジスタ３がＯＦＦとなり、それ
に伴いトランジスタ２もＯＦＦとなって、トランジスタ
２のコレクタから電子機器へのバッテリー１の電力の供
給を停止する。バッテリー１からの電力供給が停止する
と、バッテリー１の負荷がなくなりその電圧が上昇す
る。この現象によって再びコンパレータ６の出力がＨｉ
ｇｈレベルに転じることがないようにするため、コンパ
レータ６の出力端と入力端Ｃとの間にフィードバック抵
抗１４を接続してチャタリング的な誤動作を防止してい
る。

【０００７】上述のような動作によりＬＥＤ１６が点灯
すると、使用者は、好むと好まざるに関わらず、３〜５
分後にはバッテリーの電力の供給が停止されるのであ
る。これはバッテリーの過放電を防止して長寿命である
ことを考慮して、いわゆるバッテリーの終止電圧よりも
余裕のある高い電圧を保持できるよう管理しているため
である。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】近年、ビデオカメラ、
デジタルスチルカメラ（以下、ＤＳＣという）等はその
動作時間を延長することが要求されているが、バッテリ
ーを過放電から保護するためにバッテリー電圧が所定の
電圧以下になると、バッテリーからの電力供給を無条件
で停止してしまい、子供の運動会や学芸会等を撮影して
いるときに、後１プログラム、あと１枚の画像の撮影の
機会を失ってしまい悔しい思いをするという問題があっ
た。

【０００９】本発明は、いわゆるバッテリー切れ状態と
なった後、緊急時の時には、短時間の画像を記録できる
状態にして、撮影者の撮影の機会の損失を防止し使い勝
手をよくする事を目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のバッテリー電源制御装置は、電子機器を駆
動するバッテリーと、前記バッテリーの電力供給を制御
する電源制御手段と、前記バッテリーの出力電圧が第１
の基準電圧まで低下したことを検出する第１の電圧検出
回路と、前記第１の電圧検出回路の出力信号が供給され
て前記バッテリーの出力電圧が前記第１の基準電圧値ま
で低下したことを表示する表示手段と、前記バッテリー
の出力電圧が前記第１の基準電圧より低い複数の第２の
基準電圧まで低下したことを検出する第２の電圧検出回
路と、前記第２の電圧検出回路により検出される検出電
圧値を選択切り替える切り替え手段とを有し、前記第２
の電圧検出回路の出力に基づいて、前記バッテリー電源
制御手段により電力供給を制御することを特徴としたも
のであり、バッテリー電圧に対して３種類以上の検出電
圧レベルを有し、通常動作としては、バッテリー電圧が
第１の電圧値まで低下し、バッテリー切れの時間が迫っ
ていることを表示し、第２の電圧値まで低下すると第２
の検出電圧の検出する検出電圧を切り替えて、どうして
もあと少し電子機器の動作を継続したい場合に、切り替
えスイッチ（以後、Ｒｅｓｃｕｅスイッチという）を押
圧することにより、バッテリーの第３の検出電圧値まで
動作を継続させる事ができる。

【００１１】さらに、バッテリー電源制御装置におい
て、前記バッテリーの電源制御手段により電子機器への
バッテリーの電力供給が停止された後、電子機器の電源
が再投入されると、第２の電圧検出回路により検出され
る検出電圧が高い検出電圧に設定されることを特徴とし
たものであり、バッテリー交換後、第２の電圧値は、バ
ッテリの長寿命を重視した終止電圧となるよう初期設定
とするものである。

【００１２】また、本発明は、電子機器を駆動するバッ
テリーと、前記バッテリーの電力供給を制御する電源制
御手段と、前記バッテリーの出力電圧が第１の基準電圧
まで低下したことを検出する第１の電圧検出回路と、前
記第１の電圧検出回路の出力信号が供給されて前記バッ
テリーの出力電圧が前記第１の基準電圧値まで低下した
ことを表示する表示手段と、前記バッテリーの出力電圧
が前記第１の基準電圧より低い複数の第２の基準電圧ま
で低下したことを検出する第２の電圧検出回路と、前記
第２の電圧検出回路により検出される検出電圧値を選択
切り替える切り替え手段とを有し、電子機器の表示画面
に前記第２の電圧検出回路の少なくとも２つの第２の検
出電圧値のいづれかの選択を促す選択表示を行い、前記
第２の電圧検出回路の出力に基づいて、前記バッテリー
の電源制御手段により電力供給を制御することを特徴と
したものであり、バッテリーの使用方法を選択表示可能
とすることにより、あらかじめバッテリー寿命を重視し
て使用するか、電子機器の長時間の記録動作を可能にす
るかを選択することができる。

【００１３】更に、本発明は、前記第２の検出電圧値
が、前記バッテリーの定格電圧の７５％〜８０％である
ことを特徴としたものであり、バッテリーの過放電を防
止することができる。

【００１４】以上のように、本発明は、バッテリーによ
り動作するＶＨＳ方式、ＤＶ方式のビデオカメラ等の記
録再生装置において、過電圧保護動作用の電圧検出回路
を２段階以上とし、かつ使用状況に応じて、検出電圧値
の切り換え手段により、過放電に対するバッテリーの保
護を解除するのではなく、メーカーの提唱する終止電圧
に近づけるものであり、バッテリーにとって安全な範囲
内でより長時間の記録を可能とする具体的構成を提供す
るものである。

【００１５】

【発明の実施の形態】以下、本発明のバッテリー電源装
置及びその制御方法の実施の形態を図面とともに詳細に
説明する。なお、以下の実施の形態において、従来の技
術と同様の構成及び作用効果を奏する部分は図７と同じ
符号を付して詳細な説明を省略し、異なる部分を中心に
説明する。

【００１６】（実施の形態１）本発明に関する実施の形
態１を図１、図３を用いて説明する。図１は、ビデオカ
メラに使用するバッテリー電源制御装置の回路図で、図
３は、一般的なバッテリーの放電容量とバッテリー電圧
との関係を示すグラフである。

【００１７】本実施の形態で、従来例の図７と異なる点
は、第２の電圧検出回路であるコンパレータ６の入力端
子Ｃに接続される抵抗１２に並列に、スイッチ１７と抵
抗１５の直列接続体を接続し、スイッチ１７のオン、オ
フで検出すべき電圧の値を選択できるように切り替え手
段を設けたした点である。コンパレータ５、６は、所定
の電圧を検出するもので、ここでは、説明を容易にする
ために、検出すべき第１の電圧値を１０．８Ｖ、第２の
電圧値を１０．５Ｖ、第３の電圧値を１０．０Ｖとす
る。

【００１８】図１において、バッテリー１は定格電圧１
２Ｖとし、フル充電時には図３に示すように１２．６Ｖ
程度あって、通常記録にて約１．５時間後に１０．８Ｖ
程度となる。この第１の電圧値の１０．８Ｖに低下した
時、コンパレータ５の出力はＨｉｇｈレベルとなり、Ｌ
ＥＤ１６が点灯して、バッテリー１の残量が少なくなっ
ていることを表示する。

【００１９】そして、さらにこのまま放置すると３〜５
分後には、バッテリー１の電圧は第２の電圧値の１０．
５Ｖとなり、コンパレータ６の出力がＬｏｗレベルとな
って、バッテリー１の電力の供給が停止される。すなわ
ち、第２の電圧値が１０．５Ｖとなった時にバッテリ１
からの電力供給が停止される動作を通常動作時と呼ぶ。

【００２０】次に、スイッチ１７をＯＮにすると抵抗１
５が抵抗１２に並列接続され、コンパレータ６の入力端
Ｃの電圧が上昇し、バッテリー１の電圧が第３の電圧値
の１０．０Ｖとなるまで、５〜１０分間長くバッテリー
１の電力供給動作を継続することができる。ここで、第
３の電圧値は、バッテリー１の定格電圧の７５％〜８０
％に設定すると、バッテリー１は、過放電状態とならず
安全な電圧範囲内でバッテリー電力供給動作を行うこと
ができる。

【００２１】従って、どうしても緊急で短時間の画像を
記録したい時等には、バッテリーの安全な電圧範囲内で
の電力供給ができ、使い勝手を向上できる。

【００２２】上述において、スイッチ１７を追加した例
をあげたが、近年のビデオカメラにはマイクロプロセッ
サ（ＣＰＵ）が搭載されており、スイッチ１７を追加せ
ずに前述のように必要に応じて一時的に検出電圧を低下
させるという動作を実現することも可能である。すなわ
ち、記録再生装置が記録動作中であればＲＥＣ（録画）
スイッチを単独で、あるいはＦＦ（早送り）スイッチと
ＲＥＷ（巻戻し）スイッチを同時に２秒以上押圧される
ことを検出して第３の電圧値の検出動作に切り換わるよ
うに、コンパレータ６の入力端子Ｃの電圧値を上昇する
ように切り替え制御すれば良い。

【００２３】また、ビデオカメラに使用されるバッテリ
ーを例にあげて記載したが、ＤＳＣ、ノートパソコン
等、バッテリーを電源として使用する電子機器であれば
上記の本実施の形態を適用できることは当然である。

【００２４】（実施の形態２）以下に、本発明の実施の
形態２について、図２、図４および図６を用いて説明す
る。図２は、バッテリー電源制御装置の回路図で、図４
はバッテリー電源制御装置の制御方法とバッテリー使用
の選択表示方法を示すフローチャートで、図６はビデオ
カメラ等の電子機器の表示装置への検出電圧選択画面の
表示例である。

【００２５】図２に示すＣＰＵ１８は、ビデオカメラの
記録再生状態等を説明するためにキャラクタ発生や操作
キーの制御のキースキャン等いろいろな制御機能を有し
ているが、実施の形態１において、そのキャラクタ発生
機能を利用して、ある特定の条件で、バッテリー１から
の電力供給を停止してビデオカメラをパワーオフとする
ための検出電圧値の選択を促す表示を行う表示方法を説
明する。図２で、ＣＰＵ１８の出力端子Ｐは、Ｒｅｓｃ
ｕｅスイッチと同様の動作を行うので、Ｒｅｓｃｕｅ端
子と呼ぶ。すなわち、端子Ｐは、抵抗１５を介してコン
パレータ６の入力端子Ｃに接続しており、端子ＰがＬｏ
ｗレベルの時、コンパレータ６は、第２の検出電圧を検
出するとＬｏｗレベルとなり、また、端子ＰがＨｉｇｈ
レベルの時、コンパレータ６は、第３の検出電圧を検出
するとＨｉｇｈレベルとなる。また、入力端子Ｑは、Ｃ
ＰＵの電源端子である。

【００２６】図４において、ステップ１で、ビデオカメ
ラの電源初期投入時あるいはバッテリー１の電圧が低下
したことを示す第１の検出電圧値を検出すると、次のス
テップ２で、ＣＰＵ１８は、コンパレータ６の検出電圧
値の選択を促す表示を行う制御をする。すなわち、バッ
テリー１の寿命に対しては良いが、バッテリー動作時間
が少し短い第２の検出電圧値１０．５Ｖで電力供給の停
止を行う通常の使用方法か、バッテリー１の寿命に対し
てやや良くないがバッテリー動作時間が長い使用方法で
あり第３の検出電圧値１０．０Ｖで電力供給の停止を行
う長時間使用かの選択を促す図６のような表示を行う。

【００２７】次に、ステップ３で、第３の検出電圧値を
選択したかどうかを判断する。ここで第２の検出電圧を
選択する（すなわち、第３の検出検圧を選択したかのス
テップでＮとする）とステップ５に進み、表示画面の通
常使用（推奨）を選択したままで５秒以上経過すると
（ステップ５のＹｅｓ）すれば、ステップ６で第２の検
出電圧を選択したことになり、図２でＣＰＵ１８の出力
端ＰはＬｏｗレベル状態のままであり、ステップ８で、
第１の電圧値検出から３〜５分後にコンパレータ６の出
力がＬｏｗレベルとなって、バッテリー１からの電力供
給が停止しビデオカメラの電源がパワーオフとなる。

【００２８】ステップ３で第３の検出電圧を選択すれ
ば、図２のＣＰＵ１８により、コンパレータ６の出力の
Ｈｉｇｈレベルを検出すると、ステップ４でＣＰＵ１８
の出力端ＰよりＨｉｇｈレベル信号を出力する。そして
第１の電圧値検出から３〜５分後でなく、８〜１５分後
にコンパレータ６の出力がＬｏｗレベルとなって、ステ
ップ７でバッテリー１からの電力供給が停止しデジタル
カメラの電源がパワーオフとなる。

【００２９】（実施の形態３）本発明の実施の形態３に
ついて図２、図４及び図５を用いて説明する。図５は、
バッテリー電源制御装置の制御方法を示すフローチャー
トである。

【００３０】図２において、ＣＰＵ１８のキースキャン
機能を利用して、図１に示したようにスイッチ１７を追
加することなく、他のスイッチをＲｅｓｃｕｅスイッチ
に兼用し、第３の電圧を検出するまで、あるいは電源を
切るまで、引き続き動作を継続させるものである。

【００３１】図５において、ＣＰＵ１８は、ステップ１
１でコンパレータ５の出力がＨｉｇｈレベルとなるまで
バッテリー１の電圧をチェックし、Ｙｅｓならば、ステ
ップ１２で現在記録中かどうかチェックし、記録中であ
れば（ステップ１２がＹＥＳ）ならば、ステップ１３で
ＲＥＣスイッチが単独で、あるいはＦＦスイッチとＲＥ
Ｗスイッチが同時に２秒以上押圧されているかチェック
し、Ｙｅｓならば、ステップ１４でＣＰＵのＲｅｓｃｕ
ｅ出力端子ＰをＨｉｇｈレベルにして、バッテリー電圧
の検出レベルを切り換える。Ｙｅｓ（即ち、ＲＥＣキー
が２秒以上押されている）ならば、ステップ１５におい
て、コンパレータ６の出力がＬｏｗレベルとなるまでバ
ッテリー１の電圧をチェックし、Ｌｏｗレベルとなる
と、デジタルカメラの電源装置をパワーオフとする。

【００３２】各ステップにおいて、Ｎｏであれば、それ
ぞれ前のステップに戻ってＹｅｓになるまで待機する。
ここで、前のステップが変化ないものと想定し、それぞ
れ各ステップの状態をチェックしつづけるようにすれ
ば、応答の早い動作が可能である。

【００３３】また、一旦パワーオフとなった後は、ＣＰ
Ｕの検出電圧の機能をリセットし、上述と同じステップ
を繰り返す。

【００３４】すなわち、バッテリはその端子電圧がその
負荷の状態によって変化するため、例えば記録ポーズ中
から停止状態に変わると（テープ及びヘッドを摩耗から
防ぐために５〜６分で自動的に変化）、その端子電圧が
上昇することがあり、ステップ１４の状態のままからス
テップ１５への移行があると、バッテリー電圧は高いの
にＰＯＷＥＲＯＦＦとなるという誤動作が発生しうる
もので、ステップ１４のチェックの際に、ステップ１１
のコンパレータ５の出力がＬｏｗか、ステップ１２の現
在記録中か、そしてステップ１３のＲＥＣキーが２秒以
上押されているかが予めＣＰＵのレジスタ部やメモリー
部に「０」（Ｎｏ）あるいは「１」（Ｙｅｓ）のデータ
を格納しておき、ＣＰＵがそのデータを監視しておけ
ば、ステップ１１まで戻ることなく、即座にステップ１
４へチェックを行うことが出来る。

【００３５】また、一旦パワーオフとなった後は、上述
の格納するデータをリセットして「０」（Ｎｏ）として
おき、その場合にはステップ１１に戻るようにすれば良
い。

【００３６】

【発明の効果】以上のように、本発明のバッテリー電源
装置およびその制御方法によれば、バッテリーの過放電
状態にならない範囲で従来よりも延長して電力供給がで
き、緊急時または短時間の撮影などに対応できて、撮影
の機会の損失を防ぐことが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態１におけるバッテリー電源
制御装置の回路図

【図２】同実施の形態２におけるバッテリー電源制御装
置の回路図

【図３】一般的なバッテリーの放電特性を示すグラフ

【図４】同実施の形態２におけるバッテリー電源制御装
置の制御方法を示すフローチャート

【図５】同実施の形態３におけるバッテリー電源制御装
置の制御方法を示すフローチャート

【図６】同実施の形態１および２におけるバッテリー電
源制御装置の制御方法の一表示例を示す図

【図７】従来のバッテリー電源制御装置の回路図

【符号の説明】

１バッテリー２、３トランジスタ（電源制御手段）４ツェナーダイオード５、６コンパレータ（第１と第２の電圧検出回路）７、８、９、１０、１１、１２、１３、１４、１５抵
抗１６ＬＥＤ（表示手段）１７スイッチ（切り換え手段）１８ＣＰＵ１９抵抗

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】電子機器を駆動するバッテリーと、前記
バッテリーの電力供給を制御する電源制御手段と、前記
バッテリーの出力電圧が第１の基準電圧まで低下したこ
とを検出する第１の電圧検出回路と、前記第１の電圧検
出回路の出力信号が供給されて前記バッテリーの出力電
圧が前記第１の基準電圧値まで低下したことを表示する
表示手段と、前記バッテリーの出力電圧が前記第１の基
準電圧より低い複数の第２の基準電圧まで低下したこと
を検出する第２の電圧検出回路と、前記第２の電圧検出
回路により検出される検出電圧を選択切り替える切り替
え手段とを有し、前記第２の電圧検出回路の出力に基づ
いて、前記電源制御手段により電力供給を制御すること
を特徴とするバッテリー電源制御装置。
【請求項２】前記第２の電圧検出回路は、少なくとも
所定の検出電圧とそれより低い電圧値の２つの検出電圧
を有することを特徴とする請求項１に記載のバッテリー
電源制御装置。
【請求項３】前記電源制御手段により電子機器へのバ
ッテリーの電力供給が停止された後、電子機器の電源が
再投入されると、第２の電圧検出回路により検出される
検出電圧が高い検出電圧に設定されることを特徴とする
請求項２に記載のバッテリー電源制御装置。
【請求項４】前記第２の電圧検出回路により検出され
る検出電圧の切り換え手段は、バッテリーにより駆動さ
れる電子機器の操作切り替えスイッチにより制御される
機能を初期状態にするための停止スイッチ以外の複数の
スイッチを同時に押圧することにより切り換えることを
特徴とする請求項１に記載のバッテリー電源制御装置。
【請求項５】前記第２の電圧検出回路により検出され
る検出電圧の切り換え手段は、記録可能な電子機器の記
録時の動作中に初期状態にするための停止スイッチ以外
の操作スイッチを、所定の時間押圧することにより切り
換えられることを特徴とする請求項１に記載のバッテリ
ー電源制御装置。
【請求項６】電子機器を駆動するバッテリーと、前記
バッテリーの電力供給を制御する電源制御手段と、前記
バッテリーの出力電圧が第１の基準電圧まで低下したこ
とを検出する第１の電圧検出回路と、前記第１の電圧検
出回路の出力信号が供給されて前記バッテリーの出力電
圧が前記第１の基準電圧値まで低下したことを表示する
表示手段と、前記バッテリーの出力電圧が前記第１の基
準電圧より低い複数の第２の基準電圧まで低下したこと
を検出する第２の電圧検出回路と、前記第２の電圧検出
回路により検出される検出電圧値を選択切り替える切り
替え手段とを有し、電子機器の表示画面に前記第２の電
圧検出回路の少なくとも２つの第２の検出電圧値のいづ
れかの選択を促す選択表示を行い、前記第２の電圧検出
回路の出力に基づいて、前記バッテリー電源制御手段に
より電力供給を制御することを特徴とするバッテリー電
源制御装置。
【請求項７】前記第２の電圧検出回路は、その検出電
圧値が、前記バッテリーの定格電圧の７５％〜８０％で
あることを特徴とする請求項１から請求項６のいずれか
に記載のバッテリー電源制御装置。
【請求項８】電子機器を駆動するバッテリーと、前記
バッテリーの電力供給を制御する電源制御手段と、前記
バッテリーの出力電圧が第１の基準電圧まで低下したこ
とを検出する第１の電圧検出回路と、前記第１の電圧検
出回路の出力信号が供給されて前記バッテリーの出力電
圧が前記第１の基準電圧値まで低下したことを表示する
表示手段と、前記バッテリーの出力電圧が前記第１の基
準電圧より低い複数の第２の基準電圧まで低下したこと
を検出する第２の電圧検出回路と、前記第２の電圧検出
回路により検出される検出電圧値を選択切り替える切り
替え手段とを有し、電子機器の表示画面に前記第２の電
圧検出回路の検出すべき少なくとも２つの第２の電圧値
のいづれかの選択を促す選択表示を行い、前記第２の電
圧検出回路の出力に基づいて、前記電源制御手段により
電力供給を制御することを特徴とするバッテリー電源制
御方法。
【請求項９】前記第２の電圧検出回路により検出され
る検出電圧を選択切り替える手段は、電子機器の電源投
入時あるいは第１の電圧検出回路で検出される第１の電
圧値を検出後に、選択切り替えることを特徴とする請求
項８に記載のバッテリー電源制御方法。
【請求項１０】電子機器を駆動するバッテリーと、前
記バッテリーの電力供給を制御する電源制御手段と、前
記バッテリーの出力電圧が第１の基準電圧まで低下した
ことを検出する第１の電圧検出回路と、前記第１の電圧
検出回路の出力信号が供給されて前記バッテリーの出力
電圧が前記第１の基準電圧値まで低下したことを表示す
る表示手段と、前記バッテリーの出力電圧が前記第１の
基準電圧より低い複数の第２の基準電圧まで低下したこ
とを検出する第２の電圧検出回路と、前記第２の電圧検
出回路により検出される検出電圧値を選択切り替える切
り替え手段とを備え、前記検出電圧値を選択切り換える切り替え手段は、電子
機器の記録動作中かどうか判定するステップと、記録中
なら前記電子機器の操作スイッチ中の停止スイッチ以外
の操作スイッチが所定時間押圧されているかどうか判定
するスイッチ判定のステップと、前記停止スイッチ以外
のスイッチが所定の時間押圧されている場合に前記第２
の電圧検出回路により検出される検出電圧を低下さし、
その第２の電圧検出回路の検出出力に基づいて前記電源
制御手段により電力供給を制御するステップを有するこ
とを特徴とするバッテリー電源制御方法。
【請求項１１】電子機器を駆動するバッテリーと、前
記バッテリーの電力供給を制御する電源制御手段と、前
記バッテリーの出力電圧の第１の基準電圧まで低下した
ことを検出する第１の電圧検出回路と、前記第１の電圧
検出回路の出力信号が供給されて前記バッテリーの出力
電圧が前記第１の基準電圧値まで低下したことを表示す
る表示手段と、前記バッテリーの出力電圧が前記第１の
基準電圧より低い複数の第２の基準電圧まで低下したこ
とを検出する第２の電圧検出回路と、前記第２の電圧検
出回路により検出される検出電圧値を選択切り替える切
り替え手段とを有し、前記検出電圧値の切り換え手段は、前記停止スイッチ以
外のスイッチが押圧されているかどうか判定するスイッ
チ押圧判定ステップと、前記停止スイッチ以外の複数の
スイッチが押圧されている場合に前記第２の電圧検出回
路の前記第２の電圧検出より低い第３の検出電圧に切り
換える検出電圧切り換えステップと、切り換えられた前
記検出電圧が所定の電圧以下かどうか判定する検出電圧
判定ステップと、前記検出電圧判定ステップの結果に基
づいて前記電源制御手段により電力供給を制御させる制
御ステップのプログラムを有するバッテリー電源制御装
置の制御方法。
【請求項１２】請求項１から１１のいずれかのバッテ
リー電源制御装置及びその制御方法を使用した電子機
器。